JPH078178U - 車両ボンネットの位置決め治具 - Google Patents

車両ボンネットの位置決め治具

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JPH078178U
JPH078178U JP3772893U JP3772893U JPH078178U JP H078178 U JPH078178 U JP H078178U JP 3772893 U JP3772893 U JP 3772893U JP 3772893 U JP3772893 U JP 3772893U JP H078178 U JPH078178 U JP H078178U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウター部を基準にセンタリングできて、フ
ェンダーに沿う隙間を均等化し得るように位置決めを行
える車両ボンネットの位置決め治具を提供する。 【構成】 ガイド板50,50を左右対称となるように
水平に固定し、それらには一対の当接マスト6,6を固
定する取付け板51,52を摺動自在に各々嵌め合わ
せ、エアシリンダ53の駆動により、対向一対の取付け
板51,52を両者の会合方向へ連動して移動させる。
当接マスト6の先端に当接部7を設け、当接部7は揺動
片70を係止ピン71で揺動自在に軸支して構成し、ボ
ンネット2のアウター部20の側縁に左右外側から当接
させて挟み込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボンネットを車体へ取付けるワークステーションにおいて、置台へ 一時的に載置させたボンネットのセンター位置を割り出すための車両ボンネット の位置決め治具に関し、より具体的には置台へ載置させたボンネットを、両側か ら挟み込むことによりセンター位置を割り出して位置決めするようにした車両ボ ンネットの位置決め治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボンネットを車体へ取付ける組立てに関して、ボンネット取付け用ロボットは 既に知られている。例えば特開昭62−99272号などの公報に見られるよう に、車体に設けた基準点を測定し、この測定データを、ボンネットを保持して取 り回すための保持部の位置制御装置へ伝達して、当該位置制御装置の制御動作に よりボンネットを車体へ正確に組付けるようにすることが行われている。この場 合、ボンネット側にも基準点を設定しており、一般にはボンネットのインナー部 に基準孔を設けて、それを位置決めのための基準点とすることが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、そうした従来のものでは、ボンネットを車体へ取付けた際に、フロ ントフェンダーに沿う隙間が均一にならなく、バラツクことがあった。これは、 ボンネットのインナー部とアウター部がプレス加工により一体化されるものなの で両部の接合には位置ズレに関して所定の公差があり、ボンネット側の基準点を そのインナー部に設定していることから、フロントフェンダーに沿う隙間には公 差の分は影響が出るもので、そのため、ボンネットのアウター部の側縁とフロン トフェンダーの対応沿部間の隙間にバラツキができてその幅が不均一になること があり、見栄えが悪化して好ましくない。
【0004】 本考案は前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボンネットの アウター部を基準にしてセンター位置を割り出すことができ、車体への取付けに 際してフロントフェンダーに沿う隙間を均等化し得るように位置決めを行える車 両ボンネットの位置決め治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、受座を有する置台へ載置させた車両ボンネ ットのセンター位置を割り出すためのものであって、上記ボンネットのアウター 部の側縁に外側から当接される一対の当接部材と、その一対の当接部材を当該側 縁に向かって連動して移動させる駆動手段を備えた。
【0006】 また、上記当接部材が、支軸回りに揺動し、離間した両端二所で上記ボンネッ トのアウター部の側縁に対して当接する揺動片を備えてなる。
【0007】
【作用】
本考案の作用について述べると、ボンネットを置台へ載置させた状態で駆動手 段を動作すると、一対の当接部材がボンネットへ向かって連動して移動して、ボ ンネットのアウター部の側縁に対して当接する。すなわち、置台へ載置させたボ ンネットは、対向一対の当接部材によってそのアウター部が両側から挟み込まれ るものであり、このためボンネットの載置に位置ズレがあったとしても修正する ことができ、センター位置を割り出すことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案 の好適な一実施例を示すボンネット置台の側面図である。同図はボンネット置台 およびそれに載置されたボンネットを示しており、図2は図1をA矢視した基台 部分の平面図である。
【0009】 このボンネット置台1は、側面を略三角形状として形成された枠組み体である フレーム10の傾斜面に基台11が備えられ、その基台11の上面にボンネット 2の支持部3と位置決め治具4が設けられていて、ボンネット2を車体へ取付け るワークステーションにおいて、ボンネット2を一時的に載置してそれのセンタ ー位置を割り出すようになっている。
【0010】 ボンネット2は、図示しないインナー部とアウター部20がプレス加工により 一体化されてなるものである。
【0011】 支持部3は、二本の回転軸30,30が基台11の縦方中心に関して左右対称 に配置され、それら回転軸30,30へ装着した複数の受座マスト31,32, 33によりボンネット2を支持するように構成されている。回転軸30は、基台 11に立設した柱部材34で両端部が軸支されて基台11から所定に離間されて おり、駆動部35の駆動により左右両方が同期して回転するようになっている。 受座マスト31,32,33は、回転軸30へは各々が取付け環36を介して固 定されており、マスト先端部には所定形状の受面を有した受座31a,32a, 33aが各々設けられ、ボンネット2の対応部位に当接してそれを支持するよう になっている。回転軸30には、その下方側つまり傾斜した当該軸の下側に、ヒ ンジ受けマスト37が取付け環36を介して固定されており、そのマスト先端に はヒンジ受け部37aが設けられ、ボンネット2の側縁端部に備えられたヒンジ を所定の姿勢に支持するようになっている。
【0012】 取付け環36…の外周面には、図示は省略するが、形状,寸法等が異なる他の 車両ボンネットに対応した受座マストあるいはヒンジ受けマストが当該外周面を 分割して複数配設されており、回転軸30を回転させて該当マスト列を支持姿勢 に立たせることにより複数種類のボンネットに対応して支持することができるよ うに構成されている。
【0013】 位置決め治具4は、図3に示すように、二組が基台11の上下に関して二段に 配置され、スライド機構5の駆動により一対の当接マスト6,6が両者の会合方 向へ連動して移動するように構成されている。
【0014】 スライド機構5は、二つのガイド板50,50が基台11上にそれの縦方中心 に関して左右対称となるように水平に延びて固定され、それらガイド板50には 一対の当接マスト6,6を固定させる取付け板51,52が摺動自在に各々嵌め 合わされ、駆動側となる取付け板51と従動側となる取付け板52とを連動して 移動駆動するようになっている。
【0015】 つまり、取付け板51は、基台11の略中央に設けたエアシリンダ53のシリ ンダロッド53aと連結され、そのエアシリンダ53の駆動により水平移動する ようになっており、駆動側となる。他方の取付け板52には、プッシュロッド5 4を介してラックギヤシャフト55が連結されて取付け板51側へ延ばされてお り、ラックギヤシャフト55は基台11上に配設したピニオンギヤ56と噛み合 わされ、かつそのピニオンギヤ56が取付け板51の側部に固着されたラックギ ヤ57と噛み合わされている。そして、ラックギヤシャフト55の移動方向を規 制するため、ガイドプーリ55aがピニオンギヤ56に対向して基台11上に設 けられると共に、プッシュロッド54側の側方にもガイドプーリ55bが設けら れている。このため、取付け板51の移動に伴ってピニオンギヤ56が回転し、 これと共にラックギヤシャフト55が反対向きにスライドするものであり、取付 け板52は取付け板51の移動に伴って従属して移動され、従動側となる。なお 、スライド機構5の要部の断面を図4に示す。
【0016】 当接マスト6の先端には当接部7が設けられている。この当接部7は、図5に 拡大して示すように、揺動片70を係止ピン71で揺動自在に軸支して構成され ており、左右二つの当接マスト6,6において対向して対をなし、ボンネット2 のアウター部20の側縁に左右外側から当接されるようになっている。揺動片7 0は、両端に突起を有していて支軸回りに揺動し、離間した両端の二所でボンネ ット2のアウター部20の側縁に対して当接することになる。
【0017】 このように構成したボンネット置台1は、車両の組立てラインにおいては図6 に示すように、車体8の搬送ラインLの側方に配置され、ボンネット2を車体8 へ取付けるワークステーションをなす。このワークステーションは、ボンネット 取付け用ロボット90が、車体8の搬送ラインLとボンネット置台1との間に配 置され、そのボンネット取付け用ロボット90はアーム先端に、ボンネット2を 吸引支持する吸引部を有したマテリアルハンド91を備えている。そして、車体 8の搬送ラインLの向う側にはボルト締付け用ロボット92が配置され、そのボ ルト締付け用ロボット92はアーム先端に、ボンネット2のヒンジ部ボルトの締 付けを行うためのナットランナ93を備えている。
【0018】 車体8の搬送ラインLの上方には、図示は省略したがボンネット2を搬送する 上部搬送ラインがあり、当該ワークステーションにおいては、まずボンネット取 付け用ロボット90を用いてその上部搬送ラインからボンネット2を取出して、 ボンネット置台1に一旦載置する。そして、ボンネット置台1の位置決め治具4 によりボンネット2のセンター位置を割り出して位置ズレを修正し、この後再び ボンネット取付け用ロボット90を用いてボンネット置台1よりボンネット2を 持ち出して車体8の所定部所へ移すと共に、ボルト締付け用ロボット92を用い てボンネット2のヒンジ部ボルトの締付けを行う。
【0019】 位置決め治具4の動作としては、ボンネット2を支持部3により支持した状態 でスライド機構5のエアシリンダ53を駆動してシリンダロッド53aを収縮さ せると、取付け板51が基台11の縦方中心側へ移動すると共に、反対側の取付 け板52も両者の会合方向へ移動する。これにより、左右一対の当接部7,7が 両者の会合方向へ連動して移動して、揺動片70がその離間した両端の二所でボ ンネット2のアウター部20の側縁に対して当接する。すなわち、ボンネット置 台1へ載置させたボンネット2は、対向一対の揺動片70,70によってそのア ウター部20が両側から挟み込まれるものであり、このためボンネット2の載置 に位置ズレがあったとしても、基台11の縦方中心へ向けてズレを修正すること ができ、センター位置を割り出すことができる。この場合、ボンネット2のアウ ター部20を基準にしてセンター位置を割り出すことから、車体8への取付けに 際してフロントフェンダーに沿う隙間を均等化し得るように位置決めを行える。 その結果、ボンネット2のアウター部20の側縁とフロントフェンダーの対応沿 部間の隙間を、車両の左右について対称に揃えることができ、見栄えを格段に向 上できる。
【0020】 また、これはボンネット2のアウター部20を両側から挟み込むことでセンタ ー位置を割り出すものであることから、形状,寸法等が異なる他の車両ボンネッ トに対してもそのまま使用でき、複数種類のボンネットに対応することができ、 載置支持については上述したように、支持部3の回転軸30を回転させて該当マ スト列を支持姿勢に立たせるので何等不都合がない。
【0021】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる車両ボンネットの位置決め治具に よれば、一対の当接部材がボンネットに向かって連動して移動して、ボンネット のアウター部の側縁に対して当接する。すなわち、置台へ載置させたボンネット は、対向一対の当接部材によってそのアウター部が両側から挟み込まれるもので あり、このためボンネットの載置に位置ズレがあったとしても修正することがで き、センター位置を割り出すことができる。この場合、ボンネットのアウター部 を基準にしてセンター位置を割り出すことから、車体への取付けに際してフロン トフェンダーに沿う隙間を均等化し得るように位置決めを行える。その結果、ボ ンネットのアウター部の側縁とフロントフェンダーの対応沿部間の隙間を、車両 の左右について対称に揃えることができ、見栄えを格段に向上できる。
【0022】 また、これはボンネットのアウター部を両側から挟み込むことでセンター位置 を割り出すものであることから、形状,寸法等が異なる他の車両ボンネットに対 してもそのまま使用でき、複数種類のボンネットに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すボンネット置台の側面
図である。
【図2】図1をA矢視した基台部分の平面図である。
【図3】ボンネット置台に装着された位置決め治具を示
す平面図である。
【図4】図3をB−B矢視したスライド機構要部の断面
図である。
【図5】当接部を拡大して示す平面図である。
【図6】車両の組立てラインを示す平面図である。
【符号の説明】
1 置台(ボンネット置台) 2 ボンネット 4 位置決め治具 5 駆動手段(スライド機構) 7 当接部材(当接部) 20 アウター部 31a,32a,33a 受座 70 揺動片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受座を有する置台へ載置させた車両ボン
    ネットのセンター位置を割り出すためのものであって、
    上記ボンネットのアウター部の側縁に外側から当接され
    る一対の当接部材と、該一対の当接部材を当該側縁に向
    かって連動して移動させる駆動手段を備えたことを特徴
    とする車両ボンネットの位置決め治具。
  2. 【請求項2】 上記当接部材が、支軸回りに揺動し、離
    間した両端二所で上記ボンネットのアウター部の側縁に
    対して当接する揺動片を備えてなることを特徴とする請
    求項1に記載の車両ボンネットの位置決め治具。
JP1993037728U 1993-07-09 1993-07-09 車両ボンネットの位置決め治具 Expired - Lifetime JP2604773Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016147332A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 セイコーインスツル株式会社 位置決め装置
CN117260581A (zh) * 2023-10-26 2023-12-22 奇瑞汽车股份有限公司 汽车发盖工装

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JP2016147332A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 セイコーインスツル株式会社 位置決め装置
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