JPH0777664B2 - ステアリングステムコンポーネントの製造方法 - Google Patents
ステアリングステムコンポーネントの製造方法Info
- Publication number
- JPH0777664B2 JPH0777664B2 JP4052444A JP5244492A JPH0777664B2 JP H0777664 B2 JPH0777664 B2 JP H0777664B2 JP 4052444 A JP4052444 A JP 4052444A JP 5244492 A JP5244492 A JP 5244492A JP H0777664 B2 JPH0777664 B2 JP H0777664B2
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- JP
- Japan
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- bottom bridge
- stem
- pipe
- stem component
- steering stem
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- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用等のステ
アリングステムコンポーネントの製造方法に関する。
アリングステムコンポーネントの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車用等のステアリングス
テムコンポーネントは、軟鋼製のステムパイプを鍛造品
から成るボトムブリッジに嵌挿してステムパイプの先端
をボトムブリッジから突出させ、この突出コーナ部に軟
鋼系の溶接ワイヤを用いたMIG溶接を施すことにより
ボトムブリッジにステムパイプを溶接して製造されるを
一般としている。
テムコンポーネントは、軟鋼製のステムパイプを鍛造品
から成るボトムブリッジに嵌挿してステムパイプの先端
をボトムブリッジから突出させ、この突出コーナ部に軟
鋼系の溶接ワイヤを用いたMIG溶接を施すことにより
ボトムブリッジにステムパイプを溶接して製造されるを
一般としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き鍛造品から
成るボトムブリッジは、強度はあるものの、機械加工が
困難であり、更に薄肉成形が難しく製品重量が重くなる
といった不具合があり、また鍛造成形時の騒音振動等に
より作業環境が悪くなるといった不具合もある。かかる
不具合を解消すべく、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製とす
ることも考えられるが、鋳鉄は炭素含有量が大であるた
め軟鋼系の溶接ワイヤを用いた溶接では溶着金属がボト
ムブリッジからの炭素の混入により脆化してビード割れ
を生ずる。これを防止するには、予熱・後熱処理を行っ
たり、或いは溶接ワイヤとして延性に富んだニッケル系
の高価なワイヤを用いたりする必要があり、製造コスト
が高くなる。
成るボトムブリッジは、強度はあるものの、機械加工が
困難であり、更に薄肉成形が難しく製品重量が重くなる
といった不具合があり、また鍛造成形時の騒音振動等に
より作業環境が悪くなるといった不具合もある。かかる
不具合を解消すべく、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製とす
ることも考えられるが、鋳鉄は炭素含有量が大であるた
め軟鋼系の溶接ワイヤを用いた溶接では溶着金属がボト
ムブリッジからの炭素の混入により脆化してビード割れ
を生ずる。これを防止するには、予熱・後熱処理を行っ
たり、或いは溶接ワイヤとして延性に富んだニッケル系
の高価なワイヤを用いたりする必要があり、製造コスト
が高くなる。
【0004】ところで、ステアリングステムコンポーネ
ントは、図1に示す如く、ボトムブリッジ1に接合され
たステムパイプ2を車体10のヘッドパイプ11にボト
ムベアリング12を通して挿通し、ヘッドパイプ11か
ら突出するステムパイプ2の上部にトップベアリング1
3を外挿した状態でステムパイプ2のねじ部2aにロッ
クナット14を螺合させて締込むことにより、ヘッドパ
イプ11に軸方向に不動に軸支される。この場合、ボト
ムブリッジ1とステムパイプ2との接合は、ロックナッ
ト14の締込みによってステムパイプ2に作用するボト
ムブリッジ1からの引き抜き方向の荷重に対しての強度
とねじりトルクに対する強度とが有れば良く、ボトムブ
リッジ1に対するステムパイプ2の押し出し方向の荷重
に対しての強度は左程必要としない。
ントは、図1に示す如く、ボトムブリッジ1に接合され
たステムパイプ2を車体10のヘッドパイプ11にボト
ムベアリング12を通して挿通し、ヘッドパイプ11か
ら突出するステムパイプ2の上部にトップベアリング1
3を外挿した状態でステムパイプ2のねじ部2aにロッ
クナット14を螺合させて締込むことにより、ヘッドパ
イプ11に軸方向に不動に軸支される。この場合、ボト
ムブリッジ1とステムパイプ2との接合は、ロックナッ
ト14の締込みによってステムパイプ2に作用するボト
ムブリッジ1からの引き抜き方向の荷重に対しての強度
とねじりトルクに対する強度とが有れば良く、ボトムブ
リッジ1に対するステムパイプ2の押し出し方向の荷重
に対しての強度は左程必要としない。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、ボトムブリッ
ジを鋳鉄鋳物製とした軽量安価なステアリングステムコ
ンポーネントの製造方法を提供することをその目的とし
ている。
ジを鋳鉄鋳物製とした軽量安価なステアリングステムコ
ンポーネントの製造方法を提供することをその目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ボトムブリッジとこれに嵌挿される軟鋼製の
ステムパイプとから成るステアリングステムコンポーネ
ントの製造方法であって、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製
とし、該ボトムブリッジからのステムパイプの突出コー
ナ部に鍔状のろう付けビードが形成されるように銅系溶
接ワイヤを用いてアークろう付けを施すことを特徴とす
る。
本発明は、ボトムブリッジとこれに嵌挿される軟鋼製の
ステムパイプとから成るステアリングステムコンポーネ
ントの製造方法であって、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製
とし、該ボトムブリッジからのステムパイプの突出コー
ナ部に鍔状のろう付けビードが形成されるように銅系溶
接ワイヤを用いてアークろう付けを施すことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】銅系溶接ワイヤは鋳鉄鋳物部品より融点が低
く、そのためろう付けビードに鋳物素材(特に炭素)が
混入せず、延性のあるろう付けビードが軟鋼部品に接合
され、該ビードが抜け止め用のフランジとして機能して
引き抜き荷重に対しての強度が得られる。
く、そのためろう付けビードに鋳物素材(特に炭素)が
混入せず、延性のあるろう付けビードが軟鋼部品に接合
され、該ビードが抜け止め用のフランジとして機能して
引き抜き荷重に対しての強度が得られる。
【0008】一方、鋳鉄鋳物部品とろう付けビードとの
間の軸方向の接合強度は弱いが、アークろう付け時に鋳
物部品の表面が波を打つことでセレーション効果が生
じ、ねじりトルクに対する強度が得られる。
間の軸方向の接合強度は弱いが、アークろう付け時に鋳
物部品の表面が波を打つことでセレーション効果が生
じ、ねじりトルクに対する強度が得られる。
【0009】かくて、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製とし
ても、該ボトムブリッジに軟鋼製のステムパイプを嵌挿
して上記の如く接合することにより、高価なニッケル系
溶接ワイヤを用いることなく引き抜き荷重とねじりトル
クに対しての必要充分な強度を持ったステアリングステ
ムコンポーネントを得られる。
ても、該ボトムブリッジに軟鋼製のステムパイプを嵌挿
して上記の如く接合することにより、高価なニッケル系
溶接ワイヤを用いることなく引き抜き荷重とねじりトル
クに対しての必要充分な強度を持ったステアリングステ
ムコンポーネントを得られる。
【0010】
図2は図1に示したステアリングステムコンポーネント
のボトムブリッジ1とステムパイプ2の接合部分の構造
を示している。
のボトムブリッジ1とステムパイプ2の接合部分の構造
を示している。
【0011】ボトムブリッジ1は、センター孔1aと、
フォークパイプを挿通固定する左右1対の孔1b、1b
とを有する、ダクタイル系の鋳鉄鋳物部品であり、一
方、ステムパイプ2はSTAM40G鋼管から成る軟鋼
部品である。ボトムブリッジ1とステムパイプ2との接
合に際しては、ステムパイプ2をボトムブリッジ1のセ
ンター孔1aに圧入してステムパイプ2の先端をボトム
ブリッジ1から僅かに突出させ、その突出コーナ部に銅
系溶接ワイヤを用いたアークろう付けを施して鍔状のろ
う付けビード3を形成する。
フォークパイプを挿通固定する左右1対の孔1b、1b
とを有する、ダクタイル系の鋳鉄鋳物部品であり、一
方、ステムパイプ2はSTAM40G鋼管から成る軟鋼
部品である。ボトムブリッジ1とステムパイプ2との接
合に際しては、ステムパイプ2をボトムブリッジ1のセ
ンター孔1aに圧入してステムパイプ2の先端をボトム
ブリッジ1から僅かに突出させ、その突出コーナ部に銅
系溶接ワイヤを用いたアークろう付けを施して鍔状のろ
う付けビード3を形成する。
【0012】比較試験のため、ステムパイプ2のボトム
ブリッジ1からの突出コーナ部に、成分がSi3.56
%,Mn0.96%,残りCuの銅系溶接ワイヤを用い
たアークろう付けを施したものと、ニッケル系のNi−
1(Ni55%以上)の溶接ワイヤを用いたMIG溶接
を施したものとを作成し、図2に矢印aで示す引き抜き
方向の荷重と矢印bで示す押し出し方向の荷重及びねじ
りトルクに対する強度を測定した。尚、ステムパイプ2
の外径は27mmであり、ステアリングステムコンポー
ネントに必要な引き抜き強度の基準値は3500Kgf
である。
ブリッジ1からの突出コーナ部に、成分がSi3.56
%,Mn0.96%,残りCuの銅系溶接ワイヤを用い
たアークろう付けを施したものと、ニッケル系のNi−
1(Ni55%以上)の溶接ワイヤを用いたMIG溶接
を施したものとを作成し、図2に矢印aで示す引き抜き
方向の荷重と矢印bで示す押し出し方向の荷重及びねじ
りトルクに対する強度を測定した。尚、ステムパイプ2
の外径は27mmであり、ステアリングステムコンポー
ネントに必要な引き抜き強度の基準値は3500Kgf
である。
【0013】引き抜き強度と押し出し強度の測定結果は
下表に示す通りであり、溶接ワイヤを銅系とした場合に
は押し出し強度が低くなるものの引き抜き強度は基準値
を大幅に上回ることが確認された。
下表に示す通りであり、溶接ワイヤを銅系とした場合に
は押し出し強度が低くなるものの引き抜き強度は基準値
を大幅に上回ることが確認された。
【0014】 また、溶接ワイヤを銅系としても、ステムパイプ2が先
にねじれる8900kg・cmのねじれトルクに耐えら
れ、ねじれトルクに対する強度も充分であることが確認
された。
にねじれる8900kg・cmのねじれトルクに耐えら
れ、ねじれトルクに対する強度も充分であることが確認
された。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製としても、ステ
ムパイプをボトムブリッジに引き抜き荷重及びねじりト
ルクに対する強度を確保して接合でき、且つ接合に用い
る溶接ワイヤは安価な銅系ワイヤで済み、軽量で且つ充
分な強度を持ったステアリングステムコンポーネントを
安価に得られる効果を有する。
によれば、ボトムブリッジを鋳鉄鋳物製としても、ステ
ムパイプをボトムブリッジに引き抜き荷重及びねじりト
ルクに対する強度を確保して接合でき、且つ接合に用い
る溶接ワイヤは安価な銅系ワイヤで済み、軽量で且つ充
分な強度を持ったステアリングステムコンポーネントを
安価に得られる効果を有する。
【図1】 本発明を適用するステアリングステムコンポ
ーネントの車体への組付けを説明する分解斜視図
ーネントの車体への組付けを説明する分解斜視図
【図2】 本発明方法で製造されるステアリングステム
コンポーネントの要部の断面図
コンポーネントの要部の断面図
1 ボトムブリッジ 2 ステムパイプ 3 ろう付けビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62K 21/00
Claims (1)
- 【請求項1】 ボトムブリッジとこれに嵌挿される軟鋼
製のステムパイプとから成るステアリングステムコンポ
ーネントの製造方法であって、ボトムブリッジを鋳鉄鋳
物製とし、該ボトムブリッジからのステムパイプの突出
コーナ部に鍔状のろう付けビードが形成されるように銅
系溶接ワイヤを用いてアークろう付けを施すことを特徴
とするステアリングステムコンポーネントの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052444A JPH0777664B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ステアリングステムコンポーネントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4052444A JPH0777664B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ステアリングステムコンポーネントの製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3977395A Division JP2619822B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | ステアリングステムコンポーネント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623526A JPH0623526A (ja) | 1994-02-01 |
| JPH0777664B2 true JPH0777664B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12914908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4052444A Expired - Fee Related JPH0777664B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ステアリングステムコンポーネントの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777664B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015142925A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 柳河マシンテック株式会社 | ステアリングステムコンポーネントの結合 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03165968A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 亜鉛メッキ鋼板の接合方法 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052444A patent/JPH0777664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0623526A (ja) | 1994-02-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823 Year of fee payment: 13 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823 Year of fee payment: 14 |
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