JPH0778312B2 - エポキシ樹脂装飾部の染色方法 - Google Patents
エポキシ樹脂装飾部の染色方法Info
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- JPH0778312B2 JPH0778312B2 JP5246369A JP24636993A JPH0778312B2 JP H0778312 B2 JPH0778312 B2 JP H0778312B2 JP 5246369 A JP5246369 A JP 5246369A JP 24636993 A JP24636993 A JP 24636993A JP H0778312 B2 JPH0778312 B2 JP H0778312B2
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Landscapes
- Coloring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂からなる
各種の装飾部を酸性染料で染色するエポキシ樹脂装飾部
の染色方法に関するものである。
各種の装飾部を酸性染料で染色するエポキシ樹脂装飾部
の染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば眼鏡枠を例に取ると、眼鏡枠は顔
面に装着されるものであることから、ファッション性や
オシャレ感覚も購買意欲を増大させる重要な要素の一つ
となっている。
面に装着されるものであることから、ファッション性や
オシャレ感覚も購買意欲を増大させる重要な要素の一つ
となっている。
【0003】このようなことから、眼鏡枠の表面に金メ
ッキやイオンプレーティング、又電着塗装を施すことが
行われている。さらにはその一部に、エポキシ樹脂を主
体とした樹脂を用いて樹脂装飾部を形成すること(かか
る樹脂装飾部を形成する加工を、当業界においては七宝
加工と呼んでいる。そこで本明細書においては、この用
語も使用する)も行われており、これらの加工によって
眼鏡枠のカラー化が図られてきた。しかし、これら従前
の手段によるだけではカラー化に限界があり、多様化し
た消費者ニーズに充分に応えることができなかった。
ッキやイオンプレーティング、又電着塗装を施すことが
行われている。さらにはその一部に、エポキシ樹脂を主
体とした樹脂を用いて樹脂装飾部を形成すること(かか
る樹脂装飾部を形成する加工を、当業界においては七宝
加工と呼んでいる。そこで本明細書においては、この用
語も使用する)も行われており、これらの加工によって
眼鏡枠のカラー化が図られてきた。しかし、これら従前
の手段によるだけではカラー化に限界があり、多様化し
た消費者ニーズに充分に応えることができなかった。
【0004】そこで近年、前記七宝加工部に分散染料に
て転写加工を施し、これによって装飾の多様化を図らん
とする試みも一部で行われている。これは、分散染料が
エポキシ樹脂に良好に染着するという周知技術を応用し
たものであった。
て転写加工を施し、これによって装飾の多様化を図らん
とする試みも一部で行われている。これは、分散染料が
エポキシ樹脂に良好に染着するという周知技術を応用し
たものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、七宝加
工部に分散染料にて転写加工を施す場合には次のような
問題があった。
工部に分散染料にて転写加工を施す場合には次のような
問題があった。
【0006】 七宝加工部の周辺が電着塗装部とされ
た被染物(眼鏡枠を構成するつるやヨロイ、ブリッジ
等)の該七宝加工部を染色する場合の問題点 電着塗装用の樹脂はアクリル系又はポリエステル系の樹
脂であり、或いはアクリル系樹脂とポリエステル系樹脂
の共重合物であるため、これらの樹脂は分散染料で良く
染まる。ところで、眼鏡枠における装飾部分は小面積の
部分であり、前記電着塗装部に施された七宝加工部は面
積がさらに小さい部分である。それ故、分散染料を用い
て該七宝加工部にだけ転写加工を施さんとしても至難の
ことであり、往々にして、その周辺の電着塗装部にも転
写されてしまう。そのため、七宝加工部の周辺部分を被
覆処理する必要があった。しかし前記のように、眼鏡枠
における装飾部分は小面積の部分であるために、該被覆
処理は細かい手作業とならざるを得ず、その処理に多大
の手間と時間を要する。特に七宝加工部が入り組んでい
る場合は、被覆処理は事実上不可能であった。又被覆処
理をなしえたとしても、染色後に、染色部を損傷しない
ようにこれを一々丁寧に剥がすことは、非常に気を使う
大変な作業となる。
た被染物(眼鏡枠を構成するつるやヨロイ、ブリッジ
等)の該七宝加工部を染色する場合の問題点 電着塗装用の樹脂はアクリル系又はポリエステル系の樹
脂であり、或いはアクリル系樹脂とポリエステル系樹脂
の共重合物であるため、これらの樹脂は分散染料で良く
染まる。ところで、眼鏡枠における装飾部分は小面積の
部分であり、前記電着塗装部に施された七宝加工部は面
積がさらに小さい部分である。それ故、分散染料を用い
て該七宝加工部にだけ転写加工を施さんとしても至難の
ことであり、往々にして、その周辺の電着塗装部にも転
写されてしまう。そのため、七宝加工部の周辺部分を被
覆処理する必要があった。しかし前記のように、眼鏡枠
における装飾部分は小面積の部分であるために、該被覆
処理は細かい手作業とならざるを得ず、その処理に多大
の手間と時間を要する。特に七宝加工部が入り組んでい
る場合は、被覆処理は事実上不可能であった。又被覆処
理をなしえたとしても、染色後に、染色部を損傷しない
ようにこれを一々丁寧に剥がすことは、非常に気を使う
大変な作業となる。
【0007】なお前記七宝加工部に染色模様を付する他
の手段としては、七宝加工部に手書きによって分散染料
を付けて染色する手工的手段も考えられる。しかし手書
きの際に、電着塗装部の領域に染料がはみ出るおそれが
多分にある。従って転写加工における場合と同様に、七
宝加工部の周辺部分を被覆処理しなければならず、該被
覆処理に伴って前記問題点が同様に生ずることとなる。
の手段としては、七宝加工部に手書きによって分散染料
を付けて染色する手工的手段も考えられる。しかし手書
きの際に、電着塗装部の領域に染料がはみ出るおそれが
多分にある。従って転写加工における場合と同様に、七
宝加工部の周辺部分を被覆処理しなければならず、該被
覆処理に伴って前記問題点が同様に生ずることとなる。
【0008】このようなことから、七宝加工部の周辺が
電着塗装部とされてなる該七宝加工部に対しては、転写
加工等によって染色を施すことはこれまで殆ど行われて
いなかった。一部で行われているとしても、単純な模様
を染色できるのが精々であった。又該染色模様が赤系色
の分散染料によるものであるときは(赤系色の染料は、
単独で或いは三原色の一つとして頻繁に使用されてい
る)、該染料の日光堅牢度は等級外の判定のものであり
(フェードオメーター退色試験機による試験では、2時
間程度で退色した)、装飾物の価値が減殺されたものと
なる問題があった。
電着塗装部とされてなる該七宝加工部に対しては、転写
加工等によって染色を施すことはこれまで殆ど行われて
いなかった。一部で行われているとしても、単純な模様
を染色できるのが精々であった。又該染色模様が赤系色
の分散染料によるものであるときは(赤系色の染料は、
単独で或いは三原色の一つとして頻繁に使用されてい
る)、該染料の日光堅牢度は等級外の判定のものであり
(フェードオメーター退色試験機による試験では、2時
間程度で退色した)、装飾物の価値が減殺されたものと
なる問題があった。
【0009】 七宝加工部の周辺が金メッキ部やイオ
ンプレーティングによる皮膜部である場合の問題点 七宝加工部の周囲が金メッキ部やイオンプレーティング
による皮膜部であるときは、分散染料を用いてこれに転
写加工等を施しても、分散染料によってメッキ部や皮膜
部が染色されるおそれはない。しかしながら分散染料が
赤系色のものである場合は、前記と同様に短時間の内に
退色してしまい、装飾物の価値が下落する問題があっ
た。
ンプレーティングによる皮膜部である場合の問題点 七宝加工部の周囲が金メッキ部やイオンプレーティング
による皮膜部であるときは、分散染料を用いてこれに転
写加工等を施しても、分散染料によってメッキ部や皮膜
部が染色されるおそれはない。しかしながら分散染料が
赤系色のものである場合は、前記と同様に短時間の内に
退色してしまい、装飾物の価値が下落する問題があっ
た。
【0010】本発明は、主としてかかる問題点を解決し
うるエポキシ樹脂装飾部の染色方法の提供を目的とする
ものである。
うるエポキシ樹脂装飾部の染色方法の提供を目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、エポキシ樹
脂の装飾部を分散染料で染色する従来の染色法には前記
のような問題点があったことに鑑み、分散染料以外の適
当な染料を探し求めて、広範な染色分野で、被染物と染
料の染色性・日光堅牢度等との関係に付いて種々研究を
重ねた。その過程において、絹や羊毛繊維、ナイロン繊
維の染色分野において、染色性や日光堅牢度等の面で酸
性染料が好都合に採用されていることに着眼した。酸性
染料がこれらの繊維に対して染色性が良好であるのは、
これらの繊維に含まれているアミノ基が、酸性染料に含
まれているカルボキシル基と化学結合するからである。
そして、酸性染料がアクリル繊維やポリエステル繊維に
染着しないことは周知である。
脂の装飾部を分散染料で染色する従来の染色法には前記
のような問題点があったことに鑑み、分散染料以外の適
当な染料を探し求めて、広範な染色分野で、被染物と染
料の染色性・日光堅牢度等との関係に付いて種々研究を
重ねた。その過程において、絹や羊毛繊維、ナイロン繊
維の染色分野において、染色性や日光堅牢度等の面で酸
性染料が好都合に採用されていることに着眼した。酸性
染料がこれらの繊維に対して染色性が良好であるのは、
これらの繊維に含まれているアミノ基が、酸性染料に含
まれているカルボキシル基と化学結合するからである。
そして、酸性染料がアクリル繊維やポリエステル繊維に
染着しないことは周知である。
【0012】このような知見を基にさらに研究を重ねた
結果、七宝加工に用いられるエポキシ樹脂は、ビスフェ
ノールAと変成アミンの多重合物であって高分子化され
た樹脂の中に遊離のアミノ基を有することに着眼し、該
エポキシ樹脂の染色に酸性染料を適用する次のような技
術的手段を想到した。
結果、七宝加工に用いられるエポキシ樹脂は、ビスフェ
ノールAと変成アミンの多重合物であって高分子化され
た樹脂の中に遊離のアミノ基を有することに着眼し、該
エポキシ樹脂の染色に酸性染料を適用する次のような技
術的手段を想到した。
【0013】即ち本発明に係るエポキシ樹脂装飾部の染
色方法の一は、エポキシ樹脂からなる装飾部を酸性染料
(含金属染料を含む各種の酸性染料を採用できる)を用
いて染色することを特徴とするものである。
色方法の一は、エポキシ樹脂からなる装飾部を酸性染料
(含金属染料を含む各種の酸性染料を採用できる)を用
いて染色することを特徴とするものである。
【0014】本発明が捺染による場合において、特に、
エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が電着塗装部として
形成されているときは、被染物の該装飾部に、その周辺
を含めて、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を施
し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着
固定する。又エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が金メ
ッキ部として形成されているときは、被染物の該装飾部
に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を施して後、
蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着固定する。又
エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺がイオンプレーティ
ングによる皮膜部として形成されているときは、被染物
の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を
施し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染
着固定する。又エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が、
金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部等を保
護するアクリル樹脂の保護膜部5として形成されている
ときは、被染物の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊
を用いて模様を施し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を
施して染料を染着固定する。
エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が電着塗装部として
形成されているときは、被染物の該装飾部に、その周辺
を含めて、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を施
し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着
固定する。又エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が金メ
ッキ部として形成されているときは、被染物の該装飾部
に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を施して後、
蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着固定する。又
エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺がイオンプレーティ
ングによる皮膜部として形成されているときは、被染物
の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を
施し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染
着固定する。又エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が、
金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部等を保
護するアクリル樹脂の保護膜部5として形成されている
ときは、被染物の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊
を用いて模様を施し、その後、蒸気雰囲気下で熱処理を
施して染料を染着固定する。
【0015】なお本発明は浸染によってもよく、その場
合は、前記被染物を酸性染料を含む染浴中に漬けて、該
エボキシ樹脂からなる装飾部を染色する。
合は、前記被染物を酸性染料を含む染浴中に漬けて、該
エボキシ樹脂からなる装飾部を染色する。
【0016】
【作用】エポキシ樹脂中の遊離のアミノ基が、酸性染料
に含まれているカルボキシル基と化学結合するため、七
宝樹脂は酸性染料で良好に染色される。しかし酸性染料
は、アクリル系樹脂やポリエステル系樹脂、或いはその
共重合物である電着塗装用の樹脂には染着しない。又、
得られた染色部の日光堅牢度は良好である。
に含まれているカルボキシル基と化学結合するため、七
宝樹脂は酸性染料で良好に染色される。しかし酸性染料
は、アクリル系樹脂やポリエステル系樹脂、或いはその
共重合物である電着塗装用の樹脂には染着しない。又、
得られた染色部の日光堅牢度は良好である。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1実施例 本発明の第1の実施例は、七宝樹脂による装飾部1の周
辺が電着塗装部2とされている図1に示す被染物(例え
ば、眼鏡枠を構成するつる)3を対象とし、該装飾部1
に酸性染料を用いて染色する場合である。
る。第1実施例 本発明の第1の実施例は、七宝樹脂による装飾部1の周
辺が電着塗装部2とされている図1に示す被染物(例え
ば、眼鏡枠を構成するつる)3を対象とし、該装飾部1
に酸性染料を用いて染色する場合である。
【0018】その工程は、七宝樹脂による装飾部の表面
に、酸性染料を用いて、例えば印捺や手工的手段によっ
て捺染する。該酸性染料としては、三原色の組合せとし
て、例えばアシッドレッド249、アシッドエロー2
5、アシッドブルー112を用いる。該印捺の際、染料
が装飾部1の領域から電着塗装部2の領域にはみ出たと
しても、酸性染料は、アクリル系樹脂やポリエステル系
樹脂、或いはその共重合物からなる電着塗装樹脂には染
着しないため、はみ出て印捺されても一向に差し支えな
い。そこで、電着塗装部2の領域を含めて印捺を施す。
その後、湿度85〜100%、温度90〜100度C程
度の蒸気雰囲気下で約30分程度熱処理を施して染料を
染着固定する。特に、染着時間の短縮や染着性の一層の
向上を図らんとするときは、高温高圧の蒸気雰囲気下で
熱処理を施してもよい。然る後、不要の捺染糊を水洗に
より除去する。これによって、七宝樹脂部だけが染着さ
れた被染物が得られる。該得られた被染物を、フェード
オメーター退色試験機によって退色試験を行ったとこ
ろ、約20時間を経ても殆ど退色していなかった。
に、酸性染料を用いて、例えば印捺や手工的手段によっ
て捺染する。該酸性染料としては、三原色の組合せとし
て、例えばアシッドレッド249、アシッドエロー2
5、アシッドブルー112を用いる。該印捺の際、染料
が装飾部1の領域から電着塗装部2の領域にはみ出たと
しても、酸性染料は、アクリル系樹脂やポリエステル系
樹脂、或いはその共重合物からなる電着塗装樹脂には染
着しないため、はみ出て印捺されても一向に差し支えな
い。そこで、電着塗装部2の領域を含めて印捺を施す。
その後、湿度85〜100%、温度90〜100度C程
度の蒸気雰囲気下で約30分程度熱処理を施して染料を
染着固定する。特に、染着時間の短縮や染着性の一層の
向上を図らんとするときは、高温高圧の蒸気雰囲気下で
熱処理を施してもよい。然る後、不要の捺染糊を水洗に
より除去する。これによって、七宝樹脂部だけが染着さ
れた被染物が得られる。該得られた被染物を、フェード
オメーター退色試験機によって退色試験を行ったとこ
ろ、約20時間を経ても殆ど退色していなかった。
【0019】なお前記装飾部の染色は浸染法によって行
ってもよい。例えば、装飾部を染浴にその一端から時間
をかけて徐々に沈めていくことにより、染色時間の多少
によってぼかし模様を形成することができる。
ってもよい。例えば、装飾部を染浴にその一端から時間
をかけて徐々に沈めていくことにより、染色時間の多少
によってぼかし模様を形成することができる。
【0020】第2実施例 本発明の第2の実施例は、七宝樹脂による装飾部1の周
辺が金メッキ部4とされ又はイオンプレーティングによ
る皮膜部4とされている図2に示す被染物(例えば、眼
鏡枠を構成するヨロイ)3を対象とし、該装飾部1に含
金属染料を用いて染色する場合である。含金属染料は、
酸性染料の一種であるため、前記装飾部1には染着固定
するが、金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜
部には染着固定しない。それ故、含金属染料を用いて捺
染や浸染を施した場合、染料が装飾部の領域から金メッ
キ部の領域や皮膜部の領域にはみ出したとしても、はみ
出した染料が周辺に染着するおそれがない。
辺が金メッキ部4とされ又はイオンプレーティングによ
る皮膜部4とされている図2に示す被染物(例えば、眼
鏡枠を構成するヨロイ)3を対象とし、該装飾部1に含
金属染料を用いて染色する場合である。含金属染料は、
酸性染料の一種であるため、前記装飾部1には染着固定
するが、金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜
部には染着固定しない。それ故、含金属染料を用いて捺
染や浸染を施した場合、染料が装飾部の領域から金メッ
キ部の領域や皮膜部の領域にはみ出したとしても、はみ
出した染料が周辺に染着するおそれがない。
【0021】第3実施例 本発明の第3の実施例は、七宝樹脂による装飾部1の周
辺が、金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部
等4を保護するために設けられたアクリル樹脂の保護膜
部5とされている図3に示す被染物(例えば、眼鏡枠を
構成するブリッジ)3を対象とし、該装飾部1に前記実
施例におけると同様の酸性染料を用いて染色する場合で
ある。前記と同様に、染料が装飾部の領域から該保護膜
部の領域にはみ出たとしても、はみ出た染料が周辺に染
着するおそれがない。
辺が、金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部
等4を保護するために設けられたアクリル樹脂の保護膜
部5とされている図3に示す被染物(例えば、眼鏡枠を
構成するブリッジ)3を対象とし、該装飾部1に前記実
施例におけると同様の酸性染料を用いて染色する場合で
ある。前記と同様に、染料が装飾部の領域から該保護膜
部の領域にはみ出たとしても、はみ出た染料が周辺に染
着するおそれがない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、エポキシ樹脂を酸性染料で染
色するため、染色部の日光堅牢度が高く商品価値が劣化
しにくい。又エポキシ樹脂による装飾部が入り組んでい
てその周辺が電着塗装部とされている場合であっても、
染料が電着塗装部に付着することを気にすることなく、
装飾部に自由な柄表現で模様付けを行うことができる。
色するため、染色部の日光堅牢度が高く商品価値が劣化
しにくい。又エポキシ樹脂による装飾部が入り組んでい
てその周辺が電着塗装部とされている場合であっても、
染料が電着塗装部に付着することを気にすることなく、
装飾部に自由な柄表現で模様付けを行うことができる。
【0023】これによって、例えば眼鏡枠の装飾の分野
を例に取れば、模様付けの場所やその面積に制約を伴う
ことなく繊細な染色模様を容易に且つ低コストで形成す
ることができる。又染色部の日光堅牢度(特に赤系染料
に関しての日光堅牢度)が良好であるため、付加価値の
高い眼鏡枠を提供しうることとなる。
を例に取れば、模様付けの場所やその面積に制約を伴う
ことなく繊細な染色模様を容易に且つ低コストで形成す
ることができる。又染色部の日光堅牢度(特に赤系染料
に関しての日光堅牢度)が良好であるため、付加価値の
高い眼鏡枠を提供しうることとなる。
【図1】七宝樹脂による装飾部の周辺が電着塗装部とさ
れている被染物を示す断面図である。
れている被染物を示す断面図である。
【図2】七宝樹脂による装飾部の周辺が金メッキ部或い
はイオンプレーティングによる皮膜部とされている被染
物を示す断面図である。
はイオンプレーティングによる皮膜部とされている被染
物を示す断面図である。
【図3】七宝樹脂による装飾部の周辺がアクリル樹脂の
保護膜部とされている被染物を示す断面図である。
保護膜部とされている被染物を示す断面図である。
1 装飾部 2 電着塗装部 3 被染物 4 皮膜部 5 保護膜部
Claims (10)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂からなる装飾部を酸性染料
を用いて染色することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部
の染色方法。 - 【請求項2】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が電
着塗装部として形成された被染物の該装飾部に、その周
辺を含めて、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様を施
して後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着固定
することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の染色方法。 - 【請求項3】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が金
メッキ部として形成された被染物の該装飾部に、酸性染
料を加えた捺染糊を用いて模様を施して後、蒸気雰囲気
下で熱処理を施して染料を染着固定することを特徴とす
るエポキシ樹脂装飾部の染色方法。 - 【請求項4】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺がイ
オンプレーティングによる皮膜部として形成された被染
物の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様
を施して後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着
固定することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の染色方
法。 - 【請求項5】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が、
金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部等を保
護するアクリル樹脂の保護膜部5として形成された被染
物の該装飾部に、酸性染料を加えた捺染糊を用いて模様
を施して後、蒸気雰囲気下で熱処理を施して染料を染着
固定することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の染色方
法。 - 【請求項6】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が電
着塗装部として形成された被染物の該装飾部を、その周
辺を含めて、酸性染料を含む染浴中に漬けて、該装飾部
を染色することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の染色
方法。 - 【請求項7】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が金
メッキ部として形成された被染物の該装飾部を、酸性染
料を含む染浴中に漬けて、該装飾部を染色することを特
徴とするエポキシ樹脂装飾部の染色方法。 - 【請求項8】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺がイ
オンプレーティングによる皮膜部として形成された被染
物の該装飾部を、酸性染料を含む染浴中に漬けて、該装
飾部を染色することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の
染色方法。 - 【請求項9】 エポキシ樹脂からなる装飾部の周辺が、
金メッキ部やイオンプレーティングによる皮膜部等を保
護するアクリル樹脂の保護膜部5として形成された被染
物の該装飾部を、酸性染料を含む染浴中に漬けて、該装
飾部を染色することを特徴とするエポキシ樹脂装飾部の
染色方法。 - 【請求項10】 酸性染料が含金属染料である請求項1
〜9の何れかに記載のエポキシ樹脂装飾部の染色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246369A JPH0778312B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | エポキシ樹脂装飾部の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246369A JPH0778312B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | エポキシ樹脂装飾部の染色方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770947A JPH0770947A (ja) | 1995-03-14 |
| JPH0778312B2 true JPH0778312B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=17147525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5246369A Expired - Fee Related JPH0778312B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | エポキシ樹脂装飾部の染色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778312B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP5246369A patent/JPH0778312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0770947A (ja) | 1995-03-14 |
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| JPH0370038B2 (ja) |
Legal Events
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