JPH0782944B2 - ギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトル - Google Patents
ギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトルInfo
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- JPH0782944B2 JPH0782944B2 JP62203013A JP20301387A JPH0782944B2 JP H0782944 B2 JPH0782944 B2 JP H0782944B2 JP 62203013 A JP62203013 A JP 62203013A JP 20301387 A JP20301387 A JP 20301387A JP H0782944 B2 JPH0782944 B2 JP H0782944B2
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- winding
- gap
- magnetic flux
- gear
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高電圧の電力系統における進相電流を補償す
るギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトルに関する。
るギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトルに関する。
最近、電力系統の高電圧大容量化ならびに地中ケーブル
化に伴つて、220〜500KVの高電圧、大容量のギヤツプ付
鉄心形高電圧リアクトル(以下、単にリアクトルとい
う。)が多用されるようになつた。このようなリアクト
ルを図により説明する。
化に伴つて、220〜500KVの高電圧、大容量のギヤツプ付
鉄心形高電圧リアクトル(以下、単にリアクトルとい
う。)が多用されるようになつた。このようなリアクト
ルを図により説明する。
第2図(a)は従来のリアクトルの縦断面図である。図
で、1はヨークであり、このヨーク1における上側ヨー
ク1aおよび下側ヨーク1bが示されている。2は上側ヨー
ク1aと下側ヨーク1bとの間に設けられた主脚鉄心であ
り、この主脚鉄心2は多数のブロツク鉄心21および各ブ
ロツク鉄心21間に形成されるギヤツプ22より成る。各ギ
ヤツプ22の間隔はほぼ等しい。3は主脚鉄心2に同心状
に巻回された巻線である。巻線3は高さ方向における中
間点から高電圧端子31を、又、下ヨーク1b側から中性点
端子32をそれぞれ引出して上下並列巻線を構成してい
る。4は高電圧端子31側に配置された電界調整用絶縁物
を示す。5は主脚鉄心2の締付金具、6は上下締付ロツ
ドである。
で、1はヨークであり、このヨーク1における上側ヨー
ク1aおよび下側ヨーク1bが示されている。2は上側ヨー
ク1aと下側ヨーク1bとの間に設けられた主脚鉄心であ
り、この主脚鉄心2は多数のブロツク鉄心21および各ブ
ロツク鉄心21間に形成されるギヤツプ22より成る。各ギ
ヤツプ22の間隔はほぼ等しい。3は主脚鉄心2に同心状
に巻回された巻線である。巻線3は高さ方向における中
間点から高電圧端子31を、又、下ヨーク1b側から中性点
端子32をそれぞれ引出して上下並列巻線を構成してい
る。4は高電圧端子31側に配置された電界調整用絶縁物
を示す。5は主脚鉄心2の締付金具、6は上下締付ロツ
ドである。
第2図(b),(c)はそれぞれ第2図(a)に一点鎖
線IIb,IIcで示す部分の巻線の拡大断面図である。各図
で、33は線路電流の1/2を担当するのに充分な断面積を
有する電線、34は電線33に施された絶縁被覆である。絶
縁被覆34の厚さは、中性点端子32に接続される側の絶縁
被覆の厚さt1より高電圧端子31に接続される側の絶縁被
覆の厚さt2の方が厚くされる。このような絶縁被覆34お
よび前記高電圧端子31側に配置された電界調整用絶縁物
4により段絶縁が構成されている。
線IIb,IIcで示す部分の巻線の拡大断面図である。各図
で、33は線路電流の1/2を担当するのに充分な断面積を
有する電線、34は電線33に施された絶縁被覆である。絶
縁被覆34の厚さは、中性点端子32に接続される側の絶縁
被覆の厚さt1より高電圧端子31に接続される側の絶縁被
覆の厚さt2の方が厚くされる。このような絶縁被覆34お
よび前記高電圧端子31側に配置された電界調整用絶縁物
4により段絶縁が構成されている。
第2図(d)は第2図(a)に示す主脚鉄心の各ギヤツ
プの平均磁束密度の分布図である。図で、横軸には平均
磁束密度がとつてあり、又、縦軸には各ギヤツプの位置
が第2図(a)に示す位置と対応させてとつてある。上
下並列巻線においては、その巻線構成上、高電圧端子31
を中心としてその上下方向におけるギヤツプの平均磁束
密度は対称に分布している。しかし、第2図(d)にみ
られるように、各ギヤツプの平均磁束密度には差が存在
する。そして、この平均磁束密度の差により各ブロツク
鉄心21間に上下方向の磁気吸引力が生じ、振動が発生す
るが、この振動は上下締付ロツド6で締付金具5を締付
けることにより低減させることができる。
プの平均磁束密度の分布図である。図で、横軸には平均
磁束密度がとつてあり、又、縦軸には各ギヤツプの位置
が第2図(a)に示す位置と対応させてとつてある。上
下並列巻線においては、その巻線構成上、高電圧端子31
を中心としてその上下方向におけるギヤツプの平均磁束
密度は対称に分布している。しかし、第2図(d)にみ
られるように、各ギヤツプの平均磁束密度には差が存在
する。そして、この平均磁束密度の差により各ブロツク
鉄心21間に上下方向の磁気吸引力が生じ、振動が発生す
るが、この振動は上下締付ロツド6で締付金具5を締付
けることにより低減させることができる。
なお、ブロツク鉄心21のすべてのギヤツプ22の平均磁束
密度が等しくなるように各ギヤツプ22の間隔を調整する
手段が特公昭61−22848号公報により提示されており、
この手段を用いれば上記振動をほとんど無くすことがで
きる。
密度が等しくなるように各ギヤツプ22の間隔を調整する
手段が特公昭61−22848号公報により提示されており、
この手段を用いれば上記振動をほとんど無くすことがで
きる。
このような従来の上下並列巻線採用のリアクトルにおい
ては、高電圧端子31側の巻線と中性点端子32に接続され
る側の巻線との間のクリープ距離Lを確保するため、巻
線3の高さLHが著るしく高くなり、又、巻線幅Wも極め
て大きくなるという欠点を有していた。このような欠点
は、段絶縁巻通し巻線を採用することにより解消され
る。
ては、高電圧端子31側の巻線と中性点端子32に接続され
る側の巻線との間のクリープ距離Lを確保するため、巻
線3の高さLHが著るしく高くなり、又、巻線幅Wも極め
て大きくなるという欠点を有していた。このような欠点
は、段絶縁巻通し巻線を採用することにより解消され
る。
第3図(a)は段絶縁巻通し巻線を採用したリアクトル
の縦断面図である。図で、第2図(a)に示す部分と同
一部分には同一符号が付してある。8は主脚鉄心2に同
心状に巻回された巻線である。巻線8は高さ方向におけ
る上端部分から高電圧端子81を、又、下端部分から中性
点端子82をそれぞれ引出して巻通し巻線を構成してい
る。9は高電圧端子81側に配置された電界調整用絶縁物
である。
の縦断面図である。図で、第2図(a)に示す部分と同
一部分には同一符号が付してある。8は主脚鉄心2に同
心状に巻回された巻線である。巻線8は高さ方向におけ
る上端部分から高電圧端子81を、又、下端部分から中性
点端子82をそれぞれ引出して巻通し巻線を構成してい
る。9は高電圧端子81側に配置された電界調整用絶縁物
である。
第3図(b)、(c)はそれぞれ第3図(a)に一点鎖
線IIIb、IIIcで示す巻線の拡大断面図である。各図で、
83は線路電流を流すのに充分な断面積を有する電線、84
は電線83に施された絶縁被覆である。絶縁被覆84の厚さ
は、高電圧端子81側の絶縁被覆84の厚さt2の方が中性点
端子82側の絶縁被覆84の厚さt1より厚くされる。このよ
うな絶縁被覆84および前記電界調整用絶縁物9により段
絶縁が構成されている。
線IIIb、IIIcで示す巻線の拡大断面図である。各図で、
83は線路電流を流すのに充分な断面積を有する電線、84
は電線83に施された絶縁被覆である。絶縁被覆84の厚さ
は、高電圧端子81側の絶縁被覆84の厚さt2の方が中性点
端子82側の絶縁被覆84の厚さt1より厚くされる。このよ
うな絶縁被覆84および前記電界調整用絶縁物9により段
絶縁が構成されている。
このような巻通し巻線8の採用により、巻線8の高さ
LH′は、第2図(a)に示す巻線のクリープ距離Lとほ
ぼ等しい高さ(上下並列巻線の高さLHのほぼ1/2の高
さ)まで低減することができる。又、電線83の断面積は
上下並列巻線の電線33のほぼ2倍の断面積となるが、巻
線に占める絶縁被覆84の量が1/2になり、巻線幅W′は
上下並列巻線の場合の巻線幅Wに比べ著るしく小さくす
ることができる。そして、以上の結果、巻線8の体積は
上下並列巻線3の体積に比べ、30〜40%低減することが
できる。
LH′は、第2図(a)に示す巻線のクリープ距離Lとほ
ぼ等しい高さ(上下並列巻線の高さLHのほぼ1/2の高
さ)まで低減することができる。又、電線83の断面積は
上下並列巻線の電線33のほぼ2倍の断面積となるが、巻
線に占める絶縁被覆84の量が1/2になり、巻線幅W′は
上下並列巻線の場合の巻線幅Wに比べ著るしく小さくす
ることができる。そして、以上の結果、巻線8の体積は
上下並列巻線3の体積に比べ、30〜40%低減することが
できる。
上記巻通し巻線を採用したリアクトルの場合、その主脚
鉄心における各ギヤツプの磁束密度分布は第3図(d)
に示すようになる。第3図(d)で、横軸には平均磁束
密度がとつてあり、又、縦軸には各ギヤツプの位置が第
3図(a)に示す位置に対応させてとつてある。このよ
うな磁束密度分布により、巻通し巻線を採用したリアク
トルにおいては次のような問題点が生じる。
鉄心における各ギヤツプの磁束密度分布は第3図(d)
に示すようになる。第3図(d)で、横軸には平均磁束
密度がとつてあり、又、縦軸には各ギヤツプの位置が第
3図(a)に示す位置に対応させてとつてある。このよ
うな磁束密度分布により、巻通し巻線を採用したリアク
トルにおいては次のような問題点が生じる。
即ち、前述のように各ギヤツプ22の磁束密度に差がある
と、各ブロツク鉄心21間に磁気吸引力が生じ、主脚鉄心
2に振動が発生する。ここで、この振動について考察す
ると、ヨーク1の磁気歪は小さいので、主脚鉄心2を中
心とする左右のヨーク1において左右非対称モードの振
動はほんど発生せず、発生する振動は上下非対称・左右
対称モードとなる。即ち、巻通し巻線8では、一般的
に、高電圧端子81側が上ヨーク1aからの絶縁距離L2(下
ヨーク1bと中性点端子82との間の絶縁距離L1より大き
い)を必要とすること、この部分の電線の被覆が厚いこ
と、および電界調整用絶縁物9が存在することより、ア
ンペアターン密度が小さくなり、各ギヤツプ22における
フリンジングが大きくなつている。このため、高電圧端
子81側のギヤツプの平均磁束密度は第3図(d)に示す
ように、中性点端子82側のギヤツプの平均磁束密度より
小さくなる。そして、このような平均磁束密度分布によ
り前記上下非対称・左右対称モードの振動が発生する。
と、各ブロツク鉄心21間に磁気吸引力が生じ、主脚鉄心
2に振動が発生する。ここで、この振動について考察す
ると、ヨーク1の磁気歪は小さいので、主脚鉄心2を中
心とする左右のヨーク1において左右非対称モードの振
動はほんど発生せず、発生する振動は上下非対称・左右
対称モードとなる。即ち、巻通し巻線8では、一般的
に、高電圧端子81側が上ヨーク1aからの絶縁距離L2(下
ヨーク1bと中性点端子82との間の絶縁距離L1より大き
い)を必要とすること、この部分の電線の被覆が厚いこ
と、および電界調整用絶縁物9が存在することより、ア
ンペアターン密度が小さくなり、各ギヤツプ22における
フリンジングが大きくなつている。このため、高電圧端
子81側のギヤツプの平均磁束密度は第3図(d)に示す
ように、中性点端子82側のギヤツプの平均磁束密度より
小さくなる。そして、このような平均磁束密度分布によ
り前記上下非対称・左右対称モードの振動が発生する。
この振動を具体的に第4図に示す線図により説明する。
第4図で、上下の横線は上ヨーク1aと下ヨーク1bを、左
右の縦線はヨーク1の両側のサイドヨーク1c、1dを、
又、中央の縦線は主脚鉄心2をそれぞれ示している。リ
アクトルの作動中、このリアクトルは第4図に破線で跨
張して示されるような変形を生じさせる振動(このよう
な振動はラーメン振動といわれる)を発生する。この振
動は全体構造を上下方向に振動させる加振力により発生
するものであり、全体が上下方向に振動するため、締付
金具5および上下締付ロツド6による締付けは上記振動
に対しては全く効力がない。
第4図で、上下の横線は上ヨーク1aと下ヨーク1bを、左
右の縦線はヨーク1の両側のサイドヨーク1c、1dを、
又、中央の縦線は主脚鉄心2をそれぞれ示している。リ
アクトルの作動中、このリアクトルは第4図に破線で跨
張して示されるような変形を生じさせる振動(このよう
な振動はラーメン振動といわれる)を発生する。この振
動は全体構造を上下方向に振動させる加振力により発生
するものであり、全体が上下方向に振動するため、締付
金具5および上下締付ロツド6による締付けは上記振動
に対しては全く効力がない。
このような振動の発生を防止するためには、さきに述べ
た特公昭61−22848号公報に記載された手段の適用が考
慮される。しかしながら、この手段は、隣接するギヤツ
プの磁束密度を順次測定し、それらの磁束密度が同一と
なるように各ギヤツプの間隔を調整してゆかねばなら
ず、全部のギヤツプの調整には多くの時間と人手を要
し、極めて面倒な作業となる。特に、中性点端子82側に
おけるギヤツプ間隔の調整は、これらギヤツプが主脚鉄
心2の下部に存在するため、上部のギヤツプの間隔調整
に比べてその困難さは著るしく増大する。結局、上記公
報に記載された手段は、実際には適用困難である。そし
て、この手段を採用しなければ上記振動を避けることは
できず、これを免れるためには巻線を上下並列巻線とし
て全体が大形化する不利を受容せざるを得なくなる。
た特公昭61−22848号公報に記載された手段の適用が考
慮される。しかしながら、この手段は、隣接するギヤツ
プの磁束密度を順次測定し、それらの磁束密度が同一と
なるように各ギヤツプの間隔を調整してゆかねばなら
ず、全部のギヤツプの調整には多くの時間と人手を要
し、極めて面倒な作業となる。特に、中性点端子82側に
おけるギヤツプ間隔の調整は、これらギヤツプが主脚鉄
心2の下部に存在するため、上部のギヤツプの間隔調整
に比べてその困難さは著るしく増大する。結局、上記公
報に記載された手段は、実際には適用困難である。そし
て、この手段を採用しなければ上記振動を避けることは
できず、これを免れるためには巻線を上下並列巻線とし
て全体が大形化する不利を受容せざるを得なくなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は、上記従来技術の問題点を解決し、全体構造
を小形に構造することができ、しかも上下非対称・左右
対称モードの振動を容易に低減することができるギヤツ
プ付鉄心形高圧リアクトルを提供するにある。
その目的は、上記従来技術の問題点を解決し、全体構造
を小形に構造することができ、しかも上下非対称・左右
対称モードの振動を容易に低減することができるギヤツ
プ付鉄心形高圧リアクトルを提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、所定数のブロッ
クコアを互いにギャップを介在して積重ねて構成された
主脚鉄心と、この主脚鉄心の外周に同心状に配置された
段絶縁の巻き通し巻線とを備えたギャップ付鉄心形高電
圧リアクトルにおいて、前記主脚鉄心における高さ方向
のほぼ中央から下部の前記各ブロックコアのギャップの
間隔を任意の間隔に配置し、前記中央から上部の各ブロ
ックコアのギャップの間隔を、それら各ギャップの磁束
密度分布が前記下部の各ギャップの磁束密度分布と対称
になるように調整配置したことを特徴とする。
クコアを互いにギャップを介在して積重ねて構成された
主脚鉄心と、この主脚鉄心の外周に同心状に配置された
段絶縁の巻き通し巻線とを備えたギャップ付鉄心形高電
圧リアクトルにおいて、前記主脚鉄心における高さ方向
のほぼ中央から下部の前記各ブロックコアのギャップの
間隔を任意の間隔に配置し、前記中央から上部の各ブロ
ックコアのギャップの間隔を、それら各ギャップの磁束
密度分布が前記下部の各ギャップの磁束密度分布と対称
になるように調整配置したことを特徴とする。
主脚鉄心のほぼ中央から下部の各ブロツクコアは適宜の
ギヤツプ間隔を有して配置されている。これに対して、
前記ほぼ中央から上部の各ブロツクコアは、それらのギ
ヤツプの磁束密度分布が下部ギヤツプの磁束密度分布と
対称な磁束密度分布となるように上部のギヤツプ間隔を
調整して配置される。このように、磁束密度分布を対称
とすることにより、ラーメン振動は大幅に低減され、巻
通し巻線の採用が可能となる。
ギヤツプ間隔を有して配置されている。これに対して、
前記ほぼ中央から上部の各ブロツクコアは、それらのギ
ヤツプの磁束密度分布が下部ギヤツプの磁束密度分布と
対称な磁束密度分布となるように上部のギヤツプ間隔を
調整して配置される。このように、磁束密度分布を対称
とすることにより、ラーメン振動は大幅に低減され、巻
通し巻線の採用が可能となる。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図(a)は本発明の実施例に係るリアクトルの縦断
面図である。図で、第3図(a)に示す部分と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。本実施例の巻線
8には第3図(a)に示す巻線と同じく段絶縁巻通し巻
線が採用されている。11は主脚鉄心であり、第3図
(a)に示す主脚鉄心2と構成を異にする。一点鎖線C
は主脚鉄心11のほぼ中央部を示す。11Uは中央部Cから
上部の主脚鉄心を構成する各ブロツク鉄心、11GUはそれ
らのギヤツプを示し、又、11Dは中央部Cから下部の主
脚鉄心を構成する各ブロツク鉄心、11GDはそれらのギヤ
ツプを示す。
面図である。図で、第3図(a)に示す部分と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。本実施例の巻線
8には第3図(a)に示す巻線と同じく段絶縁巻通し巻
線が採用されている。11は主脚鉄心であり、第3図
(a)に示す主脚鉄心2と構成を異にする。一点鎖線C
は主脚鉄心11のほぼ中央部を示す。11Uは中央部Cから
上部の主脚鉄心を構成する各ブロツク鉄心、11GUはそれ
らのギヤツプを示し、又、11Dは中央部Cから下部の主
脚鉄心を構成する各ブロツク鉄心、11GDはそれらのギヤ
ツプを示す。
本実施例では、段絶縁巻通し巻線を採用した場合に発生
するラーメン振動を、上下並列巻線における磁束密度分
布の特性を利用することにより大幅に抑制し、これによ
り、リアクトルに段絶縁巻通し巻線を用いることを可能
とするものである。
するラーメン振動を、上下並列巻線における磁束密度分
布の特性を利用することにより大幅に抑制し、これによ
り、リアクトルに段絶縁巻通し巻線を用いることを可能
とするものである。
即ち、本実施例において、下部の各ブロツク鉄心11Dは
ギヤツプ11GDを任意の間隔、例えばすべて同一間隔dと
して配置されている。これに対して、上部の各ブロツク
鉄心11Uは、それらの各ギヤツプ11GUの平均磁束密度分
布が中央部Cに関して下部の各ギヤツプ11GDの平均磁束
密度分布と対称になるような配置とされる。このため、
上部の各ギャップ11GUにおいては、そのギヤツプ間隔の
調整が行なわれる。さきに述べた理由により、巻通し巻
線8を採用した場合の平均磁束密度分布は第3図(d)
に示す特性となるので、上記ギヤツプ間隔の調整を行な
つた場合、上部の各ギヤツプ11GDのギヤツプ間隔は下部
の各ギヤツプ11GUのギヤツプ間隔より小さくなる。即
ち、中性点端子側のギヤツプ間隔よりは高電圧端子側の
ギヤツプ間隔が小さくされ、これによりギヤツプの平均
磁束密度を上下対称な分布とすることができる。
ギヤツプ11GDを任意の間隔、例えばすべて同一間隔dと
して配置されている。これに対して、上部の各ブロツク
鉄心11Uは、それらの各ギヤツプ11GUの平均磁束密度分
布が中央部Cに関して下部の各ギヤツプ11GDの平均磁束
密度分布と対称になるような配置とされる。このため、
上部の各ギャップ11GUにおいては、そのギヤツプ間隔の
調整が行なわれる。さきに述べた理由により、巻通し巻
線8を採用した場合の平均磁束密度分布は第3図(d)
に示す特性となるので、上記ギヤツプ間隔の調整を行な
つた場合、上部の各ギヤツプ11GDのギヤツプ間隔は下部
の各ギヤツプ11GUのギヤツプ間隔より小さくなる。即
ち、中性点端子側のギヤツプ間隔よりは高電圧端子側の
ギヤツプ間隔が小さくされ、これによりギヤツプの平均
磁束密度を上下対称な分布とすることができる。
第1図(b)は上部の各ギヤツプのギヤツプ間隔を調整
した場合のギヤツプの平均磁束密度の分布図であり、横
軸には平均磁束密度分布がとつてあり、縦軸には各ギヤ
ツプの位置が第1図(a)に示す位置に対応してとつて
ある。この図から、上部のギヤツプの平均磁束密度分布
が、中央部Cに関して、下部のギヤツプの平均磁束密度
分布と対称となるように、上部の各ギヤツプ11GUのギヤ
ツプ間隔が調整されていることが判る。
した場合のギヤツプの平均磁束密度の分布図であり、横
軸には平均磁束密度分布がとつてあり、縦軸には各ギヤ
ツプの位置が第1図(a)に示す位置に対応してとつて
ある。この図から、上部のギヤツプの平均磁束密度分布
が、中央部Cに関して、下部のギヤツプの平均磁束密度
分布と対称となるように、上部の各ギヤツプ11GUのギヤ
ツプ間隔が調整されていることが判る。
このように、本実施例では段絶縁巻通し巻線を採用する
とともに、主脚鉄心の下部のギヤツプの間隔を等間隔に
配置しておき、それらギヤップの平均磁束密度分布に対
し、上部のギヤツプの平均磁束密度分布が中央部分に関
して対称となるように上部の各ギヤツプのギヤツプ間隔
を調整したので、全体構造を小形に構成することができ
るとともに、ラーメン振動を大幅に低減することがで
き、ひいては騒音を低減することができる。又、上部の
ギヤツプの間隔を調整するのみであるので、すべてのギ
ヤツプの磁束密度を等しくするような調整を考えた場
合、これに比べて調整に要する手間と時間は、その作業
性をも勘案すると著るしい減少となる。
とともに、主脚鉄心の下部のギヤツプの間隔を等間隔に
配置しておき、それらギヤップの平均磁束密度分布に対
し、上部のギヤツプの平均磁束密度分布が中央部分に関
して対称となるように上部の各ギヤツプのギヤツプ間隔
を調整したので、全体構造を小形に構成することができ
るとともに、ラーメン振動を大幅に低減することがで
き、ひいては騒音を低減することができる。又、上部の
ギヤツプの間隔を調整するのみであるので、すべてのギ
ヤツプの磁束密度を等しくするような調整を考えた場
合、これに比べて調整に要する手間と時間は、その作業
性をも勘案すると著るしい減少となる。
なお、上記実施例の説明では、中性点端子が下部に設け
られ、高電圧端子が上部に設けられる例について説明し
たが、中性点端子が上部に、高電圧端子が下部に設けら
れる構成であつても本発明を適用することができるのは
明らかである。又、下部の各ギヤツプは上記実施例で例
示したような等間隔に限ることはなく、どのような間隔
であつてもよいのは明らかである。さらに又、電界調整
用絶縁物は必ずしも必要なく、省略することができる。
られ、高電圧端子が上部に設けられる例について説明し
たが、中性点端子が上部に、高電圧端子が下部に設けら
れる構成であつても本発明を適用することができるのは
明らかである。又、下部の各ギヤツプは上記実施例で例
示したような等間隔に限ることはなく、どのような間隔
であつてもよいのは明らかである。さらに又、電界調整
用絶縁物は必ずしも必要なく、省略することができる。
以上述べたように、本発明では、段絶縁巻通し巻線を採
用し、かつ、主脚鉄心のほぼ中央部分から下部の各ブロ
ツクコアを任意のギヤップ間隔で配置し、上部のギヤツ
プ間隔を、その平均磁束密度分布が下部のギャップの平
均磁束密度分布と対称になるように調整したので、リア
クトルの全体構造を小形に構成することができ、かつ、
ラーメン振動を大幅に減少することができ、ひいては騒
音を低減することができる。又、ギヤツプ間隔の調整を
主脚鉄心の上部のみで行なうようにしたので、作業が容
易であり、調整に要する手間と時間は僅かで済ますこと
ができる。
用し、かつ、主脚鉄心のほぼ中央部分から下部の各ブロ
ツクコアを任意のギヤップ間隔で配置し、上部のギヤツ
プ間隔を、その平均磁束密度分布が下部のギャップの平
均磁束密度分布と対称になるように調整したので、リア
クトルの全体構造を小形に構成することができ、かつ、
ラーメン振動を大幅に減少することができ、ひいては騒
音を低減することができる。又、ギヤツプ間隔の調整を
主脚鉄心の上部のみで行なうようにしたので、作業が容
易であり、調整に要する手間と時間は僅かで済ますこと
ができる。
第1図(a),(b)は本発明の実施例に係るリアクト
ルの縦断面図およびそのギヤツプの平均磁束密度分布
図、第2図(a),(b),(c),(d)および第3
図(a),(b),(c),(d)は従来の各リアクト
ルの縦断面図、巻線断面図およびギヤツプの平均磁束密
度分布図、第4図は第3図(a)に示すリアクトルに生
じる振動を説明する線図である。 1……ヨーク、8……段絶縁巻通し巻線、11……主脚鉄
心、11U……上部ブロツク鉄心、11D……下部ブロツク鉄
心、11GU……上部ギヤツプ、11GD……下部ギヤツプ
ルの縦断面図およびそのギヤツプの平均磁束密度分布
図、第2図(a),(b),(c),(d)および第3
図(a),(b),(c),(d)は従来の各リアクト
ルの縦断面図、巻線断面図およびギヤツプの平均磁束密
度分布図、第4図は第3図(a)に示すリアクトルに生
じる振動を説明する線図である。 1……ヨーク、8……段絶縁巻通し巻線、11……主脚鉄
心、11U……上部ブロツク鉄心、11D……下部ブロツク鉄
心、11GU……上部ギヤツプ、11GD……下部ギヤツプ
Claims (3)
- 【請求項1】所定数のブロックコアを互いにギャップを
介在して積重ねて構成された主脚鉄心と、この主脚鉄心
の外周に同心状に配置された段絶縁の巻き通し巻線とを
備えたギャップ付鉄心形高電圧リアクトルにおいて、前
記主脚鉄心における高さ方向のほぼ中央から下部の前記
各ブロックコアのギャップの間隔を任意の間隔に配置
し、前記中央から上部の各ブロックコアのギャップの間
隔を、それら各ギャップの磁束密度分布が前記下部の各
ギャップの磁束密度分布と対称になるように調整配置し
たことを特徴とするギャップ付鉄心形高電圧リアクト
ル。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記上部
の各ブロックコアのギャップの間隔の調整は、前記巻き
通し巻線の上部に高電圧端子、下部に中性点端子が配置
されている場合、前記高電圧端子側のギャップの間隔を
小さくする調整であることを特徴とするギャップ付鉄心
形高電圧リアクトル。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記上部
の各ブロックコアのギャップの間隔の調整は、前記巻き
通し巻線の上部に中性点端子、下部に高電圧端子が配置
されている場合、前記中性点端子側のギャップの間隔を
大きくする調整であることを特徴とするギャップ付鉄心
形高電圧リアクトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62203013A JPH0782944B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | ギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62203013A JPH0782944B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | ギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6446909A JPS6446909A (en) | 1989-02-21 |
| JPH0782944B2 true JPH0782944B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=16466892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62203013A Expired - Lifetime JPH0782944B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | ギヤツプ付鉄心形高電圧リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782944B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6122848A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | 中田 泰尊 | 肌の状態表示方法 |
-
1987
- 1987-08-17 JP JP62203013A patent/JPH0782944B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6446909A (en) | 1989-02-21 |
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