JPH0780468A - 殺菌用水処理剤 - Google Patents
殺菌用水処理剤Info
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- JPH0780468A JPH0780468A JP22589693A JP22589693A JPH0780468A JP H0780468 A JPH0780468 A JP H0780468A JP 22589693 A JP22589693 A JP 22589693A JP 22589693 A JP22589693 A JP 22589693A JP H0780468 A JPH0780468 A JP H0780468A
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- water treatment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微少濃度でレジオネラ菌の殺菌効果に優れ、
金属に対する腐食性がなく取扱が容易な水処理剤。 【構成】 ハロゲン化脂肪属ニトロアルコールと水溶性
カチオン性重合物とを有効成分として含有する殺菌用水
処理剤。 【効果】 ハロゲン化脂肪属ニトロアルコールと水溶性
カチオイ性重合物とを組み合わせて使用する本発明水処
理剤は冷却水系に発生するレジオネラ菌の殺菌に極めて
優れた効果を発揮すると共に、金属に対する腐食性がな
く、また人体の皮膚刺激性もない。
金属に対する腐食性がなく取扱が容易な水処理剤。 【構成】 ハロゲン化脂肪属ニトロアルコールと水溶性
カチオン性重合物とを有効成分として含有する殺菌用水
処理剤。 【効果】 ハロゲン化脂肪属ニトロアルコールと水溶性
カチオイ性重合物とを組み合わせて使用する本発明水処
理剤は冷却水系に発生するレジオネラ菌の殺菌に極めて
優れた効果を発揮すると共に、金属に対する腐食性がな
く、また人体の皮膚刺激性もない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌用水処理剤に関
し、特にレジオネラ菌の発生する冷却水系における殺菌
用水処理剤に関する。
し、特にレジオネラ菌の発生する冷却水系における殺菌
用水処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年産業の発展に伴い多量の産業用水が
必要になってきている。用水の水源としては、工業用水
道水の他に海水、湖沼水、河川水、地下水などが使用さ
れている。
必要になってきている。用水の水源としては、工業用水
道水の他に海水、湖沼水、河川水、地下水などが使用さ
れている。
【0003】これらの用水中には各種の微生物が生息し
ており、この微生物類の中には、その存在する水質、環
境によってさらに増殖を続け、各種の障害をもたらす原
因となるものが多い。たとえば、冷却水として使用する
場合に、水中に生息している微生物が増殖し用水設備の
壁などに着生してスライムを形成し、これによる熱交換
率の低下および流水不良などの障害が発生する。
ており、この微生物類の中には、その存在する水質、環
境によってさらに増殖を続け、各種の障害をもたらす原
因となるものが多い。たとえば、冷却水として使用する
場合に、水中に生息している微生物が増殖し用水設備の
壁などに着生してスライムを形成し、これによる熱交換
率の低下および流水不良などの障害が発生する。
【0004】殊に、用水の循環使用において、開放型冷
却等を用いた開放式の場合には系の一部で循環水が強制
ばっ気され空気に接触し、且つ太陽光線が照射すること
により細菌および藻類などの微生物の繁殖が助長され
る。 またビルや工場などの空調、冷暖房設備における
小型冷却塔を設置した冷却水系においても同様な障害が
発生している。
却等を用いた開放式の場合には系の一部で循環水が強制
ばっ気され空気に接触し、且つ太陽光線が照射すること
により細菌および藻類などの微生物の繁殖が助長され
る。 またビルや工場などの空調、冷暖房設備における
小型冷却塔を設置した冷却水系においても同様な障害が
発生している。
【0005】ところで、最近このような冷却水系で検出
されるレジオネラ菌が深刻な問題となっている。レジオ
ネラ菌はグラム陰性の細長い菌で、その発育至適温度が
35〜36℃と冷却水の温度と合致しており、また藻類
や従属栄養細菌などから栄養源を得る共生細菌であり、
上述したような微生物類の繁殖し易い冷却水系は格好の
生育環境となる。レジオネラ菌は、レジオネラ菌の増殖
した冷却水が冷却塔から飛散することによって、あるい
は空調設備にあっては、冷却水の飛沫が空気を汚染して
外気取り入れ口から空調施設に入り室内空気のレジオネ
ラ菌汚染を起こし、人体に感染することが知られてい
る。レジオネラ菌による感染症は、在郷軍人病と呼ば
れ、肺炎に似た症状を引起し時には死亡に至る場合もあ
りその対策が求められている。
されるレジオネラ菌が深刻な問題となっている。レジオ
ネラ菌はグラム陰性の細長い菌で、その発育至適温度が
35〜36℃と冷却水の温度と合致しており、また藻類
や従属栄養細菌などから栄養源を得る共生細菌であり、
上述したような微生物類の繁殖し易い冷却水系は格好の
生育環境となる。レジオネラ菌は、レジオネラ菌の増殖
した冷却水が冷却塔から飛散することによって、あるい
は空調設備にあっては、冷却水の飛沫が空気を汚染して
外気取り入れ口から空調施設に入り室内空気のレジオネ
ラ菌汚染を起こし、人体に感染することが知られてい
る。レジオネラ菌による感染症は、在郷軍人病と呼ば
れ、肺炎に似た症状を引起し時には死亡に至る場合もあ
りその対策が求められている。
【0006】冷却水中のレジオネラ菌の生育、増殖防止
方法としては、(イ)殺菌剤やスライムコントロール剤
の添加により、レジオネラ菌の栄養物を取り除くことに
より間接的にレジオネラ菌の増殖を防止する。(ロ)過
酸化水素等の化学洗浄剤で定期的に冷却水系の洗浄を行
い、冷却塔を清潔に保つ。および(ハ)殺菌剤を添加し
てレジオネラ菌自身を死滅させるなどの対策が考えられ
る。
方法としては、(イ)殺菌剤やスライムコントロール剤
の添加により、レジオネラ菌の栄養物を取り除くことに
より間接的にレジオネラ菌の増殖を防止する。(ロ)過
酸化水素等の化学洗浄剤で定期的に冷却水系の洗浄を行
い、冷却塔を清潔に保つ。および(ハ)殺菌剤を添加し
てレジオネラ菌自身を死滅させるなどの対策が考えられ
る。
【0007】しかしながら、上記(イ)の方法は積極的
にレジオネラ菌を排除するのに乏しく、既にレジオネラ
菌の発生した冷却水系への適用が難しく、また増殖を完
全に抑制することも現実的には困難である。また、
(ロ)の方法は一時的には有効であるが、恒常的なレジ
オネラ菌の発生防止は期待できない。このようなことか
ら(ハ)による方法が最も有効でかつ確実な方法と考え
られている。
にレジオネラ菌を排除するのに乏しく、既にレジオネラ
菌の発生した冷却水系への適用が難しく、また増殖を完
全に抑制することも現実的には困難である。また、
(ロ)の方法は一時的には有効であるが、恒常的なレジ
オネラ菌の発生防止は期待できない。このようなことか
ら(ハ)による方法が最も有効でかつ確実な方法と考え
られている。
【0008】従来、レジオネラ菌に有効とされている殺
菌剤は、グルタルアルデヒド、イソチアゾロン系,ブロ
モニトロアルコール系の薬剤などが知られている。しか
しながら、これらの薬剤は、実際の冷却水系に適用した
場合、殺菌のためには相当な高濃度を必要とし、また効
果の持続性に乏しく薬剤を連続的に添加する必要があ
り、性能の面のみならず経済的にも問題がある。また、
特に従来の薬剤の中で最も有効とされているイソチアゾ
ロン系の薬剤は金属への腐食性や人体の皮膚刺激性が高
く安全上も問題である。従って、最近最も好ましいとさ
れているレジオネラ菌の殺菌方法は、上記した(イ)と
(ロ)とを組み合わせ、さらに(ハ)の殺菌剤を使用す
ることである。しかしながら、この方法も、化学洗浄の
ために冷却水系の運転を中断する必要があったり、経済
的に高価になったりするばかりでなく、根本的に殺菌剤
の薬効が乏しいために充分な効果が発揮されないことが
多いのが実情である。
菌剤は、グルタルアルデヒド、イソチアゾロン系,ブロ
モニトロアルコール系の薬剤などが知られている。しか
しながら、これらの薬剤は、実際の冷却水系に適用した
場合、殺菌のためには相当な高濃度を必要とし、また効
果の持続性に乏しく薬剤を連続的に添加する必要があ
り、性能の面のみならず経済的にも問題がある。また、
特に従来の薬剤の中で最も有効とされているイソチアゾ
ロン系の薬剤は金属への腐食性や人体の皮膚刺激性が高
く安全上も問題である。従って、最近最も好ましいとさ
れているレジオネラ菌の殺菌方法は、上記した(イ)と
(ロ)とを組み合わせ、さらに(ハ)の殺菌剤を使用す
ることである。しかしながら、この方法も、化学洗浄の
ために冷却水系の運転を中断する必要があったり、経済
的に高価になったりするばかりでなく、根本的に殺菌剤
の薬効が乏しいために充分な効果が発揮されないことが
多いのが実情である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微少濃度で
レジオネラ菌の殺菌効果に優れ経済的で、かつ安全なレ
ジオネラ菌殺菌用の水処理剤を提供することにある。
レジオネラ菌の殺菌効果に優れ経済的で、かつ安全なレ
ジオネラ菌殺菌用の水処理剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微少濃度
で実際の冷却水系においてレジオネラ菌の殺菌が可能と
なる薬剤について鋭意検討を重ね、ハロゲン化脂肪族ニ
トロアルコールとある種のカチオン性重合物とを組み合
わせて使用することが極めて有効であることを見いだし
本発明を為した。
で実際の冷却水系においてレジオネラ菌の殺菌が可能と
なる薬剤について鋭意検討を重ね、ハロゲン化脂肪族ニ
トロアルコールとある種のカチオン性重合物とを組み合
わせて使用することが極めて有効であることを見いだし
本発明を為した。
【0011】すなわち、本発明は一般式(1)で表され
るハロゲン化脂肪族ニトロアルコールと、一般式(2)
または(3)で表されるカチオン性重合物を有効成分と
して含有する殺菌用水処理剤に係わる。
るハロゲン化脂肪族ニトロアルコールと、一般式(2)
または(3)で表されるカチオン性重合物を有効成分と
して含有する殺菌用水処理剤に係わる。
【化3】 (式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基
またはヒドロキシ低級アルキル基、R2 は水素原子また
は低級アルキル基、Xはハロゲン原子を示す)
またはヒドロキシ低級アルキル基、R2 は水素原子また
は低級アルキル基、Xはハロゲン原子を示す)
【化4】
【0012】本発明における一般式(1)で表されるハ
ロゲン化脂肪族アルコールとしては、 例えば2−クロ
ロ−2−ニトロエタノール、 1−クロロ−1−ニトロ
プロパノール−2、 3−クロロ−3−ニトロブタノー
ル−2、 2−クロロ−2−ニトロブタンジオール
(1,3)、 1−クロロ−1−ニトロブタノール−
2、2−クロロ−2−ニトロブタノール、 2−クロロ
−2−ニトロペンタノール−3、 2,2−ジクロロ−
2−ニトロエタノール、 2−クロロ−2−ブロモ−2
−ニトロエタノール、 3−クロロ−3−ニトロ−ペン
タンジオール(2,4)、 4−クロロ−4−ニトロヘ
キサノール−3、 2−ブロモ−2−ニトロエタノー
ル、 2−ブロモ−2−ニトロプロパノール、 2−ブ
ロモ−2−ニトロプロパンジオール(1,3)、 2−
ブロモ−2−ニトロブタンジオール(1,3)、 3−
ブロモ−3−ニトロペンタンジオール(2,4)、
2,2−ジブロモ−2−ニトロ−エタノール、 4−ブ
ロモ−4−ニトロヘキサノール−3、2−フルオロ−2
−ニトロエタノール、 2−フルオロ−2−ニトロブタ
ンジオール(1,3)、 3−ヨード−3−ニトロブタ
ノール−2、 2−フルオロ−2−クロロ−2−ニトロ
エタノール、 2−ヨード−2−ブロモ−2−ニトロエ
タノール等があげられる。
ロゲン化脂肪族アルコールとしては、 例えば2−クロ
ロ−2−ニトロエタノール、 1−クロロ−1−ニトロ
プロパノール−2、 3−クロロ−3−ニトロブタノー
ル−2、 2−クロロ−2−ニトロブタンジオール
(1,3)、 1−クロロ−1−ニトロブタノール−
2、2−クロロ−2−ニトロブタノール、 2−クロロ
−2−ニトロペンタノール−3、 2,2−ジクロロ−
2−ニトロエタノール、 2−クロロ−2−ブロモ−2
−ニトロエタノール、 3−クロロ−3−ニトロ−ペン
タンジオール(2,4)、 4−クロロ−4−ニトロヘ
キサノール−3、 2−ブロモ−2−ニトロエタノー
ル、 2−ブロモ−2−ニトロプロパノール、 2−ブ
ロモ−2−ニトロプロパンジオール(1,3)、 2−
ブロモ−2−ニトロブタンジオール(1,3)、 3−
ブロモ−3−ニトロペンタンジオール(2,4)、
2,2−ジブロモ−2−ニトロ−エタノール、 4−ブ
ロモ−4−ニトロヘキサノール−3、2−フルオロ−2
−ニトロエタノール、 2−フルオロ−2−ニトロブタ
ンジオール(1,3)、 3−ヨード−3−ニトロブタ
ノール−2、 2−フルオロ−2−クロロ−2−ニトロ
エタノール、 2−ヨード−2−ブロモ−2−ニトロエ
タノール等があげられる。
【0013】これらの化合物の中で、性能および製剤を
市販品として入手し易い点から、2−ブロモ−2−ニト
ロプロパンジオール(1、3)(以下ブロノポールとい
う)、また2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール
(DBNEという)を用いるのが好ましい。
市販品として入手し易い点から、2−ブロモ−2−ニト
ロプロパンジオール(1、3)(以下ブロノポールとい
う)、また2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール
(DBNEという)を用いるのが好ましい。
【0014】また、本発明における一般式(2)で表さ
れるカチオン性重合物、ポリ[ヒドロキシエチレン(ジ
メチルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンク
ロリド]は、例えば、特公昭55−49042号に記載
されているように、N,N,N',N' −テトラメチルエ
チレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応生成物とし
て得られる。
れるカチオン性重合物、ポリ[ヒドロキシエチレン(ジ
メチルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンク
ロリド]は、例えば、特公昭55−49042号に記載
されているように、N,N,N',N' −テトラメチルエ
チレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応生成物とし
て得られる。
【0015】一般式(3)で表されるカチオン性重合
物、ポリ[オキシエチレン(ジメチルイミノ)エチレン
(ジメチルイミノ)メチレンクロリド]は、例えば、特
公昭53−23377号に記載されているようにN,
N,N',N' −テトラメチルエチレンジアミンとジクロ
ロエチルエーテルの反応生成物として得られる。両者の
化合物のうち、一般式(3)で表されるカチオン性重合
物は製剤として一般に市販されており(例えば、バック
マン社製、商品名 WSCP、有効成分60%)入手し
易い点から好ましい。
物、ポリ[オキシエチレン(ジメチルイミノ)エチレン
(ジメチルイミノ)メチレンクロリド]は、例えば、特
公昭53−23377号に記載されているようにN,
N,N',N' −テトラメチルエチレンジアミンとジクロ
ロエチルエーテルの反応生成物として得られる。両者の
化合物のうち、一般式(3)で表されるカチオン性重合
物は製剤として一般に市販されており(例えば、バック
マン社製、商品名 WSCP、有効成分60%)入手し
易い点から好ましい。
【0016】ところで、本発明に使用されるハロゲン化
脂肪族ニトロアルコール類はレジオネラ菌に対して殺菌
作用を有する薬剤として知られている。特にブロノポー
ルはレジオネラ菌のみを対象とする純粋培養系では数1
0ppm で明確な殺菌力を有することが知られている。
脂肪族ニトロアルコール類はレジオネラ菌に対して殺菌
作用を有する薬剤として知られている。特にブロノポー
ルはレジオネラ菌のみを対象とする純粋培養系では数1
0ppm で明確な殺菌力を有することが知られている。
【0017】しかし本発明者らの検討によるとブロノポ
ールを実際の冷却水系に添加した場合は数10ppm の濃
度では殆ど殺菌作用を認めず、少なくとも100ppm 以
上の濃度となる量の添加が必要であることが判明した。
ールを実際の冷却水系に添加した場合は数10ppm の濃
度では殆ど殺菌作用を認めず、少なくとも100ppm 以
上の濃度となる量の添加が必要であることが判明した。
【0018】ブロノポールをはじめとするハロゲン化脂
肪族ニトロアルコールは高価な化合物であり100ppm
以上の濃度になる量の添加を行うことは経済上問題があ
り実用化は困難な状況にあった。しかし、ハロゲン化脂
肪族ニトロアルコールは、金属を腐食させる虞れもな
く、安全性の高い薬剤であり、二次障害や環境面からは
好ましい薬剤であると言える。
肪族ニトロアルコールは高価な化合物であり100ppm
以上の濃度になる量の添加を行うことは経済上問題があ
り実用化は困難な状況にあった。しかし、ハロゲン化脂
肪族ニトロアルコールは、金属を腐食させる虞れもな
く、安全性の高い薬剤であり、二次障害や環境面からは
好ましい薬剤であると言える。
【0019】一方、本発明で使用されるカチオン性重合
物は、前述の公報にも記載されているように殺藻剤とし
て有効であることが知られている。しかし、本発明者ら
の検討した結果では、レジオネラ菌に対する殺菌作用は
極めて乏しく1000ppm 程度の濃度で使用しても殆ど
効果が得られない。
物は、前述の公報にも記載されているように殺藻剤とし
て有効であることが知られている。しかし、本発明者ら
の検討した結果では、レジオネラ菌に対する殺菌作用は
極めて乏しく1000ppm 程度の濃度で使用しても殆ど
効果が得られない。
【0020】本発明者らは種々検討を重ねた結果、上記
のハロゲン化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合
物を組み合わせて使用することにより、それぞれ単独で
使用した場合には全く予期し得なかった極めて優れた効
果が発揮されることが認められた。
のハロゲン化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合
物を組み合わせて使用することにより、それぞれ単独で
使用した場合には全く予期し得なかった極めて優れた効
果が発揮されることが認められた。
【0021】本発明においてハロゲン化脂肪族ニトロア
ルコールとカチオン性重合物は用水系に同時に存在する
ことが必要であるが、これらの薬剤は個別に各々用水系
に添加してもよく、予め両者を配合して添加してもよ
い。通常は予め配合した混合剤として使用するのが作業
上便利であり好ましい。
ルコールとカチオン性重合物は用水系に同時に存在する
ことが必要であるが、これらの薬剤は個別に各々用水系
に添加してもよく、予め両者を配合して添加してもよ
い。通常は予め配合した混合剤として使用するのが作業
上便利であり好ましい。
【0022】本発明において、両者を配合した混合剤と
して使用する際の配合割合は、一般的にハロゲン化脂肪
族ニトロアルコール1〜20重量%、カチオン性重合物
5〜50重量%の範囲である。残部は通常溶媒としての
水を配合すれば良いがアルコール類等の親水性溶媒を用
いることもできる。
して使用する際の配合割合は、一般的にハロゲン化脂肪
族ニトロアルコール1〜20重量%、カチオン性重合物
5〜50重量%の範囲である。残部は通常溶媒としての
水を配合すれば良いがアルコール類等の親水性溶媒を用
いることもできる。
【0023】また、用水系への添加濃度はハロゲン化脂
肪族ニトロアルコール1〜40ppm 、カチオン性重合物
5〜100ppm の範囲とすることが好ましいが、組み合
わせによる相乗作用で通常はハロゲン化脂肪族ニトロア
ルコール20ppm 以下、カチオン性重合物50ppm 以下
で充分な殺菌効果が得られる。
肪族ニトロアルコール1〜40ppm 、カチオン性重合物
5〜100ppm の範囲とすることが好ましいが、組み合
わせによる相乗作用で通常はハロゲン化脂肪族ニトロア
ルコール20ppm 以下、カチオン性重合物50ppm 以下
で充分な殺菌効果が得られる。
【0024】さらに良好な相乗効果を得るには、ハロゲ
ン化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合物の配合
比ないし用水系への添加濃度比は1:5〜1:1の範囲
とすることが好ましい。かくして本発明の殺菌用水処理
剤は、性能は勿論のこと、ハロゲン化脂肪族ニトロアル
コールと同様カチオン性重合物も金属に対する腐食性が
なく安全な薬剤であり、かつ経済性にも優れている。
ン化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合物の配合
比ないし用水系への添加濃度比は1:5〜1:1の範囲
とすることが好ましい。かくして本発明の殺菌用水処理
剤は、性能は勿論のこと、ハロゲン化脂肪族ニトロアル
コールと同様カチオン性重合物も金属に対する腐食性が
なく安全な薬剤であり、かつ経済性にも優れている。
【0025】なお、本発明の殺菌用水処理剤は、それ自
体優れた殺菌効果を示すので、既にレジオネラ菌の繁殖
した用水系に添加しても充分な殺菌作用を示すが、使用
に先立ち過酸化水素等の化学洗浄剤で用水系を清浄化し
た後に使用することも勿論可能である。また本発明の殺
菌用水処理剤は、用水系の藻類や細菌類に対しても優れ
た殺菌作用を示し、間接的にレジオネラ菌の増殖を防止
する効果も大である。
体優れた殺菌効果を示すので、既にレジオネラ菌の繁殖
した用水系に添加しても充分な殺菌作用を示すが、使用
に先立ち過酸化水素等の化学洗浄剤で用水系を清浄化し
た後に使用することも勿論可能である。また本発明の殺
菌用水処理剤は、用水系の藻類や細菌類に対しても優れ
た殺菌作用を示し、間接的にレジオネラ菌の増殖を防止
する効果も大である。
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に示すが、
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定さ
れるものでない。
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定さ
れるものでない。
【0027】実施例 1 レジオネラ菌の存在が確認された現場の空調系開放型循
環式冷却水系よりサンプリングした冷却水を供試水とし
て、本発明剤の殺菌効力試験を行った。
環式冷却水系よりサンプリングした冷却水を供試水とし
て、本発明剤の殺菌効力試験を行った。
【0028】供試水に本発明剤をそれぞれ所定濃度とな
るよう調整し、20時間作用後の生存菌数をBCYEα
培地を使用し、37℃で3日間培養する常法によって測
定した。供試水の水質は表−1に示す通りであり、供試
時の生存菌数は4.1 ×105 個/100mlであった。
るよう調整し、20時間作用後の生存菌数をBCYEα
培地を使用し、37℃で3日間培養する常法によって測
定した。供試水の水質は表−1に示す通りであり、供試
時の生存菌数は4.1 ×105 個/100mlであった。
【0029】本実施例ではハロゲン化脂肪族ニトロアル
コールとしては、2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオ
ール(1、3)(以下ブロノポールという)、2,2−
ジブロモ−2−ニトロエタノール(以下DBNEとい
う)を用い、カチオン性重合物として一般式(2)で示
されるポリ[2−ヒドロキシエチレン(ジメチルイミ
ノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロリド]分
子量6000の50%水溶液(以下化合物Aという)、
一般式(3)で示されるポリ[オキシエチレン(ジメチ
ルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロリ
ド]分子量5,000の50%水溶液(以下化合物Bと
いう)をそれぞれ用い、予め配合して試験に供した。そ
の結果を表−2に示す。
コールとしては、2−ブロモ−2−ニトロプロパンジオ
ール(1、3)(以下ブロノポールという)、2,2−
ジブロモ−2−ニトロエタノール(以下DBNEとい
う)を用い、カチオン性重合物として一般式(2)で示
されるポリ[2−ヒドロキシエチレン(ジメチルイミ
ノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロリド]分
子量6000の50%水溶液(以下化合物Aという)、
一般式(3)で示されるポリ[オキシエチレン(ジメチ
ルイミノ)エチレン(ジメチルイミノ)メチレンクロリ
ド]分子量5,000の50%水溶液(以下化合物Bと
いう)をそれぞれ用い、予め配合して試験に供した。そ
の結果を表−2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】 表中「配合割合」は重量%である。
【0032】実施例2 本実施例では使用する薬剤は実施例1のそれと変わりな
いが、それぞれを個別に添加し、添加濃度比を変えて実
施例1と同様にして殺菌効力試験を行った。その結果を
表−3に示す。
いが、それぞれを個別に添加し、添加濃度比を変えて実
施例1と同様にして殺菌効力試験を行った。その結果を
表−3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】実施例3 ハロゲン化脂肪族アルコールとしてブロノポール、DB
NE以外の化合物を使用しカチオン性重合物とそれぞれ
個別に添加し実施例1と同様に殺菌力試験を行った。そ
の結果を表−4に示す。
NE以外の化合物を使用しカチオン性重合物とそれぞれ
個別に添加し実施例1と同様に殺菌力試験を行った。そ
の結果を表−4に示す。
【0035】
【表4】
【0036】比較例1 実施例1と同様にしてハロゲン化脂肪族ニトロアルコー
ル単独またはカチオン性重合物単独の殺菌力試験を実施
した。この結果を表−5に示す。
ル単独またはカチオン性重合物単独の殺菌力試験を実施
した。この結果を表−5に示す。
【0037】
【表5】
【0038】
【発明の効果】本発明は上記から明らかなように冷却水
系に発生するレジオネラ菌の殺菌に当たって、ハロゲン
化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合物とを組み
合わせて使用することにより、それぞれ単独の使用から
は予期し得ない極めて優れた効果を示すと共に、金属に
対する腐食性もなく安全性の高い、且つ経済性にも優れ
ているものであり産業上有用である。
系に発生するレジオネラ菌の殺菌に当たって、ハロゲン
化脂肪族ニトロアルコールとカチオン性重合物とを組み
合わせて使用することにより、それぞれ単独の使用から
は予期し得ない極めて優れた効果を示すと共に、金属に
対する腐食性もなく安全性の高い、且つ経済性にも優れ
ているものであり産業上有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1)で表されるハロゲン化脂肪
族ニトロアルコールと一般式(2)または(3)で表さ
れるカチオン性重合物を有効成分として含有する殺菌用
水処理剤。 【化1】 (式中R1 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基
またはヒドロキシ低級アルキル基、R2 は水素原子また
は低級アルキル基、Xはハロゲン原子を示す) 【化2】 - 【請求項2】 一般式(1)で表されるハロゲン化脂肪
族ニトロアルコールが2−ブロモ−2−ニトロプロパン
ジオール(1,3)、または2,2−ジブロモ−2−ニ
トロエタノールである請求項1記載の水処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22589693A JPH0780468A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 殺菌用水処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22589693A JPH0780468A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 殺菌用水処理剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780468A true JPH0780468A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16836584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22589693A Pending JPH0780468A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 殺菌用水処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780468A (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22589693A patent/JPH0780468A/ja active Pending
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