JPH077735U - 吸水性シート - Google Patents

吸水性シート

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JPH077735U
JPH077735U JP3718993U JP3718993U JPH077735U JP H077735 U JPH077735 U JP H077735U JP 3718993 U JP3718993 U JP 3718993U JP 3718993 U JP3718993 U JP 3718993U JP H077735 U JPH077735 U JP H077735U
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JP
Japan
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water
absorbent sheet
woven fabric
sheet
frozen
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JP3718993U
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稚人 白井
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吸水剤または吸水剤と短繊維素材を含む組成
物よりなるシート状物の少なくとも一方の面に、撥水性
および透水性を有する不織布を有してなる吸水性シー
ト。 【効果】 本考案の吸水性シートは、容易に被包体(特
に、塩分含有物)の水分吸収を行い、これを冷凍保存し
ても、冷凍物と吸水性シートとの境界における水のアン
カー状の凍り付きによる固定化は殆どなく、吸水性シー
トを冷凍物から容易に剥離することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水分、特に塩水等を多く含む物(例えば魚、のり網等)を冷凍保存 する場合に使用される吸水性シートに関する。
【0002】
【従来の技術・考案が解決しようとする課題】
食品等を冷凍保存する場合、含水量の多少によりその保存性に優劣があること 、即ち、含水量が多い場合は少ない場合よりも冷凍に時間がかかり、水分が食品 の細胞に与える影響はより大きいことが知られている。このため、種々の脱水方 法が検討されてきており、吸水性を有する不織布等に冷凍対象物を包み込んで冷 凍を行う方法が従来取り入れられていた。 ところが、不織布を用いて冷凍した場合、水分が包材である不織布と冷凍物と の境界で凍り付き、アンカー状に固化して不織布と冷凍物とを固定してしまう。 このため、冷凍物が溶解温度まで昇温されるまでは、この不織布が冷凍物からは がれないという問題点がある。
【0003】 また、特公平1−12539号公報等に記載されているような吸水剤を用いた シートがある。これは、吸水剤を不織布で挟持した構造の吸水性シートであり、 吸水剤と食品との直接接触の防止、および含水した吸水ゲルの散乱防止が可能で あり、性能、作業性ともに優れた点を有している。さらに、当該吸水性シートを 塩分を含まない食品等に用いて冷凍させた場合、不織布として層間強度の低いパ ルプ系のもの等を用いても、不織布の破れが生じることは少ない。 しかし、これを塩分を含んだ食品等に用いた場合には、解凍が不十分であると 、やはり剥離時に不織布が破れる等の問題が生じる。塩水、特に海水と同量の塩 分を含んだ食品等に用いた場合には、不織布として層間強度の高い化学繊維系の ものを用いても、剥離時の破れに対しては不十分である。
【0004】 本考案の目的は、含水物、特に塩分を含んだ食品等に適用され、冷凍の際にも 水分が冷凍物と包材との境界で凍り付くことが少なく、しかも当該凍り付きが生 じても、水分のアンカー状固化に起因する包材と冷凍物との間の固定化の少ない 吸水性シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案、即ち、吸水剤または吸水剤と短繊維素材を含む組成物よ りなるシート状物の少なくとも一方の面に、撥水性および透水性を有する不織布 を有してなる吸水性シートにより達成される。
【0006】
【作用】
本考案は、撥水処理が施された不織布を設けることにより、アンカー状の水分 凍結の固定化防止を可能としたものである。
【0007】 吸水剤としては、吸水性ポリマー(例えば、澱粉やセルロース等天然の親水性 ポリマーにアクリロニトリル等のモノマーをグラフト重合させたもの、メタクリ ル酸メチルと酢酸ビニルの共重合体をアルカリで加水分解したものやその架橋体 等のポリアクリル酸塩系のもの、ポリアクリル酸アルカリ金属塩、またはアクリ ル酸アンモニウム塩とアクリル酸との共重合体等)、吸湿剤(例えばゼオライト 、ケイ酸アルミン酸マグネシウム等)含有ポリマー等が挙げられ、好ましくは吸 水性ポリマーであり、より好ましくはポリアクリル酸アルカリ金属塩(例えばポ リアクリル酸ナトリウム等)等である。
【0008】 短繊維素材としては、セルロース等の天然繊維、合成繊維、無機繊維、プラス チック等が挙げられ、好ましくはセルロース等の天然繊維とプラスチックの混合 物である。
【0009】 吸水剤または吸水剤と短繊維素材を含む組成物よりなるシート状物(以下、吸 水剤シート状物ということもある)としては、例えば、吸水剤を不織布等に含浸 させたもの、吸水剤または吸水剤と短繊維素材を2枚の透水性シート(フィルム 、紙、不織布等)で挟持したもの、不織布等に吸水剤を接着剤等で付着させたも の等が挙げられ、好ましくは吸水剤を不織布等に含浸させたものである。 当該吸水剤シート状物の厚さは、好ましくは10〜500μm、より好ましく は30〜150μmである。
【0010】 不織布の材料としては、セルロース等の天然繊維、合成繊維、無機繊維、プラ スチック等が挙げられ、好ましくはパルプ、木綿、その他のセルロース系繊維、 レーヨン等である。 なお、これらは吸水剤シート状物における不織布にも、吸水剤シート状物の表 面に設ける不織布にも使用されうる。 また、吸水剤シート状物の表面に設ける不織布の厚さは、好ましくは5〜20 0μm、より好ましくは10〜50μmである。また、当該不織布の単位面積当 たりの質量は5〜200g/ m2、好ましくは10〜50g/ m2である。
【0011】 吸水剤シート状物の少なくとも一方の面に設ける不織布は、撥水性および透水 性を有するものである。
【0012】 ここで、撥水性としては、不織布を水平に保ち、その上に2.0ccの水を滴 下した時の水滴の広がりが直径5cm以内であるものを撥水性を有するものとす る。なお、好ましくは水滴の広がりが直径2cm以内のものである。
【0013】 撥水処理は、上記条件が満たされるように行えばよい。 その撥水処理の方法としては、一般的には、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、長 鎖アルキル系ポリマー等を用い、不織布に含浸させる方法、スプレー塗工、ダム コータ等により塗布する方法等が用いられる。また、特に化学繊維系不織布の場 合には、上記方法以外に、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、長鎖脂肪酸等を繊維内 に含ませる方法等も用いられる。 また、不織布全体ではなくその表面のみを処理したものでもよく、その場合は シリコーン樹脂、フッ素樹脂、長鎖アルキル系ポリマー等をスプレー塗工、ダム コータ等により塗布する方法等が用いられる。
【0014】 このように、不織布に撥水性を与えることにより、不織布の繊維間または繊維 内への水の浸透が抑制され、冷凍した際に水が氷結して生じるアンカー的結合力 は、撥水性を有さない場合よりも弱くなり、剥離時における不織布の破れは生じ にくくなる。
【0015】 また、上記のように不織布に撥水処理を行うことにより、水滴等は透過しにく くなるが、当該不織布に食品等の含水物が接触した場合、その圧力等により水の 通過路が確保され、毛細管現象によって透水性が得られる。 透水性は不織布の密度、製造方法等により変化させることができるが、必要に 応じて不織布を穿孔することも可能である。この場合、透水可能で不織布の強度 を妨げない限り、孔の大きさや数は特に限定されない。
【0016】 また、吸水剤シート状物の他面側(撥水性および透水性を有する不織布が設け られた面の反対側)に設けられる基材は特に限定されず、不織布、プラスチック シート等を用いることができ、好ましくは不織布である。その不織布は、撥水性 および透水性を有するものでもよいし、それらのどちらかの処理のみが施されて いるものでもよいし、あるいは何の処理も施されていないものでもよい。
【0017】 本考案の吸水性シートの製造方法としては、以下の方法等が例示される。 まず、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム塩の水溶液を第1の不織布に含浸さ せ、これを乾燥して吸水剤シート状物を作製する。また、第2の不織布にシリコ ーン樹脂等を含浸させて撥水処理を施す。この第2の不織布ともう1枚の不織布 (第3の不織布)を用い、接着剤(第2,3の不織布がプラスチック製不織布の 場合には熱)等で吸水剤シート状物を挟み、本考案の吸水性シートが得られる。 ここで、吸水剤シート状物が不織布で挟まれた構造というのは、積層されたも のでもよいし、積層ではなく単に挟まれているものでもよい。
【0018】 本考案の吸水性シートによって被包体を包む場合、撥水性および透水性を有す る不織布と被包体とが接触する態様にて包み込む。
【0019】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本考案をより一層具体的に説明する。
【0020】 実施例1 図1に本考案の吸水性シートの一実施例の断面図を示す。ここで、1は撥水性 および透水性を有する不織布、1’は不織布、2は吸水剤シート状物である。 1は長鎖脂肪酸を含有するプロピレン短繊維を主成分とする30g/ m2の不織 布、2はパルプ100%の20g/ m2の不織布に乾燥重量で30g/ m2となるよう にポリアクリル酸ナトリウムを含浸させてなる吸水剤シート状物、1’はパルプ 70%、プロピレン30%の秤量30g/ m2の不織布であり、これらは熱圧着( 温度150℃、圧力2kg/ cm2 で5秒間)することにより積層されている。
【0021】 実施例2 図2に本考案の吸水性シートの他の実施例の平面図を示す。これは本考案の好 ましい実施態様である。ここで、1は撥水性および透水性を有する不織布、2は 吸水剤シート状物、3はシール部である。吸水剤シート状物2が、当該吸水剤シ ート状物2よりも大きい2枚の撥水性および透水性を有する不織布1にて挟まれ るように、当該不織布1の、吸水剤シート状物2の外側かつ不織布1の内側部分 を接着(接着剤、ウェルダー等)させることにより、シール部3を設ける。即ち 、吸水剤シート状物2は、2枚の不織布1の間かつシール部3の内部に保たれる 。また、シール部3は、吸水剤シート状物2が抜け落ちたりしない限り不織布1 の端から端まで設ける必要はなく、部分的に設ければよいし、その形状も特に限 定されない。 ここで、1の撥水性および透水性を有する不織布、2の吸水剤シート状物は、 実施例1と同じものを使用した。また、シール部3の接着は、高周波によるウェ ルダー加工により行い、これにより吸水剤シート状物2を挟み込んでいる。
【0022】 実験例1 上記実施例にて製造された本考案の吸水性シートに、鮮魚(塩分含有物)を包 み込み冷凍庫に保存した。24時間後にこれを取り出し、直ちに開包を行ったと ころ、冷凍物と吸水性シートとの境界における水のアンカー状の凍り付きによる 固定化は殆どなく、冷凍物は容易に吸水性シートからはがれた。
【0023】
【考案の効果】
本考案の吸水性シートは、容易に被包体(特に、塩分含有物)の水分吸収を行 い、これを冷凍保存しても、冷凍物と吸水性シートとの境界における水のアンカ ー状の凍り付きによる固定化は殆どなく、吸水性シートを冷凍物から容易に剥離 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吸水性シートの一実施例の断面図であ
る。
【図2】本考案の吸水性シートの他の実施例の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 撥水性および透水性を有する不織布 1’不織布 2 吸水剤シート状物 3 シール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水剤または吸水剤と短繊維素材を含む
    組成物よりなるシート状物の少なくとも一方の面に、撥
    水性および透水性を有する不織布を有してなる吸水性シ
    ート。
JP3718993U 1993-07-07 1993-07-07 吸水性シート Pending JPH077735U (ja)

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JP3718993U JPH077735U (ja) 1993-07-07 1993-07-07 吸水性シート

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JP3718993U JPH077735U (ja) 1993-07-07 1993-07-07 吸水性シート

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