JPH0779507A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH0779507A
JPH0779507A JP6135902A JP13590294A JPH0779507A JP H0779507 A JPH0779507 A JP H0779507A JP 6135902 A JP6135902 A JP 6135902A JP 13590294 A JP13590294 A JP 13590294A JP H0779507 A JPH0779507 A JP H0779507A
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JP
Japan
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electromagnet
partition wall
carrier
levitation body
levitation
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JP6135902A
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Shinji Koyano
真次 小谷野
Yoshimasa Oda
芳正 小田
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Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
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Publication date
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    • H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10P—GENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P72/00—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof
    • H10P72/30—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof for conveying, e.g. between different workstations
    • H10P72/32—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof for conveying, e.g. between different workstations between different workstations
    • H10P72/3204—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof for conveying, e.g. between different workstations between different workstations using magnetic elements
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G54/00—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G54/02—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
    • B65G54/025—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic the load being magnetically coupled with a piston-like driver moved within a tube

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  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電流が少なく、放出ガスの少ない搬送装
置を提供する。 【構成】 搬送棒を有する浮上体と、隔壁を介して浮上
体と対向する搬送機本体と、浮上体の位置を検出するセ
ンサ部と、浮上体を支持する磁力を発生する電磁石と、
電磁石と対向するよう浮上体に設けられたターゲット
と、これら電磁石とターゲットとセンサ部からなる磁気
支持部に作用する力のバランスをとる調整手段と、を設
けた。これらのセンサにより浮上体とそれぞれのセンサ
との間の隙間距離を検出し、それぞれの隙間が等しくな
るように電磁石の磁力の強度を制御する。このようにし
て浮上体を支持し、浮上体の搬送棒に搭載した物品を搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路など
の電子デバイスの製造のためのCVD装置、エッチング
装置、スパッタ装置、検査装置等の複数の真空容器間に
おいて物品の搬送を行う搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路などの電子デバイスの製
造装置や検査装置においては、高真空の雰囲気が広く使
われている。この様な環境の中で所要の動作または作業
を行う機構には、摺動接触や転がり接触等をする接触部
を持たない構成にする必要がある。なぜなら、接触部の
摩擦により発生する微細なパーティクルや放出ガス等
が、真空度の低下や真空雰囲気の汚染等を引き起こすか
らである。そのため、真空チャンバ内に設置される従来
の搬送装置は、接触部を持たないよう構成されている。
【0003】この従来の搬送装置を図10ないし図13
を参照して以下に説明する。真空チャンバ内に断面円形
の筒状隔壁1が設けられ、隔壁1の内周面1a側は大気
の状態に保たれている。また隔壁1の外周面1b側には
搬送棒2を有する浮上体3が設けられている。この浮上
体3は隔壁1の外径よりやや大きな径で形成され、かつ
その内周面3aが隔壁1の外周面1bに臨むように設置
されている。一方、隔壁1の内周面1a側には浮上体3
と磁気的に結合された搬送機本体4が設置されている。
この搬送機本体4は筒状隔壁1の内径よりもやや小さな
径で形成され、かつその外周面4aが隔壁1の内周面1
aに臨むように設置されている。この搬送機本体4はガ
イドレール9に沿って往復移動可能に取りつけられてお
り、ガイドレール9は搬送機本体4の開口部10を貫通
して隔壁1の両端間に横架されている。さらに搬送機本
体4の開口部10内にはリニアモータコイル11が配置
され、ガイドレール9にはこのリニアモータコイル11
と対面するようにモータ2次導体12が備えられてい
る。また、隔壁1は支持部13を介して回転軸14に連
結されている。
【0004】以上のように構成された搬送装置によれ
ば、搬送機本体4は駆動源であるリニアモータコイル1
1とモータ2次導体12によりガイドレール9に沿って
隔壁1の両端間を移動し、さらに、回転軸14の回転に
連動して回転する。搬送棒2は搬送機本体4と磁気的に
結合している浮上体3に取り付けられているのでこの動
きに追従する。すなわち、物品19の搬送に必要な直線
移動と方向転換が接触部を持たずに実現される。
【0005】ここで、隔壁を介して搬送機本体と浮上体
を磁気的に結合させている磁気支持部について詳細に説
明する。図10・図11のとおり、この搬送機本体4の
後端部には、V軸線上およびW軸線上にそれぞれ2つの
電磁石6・16が隔壁1の内周面1aに臨むように搬送
機本体4の外周面4aに配置されている。また、センサ
部8・18が、搬送機本体4の外周面側のV軸線上およ
びW軸線上近傍にそれぞれ2つずつ配置され、各軸線上
における浮上体3の浮上位置を検出している。また、浮
上体3の内周面には各電磁石6・16とそれぞれ対向す
る位置に、磁性材料によって形成されたターゲット7・
17が設けられている。そして、それら電磁石6・1
6、ターゲット7・17、センサ部8・18が磁気支持
部5・15をそれぞれ構成する。
【0006】ここで、V軸線およびW軸線は水平軸から
約45度傾いている。この場合は水平および垂直方向の
分力が1:1となるので制御が容易であるが、他の傾き
角でも、制御可能である。
【0007】前端部も後端部と同様に構成されている。
したがって、搬送機本体4には両端部に各4つずつ、合
計8つの電磁石とセンサ部が設けられている。
【0008】図12・図13に、磁気支持部が搬送機本
体の両端部の下側のみに設けられた搬送装置を示す。こ
の場合、搬送機本体4の前端部にはV軸線上およびW軸
線上の下側にそれぞれ電磁石26が隔壁1の内周面1a
に臨むように搬送機本体4の外周面4aに設置されてい
る。また、センサ部28・38が、搬送機本体4の外周
面側の各軸線上近傍にそれぞれ2つずつ配置され、各軸
線上における浮上体3の浮上位置を検出している。ま
た、浮上体3の内周面3aには各電磁石26とそれぞれ
対向する位置に、磁性材料によって形成されたターゲッ
ト27が設けられている。そして、それら電磁石26、
ターゲット27、センサ部28・38が磁気支持部25
を構成する。後端部も同様に構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10・図1
1に示す従来の装置においては、浮上体を保持するため
に、各軸線上ごとの電磁石の制御電流の合計が一定とな
る様に制御されている。そのため、たとえ搬送物品負荷
が小さくても消費電流は変わらない。そのために発熱量
は必要以上に大きくなる。したがって、隔壁の温度が上
がり、それにともなってガス放出量が大きくなる、とい
う問題点があった。
【0010】また、図12・図13に示す従来の装置に
おいては、搬送物品の負荷に応じて電流が流れるので前
述の課題は解決されるが、可搬重量が低下するという新
たな問題点が発生する。すなわち、物品を搭載すると後
端部下側の磁気支持部にはターゲットと電磁石との間隔
が減少する方向にモーメント力が作用する。一方、磁気
支持部においてターゲットと電磁石との間に作用する磁
力は制御電流により発生する吸引力であり、この吸引力
は前述のモーメント力と同一方向に作用している。した
がって、この搬送装置では、モーメント力と反対方向の
力を作用させることはできない。そのため、搬送物品負
荷がターゲットと電磁石を接触させるほど大きくなる
と、たとえ電磁石制御電流を切って吸引力を無くしたと
しても、浮上体を平行に浮上させるように制御すること
ができなくなる。このように、前後部の下側だけにしか
磁気支持部がない搬送装置では、物品の重量が増大した
場合に後側制御が不能となるので、図10・図11に示
す上側にも磁気支持部をもつ装置に比べて可搬重量は小
さくなる。
【0011】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、磁気支持部に生じる磁力を利用して物
品を搬送する搬送装置の低消費電力化・発熱防止・ガス
発生防止・可搬重量低下防止を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、筒状隔壁と、搬送品を搭載する搬送棒
と、隔壁の外周面側に位置するとともに搬送棒を有する
浮上体と、隔壁の内周面側に位置するとともに隔壁の両
端間を移動可能な搬送機本体と、搬送機本体に設けられ
るとともに浮上体を支持する磁力を発生する電磁石と、
浮上体の位置を検出するセンサ部と、電磁石と対向する
よう浮上体に設けられた磁性材料により形成されたター
ゲットと、電磁石とターゲットとセンサ部からなる磁気
支持部と、搬送物品により磁気支持部に作用する力のバ
ランスをとるための調整手段と、を備えたこととした。
【0013】
【作用】このように構成した搬送装置においては、搬送
物品負荷(搬送物品重量)が変わっても、調整手段が浮
上体とセンサ部との間隔(すなわち、互いに対向する電
磁石とターゲットの間隔)を、少量の励磁電流によって
制御できる範囲内に調整する。したがって、装置の消費
電力が負荷状況に応じて小さくなるので、発熱量が減少
し、これにともない、真空と接する筒状隔壁の発熱温度
も下がり放出ガスの発生量も少なくなる。さらに可搬重
量を減らさずに電磁石の個数を低減することもできる。
【0014】請求項2に記載の搬送装置においては、搬
送物品負荷が大きくなって搬送機本体の後端部に偏った
モーメント力が加わっても、後端部の上側に設けられた
電磁石がモーメント力と反対方向の磁力を発生させるこ
とができるので、電磁石とターゲットとの距離が一定に
なるように制御することができる。したがって少量の励
磁電流で浮上体を支持することができる。すなわち装置
の消費電力が負荷状況に応じて小さくなるので、発熱量
が減少し、これにともない、真空と接する筒状隔壁の発
熱温度も下がり放出ガスの発生量も少なくなる。さらに
可搬重量を減らさずに電磁石の個数を低減することもで
きる。
【0015】請求項3に記載の搬送装置においては、搬
送物品負荷が大きくなっても搬送棒両端側に物品が搭載
されるので、搬送機本体の下側に設けられた電磁石とタ
ーゲットとの距離が偏らずに磁力と負荷重量によるモー
メント力とが作用する。そのため、少数の電磁石(すな
わち少量の励磁電流)で浮上体を支持・制御することが
できる。したがって装置の消費電力が負荷状況に応じて
小さくなるので、発熱量が減少し、これにともない、真
空と接する筒状隔壁の発熱温度も下がり放出ガスの発生
量も少なくなる。さらに可搬重量を減らさずに電磁石の
個数を低減することもできる。
【0016】請求項4に記載の搬送装置においては、電
磁石の磁力と永久磁石の磁力の和が薄肉の隔壁を介して
浮上体のターゲットに作用するので、永久磁石の磁力の
分だけ、さらに少量の励磁電流で浮上体を支持・制御す
ることができる。すなわち装置の消費電力が負荷状況に
応じてさらに小さくなるので、発熱量が減少し、これに
ともない、真空と接する筒状隔壁の発熱温度も下がり放
出ガスの発生量も少なくなる。あるいは、励磁電流を変
えずに大きい荷重を支持することができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の第1の実施例による搬送装置を図1〜3
に示す。図1は正面図であるが、搬送機本体4に係わる
部分以外は図10の従来の搬送装置と同じ構成なので、
説明は省略する。
【0018】図2は搬送機本体4の後端部に係わる断面
図である。この後端部には、V軸線上およびW軸線上に
それぞれ磁気支持部5・15が設けられている。すなわ
ち、V軸線上およびW軸線上にそれぞれ2つの電磁石6
・16が隔壁1の内周面1aに臨むように搬送機本体4
の外周面4aに配置されている。また、センサ部8・1
8が、搬送機本体の外周面側のV軸線上およびW軸線上
近傍にそれぞれ2つずつ配置され、各軸線上における浮
上体3の浮上位置を検出している。また、浮上体3の内
周面には各電磁石6・16とそれぞれ対向する位置に、
磁性材料によって形成されたターゲット7・17が設け
られている。
【0019】図3に搬送機本体4の前端部に係わる断面
図を示す。この前端部には、V軸線上およびW軸線上の
下側にそれぞれ磁気支持部25が設けられている。すな
わち、各軸線上の下側にそれぞれ電磁石26が隔壁1の
内周面1aに臨むように搬送機本体4の外周面4aに設
置されている。また、センサ部28・38が、搬送機本
体の外周面側の各軸線上近傍にそれぞれ2つずつ配置さ
れ、各軸線上における浮上体3の浮上位置を検出してい
る。また、浮上体3の内周面には各電磁石26とそれぞ
れ対向する位置に、磁性材料によって形成されたターゲ
ット27が設けられている。
【0020】以上のように構成された第1の実施例によ
る搬送装置では、各センサ部が浮上体との距離を検出
し、各軸線ごとにセンサ部が検出した距離がそれぞれ等
しくなるように、図示しない制御部が各電磁石に与える
励磁電流を算出し、供給する。このとき消費電力は負荷
状況に応じた最小値となり、発生する熱量は最小限に抑
えられる。このようにして磁気的に支持された浮上体
は、搬送機本体の移動に追従する。すなわち、浮上体に
結合された搬送棒は物品を任意の位置に搬送できる。
【0021】ここで、第1の実施例による搬送装置にお
いて、浮上体を支持するために前後部の磁気支持部に作
用する力の大きさを図4を用いて説明する。図4に示す
様に、浮上体の重心位置をA、被搬送物品の重心位置を
B、浮上体重量をW1、物品重量をW2とすると、前後
端部の磁気支持部に必要なそれぞれの電磁石の吸引力R
1、R2は下記の式(1)、(2)の様に表せる。 R1={aW1+(a+b+c)W2}/(a+b) ・・・(1) R2=(bW1−cW2)/(a+b) ・・・(2) ここで、a=8cm,b=6cm,c=40cm,W1
=1Kg,W2=0.1Kgとすると、R1=0.96
Kg,R2=0.14Kgとなる。
【0022】さらに、W2=0.2Kgと物品重量が増
えた場合には、R1=1.34Kg,R2=−0.14
Kgとなる。このように、物品重量が増加するにつれて
後端部には下方向へ作用する力が必要となる。
【0023】図示しない制御部は、この電磁石の吸引力
R1,R2を発生させるのに必要な励磁電流を算出し、
各電磁石に供給する。
【0024】次に、本発明の第2の実施例による搬送装
置について説明する。図5は第2の実施例による搬送機
本体の前端部を示す断面図で、第1の実施例における図
3に対応している。ここで、電磁石25の少なくとも一
部に永久磁石20が用いられていることが第1の実施例
と相違している。これ以外は同じ構成なので説明は省略
する。
【0025】この場合、前側電磁石の吸引力には併用す
る永久磁石20の磁力も充当されているので、さらに小
さい励磁電流で必要な吸引力(磁力)を得ることができ
る。したがって、第1の実施例よりもさらに低消費電力
で駆動可能となり、発生する熱量はさらに小さくなる。
あるいは、同じ消費電力で可搬重量を大きくすることが
できる。ここでは、前端部の下側の電磁石に永久磁石を
用いた例を示したが、後端部のいずれの電磁石に永久磁
石を用いても同様の効果がある。
【0026】次に、本発明の第3の実施例による搬送装
置を図6に示す。搬送機本体に係わる部分の断面図は前
後両端部とも第1の実施例を示した図3と同様である。
すなわち、上記搬送機本体4の両端部には下側に磁気支
持部が配置され、V軸線上およびW軸線上の下側にそれ
ぞれ電磁石26が隔壁1の内周面1aに臨むように搬送
機本体4の外周面4aに配置されている。また、搬送機
本体の外周面側の各軸線上近傍に、それぞれ2つずつセ
ンサ部28・38が配置され、各軸線上における浮上体
3の浮上位置を検出している。また、浮上体3の内周面
には各電磁石26とそれぞれ対向する位置に、磁性材料
によって形成されたターゲット27が設けられている。
さらに、浮上体3には両端側に物品搭載部を有する搬送
棒2が接合されている。なお、その他の構成および動作
は前述の第1の実施例と同様であるため説明を省略す
る。
【0027】以上のように構成された第3の実施例の搬
送装置によれば、第1の実施例と同様に消費電力は負荷
状況に応じて最小となり、少量の励磁電流で浮上体を支
持できるので、発生する熱量は最小限に抑えられる。す
なわち、装置の発熱防止及び低消費電流化及びガス発生
の防止を図ることができる。
【0028】ここで、第3の実施例による搬送装置にお
いて、浮上体を支持するために前後部の磁気支持部で作
用する力の大きさを図7を用いて説明する。図7に示す
様に、浮上体の重心位置をA、被搬送物品の重心位置を
BおよびC、浮上体重量をW3、物品重量をW4および
W5とすると、前後端部の磁気支持部に必要なそれぞれ
の電磁石の吸引力R3、R4は下記の式(3)、(4)
の様に表せる。 R3={dW3+(d+e+f)W4−gW5}/(d+e) ・・・(3 ) R4={eW3−fW4+(d+e+g)W5}/(d+e) ・・・(4 ) ここで、d=8cm,e=6cm,W3=1.75K
g,簡略化のためf=g=40cm,W4=W5=0.
1Kgとすると、R3=1.10Kg,R4=0.85
Kgとなる。
【0029】さらに、W4=0.2Kgと物品重量が増
えた場合には、R3=1.20Kg,R4=0.95K
gとなる。このように、物品重量が増加しても実際には
電磁石の吸引力が負になることはなく、すなわち前述の
第1の実施例のように後端部において下方向に作用する
力を必要としない。したがって、下側の磁気支持部のみ
で、物品を安定して搬送することができる。
【0030】第1の実施例の場合と同様に図示しない制
御部は、この電磁石の吸引力R1,R2を発生させるの
に必要な励磁電流を算出し、各電磁石に供給する。ここ
では、磁気支持部から両側の搬送品中心までのそれぞれ
の距離が等しいと、簡略化して計算したが、この距離が
両側で異なる場合でも同様である。
【0031】さらにこの第3の実施例によれば、物品搭
載箇所が両端に2箇所あるので一度に2枚の物品を保持
することができる。したがって、ある容器への物品の出
し入れを、1回のゲートバルブの開閉動作で行うことが
でき、搬送時間の短縮も実現される。
【0032】1箇所の物品搭載箇所を有する第1の実施
例の搬送装置と複数の真空容器により構成された一例を
図8に示す。ここで、真空室VC1の物品を真空室VC
2へ、真空室VC2の物品を真空室VC3へ搬送する場
合、同時に異なるゲートバルブは開かないので次のよう
なステップになる。 (a)ゲートバルブGV2を開く。 (b)搬送棒が移動し真空室VC2内のWF2を取る。 (c)ゲートバルブGV2を閉じる。 (d)搬送装置回転(真空室VC3前へ)。 (e)ゲートバルブGV3を開く。 (f)搬送棒が移動し真空室VC3内へWF2を置く。 (g)ゲートバルブGV3を閉じる。 (h)搬送装置回転(真空室VC1前へ)。 (i)ゲートバルブGV1を開く。 (j)搬送棒が移動し真空室VC1内のWF1を取る。 (k)ゲートバルブGV1を閉じる。 (l)搬送装置回転(真空室VC2前へ)。 (m)ゲートバルブGV2を開く。 (n)搬送棒が移動し真空室VC2内へWF1を置く。 (o)ゲートバルブGV2を閉じる。 という15ステップの動作が必要である。
【0033】一方、2箇所の物品搭載箇所を有する第3
の実施例の搬送装置と複数の真空容器によって構成され
た一例を図9に示す。ここでも、上記と同様真空室VC
1の物品を真空室VC2へ、真空室VC2の物品を真空
室VC3へ搬送する場合は、次のようなステップとな
る。 (A)ゲートバルブGV1を開く。 (B)搬送棒が移動し真空室VC1内のWF1を取る。 (C)ゲートバルブGV1を閉じる。 (D)搬送装置回転(真空室VC2前へ)。 (E)ゲートバルブGV2を開く。 (F)搬送棒が移動し真空室VC2内のWF2を取る。 (G)搬送装置180゜回転。 (H)搬送棒が移動し真空室VC2内へWF1を置く。 (I)ゲートバルブGV2を閉じる。 (J)搬送装置回転(真空室VC3前へ)。 (K)ゲートバルブGV3を開く。 (L)搬送棒が移動し真空室VC3内へWF2を置く。 (M)ゲートバルブGV3を閉じる。 という13ステップの動作で済むことになる。図8・図
9において、真空室及び搬送装置が設置された部屋は四
辺形で表してあるが、他の多角形の場合でも回転角度が
異なるだけで、基本的には同一のステップである。
【0034】なお、本実施例では駆動源としてリニアモ
ータの例を示したが、他駆動方式(例えばボールねじと
モータ等)を用いることもできる。また、本実施例では
回転軸の付いた例を示したが、回転機構を備えていなく
ともよい。さらに、上下移動機構を付加させることもで
きる。また、磁気支持部を搬送機本体の端部に設けてい
るが、必ずしも端部に設ける必要もない。また、本実施
例では隔壁外周側が真空状態の例を示したが、大気状態
であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、磁気支持部に作用
する力のバランスをとる調整手段を設けたことにより、
少量の励磁電流で浮上体を支持でき、装置の発熱防止、
低消費電流化及び発生ガス防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による搬送装置の正面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例による搬送装置の搬送機
本体の後端部に係わる部分の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例による搬送装置の搬送機
本体の前端部、および第3の実施例の搬送機本体の前後
端部に係わる部分の断面図である
【図4】本発明の第1の実施例による搬送装置に作用す
る力を示す模式図である。
【図5】本発明の第2の実施例による搬送装置の搬送機
本体の前端部に係わる断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例による搬送装置の正面図
である。
【図7】本発明の第3の実施例による搬送装置に作用す
る力を示す模式図である。
【図8】本発明の第1の実施例による搬送装置と複数の
真空容器により構成された一例を示す概略図である。
【図9】本発明の第3の実施例である搬送装置と複数の
真空容器により構成された一例を示す概略図である。
【図10】従来技術による搬送装置の正面図である。
【図11】従来技術による搬送装置の断面図である。
【図12】従来技術による他の搬送装置の正面図であ
る。
【図13】従来技術による他の搬送装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 筒状隔壁 2 搬送棒 3 浮上体 4 搬送機本体 5,15,25,35 磁気支持部 6,16,26,36 電磁石 7,17,27,37 ターゲット 8,18,28,38 センサ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状隔壁と、 搬送品を搭載する搬送棒と、 前記隔壁の外周面側に位置するとともに前記搬送棒を有
    する浮上体と、 前記隔壁の内周面側に位置するとともに前記隔壁の両端
    間を移動可能な搬送機本体と、 前記搬送機本体に設けられるとともに前記浮上体を支持
    する磁力を発生する電磁石と、 前記浮上体の位置を検出するセンサ部と、 前記電磁石と対向するよう前記浮上体に設けられた磁性
    材料により形成されたターゲットと、 前記電磁石と前記ターゲットと前記センサ部からなる磁
    気支持部と、 前記搬送物品により前記磁気支持部に作用する力のバラ
    ンスをとるための調整手段と、 を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 筒状隔壁と、 搬送品を搭載する搬送棒と、 前記隔壁の外周面側に位置するとともに前記搬送棒を一
    方の側に有する浮上体と、 前記隔壁の内周面側に位置するとともに前記隔壁の両端
    間を移動可能な搬送機本体と、 前記搬送機本体の搬送棒側の略端部には下側に配置さ
    れ、前記搬送機本体の他方側の略端部には下側および上
    側に配置されるとともに前記浮上体を支持する磁力を発
    生する電磁石と、 前記浮上体の位置を検出するセンサ部と、 前記電磁石と対向するよう前記浮上体に設けられた磁性
    材料により形成されたターゲットと、 前記電磁石と前記ターゲットと前記センサ部からなる磁
    気支持部と、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 筒状隔壁と、 搬送品を両端部に搭載する搬送棒と、 前記搬送棒が接合され、前記隔壁の外周面側に位置する
    浮上体と、 前記隔壁の内周面側に位置するとともに前記隔壁の両端
    間を移動可能な搬送機本体と、 前記搬送機本体の略両端部の下側に配置されるとともに
    前記浮上体を支持する磁力を発生する電磁石と、 前記浮上体の位置を検出するセンサ部と、 前記電磁石と対向するよう前記浮上体に設けられた磁性
    材料により形成されたターゲットと、 前記電磁石と前記ターゲットと前記センサ部からなる磁
    気支持部と、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの磁気支持部の電磁石の
    一部に永久磁石を設けたことを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の搬送装置。
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