JPH0776745A - 高強度高延性TiAl系金属間化合物 - Google Patents
高強度高延性TiAl系金属間化合物Info
- Publication number
- JPH0776745A JPH0776745A JP5311547A JP31154793A JPH0776745A JP H0776745 A JPH0776745 A JP H0776745A JP 5311547 A JP5311547 A JP 5311547A JP 31154793 A JP31154793 A JP 31154793A JP H0776745 A JPH0776745 A JP H0776745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tial
- based intermetallic
- intermetallic compound
- atomic
- room temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C14/00—Alloys based on titanium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常温下において強度および延性の高いTiA
l系金属間化合物を提供する。 【構成】 TiAl系金属間化合物は、Al、V、Nb
およびBの含有量がそれぞれ、42.0原子%≦Al≦
50.0原子%、1.0原子%≦V≦3.0原子%、
1.0原子%≦Nb≦10.0原子%、0.03原子%
≦B≦2.2原子%であり、残部がTiおよび不可避不
純物からなる。このように各化学成分の含有量を特定す
ることによって、TiAl系金属間化合物(A1 )〜
(A14),(A 01),(A02)の常温強度を向上させる
ことができ、特に、V、NbおよびBの同時添加により
それら(A1 )〜(A14),(A01),(A02)の常温
伸びを大幅に向上させることができる。
l系金属間化合物を提供する。 【構成】 TiAl系金属間化合物は、Al、V、Nb
およびBの含有量がそれぞれ、42.0原子%≦Al≦
50.0原子%、1.0原子%≦V≦3.0原子%、
1.0原子%≦Nb≦10.0原子%、0.03原子%
≦B≦2.2原子%であり、残部がTiおよび不可避不
純物からなる。このように各化学成分の含有量を特定す
ることによって、TiAl系金属間化合物(A1 )〜
(A14),(A 01),(A02)の常温強度を向上させる
ことができ、特に、V、NbおよびBの同時添加により
それら(A1 )〜(A14),(A01),(A02)の常温
伸びを大幅に向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度高延性TiAl系
金属間化合物に関する。
金属間化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】TiAl系金属間化合物は軽量で、且つ
優れた耐熱性を有することから、エンジンの回転部品用
構成材料として期待されるが、非常に脆い、といった性
質を有するため、この点改良が急がれている。
優れた耐熱性を有することから、エンジンの回転部品用
構成材料として期待されるが、非常に脆い、といった性
質を有するため、この点改良が急がれている。
【0003】そこで、常温強度および常温延性の両立を
図るべく、従来より各種TiAl系金属間化合物が提案
されており、例えば、NbおよびB、またはVおよびB
を添加したインゴットに1000℃にて恒温鍛造加工を
施したTiAl系金属間化合物が公知である(特開平1
−298127号公報参照)。
図るべく、従来より各種TiAl系金属間化合物が提案
されており、例えば、NbおよびB、またはVおよびB
を添加したインゴットに1000℃にて恒温鍛造加工を
施したTiAl系金属間化合物が公知である(特開平1
−298127号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のT
iAl系金属間化合物は、高温下で恒温鍛造加工を行っ
ていることから、常温下において比較的高い延性と強度
を有するが、未だ実用化段階には至っていない。また、
鋳造に次いで高温下で恒温鍛造を行うことが必須である
から、製造工数および設備コストの増加を来たし、Ti
Al系金属間化合物の製造コストの上昇は免れず、その
上金属間化合物の形状自由度も低い、といった問題があ
る。
iAl系金属間化合物は、高温下で恒温鍛造加工を行っ
ていることから、常温下において比較的高い延性と強度
を有するが、未だ実用化段階には至っていない。また、
鋳造に次いで高温下で恒温鍛造を行うことが必須である
から、製造工数および設備コストの増加を来たし、Ti
Al系金属間化合物の製造コストの上昇は免れず、その
上金属間化合物の形状自由度も低い、といった問題があ
る。
【0005】本発明は前記に鑑み、添加元素の種類およ
びそれらの含有量を特定することによって、鋳造のみ、
または鋳造に次ぐ均質化熱処理を行うだけで、常温強度
および常温延性を高い次元で両立させることができ、ま
た製造コストの低減と形状自由度の向上を実現させた前
記TiAl系金属間化合物を提供することを目的とす
る。
びそれらの含有量を特定することによって、鋳造のみ、
または鋳造に次ぐ均質化熱処理を行うだけで、常温強度
および常温延性を高い次元で両立させることができ、ま
た製造コストの低減と形状自由度の向上を実現させた前
記TiAl系金属間化合物を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高強度高延
性TiAl系金属間化合物は、Al、V、NbおよびB
の含有量がそれぞれ、42.0原子%≦Al≦50.0
原子%、1.0原子%≦V≦3.0原子%、1.0原子
%≦Nb≦10.0原子%、0.03原子%≦B≦2.
2原子%であり、残部がTiおよび不可避不純物からな
ることを特徴とする。
性TiAl系金属間化合物は、Al、V、NbおよびB
の含有量がそれぞれ、42.0原子%≦Al≦50.0
原子%、1.0原子%≦V≦3.0原子%、1.0原子
%≦Nb≦10.0原子%、0.03原子%≦B≦2.
2原子%であり、残部がTiおよび不可避不純物からな
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】Al含有量を前記のように特定すると、鋳造後
またはそれに次ぐ均質化熱処理後において、TiAl系
金属間化合物の金属組織はL10 型γ相(TiAl相)
と、α2 相(Ti3 Al相)と、微量の金属間化合物相
とより構成される。この場合、主たる相はL10 型γ相
であり、その体積分率VfはVf≧80%にも達する。
このような2相構造の金属組織は、TiAl系金属間化
合物の常温強度および常温延性の向上を図る上で有効で
ある。
またはそれに次ぐ均質化熱処理後において、TiAl系
金属間化合物の金属組織はL10 型γ相(TiAl相)
と、α2 相(Ti3 Al相)と、微量の金属間化合物相
とより構成される。この場合、主たる相はL10 型γ相
であり、その体積分率VfはVf≧80%にも達する。
このような2相構造の金属組織は、TiAl系金属間化
合物の常温強度および常温延性の向上を図る上で有効で
ある。
【0008】またV、NbおよびBを同時添加し、それ
らの含有量を前記のように特定すると、鋳造後または鋳
造に次ぐ均質化熱処理後において、TiAl系金属間化
合物の金属組織は微細化すると共に比較的高い硬さを有
する。
らの含有量を前記のように特定すると、鋳造後または鋳
造に次ぐ均質化熱処理後において、TiAl系金属間化
合物の金属組織は微細化すると共に比較的高い硬さを有
する。
【0009】このようなAlならびにV、NbおよびB
の諸作用によって、TiAl系金属間化合物における常
温強度の大幅な向上が図られる。
の諸作用によって、TiAl系金属間化合物における常
温強度の大幅な向上が図られる。
【0010】前記L10 型γ相の結晶構造は面心正方晶
であって両格子定数a,c間にはa<cの関係が成立す
るため、前記結晶構造の等方性が低く、TiAl系金属
間化合物の常温延性が低くなる、といった問題がある。
であって両格子定数a,c間にはa<cの関係が成立す
るため、前記結晶構造の等方性が低く、TiAl系金属
間化合物の常温延性が低くなる、といった問題がある。
【0011】このような状況下において、V、Nbおよ
びBの同時添加ならびにそれらの含有量の特定を行う
と、L10 型γ相の結晶構造において、両格子定数a,
cを近似させることができ、これによりL10 型γ相の
結晶構造の等方性を向上させ、また前記金属組織の2相
構造化ということもあって、TiAl系金属間化合物の
常温延性を大幅に高めることができる。
びBの同時添加ならびにそれらの含有量の特定を行う
と、L10 型γ相の結晶構造において、両格子定数a,
cを近似させることができ、これによりL10 型γ相の
結晶構造の等方性を向上させ、また前記金属組織の2相
構造化ということもあって、TiAl系金属間化合物の
常温延性を大幅に高めることができる。
【0012】ただし、Al含有量がAl<42.0原子
%ではα2 相の体積分率Vfが高くなり過ぎて、TiA
l系金属間化合物の常温延性の低下を来たし、一方、A
l>50.0原子%ではα2 相の体積分率Vfが低くな
り過ぎて、TiAl系金属間化合物の常温強度の低下を
招来する。
%ではα2 相の体積分率Vfが高くなり過ぎて、TiA
l系金属間化合物の常温延性の低下を来たし、一方、A
l>50.0原子%ではα2 相の体積分率Vfが低くな
り過ぎて、TiAl系金属間化合物の常温強度の低下を
招来する。
【0013】またV、NbおよびBの含有量が、それぞ
れV<1.0原子%、Nb<1.0原子%、B<0.0
3原子%では、前記両格子定数a,cの近似化を達成す
ることができず、したがってTiAl系金属間化合物に
おける常温延性の大幅な向上は望めない。なお、Vおよ
びNbを単独添加しても、前記両格子定数a,cは或る
程度接近するが、その程度は小さいのでTiAl系金属
間化合物における常温延性向上効果は低い。
れV<1.0原子%、Nb<1.0原子%、B<0.0
3原子%では、前記両格子定数a,cの近似化を達成す
ることができず、したがってTiAl系金属間化合物に
おける常温延性の大幅な向上は望めない。なお、Vおよ
びNbを単独添加しても、前記両格子定数a,cは或る
程度接近するが、その程度は小さいのでTiAl系金属
間化合物における常温延性向上効果は低い。
【0014】一方、V含有量がV>3.0原子%ではマ
トリックスの硬度上昇によりTiAl系金属間化合物が
脆化する。またNb含有量がNb>10.0原子%では
脆弱な金属間化合物相の体積分率Vfが増加するためT
iAl系金属間化合物の常温延性の低下を招来し、さら
にB含有量がB>2.2原子%では粗大なB系金属間化
合物が析出するため、TiAl系金属間化合物の常温延
性が低下する。
トリックスの硬度上昇によりTiAl系金属間化合物が
脆化する。またNb含有量がNb>10.0原子%では
脆弱な金属間化合物相の体積分率Vfが増加するためT
iAl系金属間化合物の常温延性の低下を招来し、さら
にB含有量がB>2.2原子%では粗大なB系金属間化
合物が析出するため、TiAl系金属間化合物の常温延
性が低下する。
【0015】
【実施例】Al含有量が42.0原子%≦Al≦50.
0原子%、V含有量が1.0原子%≦V≦3.0原子
%、Nb含有量が1.0原子%≦Nb≦10.0原子
%、B含有量が0.03原子%≦B≦2.2原子%であ
り、残部がTiおよび不可避不純物からなる各種組成の
素材を調製し、各素材を非消耗型アーク溶解炉を用い
て、Ar雰囲気下で溶解し、次いで各溶湯を水冷銅鋳型
に注入して直径14mm、長さ100mmの各種インゴット
を得た。
0原子%、V含有量が1.0原子%≦V≦3.0原子
%、Nb含有量が1.0原子%≦Nb≦10.0原子
%、B含有量が0.03原子%≦B≦2.2原子%であ
り、残部がTiおよび不可避不純物からなる各種組成の
素材を調製し、各素材を非消耗型アーク溶解炉を用い
て、Ar雰囲気下で溶解し、次いで各溶湯を水冷銅鋳型
に注入して直径14mm、長さ100mmの各種インゴット
を得た。
【0016】その後各インゴットに真空中、1200
℃、3時間の条件下で均質化熱処理を施して、実施例に
係る各種TiAl系金属間化合物(A1 )〜(A14)を
得た。
℃、3時間の条件下で均質化熱処理を施して、実施例に
係る各種TiAl系金属間化合物(A1 )〜(A14)を
得た。
【0017】表1は、各TiAl系金属間化合物
(A1 )〜(A14)および均熱化熱処理を行わなかった
二種のTiAl系金属間化合物(A01),(A02)の組
成ならびにL10 型γ相の体積分率Vfを示す。これら
TiAl系金属間化合物(A01),(A02)はTiAl
系金属間化合物(A4 ),(A5 )のインゴットに対応
する。なお、表中、Ti欄の残部には不可避不純物が含
まれる。
(A1 )〜(A14)および均熱化熱処理を行わなかった
二種のTiAl系金属間化合物(A01),(A02)の組
成ならびにL10 型γ相の体積分率Vfを示す。これら
TiAl系金属間化合物(A01),(A02)はTiAl
系金属間化合物(A4 ),(A5 )のインゴットに対応
する。なお、表中、Ti欄の残部には不可避不純物が含
まれる。
【0018】
【表1】 比較のため、Alを必須化学成分とし、またV、Cr、
NbおよびBを選択化学成分とし、残部がTiおよび不
可避不純物からなる各種組成の素材を調製し、各素材を
用いて前記同様の溶解、鋳込みおよび均質化熱処理を順
次行って、比較例に係る各種TiAl系金属間化合物
(B1 )〜(B6 )を得た。各TiAl系金属間化合物
の寸法は直径14mm、長さ100mmであって、実施例の
場合と同一である。
NbおよびBを選択化学成分とし、残部がTiおよび不
可避不純物からなる各種組成の素材を調製し、各素材を
用いて前記同様の溶解、鋳込みおよび均質化熱処理を順
次行って、比較例に係る各種TiAl系金属間化合物
(B1 )〜(B6 )を得た。各TiAl系金属間化合物
の寸法は直径14mm、長さ100mmであって、実施例の
場合と同一である。
【0019】表2は、各TiAl系金属間化合物
(B1 )〜(B6 )の組成およびL10 型γ相の体積分
率Vfを示す。なお、表中、Ti欄の残部には不可避不
純物が含まれる。
(B1 )〜(B6 )の組成およびL10 型γ相の体積分
率Vfを示す。なお、表中、Ti欄の残部には不可避不
純物が含まれる。
【0020】
【表2】 各TiAl系金属間化合物(A1 )〜(A14),
(A01),(A02),(B1)〜(B6 )についてX線
回折を行い、L10 型γ相の結晶構造における両格子定
数a,cの比c/aを求めた。
(A01),(A02),(B1)〜(B6 )についてX線
回折を行い、L10 型γ相の結晶構造における両格子定
数a,cの比c/aを求めた。
【0021】このL10 型γ相の結晶構造は図1に示さ
れており、それは面心正方晶である。前記比c/aは、
X線回折図において、a軸の格子定数aを反映する(2
00)面の反射による面間隔d1 と、c軸の格子定数c
を反映する(002)面の反射による面間隔d2 との比
d2 /d1 から求められた。
れており、それは面心正方晶である。前記比c/aは、
X線回折図において、a軸の格子定数aを反映する(2
00)面の反射による面間隔d1 と、c軸の格子定数c
を反映する(002)面の反射による面間隔d2 との比
d2 /d1 から求められた。
【0022】また各TiAl系金属間化合物(A1 )〜
(A14),(A01),(A02),(B1 )〜(B6 )か
らASTM E8規格に則ってテストピースを製作し、
各テストピースを用いて、常温大気中、歪み速度0.3
%/min (一定)の条件下で引張り試験を行い、各Ti
Al系金属間化合物(A1 )〜(A14),(A01),
(A02),(B1 )〜(B6 )の常温引張強さおよび常
温伸びを求めた。
(A14),(A01),(A02),(B1 )〜(B6 )か
らASTM E8規格に則ってテストピースを製作し、
各テストピースを用いて、常温大気中、歪み速度0.3
%/min (一定)の条件下で引張り試験を行い、各Ti
Al系金属間化合物(A1 )〜(A14),(A01),
(A02),(B1 )〜(B6 )の常温引張強さおよび常
温伸びを求めた。
【0023】表3は、各TiAl系金属間化合物
(A1 )〜(A14),(A01),(A02),(B1 )〜
(B6 )における両格子定数の比c/a、常温引張強さ
および常温伸びをそれぞれ示す。
(A1 )〜(A14),(A01),(A02),(B1 )〜
(B6 )における両格子定数の比c/a、常温引張強さ
および常温伸びをそれぞれ示す。
【0024】
【表3】 図2は、TiAl系金属間化合物(A4 )におけるX線
回折図を示し、(002)面および(200)面による
反射ピークが観察される。
回折図を示し、(002)面および(200)面による
反射ピークが観察される。
【0025】図3は、表3に基づいて両格子定数の比c
/aと常温引張強さとの関係をグラフ化したものであ
り、また図4は、表3に基づいて両格子定数の比c/a
と常温伸びとの関係をグラフ化したものである。
/aと常温引張強さとの関係をグラフ化したものであ
り、また図4は、表3に基づいて両格子定数の比c/a
と常温伸びとの関係をグラフ化したものである。
【0026】表1,表3,図3および図4から明らかな
ように、各化学成分の含有量を前記範囲内に設定された
実施例に係るTiAl系金属間化合物(A1 )〜
(A14),(A01),(A02)は、L10 型γ相の体積
分率VfがVf≧80%であること、両格子定数a,c
が近似していること等に起因して、比較例に係るTiA
l系金属間化合物(B1 )〜(B6 )に比べて優れた常
温引張強さおよび常温伸びを有し、これにより常温強度
および常温延性を高い次元で両立させることができる。
ように、各化学成分の含有量を前記範囲内に設定された
実施例に係るTiAl系金属間化合物(A1 )〜
(A14),(A01),(A02)は、L10 型γ相の体積
分率VfがVf≧80%であること、両格子定数a,c
が近似していること等に起因して、比較例に係るTiA
l系金属間化合物(B1 )〜(B6 )に比べて優れた常
温引張強さおよび常温伸びを有し、これにより常温強度
および常温延性を高い次元で両立させることができる。
【0027】鋳造のみのTiAl系金属間化合物
(A01),(A02)は、同一組成で、且つ均質化熱処理
を施されたTiAl系金属間化合物(A4 ),(A5 )
に比べ、常温引張強さおよび常温伸びは若干劣るが、両
格子定数の比c/aは実質的に同一である。
(A01),(A02)は、同一組成で、且つ均質化熱処理
を施されたTiAl系金属間化合物(A4 ),(A5 )
に比べ、常温引張強さおよび常温伸びは若干劣るが、両
格子定数の比c/aは実質的に同一である。
【0028】また両格子定数の比c/aは、種々の実験
結果よりc/a≦1.015が適当であることが判明し
た。この場合、両格子定数の比c/aがc/a<1.0
になることはない。
結果よりc/a≦1.015が適当であることが判明し
た。この場合、両格子定数の比c/aがc/a<1.0
になることはない。
【0029】なお、表2,表3および図4において、T
iAl系金属間化合物(B1 )と、(B2 )および(B
4 )とを比較すると、VまたはNbの単独添加により格
子定数の比c/aが低下して常温伸びが、多少ではある
が上昇することが判る。
iAl系金属間化合物(B1 )と、(B2 )および(B
4 )とを比較すると、VまたはNbの単独添加により格
子定数の比c/aが低下して常温伸びが、多少ではある
が上昇することが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、各化学成分を前記のよ
うに特定することによって、常温強度および常温延性を
高い次元で両立させたTiAl系金属間化合物を提供す
ることができる。
うに特定することによって、常温強度および常温延性を
高い次元で両立させたTiAl系金属間化合物を提供す
ることができる。
【0031】また、このTiAl系金属間化合物は鋳造
のみ、または鋳造に次ぐ均質化熱処理によって得られる
ので、製造コストが比較的安価であると共にその形状自
由度が高い、といった利点を有する。
のみ、または鋳造に次ぐ均質化熱処理によって得られる
ので、製造コストが比較的安価であると共にその形状自
由度が高い、といった利点を有する。
【図1】L10 型γ相の結晶構造を示す斜視図である。
【図2】TiAl系金属間化合物のX線回折図である。
【図3】両格子定数の比c/aと常温引張強さとの関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図4】両格子定数の比c/aと常温伸びとの関係を示
すグラフである。
すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 Al、V、NbおよびBの含有量がそれ
ぞれ、42.0原子%≦Al≦50.0原子%、1.0
原子%≦V≦3.0原子%、1.0原子%≦Nb≦1
0.0原子%、0.03原子%≦B≦2.2原子%であ
り、残部がTiおよび不可避不純物からなることを特徴
とする高強度高延性TiAl系金属間化合物。 - 【請求項2】 主たる相がL10 型γ相であり、そのL
10 型γ相の結晶構造における両格子定数a,cの比c
/aがc/a≦1.015である、請求項1記載の高強
度高延性TiAl系金属間化合物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31154793A JP3626507B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-12-13 | 高強度高延性TiAl系金属間化合物 |
| US08/273,536 US5514333A (en) | 1993-07-14 | 1994-07-11 | High strength and high ductility tial-based intermetallic compound and process for producing the same |
| EP94110899A EP0634496B1 (en) | 1993-07-14 | 1994-07-13 | High strength and high ductility TiAl-based intermetallic compound |
| DE69406602T DE69406602T2 (de) | 1993-07-14 | 1994-07-13 | Hochfeste und hochduktile auf TIAL basierende intermetallische Verbindung |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17447693 | 1993-07-14 | ||
| JP5-174476 | 1993-07-14 | ||
| JP31154793A JP3626507B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-12-13 | 高強度高延性TiAl系金属間化合物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776745A true JPH0776745A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3626507B2 JP3626507B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=26496069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31154793A Expired - Fee Related JP3626507B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-12-13 | 高強度高延性TiAl系金属間化合物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5514333A (ja) |
| EP (1) | EP0634496B1 (ja) |
| JP (1) | JP3626507B2 (ja) |
| DE (1) | DE69406602T2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103993199A (zh) * | 2014-06-10 | 2014-08-20 | 天津大学 | 一种Ti-Nb-xB体系高阻尼合金及其制备方法 |
| WO2020235203A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社Ihi | TiAl合金の製造方法及びTiAl合金 |
| WO2020235202A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社Ihi | TiAl合金材及びその製造方法、並びにTiAl合金材の熱間鍛造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT5199U1 (de) * | 2001-07-19 | 2002-04-25 | Plansee Ag | Formteil aus einem intermetallischen gamma-ti-al-werkstoff |
| DE102004002956A1 (de) | 2004-01-21 | 2005-08-11 | Mtu Aero Engines Gmbh | Verfahren zum Herstellen von Gussbauteilen |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4857268A (en) * | 1987-12-28 | 1989-08-15 | General Electric Company | Method of making vanadium-modified titanium aluminum alloys |
| US4842820A (en) * | 1987-12-28 | 1989-06-27 | General Electric Company | Boron-modified titanium aluminum alloys and method of preparation |
| JP2679109B2 (ja) * | 1988-05-27 | 1997-11-19 | 住友金属工業株式会社 | 金属間化合物TiA▲l▼基軽量耐熱合金 |
| US4897127A (en) * | 1988-10-03 | 1990-01-30 | General Electric Company | Rapidly solidified and heat-treated manganese and niobium-modified titanium aluminum alloys |
| USH887H (en) * | 1990-02-07 | 1991-02-05 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Dispersion strengthened tri-titanium aluminum alloy |
| US5082506A (en) * | 1990-09-26 | 1992-01-21 | General Electric Company | Process of forming niobium and boron containing titanium aluminide |
| JPH0543958A (ja) * | 1991-01-17 | 1993-02-23 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 耐酸化性チタニウムアルミナイドの製造方法 |
| US5205984A (en) * | 1991-10-21 | 1993-04-27 | General Electric Company | Orthorhombic titanium niobium aluminide with vanadium |
| DE4224867A1 (de) * | 1992-07-28 | 1994-02-03 | Abb Patent Gmbh | Hochwarmfester Werkstoff |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP31154793A patent/JP3626507B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-11 US US08/273,536 patent/US5514333A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-13 EP EP94110899A patent/EP0634496B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-13 DE DE69406602T patent/DE69406602T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103993199A (zh) * | 2014-06-10 | 2014-08-20 | 天津大学 | 一种Ti-Nb-xB体系高阻尼合金及其制备方法 |
| WO2020235203A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社Ihi | TiAl合金の製造方法及びTiAl合金 |
| WO2020235202A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社Ihi | TiAl合金材及びその製造方法、並びにTiAl合金材の熱間鍛造方法 |
| JPWO2020235203A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | ||
| JPWO2020235202A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | ||
| US12276015B2 (en) | 2019-05-23 | 2025-04-15 | Ihi Corporation | Method of manufacturing TiAl alloy and TiAl alloy |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5514333A (en) | 1996-05-07 |
| EP0634496A1 (en) | 1995-01-18 |
| JP3626507B2 (ja) | 2005-03-09 |
| DE69406602T2 (de) | 1998-03-26 |
| DE69406602D1 (de) | 1997-12-11 |
| EP0634496B1 (en) | 1997-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2726939B2 (ja) | 加工性,耐熱性の優れた高導電性銅合金 | |
| EP1162282A2 (en) | Titanium alloy | |
| JP2001049371A (ja) | 振動吸収性能に優れたAl−Zn合金およびその製造方法 | |
| EP0217305B1 (en) | Cold worked tri-nickel aluminide alloy compositions | |
| JPS62112748A (ja) | アルミニウム鍛造合金 | |
| CN111187950A (zh) | 6系铝合金及其制备方法,移动终端 | |
| JPH03500188A (ja) | 酸化物分散硬化焼結合金の製造方法 | |
| JP4327952B2 (ja) | 優れた振動吸収性能を有するAl合金 | |
| CN113046606A (zh) | 铝合金及其制备方法和铝合金结构件 | |
| EP4253584A1 (en) | Aluminum alloy and aluminum alloy structural member | |
| JP2909089B2 (ja) | マルエージング鋼およびその製造方法 | |
| JP3626507B2 (ja) | 高強度高延性TiAl系金属間化合物 | |
| KR20200095413A (ko) | 고온용 타이타늄 합금 및 그 제조방법 | |
| JPH04235262A (ja) | 強度および延性に優れたTiAl金属間化合物系Ti合金の製造法 | |
| JPS6383251A (ja) | 高力高弾性アルミニウム合金の製造法 | |
| JP2669004B2 (ja) | 冷間加工性に優れたβ型チタン合金 | |
| JPH08144003A (ja) | 耐熱性に優れた高強度アルミニウム合金 | |
| JPH06184700A (ja) | 高強度非磁性低熱膨張合金 | |
| JP3407054B2 (ja) | 耐熱性、強度および導電性に優れた銅合金 | |
| JPH01272743A (ja) | 耐熱性に優れた高力アルミニウム合金 | |
| JP2542603B2 (ja) | 耐摩耗性Al−Si−Mn系焼結合金 | |
| JPS6326192B2 (ja) | ||
| JPS5924177B2 (ja) | 角形ヒステリシス磁性合金 | |
| KR910006016B1 (ko) | 구리기초형상기억합금 및 그 제조방법 | |
| CN113957290B (zh) | 一种析出d022超点阵相的多元高温合金及制备方法和应用 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041203 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |