JPH0780961A - ニップベルトの製造方法 - Google Patents
ニップベルトの製造方法Info
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- JPH0780961A JPH0780961A JP25218693A JP25218693A JPH0780961A JP H0780961 A JPH0780961 A JP H0780961A JP 25218693 A JP25218693 A JP 25218693A JP 25218693 A JP25218693 A JP 25218693A JP H0780961 A JPH0780961 A JP H0780961A
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- nip belt
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ニップツイスターにおけるニップベルトの使用
初期段階より安定した仮撚を付与し得るようにする。 【構成】周面が平坦ないし凸面であるタイヤ状の大きめ
の型12にニップベルト11を被せた状態でジスルフィド結
合を切断し、その後再生する。
初期段階より安定した仮撚を付与し得るようにする。 【構成】周面が平坦ないし凸面であるタイヤ状の大きめ
の型12にニップベルト11を被せた状態でジスルフィド結
合を切断し、その後再生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仮撚機、延伸仮撚機
等において糸に仮撚を付与するニップツイスターを構成
するニップベルトの製造方法に関するものである。
等において糸に仮撚を付与するニップツイスターを構成
するニップベルトの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニップツイスターは、図4(1)に示す
ように、互いに交叉してエンドレスに走行する2つのニ
ップベルト11’間に糸Yをニップして仮撚を付与する
ものである。そのニップベルト11’は、生ゴムに硫黄
を混入し、過熱して架橋結合した加硫ゴムよりなる筒状
体を所定幅に切断することにより製造されている。その
製造過程における筒状体の切断により、ニップベルト1
1’のニップ面は、図4(2)に示すように、湾入して
いる。なお、12はニップ面の反対側の面近くに埋設さ
れている補強用の芯糸である。
ように、互いに交叉してエンドレスに走行する2つのニ
ップベルト11’間に糸Yをニップして仮撚を付与する
ものである。そのニップベルト11’は、生ゴムに硫黄
を混入し、過熱して架橋結合した加硫ゴムよりなる筒状
体を所定幅に切断することにより製造されている。その
製造過程における筒状体の切断により、ニップベルト1
1’のニップ面は、図4(2)に示すように、湾入して
いる。なお、12はニップ面の反対側の面近くに埋設さ
れている補強用の芯糸である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして製造
されたニップベルトを採用するニップツイスターにおい
ては、ニップベルトのニップ面が湾入していることによ
って、使用初期段階の糸に付与される仮撚が不安定であ
る。そのため、加工糸の染着性にむらが生じたり、毛羽
の発生が多くなることが考えられる。これを避けるに
は、使用初期段階においてニップベルトの速度や接圧を
変化させる等の工夫が必要であった。
されたニップベルトを採用するニップツイスターにおい
ては、ニップベルトのニップ面が湾入していることによ
って、使用初期段階の糸に付与される仮撚が不安定であ
る。そのため、加工糸の染着性にむらが生じたり、毛羽
の発生が多くなることが考えられる。これを避けるに
は、使用初期段階においてニップベルトの速度や接圧を
変化させる等の工夫が必要であった。
【0004】この発明は、ニップツイスターにおけるニ
ップベルトの使用初期段階より安定した仮撚を付与し得
るようにすることを目的としている。
ップベルトの使用初期段階より安定した仮撚を付与し得
るようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のニップベルトの製造方法は、周面が平坦
ないし凸面であるタイヤ状の大きめの型にニップベルト
を被せた状態でジスルフィド結合を切断し、その後再生
するものである。
に、この発明のニップベルトの製造方法は、周面が平坦
ないし凸面であるタイヤ状の大きめの型にニップベルト
を被せた状態でジスルフィド結合を切断し、その後再生
するものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたニップベルトの製造
方法においては、その製法によるニップベルトを使用し
てニップツイスターを運転すると、ニップ面が平坦ない
し凸面であるので、糸は平面でニップされ、運転初期段
階より安定した仮撚が施される。
方法においては、その製法によるニップベルトを使用し
てニップツイスターを運転すると、ニップ面が平坦ない
し凸面であるので、糸は平面でニップされ、運転初期段
階より安定した仮撚が施される。
【0007】
【実施例】先ず、図1ないし図3を参照し、この発明の
製造方法の対象となるニップベルトについて説明する。
製造方法の対象となるニップベルトについて説明する。
【0008】このニップベルトは、例えば図1に示す延
伸仮撚機におけるニップツイスター5に使用される。こ
の延伸仮撚機は、部分延伸糸の巻かれている給糸パッケ
ージ2が仕掛けられているクリールスタンド1と、第1
ヒーター3と、バルーンプレート4と、ニップツイスタ
ー5と、第2ヒーター6と、加工糸の巻取りパッケージ
8を形成するテイクアップワインダー7とよりなるもの
であり、既に広く知られている(特開昭62─1534
1号公報参照)。
伸仮撚機におけるニップツイスター5に使用される。こ
の延伸仮撚機は、部分延伸糸の巻かれている給糸パッケ
ージ2が仕掛けられているクリールスタンド1と、第1
ヒーター3と、バルーンプレート4と、ニップツイスタ
ー5と、第2ヒーター6と、加工糸の巻取りパッケージ
8を形成するテイクアップワインダー7とよりなるもの
であり、既に広く知られている(特開昭62─1534
1号公報参照)。
【0009】この延伸仮撚機においては、ニップツイス
ター5によって糸Yに仮撚が掛けられ、第1ヒーター3
まで波及する。そこで糸Yは可塑化し、バルーンプレー
ト4に前進して撚掛け状態が固定される。そして、ニッ
プツイスター5を通過すると解撚され、各フィラメント
にクリンプが発生して嵩高となる。その後第2ヒーター
6に進んでトルクが低下し、巻取りパッケージ8に巻き
上げられる。その間、糸Yは、ポリアミド糸の場合約
1.2倍に、ポリエステル糸の場合約1.6倍に、それ
ぞれ延伸される。
ター5によって糸Yに仮撚が掛けられ、第1ヒーター3
まで波及する。そこで糸Yは可塑化し、バルーンプレー
ト4に前進して撚掛け状態が固定される。そして、ニッ
プツイスター5を通過すると解撚され、各フィラメント
にクリンプが発生して嵩高となる。その後第2ヒーター
6に進んでトルクが低下し、巻取りパッケージ8に巻き
上げられる。その間、糸Yは、ポリアミド糸の場合約
1.2倍に、ポリエステル糸の場合約1.6倍に、それ
ぞれ延伸される。
【0010】ニップツイスター5は、図2(1)に示す
ように、駆動プーリー9と従動プーリー10との間に掛
けられたエンドレスのニップベルト11を互いに交叉さ
せて圧接したものである。糸Yは2本のニップベルト1
1間にニップされ、ほとんどスリップのない状態で撚ら
れる。
ように、駆動プーリー9と従動プーリー10との間に掛
けられたエンドレスのニップベルト11を互いに交叉さ
せて圧接したものである。糸Yは2本のニップベルト1
1間にニップされ、ほとんどスリップのない状態で撚ら
れる。
【0011】図2(2)に示すように、糸Yに作用する
力Vは、撚成分VT と送り成分VFとに分けられる。撚
成分VT は糸Yに撚を付与する力であり、送り成分VF
は糸Yを送り出す力である。この撚成分VT と送り成分
VF は、糸Yに作用する力V及び各ニップベルト11の
交叉角度Θにより決定される。従って、糸Yに作用する
力Vと交叉角度Θとを適当な値に設定することにより、
撚数と加撚張力(ニップ位置上流側の糸張力)及び解撚
張力(ニップ位置下流側の糸張力)を個別に設定するこ
とができる。
力Vは、撚成分VT と送り成分VFとに分けられる。撚
成分VT は糸Yに撚を付与する力であり、送り成分VF
は糸Yを送り出す力である。この撚成分VT と送り成分
VF は、糸Yに作用する力V及び各ニップベルト11の
交叉角度Θにより決定される。従って、糸Yに作用する
力Vと交叉角度Θとを適当な値に設定することにより、
撚数と加撚張力(ニップ位置上流側の糸張力)及び解撚
張力(ニップ位置下流側の糸張力)を個別に設定するこ
とができる。
【0012】次に、図3を参照し、この発明のニップベ
ルトの製造方法について発明する。
ルトの製造方法について発明する。
【0013】この発明は、生ゴムに硫黄を混入し、過熱
して架橋結合した加硫ゴムと補強用芯糸とよりなる従来
のニップベルト11を出発材料とする。
して架橋結合した加硫ゴムと補強用芯糸とよりなる従来
のニップベルト11を出発材料とする。
【0014】先ず、図3(1)に示すように、ニップベ
ルト11の内径より大きめの、周面が平坦ないし凸面で
あるタイヤ状の型12を用意し、その型12の周面にニ
ップベルト11を被せる。そのとき、ニップベルト11
は型12の周面に沿って変形する。
ルト11の内径より大きめの、周面が平坦ないし凸面で
あるタイヤ状の型12を用意し、その型12の周面にニ
ップベルト11を被せる。そのとき、ニップベルト11
は型12の周面に沿って変形する。
【0015】
【化1】
【0016】型12に被せたままのニップベルト11
を、図3(2)に示すように、還元剤溶液13、例え
ば、水酸化ホウ素ナトリウム(NaBH4 )のジメチル
スルホキシド((CH3 )2 S=O)溶液に数分間浸漬
して引き上げる。このとき、上記の化学式に示す加硫ゴ
ム分子中のジスルフィド結合の点線で示す架橋部の開裂
が進んで下記の化学式に示すように変化する。なお、上
記の化学式における大括弧で示した部分は、ゴム分子鎖
部である。
を、図3(2)に示すように、還元剤溶液13、例え
ば、水酸化ホウ素ナトリウム(NaBH4 )のジメチル
スルホキシド((CH3 )2 S=O)溶液に数分間浸漬
して引き上げる。このとき、上記の化学式に示す加硫ゴ
ム分子中のジスルフィド結合の点線で示す架橋部の開裂
が進んで下記の化学式に示すように変化する。なお、上
記の化学式における大括弧で示した部分は、ゴム分子鎖
部である。
【0017】
【化2】
【0018】次いで、図3(3)に示すように、酸化剤
溶液14、例えば、過酸化水素水(H2 O2 aq)に数
分間浸漬して引き上げる。このとき、ジスルフィド結合
が再生して下記の化学式に示すようになる。
溶液14、例えば、過酸化水素水(H2 O2 aq)に数
分間浸漬して引き上げる。このとき、ジスルフィド結合
が再生して下記の化学式に示すようになる。
【0019】
【化3】
【0020】次いで、図3(4)に示すように、型12
に被せたままのニップベルト11を洗浄し、乾燥する。
に被せたままのニップベルト11を洗浄し、乾燥する。
【0021】その後、図3(5)に示すように、ニップ
ベルト11を型12より外す。前述したジスルフィド結
合の再生は、ほとんど元のS−S結合個所と異なる位置
で起こるので、ニップベルト11の型周面に沿った変形
の一部は固定された状態となる。従って、ニップベルト
11のニップ面は最早湾入しておらず、平坦ないし凸面
になっている。
ベルト11を型12より外す。前述したジスルフィド結
合の再生は、ほとんど元のS−S結合個所と異なる位置
で起こるので、ニップベルト11の型周面に沿った変形
の一部は固定された状態となる。従って、ニップベルト
11のニップ面は最早湾入しておらず、平坦ないし凸面
になっている。
【0022】ニップベルトの製造方法は以上のとおりで
あるが、その製法によるニップベルト11を使用するニ
ップツイスターを運転すると、ニップ面が平坦ないし凸
面であるので、糸Yを平面でニップすることができ、運
転初期段階より安定した仮撚を施すことができる。従っ
て、加工糸の染着性は一定し、毛羽の発生も少なくな
る。
あるが、その製法によるニップベルト11を使用するニ
ップツイスターを運転すると、ニップ面が平坦ないし凸
面であるので、糸Yを平面でニップすることができ、運
転初期段階より安定した仮撚を施すことができる。従っ
て、加工糸の染着性は一定し、毛羽の発生も少なくな
る。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】即ち、型に被せた状態ジスルフィド結合を
切断、再生するので、他に何の工夫を要することなく、
使用初期段階より安定した仮撚を付与することができ
る。従って、加工糸の染着性は一定し、毛羽の発生も少
なくなる。
切断、再生するので、他に何の工夫を要することなく、
使用初期段階より安定した仮撚を付与することができ
る。従って、加工糸の染着性は一定し、毛羽の発生も少
なくなる。
【図1】延伸仮撚機の側面図である。
【図2】この発明のニップベルトが用いられるニップツ
イスターについての図であり、(1)はニップツイスタ
ーの斜視図、(2)はベクトル図である。
イスターについての図であり、(1)はニップツイスタ
ーの斜視図、(2)はベクトル図である。
【図3】この発明におけるニップベルトの製造工程を説
明する図である。
明する図である。
【図4】ニップツイスターのニップ位置におけるニップ
ベルトと糸との関係を示す図であり、(1)は平面図、
(2)は(1)におけるAA線断面図である。
ベルトと糸との関係を示す図であり、(1)は平面図、
(2)は(1)におけるAA線断面図である。
5 ニップツイスター 11 ニップベルト 12 型 13 還元剤溶液 14 酸化剤溶液 Y 糸
Claims (1)
- 【請求項1】周面が平坦ないし凸面であるタイヤ状の大
きめの型にニップベルトを被せた状態でジスルフィド結
合を切断し、その後再生するニップベルトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218693A JPH0780961A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ニップベルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218693A JPH0780961A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ニップベルトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780961A true JPH0780961A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17233698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25218693A Pending JPH0780961A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | ニップベルトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780961A (ja) |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP25218693A patent/JPH0780961A/ja active Pending
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