JPH077640Y2 - トーショナルダンパ - Google Patents
トーショナルダンパInfo
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- JPH077640Y2 JPH077640Y2 JP13116089U JP13116089U JPH077640Y2 JP H077640 Y2 JPH077640 Y2 JP H077640Y2 JP 13116089 U JP13116089 U JP 13116089U JP 13116089 U JP13116089 U JP 13116089U JP H077640 Y2 JPH077640 Y2 JP H077640Y2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 29
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はトーショナルダンパに関し、特に、低回転、
高回転のいずれの回転域においても発生する振動に対し
て優れた減衰性を発揮することのできるトーショナルダ
ンパに関するものである。
高回転のいずれの回転域においても発生する振動に対し
て優れた減衰性を発揮することのできるトーショナルダ
ンパに関するものである。
一般に、この種のトーショナルダンパは、第7図に示す
ように、エンジンのクランク軸に連結されるハブ21の外
側に、ゴム製弾性部材23を介して振動リング24が連結さ
れている。
ように、エンジンのクランク軸に連結されるハブ21の外
側に、ゴム製弾性部材23を介して振動リング24が連結さ
れている。
そして、エンジンの作動にともなってクランク軸が回転
すると、クランク軸とともに、ハブ21が一体に回転し、
このハブ21の回転がゴム製弾性部材23を介して振動リン
グ24に伝わり、このとき振動リング24がゴム製弾性部材
23を介してハブ21の捩じり振動の慣性質量として作用す
るため、このトーショナルダンパはクランク軸の捩じり
振動を吸収するようになっている。
すると、クランク軸とともに、ハブ21が一体に回転し、
このハブ21の回転がゴム製弾性部材23を介して振動リン
グ24に伝わり、このとき振動リング24がゴム製弾性部材
23を介してハブ21の捩じり振動の慣性質量として作用す
るため、このトーショナルダンパはクランク軸の捩じり
振動を吸収するようになっている。
しかしながら、このような従来のものにあっては、第8
図に示すように、エンジンの回転数が低回転域にある場
合には、クランク軸の捩じれ角が小さいために発生する
捩じり振動を十分に減衰することができるが、エンジン
の回転数が高回転域にある場合には、振動リング24がク
ランク軸の回転2次成分として作用してしまうために、
クランク軸の捩じれ角が大きくなってしまい、それによ
って、クランク軸に発生する捩じり振動が大きくなって
しまって発生する捩じり振動を吸収しきれずに振動が伝
達してしまうという問題点を有していた。
図に示すように、エンジンの回転数が低回転域にある場
合には、クランク軸の捩じれ角が小さいために発生する
捩じり振動を十分に減衰することができるが、エンジン
の回転数が高回転域にある場合には、振動リング24がク
ランク軸の回転2次成分として作用してしまうために、
クランク軸の捩じれ角が大きくなってしまい、それによ
って、クランク軸に発生する捩じり振動が大きくなって
しまって発生する捩じり振動を吸収しきれずに振動が伝
達してしまうという問題点を有していた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、エンジンの低回転、高回転いずれの
回転域においても発生する振動に対して優れた減衰性を
発揮することのできるトーショナルダンパを提供するこ
とを目的とするものである。
したものであって、エンジンの低回転、高回転いずれの
回転域においても発生する振動に対して優れた減衰性を
発揮することのできるトーショナルダンパを提供するこ
とを目的とするものである。
この考案は上記の問題点を解決するために、 環状をなすハブの外周面に、一側面が開口する断面コ字
状の環状のケースを嵌合するとともに、このケース内の
内側面に、環状の内側スリーブの外周面にゴム製弾性部
材を介して環状の外側スリーブを連結したブッシュ部を
嵌合し、さらに、このブッシュ部の外周面に、少なくと
も二つの円弧状の振動リングをゴム製弾性部材によって
一体に連結した環状のウエイトリング部を嵌合し、前記
ハブが回転して所定の遠心力が前記ウエイトリング部に
作用した際、ウエイトリング部が拡径して前記ブッシュ
部との嵌合が解除される手段を採用したものであり、さ
らに、環状をなすハブの外周面に、一側面が開口する断
面コ字状の環状のケースを嵌合するとともに、このケー
ス内の内側面に、環状の内側スリーブの外周面にゴム製
弾性部材を介して環状の外側スリーブを連結したブッシ
ュ部を嵌合し、さらに、このブッシュ部の外周面に、少
なくとも二つの円弧状の振動リングを環状のばねによっ
て一体に保持した環状のウエイトリング部を嵌合し、前
記ハブが回転して所定の遠心力が前記ウエイトリング部
に作用した際、ウエイトリング部が拡径して前記ブッシ
ュ部との嵌合が解除される手段を採用したものであり、
また、前記ケースの開口部には、前記ウエイトリング部
が軸方向へ移動するのを制限する係止部が設けられてい
る手段を採用したものであり、そして、前記ケース内の
底面、外側面および係止部の内周面にはそれぞれ樹脂プ
レートが設けられ、この樹脂プレートに前記ウエイトリ
ング部が接触可能となり、前記振動リングの外周面には
前記ばねを収納する凹溝が設けられている手段を採用し
たものである。
状の環状のケースを嵌合するとともに、このケース内の
内側面に、環状の内側スリーブの外周面にゴム製弾性部
材を介して環状の外側スリーブを連結したブッシュ部を
嵌合し、さらに、このブッシュ部の外周面に、少なくと
も二つの円弧状の振動リングをゴム製弾性部材によって
一体に連結した環状のウエイトリング部を嵌合し、前記
ハブが回転して所定の遠心力が前記ウエイトリング部に
作用した際、ウエイトリング部が拡径して前記ブッシュ
部との嵌合が解除される手段を採用したものであり、さ
らに、環状をなすハブの外周面に、一側面が開口する断
面コ字状の環状のケースを嵌合するとともに、このケー
ス内の内側面に、環状の内側スリーブの外周面にゴム製
弾性部材を介して環状の外側スリーブを連結したブッシ
ュ部を嵌合し、さらに、このブッシュ部の外周面に、少
なくとも二つの円弧状の振動リングを環状のばねによっ
て一体に保持した環状のウエイトリング部を嵌合し、前
記ハブが回転して所定の遠心力が前記ウエイトリング部
に作用した際、ウエイトリング部が拡径して前記ブッシ
ュ部との嵌合が解除される手段を採用したものであり、
また、前記ケースの開口部には、前記ウエイトリング部
が軸方向へ移動するのを制限する係止部が設けられてい
る手段を採用したものであり、そして、前記ケース内の
底面、外側面および係止部の内周面にはそれぞれ樹脂プ
レートが設けられ、この樹脂プレートに前記ウエイトリ
ング部が接触可能となり、前記振動リングの外周面には
前記ばねを収納する凹溝が設けられている手段を採用し
たものである。
この考案は前記の手段を採用したことにより、エンジン
の回転数が低回転域にある場合には、ウエイトリング部
がブッシュ部に嵌合した状態でハブと一体に回転するこ
ととなり、したがってウエイトリング部がブッシュ部の
ゴム製弾性部材を介してクランク軸に発生する捩じり振
動の慣性質量として作用して発生する捩じり振動を吸収
できることとなり、また、エンジンの回転数が高回転域
にある場合には、遠心力によって拡径することによりウ
エイトリング部のブッシュ部への嵌合状態が解除される
ことになり、したがって、ウエイトリング部がクランク
軸の回転2次成分として作用することがなくなり、クラ
ンク軸の捩じれ角の増加を阻止することができて発生す
る捩じり振動を確実に吸収できることとなる。
の回転数が低回転域にある場合には、ウエイトリング部
がブッシュ部に嵌合した状態でハブと一体に回転するこ
ととなり、したがってウエイトリング部がブッシュ部の
ゴム製弾性部材を介してクランク軸に発生する捩じり振
動の慣性質量として作用して発生する捩じり振動を吸収
できることとなり、また、エンジンの回転数が高回転域
にある場合には、遠心力によって拡径することによりウ
エイトリング部のブッシュ部への嵌合状態が解除される
ことになり、したがって、ウエイトリング部がクランク
軸の回転2次成分として作用することがなくなり、クラ
ンク軸の捩じれ角の増加を阻止することができて発生す
る捩じり振動を確実に吸収できることとなる。
以下、図面に示すこの考案の一実施例について説明す
る。
る。
第1図、第2図および第3図にはこの考案によるトーシ
ョナルダンパが示されており、第1図は全体を示す平面
図、第2図は第1図に示すものの拡大断面図、第3図は
ウエイトリング部を示す平面図である。
ョナルダンパが示されており、第1図は全体を示す平面
図、第2図は第1図に示すものの拡大断面図、第3図は
ウエイトリング部を示す平面図である。
すなわち、このトーショナルダンパは、断面が略L字形
状で環状をなすハブ1の外周面に、一側面が開口する断
面コ字状の環状のケース2の内周面側を嵌合するととも
に、このケース2内の内側面2aに、環状の内側スリーブ
5の外周面にゴム製弾性部材6を介して環状の外側スリ
ーブ7を連結したブッシュ部4を嵌合し、さらに、この
ブッシュ部4の外周面に、二つの円弧状の振動リング
9、9をゴム製弾性部材10、10によって一体にした環状
のウエイトリング部8を嵌合することによって構成され
ている。
状で環状をなすハブ1の外周面に、一側面が開口する断
面コ字状の環状のケース2の内周面側を嵌合するととも
に、このケース2内の内側面2aに、環状の内側スリーブ
5の外周面にゴム製弾性部材6を介して環状の外側スリ
ーブ7を連結したブッシュ部4を嵌合し、さらに、この
ブッシュ部4の外周面に、二つの円弧状の振動リング
9、9をゴム製弾性部材10、10によって一体にした環状
のウエイトリング部8を嵌合することによって構成され
ている。
前記ケース2の開口部の外周縁部には径方向内側に環状
に屈曲する係止部3が設けられており、この係止部3に
よって前記ウエイトリング部8の軸方向への移動が制限
されるようになっている。
に屈曲する係止部3が設けられており、この係止部3に
よって前記ウエイトリング部8の軸方向への移動が制限
されるようになっている。
また、前記ケース2内の底面2c、外側面2bおよび前記係
止部3の内周面3aにはそれぞれ環状の樹脂プレート11、
12、13が設けられており、これらの樹脂プレート11、1
2、13に接触することによって前記ウエイトリング部8
は前記ケース2内を滑らかに回動できるようになってい
る。
止部3の内周面3aにはそれぞれ環状の樹脂プレート11、
12、13が設けられており、これらの樹脂プレート11、1
2、13に接触することによって前記ウエイトリング部8
は前記ケース2内を滑らかに回動できるようになってい
る。
なお、前記ハブ1の中央部には図示しないクランク軸に
連結する際の孔1aが設けられている。
連結する際の孔1aが設けられている。
次に、前記のものの作用について説明する。
上記のように構成されるトーショナルダンパを図示しな
いクランク軸に連結し、エンジンの作動にともなってク
ランク軸が回転すると、クランク軸と一体にハブ1が回
転する。
いクランク軸に連結し、エンジンの作動にともなってク
ランク軸が回転すると、クランク軸と一体にハブ1が回
転する。
そして、エンジンの回転数が低回転域にある場合、すな
わちクランク軸の回転が低回転域にある場合には、ウエ
イトリング部8は、その振動リング9と振動リング9と
を連結しているゴム製弾性部材10、10の弾性による緊縛
力によって、ブッシュ部4の外周面に嵌合した状態とな
っており、これによって、ウエイトリング部8はハブ1
と一体に回転してハブ1に発生する捩じり振動の慣性質
量として作用することになる。
わちクランク軸の回転が低回転域にある場合には、ウエ
イトリング部8は、その振動リング9と振動リング9と
を連結しているゴム製弾性部材10、10の弾性による緊縛
力によって、ブッシュ部4の外周面に嵌合した状態とな
っており、これによって、ウエイトリング部8はハブ1
と一体に回転してハブ1に発生する捩じり振動の慣性質
量として作用することになる。
したがって、エンジンの低回転域においてクランク軸に
発生する捩じり振動を確実に減衰することができること
となる。
発生する捩じり振動を確実に減衰することができること
となる。
そして、エンジンの回転数が上昇し始めると、エンジン
の回転数の上昇にともなってウエイトリング部8に遠心
力が作用し始め、この遠心力によってウエイトリング部
8の振動リング9と振動リング9とを連結しているゴム
製弾性部材10、10が徐々に引き伸ばされていき、ウエイ
トリング部8のブッシュ部4の外周面に対する緊縛力が
徐々に低下してウエイトリング部8はブッシュ部4の外
周面上を滑り始める。
の回転数の上昇にともなってウエイトリング部8に遠心
力が作用し始め、この遠心力によってウエイトリング部
8の振動リング9と振動リング9とを連結しているゴム
製弾性部材10、10が徐々に引き伸ばされていき、ウエイ
トリング部8のブッシュ部4の外周面に対する緊縛力が
徐々に低下してウエイトリング部8はブッシュ部4の外
周面上を滑り始める。
このウエイトリング部8の滑りによって、ウエイトリン
グ部8によるダンパ機能が徐々に低下し始めることにな
る。
グ部8によるダンパ機能が徐々に低下し始めることにな
る。
そして、エンジンの回転数がさらに上昇して高回転域の
ある回転数N1に達した際には、ウエイトリング部8は、
その振動リング9と振動リング9とを連結しているゴム
製弾性部材10、10が遠心力によってさらに引き伸ばされ
ることにより、ブッシュ部4の外周面から完全に離れ嵌
合状態が解除されることになり、それによって今度はケ
ース2内の外側面2bに外周面側を接触させてケース2内
の外側面2b上を滑り始めることになる。
ある回転数N1に達した際には、ウエイトリング部8は、
その振動リング9と振動リング9とを連結しているゴム
製弾性部材10、10が遠心力によってさらに引き伸ばされ
ることにより、ブッシュ部4の外周面から完全に離れ嵌
合状態が解除されることになり、それによって今度はケ
ース2内の外側面2bに外周面側を接触させてケース2内
の外側面2b上を滑り始めることになる。
これによって、ウエイトリング部8によるダンパ機能は
完全に消滅し、ウエイトリング部8による回転2次成分
がハブ1に作用することがなくなることになる。
完全に消滅し、ウエイトリング部8による回転2次成分
がハブ1に作用することがなくなることになる。
したがって、高回転域にある回転数N1においてクランク
軸の捩じれ角の増加を阻止することができることとな
り、高回転域においても発生する捩じり振動を確実に減
衰できることとなる。
軸の捩じれ角の増加を阻止することができることとな
り、高回転域においても発生する捩じり振動を確実に減
衰できることとなる。
なお、このときのエンジンの回転数Nとクランク軸の捩
じれ角ψとの関係が第6図に示してある。
じれ角ψとの関係が第6図に示してある。
第4図および第5図にはこの考案によるトーショナルダ
ンパの他の実施例が示されており、この実施例に示すト
ーショナルダンパは、ウエイトリング部14を構成してい
る各振動リング15、15の外周面にそれそれ凹溝15a、15a
を設けるとともに、その凹溝15a、15a内に環状のばね16
を設け、それによって各振動リング15、15を一体に保持
して環状をなすように構成したものであって、その他の
構成は前記実施例と同様の構成を有しているので、前記
実施例と同一の部分には同一の番号を付してその構成の
詳細な説明は省略するものとする。
ンパの他の実施例が示されており、この実施例に示すト
ーショナルダンパは、ウエイトリング部14を構成してい
る各振動リング15、15の外周面にそれそれ凹溝15a、15a
を設けるとともに、その凹溝15a、15a内に環状のばね16
を設け、それによって各振動リング15、15を一体に保持
して環状をなすように構成したものであって、その他の
構成は前記実施例と同様の構成を有しているので、前記
実施例と同一の部分には同一の番号を付してその構成の
詳細な説明は省略するものとする。
そして、この実施例においても、前記実施例と同様に、
エンジンの回転数が低回転域にある場合には、ウエイト
リング部14は、その振動リング15と振動リング15とを一
体に保持しているばね16の付勢力による緊縛力によって
ブッシュ部4の外周面に嵌合した状態となっており、こ
れによってウエイトリング部14はハブ1と一体に回転
し、ハブ1に発生する捩じり振動の慣性質量として作用
することになる。
エンジンの回転数が低回転域にある場合には、ウエイト
リング部14は、その振動リング15と振動リング15とを一
体に保持しているばね16の付勢力による緊縛力によって
ブッシュ部4の外周面に嵌合した状態となっており、こ
れによってウエイトリング部14はハブ1と一体に回転
し、ハブ1に発生する捩じり振動の慣性質量として作用
することになる。
したがって、エンジンの低回転域においてクランク軸に
発生する捩じり振動を確実に減衰できることとなる。
発生する捩じり振動を確実に減衰できることとなる。
そして、エンジンの回転数が上昇し始めると、エンジン
の回転数の上昇にともなってウエイトリング部14に遠心
力が作用し始め、この遠心力によってウエイトリング部
14の振動リング15と振動リング15とを一体に保持してい
るばね16が徐々に引き伸ばされていき、ブッシュ部4の
外周面に対するウエイトリング部14の緊縛力が徐々に低
下し、ウエイトリング部14はブッシュ部4の外周面上を
滑り始める。
の回転数の上昇にともなってウエイトリング部14に遠心
力が作用し始め、この遠心力によってウエイトリング部
14の振動リング15と振動リング15とを一体に保持してい
るばね16が徐々に引き伸ばされていき、ブッシュ部4の
外周面に対するウエイトリング部14の緊縛力が徐々に低
下し、ウエイトリング部14はブッシュ部4の外周面上を
滑り始める。
このウエイトリング部14の滑りによって、ウエイトリン
グ部14によるダンパ機能が徐々に低下し始める。
グ部14によるダンパ機能が徐々に低下し始める。
そして、エンジンの回転数がさらに上昇して高回転域の
ある回転数N1に達した際には、ウエイトリング部14は、
その振動リング15と振動リング15とを保持しているばね
16が遠心力によってさらに引き伸ばされることにより、
ブッシュ部4の外周面から完全に離れて嵌合状態が解除
されることになり、それによって今度は外周面側をケー
ス2内の外側面2bに接触させてその上を滑り始める。
ある回転数N1に達した際には、ウエイトリング部14は、
その振動リング15と振動リング15とを保持しているばね
16が遠心力によってさらに引き伸ばされることにより、
ブッシュ部4の外周面から完全に離れて嵌合状態が解除
されることになり、それによって今度は外周面側をケー
ス2内の外側面2bに接触させてその上を滑り始める。
これによってウエイトリング部14によるダンパ機能が完
全に消滅し、ウエイトリング部14による回転2次成分が
ハブ1に作用することがなくなることになる。
全に消滅し、ウエイトリング部14による回転2次成分が
ハブ1に作用することがなくなることになる。
したがって、高回転域のある回転数N1においてクランク
軸の捩じれ角の増加を阻止することができることとな
り、高回転域においても発生する捩じり振動を確実に減
衰できることとなる。
軸の捩じれ角の増加を阻止することができることとな
り、高回転域においても発生する捩じり振動を確実に減
衰できることとなる。
なお、前記の場合、ウエイトリング部14の振動リング1
5、15を保持する環状のばね16は金属製であっても良い
ものであり、ゴム製であってもよいものである。
5、15を保持する環状のばね16は金属製であっても良い
ものであり、ゴム製であってもよいものである。
また、前記各実施例においては、二つの円弧状の振動リ
ングを一体に連結して環状をなすようにしたが、これに
限定することなく、二つ以上の振動リングを用いて環状
をなすようにしてもよいものである。
ングを一体に連結して環状をなすようにしたが、これに
限定することなく、二つ以上の振動リングを用いて環状
をなすようにしてもよいものである。
上記のようにこの考案によるトーショナルダンパを用い
れば、エンジンの低回転、高回転いずれの回転域におい
てもクランク軸に発生する捩じり振動を確実に吸収でき
ることとなり、したがって、いずれの回転域においても
発生する振動に対して優れた減衰性を発揮できることと
なる。
れば、エンジンの低回転、高回転いずれの回転域におい
てもクランク軸に発生する捩じり振動を確実に吸収でき
ることとなり、したがって、いずれの回転域においても
発生する振動に対して優れた減衰性を発揮できることと
なる。
この考案は前記のように構成したことにより、低回転域
においてはウエイトリング部がハブに発生する捩じり振
動の慣性質量として作用することにより、低回転域にお
ける捩じり振動を吸収できることとなり、また、高回転
域においては、ウエイトリング部がブッシュ部から分離
することにより、高回転域における捩じり振動を確実に
吸収できることとなり、低回転、高回転いずれの回転域
においても発生する振動に対して優れた減衰性を発揮で
きることになるなどの優れた効果を発揮できることとな
る。
においてはウエイトリング部がハブに発生する捩じり振
動の慣性質量として作用することにより、低回転域にお
ける捩じり振動を吸収できることとなり、また、高回転
域においては、ウエイトリング部がブッシュ部から分離
することにより、高回転域における捩じり振動を確実に
吸収できることとなり、低回転、高回転いずれの回転域
においても発生する振動に対して優れた減衰性を発揮で
きることになるなどの優れた効果を発揮できることとな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図および第3図はこの考案によるトーショ
ナルダンパの一実施例を示し、第1図は全体を示す平面
図、第2図は第1図に示すものの拡大断面図、第3図は
ウエイトリング部を示す平面図、第4図および第5図は
この考案によるトーショナルダンパの他の実施例を示
し、第4図は振動リングを示す斜視図、第5図はウエイ
トリング部を示す斜視図、第6図はこの考案によるトー
ショナルダンパを用いた場合のエンジンの回転数とクラ
ンク軸の捩じれ角との関係を示す図、第7図は従来のト
ーショナルダンパを示す断面図、第8図は従来のトーシ
ョナルダンパを用いた場合のエンジンの回転数とクラン
ク軸の捩じれ角との関係を示す図である。 1、21……ハブ 1a……孔 2……ケース 2a……内側面 2b……外側面 2c……底面 3……係止部 3a……内周面 4……ブッシュ部 5……内側スリーブ 6、10、23……ゴム製弾性部材 7……外側スリーブ 8、14……ウエイトリング部 9、15、24……摺動リング 11、12、13……樹脂プレート 15a……凹溝 16……ばね
ナルダンパの一実施例を示し、第1図は全体を示す平面
図、第2図は第1図に示すものの拡大断面図、第3図は
ウエイトリング部を示す平面図、第4図および第5図は
この考案によるトーショナルダンパの他の実施例を示
し、第4図は振動リングを示す斜視図、第5図はウエイ
トリング部を示す斜視図、第6図はこの考案によるトー
ショナルダンパを用いた場合のエンジンの回転数とクラ
ンク軸の捩じれ角との関係を示す図、第7図は従来のト
ーショナルダンパを示す断面図、第8図は従来のトーシ
ョナルダンパを用いた場合のエンジンの回転数とクラン
ク軸の捩じれ角との関係を示す図である。 1、21……ハブ 1a……孔 2……ケース 2a……内側面 2b……外側面 2c……底面 3……係止部 3a……内周面 4……ブッシュ部 5……内側スリーブ 6、10、23……ゴム製弾性部材 7……外側スリーブ 8、14……ウエイトリング部 9、15、24……摺動リング 11、12、13……樹脂プレート 15a……凹溝 16……ばね
Claims (5)
- 【請求項1】環状をなすハブ(1)の外周面に、一側面
が開口する断面コ字状の環状のケース(2)を嵌合する
とともに、該ケース(2)内の内側面(2a)に、環状の
内側スリーブ(5)の外周面にゴム製弾性部材(6)を
介して環状の外側スリーブ(7)を連結したブッシュ部
(4)を嵌合し、さらに、該ブッシュ部(4)の外周面
に、少なくとも二つの円弧状の振動リング(9)(9)
をゴム製弾性部材(10)(10)によって一体に連結した
環状のウエイトリング部(8)を嵌合し、前記ハブ
(1)が回転して所定の遠心力が前記ウエイトリング部
(8)に作用した際、ウエイトリング部(8)が拡径し
て前記ブッシュ部(4)との嵌合が解除されることを特
徴とするトーショナルダンパ。 - 【請求項2】環状をなすハブ(1)の外周面に、一側面
が開口する断面コ字状の環状のケース(2)を嵌合する
とともに、該ケース(2)内の内側面(2a)に、環状の
内側スリーブ(5)の外周面にゴム製弾性部材(6)を
介して環状の外側スリーブ(7)を連結したブッシュ部
(4)を嵌合し、さらに、該ブッシュ部(4)の外周面
に、少なくとも二つの円弧状の振動リング(15)(15)
を環状のばね(16)によって一体に保持した環状のウエ
イトリング部(14)を嵌合し、前記ハブ(1)が回転し
て所定の遠心力が前記ウエイトリング部(14)に作用し
た際、ウエイトリング部(14)が拡径して前記ブッシュ
部(4)との嵌合が解除されることを特徴とするトーシ
ョナルダンパ。 - 【請求項3】前記ケース(2)の開口部には、前記ウエ
イトリング部(8)、(14)が軸方向へ移動するのを制
限する係止部(3)が設けられている請求項1および2
記載のトーショナルダンパ。 - 【請求項4】前記ケース(2)内の底面(2c)、外側面
(2b)および係止部(3)の内周面(3a)にはそれぞれ
樹脂プレート(11)、(12)、(13)が設けられ、この
樹脂プレート(11)、(12)、(13)に前記ウエイトリ
ング部(8)、(14)が接触可能となっている請求項1
および2記載のトーショナルダンパ。 - 【請求項5】前記振動リング(15)(15)の外周面には
前記ばね(16)を収納する凹溝(15a)(15a)が設けら
れている請求項2記載のトーショナルダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13116089U JPH077640Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | トーショナルダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13116089U JPH077640Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | トーショナルダンパ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0368654U JPH0368654U (ja) | 1991-07-05 |
| JPH077640Y2 true JPH077640Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31678683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13116089U Expired - Lifetime JPH077640Y2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | トーショナルダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077640Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002294988A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Shuji Muku | 組立型デッキ |
| JP7370914B2 (ja) * | 2020-03-25 | 2023-10-30 | Nok株式会社 | トーショナルダンパー |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP13116089U patent/JPH077640Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0368654U (ja) | 1991-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |