JPH0782143A - 安定な点眼剤 - Google Patents
安定な点眼剤Info
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- JPH0782143A JPH0782143A JP5184402A JP18440293A JPH0782143A JP H0782143 A JPH0782143 A JP H0782143A JP 5184402 A JP5184402 A JP 5184402A JP 18440293 A JP18440293 A JP 18440293A JP H0782143 A JPH0782143 A JP H0782143A
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- lysozyme
- vitamin
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 リゾチーム,ビタミンA類,非イオン界面活
性剤を図1に示した三角図表上の点A,B,C,D,E
及びFを結んでできる斜線領域の割合で配合し、かつp
Hを5〜8に調整した点眼剤。 【効果】 沈澱、分解を防止し、外観及び経時での安定
性に優れたリゾチームおよびビタミンA類配合水性点眼
剤を得ることができる。
性剤を図1に示した三角図表上の点A,B,C,D,E
及びFを結んでできる斜線領域の割合で配合し、かつp
Hを5〜8に調整した点眼剤。 【効果】 沈澱、分解を防止し、外観及び経時での安定
性に優れたリゾチームおよびビタミンA類配合水性点眼
剤を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リゾチーム,ビタミン
A類を配合した点眼剤に関し、さらに詳しくは、リゾチ
ーム,ビタミンA類及び非イオン界面活性剤の3者を特
定の割合で配合し、かつpHを特定範囲に調節すること
により、濁り,沈澱を生じることなく外観が安定で、か
つ両者ともに経時で分解せずに安定な点眼剤に関する。
A類を配合した点眼剤に関し、さらに詳しくは、リゾチ
ーム,ビタミンA類及び非イオン界面活性剤の3者を特
定の割合で配合し、かつpHを特定範囲に調節すること
により、濁り,沈澱を生じることなく外観が安定で、か
つ両者ともに経時で分解せずに安定な点眼剤に関する。
【0002】
【従来の技術】リゾチームは涙液に含有されるムコ多糖
加水分解酵素であり、ある種の細菌の細胞膜を加水分解
することにより、炎症を起こす細菌に対して殺菌(溶
菌)作用を示す。さらに、リゾチームは抗ウイルス作
用、抗感染作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、粘膜
組織修復作用、鎮痛作用などの幅広い薬理作用をも有す
るため、点眼剤に角結膜炎治療の目的等で繁用されてい
る。また、ビタミンA油、ビタミンA脂肪酸エステルな
ども含めてビタミンA類は、人間または動物の視覚、粘
膜などを正常に維持する機能を有し、その欠乏により夜
盲症、角結膜乾燥症などを引き起こすため、眼にとって
必須の脂溶性ビタミンである。一方、このように眼に有
用なリゾチーム,ビタミンA類の両者を同時に配合した
水性点眼剤を得ようとする場合、沈澱、特にリゾチー
ム由来の沈澱を生じる、両成分の経時での安定性が損
なわれる、などの製剤上の問題があった。すなわち、リ
ゾチームは、一般に水溶液中では極めて不安定で、例え
ば酸化等により生じた物質が沈澱となり、さらにこの現
象はビタミンA類などの脂溶性物質の共存、液性の
中性、アルカリ性領域への転移により顕著となることが
知られている。他方、ビタミンA類の経時での安定性
は、リゾチームが一般に外観上不安定である中性領域で
は比較的良好であるが、逆にリゾチームが外観上安定な
酸性領域では極めて悪いことが知られている。さらに、
ビタミンA類は脂溶性であるため、その水性点眼剤を得
るには非イオン界面活剤などの可溶化剤の添加が不可欠
である。上記可溶化剤の適量使用は、リゾチームの安定
化においてはリゾチーム由来の不溶性物質をも溶解せし
めるため有用であるが、可溶化剤を多量に用いると眼に
刺激をもたらすなどの問題を生じる。以上のごとく、リ
ゾチーム、ビタミンA類共存系では二律背反する現象が
存在するため、リゾチーム,ビタミンA類両者を、外観
安定性を損なうことなく同時に安定化することは極めて
困難であった。
加水分解酵素であり、ある種の細菌の細胞膜を加水分解
することにより、炎症を起こす細菌に対して殺菌(溶
菌)作用を示す。さらに、リゾチームは抗ウイルス作
用、抗感染作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、粘膜
組織修復作用、鎮痛作用などの幅広い薬理作用をも有す
るため、点眼剤に角結膜炎治療の目的等で繁用されてい
る。また、ビタミンA油、ビタミンA脂肪酸エステルな
ども含めてビタミンA類は、人間または動物の視覚、粘
膜などを正常に維持する機能を有し、その欠乏により夜
盲症、角結膜乾燥症などを引き起こすため、眼にとって
必須の脂溶性ビタミンである。一方、このように眼に有
用なリゾチーム,ビタミンA類の両者を同時に配合した
水性点眼剤を得ようとする場合、沈澱、特にリゾチー
ム由来の沈澱を生じる、両成分の経時での安定性が損
なわれる、などの製剤上の問題があった。すなわち、リ
ゾチームは、一般に水溶液中では極めて不安定で、例え
ば酸化等により生じた物質が沈澱となり、さらにこの現
象はビタミンA類などの脂溶性物質の共存、液性の
中性、アルカリ性領域への転移により顕著となることが
知られている。他方、ビタミンA類の経時での安定性
は、リゾチームが一般に外観上不安定である中性領域で
は比較的良好であるが、逆にリゾチームが外観上安定な
酸性領域では極めて悪いことが知られている。さらに、
ビタミンA類は脂溶性であるため、その水性点眼剤を得
るには非イオン界面活剤などの可溶化剤の添加が不可欠
である。上記可溶化剤の適量使用は、リゾチームの安定
化においてはリゾチーム由来の不溶性物質をも溶解せし
めるため有用であるが、可溶化剤を多量に用いると眼に
刺激をもたらすなどの問題を生じる。以上のごとく、リ
ゾチーム、ビタミンA類共存系では二律背反する現象が
存在するため、リゾチーム,ビタミンA類両者を、外観
安定性を損なうことなく同時に安定化することは極めて
困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、リゾチー
ム,ビタミンA類を同時に配合した点眼剤において、外
観安定性を損なうことなく、しかも両者の経時での安定
性をも向上した水性点眼剤を提供することを目的とす
る。
ム,ビタミンA類を同時に配合した点眼剤において、外
観安定性を損なうことなく、しかも両者の経時での安定
性をも向上した水性点眼剤を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、リゾチー
ム,ビタミンA類配合点眼剤において、その外観及び経
時での安定性向上を目的として鋭意研究を行なった結
果、リゾチーム、ビタミンA類および可溶化剤である非
イオン界面活性剤を特定の割合で配合し、さらにpHを
特定範囲に調節することにより、外観安定性が極めて高
く、かつ両成分の経時での安定性が良好な点眼剤が得ら
れることを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明の点眼剤は、リゾチーム,ビタミンA類,非イオン
界面活性剤を図1に示した三角図表上の点A,B,C,
D,E及びFを結んでできる斜線領域の割合で配合し、
かつpHを5〜8に調整したことを特徴とする。さら
に、より好ましい効果が得られる範囲は、同三角図表上
の点A′,B′,C′,D′,E′及びF′を結んででき
る二重網目領域で表わした特定の範囲である。
ム,ビタミンA類配合点眼剤において、その外観及び経
時での安定性向上を目的として鋭意研究を行なった結
果、リゾチーム、ビタミンA類および可溶化剤である非
イオン界面活性剤を特定の割合で配合し、さらにpHを
特定範囲に調節することにより、外観安定性が極めて高
く、かつ両成分の経時での安定性が良好な点眼剤が得ら
れることを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明の点眼剤は、リゾチーム,ビタミンA類,非イオン
界面活性剤を図1に示した三角図表上の点A,B,C,
D,E及びFを結んでできる斜線領域の割合で配合し、
かつpHを5〜8に調整したことを特徴とする。さら
に、より好ましい効果が得られる範囲は、同三角図表上
の点A′,B′,C′,D′,E′及びF′を結んででき
る二重網目領域で表わした特定の範囲である。
【0005】
【発明の実施態様】本発明の第一の必須成分であるリゾ
チームとは、リゾチームまたはその塩を意味する。リゾ
チームの由来は、卵白、ヒト等何でもよく、特に限定さ
れないが、通常、鶏卵の卵白から常法により抽出・精製
されたものが多く用いられている。リゾチームとしては
例えば塩化リゾチームを挙げることができ、具体的には
エーザイ株式会社製塩化リゾチームがある。リゾチーム
は、通常点眼剤組成物中に0.01〜5重量%配合する
ことができ、好ましくは0.05〜1重量%の範囲であ
る。
チームとは、リゾチームまたはその塩を意味する。リゾ
チームの由来は、卵白、ヒト等何でもよく、特に限定さ
れないが、通常、鶏卵の卵白から常法により抽出・精製
されたものが多く用いられている。リゾチームとしては
例えば塩化リゾチームを挙げることができ、具体的には
エーザイ株式会社製塩化リゾチームがある。リゾチーム
は、通常点眼剤組成物中に0.01〜5重量%配合する
ことができ、好ましくは0.05〜1重量%の範囲であ
る。
【0006】本発明の第二の必須成分であるビタミンA
類とは、ビタミンAそれ自体の他に、ビタミンA油等の
ビタミンA含有混合物、ビタミンA脂肪酸エステル等の
ビタミンA誘導体なども含まれる。具体的には、日本ロ
シュ株式会社製パルミチン酸レチノール170万国際単
位(I.U.)が挙げられる。ビタミンA類は、通常点
眼剤組成物中に0.003〜0.1重量%配合すること
ができ、好ましくは0.01〜0.05重量%の範囲で
ある。
類とは、ビタミンAそれ自体の他に、ビタミンA油等の
ビタミンA含有混合物、ビタミンA脂肪酸エステル等の
ビタミンA誘導体なども含まれる。具体的には、日本ロ
シュ株式会社製パルミチン酸レチノール170万国際単
位(I.U.)が挙げられる。ビタミンA類は、通常点
眼剤組成物中に0.003〜0.1重量%配合すること
ができ、好ましくは0.01〜0.05重量%の範囲で
ある。
【0007】本発明の第三の必須成分である非イオン界
面活性剤としては、水溶性のポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油等の高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン高級脂肪酸エステル等が挙げられ、例えば、ポ
リオキシエチレン(p=60)硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレン(p=20)ソルビタンモノオレエートがあ
る。なお、pはエチレンオキシドの平均付加モル数を示
す。
面活性剤としては、水溶性のポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油等の高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン高級脂肪酸エステル等が挙げられ、例えば、ポ
リオキシエチレン(p=60)硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレン(p=20)ソルビタンモノオレエートがあ
る。なお、pはエチレンオキシドの平均付加モル数を示
す。
【0008】具体的には日光ケミカルズ株式会社製ニッ
コールHCO−40,HCO−50,HCO−60,T
O−10等がある。非イオン界面活性剤は、通常点眼剤
組成物中に0.01〜1.0重量%配合することがで
き、好ましくは0.05〜0.2重量%の範囲である。
コールHCO−40,HCO−50,HCO−60,T
O−10等がある。非イオン界面活性剤は、通常点眼剤
組成物中に0.01〜1.0重量%配合することがで
き、好ましくは0.05〜0.2重量%の範囲である。
【0009】本発明のリゾチーム及びビタミンA類配合
点眼剤のpHは、5〜8の範囲に調節するが、より好ま
しくは5.5〜7.5である。点眼剤のpHが上記5〜
8の範囲を外れるとリゾチーム、ビタミンA類の各々、
若しくはその両者の安定性が著しく低下する。
点眼剤のpHは、5〜8の範囲に調節するが、より好ま
しくは5.5〜7.5である。点眼剤のpHが上記5〜
8の範囲を外れるとリゾチーム、ビタミンA類の各々、
若しくはその両者の安定性が著しく低下する。
【0010】必須成分は、図1に示した三角図表で点
A,B,C,D,E及びFで囲まれる斜線領域内の比率
で配合されることが必要であり、好ましくは点A′,
B′,C′,D′,E′及びF′で囲まれる二重斜線領
域内の比率で配合される。図1の三角図表では、頂点が
各成分の100%位置を示し、各点の座標は、(ビタミ
ンA類、リゾチーム、非イオン界面活性剤)で表わして
以下の通りである。 点A (20.0 40.0 40.0) 点B (7.7 76.9 15.4) 点C (0.8 82.7 16.5) 点D (0.7 66.2 33.1) 点E (1.4 28.2 70.4) 点F (12.5 25.0 62.5) 点A′(10.3 64.1 25.6) 点B′(6.3 78.1 15.6) 点C′(1.6 82.0 16.4) 点D′(1.4 70.4 28.2) 点E′(2.2 54.3 43.5) 点F′(8.2 51.0 40.8)
A,B,C,D,E及びFで囲まれる斜線領域内の比率
で配合されることが必要であり、好ましくは点A′,
B′,C′,D′,E′及びF′で囲まれる二重斜線領
域内の比率で配合される。図1の三角図表では、頂点が
各成分の100%位置を示し、各点の座標は、(ビタミ
ンA類、リゾチーム、非イオン界面活性剤)で表わして
以下の通りである。 点A (20.0 40.0 40.0) 点B (7.7 76.9 15.4) 点C (0.8 82.7 16.5) 点D (0.7 66.2 33.1) 点E (1.4 28.2 70.4) 点F (12.5 25.0 62.5) 点A′(10.3 64.1 25.6) 点B′(6.3 78.1 15.6) 点C′(1.6 82.0 16.4) 点D′(1.4 70.4 28.2) 点E′(2.2 54.3 43.5) 点F′(8.2 51.0 40.8)
【0011】また、本発明のビタミンA類可溶化点眼剤
には必要に応じて、他のビタミン類、イプシロンーアミ
ノカプロン酸、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ナ
ファゾリン、アスパラギン酸カリウム、硫酸亜鉛、スル
ファメトキサゾール、アラントインなどの薬剤;塩化ベ
ンザルコニウム、クロロブタノール、パラオキシ安息香
酸エステル類などの防腐剤;塩化カリウム、塩化ナトリ
ウム、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリンなどの等張化剤;ホウ酸、氷酢酸などの
緩衝剤;マンニトールなどの糖類;l−メントールなど
の香料;塩酸、水酸化ナトリウムなどのpH調整剤など
の香料等を配合することができる。
には必要に応じて、他のビタミン類、イプシロンーアミ
ノカプロン酸、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ナ
ファゾリン、アスパラギン酸カリウム、硫酸亜鉛、スル
ファメトキサゾール、アラントインなどの薬剤;塩化ベ
ンザルコニウム、クロロブタノール、パラオキシ安息香
酸エステル類などの防腐剤;塩化カリウム、塩化ナトリ
ウム、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリンなどの等張化剤;ホウ酸、氷酢酸などの
緩衝剤;マンニトールなどの糖類;l−メントールなど
の香料;塩酸、水酸化ナトリウムなどのpH調整剤など
の香料等を配合することができる。
【0012】本発明の点眼剤の調製方法は特に問わない
が、例えば、ビタミンAアセテートなどのビタミンA類
を、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等の非イオン
界面活性剤により水に溶解する。その後、塩化リゾチー
ム等のリゾチームを加え、必要に応じてイプシロン−ア
ミノカプロン酸等の薬剤、ホウ酸などの緩衝剤、さらに
希釈酸などのpH調整剤を加えてpHを5〜8に調整す
ることにより、外観が安定でかつ経時での安定性が良好
なリゾチーム及びビタミンA類配合点眼剤を得ることが
できる。
が、例えば、ビタミンAアセテートなどのビタミンA類
を、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等の非イオン
界面活性剤により水に溶解する。その後、塩化リゾチー
ム等のリゾチームを加え、必要に応じてイプシロン−ア
ミノカプロン酸等の薬剤、ホウ酸などの緩衝剤、さらに
希釈酸などのpH調整剤を加えてpHを5〜8に調整す
ることにより、外観が安定でかつ経時での安定性が良好
なリゾチーム及びビタミンA類配合点眼剤を得ることが
できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、リゾチーム,ビタミン
A類および非イオン界面活性剤の3者を特定の割合で配
合し、pHを5〜8に調節することにより、従来の技術
では沈澱、分解が生じ、また経時での安定性が不良とさ
れていたリゾチーム,ビタミンA類配合点眼剤におい
て、外観及び経時での安定性に優れた水性点眼剤を得る
ことができる。
A類および非イオン界面活性剤の3者を特定の割合で配
合し、pHを5〜8に調節することにより、従来の技術
では沈澱、分解が生じ、また経時での安定性が不良とさ
れていたリゾチーム,ビタミンA類配合点眼剤におい
て、外観及び経時での安定性に優れた水性点眼剤を得る
ことができる。
【0014】
実施例1〜7及び比較例1〜5 表1〜3に示す処方の点眼剤を調製し、容器に充填し、
60℃に2週間保存した後、外観の安定性及び塩化リゾ
チーム,ビタミンAパルミテートの残存率を調べ、同表
に結果を示した。なお、点眼剤のpHは、必要に応じて
水酸化ナトリウムまたは希塩酸で調節した。外観安定性
は、目視により以下の基準で評価した。 ○:澄明 ×:白濁または沈澱 点眼剤中のビタミンAパルミテートの含量は、高速液体
クロマトグラフ法を、塩化リゾチームの含量は、局外規
・塩化リゾチーム定量法によりそれぞれ測定し、以下の
数1および数2に示した式を用いて残存率を算出した。
60℃に2週間保存した後、外観の安定性及び塩化リゾ
チーム,ビタミンAパルミテートの残存率を調べ、同表
に結果を示した。なお、点眼剤のpHは、必要に応じて
水酸化ナトリウムまたは希塩酸で調節した。外観安定性
は、目視により以下の基準で評価した。 ○:澄明 ×:白濁または沈澱 点眼剤中のビタミンAパルミテートの含量は、高速液体
クロマトグラフ法を、塩化リゾチームの含量は、局外規
・塩化リゾチーム定量法によりそれぞれ測定し、以下の
数1および数2に示した式を用いて残存率を算出した。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】
【表1】 実施例 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例 1 2 1 2 3 4 配合量(g/100ml): 塩化リゾチーム 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ビタミンAパルミテート 0.005 0.015 0.015 0.015 0.005 0.005 (170万I.U.) TO−10*1 0.1 0.1 − 0.7 0.1 0.1 プロピレングリコール 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 10%塩化ベンザル 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 コニウム液 塩化ナトリウム 0.6 0.6 0.6 0.6 0.6 0.6 希塩酸 − − − − − 適量 水酸化ナトリウム − − − − 適量 − 蒸留水 適量 適量 適量 適量 適量 適量 pH 6.5 6.5 6.5 6.5 9.0 4.0 三角図表の座標位置: リゾチーム 65.6 63.5 93.0 21.9 65.6 65.6 ビタミンA類 1.6 4.8 7.0 1.6 1.6 1.6 非イオン界面活性剤 32.8 31.7 0 76.5 32.8 32.8 評価結果: 外観安定性 ○ ○ × ○ × ○ 塩化リゾチーム残存率(%) 100 101 89 98 90 100 ビタミンAパルミテート 80 82 17 60 61 36 残存率(%) *1)TO−10:ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート
【0018】
【表2】 実施例 実施例 実施例 比較例 実施例 実施例 3 4 5 5 6 7 配合量(g/100ml): 塩化リゾチーム 0.5 0.5 0.3 2.0 0.5 0.5 ビタミンAパルミテート 0.04 0.04 0.03 0.03 0.04 0.005 (170万I.U.) 塩酸テトラヒドロゾリン 0.05 0.05 0.05 0.05 − − 塩酸ナファゾリン − − − − − 0.003 メチル硫酸ネオスチグミン − 0.003 − − − 0.003 マレイン酸クロル 0.03 0.03 0.03 0.03 0.03 − フェニラミン アラントイン − 0.1 0.1 0.1 − − イプシロン− 1.0 − − − 0.5 − アミノカプロン酸 塩酸ピリドキシン − 0.1 − − 0.1 0.1 パンテノール − − 0.02 0.02 − 0.02 アミノエチルスルホン酸 1.0 − − − 1.0 − L-アスパラギン酸カリウム − 1.0 1.0 1.0 0.5 − TO−10*1 − − 0.2 0.2 0.2 0.2 HCO−60*2 0.1 0.2 − − − − エチレンジアミン四酢酸 0.005 0.005 0.005 0.005 0.005 0.005 二ナトリウム ホウ酸 − 0.81 − − − − ホウ砂 − 0.08 − − − − *1)TO−10:ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート *2)HCO−60:ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油
【0019】
【表3】 実施例 実施例 実施例 比較例 実施例 実施例 3 4 5 5 6 7 配合量(g/100ml): リン酸二水素ナトリウム − − 0.22 0.22 − 0.22 リン酸水素二ナトリウム − − 1.2 1.2 − 1.2 プロピレングリコール 0.5 0.5 0.5 0.5 − 0.5 l−メントール 0.005 0.005 0.005 0.005 − 0.005 10%塩化ベンザル 0.05 0.05 − − 0.05 0.025 コニウム液 メチルパラベン − − 0.1 0.1 − 0.1 プロピルパラペン − − 0.01 0.01 − 0.01 希塩酸 適量 − − − − 適量 水酸化ナトリウム − − 適量 適量 適量 − 蒸留水 適量 適量 適量 適量 適量 適量 pH 6.5 6.5 6.5 6.5 7.5 5.5 三角図表の座標位置: リゾチーム 78.1 67.6 56.6 89.7 67.6 70.9 ビタミンA類 6.3 5.4 5.7 1.3 5.4 0.71 非イオン界面活性剤 15.6 27.0 37.7 9.0 27.0 28.4 評価結果: 外観安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 塩化リゾチーム残存率(%) 103 100 100 97 100 105 ビタミンAパルミテート 81 85 81 56 86 85 残存率(%)
【図1】リゾチーム,ビタミンA類及び非イオン界面活
性剤の配合比率を示す三角図表である。(リゾチーム、
ビタミンA類、非イオン界面活性剤)の比率を表わす各
点の座標は以下の通りである。 点A (20.0 40.0 40.0) 点B (7.7 76.9 15.4) 点C (0.8 82.7 16.5) 点D (0.7 66.2 33.1) 点E (1.4 28.2 70.4) 点F (12.5 25.0 62.5) 点A′(10.3 64.1 25.6) 点B′(6.3 78.1 15.6) 点C′(1.6 82.0 16.4) 点D′(1.4 70.4 28.2) 点E′(2.2 54.3 43.5) 点F′(8.2 51.0 40.8)
性剤の配合比率を示す三角図表である。(リゾチーム、
ビタミンA類、非イオン界面活性剤)の比率を表わす各
点の座標は以下の通りである。 点A (20.0 40.0 40.0) 点B (7.7 76.9 15.4) 点C (0.8 82.7 16.5) 点D (0.7 66.2 33.1) 点E (1.4 28.2 70.4) 点F (12.5 25.0 62.5) 点A′(10.3 64.1 25.6) 点B′(6.3 78.1 15.6) 点C′(1.6 82.0 16.4) 点D′(1.4 70.4 28.2) 点E′(2.2 54.3 43.5) 点F′(8.2 51.0 40.8)
Claims (1)
- 【請求項1】 リゾチーム,ビタミンA類,非イオン界
面活性剤を図1に示した三角図表上の点A,B,C,
D,E及びFを結んでできる斜線領域の割合で配合し、
かつpHを5〜8に調整したことを特徴とする点眼剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5184402A JPH0782143A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 安定な点眼剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5184402A JPH0782143A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 安定な点眼剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782143A true JPH0782143A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16152545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5184402A Pending JPH0782143A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 安定な点眼剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782143A (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5184402A patent/JPH0782143A/ja active Pending
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