JPH0774444B2 - スパツタ装置 - Google Patents

スパツタ装置

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JPH0774444B2
JPH0774444B2 JP61053022A JP5302286A JPH0774444B2 JP H0774444 B2 JPH0774444 B2 JP H0774444B2 JP 61053022 A JP61053022 A JP 61053022A JP 5302286 A JP5302286 A JP 5302286A JP H0774444 B2 JPH0774444 B2 JP H0774444B2
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discharge
sputtering apparatus
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emission intensity
target material
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JP61053022A
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豊 宮田
武 柄沢
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体分野や電子部品分野において頻繁に用
いられるスパッタリング法による薄膜形成装置(以下ス
パッタ装置と略称する)に関するものであり、特に発光
分光モニタとフィードバック系を具備してなるスパッタ
装置に関するものである。
従来の技術 スパッタ装置の膜厚制御あるいは反応性スパッタ装置の
膜厚および膜質制御において、従来より発光分光モニタ
とフィードバック系を用いる手法がとられている。特
に、生産ラインなどで用いられるインライン型スパッタ
装置の場合、バッチ式スパッタ装置とは異なり、水晶振
動子等を用いた膜厚モニタの使用は、無意味であるか
ら、上記のような発光分光によるフィードバック系はな
くてはならないものとなりつつある。
発光分光によるフィードバック系を具備したスパッタ装
置の代表的な例としては、透明電極であるSnO2やIn2O3
あるいはITO膜(Indium Tin Oxide)の形成に用いられ
るものである。反応性スパッタ法によりこれらの薄膜を
形成する場合、ターゲット表面の酸化の度合いによりス
パッタリング収率が異なるため、何らかのフィードバッ
クによる制御が不可欠である。例としてITO膜をとるな
らば、ターゲット材料は約10%のスズを含むインジウム
であり、放電気体は、アルゴンと酸素が用いられる。従
来、このような系において発光分光によるフィードバッ
クのための信号としては、インジウムの発光強度、アル
ゴンの発光強度および酸素の発光強度のうち、1種類あ
るいは2種類の値の比をとり、この値を一定とするよう
に酸素流量あるいは放電電力にフィードバックをかけて
いた。
発明が解決しようとする問題点 一般に、反応性スパッタ法においては、蒸着速度と放電
電力(電流)との関係は、第2図に示すようにヒステリ
シス特性を有する。すなわち前述の如く同一放電電力
(電流)下においてもターゲット表面状態の変化に伴な
って蒸着速度が大幅に異なるものとなり、通常金属等の
スパッタに用いられる放電電力または放電電流を一定に
する方法では、膜厚および膜質制御は不可能となる。し
かし発光分光モニタおよびフィードバック系を用いるな
ら、膜厚および膜質制御は大幅に改善される。ITO膜形
成の場合の一例を第3図に示す。この例はインジウムの
発光強度とアルゴンの発光強度の比をフィードバックの
ための信号とし、放電電流にフィードバックをかけたも
のである。第2図に比し、フィードバックをかけた効果
は明らかであるが、同一の蒸着バッチ内で得られた効果
であるにもかかわらず、再現性にやや乏しい。さらに、
バッチ間のばらつきを考慮すると、膜厚分布において±
15%、シート抵抗値において±100%程度が得られ、ま
だまだ再現性に問題があることが明らかでる。また、イ
ンライン型スパッタ装置において、薄膜をその上に形成
する基板を金属トレイ上に並べて蒸着する方式の場合に
おいて、特に、基板がガラス等の絶縁体である場合に
は、カソード上のターゲット上方にトレイの金属部分が
存在するときと基板の乗っている部分が存在するときと
では、同一の発光強度比でも放電状態が異なる。この結
果、トレイの進行方向の前後において膜厚の減少が生
じ、トレイ内膜厚分布特性が悪化する。このような膜厚
分布の悪い薄膜をフォトリソグラフィーによりパターニ
ングした場合、パターニング不良(除去すべき所の薄膜
が残ったりオーバーエッチによる寸法むら)を引き起こ
し、また膜質のむらは歩留りの低下を引き起こす。
本発明は上記問題を解決するもので、スパッタ装置、特
に従来再現性に乏しかった反応性スパッタ装置の膜厚お
よび膜質の再現性を向上させ、大巾な歩留り向上ができ
るスパッタ装置を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記従来技術の問題点を解決するために、放電
気体種の発光強度とターゲット材料の発光強度と放電電
流あるいは放電電力もしくは放電圧力をフィードバック
のパラメータとして用い、放電状態を変化せしめる因子
にフィートバックをかける手段を設けたものである。
作用 スパッタ装置の放電領域内において、放電電界をE、放
電気体種のイオン密度をN、電子密度をn、ターゲット
材料のスパッタリングイールドをYmとし、放電気体種の
発光強度をIgas、ターゲット材料の発光強度をImとする
と、次の近似がなり立つと考えられる。
蒸着速度がスパッタリングイールドYmに比例するとする
と、スパッタリングイールドYmを一定に保つようなパラ
メータを選べば良いから、 また、放電領域中の放電気体種のイオン化率は数パーセ
ント以下であるから、放電電流はほとんど電子電流とみ
なせる。従って放電電流をiとすると、 が成り立ち、フィードバックの信号としてはターゲット
材料の成分(化合物の場合は、その中の一成分)の発光
強度と放電気体種の発光強度との比を放電電流にて除算
した値を用いると良いことが明らかである。また、放電
電圧をあまり変化しない放電領域では放電電流のかわり
に放電電力を用いてもかまわない。
実施例 以下本発明の一実施例を図面を従って説明する。第1図
は本発明のスパッタ装置の模式図であり、インライン型
スパッタ装置を示したものである。1は真空槽であり、
その中に、カソード上のターゲット2とその上方に腹膜
を被着すべき基板3を乗せたトレイ4が設置されてい
る。第1図において、トレイ4は左方向に動くようにな
っている。駆動はローラあるいはギア(図示せず)にて
行なわれ、これらのローラあるいはギアにトレイ4接触
することによりトレイ4は電気的に接地される。5はDC
電源であり、カソードを通してターゲット2に負の電圧
を印加する。6は電流計あるいは電力計である。7は防
着板であり、その中に発光分光モニタのためのノズル8
が設置され、グラスファイバー9を通してモノクロメー
タ10に放電による発光を導入する。なお、グラスファバ
ーのかわりに鏡を使用しても差しつかえない。また、別
個の防着板7を通してマスフローメータ11から真空槽1
に放電気体種が導入される。12は発光強度と放電電流値
または放電電力値を演算し、初期設定値との差からフィ
ードバック量を決定する演算回路であり、切換えスイッ
チ13の選択により、DC電源5あるいはマスフローメータ
11あるいはその他放電状態を変化させるもの(例えば放
電圧力等)にフィードバックがかけられる。
上記のような装置を使用した一例として、液晶表示装置
や太陽電池および各種光センサにて透明電極として多用
されるITO膜の形成の例について述べる。ターゲット2
としては、10%のスズをインジウムを使用する。真空槽
1をフライオポンプ(図示せず)にて10-6torr以下に排
気後、マスフローメータ11からアルゴン200SCCMと酸素4
0SCCMを導入し、コンダクンスバルウ(図示せず)に
て、圧力を5mtorrとする。DC電源5がONすると、放電を
開始する。発光分光によるフィードバックのパラメータ
としては、インジウムの発光強度とアルゴンの発光強度
と電流値を使用し、放電電流にフィードバックをかけ
る。
このようにして得られた結果を第4図に示す。横軸が設
定したパラメータ値であり、縦軸は蒸着速度である。従
来例を示す第2図と比較すれば明らかなように、膜厚再
現性が飛躍的に良化し、バッチ間の膜圧のばらつきは±
5%以下となる。また従来技術では発生していたトレイ
進行方向の膜厚分布も良化する。また、透明電極の特性
の一つであるシート抵抗のバッチ間分布も70Ω/□±10
Ω/□と良好なものが得られる。
以上、実施例として、インライン型のDCスパッタ装置に
ついて示したが、バッチ式スパッタ装置でも同様な効果
が得られる。また、高周波スパッタ装置においても同様
に用いることができる。さらに、本発明は例に示した如
く、ITO膜等の透明導電膜(ATO:sb−doped Tin Oxide,F
TO:F−doped Tin Oxide,ZO:Zinc OxideおよびCTO:Cadmi
um Tin Oxide等)や金属珪化物などの反応性スパッタに
おいて特に有効であるが、通常の金属等のスパッタに用
いても膜厚再現性は良化する。
また、ターゲット材料としては、インジウム、スズ、ア
ンチモン、フッ素、亜鉛およびカドミウムのうち、少な
くとも1成分を含むものが使用される。
発明の効果 以上本発明によれば、スパッタ装置、特に従来再現性に
乏しかった反応性スパッタ装置の膜厚再現性および膜質
再現性が飛躍的に向上し、大巾な歩留り向上ができ、そ
の産業上の意義は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のスパッタ装置の概略図、第
2図は反応性スパッタ装置にて形成した膜のヒステリシ
ス現象を説明するための図、第3図は従来のフィードバ
ック方法にて形成した場合の再現性を示す図、第4図は
本発明を用いた場合の再現性を示す図である。 1……真空槽、2……ターゲット、3……基板、4……
トレイ、5……DC電源、6……電流計あるいは電力計、
10……モノクロメータ、11……マスフローメータ、12…
…演算回路、13……切換スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光分光モニタリングシステムとフィード
    バックシステムを有するスパッタ装置において、一種類
    以上の成分を有するターゲット材料のプラズマ放電中の
    プラズマ発光強度とプラズマ放電気体種のプラズマ発光
    強度とプラズマ放電の放電電流値あるいは放電電力値を
    組みあわせて演算して、スパッタ装置のプラズマのフィ
    ードバック制御のための信号を得るスパッタ装置。
  2. 【請求項2】フィードバックのための信号を得る演算
    は、ターゲット材料の1成分の発光強度と放電気体種の
    発光強度の比を放電電流値あるいは放電電力値にて除算
    する演算であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のスパッタ装置。
  3. 【請求項3】ターゲット材料はインジウム、スズ、アン
    チモン、フッ素、亜鉛およびカドミウムのうち少なくと
    も1成分を含み、放電気体としてアルゴンガスおよび酸
    素を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載のスパッタ装置。
  4. 【請求項4】ターゲット材料に少なくともインジウムを
    含み、上記ターゲット材料成分の発光強度としてインジ
    ウムを、放電気体種の発光強度としてアルゴンを用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のスパッタ
    装置。
  5. 【請求項5】フィードバックを放電気体種の流量にかけ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれかに記載のスパッタ装置。
  6. 【請求項6】フィードバックを放電電流あるいは放電電
    力にかけることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第4項のいずれかに記載のスパッタ装置。
  7. 【請求項7】フィードバックを放電圧力にかけることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
    に記載のスパッタ装置。
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