JPH0780803B2 - トランス−エチレン誘導体化合物及び液晶組成物 - Google Patents

トランス−エチレン誘導体化合物及び液晶組成物

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JPH0780803B2
JPH0780803B2 JP61237216A JP23721686A JPH0780803B2 JP H0780803 B2 JPH0780803 B2 JP H0780803B2 JP 61237216 A JP61237216 A JP 61237216A JP 23721686 A JP23721686 A JP 23721686A JP H0780803 B2 JPH0780803 B2 JP H0780803B2
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友紀 郡島
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液晶電気および/又は熱光学素子に用いられる
トランス−エチレン誘導体化合物およびそれを含有する
液晶組成物に関する。
[従来の技術] 表示素子の分野において、低消費電力、高速応答の電気
および/又は熱光学素子が望まれている。液晶表示素子
は、液晶のネマチツク相、スメクチツク相、コレステリ
ツク相の電気および/又は熱による変化を光学的に利用
したものであり、そのような要求にかなうものとして注
目されている。
[本発明の解決しようとする問題点] 近年高コントラスト高視野角の高密度表示方式として、
T J Sheffer等(SID 85 Digest p.120〜123(1985))
はスーパーツイスト電界表示(STN)を提案した。
高コストラストを実現するためにはスプレイの弾性定数
K11とベンドの弾性定数K33の比であるK33/K11が大きい
方が良いが、K33/K11が大きい液晶化合物は具体的には
知られていなかった。
[問題を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
であり、一般式 (式中 トランス−ジ置換シクロヘキシル環を示し、−CH=CH−
はトランス−1,2−ジ置換エチレン結合を示し、Rは炭
素数1〜8の直鎖状アルキル基を示し、R′はメチル基
を示す)であらわされるトランス−エチレン誘導体化合
物および該化合物の少なくとも1種を組成物中に1〜50
wt%混合したことを特徴とする液晶組成物である。
一般式(I)で示される化合物の一般名は4−(トラン
ス−4′−アルキルシクロヘキシル)フェニル−トラン
ス−4″−ヘキセニルエーテルである。
一般式(I)で表される化合物において、Rは炭素数1
〜8の直鎖状アルキル基を示し、R′はメチル基を示
す。さらに好ましくは、Rのアルキル基の炭素数は2〜
6が良い。また、Rが分枝鎖を有するアルキル基である
場合には、同数の炭素を有する直鎖状のアルキル基の場
合に比べ、一般に該化合物を添加された液晶組成物のク
リヤリングポイントが低いので、Rは直鎖状のアルキル
基である。
本発明のトランス−エチレン誘導体は、それ自体では充
分広い動作温度範囲を示さないため、1種あるいは1種
以上を他の液晶性化合物と混合して、所望の液晶温度範
囲を有する液晶組成物として使用するものであり、その
場合、本発明の化合物は混合物中1〜50wt%、さらに好
ましくは3〜30wt%使用される。他の液晶性化合物は、
用途、要求性能等により異なるが、液晶性を示す成分と
必要に応じて添加される添加成分とからなり、高温で液
晶性を示す成分、低温用の低粘性成分、他の誘電異方性
を向上させる成分、コレステリツク性を付与する成分、
2色性を有する成分、導電性を付与する成分、その他各
種添加剤を適宜混入して用いれば良い。
具体的には以下のような化合物がある。
以下の式でのR,R′は本発明でのRとは異なり、アルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基等の基を
表す。
なお、これらの化合物は単なる例示にすぎなく、水素原
子のハロゲン原子、シアノ基、メチル基等への置換、シ
クロヘキサン環、ベンゼン環の他の六員環、五員環等へ
の置換、環の間の結合基の変更等種々の材料が選択使用
される。
本発明の組成物は、液晶セルに注入されて用いられる。
代表的な電気光学的液晶セルとしては、スーパツイスト
ネマチツク(STN)型液晶セルがあり、ガラス、プラス
チツク等の透明基板内面にIn2O3−SnO2等の透明電極を
所望のパターン状に形成して、必要に応じてSiO、ポリ
イミド等のオーバーコートをし、ねじれ角が160〜360℃
となるように3〜25℃程度の高ティルト角の横配向層を
形成した基板を相対向せしめ周辺をシールし、液晶を注
入し注入口を封止したものであり、この両外面に配向軸
と偏光軸を10〜80゜ずらした偏光板を積層して使用され
る。又、この外、通常のTN型、相転移型、ゲストホスト
型、動的散乱型又はそれらを組み合せて用いられても良
いし、電気的にでなく熱による書き込みをするタイプの
ものに用いてもよい。
さらにセルの構造としては透明基板と透明電極の間に、
SiO2,Al2O3等のアンダーコート層を設ける、反射性電極
を用いる、2層電極を用いる、カラー偏光板を用いる、
カラーフイルターを用いる、半導体基板を用いる、2層
素子とする等種々の応用が可能であり、時計、電卓、計
測器、自動車用計器、ゲーム、コンピューター端末機等
種々の用途に使用可能である。
本発明の化合物(I)は、例えば次の方法によって製造
することができる。
(式中R,R′は前記意味をもつ) 即ち、式(II)の化合物と式(III)の化合物とを、ア
セトン等の溶媒中、炭酸カルシウム等の塩基の存在下反
応させ、目的の式(I)の化合物を得る。
[実施例] 次に実施例をもって本発明を具体的に説明する。
実施例1 4−トランス−4′−n−プロピルシクロヘキシルフェ
ノール(2.2g,0.01モル)をシクロヘキサノン8mlに溶解
し、これに4−トランス−n−ヘキセニルブロマイド
(2.45g,0.015モル)と炭酸カリウム(2.07g,0.015モ
ル)を加え、10時間還流下加熱した。
反応混合物を200mlの水に注ぎ、これをジエチルエーテ
ルにて抽出後、無水硫酸ナトリウムを加え、乾燥後、減
圧下蒸留して白色固体を得た。これを3回エタノールか
ら再結晶して、目的とす4−トランス−4′−n−プロ
ピルシクロヘキシルフェニル−トランス−4″−ヘキセ
ニルエーテルを融点53.1℃の白色結晶として得た。その
赤外スペクトル(KBr錠)を第1図に示す。1 H NMRスペクトルは以下の通りであった。
δ 0.8〜2.3 Complex m. 24H δ 3.75 t 7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.8 q 9Hz 4H 実施例2 実施例1の化合物21.5wt%とZLI−1565(メルク社)の
液晶78.5wt%の混合物を作り、そのクリヤリングポイン
ト(゜K単位)の0.85の温度でM.Schat等(IEEE,ED−25,
1゜.1125(1978))の方法でK33/K11の値を測定した。
その値は1.54であった。一方ZLI−1565のみのK33/K11
1.38であった。このようにして本発明の化合物はK33/K
11を大きくすることに有用であることがわかった。
本発明の組成物にさらにコレステリルノナノエート2wt
%を加え、厚み7μmの240゜ツイスト得晶表示素子を
構成した。そのコントラストは、本発明の化合物を添加
しない系のそれと比較して格段に高かった。
実施例3〜9 実施例1の4−トランス−4′−n−プロピルシクロヘ
キシルフェノールに代え、対応する4−トランス−4′
−n−アルキルシクロヘキシルフェノールを用いて、実
施例と同様にして、以下に示す化合物が合成できる。
1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 20H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 22H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 26H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 28H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 30H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 32H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 1H−NMR(CDC13,ppm) δ 0.8〜2.8 Complex m. 34H δ 3.75 t,7Hz 2H δ 5.27 m 2H δ 6.80 q,8Hz 4H 得られた化合物のK33/K11の値を実施例2と同様に測定
した結果、いずれも、ZLI−1565のみK33/K11の値(1.3
8)よりも大であった。また、実施例2と同様に液晶表
示素子を構成したところ、そのコントラストは本発明の
化合物を添加しない系のそれと比べて格段に高かった。
[効果] 本発明のトランス−エチレン誘導体化合物はスプレイの
弾性定数K11とベンドの弾性定数K33の比であるK33/K11
が大きく、高コストラストを実現することができる優れ
たものである。特に、ねじれ角が160〜360゜となるよう
に3〜25゜程度の高ティルト角の横配向層を形成した基
板を相対向せしめ周辺をシールし、液晶を入し注入口を
封止、この両外面に配向軸と偏光軸を10〜80゜ずらした
偏光板を積層したSTNLCDに使用した時に大きな効果を生
じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1の化合物の赤外スペクトル
図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中 はトランス−ジ置換シクロヘキシル環を示し、−CH=CH
    −はトランス−1,2−ジ置換エチレン結合を示し、Rは
    炭素数1〜8の直鎖状アルキル基を示し、R′はメチル
    基を示す)であらわされるトランス−エチレン誘導体化
    合物。
  2. 【請求項2】一般式 (式中 はトランス−ジ置換シクロヘキシル環を示し、−CH=CH
    −はトランス−1,2−ジ置換エチレン結合を示し、Rは
    炭素数1〜8の直鎖状アルキル基を示し、R′はメチル
    基を示す)であらわされるトランス−エチレン誘導体化
    合物の少なくとも1種を組成物中に1〜50wt%混合した
    ことを特徴とする液晶組成物。
JP61237216A 1986-10-07 1986-10-07 トランス−エチレン誘導体化合物及び液晶組成物 Expired - Fee Related JPH0780803B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116640036A (zh) * 2023-05-19 2023-08-25 烟台盛华液晶材料有限公司 一种反,反-4-烷基-4’-戊基-3(e)-烯-双环己烷液晶单体的合成方法

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