JPH078189Y2 - 本木製品 - Google Patents

本木製品

Info

Publication number
JPH078189Y2
JPH078189Y2 JP779893U JP779893U JPH078189Y2 JP H078189 Y2 JPH078189 Y2 JP H078189Y2 JP 779893 U JP779893 U JP 779893U JP 779893 U JP779893 U JP 779893U JP H078189 Y2 JPH078189 Y2 JP H078189Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
coating layer
resin sheet
design
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP779893U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0659037U (ja
Inventor
幸一 太田
博巳 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Toppan Inc
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp, Toppan Inc filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP779893U priority Critical patent/JPH078189Y2/ja
Publication of JPH0659037U publication Critical patent/JPH0659037U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078189Y2 publication Critical patent/JPH078189Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、自動車の内装品等に使用される
本木製品に係り、特に、本木製品の品質の確保、及び低
コスト化に関するものである。
【0002】
【背景技術】近年においては、自動車の高級化指向が進
み、その内装品、例えばアームレストベースや、クラス
ター、レジスターベゼル等に関しても、合成樹脂に単に
木目を転写したものよりも、本物の木材を使用したもの
が好まれ、利用されてきている。そして、加工性や、意
匠パネルとして使用される木材の入手性、及び経済性等
の点から、実際には、合成樹脂等からなる基材の表面に
意匠用木板を貼り合わせた積層構造の部品が使用されて
いるのである。
【0003】具体的には、例えば、図1に示される積層
構造の本木製品が知られている。そこにおいて、2は、
ABS樹脂等の合成樹脂からなる基材であり、該基材2
上には、不織布4を介して、一般に、厚さが0.3mm程
度の薄い意匠用木板6が重ねられ、真空ラミネート法等
の手法によって一体的に圧着されている。また、かかる
意匠用木板6の表面に対しては、通常、塗装処理が施さ
れ、下塗り層10(厚み:15μm〜25μm)及び塗
膜層8(厚み:100〜800μm)が形成されてい
る。なお、該塗膜層8は、ポリエステル系塗料等にて形
成され、その厚みを厚くすることによって、本木製品の
木目の色調や深み感を出すようになっている。
【0004】そして、下塗り層10は、塗膜層8に透水
性があるために、意匠用木板6の吸湿を防ぐべく、防水
性を高める目的で設けられているものであるが、意匠用
木板6と塗膜層8との間のプライマー的役割も果たす。
また、該下塗り層10は、通常、二液硬化型のポリウレ
タン系塗料等にて形成されている。
【0005】しかしながら、そのような構造の本木製品
にあっては、下塗り層10の防水性が完全ではないこと
から、次第に、意匠用木板6が水分を含んで膨張する現
象が生じ、それによって下塗り層10や塗膜層8が押し
上げられる結果、塗膜層8に目痩せが生じて、塗膜表面
がゆず膚状になる問題があった。なお、このような現象
を防止するために、塗膜層8と下塗り層10の膜厚を厚
くすることが考えられるが、塗装工程に更に時間が掛か
るようになるうえ、材料費が増加して、コストアップを
招く欠点がある。
【0006】また、下塗り層10には、二液硬化型のポ
リウレタン系塗料が用いられていることから、強制乾燥
及び常温乾燥が実施されているが、かかる下塗り層10
の乾燥が不十分であると、塗膜層8を硬化させても、製
品の強度が不足したり、外観が悪くなったりする問題が
あった。
【0007】
【解決課題】本考案は、このような事情を背景として為
されたものであって、その解決課題とするところは、本
木製品の防水性を高めて、意匠用木板の吸湿、膨張に起
因する塗膜層の目痩せを防止することにあり、また下塗
り層の乾燥不足に起因する製品物性の低下を防止するこ
とにある。
【0008】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
考案にあっては、基材上に意匠用木板が重ねられ、更に
該意匠用木板上に熱可塑性樹脂からなる樹脂シート材が
重ねられて、それらが一体的に接合せしめられた積層構
造を有すると共に、該樹脂シート材の表面に塗膜層が形
成されてなることを特徴とする本木製品を、その要旨と
するものである。
【0009】
【作用・効果】要するに、本考案に係る本木製品では、
従来の下塗り層がなくなり、意匠用木板と塗膜層の間に
は熱可塑性樹脂からなる樹脂シート材が配されるのであ
る。それにより、本考案の本木製品においては、該樹脂
シート材にて完全な防水性が確保され、意匠用木板の吸
湿、膨張が防止されることから、塗膜層の目痩せが効果
的に防止され得ることとなるのである。また、樹脂シー
ト材の防水性が高い分、従来よりも塗膜層を薄くするこ
とができるため、塗装工程の作業を短縮、軽減すること
ができ、またコストダウンを有利に達成することができ
る。更に、塗膜層を薄くしても、樹脂シート材が従来の
下塗り層(15〜25μm)に比べて厚いことから(8
0μm程度)、塗膜層と樹脂シート材の合計厚さでは十
分な膜厚が得られ、木目の色調や深み感が失なわれない
特徴がある。そして、下塗り層をなくしたことにより、
下塗り層の乾燥不足による製品物性の低下の問題も、根
本から解消され得ることとなるのである。
【0010】
【実施例】以下に、本考案をより具体的に明らかにする
ために、本考案の代表的な実施例について、図面に基づ
いて詳細に説明することとする。
【0011】先ず、図2には、本考案に従う本木製品の
積層構造の一例が示されている。そこにおいて、12
は、従来と同様の基材であって、通常、ABS樹脂等の
合成樹脂にて、所望の強度が得られる厚さ(通常、2〜
3mm程度)で形成されている。そして、該基材12上に
は、不織布14を介して、意匠用木板16が重ね合わさ
れ、一体的に接着されている。
【0012】なお、意匠用木板16には、木目の方向が
揃っている木板や、木目の方向が入り組んだ木板等の各
種のものがあり、用途や好みに合わせて適宜に選択され
ることとなるが、一般に、厚さが0.3mm程度の木板が
用いられる。また、不織布14は、基材12と意匠用木
板16の間の接着性を高めるために設けられ、一般にナ
イロン系、オレフィン系等の化学繊維からなり、厚さが
20μm程度のものが好適に用いられる。そして、かか
る不織布14は、通常、意匠用木板16の所要面に対し
て接着剤で一体的に貼り合わされて、使用されることと
なる。但し、不織布14は、本考案において必須の構成
ではない。
【0013】そして、かかる意匠用木板16上には、熱
可塑性樹脂からなる厚さ80μm程度の樹脂シート材2
0が重ね合わされて、一体的に接合されているのであ
り、それによって、優れた防水性が得られ、意匠用木板
16の吸湿、膨張が効果的に防止され得るようになって
いる。
【0014】この樹脂シート材20の材質としては、各
種熱可塑性樹脂が用いられるが、塩化ビニル樹脂(PV
C)やアクリル樹脂等の透明なものが好適に用いられ、
中でもPVC製のシート材が好適である。そして、かか
る樹脂シート材20は、熱可塑性樹脂よりなるため、ホ
ットプレス成形等にて、前記意匠用木板16に対して極
めて簡便に接合することができ、一体的な複合シート材
として使用することができるのである。
【0015】具体的には、例えば、前述した如き不織布
14がラミネートされた意匠用木板16に、可塑剤を樹
脂100重量部あたり5〜20重量部程度の割合で配合
したPVCよりなる樹脂シート材20を重ね合わせて、
90〜160℃に加熱したプレス型内に配置し、加熱下
で3分間プレスした後、型冷却を行ないながら3分間プ
レスすることにより、不織布14−意匠用木板16−樹
脂シート材20の積層構造を有する一体的な複合シート
材22を得ることができる。
【0016】また、前記基材12に対する該複合シート
材22の接合は、真空ラミネート法や真空プレス法等の
公知の各種手法に従って行なうことができる。例えば、
真空プレス法は、図3及び図4に示される如き装置を用
いて実施することができる。それらの図において、24
は上型、34は下型であり、上型24には通孔26を通
じて図示されない圧空装置が接続され、加圧室28への
エアーの供給によって、シリコンラバー30(厚さ:2
〜3mm)を下型34側へ変形させ、下型34上に載置さ
れる成形物に圧着させ得るようになっている。また、加
圧室28内にはヒーター32が設けられ、シリコンラバ
ー30を加熱し得るようになっている。一方、下型34
には通孔36を通じて図示されない吸引装置が接続さ
れ、シリコンラバー30が成形物を覆って形成する成形
空間内を、真空状態に設定できるようになっている。
【0017】そして、このような装置を用いて、先ず、
図3に示される如く、下型34上に、予め表面側(上型
24側)に接着剤を塗布した前記基材12をセットし、
その上に前記複合シート材22(不織布14−意匠用木
板16−樹脂シート材20)を乗せる。次いで、図4に
示されるように、上型24を下型34に密着させ、上型
24にエアーを供給すると共に、下型34を真空引きす
ることにより、ヒーター32にて80〜90℃に加熱さ
れたシリコンラバー30を成形物(12,22)に圧着
せしめ、複合シート材22を基材12に沿うように圧着
させ、接着を完了するのである。しかる後、型を開放し
て、成形品を取り出し、トリミングを行なうこととな
る。
【0018】そして、図2より明らかなように、樹脂シ
ート材20の表面には、更に塗膜層18が形成されるの
であり、以てかかる本木製品は、基材12−不織布14
−意匠用木板16−樹脂シート材20−塗膜層18なる
積層構造を有しているのである。
【0019】なお、塗膜層18は、従来と同様のポリエ
ステル系塗料等を用いて、静電塗装やスプレーガンを用
いた手吹き等の公知の各種手法に従って形成されること
となるが、前記樹脂シート材20の優れた防水性に基づ
いて、該塗膜層18は従来よりも大幅に薄く形成するこ
とが可能である。また、前記樹脂シート材20の存在に
よって、塗膜層18を薄くしても、樹脂シート材20+
塗膜層18の合計厚みが、従来の本木製品における下塗
り層+塗膜層の合計厚みと同程度となることから、従来
と同様の木目の色調や深み感を出すことができる。それ
故に、かかる塗膜層18は、通常、30〜50μm程度
の薄い厚みで形成されることとなり、塗装工程後にサン
ドペーパー等にて表面を研磨することによって、作業が
完了する。
【0020】従って、このような構成を有する本木製品
にあっては、意匠用木板16の吸湿が防止され得て、塗
膜層18の目痩せが効果的に防止されると共に、従来よ
りも塗膜層18を薄くすることができるため、塗装工程
の作業を短縮、軽減することができ、またコストダウン
を有利に達成することができる。更に、塗膜層を薄くし
ても、樹脂シート材との合計で十分な膜厚が得られるこ
とから、木目の色調や深み感が失なわれない特徴を有し
ている。そして、下塗り層をなくしたことにより、下塗
り層の乾燥不足による製品物性の低下の問題も、根本か
ら解消され得ることとなったのである。
【0021】以上、本考案の代表的な実施例について詳
細に説明してきたが、本考案が、そのような実施例の記
載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、
言うまでもないところである。また、本考案には、上記
の実施例の他にも、本考案の趣旨を逸脱しない限りにお
いて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改
良等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の本木製品の積層構造の一例を示す断面説
明図である。
【図2】本考案に従う本木製品の積層構造の一例を示す
断面説明図である。
【図3】基材と複合シート材を真空プレス法にて圧着す
る工程において、成形物を下型にセットした状態を示す
図である。
【図4】基材と複合シート材を真空プレス法にて圧着す
る工程において、加圧状態を示す図である。
【符号の説明】
12 基材 14 不織布 16 意匠用木板 18 塗膜層 20 樹脂シート材 22 複合シート材 24 上型 28 加圧室 30 シリコンラバー 32 ヒーター 34 下型

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に意匠用木板が重ねられ、更に該
    意匠用木板上に熱可塑性樹脂からなる樹脂シート材が重
    ねられて、それらが一体的に接合せしめられた積層構造
    を有すると共に、該樹脂シート材の表面に塗膜層が形成
    されてなることを特徴とする本木製品。
JP779893U 1993-02-03 1993-02-03 本木製品 Expired - Lifetime JPH078189Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP779893U JPH078189Y2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 本木製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP779893U JPH078189Y2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 本木製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0659037U JPH0659037U (ja) 1994-08-16
JPH078189Y2 true JPH078189Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=11675664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP779893U Expired - Lifetime JPH078189Y2 (ja) 1993-02-03 1993-02-03 本木製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078189Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6107289B2 (ja) * 2013-03-25 2017-04-05 トヨタ車体株式会社 衝撃吸収部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0659037U (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102811844B (zh) 包括含至少一木质层和一背部加固层的外层的尤用于机动车的衬板的制造方法
JP2661432B2 (ja) 複合成形品の製法
US5496648A (en) Formable composite laminates with cellulose-containing polymer resin sheets
JPH11983A (ja) 化粧成形品及びその製造方法
JPH078189Y2 (ja) 本木製品
JPH09267459A (ja) ポリカーボネート/単板 積層体
JPS6132142B2 (ja)
JP2002347007A (ja) 木質化粧板及びその製造方法
JPH071404A (ja) 化粧板及び化粧板の製造方法
JP3880870B2 (ja) 木質化粧成形品の製造方法
JPH09123692A (ja) 立体転写物の製造方法
JPH0347370A (ja) コンクリート型枠用板及びその製造方法
JP3936663B2 (ja) 突板複合シート、装飾品、およびそれらの製造方法
JP3024121B2 (ja) 化粧材の製造方法
JP2002347177A (ja) 木質化粧板及びその製造方法
JPS63555A (ja) 耐熱性床材およびその製造方法
JPH10249999A (ja) 化粧材及びその製造方法
JP3587436B2 (ja) 化粧シートの製造方法及び化粧材の製造方法
JP3202446B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造法
JP2003033902A (ja) 折り曲げ成形パネルの製造方法
JP4472125B2 (ja) 装飾品の製造方法
KR20170024813A (ko) 우드 포일 제조 및 사출 방법.
JPH08174784A (ja) 木材化粧パネル
JPH0714634B2 (ja) 化粧板の製造方法
KR20170024812A (ko) 우드 포일 제조 및 사출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term