JPH0782003A - 炭素含有耐火物 - Google Patents
炭素含有耐火物Info
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- JPH0782003A JPH0782003A JP5178554A JP17855493A JPH0782003A JP H0782003 A JPH0782003 A JP H0782003A JP 5178554 A JP5178554 A JP 5178554A JP 17855493 A JP17855493 A JP 17855493A JP H0782003 A JPH0782003 A JP H0782003A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、炭素含有耐火物の優れた特徴であ
る耐熱衝撃性を低下させることなく、熱間強度に優れた
炭素含有耐火物を提供することを目的とする。 【構成】 マグネシア―炭素系耐火原料またはマグネシ
ア―炭素系耐火原料にAlまたはAl合金を添加した配
合物に対して特定量の改質ピッチを溶解させた複素環式
化合物を添加し、混練・成形後非酸化性雰囲気中で焼成
したことを特徴とする炭素含有耐火物で、熱間強度、耐
熱衝撃性、耐酸化性、耐食性が飛躍的に向上する。
る耐熱衝撃性を低下させることなく、熱間強度に優れた
炭素含有耐火物を提供することを目的とする。 【構成】 マグネシア―炭素系耐火原料またはマグネシ
ア―炭素系耐火原料にAlまたはAl合金を添加した配
合物に対して特定量の改質ピッチを溶解させた複素環式
化合物を添加し、混練・成形後非酸化性雰囲気中で焼成
したことを特徴とする炭素含有耐火物で、熱間強度、耐
熱衝撃性、耐酸化性、耐食性が飛躍的に向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属処理用容器、
特に転炉等の内張り炭素含有耐火物に関するものであ
る。
特に転炉等の内張り炭素含有耐火物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】炭素含有耐火物のバインダーとしては、
フェノール樹脂が使用されてきている(例えば特開昭5
4―161611号公報)。
フェノール樹脂が使用されてきている(例えば特開昭5
4―161611号公報)。
【0003】また、炭素含有耐火物の耐熱衝撃性を向上
させるためにピッチとフェノール樹脂とを併用添加した
バインダーが使用されている(例えば特開平2―180
753、特開平4―55361、特開平4―36755
6号公報)。
させるためにピッチとフェノール樹脂とを併用添加した
バインダーが使用されている(例えば特開平2―180
753、特開平4―55361、特開平4―36755
6号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フェノール樹脂は、ベ
ンゼン環に結合している官能基の重縮合反応あるいは硬
化剤添加による隣接するベンゼン環との架橋反応により
硬化が進行し、バインダーとして用いたときに強度が発
現する。
ンゼン環に結合している官能基の重縮合反応あるいは硬
化剤添加による隣接するベンゼン環との架橋反応により
硬化が進行し、バインダーとして用いたときに強度が発
現する。
【0005】しかし、非酸化性雰囲気で加熱すると、重
縮合あるいは架橋反応により生成した結合箇所から熱分
解が生じ、隣接するベンゼン環同士の縮合が起こりにく
くなり、加熱後に炭素として残存する収率が低くなる。
縮合あるいは架橋反応により生成した結合箇所から熱分
解が生じ、隣接するベンゼン環同士の縮合が起こりにく
くなり、加熱後に炭素として残存する収率が低くなる。
【0006】その結果、熱分解起因の重量減少により、
フェノール樹脂を炭素含有耐火物のバインダーとして用
いたときに熱間において強度が低下する。
フェノール樹脂を炭素含有耐火物のバインダーとして用
いたときに熱間において強度が低下する。
【0007】ピッチは、脂肪族化合物や芳香族化合物等
分子量の異なる種々の化合物から構成されている。
分子量の異なる種々の化合物から構成されている。
【0008】それ故、非酸化性雰囲気で加熱すると、ピ
ッチ中に含まれる低分子化合物が熱分解を起こし、重量
減少が生じる。
ッチ中に含まれる低分子化合物が熱分解を起こし、重量
減少が生じる。
【0009】その結果、ピッチを炭素含有耐火物のバイ
ンダーとして用いたときに、低分子化合物の熱分解によ
る重量減少が大きいために、熱間において強度が低下す
る。
ンダーとして用いたときに、低分子化合物の熱分解によ
る重量減少が大きいために、熱間において強度が低下す
る。
【0010】この問題を解決するために、炭素含有耐火
物に金属が添加され、熱間強度の向上は認められたもの
の、耐熱衝撃性が低下するという問題点を抱えている
(例えば特開昭54―163913号公報)。
物に金属が添加され、熱間強度の向上は認められたもの
の、耐熱衝撃性が低下するという問題点を抱えている
(例えば特開昭54―163913号公報)。
【0011】本発明は、炭素含有耐火物の優れた特徴で
ある耐熱衝撃性を低下させることなく、熱間強度に優れ
た炭素含有耐火物を提供することにある。
ある耐熱衝撃性を低下させることなく、熱間強度に優れ
た炭素含有耐火物を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素5〜30
wt%およびマグネシア70〜95wt%からなる耐火
原料100wt%に対して、2〜15wt%の改質ピッ
チを複素環式化合物に溶解させた溶液を添加した後、混
練、成形後、非酸化性雰囲気中で500℃以上の温度で
焼成してなることを特徴とする炭素含有耐火物である。
wt%およびマグネシア70〜95wt%からなる耐火
原料100wt%に対して、2〜15wt%の改質ピッ
チを複素環式化合物に溶解させた溶液を添加した後、混
練、成形後、非酸化性雰囲気中で500℃以上の温度で
焼成してなることを特徴とする炭素含有耐火物である。
【0013】さらに、本発明は、炭素5〜30wt%お
よびマグネシア70〜95wt%からなる耐火原料10
0wt%に対して、2〜15wt%の改質ピッチを複素
環式化合物に溶解させた溶液と共に0.5〜3wt%の
Al又はAl合金を添加し、混練、成形後、非酸化性雰
囲気中で500℃以上の温度で焼成してなることを特徴
とする炭素含有耐火物である。
よびマグネシア70〜95wt%からなる耐火原料10
0wt%に対して、2〜15wt%の改質ピッチを複素
環式化合物に溶解させた溶液と共に0.5〜3wt%の
Al又はAl合金を添加し、混練、成形後、非酸化性雰
囲気中で500℃以上の温度で焼成してなることを特徴
とする炭素含有耐火物である。
【0014】上記の改質ピッチは、複素環式化合物に可
溶で、結晶質相又は結晶質相もしくは非晶質相からなる
混合相であり、かつ非酸化性雰囲気中で800℃で焼成
を行ったときに重量減少率が30%以下であるピッチで
ある。
溶で、結晶質相又は結晶質相もしくは非晶質相からなる
混合相であり、かつ非酸化性雰囲気中で800℃で焼成
を行ったときに重量減少率が30%以下であるピッチで
ある。
【0015】また、複素環式化合物は、改質ピッチを溶
解させ、かつその添加量は、耐火原料の嵩容積100v
ol%に対して、2〜10vol%である。
解させ、かつその添加量は、耐火原料の嵩容積100v
ol%に対して、2〜10vol%である。
【0016】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明者らは、改質ピッチがフェノール樹脂およびピッチ
と比較して、非酸化性雰囲気中で800℃で焼成を行っ
たときの重量減少率が30%以下と極めて低く、かつ複
素環式化合物に溶解するという特性に着目し、マグネシ
ア―炭素質耐火物に改質ピッチを複素環式化合物に溶解
させて添加することにより、熱間強度および耐熱衝撃性
の向上に効果があると考え、本発明に至った。
発明者らは、改質ピッチがフェノール樹脂およびピッチ
と比較して、非酸化性雰囲気中で800℃で焼成を行っ
たときの重量減少率が30%以下と極めて低く、かつ複
素環式化合物に溶解するという特性に着目し、マグネシ
ア―炭素質耐火物に改質ピッチを複素環式化合物に溶解
させて添加することにより、熱間強度および耐熱衝撃性
の向上に効果があると考え、本発明に至った。
【0017】炭素の含有量を5〜30wt%としたの
は、耐熱衝撃性、耐スラグ浸潤性に優れるからである。
は、耐熱衝撃性、耐スラグ浸潤性に優れるからである。
【0018】炭素が5wt%未満では、耐熱衝撃性、耐
スラグ浸潤性に劣り、炭素が30wt%を越えると耐酸
化性が著しく低下するからである。
スラグ浸潤性に劣り、炭素が30wt%を越えると耐酸
化性が著しく低下するからである。
【0019】炭素は、天然又は人造黒鉛、無煙炭、メソ
フェーズカーボン、カーボンブラック等が使用可能であ
り、純度は90%以上のものが望ましい。
フェーズカーボン、カーボンブラック等が使用可能であ
り、純度は90%以上のものが望ましい。
【0020】マグネシアの含有量を70〜95wt%と
したのは、耐食性、耐熱衝撃性に優れるからである。
したのは、耐食性、耐熱衝撃性に優れるからである。
【0021】マグネシアが70wt%未満では耐食性に
劣り、マグネシアが95wt%を越えると耐熱衝撃性に
劣るからである。
劣り、マグネシアが95wt%を越えると耐熱衝撃性に
劣るからである。
【0022】マグネシアは、焼結品、電融品が使用可能
であり、純度は95%以上のものが望ましい。
であり、純度は95%以上のものが望ましい。
【0023】改質ピッチの添加量2〜15wt%とした
のは、熱間強度、耐熱衝撃性に優れるからである。
のは、熱間強度、耐熱衝撃性に優れるからである。
【0024】改質ピッチの添加量が2wt%未満では、
熱間強度、耐熱衝撃性に劣り、改質ピッチの添加量が1
5wt%を越えると焼成時に耐火物の収縮により亀裂が
生じ、強度に劣るからである。
熱間強度、耐熱衝撃性に劣り、改質ピッチの添加量が1
5wt%を越えると焼成時に耐火物の収縮により亀裂が
生じ、強度に劣るからである。
【0025】複素環式化合物の一例として、キノリンを
使用する場合について説明する。キノリンの添加量を耐
火原料の嵩容積100vol%に対して2〜10vol
%としたのは、混練時における改質ピッチの分散性およ
び成形時の充填性に優れるからである。
使用する場合について説明する。キノリンの添加量を耐
火原料の嵩容積100vol%に対して2〜10vol
%としたのは、混練時における改質ピッチの分散性およ
び成形時の充填性に優れるからである。
【0026】キノリンの添加量が2vol%未満では、
混練時における改質ピッチの分散性および成形時の充填
性に劣り、キノリンの添加量が10vol%を越えると
成形が不可能になるからである。
混練時における改質ピッチの分散性および成形時の充填
性に劣り、キノリンの添加量が10vol%を越えると
成形が不可能になるからである。
【0027】炭素含有耐火物を焼成する雰囲気として
は、Ar、N2、CO、CO2等の非酸化性雰囲気である
ことが望ましい。雰囲気を非酸化性とするのは、黒鉛の
酸化を防止するためである。
は、Ar、N2、CO、CO2等の非酸化性雰囲気である
ことが望ましい。雰囲気を非酸化性とするのは、黒鉛の
酸化を防止するためである。
【0028】炭素含有耐火物の焼成温度を500℃以上
としたのは、改質ピッチは300℃以上の温度で軟化溶
融し、500℃以上の温度でセミコークス化するため、
改質ピッチの再溶融を防止するためである。
としたのは、改質ピッチは300℃以上の温度で軟化溶
融し、500℃以上の温度でセミコークス化するため、
改質ピッチの再溶融を防止するためである。
【0029】炭素含有耐火物の焼成温度が500℃未満
では、使用中にクリープ現象が起こり、耐火物を内張り
した構造体の安定性が確保できないからである。
では、使用中にクリープ現象が起こり、耐火物を内張り
した構造体の安定性が確保できないからである。
【0030】Al又はAl合金の添加量を0.5〜3w
t%としたのは、熱間強度、耐食性、耐酸化性に優れる
からである。
t%としたのは、熱間強度、耐食性、耐酸化性に優れる
からである。
【0031】Al又はAl合金の添加量が0.5wt%
未満では、熱間強度、耐食性、耐酸化性に劣り、Al又
はAl合金の添加量が3wt%を越えると耐熱衝撃性に
劣るからである。
未満では、熱間強度、耐食性、耐酸化性に劣り、Al又
はAl合金の添加量が3wt%を越えると耐熱衝撃性に
劣るからである。
【0032】本発明に用いる改質ピッチは、キノリンに
可溶で、結晶質相又は結晶質相もしくは非晶質相からな
る混合相であり、かつ非酸化性雰囲気中で800℃で焼
成を行ったときに重量減少率が30%以下であることが
望ましい。
可溶で、結晶質相又は結晶質相もしくは非晶質相からな
る混合相であり、かつ非酸化性雰囲気中で800℃で焼
成を行ったときに重量減少率が30%以下であることが
望ましい。
【0033】さらに、改質ピッチ中の結晶質含有量は、
60%以上であることが望ましい。改質ピッチ中の結晶
質含有量が60%未満では、バインダーとして用いたと
きに発現する強度に劣るからである。
60%以上であることが望ましい。改質ピッチ中の結晶
質含有量が60%未満では、バインダーとして用いたと
きに発現する強度に劣るからである。
【0034】また、改質ピッチを非酸化性雰囲気中で8
00℃で焼成したときに重量減少率が30%を越える
と、熱間強度に劣るからである。
00℃で焼成したときに重量減少率が30%を越える
と、熱間強度に劣るからである。
【0035】改質ピッチは、非酸化性雰囲気中での加熱
により炭素六角網面が高度に発達した層状構造を持つ炭
素化物となり、強固なカーボンボンドを形成すると共
に、フェノール樹脂またはピッチと比較して熱分解によ
る重量減少率が極めて低いため、炭素含有耐火物のバイ
ンダーとして改質ピッチを用いると、熱分解による強度
低下が少なく、熱間強度の向上をもたらす。
により炭素六角網面が高度に発達した層状構造を持つ炭
素化物となり、強固なカーボンボンドを形成すると共
に、フェノール樹脂またはピッチと比較して熱分解によ
る重量減少率が極めて低いため、炭素含有耐火物のバイ
ンダーとして改質ピッチを用いると、熱分解による強度
低下が少なく、熱間強度の向上をもたらす。
【0036】そして、改質ピッチをキノリンに溶解させ
て耐火原料に添加することにより、改質ピッチを均一に
分散させることが可能となり、熱間強度の向上をもたら
す。
て耐火原料に添加することにより、改質ピッチを均一に
分散させることが可能となり、熱間強度の向上をもたら
す。
【0037】このように、改質ピッチを炭素含有耐火物
のバインダーとして用いることにより、炭素含有耐火物
の熱間強度の向上をもたらすが、改質ピッチの炭素化物
はフェノール樹脂の炭素化物に比べて熱伝導率が高く、
かつ炭素含有耐火物内部に熱衝撃により発生した熱応力
を緩和することができる層状構造をとるために耐熱衝撃
性の向上をもたらす。
のバインダーとして用いることにより、炭素含有耐火物
の熱間強度の向上をもたらすが、改質ピッチの炭素化物
はフェノール樹脂の炭素化物に比べて熱伝導率が高く、
かつ炭素含有耐火物内部に熱衝撃により発生した熱応力
を緩和することができる層状構造をとるために耐熱衝撃
性の向上をもたらす。
【0038】さらに、本発明の炭素含有耐火物は、添加
したAlまたはAl合金の以下の機構により耐酸化性、
強度の向上をもたらす。
したAlまたはAl合金の以下の機構により耐酸化性、
強度の向上をもたらす。
【0039】ここでは、金属Alを例にとり説明する。
金属Alは、600℃以上の温度域では炭素よりも酸素
親和力が高いために炭素よりも容易に酸化されてAl2
O3となり、炭素の酸化を防止する。
金属Alは、600℃以上の温度域では炭素よりも酸素
親和力が高いために炭素よりも容易に酸化されてAl2
O3となり、炭素の酸化を防止する。
【0040】そして、Al2O3生成時の体積膨張により
耐火物組織中の気孔を塞ぐことにより、耐火物内部への
酸化性ガスの侵入を抑制し、耐酸化性を向上させる。
耐火物組織中の気孔を塞ぐことにより、耐火物内部への
酸化性ガスの侵入を抑制し、耐酸化性を向上させる。
【0041】また、非酸化性雰囲気中での焼成あるいは
炉の予熱、稼働時に金属Alは(1)式の反応によりA
l4C3、Al2O3およびMgO・Al2O3を生成し、か
つ生成時に体積膨張を伴う。
炉の予熱、稼働時に金属Alは(1)式の反応によりA
l4C3、Al2O3およびMgO・Al2O3を生成し、か
つ生成時に体積膨張を伴う。
【0042】
【化1】 MgO+C→MgO+C+Al4C3+Al2O3+MgO・Al2O3 (1)
【0043】この体積膨張によって、耐火物組織中の気
孔が塞がり組織が緻密化され、強度の向上をもたらす。
孔が塞がり組織が緻密化され、強度の向上をもたらす。
【0044】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明について説明す
る。
る。
【0045】
【実施例1】溶融金属処理容器の内張り耐火物として、
本発明の改質ピッチをキノリンに溶解させてバインダー
として添加したマグネシア―炭素質耐火物の実施例を第
1表に示す。
本発明の改質ピッチをキノリンに溶解させてバインダー
として添加したマグネシア―炭素質耐火物の実施例を第
1表に示す。
【0046】
【表1】
【0047】マグネシアは電融マグネシアを使用し、炭
素は天然黒鉛を使用した。改質ピッチは、コールタール
ピッチを熱処理後溶剤分別したものを使用した。
素は天然黒鉛を使用した。改質ピッチは、コールタール
ピッチを熱処理後溶剤分別したものを使用した。
【0048】改質ピッチに含有される結晶質相の存在有
無の確認は、X線回折により行った。改質ピッチの重量
減少率は、Ar雰囲気中で800℃で焼成を行ったとき
の焼成前後の重量変化から算出した。
無の確認は、X線回折により行った。改質ピッチの重量
減少率は、Ar雰囲気中で800℃で焼成を行ったとき
の焼成前後の重量変化から算出した。
【0049】改質ピッチのキノリンへの溶解は、44μ
m以下に粉砕した改質ピッチ粉末を80℃に加熱したキ
ノリンに溶解させることにより行った。
m以下に粉砕した改質ピッチ粉末を80℃に加熱したキ
ノリンに溶解させることにより行った。
【0050】第1表に示す原料組成に、改質ピッチを溶
解させたキノリン溶液をそれぞれ所定量添加し、混練を
行った。
解させたキノリン溶液をそれぞれ所定量添加し、混練を
行った。
【0051】その後、この混合物を真空フリクション成
形を行い、約100℃で24時間乾燥後、第1表に示す
条件で焼成することによりマグネシア―炭素質耐火物を
得た。
形を行い、約100℃で24時間乾燥後、第1表に示す
条件で焼成することによりマグネシア―炭素質耐火物を
得た。
【0052】尚、比較のためバインダーとしてフェノー
ル樹脂を用いた場合のマグネシア―炭素質耐火物の製造
条件を第1表に併せて示す。
ル樹脂を用いた場合のマグネシア―炭素質耐火物の製造
条件を第1表に併せて示す。
【0053】得られたマグネシア―炭素質耐火物につい
て、嵩比重、見掛気孔率の測定、熱間強度評価試験およ
び耐熱衝撃性評価試験を実施した。
て、嵩比重、見掛気孔率の測定、熱間強度評価試験およ
び耐熱衝撃性評価試験を実施した。
【0054】熱間強度評価試験は、Ar気流中1000
℃、1400℃での熱間での曲げ強度を測定することに
より行った。
℃、1400℃での熱間での曲げ強度を測定することに
より行った。
【0055】耐熱衝撃性試験は、1600℃の溶鋼に9
0秒浸漬後、30秒水冷して、次いで10分空冷の繰り
返しを行って耐熱衝撃性を評価した。
0秒浸漬後、30秒水冷して、次いで10分空冷の繰り
返しを行って耐熱衝撃性を評価した。
【0056】耐熱衝撃性の評価は、1回の熱衝撃試験で
耐火物に亀裂が生じたものを不良、2〜4回の繰り返し
熱衝撃試験で耐火物に亀裂が生じたものを良、4回の熱
衝撃試験で耐火物に亀裂が生じなかったものを優とし
た。
耐火物に亀裂が生じたものを不良、2〜4回の繰り返し
熱衝撃試験で耐火物に亀裂が生じたものを良、4回の熱
衝撃試験で耐火物に亀裂が生じなかったものを優とし
た。
【0057】本発明の改質ピッチをキノリンに溶解させ
てバインダーとして添加したマグネシア―炭素質耐火物
は、耐熱衝撃性に優れると共に優れた熱間強度を示し
た。
てバインダーとして添加したマグネシア―炭素質耐火物
は、耐熱衝撃性に優れると共に優れた熱間強度を示し
た。
【0058】一方、比較例5は炭素および改質ピッチの
添加量が適正でないため熱間強度に劣っていた。
添加量が適正でないため熱間強度に劣っていた。
【0059】比較例6はマグネシア、改質ピッチおよび
キノリンの添加量が適正でないため熱間強度、耐熱衝撃
性に劣っていた。比較例7はバインダーとして用いた改
質ピッチの重量減少率が大きいために熱間強度に劣って
いた。
キノリンの添加量が適正でないため熱間強度、耐熱衝撃
性に劣っていた。比較例7はバインダーとして用いた改
質ピッチの重量減少率が大きいために熱間強度に劣って
いた。
【0060】比較例8は成形後の耐火物を空気中800
℃で焼成したために見掛気孔率が大きくなり、熱間強度
に劣っていた。
℃で焼成したために見掛気孔率が大きくなり、熱間強度
に劣っていた。
【0061】比較例9はバインダーとしてフェノール樹
脂を用いたため熱間強度に劣っていた。
脂を用いたため熱間強度に劣っていた。
【0062】
【実施例2】溶融金属処理容器の内張り耐火物として、
金属および本発明の改質ピッチをキノリンに溶解させて
バインダーとして添加したマグネシア―炭素質耐火物の
実施例を第2表に示す。
金属および本発明の改質ピッチをキノリンに溶解させて
バインダーとして添加したマグネシア―炭素質耐火物の
実施例を第2表に示す。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【0067】マグネシアは電融マグネシアを使用し、炭
素は天然黒鉛を使用した。使用した改質ピッチは実施例
1と同一条件で調製したものであり、改質ピッチのキノ
リンへの溶解は実施例1と同一条件で行った。
素は天然黒鉛を使用した。使用した改質ピッチは実施例
1と同一条件で調製したものであり、改質ピッチのキノ
リンへの溶解は実施例1と同一条件で行った。
【0068】第2表に示す原料組成に、改質ピッチを溶
解させたキノリン溶液をそれぞれ所定量添加し、混練を
行った。
解させたキノリン溶液をそれぞれ所定量添加し、混練を
行った。
【0069】その後、この混合物を真空フリクション成
形を行い、約100℃で24時間乾燥後、第2表に示す
条件で焼成することによりマグネシア―炭素質耐火物を
得た。
形を行い、約100℃で24時間乾燥後、第2表に示す
条件で焼成することによりマグネシア―炭素質耐火物を
得た。
【0070】尚、比較のためバインダーとしてフェノー
ル樹脂を用いた場合のマグネシア―炭素質耐火物の製造
条件を第2表に併せて示す。
ル樹脂を用いた場合のマグネシア―炭素質耐火物の製造
条件を第2表に併せて示す。
【0071】得られたマグネシア―炭素質耐火物につい
て、嵩比重、見掛気孔率の測定、実施例1と同一条件で
熱間強度評価試験、耐熱衝撃性評価試験を行い、さらに
耐酸化性試験、耐食性試験を実施した。耐酸化性試験
は、空気中1400℃の温度で3時間焼成することによ
り行った。
て、嵩比重、見掛気孔率の測定、実施例1と同一条件で
熱間強度評価試験、耐熱衝撃性評価試験を行い、さらに
耐酸化性試験、耐食性試験を実施した。耐酸化性試験
は、空気中1400℃の温度で3時間焼成することによ
り行った。
【0072】耐酸化性指数は、焼成後の脱炭層の厚みを
測定し、金属およびフェノール樹脂を添加した耐火物を
100として示した。
測定し、金属およびフェノール樹脂を添加した耐火物を
100として示した。
【0073】耐酸化性は、耐酸化性指数が小さいものほ
ど優れている。耐食性試験は、1650℃、3時間の高
周波内張り法で行った。スラグの組成は、CaO/Si
O2=3.3、T.Fe=18%である。
ど優れている。耐食性試験は、1650℃、3時間の高
周波内張り法で行った。スラグの組成は、CaO/Si
O2=3.3、T.Fe=18%である。
【0074】耐食性指数は、侵食試験後の最大溶損部の
溶損量を測定し、金属およびフェノール樹脂を添加した
耐火物を100として示した。耐食性は、耐食性指数の
小さいものほど優れている。
溶損量を測定し、金属およびフェノール樹脂を添加した
耐火物を100として示した。耐食性は、耐食性指数の
小さいものほど優れている。
【0075】本発明の金属および改質ピッチをキノリン
に溶解させてバインダーとして添加したマグネシア―炭
素質耐火物は、耐熱衝撃性に優れると共に優れた熱間強
度、耐酸化性、耐食性を示した。
に溶解させてバインダーとして添加したマグネシア―炭
素質耐火物は、耐熱衝撃性に優れると共に優れた熱間強
度、耐酸化性、耐食性を示した。
【0076】一方比較例16は炭素、改質ピッチおよび
金属の添加量が適正でないため熱間強度、耐酸化性に劣
っていた。
金属の添加量が適正でないため熱間強度、耐酸化性に劣
っていた。
【0077】比較例17は、マグネシア、金属、改質ピ
ッチおよびキノリンの添加量が適正でないため熱間強
度、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
ッチおよびキノリンの添加量が適正でないため熱間強
度、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
【0078】比較例18はバインダーとして用いた改質
ピッチの重量減少率が大きいために熱間強度、耐酸化
性、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
ピッチの重量減少率が大きいために熱間強度、耐酸化
性、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
【0079】比較例19は成形後の討火物を空気中80
0℃で焼成したために見掛気孔率が大きくなり、熱間強
度、耐酸化性、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
0℃で焼成したために見掛気孔率が大きくなり、熱間強
度、耐酸化性、耐食性、耐熱衝撃性に劣っていた。
【0080】比較20はバインダーとしてフェノール樹
脂を用いたため熱間強度、耐酸化性、耐食性、耐熱衝撃
性に劣っていた。
脂を用いたため熱間強度、耐酸化性、耐食性、耐熱衝撃
性に劣っていた。
【0081】
【発明の効果】本発明によって、耐熱衝撃性、熱間強
度、耐酸化性、耐食性が従来のフェノール樹脂またはフ
ェノール樹脂および金属を添加した炭素含有耐火物に対
して飛躍的に向上したので、炉体寿命の延長、炉材コス
ト削減が可能となった。
度、耐酸化性、耐食性が従来のフェノール樹脂またはフ
ェノール樹脂および金属を添加した炭素含有耐火物に対
して飛躍的に向上したので、炉体寿命の延長、炉材コス
ト削減が可能となった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B22D 41/02 A (72)発明者 中尾 淳 富津市新富20―1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素5〜30wt%およびマグネシア7
0〜95wt%からなる耐火原料100wt%に対し
て、2〜15wt%の改質ピッチを複素環式化合物に溶
解させた溶液を添加した後、混練、成形後、非酸化性雰
囲気中で500℃以上の温度で焼成してなることを特徴
とする炭素含有耐火物。 - 【請求項2】 炭素5〜30wt%およびマグネシア7
0〜95wt%からなる耐火原料100wt%に対し
て、2〜15wt%の改質ピッチを複素環式化合物に溶
解させた溶液と共に0.5〜3wt%のAl又はAl合
金を添加し、混練、成形後、非酸化性雰囲気中で500
℃以上の温度で焼成してなることを特徴とする炭素含有
耐火物。 - 【請求項3】 改質ピッチは、複素環式化合物に可溶
で、結晶質相又は結晶質相もしくは非晶質相からなる混
合相であり、かつ非酸化性雰囲気中で800℃で焼成を
行ったときに重量減少率が30%以下であることを特徴
とする請求項1又は2記載の炭素含有耐火物。 - 【請求項4】 複素環式化合物の添加量は、耐火原料の
嵩容積100vol%に対して、2〜10vol%であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の炭素含有耐火
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178554A JPH0782003A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 炭素含有耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178554A JPH0782003A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 炭素含有耐火物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782003A true JPH0782003A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16050519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178554A Withdrawn JPH0782003A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 炭素含有耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782003A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10520481B2 (en) | 2013-05-29 | 2019-12-31 | Rosemount Inc. | Hydrogen sulfide gas detector with humidity and temperature compensation |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5178554A patent/JPH0782003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10520481B2 (en) | 2013-05-29 | 2019-12-31 | Rosemount Inc. | Hydrogen sulfide gas detector with humidity and temperature compensation |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |