JPH0781347A - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
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- JPH0781347A JPH0781347A JP22557193A JP22557193A JPH0781347A JP H0781347 A JPH0781347 A JP H0781347A JP 22557193 A JP22557193 A JP 22557193A JP 22557193 A JP22557193 A JP 22557193A JP H0781347 A JPH0781347 A JP H0781347A
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- JP
- Japan
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- sprung vertical
- damping
- shock absorber
- value
- vertical velocity
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばね上上下速度の値に応じたスカイフック理
論に基づく減衰特性制御において、大きな低周波路面入
力が連続する場合においても十分な制振性が得られる車
両懸架装置の提供。 【構成】 ばね上上下速度が0の時は目標減衰ポジショ
ンをソフト領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符
号が上向きである時はその時のばね上上下速度の値に応
じて目標減衰ポジションを伸側ハード領域に設定し、ば
ね上上下速度の方向判別符号が下向きである時はその時
のばね上上下速度の値に応じて目標減衰ポジションを圧
側ハード領域に設定する基本制御部dと、ばね上上下速
度のピーク値が所定の回数連続して所定の大入力しきい
値以上になると、その後ばね上上下速度のピーク値が所
定の大入力しきい値未満になるまでの間は基本制御部d
で設定された目標減衰ポジションを伸側ハード領域方向
に所定のポジションだけシフト補正する補正制御部fと
を備える。
論に基づく減衰特性制御において、大きな低周波路面入
力が連続する場合においても十分な制振性が得られる車
両懸架装置の提供。 【構成】 ばね上上下速度が0の時は目標減衰ポジショ
ンをソフト領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符
号が上向きである時はその時のばね上上下速度の値に応
じて目標減衰ポジションを伸側ハード領域に設定し、ば
ね上上下速度の方向判別符号が下向きである時はその時
のばね上上下速度の値に応じて目標減衰ポジションを圧
側ハード領域に設定する基本制御部dと、ばね上上下速
度のピーク値が所定の回数連続して所定の大入力しきい
値以上になると、その後ばね上上下速度のピーク値が所
定の大入力しきい値未満になるまでの間は基本制御部d
で設定された目標減衰ポジションを伸側ハード領域方向
に所定のポジションだけシフト補正する補正制御部fと
を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
減衰特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰特性制
御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開昭61−
163011号公報に記載されたものが知られている。
御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開昭61−
163011号公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来の車両懸架装置は、ばね上上下速
度及びばね上・ばね下間の相対速度を検出し、両者の方
向判別符号が一致する時には、その時のショックアブソ
ーバの行程側をハード特性とすることによって、車両の
振動抑制力(制振力)を高めると共に、両者の方向判別
符号が不一致である時には、その時のショックアブソー
バの行程側をソフト特性とすることによって、ばね上へ
の振動伝達力(加振力)を弱める、といったスカイフッ
ク理論に基づく減衰特性制御を4輪独立に行なうように
したものであった。
度及びばね上・ばね下間の相対速度を検出し、両者の方
向判別符号が一致する時には、その時のショックアブソ
ーバの行程側をハード特性とすることによって、車両の
振動抑制力(制振力)を高めると共に、両者の方向判別
符号が不一致である時には、その時のショックアブソー
バの行程側をソフト特性とすることによって、ばね上へ
の振動伝達力(加振力)を弱める、といったスカイフッ
ク理論に基づく減衰特性制御を4輪独立に行なうように
したものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来装置にあっては、上述のように、減衰特性をソフト
とハードで切り換えるON−OFF制御方式であったた
め、図15の鎖線で示すように、ソフト特性とハード特
性との間で減衰力が急激に切り換えられることから、音
振を発生させるという問題点があった。
従来装置にあっては、上述のように、減衰特性をソフト
とハードで切り換えるON−OFF制御方式であったた
め、図15の鎖線で示すように、ソフト特性とハード特
性との間で減衰力が急激に切り換えられることから、音
振を発生させるという問題点があった。
【0005】そこで、上述のようなスカイフック理論に
基づいた減衰特性制御において、減衰特性をばね上上下
速度に比例させた値に制御する比例制御方式を採用する
ことによって、一応、上述のような問題点は解消するこ
とができるが、大きな低周波路面入力が連続すると、ば
ね上上下速度の位相とばね上・ばね下間相対速度の位相
が同相に近付き、また、特に連続したうねり路等では、
フロントとリヤとの相互影響により、ばね上・ばね下間
相対速度の位相よりばね上上下速度の位相の方が遅れる
場合があり、このような場合には、ばね上上下速度に比
例させた制御では、アクチュエータの応答遅れを考慮し
た場合には、十分な減衰力が得られなくなり、従って、
このような状況においては制振性が悪くなって操縦安定
性が得られなくなる。
基づいた減衰特性制御において、減衰特性をばね上上下
速度に比例させた値に制御する比例制御方式を採用する
ことによって、一応、上述のような問題点は解消するこ
とができるが、大きな低周波路面入力が連続すると、ば
ね上上下速度の位相とばね上・ばね下間相対速度の位相
が同相に近付き、また、特に連続したうねり路等では、
フロントとリヤとの相互影響により、ばね上・ばね下間
相対速度の位相よりばね上上下速度の位相の方が遅れる
場合があり、このような場合には、ばね上上下速度に比
例させた制御では、アクチュエータの応答遅れを考慮し
た場合には、十分な減衰力が得られなくなり、従って、
このような状況においては制振性が悪くなって操縦安定
性が得られなくなる。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ばね上上下速度の値に応じたスカイフ
ック理論に基づく減衰特性制御において、大きな低周波
路面入力が連続する場合においても十分な制振性が得ら
れて車両の操縦安定性を確保することができる車両懸架
装置を提供することを目的とするものである。
なされたもので、ばね上上下速度の値に応じたスカイフ
ック理論に基づく減衰特性制御において、大きな低周波
路面入力が連続する場合においても十分な制振性が得ら
れて車両の操縦安定性を確保することができる車両懸架
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の車両懸架装置は、図1のクレーム対応図
に示すように、車体側と各車輪側の間に介在され、伸側
・圧側が共にソフト特性となるソフト領域を中心とし
て、伸側のみがハード特性方向へ変化する伸側ハード領
域と、圧側のみがハード特性方向へ変化する圧側ハード
領域とを備えた減衰特性変更手段aを有するショックア
ブソーバbと、ばね上上下速度を検出するばね上上下速
度検出手段cと、該ばね上上下速度検出手段cで検出さ
れたばね上上下速度が0の時はショックアブソーバの目
標減衰ポジションをソフト領域に設定し、ばね上上下速
度の方向判別符号が上向きである時はその時のばね上上
下速度の値に応じてショックアブソーバの目標減衰ポジ
ションを伸側ハード領域に設定し、ばね上上下速度の方
向判別符号が下向きである時はその時のばね上上下速度
の値に応じてショックアブソーバの目標減衰ポジション
を圧側ハード領域に設定する基本制御部dを有する減衰
特性制御手段eと、該減衰特性制御手段eに設けられ、
ばね上上下速度のピーク値が所定の回数連続して所定の
大入力しきい値以上になると、その後ばね上上下速度の
ピーク値が所定の大入力しきい値未満になるまでの間は
前記基本制御部dで設定された目標減衰ポジションを伸
側ハード領域方向または圧側ハード領域方向に所定のポ
ジションだけシフト補正する補正制御部fと、を備えて
いる手段とした。
めに、本発明の車両懸架装置は、図1のクレーム対応図
に示すように、車体側と各車輪側の間に介在され、伸側
・圧側が共にソフト特性となるソフト領域を中心とし
て、伸側のみがハード特性方向へ変化する伸側ハード領
域と、圧側のみがハード特性方向へ変化する圧側ハード
領域とを備えた減衰特性変更手段aを有するショックア
ブソーバbと、ばね上上下速度を検出するばね上上下速
度検出手段cと、該ばね上上下速度検出手段cで検出さ
れたばね上上下速度が0の時はショックアブソーバの目
標減衰ポジションをソフト領域に設定し、ばね上上下速
度の方向判別符号が上向きである時はその時のばね上上
下速度の値に応じてショックアブソーバの目標減衰ポジ
ションを伸側ハード領域に設定し、ばね上上下速度の方
向判別符号が下向きである時はその時のばね上上下速度
の値に応じてショックアブソーバの目標減衰ポジション
を圧側ハード領域に設定する基本制御部dを有する減衰
特性制御手段eと、該減衰特性制御手段eに設けられ、
ばね上上下速度のピーク値が所定の回数連続して所定の
大入力しきい値以上になると、その後ばね上上下速度の
ピーク値が所定の大入力しきい値未満になるまでの間は
前記基本制御部dで設定された目標減衰ポジションを伸
側ハード領域方向または圧側ハード領域方向に所定のポ
ジションだけシフト補正する補正制御部fと、を備えて
いる手段とした。
【0008】
【作用】本発明の車両懸架装置では、上述のように構成
されるので、大きな低周波成分のない高周波路面入力の
時は、ばね上上下速度が所定の大入力しきい値未満で変
位するため、基本制御部による通常制御が行なわれる。
されるので、大きな低周波成分のない高周波路面入力の
時は、ばね上上下速度が所定の大入力しきい値未満で変
位するため、基本制御部による通常制御が行なわれる。
【0009】即ち、この通常制御においては、その時の
ばね上上下速度の値及びその方向判別符号に応じ、伸側
ハード領域−ソフト領域−圧側ハード領域の間で目標減
衰ポジションの切り換えが行なわれることにより、ばね
上上下速度とばね上・ばね下間相対速度の両方向判別符
号が一致する時にはその時のショックアブソーバの行程
側をハード特性(伸側ハード領域または圧側ハード領域
のハード特性側)とすることで車両の振動抑制力(制振
力)を高めると共に、両方向判別符号が不一致の時には
その時のショックアブソーバの行程側をソフト特性(伸
側ハード領域または圧側ハード領域のソフト特性側)と
することでばね上への振動伝達力(加振力)を弱める、
といったスカイフック理論に基づいた減衰特性制御が、
相対速度を検出することなしに行なわれることになる。
ばね上上下速度の値及びその方向判別符号に応じ、伸側
ハード領域−ソフト領域−圧側ハード領域の間で目標減
衰ポジションの切り換えが行なわれることにより、ばね
上上下速度とばね上・ばね下間相対速度の両方向判別符
号が一致する時にはその時のショックアブソーバの行程
側をハード特性(伸側ハード領域または圧側ハード領域
のハード特性側)とすることで車両の振動抑制力(制振
力)を高めると共に、両方向判別符号が不一致の時には
その時のショックアブソーバの行程側をソフト特性(伸
側ハード領域または圧側ハード領域のソフト特性側)と
することでばね上への振動伝達力(加振力)を弱める、
といったスカイフック理論に基づいた減衰特性制御が、
相対速度を検出することなしに行なわれることになる。
【0010】以上のように、高周波路面入力に対して
は、ばね上上下速度の値に対応した減衰特性制御によ
り、ばね上への振動伝達を抑制して車両の乗り心地を重
視した減衰特性制御が行なわれる。
は、ばね上上下速度の値に対応した減衰特性制御によ
り、ばね上への振動伝達を抑制して車両の乗り心地を重
視した減衰特性制御が行なわれる。
【0011】また、連続したうねり路を走行する時等の
ように、大きな低周波路面入力が連続する時は、ばね上
上下速度の値が所定の回数連続して所定の大入力しきい
値以上になるため、補正制御部では、その後ばね上上下
速度のピーク値が所定の大入力しきい値未満になるまで
の間は、基本制御部で設定された目標減衰ポジションを
伸側ハード領域方向または圧側ハード領域方向に所定の
ポジションだけシフト補正する処理が行なわれる。
ように、大きな低周波路面入力が連続する時は、ばね上
上下速度の値が所定の回数連続して所定の大入力しきい
値以上になるため、補正制御部では、その後ばね上上下
速度のピーク値が所定の大入力しきい値未満になるまで
の間は、基本制御部で設定された目標減衰ポジションを
伸側ハード領域方向または圧側ハード領域方向に所定の
ポジションだけシフト補正する処理が行なわれる。
【0012】以上のように、大きな低周波路面入力が連
続する場合には、目標減衰ポジションを伸側ハード領域
方向または圧側ハード領域方向に所定のポジションだけ
シフト補正することにより、実質的に減衰特性の切り換
えタイミングの遅れが補正された状態となるもので、こ
れにより、十分な減衰力が得られて車両の制振性を確保
することができる。
続する場合には、目標減衰ポジションを伸側ハード領域
方向または圧側ハード領域方向に所定のポジションだけ
シフト補正することにより、実質的に減衰特性の切り換
えタイミングの遅れが補正された状態となるもので、こ
れにより、十分な減衰力が得られて車両の制振性を確保
することができる。
【0013】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。ま
ず、構成について説明する。図2は、本発明実施例の車
両懸架装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪
との間に介在されて、4つのショックアブソーバSA
1 ,SA2 ,SA3 ,SA4 (なお、ショックアブソー
バを説明するにあたり、これら4つをまとめて指す場
合、及びこれらの共通の構成を説明する時にはただ単に
SAと表示する。)が設けられている。そして、各ショ
ックアブソーバSAの近傍位置の車体には、上下方向の
加速度を検出する上下加速度センサ(以後、上下Gセン
サという)1が設けられている。また、運転席の近傍位
置には、各上下Gセンサ1からの信号を入力して、各シ
ョックアブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信号
を出力するコントロールユニット4が設けられている。
ず、構成について説明する。図2は、本発明実施例の車
両懸架装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪
との間に介在されて、4つのショックアブソーバSA
1 ,SA2 ,SA3 ,SA4 (なお、ショックアブソー
バを説明するにあたり、これら4つをまとめて指す場
合、及びこれらの共通の構成を説明する時にはただ単に
SAと表示する。)が設けられている。そして、各ショ
ックアブソーバSAの近傍位置の車体には、上下方向の
加速度を検出する上下加速度センサ(以後、上下Gセン
サという)1が設けられている。また、運転席の近傍位
置には、各上下Gセンサ1からの信号を入力して、各シ
ョックアブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信号
を出力するコントロールユニット4が設けられている。
【0014】図3は、上記構成を示すシステムブロック
図であって、コントロールユニット4は、インタフェー
ス回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前記イ
ンタフェース回路4aには、上述の各上下Gセンサ1か
らの信号が入力される。なお、前記インタフェース回路
4a内には、各上下Gセンサ1から送られる信号の中か
ら高周波域(30Hz以上)のノイズを除去するためのロー
パスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路を通過し
た加速度を示す信号を積分してばね上上下速度Vn に変
換するためのローパスフィルタ回路とで構成されるフィ
ルタ回路4dが、各上下Gセンサ1毎に設けられてい
る。
図であって、コントロールユニット4は、インタフェー
ス回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前記イ
ンタフェース回路4aには、上述の各上下Gセンサ1か
らの信号が入力される。なお、前記インタフェース回路
4a内には、各上下Gセンサ1から送られる信号の中か
ら高周波域(30Hz以上)のノイズを除去するためのロー
パスフィルタ回路と、該ローパスフィルタ回路を通過し
た加速度を示す信号を積分してばね上上下速度Vn に変
換するためのローパスフィルタ回路とで構成されるフィ
ルタ回路4dが、各上下Gセンサ1毎に設けられてい
る。
【0015】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0016】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20及び伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20及び伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0017】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24及び第2横孔
25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成され
ている。
れると共に、内外を連通する第1横孔24及び第2横孔
25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成され
ている。
【0018】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0019】即ち、ショックアブソーバSAは、調整子
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰特性を多段階に変更可能に
構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・圧
側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SSと
いう)から調整子40を反時計方向に回動させると、伸
側のみ減衰特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰特性
に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSという)とな
り、逆に、調整子40を時計方向に回動させると、圧側
のみ減衰特性を多段階に変更可能で伸側が低減衰特性に
固定の領域(以後、圧側ハード領域SHという)となる
構造となっている。
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰特性を多段階に変更可能に
構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・圧
側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SSと
いう)から調整子40を反時計方向に回動させると、伸
側のみ減衰特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰特性
に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSという)とな
り、逆に、調整子40を時計方向に回動させると、圧側
のみ減衰特性を多段階に変更可能で伸側が低減衰特性に
固定の領域(以後、圧側ハード領域SHという)となる
構造となっている。
【0020】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面及びM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面及びM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
【0021】次に、パルスモータ3の駆動を制御するコ
ントロールユニット4の全体の作動について、図14の
フローチャート及び図15のタイムチャートに基づき説
明する。尚、この制御は、各ショックアブソーバSA毎
に別個に行う。
ントロールユニット4の全体の作動について、図14の
フローチャート及び図15のタイムチャートに基づき説
明する。尚、この制御は、各ショックアブソーバSA毎
に別個に行う。
【0022】まず、図14のフローチャートにおいて、
ステップ101は、各上下Gセンサ1,1,1,1から
得られる上下加速度を各フィルタ回路4dで処理して各
車輪位置のばね上上下速度Vn を求める処理を行うステ
ップである。尚、この各ばね上上下速度Vn は、上方向
の時には正の値で、また、下方向の時には負の値で与え
られる。
ステップ101は、各上下Gセンサ1,1,1,1から
得られる上下加速度を各フィルタ回路4dで処理して各
車輪位置のばね上上下速度Vn を求める処理を行うステ
ップである。尚、この各ばね上上下速度Vn は、上方向
の時には正の値で、また、下方向の時には負の値で与え
られる。
【0023】ステップ102では、ばね上上下速度Vn
が0クロスしたか否かを判定し、YESであればステッ
プ103に進み、NOであればステップ107に進む。
ステップ103では、大入力検出フラグ(FLAG1)
がセットされているか否かを判定し、YESであればス
テップ104に進み、NOであればステップ105に進
む。
が0クロスしたか否かを判定し、YESであればステッ
プ103に進み、NOであればステップ107に進む。
ステップ103では、大入力検出フラグ(FLAG1)
がセットされているか否かを判定し、YESであればス
テップ104に進み、NOであればステップ105に進
む。
【0024】ステップ104では、フラグセットカウン
ト(CNT)に1をプラスした後、ステップ106に進
む。ステップ105では、フラグセットカウント(CN
T)をクリアした後、ステップ107に進む。
ト(CNT)に1をプラスした後、ステップ106に進
む。ステップ105では、フラグセットカウント(CN
T)をクリアした後、ステップ107に進む。
【0025】ステップ106では、大入力検出フラグ
(FLAG1)をクリアした後、ステップ107に進
む。ステップ107では、ばね上上下速度Vn が大入力
しきい値VTH以上であるか否かを判定し、YESであれ
ばステップ108に進み、NOであればステップ109
に進む。
(FLAG1)をクリアした後、ステップ107に進
む。ステップ107では、ばね上上下速度Vn が大入力
しきい値VTH以上であるか否かを判定し、YESであれ
ばステップ108に進み、NOであればステップ109
に進む。
【0026】ステップ108は、大入力検出フラグ(F
LAG1)をセットした後、ステップ109に進む。ス
テップ109では、フラグセットカウント(CNT)が
所定のカウント数n以上であるか否かを判定し、YES
であればステップ110に進み、NOであればステップ
111に進む。
LAG1)をセットした後、ステップ109に進む。ス
テップ109では、フラグセットカウント(CNT)が
所定のカウント数n以上であるか否かを判定し、YES
であればステップ110に進み、NOであればステップ
111に進む。
【0027】ステップ110では、コントロールユニッ
ト4の補正制御部において、目標減衰ポジションを伸側
にシフトする補正制御を行なうべく、減衰ポジションの
オフセット値POFF を所定のシフトポジションPn に設
定する。
ト4の補正制御部において、目標減衰ポジションを伸側
にシフトする補正制御を行なうべく、減衰ポジションの
オフセット値POFF を所定のシフトポジションPn に設
定する。
【0028】ステップ111では、コントロールユニッ
ト4の補正制御部において、通常制御を行なうべく、減
衰ポジションのオフセット値POFF を0に設定する。
ト4の補正制御部において、通常制御を行なうべく、減
衰ポジションのオフセット値POFF を0に設定する。
【0029】ステップ112では、ショックアブソーバ
SAの減衰ポジションPを次式(1)により求める。 P=α×Vn +POFF ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 尚、αは比例定数である。
SAの減衰ポジションPを次式(1)により求める。 P=α×Vn +POFF ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 尚、αは比例定数である。
【0030】ステップ113では、減衰ポジションPが
正の値であるか否かを判定し、YESであればステップ
114に進んでショックアブソーバSAを伸側ハード領
域HS側に制御すべく、伸側の目標減衰ポジションを減
衰ポジションPに設定した後ステップ119に進み、ま
た、NOであればステップ115に進む。
正の値であるか否かを判定し、YESであればステップ
114に進んでショックアブソーバSAを伸側ハード領
域HS側に制御すべく、伸側の目標減衰ポジションを減
衰ポジションPに設定した後ステップ119に進み、ま
た、NOであればステップ115に進む。
【0031】ステップ115では、減衰ポジションPが
0であるか否かを判定するステップであり、YESであ
ればステップ116に進んでショックアブソーバSAを
ソフト領域SSに制御すべく、目標減衰ポジションを0
に設定した後ステップ119に進み、また、NOであれ
ばステップ117に進む。
0であるか否かを判定するステップであり、YESであ
ればステップ116に進んでショックアブソーバSAを
ソフト領域SSに制御すべく、目標減衰ポジションを0
に設定した後ステップ119に進み、また、NOであれ
ばステップ117に進む。
【0032】ステップ117は、便宜上表示しているス
テップであり、ステップ113及びステップ115でN
Oと判定された場合には、減衰ポジションPは負の値で
あり、この場合はステップ118に進み、ショックアブ
ソーバSAを圧側ハード領域SH側に制御すべく、圧側
の目標減衰ポジションを減衰ポジションPに設定した後
ステップ119に進む。
テップであり、ステップ113及びステップ115でN
Oと判定された場合には、減衰ポジションPは負の値で
あり、この場合はステップ118に進み、ショックアブ
ソーバSAを圧側ハード領域SH側に制御すべく、圧側
の目標減衰ポジションを減衰ポジションPに設定した後
ステップ119に進む。
【0033】ステップ119では、各目標減衰ポジショ
ンに向けてパルスモータ3を駆動する。以上で一回の制
御フローを終了し、以後は以上のフローを繰り返す。
ンに向けてパルスモータ3を駆動する。以上で一回の制
御フローを終了し、以後は以上のフローを繰り返す。
【0034】次に、コントロールユニット4における減
衰特性の通常制御の内容を図15のタイムチャートに基
づいて説明する。尚、この図においては、上から順に、
ばね上上下速度Vn ,相対速度Vs ,従来例の制御によ
る減衰ポジションの切換状態,発生減衰力(実線は本実
施例、鎖線は従来例),本実施例の制御による目標減衰
ポジションの切り換え状態をそれぞれ示している。
衰特性の通常制御の内容を図15のタイムチャートに基
づいて説明する。尚、この図においては、上から順に、
ばね上上下速度Vn ,相対速度Vs ,従来例の制御によ
る減衰ポジションの切換状態,発生減衰力(実線は本実
施例、鎖線は従来例),本実施例の制御による目標減衰
ポジションの切り換え状態をそれぞれ示している。
【0035】即ち、この図に示すように、ばね上上下速
度Vn が大入力しきい値VTH未満で推移する時は、コン
トロールユニット4の補正制御部では、減衰ポジション
のオフセット値POFF を0に設定するもので、これによ
り、ばね上上下速度Vn の方向判別符号が切り換わった
時点を基準として伸側ハード領域HSと圧側ハード領域
SHとの減衰ポジションの切り換えが行なわれる。そし
て、この場合、ばね上上下速度Vn の位相に対し、ばね
上・ばね下間相対速度Vs の位相が−sだけ遅れた状態
となっていることから、ショックアブソーバSAの行程
が切り換わった時点、つまり、ばね上・ばね下間相対速
度Vs が0クロスする時点では、減衰ポジションの切り
換えがすでに完了しており、このため、パルスモータ3
の応答遅れがあっても、実線で示すように行程の切り換
え時点から十分な減衰力を発生させることができると共
に、ばね上上下速度Vn に比例した減衰ポジションに制
御されることから、ハード特性からソフト特性への切り
換えも緩やかに行なわれるもので、これにより、音振の
発生を防止することができる。
度Vn が大入力しきい値VTH未満で推移する時は、コン
トロールユニット4の補正制御部では、減衰ポジション
のオフセット値POFF を0に設定するもので、これによ
り、ばね上上下速度Vn の方向判別符号が切り換わった
時点を基準として伸側ハード領域HSと圧側ハード領域
SHとの減衰ポジションの切り換えが行なわれる。そし
て、この場合、ばね上上下速度Vn の位相に対し、ばね
上・ばね下間相対速度Vs の位相が−sだけ遅れた状態
となっていることから、ショックアブソーバSAの行程
が切り換わった時点、つまり、ばね上・ばね下間相対速
度Vs が0クロスする時点では、減衰ポジションの切り
換えがすでに完了しており、このため、パルスモータ3
の応答遅れがあっても、実線で示すように行程の切り換
え時点から十分な減衰力を発生させることができると共
に、ばね上上下速度Vn に比例した減衰ポジションに制
御されることから、ハード特性からソフト特性への切り
換えも緩やかに行なわれるもので、これにより、音振の
発生を防止することができる。
【0036】次に、コントロールユニット4における減
衰特性の補正制御の内容を図16のタイムチャートに基
づいて説明する。尚、この図においては、上から順に、
ばね上上下速度Vn ,相対速度Vs ,従来例の制御によ
る減衰ポジションの切換状態,発生減衰力(実線は本実
施例、鎖線は従来例),本実施例の制御による目標減衰
ポジションの切り換え状態をそれぞれ示している。
衰特性の補正制御の内容を図16のタイムチャートに基
づいて説明する。尚、この図においては、上から順に、
ばね上上下速度Vn ,相対速度Vs ,従来例の制御によ
る減衰ポジションの切換状態,発生減衰力(実線は本実
施例、鎖線は従来例),本実施例の制御による目標減衰
ポジションの切り換え状態をそれぞれ示している。
【0037】この図に示すように、大きな低周波成分が
含まれた大路面入力があった場合においては、ばね上上
下速度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しきい値VTH
以上となるため、その回数が所定の回数nだけカウント
された後、ばね上上下速度Vn が0クロスすると、コン
トロールユニット4の補正制御部では、減衰ポジション
のオフセット値POFF を所定のシフトポジションPn に
設定する補正制御が行なわれるもので、これにより、実
線で示すように、目標減衰ポジションがオフセット値P
OFF だけ伸側ハード領域HS方向へシフトし、その結
果、圧側ハード領域SH側から伸側ハード領域HS方向
への切り換えタイミングが、ばね上上下速度Vn が0点
をクロスする時点より+tだけ進んだ状態となる(尚、
点線は通常制御時における減衰ポジションの切り換え状
態を示す)。
含まれた大路面入力があった場合においては、ばね上上
下速度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しきい値VTH
以上となるため、その回数が所定の回数nだけカウント
された後、ばね上上下速度Vn が0クロスすると、コン
トロールユニット4の補正制御部では、減衰ポジション
のオフセット値POFF を所定のシフトポジションPn に
設定する補正制御が行なわれるもので、これにより、実
線で示すように、目標減衰ポジションがオフセット値P
OFF だけ伸側ハード領域HS方向へシフトし、その結
果、圧側ハード領域SH側から伸側ハード領域HS方向
への切り換えタイミングが、ばね上上下速度Vn が0点
をクロスする時点より+tだけ進んだ状態となる(尚、
点線は通常制御時における減衰ポジションの切り換え状
態を示す)。
【0038】即ち、この補正制御状態が連続している間
は、ばね上上下速度Vn が0点をクロスする時点におい
ては、すでに目標減衰ポジションが伸側ハード領域HS
側に切り換わった状態となるため、パルスモータ3の応
答遅れがなくなるもので、これにより、鎖線で示す従来
例の発生減衰力に比べ、実線で示すように伸側の発生減
衰力を高め、斜線で示す分だけ減衰力をかせぐことでき
る。
は、ばね上上下速度Vn が0点をクロスする時点におい
ては、すでに目標減衰ポジションが伸側ハード領域HS
側に切り換わった状態となるため、パルスモータ3の応
答遅れがなくなるもので、これにより、鎖線で示す従来
例の発生減衰力に比べ、実線で示すように伸側の発生減
衰力を高め、斜線で示す分だけ減衰力をかせぐことでき
る。
【0039】従って、特に車体の浮き上がり方向を抑制
して制振性が高められ、これにより、大きな路面入力時
における操縦安定性を確保することができるようにな
る。
して制振性が高められ、これにより、大きな路面入力時
における操縦安定性を確保することができるようにな
る。
【0040】そして、以上の補正制御は、ばね上上下速
度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しきい値VTH未満
になった後、0クロスした時点で終了し、以後は図15
に示す通常制御状態に戻る。
度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しきい値VTH未満
になった後、0クロスした時点で終了し、以後は図15
に示す通常制御状態に戻る。
【0041】次に、通常制御時におけるショックアブソ
ーバSAの行程に対する目標減衰ポジションの切り換わ
り状態を、図17のタイムチャートに基づいて説明す
る。即ち、このタイムチャートはばね上上下速度Vn の
ピーク値が大入力しきい値VTH未満で変化し、通常制御
が行なわれる場合を示している。
ーバSAの行程に対する目標減衰ポジションの切り換わ
り状態を、図17のタイムチャートに基づいて説明す
る。即ち、このタイムチャートはばね上上下速度Vn の
ピーク値が大入力しきい値VTH未満で変化し、通常制御
が行なわれる場合を示している。
【0042】即ち、図17のタイムチャートにおいて、
領域aは、ばね上上下速度Vn が負の値(下向き)から
正の値(上向き)に逆転した状態であるが、この時はま
だ相対速度は負の値(ショックアブソーバSAの行程は
圧行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Vn の方向に基づいてショックアブソーバ
SAは伸側ハード領域HSに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある圧行程側がソフト特性となる。
領域aは、ばね上上下速度Vn が負の値(下向き)から
正の値(上向き)に逆転した状態であるが、この時はま
だ相対速度は負の値(ショックアブソーバSAの行程は
圧行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Vn の方向に基づいてショックアブソーバ
SAは伸側ハード領域HSに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある圧行程側がソフト特性となる。
【0043】また、領域bは、ばね上上下速度Vn が正
の値(上向き)のままで、相対速度は負の値から正の値
(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)に切り換
わった領域であるため、この時は、ばね上上下速度Vn
の方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード
領域HSに制御されており、かつ、ショックアブソーバ
の行程も伸行程であり、従って、この領域ではその時の
ショックアブソーバSAの行程である伸行程側が、ばね
上上下速度Vn の値に比例したハード特性となる。
の値(上向き)のままで、相対速度は負の値から正の値
(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)に切り換
わった領域であるため、この時は、ばね上上下速度Vn
の方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード
領域HSに制御されており、かつ、ショックアブソーバ
の行程も伸行程であり、従って、この領域ではその時の
ショックアブソーバSAの行程である伸行程側が、ばね
上上下速度Vn の値に比例したハード特性となる。
【0044】また、領域cは、ばね上上下速度Vn が正
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだ相対速度は正の値(ショックアブ
ソーバSAの行程は伸行程側)となっている領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Vn の方向に基づいて
ショックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御さ
れており、従って、この領域ではその時のショックアブ
ソーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだ相対速度は正の値(ショックアブ
ソーバSAの行程は伸行程側)となっている領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Vn の方向に基づいて
ショックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御さ
れており、従って、この領域ではその時のショックアブ
ソーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
【0045】また、領域dは、ばね上上下速度Vn が負
の値(下向き)のままで、相対速度は正の値から負の値
(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)になる領
域であるため、この時は、ばね上上下速度Vn の方向に
基づいてショックアブソーバSAは圧側ハード領域SH
に制御されており、かつ、ショックアブソーバの行程も
圧行程であり、従って、この領域ではその時のショック
アブソーバSAの行程である圧行程側が、ばね上上下速
度Vn の値に比例したハード特性となる。
の値(下向き)のままで、相対速度は正の値から負の値
(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)になる領
域であるため、この時は、ばね上上下速度Vn の方向に
基づいてショックアブソーバSAは圧側ハード領域SH
に制御されており、かつ、ショックアブソーバの行程も
圧行程であり、従って、この領域ではその時のショック
アブソーバSAの行程である圧行程側が、ばね上上下速
度Vn の値に比例したハード特性となる。
【0046】以上のように、この実施例では、ばね上上
下速度Vn とばね上・ばね下間の相対速度とが同符号の
時(領域b,領域d)は、その時のショックアブソーバ
SAの行程側をハード特性に制御し、異符号の時(領域
a,領域c)は、その時のショックアブソーバSAの行
程側をソフト特性に制御するという、スカイフック理論
に基づいた減衰特性制御と同一の制御が、ばね上・ばね
下間相対速度を検出することなしに行なわれることにな
る。そして、さらに、この実施例では、領域aから領域
b,及び領域cから領域dへ移行する時には、パルスモ
ータ3を駆動させることなしに減衰特性の切り換えが行
なわれることになる。
下速度Vn とばね上・ばね下間の相対速度とが同符号の
時(領域b,領域d)は、その時のショックアブソーバ
SAの行程側をハード特性に制御し、異符号の時(領域
a,領域c)は、その時のショックアブソーバSAの行
程側をソフト特性に制御するという、スカイフック理論
に基づいた減衰特性制御と同一の制御が、ばね上・ばね
下間相対速度を検出することなしに行なわれることにな
る。そして、さらに、この実施例では、領域aから領域
b,及び領域cから領域dへ移行する時には、パルスモ
ータ3を駆動させることなしに減衰特性の切り換えが行
なわれることになる。
【0047】以上説明したように、この実施例では、以
下に列挙する効果が得られる。
下に列挙する効果が得られる。
【0048】 小入力時には通常制御部によるばね上
上下速度Vn に比例した減衰特性により、ハード特性か
らソフト特性への切り換えが緩やかに行なわれ、これに
より、音振の発生を防止することができる。
上下速度Vn に比例した減衰特性により、ハード特性か
らソフト特性への切り換えが緩やかに行なわれ、これに
より、音振の発生を防止することができる。
【0049】 大きな路面入力に対しては補正制御部
による伸側への目標減衰ポジションのシフトにより、パ
ルスモータ3の応答遅れを防止して、十分な減衰力を発
生させ、これにより、大きな低周波路面入力が連続する
場合においても十分な制振性が得られて車両の操縦安定
性を確保することができるようになる。
による伸側への目標減衰ポジションのシフトにより、パ
ルスモータ3の応答遅れを防止して、十分な減衰力を発
生させ、これにより、大きな低周波路面入力が連続する
場合においても十分な制振性が得られて車両の操縦安定
性を確保することができるようになる。
【0050】 従来のスカイフック理論に基づいた減
衰特性制御に比べ、減衰特性の切り換え頻度が少なくな
るため、制御応答性を高めることができると共に、パル
スモータ3の耐久性を向上させることができる。
衰特性制御に比べ、減衰特性の切り換え頻度が少なくな
るため、制御応答性を高めることができると共に、パル
スモータ3の耐久性を向上させることができる。
【0051】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0052】例えば、実施例では、補正制御において、
目標減衰ポジションを伸側へシフトさせるようにした
が、圧側へシフトさせるようにしてもよい。
目標減衰ポジションを伸側へシフトさせるようにした
が、圧側へシフトさせるようにしてもよい。
【0053】また、実施例では、補正制御の解除時を、
ばね上上下速度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しき
い値VTH未満になった後、0クロスした時点としたが、
0クロスした時点から所定のタイマ時間が経過した時点
とすることもできる。
ばね上上下速度Vn の波形ピーク値が所定の大入力しき
い値VTH未満になった後、0クロスした時点としたが、
0クロスした時点から所定のタイマ時間が経過した時点
とすることもできる。
【0054】また、補正制御を開始するフラグセットカ
ウント数n、即ち、ばね上上下速度Vn のピーク値が所
定の大入力しきい値を連続して越える回数nは任意であ
り、1回越えただけで大入力時補正制御を開始すること
もできる。
ウント数n、即ち、ばね上上下速度Vn のピーク値が所
定の大入力しきい値を連続して越える回数nは任意であ
り、1回越えただけで大入力時補正制御を開始すること
もできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車両懸
架装置は、ばね上上下速度が0の時は目標減衰ポジショ
ンをソフト領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符
号が上向きである時はその時のばね上上下速度の値に応
じて目標減衰ポジションを伸側ハード領域に設定し、ば
ね上上下速度の方向判別符号が下向きである時はその時
のばね上上下速度の値に応じて目標減衰ポジションを圧
側ハード領域に設定する基本制御部の他に、ばね上上下
速度のピーク値が所定の回数連続して所定の大入力しき
い値以上になると、その後ばね上上下速度のピーク値が
所定の大入力しきい値未満になるまでの間は基本制御部
で設定された目標減衰ポジションを伸側ハード領域方向
に所定のポジションだけシフト補正する補正制御部を備
えた手段としたことで、ばね上上下速度の値に応じたス
カイフック理論に基づく減衰特性制御において、大きな
低周波路面入力が連続する場合においても十分な制振性
が得られて車両の操縦安定性を確保することができるよ
うになるという効果が得られる。
架装置は、ばね上上下速度が0の時は目標減衰ポジショ
ンをソフト領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符
号が上向きである時はその時のばね上上下速度の値に応
じて目標減衰ポジションを伸側ハード領域に設定し、ば
ね上上下速度の方向判別符号が下向きである時はその時
のばね上上下速度の値に応じて目標減衰ポジションを圧
側ハード領域に設定する基本制御部の他に、ばね上上下
速度のピーク値が所定の回数連続して所定の大入力しき
い値以上になると、その後ばね上上下速度のピーク値が
所定の大入力しきい値未満になるまでの間は基本制御部
で設定された目標減衰ポジションを伸側ハード領域方向
に所定のポジションだけシフト補正する補正制御部を備
えた手段としたことで、ばね上上下速度の値に応じたス
カイフック理論に基づく減衰特性制御において、大きな
低周波路面入力が連続する場合においても十分な制振性
が得られて車両の操縦安定性を確保することができるよ
うになるという効果が得られる。
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
ある。
【図2】本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図
である。
である。
【図3】実施例の車両懸架装置を示すシステムブロック
図である。
図である。
【図4】実施例装置に適用したショックアブソーバを示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面及びM−M断面図である。
−L断面及びM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
減衰力特性図である。
【図14】実施例装置におけるコントロールユニットの
全体の制御作動を示すフローチャートである。
全体の制御作動を示すフローチャートである。
【図15】実施例装置における通常制御時の作動を示す
タイムチャートである。
タイムチャートである。
【図16】実施例装置における補正制御時の作動を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図17】実施例装置におけるショックアブソーバの行
程に対する目標減衰ポジションの切り換わり状態を示す
タイムチャートである。
程に対する目標減衰ポジションの切り換わり状態を示す
タイムチャートである。
a 減衰特性変更手段 b ショックアブソーバ c ばね上挙動検出手段 d 基本制御部 e 減衰特性制御手段 f 補正制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側と各車輪側の間に介在され、伸側
・圧側が共にソフト特性となるソフト領域を中心とし
て、伸側のみがハード特性方向へ変化する伸側ハード領
域と、圧側のみがハード特性方向へ変化する圧側ハード
領域とを備えた減衰特性変更手段を有するショックアブ
ソーバと、 ばね上上下速度を検出するばね上上下速度検出手段と、 該ばね上上下速度検出手段で検出されたばね上上下速度
が0の時はショックアブソーバの目標減衰ポジションを
ソフト領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符号が
上向きである時はその時のばね上上下速度の値に応じて
ショックアブソーバの目標減衰ポジションを伸側ハード
領域に設定し、ばね上上下速度の方向判別符号が下向き
である時はその時のばね上上下速度の値に応じてショッ
クアブソーバの目標減衰ポジションを圧側ハード領域に
設定する基本制御部を有する減衰特性制御手段と、 該減衰特性制御手段に設けられ、ばね上上下速度のピー
ク値が所定の回数連続して所定の大入力しきい値以上に
なると、その後ばね上上下速度のピーク値が所定の大入
力しきい値未満になるまでの間は前記基本制御部で設定
された目標減衰ポジションを伸側ハード領域方向または
圧側ハード領域方向に所定のポジションだけシフト補正
する補正制御部と、を備えていることを特徴とする車両
懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22557193A JPH0781347A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22557193A JPH0781347A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781347A true JPH0781347A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16831396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22557193A Pending JPH0781347A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781347A (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22557193A patent/JPH0781347A/ja active Pending
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