JPH0778271B2 - エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 - Google Patents
エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法Info
- Publication number
- JPH0778271B2 JPH0778271B2 JP63204622A JP20462288A JPH0778271B2 JP H0778271 B2 JPH0778271 B2 JP H0778271B2 JP 63204622 A JP63204622 A JP 63204622A JP 20462288 A JP20462288 A JP 20462288A JP H0778271 B2 JPH0778271 B2 JP H0778271B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe
−Ni系合金の製造方法に関し、特にカラーテレビブラウ
ン管のシャドウマスクや蛍光表示管等の電子機器用材料
として好適に用いられるFe−Ni系合金に関するものであ
る。
−Ni系合金の製造方法に関し、特にカラーテレビブラウ
ン管のシャドウマスクや蛍光表示管等の電子機器用材料
として好適に用いられるFe−Ni系合金に関するものであ
る。
なお、本発明のかかるFe−Ni系合金は、シャドウマスク
用36Niアンバー合金、リードフレーム用42Ni合金、低熱
膨張特性や磁気的特性に着目して使用される電子,電磁
用Fe−Ni系合金、および電磁用材料として用いられるパ
ーマロイ合金などのFe−Ni系合金の連続鋳造材によるも
のを対象としている。
用36Niアンバー合金、リードフレーム用42Ni合金、低熱
膨張特性や磁気的特性に着目して使用される電子,電磁
用Fe−Ni系合金、および電磁用材料として用いられるパ
ーマロイ合金などのFe−Ni系合金の連続鋳造材によるも
のを対象としている。
カラーテレビブラウン管のシャドウマスク素材用鉄−ニ
ッケル合金鋼(Fe−Ni系合金)は、これをフォトエッチ
ング穿孔してシャドウマスクを製造する際に、白すじ模
様すなわり“スジむら”が発生する欠点のあることが指
摘されていた。
ッケル合金鋼(Fe−Ni系合金)は、これをフォトエッチ
ング穿孔してシャドウマスクを製造する際に、白すじ模
様すなわり“スジむら”が発生する欠点のあることが指
摘されていた。
従来、このエッチング時のスジむらの発生を抑制するた
めのいくつかの技術が提案されており、例えば特開昭60
−128253号公報に開示の技術では、普通造塊インゴット
を850℃以上に加熱後、各ヒートでのトータル断面減少
率40%以上の鍛造を施すことにより、ニッケルの成分偏
析部を軽減することを通じ、該スジむらの発生を抑制し
ている。
めのいくつかの技術が提案されており、例えば特開昭60
−128253号公報に開示の技術では、普通造塊インゴット
を850℃以上に加熱後、各ヒートでのトータル断面減少
率40%以上の鍛造を施すことにより、ニッケルの成分偏
析部を軽減することを通じ、該スジむらの発生を抑制し
ている。
また、特開昭61−223188号公報に開示の技術は、インゴ
ット製造時の偏析防止あるいは条材製造工程中での熱処
理によるニッケルの拡散処理を施すことにより、ニッケ
ルの偏析率,偏析帯を管理して、エッチングのスジむら
を抑制している。
ット製造時の偏析防止あるいは条材製造工程中での熱処
理によるニッケルの拡散処理を施すことにより、ニッケ
ルの偏析率,偏析帯を管理して、エッチングのスジむら
を抑制している。
しかしながら、特開昭60−128253号公報に開示された上
記従来技術は、トータル断面減少率が40%を超えるよう
な鍛造をすることが特徴であるが、一般にこの程度の作
業は普通に行われる負荷であり、かような方法では各種
元素の偏析がなかなか消滅せず、したがって、エッチン
グ時のスジむらの発生を防止するのには不十分であっ
た。
記従来技術は、トータル断面減少率が40%を超えるよう
な鍛造をすることが特徴であるが、一般にこの程度の作
業は普通に行われる負荷であり、かような方法では各種
元素の偏析がなかなか消滅せず、したがって、エッチン
グ時のスジむらの発生を防止するのには不十分であっ
た。
一方、特開昭61−223188号公報に開示された上記従来技
術は、高温熱処理によるNiの拡散を通じてその成分偏析
を軽減することを特徴としているが、スラブ段階での加
熱に比べ板厚が薄いため酸化ロスが相対的に大きくな
り、歩留り低下が著しくなる点で問題点があった。
術は、高温熱処理によるNiの拡散を通じてその成分偏析
を軽減することを特徴としているが、スラブ段階での加
熱に比べ板厚が薄いため酸化ロスが相対的に大きくな
り、歩留り低下が著しくなる点で問題点があった。
また、これらの従来技術は、素材がいずれも普通造塊イ
ンゴットであり、そのため凝固組織には特に問題はない
ものの製品の歩留りが低く、コスト高になるという問題
点があった。
ンゴットであり、そのため凝固組織には特に問題はない
ものの製品の歩留りが低く、コスト高になるという問題
点があった。
以上述べたように、各従来技術は、いずれもエッチング
時のスジむらを完全に克服することができないばかり
か、安価な製品を工業的に製造することができていない
のが実情であった。
時のスジむらを完全に克服することができないばかり
か、安価な製品を工業的に製造することができていない
のが実情であった。
本発明の目的は、かかる斯界の実情に鑑み、エッチング
時にスジむらが発生することのない合金材料、すなわち
Niを30〜80%含有し、Bを0.001〜0.03%を含有するFe
−Ni系合金を連続鋳造材を使って製造する方法を提案す
るところにある。
時にスジむらが発生することのない合金材料、すなわち
Niを30〜80%含有し、Bを0.001〜0.03%を含有するFe
−Ni系合金を連続鋳造材を使って製造する方法を提案す
るところにある。
そこで、本発明者らは、上述の目的を実現すべく、Fe−
Ni系合金のスジむらについて種々研究を行った。その結
果、探り得たスジむらの原因として、CやSi,Mn,Crな
どの不純物元素の成分偏析、結晶組織の相違、が主た
るものであることを突きとめた。
Ni系合金のスジむらについて種々研究を行った。その結
果、探り得たスジむらの原因として、CやSi,Mn,Crな
どの不純物元素の成分偏析、結晶組織の相違、が主た
るものであることを突きとめた。
たとえば、CやSi,Mn,Crなどの不純物元素の成分偏析部
分は、他の部分に比べると、エッチングの速度が変わる
ため、フォトエッチング穿孔時に孔形状の差異を発生し
てスジむらの原因となるのである。
分は、他の部分に比べると、エッチングの速度が変わる
ため、フォトエッチング穿孔時に孔形状の差異を発生し
てスジむらの原因となるのである。
一方、結晶組織の相違については、たとえば、(100)
面が多く配向している個所は、他の部分に比べると、エ
ッチングの速度が速くなって、フォトエッチング穿孔時
に孔形状の差異を生じる。これは、鋳造時の凝固組織,
すなわち特定方位を有する柱状組織の存在に起因してお
り、この柱状組織は以後の加工,熱処理段階でも消滅す
ることなく、形を変えながら圧延方向に伸ばされ、最終
的にスジむらの原因をつくることになるのである。
面が多く配向している個所は、他の部分に比べると、エ
ッチングの速度が速くなって、フォトエッチング穿孔時
に孔形状の差異を生じる。これは、鋳造時の凝固組織,
すなわち特定方位を有する柱状組織の存在に起因してお
り、この柱状組織は以後の加工,熱処理段階でも消滅す
ることなく、形を変えながら圧延方向に伸ばされ、最終
的にスジむらの原因をつくることになるのである。
また、本発明者らが知見したとろこによれば、Fe−Ni系
合金に添加成分としてBを使用すると、スラブ加熱時に
上記柱状晶を分断し、ランダム化を加速させる効果のあ
ることが判明した。
合金に添加成分としてBを使用すると、スラブ加熱時に
上記柱状晶を分断し、ランダム化を加速させる効果のあ
ることが判明した。
このことから、本発明では、成分偏析の抑制のみなら
ず、Bの添加という相乗効果による結晶組織の調整をも
狙って、上述の課題の克服を試みた。
ず、Bの添加という相乗効果による結晶組織の調整をも
狙って、上述の課題の克服を試みた。
すなわち、その課題克服の手段として本発明は、 第1に、等軸晶率が20%以下のスラブの場合として、Ni
を30〜80wt%,Bを0.001〜0.03wt%含み,残部が主とし
てFeであるFe−Ni系合金の該連続鋳造スラブを、1000℃
以上の温度で1時間以上加熱保持すること、 そして、第2に、等軸晶率が20%を超えるスラブの場合
には、この連続鋳造スラブを950℃以上の温度で1時間
以上加熱保持することとして、エッチング時のスジむら
制御効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法、 を提案する。
を30〜80wt%,Bを0.001〜0.03wt%含み,残部が主とし
てFeであるFe−Ni系合金の該連続鋳造スラブを、1000℃
以上の温度で1時間以上加熱保持すること、 そして、第2に、等軸晶率が20%を超えるスラブの場合
には、この連続鋳造スラブを950℃以上の温度で1時間
以上加熱保持することとして、エッチング時のスジむら
制御効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法、 を提案する。
さて、本発明において、素材についてのNi含有量の下限
を30wt%(以下は単に「%」で略記する)としたのは、
Fe−Ni系合金を上記機能材として使用する場合にこのNi
含有量が30%未満では十分な電磁気特性が発揮されず実
用に耐えないためであり、逆にNiが80%を超える場合、
電子,電磁用材料としての品質が劣化するためである。
を30wt%(以下は単に「%」で略記する)としたのは、
Fe−Ni系合金を上記機能材として使用する場合にこのNi
含有量が30%未満では十分な電磁気特性が発揮されず実
用に耐えないためであり、逆にNiが80%を超える場合、
電子,電磁用材料としての品質が劣化するためである。
なお、フォトエッチングにより穿孔される材料として
は、Ni50%以下のFe−Ni系合金を用いるのがより好適で
ある。
は、Ni50%以下のFe−Ni系合金を用いるのがより好適で
ある。
またBは、この発明のFe−Ni系合金の特性をきわだたせ
る重要な元素であり、CやSi,Mn,Crなど不純物元素の結
晶粒界への偏析を阻止すると共に、みずから結晶粒界や
他の欠陥部に優先的に凝集して再結晶の核となり、結晶
粒を微細化して等軸晶化を向上させる。しかし、このよ
うな作用は0.001%未満の含有量では不十分であり、含
有量が増加するにしたがって顕著な効果を示すが、0.03
%を超えて添加すると、M2B(Ni,Cr,Fe)の金属間化合
物の外に、C,O,Nを含む種々のホウ化物が生成し高温で
凝固割れを起こす危険性が高くなるので、上限は0.03%
に限定する必要がある。
る重要な元素であり、CやSi,Mn,Crなど不純物元素の結
晶粒界への偏析を阻止すると共に、みずから結晶粒界や
他の欠陥部に優先的に凝集して再結晶の核となり、結晶
粒を微細化して等軸晶化を向上させる。しかし、このよ
うな作用は0.001%未満の含有量では不十分であり、含
有量が増加するにしたがって顕著な効果を示すが、0.03
%を超えて添加すると、M2B(Ni,Cr,Fe)の金属間化合
物の外に、C,O,Nを含む種々のホウ化物が生成し高温で
凝固割れを起こす危険性が高くなるので、上限は0.03%
に限定する必要がある。
本発明において採用するFe−Ni系合金の素材は、通常の
造塊材ではなく連続鋳造材とする。このように被処理材
を、連続鋳造材(スラブ)とする理由は、普通造塊材に
比べると、連続鋳造スラブの方がマクロ的成分偏析が少
なく、かつ加工,熱処理特性に優れるためである。
造塊材ではなく連続鋳造材とする。このように被処理材
を、連続鋳造材(スラブ)とする理由は、普通造塊材に
比べると、連続鋳造スラブの方がマクロ的成分偏析が少
なく、かつ加工,熱処理特性に優れるためである。
なお、この連続鋳造スラブの場合、鋳片断面の結晶組織
は両側から柱状晶が発達した偏析の少ないものになる
が、その反面で“スジむら”に着目した場合次のような
現象も見られた。
は両側から柱状晶が発達した偏析の少ないものになる
が、その反面で“スジむら”に着目した場合次のような
現象も見られた。
すなわち、このスジむらは、成分偏析の他に、鋳造時の
柱状晶が、その後の加工,熱処理で消滅することなく、
形を変化させながら圧延加工により圧延方向に伸ばされ
たものが起因していることが判った。しかも、本発明者
らの研究によれば、最終板厚にまで加工された際に特定
方位をもつ柱状晶の長さの短いものは、その幅,長さも
相対的に小さくなり、エッチング穿孔時に発生する部分
的なエッチング速度の差は見られず、したがって、連続
したスジむらとしては観察されなかった。ところが、こ
の柱状晶(結晶粒)の長さが長いものは、加工を経ても
その幅および長さに相当するものがそのまま,すなわち
大きいまま残存し、これがエッチング時のスジむらとな
ったのである。
柱状晶が、その後の加工,熱処理で消滅することなく、
形を変化させながら圧延加工により圧延方向に伸ばされ
たものが起因していることが判った。しかも、本発明者
らの研究によれば、最終板厚にまで加工された際に特定
方位をもつ柱状晶の長さの短いものは、その幅,長さも
相対的に小さくなり、エッチング穿孔時に発生する部分
的なエッチング速度の差は見られず、したがって、連続
したスジむらとしては観察されなかった。ところが、こ
の柱状晶(結晶粒)の長さが長いものは、加工を経ても
その幅および長さに相当するものがそのまま,すなわち
大きいまま残存し、これがエッチング時のスジむらとな
ったのである。
このスジむらが出るか否かの限界となる柱状晶の長さ
は、上記成分組成の場合、すなわちBを含むと、鋳片の
等軸晶率にして20%が境となる。
は、上記成分組成の場合、すなわちBを含むと、鋳片の
等軸晶率にして20%が境となる。
本発明は、こうした両者の問題点をともに克服する方法
として、等軸晶率20%を境にする好適な熱処理法を提供
して、いずれの場合もスジむらが出ないようにしたので
ある。
として、等軸晶率20%を境にする好適な熱処理法を提供
して、いずれの場合もスジむらが出ないようにしたので
ある。
次に、スラブ熱処理温度を1000℃以上とした理由は、等
軸晶率20%以下のスラブにおいては、安定な方位をもつ
柱状晶の影響が強いため、1000℃以下の低い温度では、
スジむらが出ないようにするべくかかる柱状晶を分断
し、ランダム化させるには不十分なためである。
軸晶率20%以下のスラブにおいては、安定な方位をもつ
柱状晶の影響が強いため、1000℃以下の低い温度では、
スジむらが出ないようにするべくかかる柱状晶を分断
し、ランダム化させるには不十分なためである。
これに対し、等軸晶率が20%を超えると、この柱状晶が
熱間圧延後も残るようなことがなく、したがって、スジ
むらの発生機会が少ないので950℃という低い熱処理温
度でもよいのである。ただし、この熱処理温度が950℃
以下になると、偏析の軽減が十分に行なわれず、偏析を
原因とするスジむらの発生が生じるようになる。
熱間圧延後も残るようなことがなく、したがって、スジ
むらの発生機会が少ないので950℃という低い熱処理温
度でもよいのである。ただし、この熱処理温度が950℃
以下になると、偏析の軽減が十分に行なわれず、偏析を
原因とするスジむらの発生が生じるようになる。
なお、本発明においては、上述のように連続鋳造鋳片の
等軸晶率をコントロールするために、連続鋳造機のモー
ルドもしくは2次冷却帯に電磁攪拌装置(EMS)を設置
し、電磁力を調整することにより、鋳片内の未凝固溶湯
を攪拌して等軸晶率を目標のものにする。あるいは、注
湯温度のコントロール,超音波振動によっても等軸晶率
を目標のものにすることができる。
等軸晶率をコントロールするために、連続鋳造機のモー
ルドもしくは2次冷却帯に電磁攪拌装置(EMS)を設置
し、電磁力を調整することにより、鋳片内の未凝固溶湯
を攪拌して等軸晶率を目標のものにする。あるいは、注
湯温度のコントロール,超音波振動によっても等軸晶率
を目標のものにすることができる。
以上説明したように本発明は、Fe−Ni系合金に対し、適
量のBを添加し、連続鋳造時での凝固をコントロールし
かつ連鋳スラブに対し適正な熱処理を施すことにより、
結晶の均質化および成分偏析の軽減が同時に実現でき
る。そのため、本発明においては、エッチング時のスジ
むらを発生することのないFe−Ni系合金を製造すること
ができる。
量のBを添加し、連続鋳造時での凝固をコントロールし
かつ連鋳スラブに対し適正な熱処理を施すことにより、
結晶の均質化および成分偏析の軽減が同時に実現でき
る。そのため、本発明においては、エッチング時のスジ
むらを発生することのないFe−Ni系合金を製造すること
ができる。
第1表に、この実施例で用いたFe−Ni系合金の化学組成
および等軸晶率などの実施の条件とその結果を示す。
および等軸晶率などの実施の条件とその結果を示す。
この第1表に示した特に本発明の対象とする合金は、電
気炉で溶解した溶融金属を、引き続いてAOD法またはVOD
法により精錬し、次いで連続鋳造機にてこれに付帯させ
た電磁攪拌装置を作動させ等軸晶率を制御しながら鋳造
し、第1表に示すような所定の連鋳スラブを得た。
気炉で溶解した溶融金属を、引き続いてAOD法またはVOD
法により精錬し、次いで連続鋳造機にてこれに付帯させ
た電磁攪拌装置を作動させ等軸晶率を制御しながら鋳造
し、第1表に示すような所定の連鋳スラブを得た。
次いで、この連鋳スラブを冷却し手入れを施した後、95
0℃以上の所定の温度で1時間以上加熱保持し、その後
熱間圧延を施して5.5mm厚のコイルとした。その熱間圧
延以降は常法に従い冷間圧延と熱処理を適宜組合わせた
常法に従う処理を行って最終製品を得た。
0℃以上の所定の温度で1時間以上加熱保持し、その後
熱間圧延を施して5.5mm厚のコイルとした。その熱間圧
延以降は常法に従い冷間圧延と熱処理を適宜組合わせた
常法に従う処理を行って最終製品を得た。
このようにして製造した供試材料を、塩化第二鉄溶液
(比重1.45,50℃)で実際のフォトエッチング開孔を行
い、スジむら発生の有無を調査した。
(比重1.45,50℃)で実際のフォトエッチング開孔を行
い、スジむら発生の有無を調査した。
その結果は第1表に示すとおりであった。
この第1表に示すところから判るように、本発明法に従
って製造したFe−Ni系合金は、同一組成の従来法によっ
て製造した、普通造塊材のFe−Ni系合金(比較例)に比
べると、エッチング時のスジむらの発生はほとんど見ら
れず、エッチング用素材として優れた合金であることが
明らかとなった。
って製造したFe−Ni系合金は、同一組成の従来法によっ
て製造した、普通造塊材のFe−Ni系合金(比較例)に比
べると、エッチング時のスジむらの発生はほとんど見ら
れず、エッチング用素材として優れた合金であることが
明らかとなった。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明方法によって製造したBを
適量添加したFe−Ni系合金は、フォトエッチング穿孔後
のスジむらが全く無いため、電子,電磁材料として望ま
しい性質を有するFe−Ni系合金を安価に提供することが
できる。
適量添加したFe−Ni系合金は、フォトエッチング穿孔後
のスジむらが全く無いため、電子,電磁材料として望ま
しい性質を有するFe−Ni系合金を安価に提供することが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】Niを30〜80wt%,Bを0.001〜0.03wt%含
み、残部が主としてFeであるFe−Ni系合金の等軸晶率20
%以下の連続鋳造スラブを、1000℃以上の温度で1時間
以上加熱保持することを特徴とするエッチング時のスジ
むら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法。 - 【請求項2】Niを30〜80wt%,Bを0.001〜0.03wt%含
み、残部が主としてFeであるFe−Ni系合金を連続鋳造す
ると共にこの鋳造に際して電磁攪拌,注湯温度のコント
ロール,または超音波振動を施すことにより鋳片の等軸
晶率が20%を超える連続鋳造スラブを調製し、この連続
鋳造スラブを950℃以上の温度で1時間以上加熱保持す
ることを特徴とするエッチング時のスジむら抑制効果に
優れるFe−Ni系合金の製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204622A JPH0778271B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
| CA 607827 CA1319589C (en) | 1988-08-19 | 1989-08-09 | Method of producing fe-ni series alloys having improved effect for restraining streaks during etching |
| KR1019890011655A KR930006300B1 (ko) | 1988-08-19 | 1989-08-16 | 에칭시의줄무늬억제효과가우수한철-니켈계합금의제조방법 |
| DE19893927310 DE3927310C2 (de) | 1988-08-19 | 1989-08-18 | Verfahren zum Herstellen von für Lochmasken von Kathodenstrahlröhren geeigneten Platten aus Fe-Ni-Legierungen mit verbesserter Beständigkeit gegen Ätzstreifen |
| FR8911041A FR2641546B1 (fr) | 1988-08-19 | 1989-08-18 | Procede de production d'alliages de la serie fe-ni ayant un effet moderateur ameliore de la presence de trainees pendant la gravure |
| FR909000060A FR2641796B1 (fr) | 1988-08-19 | 1990-01-04 | Procede de production d'alliages de la serie fe-ni-b ayant un effet moderateur ameliore de la presence de trainees pendant la gravure |
| US07/686,847 US5325911A (en) | 1988-08-19 | 1991-04-17 | Method of producing Fe-Ni series alloys having improved effect for restraining streaks during etching |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204622A JPH0778271B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0254744A JPH0254744A (ja) | 1990-02-23 |
| JPH0778271B2 true JPH0778271B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=16493523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63204622A Expired - Lifetime JPH0778271B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778271B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69207482T2 (de) * | 1991-05-30 | 1996-05-30 | Hitachi Metals Ltd | Werkstoff für Lochmaske mit hoher Schärfe und Verfahren zu seiner Herstellung |
| JP6300574B2 (ja) * | 2014-02-28 | 2018-03-28 | 新報国製鉄株式会社 | 高剛性低熱膨張鋳物 |
| CN116162868B (zh) * | 2023-01-17 | 2024-06-14 | 北京北冶功能材料有限公司 | 一种中镍软磁合金及其制备方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60128253A (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-09 | Nippon Mining Co Ltd | エツチング時のスジむらの発生を抑制したシヤドウマスク用鉄−ニツケル基合金の製造方法 |
| JPS613835A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-09 | Nippon Mining Co Ltd | Fe−Ni系合金の製造方法 |
| JPS61199059A (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-03 | Nippon Mining Co Ltd | シヤドウマスクの製造方法 |
| JPS61223188A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-03 | Nippon Mining Co Ltd | エツチング時のスジむらの発生を抑制したシヤドウマスク用鉄−ニツケル系合金 |
| JPH0676650B2 (ja) * | 1987-02-03 | 1994-09-28 | 日本鋼管株式会社 | シャドウマスク用Fe―Ni合金 |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP63204622A patent/JPH0778271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0254744A (ja) | 1990-02-23 |
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