JPH08216647A - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
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- JPH08216647A JPH08216647A JP2968095A JP2968095A JPH08216647A JP H08216647 A JPH08216647 A JP H08216647A JP 2968095 A JP2968095 A JP 2968095A JP 2968095 A JP2968095 A JP 2968095A JP H08216647 A JPH08216647 A JP H08216647A
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- Japan
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- damping force
- force characteristic
- sprung
- unsprung
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばね上の制振性を確保しつつ、ばね上挙動が
小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り心地悪
化を防止することができる車両懸架装置の供。 【構成】 車体側と各車輪側の間に介在されていて減衰
力特性変更手段aにより減衰力特性を変更可能なショッ
クアブソーバbと、ばね上挙動検出手段cで検出された
ばね上挙動信号に応じてショックアブソーバbの減衰力
特性制御を行なう基本制御部dを有する減衰力特性制御
手段eと、相対速度検出手段fで検出されたばね上−ば
ね下間相対速度信号からばね下共振成分信号を抽出する
ばね下共振成分検出手段gと、ばね下共振成分検出手段
gで検出されたばね下共振成分信号が所定のしきい値を
越えたらその時点から所定の補正遅延時間内は前記基本
制御部dによる減衰力特性が所定のリミット値よりも低
い場合はショックアブソーバbの減衰力特性をリミット
値に設定する補正制御を行なう補正制御部hと、を備え
る。
小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り心地悪
化を防止することができる車両懸架装置の供。 【構成】 車体側と各車輪側の間に介在されていて減衰
力特性変更手段aにより減衰力特性を変更可能なショッ
クアブソーバbと、ばね上挙動検出手段cで検出された
ばね上挙動信号に応じてショックアブソーバbの減衰力
特性制御を行なう基本制御部dを有する減衰力特性制御
手段eと、相対速度検出手段fで検出されたばね上−ば
ね下間相対速度信号からばね下共振成分信号を抽出する
ばね下共振成分検出手段gと、ばね下共振成分検出手段
gで検出されたばね下共振成分信号が所定のしきい値を
越えたらその時点から所定の補正遅延時間内は前記基本
制御部dによる減衰力特性が所定のリミット値よりも低
い場合はショックアブソーバbの減衰力特性をリミット
値に設定する補正制御を行なう補正制御部hと、を備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰力特性
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特表平4−
502439号公報に記載されたものが知られている。
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特表平4−
502439号公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来の車両懸架装置は、ばね上上下速
度と、相対的なピストン移動量から求められたばね上−
ばね下間相対速度の両方向判別符号が一致する制振域の
時は、ショックアブソーバの減衰力特性をその時のばね
上上下速度およびばね上−ばね下間相対速度に応じたハ
ード特性に制御することにより、制振力を高めて車体の
振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加振域の
時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソフト特性
に制御することにより、加振力を弱めてばね下入力のば
ね上への伝達を抑制するという、カルノップ制御理論
(スカイフック制御理論)に基づいた減衰力特性制御を
行なうようにしたものであった。そして、このカルノッ
プ制御理論においては、ばね上上下速度に応じた制御力
を発生させるようになっている。
度と、相対的なピストン移動量から求められたばね上−
ばね下間相対速度の両方向判別符号が一致する制振域の
時は、ショックアブソーバの減衰力特性をその時のばね
上上下速度およびばね上−ばね下間相対速度に応じたハ
ード特性に制御することにより、制振力を高めて車体の
振動を抑制し、両方向判別符号が不一致となる加振域の
時には、ショックアブソーバの減衰力特性をソフト特性
に制御することにより、加振力を弱めてばね下入力のば
ね上への伝達を抑制するという、カルノップ制御理論
(スカイフック制御理論)に基づいた減衰力特性制御を
行なうようにしたものであった。そして、このカルノッ
プ制御理論においては、ばね上上下速度に応じた制御力
を発生させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置にあっては、上述のように、ばね上挙動に応じた制御
力を発生させることによりばね上の制振性を確保するも
ので、車両におけるばね下側挙動に対する制御について
は何ら考慮されていないため、ばね下のバタツキよる車
両の乗り心地悪化を防止することができないという問題
点があった。
置にあっては、上述のように、ばね上挙動に応じた制御
力を発生させることによりばね上の制振性を確保するも
ので、車両におけるばね下側挙動に対する制御について
は何ら考慮されていないため、ばね下のバタツキよる車
両の乗り心地悪化を防止することができないという問題
点があった。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ばね上の制振性を確保しつつ、ばね上
挙動が小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り
心地悪化を防止することができる車両懸架装置を提供す
ることを目的とするものである。
なされたもので、ばね上の制振性を確保しつつ、ばね上
挙動が小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り
心地悪化を防止することができる車両懸架装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて減衰力特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なショックアブソーバbと、車両のばね上挙動
を検出するばね上挙動検出手段cと、該ばね上挙動検出
手段cで検出されたばね上挙動信号に応じて前記ショッ
クアブソーバbの減衰力特性制御を行なう基本制御部d
を有する減衰力特性制御手段eと、ばね上−ばね下間相
対速度を検出する相対速度検出手段fと、該相対速度検
出手段fで検出されたばね上−ばね下間相対速度信号か
らばね下共振成分信号を抽出するばね下共振成分検出手
段gと、前記減衰力特性制御手段eに含まれていて、前
記ばね下共振成分検出手段gで検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えたらその時点から所定の
補正遅延時間内は前記基本制御部dによる減衰力特性が
所定のリミット値よりも低い場合はショックアブソーバ
bの減衰力特性をリミット値に設定する補正制御を行な
う補正制御部hと、を備えた手段とした。
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて減衰力特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なショックアブソーバbと、車両のばね上挙動
を検出するばね上挙動検出手段cと、該ばね上挙動検出
手段cで検出されたばね上挙動信号に応じて前記ショッ
クアブソーバbの減衰力特性制御を行なう基本制御部d
を有する減衰力特性制御手段eと、ばね上−ばね下間相
対速度を検出する相対速度検出手段fと、該相対速度検
出手段fで検出されたばね上−ばね下間相対速度信号か
らばね下共振成分信号を抽出するばね下共振成分検出手
段gと、前記減衰力特性制御手段eに含まれていて、前
記ばね下共振成分検出手段gで検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えたらその時点から所定の
補正遅延時間内は前記基本制御部dによる減衰力特性が
所定のリミット値よりも低い場合はショックアブソーバ
bの減衰力特性をリミット値に設定する補正制御を行な
う補正制御部hと、を備えた手段とした。
【0007】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記ばね下共振成分検出手段で検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えた回数が2回目から補正
制御部による補正制御を開始させるようにした。
前記ばね下共振成分検出手段で検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えた回数が2回目から補正
制御部による補正制御を開始させるようにした。
【0008】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
前記減衰力特性制御手段eに含まれていて、前記補正制
御部hによる補正制御中において、前記ばね下共振成分
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が前記所定
のしきい値より高い高しきい値を越えたらその時点から
所定の補正解除遅延時間内は前記補正制御部hによる補
正制御を解除する補正解除制御部iを備えた手段とし
た。
前記減衰力特性制御手段eに含まれていて、前記補正制
御部hによる補正制御中において、前記ばね下共振成分
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が前記所定
のしきい値より高い高しきい値を越えたらその時点から
所定の補正解除遅延時間内は前記補正制御部hによる補
正制御を解除する補正解除制御部iを備えた手段とし
た。
【0009】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
車両の車速を検出する車速センサjを備え、前記補正遅
延時間および/または補正解除遅延時間を前記車速セン
サjで検出された車速に応じて変化させるようにしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の車両懸架装
置。
車両の車速を検出する車速センサjを備え、前記補正遅
延時間および/または補正解除遅延時間を前記車速セン
サjで検出された車速に応じて変化させるようにしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の車両懸架装
置。
【0010】また、請求項5記載の車両懸架装置では、
前記ばね上挙動検出手段cが、ばね上上下速度を検出す
るばね上上下速度検出手段kで構成され、前記減衰力特
性変更手段aが、伸行程側および圧行程側の減衰力特性
が共にソフト特性となるソフト領域(SS)を中心と
し、圧行程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側
の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側
ハード領域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持さ
れたままで圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に
可変制御可能な圧側ハード領域(SH)とを備え、前記
基本制御部dにおいて、ばね上上下速度検出手段kで検
出されたばね上上下速度信号の方向判別符号が0付近で
ある時はショックアブソーバbをソフト領域(SS)に
制御し、上向きの正である時は伸側ハード領域(HS)
側において伸行程側の減衰力特性を、また下向きの負で
ある時は圧側ハード領域(SH)側において圧行程側の
減衰力特性をそれぞればね上上下速度に応じたハード特
性側に可変制御するようにした手段とした。
前記ばね上挙動検出手段cが、ばね上上下速度を検出す
るばね上上下速度検出手段kで構成され、前記減衰力特
性変更手段aが、伸行程側および圧行程側の減衰力特性
が共にソフト特性となるソフト領域(SS)を中心と
し、圧行程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側
の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側
ハード領域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持さ
れたままで圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に
可変制御可能な圧側ハード領域(SH)とを備え、前記
基本制御部dにおいて、ばね上上下速度検出手段kで検
出されたばね上上下速度信号の方向判別符号が0付近で
ある時はショックアブソーバbをソフト領域(SS)に
制御し、上向きの正である時は伸側ハード領域(HS)
側において伸行程側の減衰力特性を、また下向きの負で
ある時は圧側ハード領域(SH)側において圧行程側の
減衰力特性をそれぞればね上上下速度に応じたハード特
性側に可変制御するようにした手段とした。
【0011】
【作用】本発明請求項1記載の車両懸架装置では、上述
のように構成されるため、ばね下のバタツキが発生して
いない通常時においては、減衰力特性制御手段eの基本
制御部dでは、ばね上挙動検出手段cで検出されたばね
上挙動信号に応じてショックアブソーバbの減衰力特性
制御が行なわれるもので、これにより、ばね上の挙動を
抑制して車両の乗り心地を確保することができる。
のように構成されるため、ばね下のバタツキが発生して
いない通常時においては、減衰力特性制御手段eの基本
制御部dでは、ばね上挙動検出手段cで検出されたばね
上挙動信号に応じてショックアブソーバbの減衰力特性
制御が行なわれるもので、これにより、ばね上の挙動を
抑制して車両の乗り心地を確保することができる。
【0012】そして、ばね下のバタツキが発生すると、
ばね下共振成分検出手段gで検出された高周波のばね下
共振成分信号が所定のしきい値を越えるため、その時
は、減衰力特性制御手段eの補正制御部hでは、その時
点から所定の補正遅延時間内は前記基本制御部dによる
減衰力特性が所定のリミット値よりも低い場合はショッ
クアブソーバbの減衰力特性をリミット値に設定する補
正が行なわれるもので、これにより、ばね下のバタツキ
を抑制することができる。
ばね下共振成分検出手段gで検出された高周波のばね下
共振成分信号が所定のしきい値を越えるため、その時
は、減衰力特性制御手段eの補正制御部hでは、その時
点から所定の補正遅延時間内は前記基本制御部dによる
減衰力特性が所定のリミット値よりも低い場合はショッ
クアブソーバbの減衰力特性をリミット値に設定する補
正が行なわれるもので、これにより、ばね下のバタツキ
を抑制することができる。
【0013】また、請求項2では、前記ばね下共振成分
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が所定のし
きい値を最初に越えた時点では補正制御部hによる補正
制御がキャンセルされるもので、これにより、最初の高
周波入力によるばね上への振動伝達を抑えることができ
る。
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が所定のし
きい値を最初に越えた時点では補正制御部hによる補正
制御がキャンセルされるもので、これにより、最初の高
周波入力によるばね上への振動伝達を抑えることができ
る。
【0014】また、請求項3では、前記ばね下共振成分
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が前記所定
のしきい値より高い高しきい値を越えたら、補正解除制
御部iにおいてその時点から所定の補正解除遅延時間内
は前記補正制御部hによる補正制御を解除するもので、
これにより、ばね下のバタツキが過大である場合のばね
上への振動伝達を抑えることができる。また、請求項4
では、前記補正遅延時間および/または補正解除遅延時
間が車速に応じた適正な時間に可変設定される。
検出手段gで検出されたばね下共振成分信号が前記所定
のしきい値より高い高しきい値を越えたら、補正解除制
御部iにおいてその時点から所定の補正解除遅延時間内
は前記補正制御部hによる補正制御を解除するもので、
これにより、ばね下のバタツキが過大である場合のばね
上への振動伝達を抑えることができる。また、請求項4
では、前記補正遅延時間および/または補正解除遅延時
間が車速に応じた適正な時間に可変設定される。
【0015】また、請求項5では、減衰力特性制御手段
eの基本制御部dにおいて、ばね上上下速度検出手段k
で検出されたばね上上下速度信号の方向判別符号が、0
付近である時はショックアブソーバbがソフト領域(S
S)に制御され、上向きの正である時は伸行程側の減衰
力特性が、また下向きの負である時は圧行程側の減衰力
特性が、ばね上上下速度信号に応じたハード特性側に可
変制御される一方で、その逆行程側の減衰力特性はそれ
ぞれソフト特性に固定制御された状態となるものであ
り、このため、ばね上上下速度とばね上−ばね下間相対
速度の方向判別符号が一致する制振域においては、その
時のショックアブソーバbの行程側の減衰力特性をハー
ド特性側で可変制御することで車両の制振力を高めると
共に、両者の方向判別符号が不一致となる加振域におい
ては、その時のショックアブソーバbの行程側の減衰力
特性をソフト特性にすることで車両の加振力を弱める、
といったスカイフック制御理論に基づいた基本的な減衰
力特性の切り換え制御が行なわれることになる。即ち、
車両の通常走行時においては、基本制御部dにおいて、
スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰力特性制御
が行なわれることになる。
eの基本制御部dにおいて、ばね上上下速度検出手段k
で検出されたばね上上下速度信号の方向判別符号が、0
付近である時はショックアブソーバbがソフト領域(S
S)に制御され、上向きの正である時は伸行程側の減衰
力特性が、また下向きの負である時は圧行程側の減衰力
特性が、ばね上上下速度信号に応じたハード特性側に可
変制御される一方で、その逆行程側の減衰力特性はそれ
ぞれソフト特性に固定制御された状態となるものであ
り、このため、ばね上上下速度とばね上−ばね下間相対
速度の方向判別符号が一致する制振域においては、その
時のショックアブソーバbの行程側の減衰力特性をハー
ド特性側で可変制御することで車両の制振力を高めると
共に、両者の方向判別符号が不一致となる加振域におい
ては、その時のショックアブソーバbの行程側の減衰力
特性をソフト特性にすることで車両の加振力を弱める、
といったスカイフック制御理論に基づいた基本的な減衰
力特性の切り換え制御が行なわれることになる。即ち、
車両の通常走行時においては、基本制御部dにおいて、
スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰力特性制御
が行なわれることになる。
【0016】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)図2は、本発明第1実施例の車両懸架装
置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪との間に
介在されて、4つのショックアブソーバSAFL,S
AFR,SARL,SARR(なお、ショックアブソーバを説
明するにあたり、これら4つをまとめて指す場合、およ
びこれらの共通の構成を説明する時にはただ単にSAと
表示する。また、右下の符号は車輪位置を示すもので、
FLは前輪左,FRは前輪右,RLは後輪左,RRは後輪右をそ
れぞれ示している。)が設けられている。そして、前輪
左右の各ショックアブソーバSAFL,SAFRおよび後輪
左右各ショックアブソーバSARL,SARRの近傍位置
(タワー位置)の車体には、上下方向の加速度Gを検出
する上下加速度センサ(以後、上下Gセンサという)1
FL,1FR,1RL,1RRが設けられ、また、運転席の近傍
位置には、各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,
1RR)からの信号を入力して、各ショックアブソーバS
Aのパルスモータ3に駆動制御信号を出力するコントロ
ールユニット4が設けられている。
置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪との間に
介在されて、4つのショックアブソーバSAFL,S
AFR,SARL,SARR(なお、ショックアブソーバを説
明するにあたり、これら4つをまとめて指す場合、およ
びこれらの共通の構成を説明する時にはただ単にSAと
表示する。また、右下の符号は車輪位置を示すもので、
FLは前輪左,FRは前輪右,RLは後輪左,RRは後輪右をそ
れぞれ示している。)が設けられている。そして、前輪
左右の各ショックアブソーバSAFL,SAFRおよび後輪
左右各ショックアブソーバSARL,SARRの近傍位置
(タワー位置)の車体には、上下方向の加速度Gを検出
する上下加速度センサ(以後、上下Gセンサという)1
FL,1FR,1RL,1RRが設けられ、また、運転席の近傍
位置には、各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,
1RR)からの信号を入力して、各ショックアブソーバS
Aのパルスモータ3に駆動制御信号を出力するコントロ
ールユニット4が設けられている。
【0017】以上の構成を示すのが図3のシステムブロ
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号が入力される。そして、前記イン
タフェース回路4aには、図14に示すように、ばね上
上下加速度GFL,GFR,GRL,GRR信号から各タワー位
置のばね上上下速度ΔxFL,ΔxFR,ΔxRL,ΔxRRお
よびばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )FL,
(Δx−Δx0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δ
x0 )RRおよび判断信号VSTを求めるための信号処理回
路が設けられている。なお、この信号処理回路の詳細に
ついては後述する。
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ
1FL,1FR,1RL,1RRからのばね上上下加速度GFL,
GFR,GRL,GRR信号が入力される。そして、前記イン
タフェース回路4aには、図14に示すように、ばね上
上下加速度GFL,GFR,GRL,GRR信号から各タワー位
置のばね上上下速度ΔxFL,ΔxFR,ΔxRL,ΔxRRお
よびばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )FL,
(Δx−Δx0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δ
x0 )RRおよび判断信号VSTを求めるための信号処理回
路が設けられている。なお、この信号処理回路の詳細に
ついては後述する。
【0018】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0019】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0020】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
【0021】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0022】即ち、ショックアブソーバSAは、調整子
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
【0023】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
【0024】次に、コントロールユニット4の制御作動
のうち、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相
対速度(Δx−Δx0 )を求めるための信号処理回路の
構成を、図14のブロック図に基づいて説明する。
のうち、ばね上上下速度Δxおよびばね上−ばね下間相
対速度(Δx−Δx0 )を求めるための信号処理回路の
構成を、図14のブロック図に基づいて説明する。
【0025】まず、B1では、位相遅れ補償式を用い、
各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)で検出さ
れた各ばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)
を、各タワー位置のばね上上下速度信号に変換する。な
お、位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関数式(1) で表
わすことができる。
各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)で検出さ
れた各ばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)
を、各タワー位置のばね上上下速度信号に変換する。な
お、位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関数式(1) で表
わすことができる。
【0026】 G(S) =(AS+1)/(BS+1)・・・・・・・・(1) (A<B) そして、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(2) が用いられる。
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(2) が用いられる。
【0027】 G(S) =(0.001 S+1)/(10S+1)×γ・・・・・・・・(2) なお、γは、積分(1/S)により速度変換する場合の
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
実施例ではγ=10に設定されている。その結果、図1
5の(イ) における実線のゲイン特性、および、図15の
(ロ) における実線の位相特性に示すように、減衰力特性
制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における位相
特性を悪化させることなく、低周波側のゲインだけが低
下した状態となる。なお、図15の(イ),(ロ) の点線は、
積分(1/S)により速度変換されたばね上上下速度信
号のゲイン特性および位相特性を示している。
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
実施例ではγ=10に設定されている。その結果、図1
5の(イ) における実線のゲイン特性、および、図15の
(ロ) における実線の位相特性に示すように、減衰力特性
制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz )における位相
特性を悪化させることなく、低周波側のゲインだけが低
下した状態となる。なお、図15の(イ),(ロ) の点線は、
積分(1/S)により速度変換されたばね上上下速度信
号のゲイン特性および位相特性を示している。
【0028】続くB2では、制御を行なう目標周波数帯
以外の成分を遮断するためのバンドパスフィルタ処理を
行なう。即ち、このバンドパスフィルタBPFは、2次
のハイパスフィルタHPF(0.3 Hz)と2次のローパス
フィルタLPF(4 Hz)とで構成され、車両のばね上共
振周波数帯を目標としたばね上上下速度Δx(ΔxFL,
ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR)信号を求める。
以外の成分を遮断するためのバンドパスフィルタ処理を
行なう。即ち、このバンドパスフィルタBPFは、2次
のハイパスフィルタHPF(0.3 Hz)と2次のローパス
フィルタLPF(4 Hz)とで構成され、車両のばね上共
振周波数帯を目標としたばね上上下速度Δx(ΔxFL,
ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR)信号を求める。
【0029】一方、B3では、次式(3) に示すように、
各ばね上上下加速度からばね上−ばね下間相対速度まで
の伝達関数Gu(S) を用い、各上下Gセンサ1で検出さ
れた上下方向加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
から、各タワー位置のばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δx
0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]信
号を求める。 Gu(S) =−ms/(cs+k)・・・・・・・・(3) なお、mはばね上マス、cはサスペンションの減衰係
数、kはサスペンションのばね定数である。
各ばね上上下加速度からばね上−ばね下間相対速度まで
の伝達関数Gu(S) を用い、各上下Gセンサ1で検出さ
れた上下方向加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
から、各タワー位置のばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δx
0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]信
号を求める。 Gu(S) =−ms/(cs+k)・・・・・・・・(3) なお、mはばね上マス、cはサスペンションの減衰係
数、kはサスペンションのばね定数である。
【0030】続くB4では、ローパスフィルタLPF
(13 Hz )と2次のハイパスフィルタHPF(6 Hz)と
で構成されるバンドパスフィルタBPFを通過させるこ
とにより、前記各タワー位置のばね上−ばね下間相対速
度(Δx−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δ
x0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]
信号から、ばね下のバタツキ状態を判断するためのばね
下共振成分としての判断信号VST(VST-FL ,V
ST-FR ,VST-RL ,VST-RR )を求める。
(13 Hz )と2次のハイパスフィルタHPF(6 Hz)と
で構成されるバンドパスフィルタBPFを通過させるこ
とにより、前記各タワー位置のばね上−ばね下間相対速
度(Δx−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δ
x0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]
信号から、ばね下のバタツキ状態を判断するためのばね
下共振成分としての判断信号VST(VST-FL ,V
ST-FR ,VST-RL ,VST-RR )を求める。
【0031】即ち、この実施例では、上下Gセンサ1と
信号処理回路とで、請求の範囲のばね上挙動検出手段、
相対速度検出手段およびばね下共振成分検出手段を構成
させている。
信号処理回路とで、請求の範囲のばね上挙動検出手段、
相対速度検出手段およびばね下共振成分検出手段を構成
させている。
【0032】次に、前記コントロールユニット4におけ
るショックアブソーバSAの減衰力特性制御作動のう
ち、基本制御部による基本制御の内容を図16のフロー
チャートおよび図17のタイムチャートに基づいて説明
する。なお、この基本制御は各ショックアブソーバSA
FL,SAFR,SARL,SARRごとに行なわれる。
るショックアブソーバSAの減衰力特性制御作動のう
ち、基本制御部による基本制御の内容を図16のフロー
チャートおよび図17のタイムチャートに基づいて説明
する。なお、この基本制御は各ショックアブソーバSA
FL,SAFR,SARL,SARRごとに行なわれる。
【0033】まず、図16のフローチャートにおいて、
ステップ101では、ばね上上下速度Δxが正の不感帯
しきい値VNCを越えているか否かを判定し、YESであ
ればステップ102に進んでショックアブソーバSAを
伸側ハード領域HSに制御すべく、伸側の減衰力特性ポ
ジションPT を次式(4) により求め、また、NOであれ
ばステップ103に進む。 PT =PTmax(Δx−VNC)/(VH −VNC)・・・・・・・・・・・・・・(4) 尚、PTmaxは伸側の最大減衰力特性ポジション、VH は
比例範囲である。
ステップ101では、ばね上上下速度Δxが正の不感帯
しきい値VNCを越えているか否かを判定し、YESであ
ればステップ102に進んでショックアブソーバSAを
伸側ハード領域HSに制御すべく、伸側の減衰力特性ポ
ジションPT を次式(4) により求め、また、NOであれ
ばステップ103に進む。 PT =PTmax(Δx−VNC)/(VH −VNC)・・・・・・・・・・・・・・(4) 尚、PTmaxは伸側の最大減衰力特性ポジション、VH は
比例範囲である。
【0034】ステップ103では、ばね上上下速度Δx
が負の不感帯しきい値VNC未満であるか否かを判定し、
YESであればステップ104に進んでショックアブソ
ーバSAを圧側ハード領域SHに制御すべく、圧側の減
衰力特性ポジションPC を次式(5) により求める。 PC =PCmax(Δx−VNC)/(VH −VNC)・・・・・・・・・・・・・・(5) 尚、PCmaxは伸側の最大減衰力特性ポジションである。
が負の不感帯しきい値VNC未満であるか否かを判定し、
YESであればステップ104に進んでショックアブソ
ーバSAを圧側ハード領域SHに制御すべく、圧側の減
衰力特性ポジションPC を次式(5) により求める。 PC =PCmax(Δx−VNC)/(VH −VNC)・・・・・・・・・・・・・・(5) 尚、PCmaxは伸側の最大減衰力特性ポジションである。
【0035】ステップ105は、ステップ101及びス
テップ103でNOと判定された場合、即ち、ばね上上
下速度Δxが正の不感帯しきい値VNCと負の不感帯しき
い値VNCとの範囲内である場合の処理ステップであり、
この場合は、ショックアブソーバSAをソフト領域SS
に制御する。
テップ103でNOと判定された場合、即ち、ばね上上
下速度Δxが正の不感帯しきい値VNCと負の不感帯しき
い値VNCとの範囲内である場合の処理ステップであり、
この場合は、ショックアブソーバSAをソフト領域SS
に制御する。
【0036】次に、コントロールユニット4の減衰力特
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
【0037】図17のタイムチャートにおいて、領域a
は、ばね上上下速度Δxが負の値(下向き)から正の値
(上向き)に逆転した状態である、この時はまだ相対速
度(Δx−Δx0 )は負の値(ショックアブソーバSA
の行程は圧行程側)となっている領域であるため、この
時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショックア
ブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御されており、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側がソフト特性となる。
は、ばね上上下速度Δxが負の値(下向き)から正の値
(上向き)に逆転した状態である、この時はまだ相対速
度(Δx−Δx0 )は負の値(ショックアブソーバSA
の行程は圧行程側)となっている領域であるため、この
時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショックア
ブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御されており、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側がソフト特性となる。
【0038】また、領域bは、ばね上上下速度Δxが正
の値(上向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は負の値から正の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)に切り換わった領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御さ
れており、かつ、ショックアブソーバの行程も伸行程で
あり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である伸行程側が、ばね上上下速度Δxの
値に比例したハード特性となる。
の値(上向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は負の値から正の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)に切り換わった領域である
ため、この時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいて
ショックアブソーバSAは伸側ハード領域HSに制御さ
れており、かつ、ショックアブソーバの行程も伸行程で
あり、従って、この領域ではその時のショックアブソー
バSAの行程である伸行程側が、ばね上上下速度Δxの
値に比例したハード特性となる。
【0039】また、領域cは、ばね上上下速度Δxが正
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )は正の値(ショックアブソーバSAの行程は
伸行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Δxの方向に基づいてショックアブソーバ
SAは圧側ハード領域SHに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある伸行程側がソフト特性となる。
の値(上向き)から負の値(下向き)に逆転した状態で
あるが、この時はまだばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )は正の値(ショックアブソーバSAの行程は
伸行程側)となっている領域であるため、この時は、ば
ね上上下速度Δxの方向に基づいてショックアブソーバ
SAは圧側ハード領域SHに制御されており、従って、
この領域ではその時のショックアブソーバSAの行程で
ある伸行程側がソフト特性となる。
【0040】また、領域dは、ばね上上下速度Δxが負
の値(下向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は正の値から負の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)になる領域であるため、こ
の時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショック
アブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御されてお
り、かつ、ショックアブソーバの行程も圧行程であり、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側が、ばね上上下速度Δxの値に比
例したハード特性となる。
の値(下向き)のままで、ばね上−ばね下間相対速度
(Δx−Δx0 )は正の値から負の値(ショックアブソ
ーバSAの行程は伸行程側)になる領域であるため、こ
の時は、ばね上上下速度Δxの方向に基づいてショック
アブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御されてお
り、かつ、ショックアブソーバの行程も圧行程であり、
従って、この領域ではその時のショックアブソーバSA
の行程である圧行程側が、ばね上上下速度Δxの値に比
例したハード特性となる。
【0041】以上のように、この実施例では、ばね上上
下速度Δxとばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx
0 )とが同符号の時(領域b,領域d)は、その時のシ
ョックアブソーバSAの行程側をハード特性に制御し、
異符号の時(領域a,領域c)は、その時のショックア
ブソーバSAの行程側をソフト特性に制御するという、
スカイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御と同一
の制御が、ばね上上下速度Δx信号のみに基づいて行な
われることになる。そして、さらに、この実施例では、
ショックアブソーバSAの行程が切り換わった時点、即
ち、領域aから領域b,および領域cから領域d(ソフ
ト特性からハード特性)へ移行する時には、切り換わる
行程側の減衰力特性ポジションは前の領域a,cで既に
ハード特性側への切り換えが行なわれているため、ソフ
ト特性からハード特性への切り換えが時間遅れなく行な
われるもので、これにより、高い制御応答性が得られる
と共に、ハード特性からソフト特性への切り換えはパル
スモータ3を駆動させることなしに行なわれるもので、
これにより、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力
の節約が成されることになる。
下速度Δxとばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx
0 )とが同符号の時(領域b,領域d)は、その時のシ
ョックアブソーバSAの行程側をハード特性に制御し、
異符号の時(領域a,領域c)は、その時のショックア
ブソーバSAの行程側をソフト特性に制御するという、
スカイフック制御理論に基づいた減衰力特性制御と同一
の制御が、ばね上上下速度Δx信号のみに基づいて行な
われることになる。そして、さらに、この実施例では、
ショックアブソーバSAの行程が切り換わった時点、即
ち、領域aから領域b,および領域cから領域d(ソフ
ト特性からハード特性)へ移行する時には、切り換わる
行程側の減衰力特性ポジションは前の領域a,cで既に
ハード特性側への切り換えが行なわれているため、ソフ
ト特性からハード特性への切り換えが時間遅れなく行な
われるもので、これにより、高い制御応答性が得られる
と共に、ハード特性からソフト特性への切り換えはパル
スモータ3を駆動させることなしに行なわれるもので、
これにより、パルスモータ3の耐久性向上と、消費電力
の節約が成されることになる。
【0042】次に、コントロールユニット4の制御作動
のうち、ショックアブソーバSAにおける減衰力特性の
基本制御部による通常制御と、補正制御部による補正制
御(ばね下制振制御)の切り換え制御作動の内容につい
て、図18のフローチャートおよび図19のタイムチャ
ートに基づいて説明する。
のうち、ショックアブソーバSAにおける減衰力特性の
基本制御部による通常制御と、補正制御部による補正制
御(ばね下制振制御)の切り換え制御作動の内容につい
て、図18のフローチャートおよび図19のタイムチャ
ートに基づいて説明する。
【0043】まず、図18のフローチャートにおいて、
ステップ201では、今回の判断信号VST(n) がオフし
きい値SOFF 以上であるか否かが判定され、YES(V
ST(n ) ≧SOFF )であればステップ202に進み、前回
の判断信号VST(n-1) がオフしきい値SOFF 未満であっ
たか否か、即ち、オフしきい値SOFF 未満から以上に切
り換わった段階であるか否かが判定され、YESであれ
ばステップ203に進んでOFFフラグをONにすると
共にOFFタイマをスタートさせた後、ステップ215
に進んで通常制御を行ない、また、NOであればそのま
まステップ215に進んで通常制御を行なうもので、こ
れで一回のフローを終了する。
ステップ201では、今回の判断信号VST(n) がオフし
きい値SOFF 以上であるか否かが判定され、YES(V
ST(n ) ≧SOFF )であればステップ202に進み、前回
の判断信号VST(n-1) がオフしきい値SOFF 未満であっ
たか否か、即ち、オフしきい値SOFF 未満から以上に切
り換わった段階であるか否かが判定され、YESであれ
ばステップ203に進んでOFFフラグをONにすると
共にOFFタイマをスタートさせた後、ステップ215
に進んで通常制御を行ない、また、NOであればそのま
まステップ215に進んで通常制御を行なうもので、こ
れで一回のフローを終了する。
【0044】前記ステップ201でNO(VST(n) <S
OFF )と判定された場合は、ステップ204に進み、今
回の判断信号VST(n) がオンしきい値SON以上であるか
否かが判定され、YES(VST(n) ≧SON)であればス
テップ202に進み、前回の判断信号VST(n-1) がオン
しきい値SON未満であったか否か、即ち、オンしきい値
SON未満から以上に切り換わった段階であるか否かが判
定され、YESであればステップ206に進んでカウン
タのカウントNに1をプラスした後、ステップ207に
進む。そして、このステップ207では、カウンタのカ
ウントNが2以上であるか否か、即ち、オンしきい値S
ON未満から以上に切り換わった回数が2回目以上である
か否かが判定され、YESである時は、ステップ208
に進んでONフラグをONにすると共にONタイマをス
タートさせた後、ステップ209に進む。
OFF )と判定された場合は、ステップ204に進み、今
回の判断信号VST(n) がオンしきい値SON以上であるか
否かが判定され、YES(VST(n) ≧SON)であればス
テップ202に進み、前回の判断信号VST(n-1) がオン
しきい値SON未満であったか否か、即ち、オンしきい値
SON未満から以上に切り換わった段階であるか否かが判
定され、YESであればステップ206に進んでカウン
タのカウントNに1をプラスした後、ステップ207に
進む。そして、このステップ207では、カウンタのカ
ウントNが2以上であるか否か、即ち、オンしきい値S
ON未満から以上に切り換わった回数が2回目以上である
か否かが判定され、YESである時は、ステップ208
に進んでONフラグをONにすると共にONタイマをス
タートさせた後、ステップ209に進む。
【0045】このステップ209では、OFFフラグが
ON状態であるか否かが判定され、NO(OFFフラグ
がOFF状態)であればステップ216に進んでばね下
制振制御(補正制御)を行なった後、これで一回のフロ
ーを終了する。
ON状態であるか否かが判定され、NO(OFFフラグ
がOFF状態)であればステップ216に進んでばね下
制振制御(補正制御)を行なった後、これで一回のフロ
ーを終了する。
【0046】また、ステップ209でYES(OFFフ
ラグがON状態)と判定された場合は、ステップ210
に進み、OFFタイマのタイムTが遅延時間TOFF 未満
であるか否かが判定され、YES(T<TOFF )であれ
ば、通常制御を行なう前記ステップ215に進み、ま
た、NO(T≧TOFF )であればステップ211に進
み、OFFタイマをリセットすると共に、OFFフラグ
をOFFにした後、ばね下制振制御を行なう前記ステッ
プ216に進む。
ラグがON状態)と判定された場合は、ステップ210
に進み、OFFタイマのタイムTが遅延時間TOFF 未満
であるか否かが判定され、YES(T<TOFF )であれ
ば、通常制御を行なう前記ステップ215に進み、ま
た、NO(T≧TOFF )であればステップ211に進
み、OFFタイマをリセットすると共に、OFFフラグ
をOFFにした後、ばね下制振制御を行なう前記ステッ
プ216に進む。
【0047】前記ステップ204,205,207でN
Oと判定された場合は、ステップ212に進むもので、
このステップ212では、ONフラグがON状態か否か
が判定され、NO(ONフラグがOFF状態)であれ
ば、通常制御を行なう前記ステップ215に進み、ま
た、YES(ONフラグがON状態)であればステップ
213に進む。そして、このステップ213では、ON
タイマのタイムTが遅延時間TON未満であるか否かが判
定され、YES(T<TON)であれば、前記ステップ2
09に進み、また、NO(T≧TON)であればステップ
214に進み、ONタイマをリセットし、ONフラグを
OFFにし、かつ、カウンタのカウントNをリセットし
た後、通常制御を行なう前記ステップ215に進む。以
上で一回のフローを終了し、以後は以上のフローを繰り
返すものである。
Oと判定された場合は、ステップ212に進むもので、
このステップ212では、ONフラグがON状態か否か
が判定され、NO(ONフラグがOFF状態)であれ
ば、通常制御を行なう前記ステップ215に進み、ま
た、YES(ONフラグがON状態)であればステップ
213に進む。そして、このステップ213では、ON
タイマのタイムTが遅延時間TON未満であるか否かが判
定され、YES(T<TON)であれば、前記ステップ2
09に進み、また、NO(T≧TON)であればステップ
214に進み、ONタイマをリセットし、ONフラグを
OFFにし、かつ、カウンタのカウントNをリセットし
た後、通常制御を行なう前記ステップ215に進む。以
上で一回のフローを終了し、以後は以上のフローを繰り
返すものである。
【0048】次に、ショックアブソーバSAにおける減
衰力特性の基本制御部による通常制御と、補正制御部に
よる補正制御(ばね下制振制御)の切り換え制御作動の
内容について、図19のタイムチャートに基づいて説明
する。
衰力特性の基本制御部による通常制御と、補正制御部に
よる補正制御(ばね下制振制御)の切り換え制御作動の
内容について、図19のタイムチャートに基づいて説明
する。
【0049】(イ)通常制御時 車両のばね下のバタツキが発生していない時は、高周波
のばね下共振周波成分である判断信号VSTの値がオンし
きい値SONを越えることはないため、このような場合
は、前述のように、基本制御部において、各ショックア
ブソーバSAの減衰力特性が、各ばね上上下速度Δxに
比例した目標減衰力特性ポジションPT ,PC に設定さ
れる基本制御が行なわれ、これにより、前述のように、
スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰力特性制御
が行なわれることになる。
のばね下共振周波成分である判断信号VSTの値がオンし
きい値SONを越えることはないため、このような場合
は、前述のように、基本制御部において、各ショックア
ブソーバSAの減衰力特性が、各ばね上上下速度Δxに
比例した目標減衰力特性ポジションPT ,PC に設定さ
れる基本制御が行なわれ、これにより、前述のように、
スカイフック制御理論に基づいた最適の減衰力特性制御
が行なわれることになる。
【0050】(ロ)ばね下制振制御時 車両が走行中において、ばね下のバタツキが発生する
と、高周波のばね下共振周波成分である判断信号VSTの
値が大きくなってオンしきい値SONを越えるため、この
越えた回数が2回目になった時点から、補正制御として
のばね下制振制御への切り換えが行なわれ、原則として
その時点から遅延時間TON内はばね下制振制御が継続さ
れる。
と、高周波のばね下共振周波成分である判断信号VSTの
値が大きくなってオンしきい値SONを越えるため、この
越えた回数が2回目になった時点から、補正制御として
のばね下制振制御への切り換えが行なわれ、原則として
その時点から遅延時間TON内はばね下制振制御が継続さ
れる。
【0051】このばね下制振制御の内容としては、その
時の目標減衰力特性ポジションPが伸側ハード特性HS
側のリミットポジションPRTより低い場合に限り、圧側
ハード領域SHであっても伸側ハード特性HS側のリミ
ットポジションPRTに固定する処理が行なわれるもの
で、これにより、ばね上の挙動が小さい時であっても、
伸側の高めの減衰力特性によりばね下のバタツキを抑制
することができる。
時の目標減衰力特性ポジションPが伸側ハード特性HS
側のリミットポジションPRTより低い場合に限り、圧側
ハード領域SHであっても伸側ハード特性HS側のリミ
ットポジションPRTに固定する処理が行なわれるもの
で、これにより、ばね上の挙動が小さい時であっても、
伸側の高めの減衰力特性によりばね下のバタツキを抑制
することができる。
【0052】なお、判断信号VSTの値が最初にオンしき
い値SONを越えた時点では補正制御部によるばね下制振
制御への切り換えをしないようにしたのは、ばね下共振
周波数成分の速度(判断信号VST)が最初にオンしきい
値SONを越えた段階では、ばね下のバタツキがばね上に
伝達される虞があるため、この場合は、ばね上への振動
伝達抑制の方を優先させるようにしたものである。
い値SONを越えた時点では補正制御部によるばね下制振
制御への切り換えをしないようにしたのは、ばね下共振
周波数成分の速度(判断信号VST)が最初にオンしきい
値SONを越えた段階では、ばね下のバタツキがばね上に
伝達される虞があるため、この場合は、ばね上への振動
伝達抑制の方を優先させるようにしたものである。
【0053】また、以上の例外として、判断信号VSTの
値がオンしきい値SONを越えてさらに大きくなり、オフ
しきい値SOFF を越えると、その時点からOFFタイマ
のタイムTが遅延時間TOFF になるまでの間は、ばね下
制振制御への切り換えがキャンセルされる。これは、ば
ね下共振周波数成分の速度(判断信号VST)が過大であ
る場合には、目標減衰力特性をリミットポジションPRT
まで高めると、ばね下のバタツキがばね上に伝達される
虞があるため、この場合は、ばね上への振動伝達抑制の
方を優先させるようにしたものである。
値がオンしきい値SONを越えてさらに大きくなり、オフ
しきい値SOFF を越えると、その時点からOFFタイマ
のタイムTが遅延時間TOFF になるまでの間は、ばね下
制振制御への切り換えがキャンセルされる。これは、ば
ね下共振周波数成分の速度(判断信号VST)が過大であ
る場合には、目標減衰力特性をリミットポジションPRT
まで高めると、ばね下のバタツキがばね上に伝達される
虞があるため、この場合は、ばね上への振動伝達抑制の
方を優先させるようにしたものである。
【0054】以上説明してきたように、この実施例の車
両懸架装置では、以下に列挙する効果が得られる。 ばね下のバタツキが生じていない通常の走行時にお
いては基本制御部によるスカイフック制御理論に基づい
た減衰力特性制御により、ばね上の挙動を抑制して車両
の乗り心地および操縦安定性を確保することができると
共に、ばね上の挙動が小さい時であっても、ばね下のバ
タツキが発生した場合にはばね下制振制御への切り換え
により該ばね下のバタツキを抑制し、これにより、乗り
心地の悪化を防止することができるようになる。
両懸架装置では、以下に列挙する効果が得られる。 ばね下のバタツキが生じていない通常の走行時にお
いては基本制御部によるスカイフック制御理論に基づい
た減衰力特性制御により、ばね上の挙動を抑制して車両
の乗り心地および操縦安定性を確保することができると
共に、ばね上の挙動が小さい時であっても、ばね下のバ
タツキが発生した場合にはばね下制振制御への切り換え
により該ばね下のバタツキを抑制し、これにより、乗り
心地の悪化を防止することができるようになる。
【0055】 ばね下のバタツキを判断する判断信号
VSTがオンしきい値SONを最初に越えた時点では補正制
御部によるばね下制振制御への切り換えをしないように
したことで、最初の高周波入力によるばね上への振動伝
達を抑制することができるようになる。
VSTがオンしきい値SONを最初に越えた時点では補正制
御部によるばね下制振制御への切り換えをしないように
したことで、最初の高周波入力によるばね上への振動伝
達を抑制することができるようになる。
【0056】 判断信号VSTがオンしきい値SONより
さらに高いオフしきい値SOFF を越えると、ばね下制振
制御への切り換えをキャンセルするようにしたことで、
ばね下共振周波数成分の速度(判断信号VST)が過大で
ある場合におけるばね上への振動伝達を防止することが
きる。
さらに高いオフしきい値SOFF を越えると、ばね下制振
制御への切り換えをキャンセルするようにしたことで、
ばね下共振周波数成分の速度(判断信号VST)が過大で
ある場合におけるばね上への振動伝達を防止することが
きる。
【0057】 ばね上上下加速度からばね上上下速度
に変換するための手段として、位相遅れ補償式を用いた
ことで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入
力に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、ショッ
クアブソーバSAにおける減衰力特性の制御性の悪化を
防止して車両の乗り心地を確保することができるように
なる。
に変換するための手段として、位相遅れ補償式を用いた
ことで、制動時等におけるように、余分な低周波信号入
力に基づく信号ドリフトを防止し、これにより、ショッ
クアブソーバSAにおける減衰力特性の制御性の悪化を
防止して車両の乗り心地を確保することができるように
なる。
【0058】 ソフト特性からハード特性への切り換
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、アクチュエータの耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
えが時間遅れなく行なわれるもので、これにより、高い
制御応答性が得られると共に、ハード特性からソフト特
性への切り換えはアクチュエータを駆動させることなし
に行なわれるもので、これにより、アクチュエータの耐
久性向上と、消費電力の節約が可能になる。
【0059】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について説明する。なお、この実施例に説明にあったて
は、前記第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を
つけてその説明を省略し、相違点についてのみ説明す
る。
について説明する。なお、この実施例に説明にあったて
は、前記第1実施例と同様の構成部分には同一の符号を
つけてその説明を省略し、相違点についてのみ説明す
る。
【0060】即ち、この実施例は、前記第1実施例が補
正制御部によるばね下制振制御の内容として、その時の
目標減衰力特性ポジションPが伸側ハード領域HS側で
あるリミットポジションPRTより低い場合には、圧側ハ
ード領域SHであっても伸側ハード特性HS側のリミッ
トポジションPRTに固定するようにしたものであったの
に対し、図20のタイムチャートに示すように、その時
の目標減衰力特性ポジションPが圧側ハード領域HS側
で圧側のリミットポジションPRCより低い場合には、圧
側のリミットポジションPRCに固定するようにしたもの
である。
正制御部によるばね下制振制御の内容として、その時の
目標減衰力特性ポジションPが伸側ハード領域HS側で
あるリミットポジションPRTより低い場合には、圧側ハ
ード領域SHであっても伸側ハード特性HS側のリミッ
トポジションPRTに固定するようにしたものであったの
に対し、図20のタイムチャートに示すように、その時
の目標減衰力特性ポジションPが圧側ハード領域HS側
で圧側のリミットポジションPRCより低い場合には、圧
側のリミットポジションPRCに固定するようにしたもの
である。
【0061】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0062】例えば、実施例では、オンしきい値SONお
よびオフしきい値SOFF を判断信号VSTの正側にのみ設
定したが、負側のみまたは正・負両方側に設定するよう
にしてもよい。
よびオフしきい値SOFF を判断信号VSTの正側にのみ設
定したが、負側のみまたは正・負両方側に設定するよう
にしてもよい。
【0063】また、実施例では、ONタイマの遅延時間
TONおよび/またはOFFタイマの遅延時間TOFF は一
定の時間に固定したが、次式(6),(7) に示すように、車
速Vs の関数とし、車速Vs が増加するにつれて時間を
短くする方向に可変設定するようにしてもよい。 TON =K1 /Vs ・・・・・・・・・・(6) TOFF =K2 /Vs ・・・・・・・・・・(7) なお、K1 ,K2 は定数である。
TONおよび/またはOFFタイマの遅延時間TOFF は一
定の時間に固定したが、次式(6),(7) に示すように、車
速Vs の関数とし、車速Vs が増加するにつれて時間を
短くする方向に可変設定するようにしてもよい。 TON =K1 /Vs ・・・・・・・・・・(6) TOFF =K2 /Vs ・・・・・・・・・・(7) なお、K1 ,K2 は定数である。
【0064】また、実施例では、上下Gセンサを各車輪
位置にそれぞれ設ける場合を示したが、その設置個数は
任意であり、前輪側に設けた上下Gセンサの信号から所
定の伝達関数に基づいて各車輪位置のばね上上下速度を
推定するようにしてもよい。また、実施例では、ばね上
上下速度信号が0の時のみソフト領域SSに制御するよ
うにしたが、0を中心とする所定の不感帯を設けこの不
感帯の範囲内でばね上上下速度が推移している間は減衰
力特性をソフト領域SSに維持させることにより、制御
ハンチングを防止することができる。
位置にそれぞれ設ける場合を示したが、その設置個数は
任意であり、前輪側に設けた上下Gセンサの信号から所
定の伝達関数に基づいて各車輪位置のばね上上下速度を
推定するようにしてもよい。また、実施例では、ばね上
上下速度信号が0の時のみソフト領域SSに制御するよ
うにしたが、0を中心とする所定の不感帯を設けこの不
感帯の範囲内でばね上上下速度が推移している間は減衰
力特性をソフト領域SSに維持させることにより、制御
ハンチングを防止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の車両懸架装置では、上述のように、ばね上挙動検
出手段で検出されたばね上挙動信号に応じてショックア
ブソーバの減衰力特性制御を行なう基本制御部を有する
減衰力特性制御手段と、相対速度検出手段で検出された
ばね上−ばね下間相対速度信号からばね下共振成分信号
を抽出するばね下共振成分検出手段と、前記減衰力特性
制御手段に含まれていて、前記ばね下共振成分検出手段
で検出されたばね下共振成分信号が所定のしきい値を越
えたらその時点から所定の補正遅延時間内は前記基本制
御部による減衰力特性が所定のリミット値よりも低い場
合はショックアブソーバの減衰力特性をリミット値に設
定する補正制御を行なう補正制御部と、を備えた構成と
したことで、ばね上の制振性を確保しつつ、ばね上挙動
が小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り心地
悪化を防止することができるようになるという効果が得
られる。
記載の車両懸架装置では、上述のように、ばね上挙動検
出手段で検出されたばね上挙動信号に応じてショックア
ブソーバの減衰力特性制御を行なう基本制御部を有する
減衰力特性制御手段と、相対速度検出手段で検出された
ばね上−ばね下間相対速度信号からばね下共振成分信号
を抽出するばね下共振成分検出手段と、前記減衰力特性
制御手段に含まれていて、前記ばね下共振成分検出手段
で検出されたばね下共振成分信号が所定のしきい値を越
えたらその時点から所定の補正遅延時間内は前記基本制
御部による減衰力特性が所定のリミット値よりも低い場
合はショックアブソーバの減衰力特性をリミット値に設
定する補正制御を行なう補正制御部と、を備えた構成と
したことで、ばね上の制振性を確保しつつ、ばね上挙動
が小さい時でもばね下のバタツキによる車両の乗り心地
悪化を防止することができるようになるという効果が得
られる。
【0066】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記ばね下共振成分検出手段で検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えた回数が2回目から補正
制御部による補正制御を開始させるようにしたことで、
最初の高周波入力によるばね上への振動伝達を抑制する
ことができるようになる。
前記ばね下共振成分検出手段で検出されたばね下共振成
分信号が所定のしきい値を越えた回数が2回目から補正
制御部による補正制御を開始させるようにしたことで、
最初の高周波入力によるばね上への振動伝達を抑制する
ことができるようになる。
【0067】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
前記減衰力特性制御手段に含まれていて、前記補正制御
部による補正制御中において、前記ばね下共振成分検出
手段で検出されたばね下共振成分信号が前記所定のしき
い値より高い高しきい値を越えたらその時点から所定の
補正解除遅延時間内は前記補正制御部による補正制御を
解除する補正解除制御部を備えた手段としたことで、ば
ね下のばたつきが過大である場合のばね上への振動伝達
を抑制することができる。
前記減衰力特性制御手段に含まれていて、前記補正制御
部による補正制御中において、前記ばね下共振成分検出
手段で検出されたばね下共振成分信号が前記所定のしき
い値より高い高しきい値を越えたらその時点から所定の
補正解除遅延時間内は前記補正制御部による補正制御を
解除する補正解除制御部を備えた手段としたことで、ば
ね下のばたつきが過大である場合のばね上への振動伝達
を抑制することができる。
【0068】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
車両の車速を検出する車速センサを備え、前記補正遅延
時間および/または補正解除遅延時間を前記車速センサ
で検出された車速に応じて変化させるようにしたことで
車速に応じた適正な時間だけ補正制御を行なうことがで
きるようになる。
車両の車速を検出する車速センサを備え、前記補正遅延
時間および/または補正解除遅延時間を前記車速センサ
で検出された車速に応じて変化させるようにしたことで
車速に応じた適正な時間だけ補正制御を行なうことがで
きるようになる。
【0069】また、請求項5記載の車両懸架装置では、
前記ばね上挙動検出手段が、ばね上上下速度を検出する
ばね上上下速度検出手段で構成され、前記減衰力特性変
更手段が、伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共に
ソフト特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧行
程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰力
特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード領
域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持されたまま
で圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御
可能な圧側ハード領域(SH)とを備え、前記基本制御
部において、ばね上上下速度検出手段で検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0付近である時はショ
ックアブソーバをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞればね上上下速度に応じたハード特性側に可変制御
するようにしたことで、ばね下のバタツキが発生してい
ない車両の走行時においてはスカイフック制御理論に基
づいた最適な減衰力特性制御が得られるようになるとい
う効果が得られる。
前記ばね上挙動検出手段が、ばね上上下速度を検出する
ばね上上下速度検出手段で構成され、前記減衰力特性変
更手段が、伸行程側および圧行程側の減衰力特性が共に
ソフト特性となるソフト領域(SS)を中心とし、圧行
程側はソフト特性に保持されたままで伸行程側の減衰力
特性だけをハード特性側に可変制御可能な伸側ハード領
域(HS)と、伸行程側はソフト特性に保持されたまま
で圧行程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御
可能な圧側ハード領域(SH)とを備え、前記基本制御
部において、ばね上上下速度検出手段で検出されたばね
上上下速度信号の方向判別符号が0付近である時はショ
ックアブソーバをソフト領域(SS)に制御し、上向き
の正である時は伸側ハード領域(HS)側において伸行
程側の減衰力特性を、また下向きの負である時は圧側ハ
ード領域(SH)側において圧行程側の減衰力特性をそ
れぞればね上上下速度に応じたハード特性側に可変制御
するようにしたことで、ばね下のバタツキが発生してい
ない車両の走行時においてはスカイフック制御理論に基
づいた最適な減衰力特性制御が得られるようになるとい
う効果が得られる。
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
ある。
【図2】本発明第1実施例の車両懸架装置を示す構成説
明図である。
明図である。
【図3】第1実施例の車両懸架装置を示すシステムブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】第1実施例装置に適用したショックアブソーバ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面およびM−M断面図である。
−L断面およびM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
減衰力特性図である。
【図14】第1実施例装置における信号処理回路を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】第1実施例装置における信号処理回路で得ら
れたばね上上下速度信号のゲイン特性(イ) および位相特
性(ロ) を示す図である。
れたばね上上下速度信号のゲイン特性(イ) および位相特
性(ロ) を示す図である。
【図16】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御作動の内容を示すフローチャートである。
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御作動の内容を示すフローチャートである。
【図17】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御作動の内容を示すタイムチャートである。
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御作動の内容を示すタイムチャートである。
【図18】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
本制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動
の内容を示すフローチャートである。
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
本制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動
の内容を示すフローチャートである。
【図19】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動の
内容を示すタイムチャートである。
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動の
内容を示すタイムチャートである。
【図20】第2実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動の
内容を示すタイムチャートである。
トの減衰力特性制御作動のうち、基本制御部による通常
制御と補正制御部による補正制御の切り換え制御作動の
内容を示すタイムチャートである。
a 減衰力特性変更手段 b ショックアブソーバ c ばね上挙動検出手段 d 基本制御部 e 減衰力特性制御手段 f 相対速度検出手段 g ばね下共振成分検出手段 h 補正制御部 i 補正解除制御部 j 車速センサ k ばね上上下速度検出手段(ばね上挙動検出手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
減衰力特性変更手段により減衰力特性を変更可能なショ
ックアブソーバと、 車両のばね上挙動を検出するばね上挙動検出手段と、 該ばね上挙動検出手段で検出されたばね上挙動信号に応
じて前記ショックアブソーバの減衰力特性制御を行なう
基本制御部を有する減衰力特性制御手段と、 ばね上−ばね下間相対速度を検出する相対速度検出手段
と、 該相対速度検出手段で検出されたばね上−ばね下間相対
速度信号からばね下共振成分信号を抽出するばね下共振
成分検出手段と、 前記減衰力特性制御手段に含まれていて、前記ばね下共
振成分検出手段で検出されたばね下共振成分信号が所定
のしきい値を越えたらその時点から所定の補正遅延時間
内は前記基本制御部による減衰力特性が所定のリミット
値よりも低い場合はショックアブソーバの減衰力特性を
リミット値に設定する補正制御を行なう補正制御部と、
を備えたことを特徴とする車両懸架装置。 - 【請求項2】 前記ばね下共振成分検出手段で検出され
たばね下共振成分信号が所定のしきい値を越えた回数が
2回目から補正制御部による補正制御を開始させるよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の車両懸架装置。 - 【請求項3】 前記減衰力特性制御手段に含まれてい
て、前記補正制御部による補正制御中において、前記ば
ね下共振成分検出手段で検出されたばね下共振成分信号
が前記所定のしきい値より高い高しきい値を越えたらそ
の時点から所定の補正解除遅延時間内は前記補正制御部
による補正制御を解除する補正解除制御部を備えたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の車両懸架装置。 - 【請求項4】 車両の車速を検出する車速センサを備
え、 前記補正遅延時間および/または補正解除遅延時間を前
記車速センサで検出された車速に応じて変化させるよう
にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の車両懸架装置。 - 【請求項5】 前記ばね上挙動検出手段が、ばね上上下
速度を検出するばね上上下速度検出手段で構成され、 前記減衰力特性変更手段が、伸行程側および圧行程側の
減衰力特性が共にソフト特性となるソフト領域(SS)
を中心とし、圧行程側はソフト特性に保持されたままで
伸行程側の減衰力特性だけをハード特性側に可変制御可
能な伸側ハード領域(HS)と、伸行程側はソフト特性
に保持されたままで圧行程側の減衰力特性だけをハード
特性側に可変制御可能な圧側ハード領域(SH)とを備
え、 前記基本制御部において、ばね上上下速度検出手段で検
出されたばね上上下速度信号の方向判別符号が0付近で
ある時はショックアブソーバをソフト領域(SS)に制
御し、上向きの正である時は伸側ハード領域(HS)側
において伸行程側の減衰力特性を、また下向きの負であ
る時は圧側ハード領域(SH)側において圧行程側の減
衰力特性をそれぞればね上上下速度に応じたハード特性
側に可変制御するようにしたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の車両懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2968095A JPH08216647A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2968095A JPH08216647A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216647A true JPH08216647A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12282838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2968095A Pending JPH08216647A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216647A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111327A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Kyb Co Ltd | サスペンション装置 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP2968095A patent/JPH08216647A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111327A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Kyb Co Ltd | サスペンション装置 |
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