JPH0777177B2 - 同時多極着磁射出成形用型及びこれを用いた同時多極着磁成形方法 - Google Patents

同時多極着磁射出成形用型及びこれを用いた同時多極着磁成形方法

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JPH0777177B2
JPH0777177B2 JP61147182A JP14718286A JPH0777177B2 JP H0777177 B2 JPH0777177 B2 JP H0777177B2 JP 61147182 A JP61147182 A JP 61147182A JP 14718286 A JP14718286 A JP 14718286A JP H0777177 B2 JPH0777177 B2 JP H0777177B2
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博典 今村
擁 川口
悦郎 坂井
峻 森山
千之 藤井
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フェライト或いは希土類磁性材のような粉状
磁性体をゴム或いはプラスチックで結合し、一体成形す
ると同時に、周囲を囲繞して複数の磁極を有する多極磁
石を製造するための成形用型及びこれを用いた同時多極
着磁成形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、粉状磁性体を含有したいわゆるゴム或いはプラス
チックの多極磁石は、成形後着磁する方法によって製造
されていた。また、特開昭61-125009号公報には、成形
時に被成形品周辺に永久磁石を配置する同時着磁成形方
法が提案されている。しかし、この方法では使用できる
永久磁石と着磁電流に制限があり、高エネルギー積を有
する磁石素材を充分に着磁することは困難である。
一方、本発明者は特開昭60-107809号において、被磁化
素材を、軟鉄等の透磁率の高い金属からなる複数の囲繞
体に嵌入して着磁させることにより、一挙に任意の部位
の全周に磁極を有する多極磁石を製造する技術を開示し
た。
一般に、土木建築の分野では多くの高強度セメント硬化
体が知られている。本発明者は特願昭61-14831号におい
て、セメント、超微粉及び高性能減水剤を含む硬化体か
らなる超緻密セメントを用いたプラスチックの射出成形
用型を提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ゴム或いはプラスチック磁石の成形と同時に着磁するこ
とは、後に至って着磁する手間をはぶき、大量生産に適
した磁石を製造する方法であるが、射出成形に使用され
る金型は通常高透磁性材である金属製であるため、着磁
のために印加した磁束が金型に流れ、特殊な方法を採ら
ない限り同時多極着磁が不可能であった。
本発明は、ゴム或いはプラスチック磁石の成形と同時に
着磁することが可能であり、特に多極磁石を一挙に製造
する同時多極着磁射出成形用型及びこれを用いた同時多
極着磁射出成形方法を提供することを目的とする。
〔問題解決の手段〕
本発明は、非磁性材と高透磁性材により構成されたゴム
或いはプラスチックの射出成形用型であって、キャビテ
ィの外周に、高透磁性材として被成形磁化素材より透磁
率の高い金属からなるスリーブを、キャビティを囲繞し
て放射状、環状又はキャップ状に局部的に設け、被磁性
材として高強度セメント硬化体を使用したことを特徴と
し、更に、上記型の外周或いは両端に設置したヨークに
励磁コイルを設け、成形品の冷却期間中に、該励磁コイ
ルに電流を印加して成形と同時に着磁することを特徴と
する。
本発明に係る非磁性材としては、透磁率が被磁化素材よ
り低いことが必要であり、かつ、成形時の熱と機械的応
力に耐える素材であることを要する。この要請に適した
素材として、高強度セメント硬化体を主成分としたもの
がある。高強度セメント硬化体とは圧縮強度が600Kgf/c
m2以上、好ましくは1,000Kgf/cm2以上のものを指称し、
例えばポルトランドセメント、無水石膏系混和剤と減水
剤との組合わせ、アルミナセメントとポバールを低水粉
体比で高剪断力を以って混練して成形するいわゆるMDF
セメント、或いはセメントと超微粉と骨材と高性能減水
剤を組合わせることにより、低水セメント比とした超緻
密セメント等が挙げられる。
なお、転写性或いは成形性を考慮すると、特に超緻密セ
メントが好ましい。超緻密セメントは超微粉、セメン
ト、高性能減水剤を主成分とする組成物である。ここ
で、超微粉とは、粒径がセメントのそれより約2桁小さ
く、粒径約1μかそれ以下の粉末であり、成分上の制限
は特にないが、水に易溶性のものは適当でない。本発明
ではシリコン、含シリコン合金及びジルコニアを製造す
る際に副生するシリカダスト(シリカヒューム)やシリ
カ質ダストが特に好適であり、フライアッシュ、炭酸カ
ルシウム、シリカゲル、オパール質珪石、酸化チタン、
酸化アルミニウム、なども使用できる。
セメントとしては、プルトランドセメント、アルミナセ
メントその他の水硬性セメントが使用され、通常、平均
粒径は10〜30μであり、更に同等の粒径の不活性粒子を
組合わせてもよい。
高性能減水剤はセメントに大量に添加しても凝結の過遅
延や過度の空気連行を伴わず、分散力が大きい界面活性
剤であればよく、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド
縮合物の塩、ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド縮
合物の塩、高分子量リグニンスルホン酸等が使用でき
る。アルミナセメントを用いる場合はリン酸塩や有機酸
塩等を用いることも可能である。
通常は、更に粒径の大きな骨材や繊維等を組合わせて使
用する。この際、透磁率に悪影響を与えないものを選定
する必要があり、例えば川砂、川砂利、砕砂、砕石、花
崗岩、各種セラミックス、白ボーキ、重しょうばん土頁
岩などである。また、繊維としては、ガラス繊維、アル
ミナ繊維、などの無機繊維、ケブラー等の耐熱性有機繊
維等が挙げられる。
本発明の超緻密セメントは、混練にあたり水、セメント
比を極度に小さくすることができるため、硬化後の空隙
率が従来のセメント硬化体の1/2から1/3程度であり、卓
越した強度を有する。
本発明において製造するゴム或いはプラスチック磁石
は、シリコーン、ナイロン、ポリエステル等のゴム或い
はプラスチック素材にフェライト、磁性金属粉、希土類
磁性材料等の磁性体粉末が使用される。
多極磁石の製造にあたっては、着磁の段階において、被
磁化素材がスリーブと局所的に密接或いは近接されてい
ることが重要である。スリーブは被磁化素材よりも透磁
率の高い金属、好ましくは軟鉄、パーマロイ或いはパー
メンダー等の軟磁性材が使用され、被成形品の形状と磁
化パターンに合わせてキャビティ周囲に配設されて非磁
性素材と共に型を構成する。スリーブは被磁化素材の中
間部にあるときは環状であるが、先端部に設ける場合は
キャップ状になる。或いは目的により放射状に配設して
もよい。ただし、多極磁石の形成には被磁化素材付近の
励磁束が通過する磁路の少なくとも一部には非磁性材が
介在していることが必須であり、この非磁性材と高透磁
性材との界面近傍に磁極が形成される。
成形されたプラスチック磁石を着磁するには、射出直後
の高温時よりもやや冷却が進行した後がよく、200℃以
下である。励磁コイルは対向する金属製ホルダーに、ボ
ルト締め、嵌合など公知の手段によって、固定された一
対の型を開閉するガイドローラの内方の部位に設ける。
また、外鉄型として対向する金属ホルダーをヨーク材と
してその延長部に磁路及び励磁コイルを設置してもよ
い。
又、被成形材料を溶融するシリンダー部位の外周や型の
周囲に、直流或いはバルス電流を印加して磁場を形成
し、成形材料に前もって配向磁区を形成しておく公知の
方法を併用してもよい。
〔作用〕
本発明、射出成形用型の素材として非透磁性材を構成材
の一部として使用したため、励磁磁束が型内に流れて多
極着磁できない従来の欠点が解消され、成形と同時に着
磁することが可能になった。更に、多極磁石の製造に必
要なスリーブをキャビティを囲繞する位置に配設したた
め、多極磁石の製造にあたって被磁化素材にスリーブを
脱着する必要がなくなった。この際、型を固定する金属
製ホルダーはヨークとして作用する。
励磁にあたり、印加された励磁磁束はヨークの作用をす
るホルダーから被磁化素材の成形体内に入り、スリーブ
を設けた部位では成形体を出て、より透磁率の高いスリ
ーブ内を通過し、スリーブのない部位では再び被磁化素
材の成形体内を通過し、最終的に他方のホルダーに至る
磁路を形成する。このとき、被磁化素材の磁束の出入り
した部位に磁極が形成される。
〔実施例〕
第1図は型内へのプラスチック磁石素材の注入を終わ
り、励磁コイルに電流を流して着磁している状態を示す
断面図である。1は溶融した成形材料2を供給する供給
口である。成形材料2としては、6−ナイロンとフェラ
イト粉末との混合物で、85%以上のフェライトを含有す
るものを用いた。3は固定ホルダーであり、3′は移動
ホルダーであり、ガイドロッド4を移動ホルダー3′に
摺動可能に貫通させる。5は超緻密セメント6とスリー
ブの機能を有する軟鉄7とからなる型であり、埋込み、
嵌合、融着、ロウ着または接着剤などで強固に接合され
ている。型5は中央の分割部8で2分割される。固定ホ
ルダー3には型5が公知の手段により固定され、移動ホ
ルダー3′には型5′が固定され、更に非透磁性素材9
を介して励磁コイル10が固定されている。非透磁性素材
9は励磁コイル10とホルダー3が接触しないために設け
た。励磁コイル10の他端は自由端となっている。11は電
源、12はスイッチであり、第1図においては着磁する瞬
間を示した。
本実施例においては励磁コイルを移動ホルダーに固定し
たが、固定ホルダーに固定しても差支えない。
このようにして得られたプラスチック磁石(被磁化成形
体)、13は第2図に示すように、側面に環状に5対の
S、N極を交互に有する多極磁石であった。図面中、点
の集合で示した部分は磁極14である。
なお、本実施例は本発明の構成を示す1態様であり、被
磁化成形体の形状、磁極の数、及び位置によりキャビテ
ィの形、スリーブの大きさ、位置、数等は適宜選択する
ことができる。
〔効果〕
本発明によれば、希土類磁性材のような高エネルギー積
の素材に対しても、充分な励磁電流(磁束)を与えて完
全な着磁を行うことができ、強力かつ保磁力の高い多極
磁石の同時成形着磁にも対応できる。また、型としての
性能はその磁気的性能の維持を考慮する必要はなく、機
械的形状にのみ依存するので一般の金型と同様に取扱う
ことができ、量産に適し一工程で多極磁石を成形、着磁
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は成形用型及び製
造工程を示す断面図、第2図は製造された磁石の磁極の
位置を示す説明図である。 図面中、符号 1は供給口、2は成形材料、3、3′はホルダー、4は
ガイドロッド、5は型、6は超緻密セメント、7は軟
鉄、8は分割部、9は非透磁性素材、10は励磁コイル、
11は電源、12はスイッチ、13はプラスチック磁石(被磁
化成形体)、14は磁極である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 (72)発明者 森山 峻 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 電 気化学工業株式会社内 (72)発明者 藤井 千之 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 電 気化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−170502(JP,A) 特開 昭59−168620(JP,A) 特開 昭60−186008(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材と高透磁性材により構成されたゴ
    ム或いはプラスチックの射出成形用型であって、キャビ
    ティの外周に、高透磁性材として被成形磁化素材より透
    磁率の高い金属からなるスリーブを、キャビティを囲繞
    して放射状、環状又はキャップ状に局部的に設け、非磁
    性材として高強度セメント硬化体を使用したことを特徴
    とするゴム或いはプラスチック磁石の同時多極着磁射出
    成形用型。
  2. 【請求項2】高強度セメント硬化体が超緻密セメントで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のゴム
    或いはプラスチック磁石の同時多極着磁射出成形用型。
  3. 【請求項3】磁性体粉末とゴム或いはプラスチックを混
    合し、ゴム或いはプラスチック磁石を成形するにあた
    り、高強度セメント硬化体よりなる非磁性材と高透磁性
    材により構成されたゴム或いはプラスチックの射出成形
    用型であって、キャビティの外周に、高透磁性材として
    被成形磁化素材より透磁率の高い金属からなるスリーブ
    を、キャビティを囲繞して放射状、環状又はキャップ状
    に局部的に設けてなる同時多極着磁射出成形用型の外周
    或いは両端に設置したヨークに励磁コイルを設け、成形
    品の冷却期間中に、該励磁コイルに電流を印加して成形
    と同時に着磁する同時多極着磁成形方法。
JP61147182A 1986-06-25 1986-06-25 同時多極着磁射出成形用型及びこれを用いた同時多極着磁成形方法 Expired - Lifetime JPH0777177B2 (ja)

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JPS634606A JPS634606A (ja) 1988-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2842701B2 (ja) * 1990-05-15 1999-01-06 住友電気工業株式会社 ゴム物品補強用金属コード
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