JPH077656Y2 - オイルシール - Google Patents
オイルシールInfo
- Publication number
- JPH077656Y2 JPH077656Y2 JP1986201839U JP20183986U JPH077656Y2 JP H077656 Y2 JPH077656 Y2 JP H077656Y2 JP 1986201839 U JP1986201839 U JP 1986201839U JP 20183986 U JP20183986 U JP 20183986U JP H077656 Y2 JPH077656 Y2 JP H077656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil seal
- shaft
- groove
- circumferential groove
- lip portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 14
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リップ部の内周面を往復動を行う軸に嵌合さ
せるようにして軸上に装着されるオイルシールに関する
ものである。
せるようにして軸上に装着されるオイルシールに関する
ものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕 上記オイルシールは往復動を行う軸上に装着されるもの
であるが、従来のオイルシールには、軸が往復動を行っ
たときにオイルシールのリッブ部と軸との間の摩擦振動
(スティックスリップ)が発生し、発音現象が生じるこ
とがあるという問題点がある。
であるが、従来のオイルシールには、軸が往復動を行っ
たときにオイルシールのリッブ部と軸との間の摩擦振動
(スティックスリップ)が発生し、発音現象が生じるこ
とがあるという問題点がある。
上記の発音現象は機械、装置の運転者等に不快感を与え
るものであり、また耐圧オイルシールを加圧下で使用し
た場合には、リップ部と軸との接触面積が広くなるため
に、特に大きな音が発生する。
るものであり、また耐圧オイルシールを加圧下で使用し
た場合には、リップ部と軸との接触面積が広くなるため
に、特に大きな音が発生する。
本考案は上記従来技術の問題点を解決するオイルシール
を提供することを目的とするものである。
を提供することを目的とするものである。
本考案は、上記オイルシールにおいて、リップ部の内周
面の軸に接触する部分に発音防止用の周溝を設け、その
周溝を、オイルシールの軸線方向へ小さなピッチで並設
され、深さが30μmから100μmの範囲にあり、かつそ
れぞれがオイルシールの軸線に対してほぼ直角の面内に
設けられている多数の円形溝から構成することによっ
て、上記問題点を解決する。
面の軸に接触する部分に発音防止用の周溝を設け、その
周溝を、オイルシールの軸線方向へ小さなピッチで並設
され、深さが30μmから100μmの範囲にあり、かつそ
れぞれがオイルシールの軸線に対してほぼ直角の面内に
設けられている多数の円形溝から構成することによっ
て、上記問題点を解決する。
本考案においては、上記周溝がリップ部と軸との接触面
積を減じる機能とその周溝内に油膜を保持する機能とを
有し、それにより、軸が往復運動を行ったときの発生現
象を防止するという効果をもたらす。また、周溝を設け
ることによってリップ部の内周面が凹凸形状のものにな
り、その内周面の凸部が軸部と大きな面圧で接触するよ
うになるために、オイルシールによるオイル密封機能を
高めるという効果をもたらす。なお、オイルシールの軸
線方向へ並設され、それぞれがオイルシールの軸線に対
してほぼ直角の面内に設けられている上記円形溝は、螺
旋溝等に比較して、密封機能の面から好ましいものであ
り、この点については後に詳記する。
積を減じる機能とその周溝内に油膜を保持する機能とを
有し、それにより、軸が往復運動を行ったときの発生現
象を防止するという効果をもたらす。また、周溝を設け
ることによってリップ部の内周面が凹凸形状のものにな
り、その内周面の凸部が軸部と大きな面圧で接触するよ
うになるために、オイルシールによるオイル密封機能を
高めるという効果をもたらす。なお、オイルシールの軸
線方向へ並設され、それぞれがオイルシールの軸線に対
してほぼ直角の面内に設けられている上記円形溝は、螺
旋溝等に比較して、密封機能の面から好ましいものであ
り、この点については後に詳記する。
以下本考案を図示実施例によって説明する。
第1図に示したように、この実施例のオイルシールは、
ゴム材料より形成されたリップ部1を有するシール本体
2を備え、リップ部1の内周面を図示しない軸に嵌合さ
せるようにして軸上に装着される型式のものになってい
る。リップ部1の内周面の軸に接触する部分には、小さ
なピッチで深さ(d)(第2図)が30μmから100μm
の範囲にある発音防止用の周溝3が設けられている。な
お、図中4は、リップ部1を軸の周囲へ向けて押圧する
保持ばねである。
ゴム材料より形成されたリップ部1を有するシール本体
2を備え、リップ部1の内周面を図示しない軸に嵌合さ
せるようにして軸上に装着される型式のものになってい
る。リップ部1の内周面の軸に接触する部分には、小さ
なピッチで深さ(d)(第2図)が30μmから100μm
の範囲にある発音防止用の周溝3が設けられている。な
お、図中4は、リップ部1を軸の周囲へ向けて押圧する
保持ばねである。
上記周溝は、旋削により形成された旋削溝であるのが好
ましい。また、周溝としては、螺旋状のものと、円形溝
をオイルシールの軸線方向へ多数個並設したものとが考
えられるが、往復動する軸に装着されたオイルシールの
密封性の点で、円形溝をオイルシールの軸線方向へ多数
個並設したものが好ましい。即ち、周溝は、その旋削加
工を容易にするためには、螺旋状のものにするのが好ま
しいと言える。しかしながら、螺旋状の周溝の場合は、
例えば、第1図において周溝が設けられているリップ部
1の領域(A)の左端部(a)の位置から右端部(b)
の位置まで螺旋状に連続する1本の溝から構成すること
になり、この場合、軸が往復動する間にその左端部
(a)から周溝に入ったオイルが右端部(b)を通して
外部へ漏洩してしまう恐れがあるため、密封性の点では
好ましくない。
ましい。また、周溝としては、螺旋状のものと、円形溝
をオイルシールの軸線方向へ多数個並設したものとが考
えられるが、往復動する軸に装着されたオイルシールの
密封性の点で、円形溝をオイルシールの軸線方向へ多数
個並設したものが好ましい。即ち、周溝は、その旋削加
工を容易にするためには、螺旋状のものにするのが好ま
しいと言える。しかしながら、螺旋状の周溝の場合は、
例えば、第1図において周溝が設けられているリップ部
1の領域(A)の左端部(a)の位置から右端部(b)
の位置まで螺旋状に連続する1本の溝から構成すること
になり、この場合、軸が往復動する間にその左端部
(a)から周溝に入ったオイルが右端部(b)を通して
外部へ漏洩してしまう恐れがあるため、密封性の点では
好ましくない。
そこで、本考案では、そのような欠点のない円形溝の構
成を採用している。
成を採用している。
また、第1図において各円形溝がオイルシールの軸線方
向へ延びる中心線に対してほぼ直角に延びていることか
ら分かるように、各円形溝は、オイルシールの軸線に対
してほぼ直角の面内に設けられている。従って、所定の
領域(A)(第1図)内に多数の円形溝を形成すること
が可能になっている。即ち、周溝がオイルシールの軸線
に対してかなりの角度で傾斜しているような場合には、
領域(A)の左端部(a)或いは右端部(b)の位置を
通らない円形の周溝を領域(A)内に適当数形成するの
が困難になる。何故なら、左端部(a)或いは右端部
(b)の位置に達するように傾斜するような溝は、円形
に連続した溝にはならず、左端部(a)或いは右端部
(b)の位置で切断されたものになるからである。その
ような溝、特に傾斜して右端部(b)の位置に達し、そ
こで終わっているような溝は、溝内に入ったオイルが右
端部(b)を通って外部へ漏れる恐れがあるため、密封
性の点で好ましくないことは明らかである。
向へ延びる中心線に対してほぼ直角に延びていることか
ら分かるように、各円形溝は、オイルシールの軸線に対
してほぼ直角の面内に設けられている。従って、所定の
領域(A)(第1図)内に多数の円形溝を形成すること
が可能になっている。即ち、周溝がオイルシールの軸線
に対してかなりの角度で傾斜しているような場合には、
領域(A)の左端部(a)或いは右端部(b)の位置を
通らない円形の周溝を領域(A)内に適当数形成するの
が困難になる。何故なら、左端部(a)或いは右端部
(b)の位置に達するように傾斜するような溝は、円形
に連続した溝にはならず、左端部(a)或いは右端部
(b)の位置で切断されたものになるからである。その
ような溝、特に傾斜して右端部(b)の位置に達し、そ
こで終わっているような溝は、溝内に入ったオイルが右
端部(b)を通って外部へ漏れる恐れがあるため、密封
性の点で好ましくないことは明らかである。
なお、オイルシールを実際に軸に装着したときには、領
域(A)の全体が軸に接触するとは限らず、例えば、オ
イル圧が高いときには領域(A)のほぼ全体が軸に接触
し、高いオイル圧が作用しないような状況下で使用する
場合には狭い領域(第1図の(B)参照)のみが軸に接
触するようになるのは当然である。上記したような傾斜
した周溝は、リップ部の狭い領域のみが軸に接触するよ
うな場合に、特に好ましくないことは、上記した説明よ
り明らかである。
域(A)の全体が軸に接触するとは限らず、例えば、オ
イル圧が高いときには領域(A)のほぼ全体が軸に接触
し、高いオイル圧が作用しないような状況下で使用する
場合には狭い領域(第1図の(B)参照)のみが軸に接
触するようになるのは当然である。上記したような傾斜
した周溝は、リップ部の狭い領域のみが軸に接触するよ
うな場合に、特に好ましくないことは、上記した説明よ
り明らかである。
上記周溝の断面形状は第2図に示したように概ね鋸歯状
のものになるが、その鋸歯を構成する各歯の形状は、第
2図の実施例の如き三角形に限らず、正方形、長方形
等、種々のものであってよい。
のものになるが、その鋸歯を構成する各歯の形状は、第
2図の実施例の如き三角形に限らず、正方形、長方形
等、種々のものであってよい。
下記の表は、本考案者等が行った実験結果を示してい
る。
る。
この実験において採用した周溝3は螺旋状の旋削溝であ
り、その断面形状は第2図の如く各歯が三角形の鋸歯状
である。そしてこの実験は、試料1から5として用意し
た各オイルシールを軸上に装着し、空間A(第1図)の
位置に0から120kg f/cm2の範囲の油圧を作用させた状
態で、±75mmのストローク、及び0から100mm/秒の範囲
の摺動速度で軸を往復摺動させ、異音の発生の有無をサ
ウンドスコープで確認することにより行った。なお、上
記の表中で「溝なし」は、周溝が設けられていない従来
のオイルシールであり、(○)及び(×)は、それぞれ
異音の発生無し及び異音の発生有り、の状態を示してい
る。また、表中の10から300までの数字は、周溝の深さ
(d)(第2図)(μm)を示している。
り、その断面形状は第2図の如く各歯が三角形の鋸歯状
である。そしてこの実験は、試料1から5として用意し
た各オイルシールを軸上に装着し、空間A(第1図)の
位置に0から120kg f/cm2の範囲の油圧を作用させた状
態で、±75mmのストローク、及び0から100mm/秒の範囲
の摺動速度で軸を往復摺動させ、異音の発生の有無をサ
ウンドスコープで確認することにより行った。なお、上
記の表中で「溝なし」は、周溝が設けられていない従来
のオイルシールであり、(○)及び(×)は、それぞれ
異音の発生無し及び異音の発生有り、の状態を示してい
る。また、表中の10から300までの数字は、周溝の深さ
(d)(第2図)(μm)を示している。
この実験結果は、周溝の深さ(d)が30μmから100μ
mの範囲にあるときに異音の発生がなく良好な結果が得
られることを示している。なお、この実験において周溝
のピッチ(p)は100μm程度のものとしたが、このピ
ッチ自体は異音の発生の有無に密接な関連性はない。但
し、このピッチが極端に大きければ良好な結果が得られ
ないことは当然であり、これを30μmから200μm程度
にするのが好ましい。
mの範囲にあるときに異音の発生がなく良好な結果が得
られることを示している。なお、この実験において周溝
のピッチ(p)は100μm程度のものとしたが、このピ
ッチ自体は異音の発生の有無に密接な関連性はない。但
し、このピッチが極端に大きければ良好な結果が得られ
ないことは当然であり、これを30μmから200μm程度
にするのが好ましい。
また、周溝3を、螺旋状の溝にするか、オイルシールの
軸線方向へ多数個並設した円形溝にするかということ
は、異音の発生の有無に密接な関連即ち、上記実験では
螺旋状の溝を採用し、一方本考案では円形溝を採用して
いるが、上記実験における螺旋状の溝を本考案のような
円形溝にした場合にも、異音の発生の有無については上
記実験結果と同様の結果が得られる。但し、記述のよう
に、円形溝は螺旋状の溝に比較して密封性の点で好まし
い。
軸線方向へ多数個並設した円形溝にするかということ
は、異音の発生の有無に密接な関連即ち、上記実験では
螺旋状の溝を採用し、一方本考案では円形溝を採用して
いるが、上記実験における螺旋状の溝を本考案のような
円形溝にした場合にも、異音の発生の有無については上
記実験結果と同様の結果が得られる。但し、記述のよう
に、円形溝は螺旋状の溝に比較して密封性の点で好まし
い。
第1図は本考案実施例のオイルシールを示す断面図、第
2図はそのオイルシールの周溝の形状を示す図である。 1……リップ部、2……シール本体、3……周溝、4…
…保持ばね。
2図はそのオイルシールの周溝の形状を示す図である。 1……リップ部、2……シール本体、3……周溝、4…
…保持ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】リップ部の内周面を往復動を行う軸に嵌合
させるようにして軸上に装着されるオイルシールにおい
て、前記リップ部の内周面の軸に接触する部分に発音防
止用の周溝を設け、その周溝を、オイルシールの軸線方
向へ小さなピッチで並設され、深さ30μmから100μm
の範囲にあり、かつそれぞれがオイルシールの軸線に対
してほぼ直角の面内に設けられている多数の円形溝から
構成したことを特徴とするオイルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986201839U JPH077656Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | オイルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986201839U JPH077656Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | オイルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63104763U JPS63104763U (ja) | 1988-07-07 |
| JPH077656Y2 true JPH077656Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31165668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986201839U Expired - Lifetime JPH077656Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | オイルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077656Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56153154A (en) * | 1980-04-28 | 1981-11-27 | Akira Washida | Oil seal |
| DE3418738C2 (de) * | 1984-05-19 | 1986-05-15 | Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim | Wellendichtung |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP1986201839U patent/JPH077656Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63104763U (ja) | 1988-07-07 |
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