JPH0781274A - カード - Google Patents
カードInfo
- Publication number
- JPH0781274A JPH0781274A JP23137893A JP23137893A JPH0781274A JP H0781274 A JPH0781274 A JP H0781274A JP 23137893 A JP23137893 A JP 23137893A JP 23137893 A JP23137893 A JP 23137893A JP H0781274 A JPH0781274 A JP H0781274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- layer
- degradable
- plastic
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、プリペイドカードや入場券、会員証
等に用いられるカードが廃棄後、土壌と接するか或いは
土壌中で自然に分解する、カード構成全体が分解性を有
するカードを提供する。 【構成】紙等からなるカード基材12の片面あるいは両
面に、光または微生物を介して分解される分解性プラス
チック層13と、微生物を介して分解される分解性イン
キによる印刷層14を順次積層したカード10である。
等に用いられるカードが廃棄後、土壌と接するか或いは
土壌中で自然に分解する、カード構成全体が分解性を有
するカードを提供する。 【構成】紙等からなるカード基材12の片面あるいは両
面に、光または微生物を介して分解される分解性プラス
チック層13と、微生物を介して分解される分解性イン
キによる印刷層14を順次積層したカード10である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカードや入
場券、会員証等に用いられるカードに関し、特にカード
構成全体が分解性を有するカードに関する。
場券、会員証等に用いられるカードに関し、特にカード
構成全体が分解性を有するカードに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、カードは、身分を証明するIDカ
ード、会員カードや金銭的価値を有するキャッシュカー
ド、クレジットカード、プリペイドカード、定期券、通
行券をはじめ多くの分野で使用されている。特に、近年
最も利用数が増加しているカードとして、一定単位の金
額を予め支払い、その金額分の価値情報を記録した所謂
プリペイドカード(前払いカード)がある。
ード、会員カードや金銭的価値を有するキャッシュカー
ド、クレジットカード、プリペイドカード、定期券、通
行券をはじめ多くの分野で使用されている。特に、近年
最も利用数が増加しているカードとして、一定単位の金
額を予め支払い、その金額分の価値情報を記録した所謂
プリペイドカード(前払いカード)がある。
【0003】通常、この種のカードは利用者に販売した
あと、利用者が使い終われば廃棄されるので、基材に紙
を採用したカードが作られ利用されていたが、紙は焼却
や埋め立てなどの廃棄が簡単であり、しかも製造コスト
が安価であるため、近年議論されている環境問題に最適
なカード材料であるが、このプリペイドカードは、耐水
性、耐薬品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等
を向上させるため、紙単独で使用する場合よりも、紙の
片面あるいは両面にプラスチックを積層して使用する場
合が多い。紙に積層するプラスチックとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート等が一般的に用いられており、これら
のカードは、絵柄・文字情報はカード基材に印刷し、デ
ジタル情報はカード基材上に設けた磁気記録部または光
学記録部に記録していた。このようなプラスチック製品
を使用後に廃棄する際には、現在のところ焼却または廃
棄物として埋め立て等によって処分されているが、プラ
スチック廃棄物は、焼却による燃焼温度の高熱化が起こ
り、焼却炉の耐久性の問題、燃焼ガス等の公害の問題、
また埋め立て地において分解せずにそのままの形で残る
ため、半永久的にゴミとして残り、自然環境への影響が
問題となっている。
あと、利用者が使い終われば廃棄されるので、基材に紙
を採用したカードが作られ利用されていたが、紙は焼却
や埋め立てなどの廃棄が簡単であり、しかも製造コスト
が安価であるため、近年議論されている環境問題に最適
なカード材料であるが、このプリペイドカードは、耐水
性、耐薬品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等
を向上させるため、紙単独で使用する場合よりも、紙の
片面あるいは両面にプラスチックを積層して使用する場
合が多い。紙に積層するプラスチックとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート等が一般的に用いられており、これら
のカードは、絵柄・文字情報はカード基材に印刷し、デ
ジタル情報はカード基材上に設けた磁気記録部または光
学記録部に記録していた。このようなプラスチック製品
を使用後に廃棄する際には、現在のところ焼却または廃
棄物として埋め立て等によって処分されているが、プラ
スチック廃棄物は、焼却による燃焼温度の高熱化が起こ
り、焼却炉の耐久性の問題、燃焼ガス等の公害の問題、
また埋め立て地において分解せずにそのままの形で残る
ため、半永久的にゴミとして残り、自然環境への影響が
問題となっている。
【0004】そこで近年においては、特開昭57−15
0393号公報、特開昭59−220192号公報、特
開昭51−93991号公報、特開昭63−26091
2号公報、特開昭57−150393号公報にあるよう
な、光または地中など自然環境下で分解可能なプラスチ
ックが開発され、とくに使い捨て型の商品に用いられる
ようになり、現在一部で商品化されている。カードの分
野では特開平5−42786号や本出願人による特開平
5−85088号において、カード基材に分解性のプラ
スチックを用いることが述べられている。
0393号公報、特開昭59−220192号公報、特
開昭51−93991号公報、特開昭63−26091
2号公報、特開昭57−150393号公報にあるよう
な、光または地中など自然環境下で分解可能なプラスチ
ックが開発され、とくに使い捨て型の商品に用いられる
ようになり、現在一部で商品化されている。カードの分
野では特開平5−42786号や本出願人による特開平
5−85088号において、カード基材に分解性のプラ
スチックを用いることが述べられている。
【0005】従って、紙単独で基材として用いた場合
に、耐久性、耐折り曲げ性、耐水性、耐薬品性、防水
性、表面平滑性、光沢性、加工性等のカードとしての適
性を考慮すると全ての点で機能が劣るため、使用は通行
券や入場券、乗車券など一時的な利用のみに限定され、
一定期間、使用される上述したプリペイドカードには不
向きとされている。この場合は、図3に示すように紙基
材にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂やアルミニウ
ム箔などプラスチック以外の外層を保護層として積層す
ることが考えられるが、これらは廃棄性に問題があり、
通常のプラスチックカードと大差がない欠点を有する。
に、耐久性、耐折り曲げ性、耐水性、耐薬品性、防水
性、表面平滑性、光沢性、加工性等のカードとしての適
性を考慮すると全ての点で機能が劣るため、使用は通行
券や入場券、乗車券など一時的な利用のみに限定され、
一定期間、使用される上述したプリペイドカードには不
向きとされている。この場合は、図3に示すように紙基
材にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂やアルミニウ
ム箔などプラスチック以外の外層を保護層として積層す
ることが考えられるが、これらは廃棄性に問題があり、
通常のプラスチックカードと大差がない欠点を有する。
【0006】また、カード基材そのものを分解性を有す
るプラスチックで構成するようにしたカードは、そのプ
ラスチックの機能により、廃棄後徐々に分解されていく
ものである。ところがカードはカード自体が有する利便
性及びカード製造上の問題を考慮して作成されるもので
あり、分解性を有するプラスチックを単にカード基材と
して用いた場合に以下のような問題点を有する。先ず、
カードは強度や使い易さから一定の厚みを有する必要が
あり、一体で形成した時にカード面に反りを生じる。ま
た、厚さの分だけ分解性を有するプラスチックを用いる
ため分解に時間がかかり、更に、分解性を有するプラス
チックが高価であるため、カード自体も高価格となって
しまう問題を有している。そこで、分解性を有する紙を
カード基材とし、耐久性、耐折り曲げ性、耐水性、耐薬
品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等の特性を
有する分解性プラスチックを外層として用いることによ
り、カード全体の耐久性の向上と、廃棄後放置されても
自然に分解するカードが要請されていた。
るプラスチックで構成するようにしたカードは、そのプ
ラスチックの機能により、廃棄後徐々に分解されていく
ものである。ところがカードはカード自体が有する利便
性及びカード製造上の問題を考慮して作成されるもので
あり、分解性を有するプラスチックを単にカード基材と
して用いた場合に以下のような問題点を有する。先ず、
カードは強度や使い易さから一定の厚みを有する必要が
あり、一体で形成した時にカード面に反りを生じる。ま
た、厚さの分だけ分解性を有するプラスチックを用いる
ため分解に時間がかかり、更に、分解性を有するプラス
チックが高価であるため、カード自体も高価格となって
しまう問題を有している。そこで、分解性を有する紙を
カード基材とし、耐久性、耐折り曲げ性、耐水性、耐薬
品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等の特性を
有する分解性プラスチックを外層として用いることによ
り、カード全体の耐久性の向上と、廃棄後放置されても
自然に分解するカードが要請されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカードの殆どの場合において、図4に示すように、カ
ードの片面あるいは両面の分解性プラスチック上に印刷
層が形成される。このため分解性を有していない印刷層
は、分解性プラスチックを覆ってしまい、土中等の自然
環境中における微生物等の作用によって分解する分解性
プラスチックは、微生物等による作用が得られず、分解
速度が低下するといった欠点があった。
たカードの殆どの場合において、図4に示すように、カ
ードの片面あるいは両面の分解性プラスチック上に印刷
層が形成される。このため分解性を有していない印刷層
は、分解性プラスチックを覆ってしまい、土中等の自然
環境中における微生物等の作用によって分解する分解性
プラスチックは、微生物等による作用が得られず、分解
速度が低下するといった欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、廃棄後放置されても自然に分解カ
ードを提供することを目的とするもので、紙等からなる
カード基材の片面あるいは両面に分解性を有するプラス
チック層と分解性を有する印刷層を順次積層したことを
特徴とするカードである。
するために本発明は、廃棄後放置されても自然に分解カ
ードを提供することを目的とするもので、紙等からなる
カード基材の片面あるいは両面に分解性を有するプラス
チック層と分解性を有する印刷層を順次積層したことを
特徴とするカードである。
【0009】また、前記のプラスチック層が、光または
微生物を介して分解される分解性プラスチックである。
微生物を介して分解される分解性プラスチックである。
【0010】また、前記の印刷層が微生物を介して分解
される分解性インキである。
される分解性インキである。
【0011】更には、前記カード基材またはプラスチッ
ク層上に磁気記録層が形成された構成を特徴とするもの
である。
ク層上に磁気記録層が形成された構成を特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】本発明によれば、紙等からなるカード基材の片
面あるいは両面に分解性を有するプラスチック層、分解
性を有する印刷層を順次積層することにより、光や微生
物による分解性に優れたカードを得ることが可能とな
り、しかも分解性プラスチックを外層として用いること
によりカード全体の耐久性の向上と、廃棄後、土壌と接
触するか或いは土壌中で自然に分解するカードが得られ
る。
面あるいは両面に分解性を有するプラスチック層、分解
性を有する印刷層を順次積層することにより、光や微生
物による分解性に優れたカードを得ることが可能とな
り、しかも分解性プラスチックを外層として用いること
によりカード全体の耐久性の向上と、廃棄後、土壌と接
触するか或いは土壌中で自然に分解するカードが得られ
る。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。図1及び図2は、本発明のカードの側面図を示す。
る。図1及び図2は、本発明のカードの側面図を示す。
【0014】図1に示すように、本発明のカード10
は、紙などの紙基材12に分解性プラスチック層13、
分解性印刷層14を積層したものである。この紙基材1
2は、一般的に用いられる統計カード用紙、厚紙等で、
機械にかけるため平滑度が高く、腰が強く、反りがな
く、厚さが均一で寸法安定性に優れた紙を用いる。ま
た、上記の条件を満たしていれば、再生紙であっても使
用することができる。
は、紙などの紙基材12に分解性プラスチック層13、
分解性印刷層14を積層したものである。この紙基材1
2は、一般的に用いられる統計カード用紙、厚紙等で、
機械にかけるため平滑度が高く、腰が強く、反りがな
く、厚さが均一で寸法安定性に優れた紙を用いる。ま
た、上記の条件を満たしていれば、再生紙であっても使
用することができる。
【0015】前記分解性プラスチック層13は、上述の
紙基材と同等もしくはそれ以上の分解性を有するプラス
チックが適しており、例えば3−ヒドロキシ酪酸・3−
ヒドロキシ吉草酸共重合体P(3HB−3HV)等の微
生物産生ポリエステル、ポリカプロラクトン(PCL)
等の脂肪族ポリエステル、ポリ乳酸等のポリグリコリ
ド、ポリビニルアルコール・でんぷん複合体等が使用で
き、これらの分解性を有するプラスチック同士の混合体
や積層体であってもよい。また、紙基材12に積層され
る分解性プラスチック層13は、分解性を有していれば
よく、紙基材12の両面に異なる種類の分解性プラスチ
ック層13を用いることもできる。
紙基材と同等もしくはそれ以上の分解性を有するプラス
チックが適しており、例えば3−ヒドロキシ酪酸・3−
ヒドロキシ吉草酸共重合体P(3HB−3HV)等の微
生物産生ポリエステル、ポリカプロラクトン(PCL)
等の脂肪族ポリエステル、ポリ乳酸等のポリグリコリ
ド、ポリビニルアルコール・でんぷん複合体等が使用で
き、これらの分解性を有するプラスチック同士の混合体
や積層体であってもよい。また、紙基材12に積層され
る分解性プラスチック層13は、分解性を有していれば
よく、紙基材12の両面に異なる種類の分解性プラスチ
ック層13を用いることもできる。
【0016】また、これらの分解性を有するプラスチッ
クに、重量比で50%以下であれば、各種添加剤やポリ
マー等の非分解性の物質を添加することは可能である
が、非分解性の物質を50%以上添加することは、分解
性が著しく低下すると共に、加工上の問題を生じるた
め、好ましくない。
クに、重量比で50%以下であれば、各種添加剤やポリ
マー等の非分解性の物質を添加することは可能である
が、非分解性の物質を50%以上添加することは、分解
性が著しく低下すると共に、加工上の問題を生じるた
め、好ましくない。
【0017】また、分解性を有するプラスチック層13
と紙基材12との積層方法は、通常のプラスチック積層
紙の製造方法を用いることができ、紙基材へのプラスチ
ックフィルムのラミネーション、紙基材へのプラスチッ
クの溶融押出コーティング等の方法で行うことができ
る。
と紙基材12との積層方法は、通常のプラスチック積層
紙の製造方法を用いることができ、紙基材へのプラスチ
ックフィルムのラミネーション、紙基材へのプラスチッ
クの溶融押出コーティング等の方法で行うことができ
る。
【0018】本発明のカードの製造に適した積層方法
は、Tダイ方式の単層または多層押し出しラミネート方
式が用いられ、マルチマニホールド方式、フィールドブ
ロック方式などがあるが、何れでも構わない。また、紙
とフィルムとのヒートラミネーション法でもよい。
は、Tダイ方式の単層または多層押し出しラミネート方
式が用いられ、マルチマニホールド方式、フィールドブ
ロック方式などがあるが、何れでも構わない。また、紙
とフィルムとのヒートラミネーション法でもよい。
【0019】前記Tダイ方式の多層押し出しラミネート
法によれば、ポリオレフィンと同時に加工温度の低い、
3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体の
共重合の直鎖のポリエステルを共押し出しすることで、
比熱の大きいポリオレフィンによって余分な熱が吸収さ
れるため、3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸
共重合体の共重合の直鎖のポリエステルが熱分解するこ
とがない。
法によれば、ポリオレフィンと同時に加工温度の低い、
3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体の
共重合の直鎖のポリエステルを共押し出しすることで、
比熱の大きいポリオレフィンによって余分な熱が吸収さ
れるため、3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸
共重合体の共重合の直鎖のポリエステルが熱分解するこ
とがない。
【0020】また、ラミネーションの場合は、接着剤を
必要とすることが多いが、本発明のカードの製造の場合
は、塗工量が少ないため接着剤の種類をとくに限定する
ことはないが、プラスチック積層紙の分解性に影響を与
えない水性の接着剤を用いることが望ましい。
必要とすることが多いが、本発明のカードの製造の場合
は、塗工量が少ないため接着剤の種類をとくに限定する
ことはないが、プラスチック積層紙の分解性に影響を与
えない水性の接着剤を用いることが望ましい。
【0021】上記方法により、紙基材12上に分解性プ
ラスチック層13を積層し、カードが構成される。
ラスチック層13を積層し、カードが構成される。
【0022】次に、分解性印刷層14は、キトサン等の
天然高分子、ポリ乳酸等のポリグリコリド、ポリビニル
アルコール・でんぷん複合体等をインキ化し、従来の紙
・プラスチックカードの場合と同様に、分解性プラスチ
ック層13にオフセット印刷、スクリーン印刷、グラビ
ア印刷等の印刷法により形成し、打抜機を用いてカード
サイズに加工することでカードが製造される。
天然高分子、ポリ乳酸等のポリグリコリド、ポリビニル
アルコール・でんぷん複合体等をインキ化し、従来の紙
・プラスチックカードの場合と同様に、分解性プラスチ
ック層13にオフセット印刷、スクリーン印刷、グラビ
ア印刷等の印刷法により形成し、打抜機を用いてカード
サイズに加工することでカードが製造される。
【0023】更に、カードには磁気記録層11など情報
記録層を形成することができ、この場合は、予め紙基材
12上に磁気記録層11を形成し、その上に分解性プラ
スチック層13を積層するか、或いは紙基材12上に分
解性プラスチック層13を積層した後に、磁気層記録層
11を形成する(図2を参照)。形成方法は磁気記録材
料をバインダーなどに分散した塗液を塗布するか、磁気
記録層を形成したシートを積層する等がある。
記録層を形成することができ、この場合は、予め紙基材
12上に磁気記録層11を形成し、その上に分解性プラ
スチック層13を積層するか、或いは紙基材12上に分
解性プラスチック層13を積層した後に、磁気層記録層
11を形成する(図2を参照)。形成方法は磁気記録材
料をバインダーなどに分散した塗液を塗布するか、磁気
記録層を形成したシートを積層する等がある。
【0024】以下、本発明の具体的な実施例を挙げ、詳
細に説明する。
細に説明する。
【0025】<実施例1>巻取りの板紙(ノーコートア
イボリー、180g/m2 )の両面に分解性を有する3
−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P
(3HB−3HV)の共重合の直鎖のポリエステル{英
国ゼネカ社製:「バイオポール」(ヒドロキシ吉草酸含
有率12%)}をTダイ溶融押し出し法により30μm
の厚さに積層した。更にその上に、下記に示す組成から
なるインキをワイヤーバー#20で約0.5μm塗工
し、分解性を有する印刷層14を形成し、図1に示すよ
うなカード10を形成した。 (インキ組成) ・キトサン{大日精化社製:「ダイキトサンH」(天然高分子)} 20部 ・3%酢酸水 100部 ・シアニン・グリーン5310ペースト(大日精化社製) 2部
イボリー、180g/m2 )の両面に分解性を有する3
−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P
(3HB−3HV)の共重合の直鎖のポリエステル{英
国ゼネカ社製:「バイオポール」(ヒドロキシ吉草酸含
有率12%)}をTダイ溶融押し出し法により30μm
の厚さに積層した。更にその上に、下記に示す組成から
なるインキをワイヤーバー#20で約0.5μm塗工
し、分解性を有する印刷層14を形成し、図1に示すよ
うなカード10を形成した。 (インキ組成) ・キトサン{大日精化社製:「ダイキトサンH」(天然高分子)} 20部 ・3%酢酸水 100部 ・シアニン・グリーン5310ペースト(大日精化社製) 2部
【0026】このカードを畑土壌中に埋設し、定期的に
分解状態を観察したところ、1ヵ月後にはプラスチック
層13、分解性印刷層14がほぼ完全に分解し、形状は
保持しているものの、紙基材12のみが残存している状
態であり、6ヵ月経過後は形状も保持されておらず、紙
基材12も約半分程度のみ残存する状態であった。
分解状態を観察したところ、1ヵ月後にはプラスチック
層13、分解性印刷層14がほぼ完全に分解し、形状は
保持しているものの、紙基材12のみが残存している状
態であり、6ヵ月経過後は形状も保持されておらず、紙
基材12も約半分程度のみ残存する状態であった。
【0027】<比較例1>実施例の3−ヒドロキシ酪酸
・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P(3HB−3HV)
の共重合の直鎖のポリエステルの代わりに、15μmの
厚さのポリエチレン層18を積層したプラスチック積層
紙を用いて、図3に示すような構成のカード20を作製
した。これを畑土壌中に埋設し、定期的に分解状態を観
察したところ、1カ月後には分解性を有する印刷層14
が完全に分解していたが、ポリエチレン層には変化がな
く、6ヵ月経過後でも、ポリエチレン層の表面に部分的
に黴の繁殖が認められる程度であった。
・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P(3HB−3HV)
の共重合の直鎖のポリエステルの代わりに、15μmの
厚さのポリエチレン層18を積層したプラスチック積層
紙を用いて、図3に示すような構成のカード20を作製
した。これを畑土壌中に埋設し、定期的に分解状態を観
察したところ、1カ月後には分解性を有する印刷層14
が完全に分解していたが、ポリエチレン層には変化がな
く、6ヵ月経過後でも、ポリエチレン層の表面に部分的
に黴の繁殖が認められる程度であった。
【0028】<比較例2>巻取りの板紙(ノーコートア
イボリー、180g/m2 )の両面に、分解性を有する
3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P
(3HB−3HV)の共重合の直鎖のポリエステル{英
国ゼネカ社製:「バイオポール」(ヒドロキシ吉草酸含
有率12%)}をTダイ溶融押し出し法により30μm
の厚さに積層した。さらにその上に、水系グラビアイン
キ(大日精化製、ハイグリットGT)をワイヤーバー#
12で約0.5μm塗工し、印刷層15を形成し、図4
に示すようなカード20aを作製した。
イボリー、180g/m2 )の両面に、分解性を有する
3−ヒドロキシ酪酸・3−ヒドロキシ吉草酸共重合体P
(3HB−3HV)の共重合の直鎖のポリエステル{英
国ゼネカ社製:「バイオポール」(ヒドロキシ吉草酸含
有率12%)}をTダイ溶融押し出し法により30μm
の厚さに積層した。さらにその上に、水系グラビアイン
キ(大日精化製、ハイグリットGT)をワイヤーバー#
12で約0.5μm塗工し、印刷層15を形成し、図4
に示すようなカード20aを作製した。
【0029】このカードを畑土壌中に埋設し、定期的に
分解状態を観察したところ、6カ月経過後、印刷層15
が積層されていない面のプラスチック層13は完全に分
解して、紙基材12も約半分程度のみ残存する状態であ
るものの、印刷層15が積層されている面は、印刷層1
5の表面に部分的に黴の繁殖が認められる程度であっ
た。
分解状態を観察したところ、6カ月経過後、印刷層15
が積層されていない面のプラスチック層13は完全に分
解して、紙基材12も約半分程度のみ残存する状態であ
るものの、印刷層15が積層されている面は、印刷層1
5の表面に部分的に黴の繁殖が認められる程度であっ
た。
【0030】比較例1のカードは、印刷層14が分解性
を有しているものの、ポリエチレンをコーティングして
あるためにカード自体に分解性がなく、比較例2のカー
ドはプラスチック自体は分解性を有しているものの、印
刷層がカードの分解性を妨げる欠点を有する。これに対
して、本実施例1で作製したカードは、プラスチック
層、印刷層共に分解性を有しているため、活性汚泥槽中
での放置でもプラスチック層、印刷層はほぼ分解された
状態であり、紙基材も水分を吸収して繊維がほぐれて形
状を殆どとどめていなかった。
を有しているものの、ポリエチレンをコーティングして
あるためにカード自体に分解性がなく、比較例2のカー
ドはプラスチック自体は分解性を有しているものの、印
刷層がカードの分解性を妨げる欠点を有する。これに対
して、本実施例1で作製したカードは、プラスチック
層、印刷層共に分解性を有しているため、活性汚泥槽中
での放置でもプラスチック層、印刷層はほぼ分解された
状態であり、紙基材も水分を吸収して繊維がほぐれて形
状を殆どとどめていなかった。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、分
解性を有する印刷層を用いる事によって、分解性を有す
るプラスチックの分解を妨げる事がないため、光や微生
物による分解性に優れたカードを得ることができる。ま
た、紙基材の外層として、耐久性、耐折り曲げ性、耐水
性、耐薬品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等
の特性を有する分解性プラスチックを用いることによ
り、カード全体の耐久性の向上と、廃棄後も土壌と接す
るか或いは土壌中で自然に分解する優れたカードとな
る。
解性を有する印刷層を用いる事によって、分解性を有す
るプラスチックの分解を妨げる事がないため、光や微生
物による分解性に優れたカードを得ることができる。ま
た、紙基材の外層として、耐久性、耐折り曲げ性、耐水
性、耐薬品性、防水性、表面平滑性、光沢性、加工性等
の特性を有する分解性プラスチックを用いることによ
り、カード全体の耐久性の向上と、廃棄後も土壌と接す
るか或いは土壌中で自然に分解する優れたカードとな
る。
【図1】本発明の一実施例におけるカードを示す側面図
である。
である。
【図2】本発明の他の実施例におけるカードを示す側面
図である。
図である。
【図3】従来のポリエチレンを積層したカードの側面図
である。
である。
【図4】従来の印刷層からなるカードの側面図である。
10.20.20a…カード 12 …紙基材 13 …分解性プラスチック層 14 …分解性印刷層 15 …従来の印刷層 18 …ポリエチレン層
Claims (4)
- 【請求項1】紙等からなるカード基材の片面あるいは両
面に、分解性を有するプラスチック層と、分解性を有す
る印刷層を順次積層したことを特徴とするカード。 - 【請求項2】前記プラスチック層が、光または微生物を
介して分解される分解性プラスチックであることを特徴
とする請求項1記載のカード。 - 【請求項3】前記印刷層が、微生物を介して分解される
分解性インキであることを特徴とする請求項1記載のカ
ード。 - 【請求項4】前記カード基材または前記プラスチック層
上に、磁気記録層が形成されてなることを特徴とする請
求項1記載のカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23137893A JPH0781274A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23137893A JPH0781274A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | カード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781274A true JPH0781274A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16922685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23137893A Pending JPH0781274A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003082963A1 (en) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Uni-Charm Co., Ltd. | Printed biodegradable plastic film |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP23137893A patent/JPH0781274A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003082963A1 (en) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Uni-Charm Co., Ltd. | Printed biodegradable plastic film |
| US8182901B2 (en) | 2002-03-29 | 2012-05-22 | Uni-Charm Co., Ltd. | Printed biodegradable plastic film |
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