JPH0784518B2 - 末端変性フルオロアルキルエポキシアルカン重合体およびその用途 - Google Patents

末端変性フルオロアルキルエポキシアルカン重合体およびその用途

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JPH0784518B2
JPH0784518B2 JP8318287A JP8318287A JPH0784518B2 JP H0784518 B2 JPH0784518 B2 JP H0784518B2 JP 8318287 A JP8318287 A JP 8318287A JP 8318287 A JP8318287 A JP 8318287A JP H0784518 B2 JPH0784518 B2 JP H0784518B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、末端変性フルオロアルキルエポキシアルカン
重合体およびその用途に関し、更に詳しくは、表面改質
剤、たとえば撥水撥油剤、非粘着剤、防汚剤として有用
な、末端のヒドロキシル基またはカルボキシル基が変性
されたフルオロアルキルエポキシアルカン重合体に関す
る。
(従来の技術) 表面改質剤、特に撥水撥油剤、非粘着剤や防汚剤として
有用な含フッ素エポキシアルカン重合体は、数多く提案
され、実際使用されている(たとえば、特公昭46−2536
1号、特公昭57−11324号、特公昭57−11325号、特開昭6
0−215023号、特開昭60−186531号各公報参照)。
しかしならが、いずれの含フッ素重合体もヒドロキシル
基、カルボキシル基などの末端親水基に起因して、表面
改質剤としての性能は未だ一つ万全ではなく、たとえば
撥水撥油剤、非粘着性、防汚性などの各機能において不
十分であった。
(発明の目的) 本発明の目的は、表面改質剤として有用な新規含フッ素
重合体を提供することにある。
本発明の別の目的は、新規含フッ素重合体を有効成分と
する表面改質剤を提供することにある。
(発明の構成) 本発明の要旨は、一般式: [式中、Rfは炭素数3〜21のフルオロアルキル基、pは
1〜10の整数を表す。] で示される繰り返し単位の少なくとも1種を有して成る
重合体であって、数平均分子量が2000〜50000であり、
その末端ヒドロキシル基またはカルボキシル基が、アシ
ル化またはアルコキシル化により、一般式: あるいはRO− 又は [式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。] で示される基に変成されていることを特徴とする末端変
性フルオロアルキルエポキシアルカン重合体、および 一般式: [式中、Rfおよびpは前記と同意義。] で示されるエポキシ化合物の少なくとも1種から成る重
合体、もしくは該エポキシ化合物1種または2種以上と
共重合可能な他のモノマーとの共重合体であって、数平
均分子量が2000〜50000であり、その末端ヒドロキシル
基またはカルボキシル基が、アシル化またはアルコキシ
ル化により変性されている末端変性フルオロアルキルエ
ポキシアルカン重合体から成る表面改質剤に存する。
本発明の末端変性フルオロアルキルエポキシアルカン重
合体においては、末端の親水基がアシル化またはアルコ
キシル化により疎水化されていることにより、未変性フ
ルオロアルキルエポキシアルカン重合体に比べて融点が
約10℃以上低下し、かつ重合体の造膜性が向上し、これ
により重合体の表面改質効果が極めて向上するものと考
えられる。
末端にヒドロキシル基またはカルボキシル基を有するフ
ルオロアルキルエポキシアルカン重合体およびその製法
は、たとえば特公昭46−25361号並びに特開昭57−11324
号、同57−11325号、同60−215023号及び同60−186531
号の各公報に記載されている。
末端未変性フルオロアルキルエポキシアルカン重合体
は、エポキシ化合物(I)の単独重合体または2種以上
のエポキシ化合物(I)どうしの共重合体であってよ
い。更に、少なくとも1種のエポキシ化合物(I)と他
の共重合可能なモノマーとの共重合体であってもよい。
エポキシ化合物(I)と共重合可能な他のモノマーの例
は、上記各公報に記載されているが、好ましいモノマー
の例を挙げれば、次の通りである: エポキシド:エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
エピクロルヒドリン、エピフルオロヒドリン、パーフル
オロプロピレンオキシド、イソブチレンオキシド、ブタ
ジエンオキシド、スチレンオキシド、メチルグリシジル
オキシド、メチルグリシジルエーテルなど、 環状酸無水物:無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フ
タル酸、無水ピロメリット酸、1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、1,2,
3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2−
シクロブタンジカルボン酸無水物、無水エンディック
酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸無水物、2,3−ナフタ
レンジカルボン酸無水物、無水グルタル酸並びにこれら
の置換体、 環状イミノエーテル:2−オキサゾリン、5,6−ジヒドロ
−4H−1,3−オキサゾリン並びにこれらの置換体、 環状エーテル:オキセタン、テトラヒドロフラン、テト
ラヒドロピラン、3,3−ビス(クロロメチル)オキセタ
ンなど、 環状ホルマール:1,3−ジオキソラン、トリオキサン、テ
トラオキサン、1,3,6−トリオキソカン、1,3,5−トリオ
キソカンなど、 環状エステル:β−プロピオラクトン、γ−ブチロラク
トン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、パー
フルオロ−γ−ブチロラクトンなど。
末端ヒドロキシル基またはカルボキシル基の変性、常套
の方法により行うことはできる。
アシル化は、酸無水物、酸塩化物などのアシル化剤(た
とえば、無水酢酸、塩化アセチルなど)を末端ヒドロキ
シル基またはカルボキシル基フルオロアルキルエポキシ
アルカン重合体と反応させることにより行う。アシル化
反応は、温度0〜100℃で、所定モル数のアシル化剤を
添加し、10分〜24時間攪拌して行えばよい。
アルコキシル化は、アルコール(たとえば、メタノー
ル、エタノール、プロパノールなど)、アセトンなど
を、末端ヒドロキシル基またはカルボキシル基フルオロ
アルキルエポキシアルカン重合体と反応させることによ
り行う。アルコキシル化反応は、温度0〜100℃で、所
定モル数のアルコールまたはアセトンを添加し、触媒
(BF3またはp−トルエンスルホン酸など)を少量加
え、10分〜24時間攪拌して行えばよい。
本発明の末端変性フルオロアルキルエポキシアルカン重
合体を表面改質剤として使用する場合、該重合体を適当
な溶媒に、0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜2重量%
の濃度で溶解する。
溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エ
チル、ジメチルホルムアミド、メチルクロロホルム、ト
リクロロエチレン、トリクロロトリフルオロエタン、テ
トラクロロトリフルオロエタン、テトラクロロジフルオ
ロエタン、m−キシレンヘキサフルオライド、ヘキサ
ン、トルエンなどを挙げることができる。
実際には、重合により得られた重合体溶液を上記溶媒に
より適当な濃度の希釈して調製するのが便利である。得
られた溶液に噴射剤(ジクロロジフルオロメタン、モノ
フルオロトリクロロメタン、ジメチルエーテルなど)を
添加して適当な容器に充填してエアゾール型表面改質剤
とすることもできる。また、本発明の重合体を各種の添
加剤と共に適当な界面活性剤を用いて水性媒体中に乳化
分散させることにより水性乳濁液としても調製すること
ができる。界面活性剤としては、陰イオン型、非イオン
型、陽イオン型の界面活性剤のいずれもが使用可能であ
る。更に、本発明の重合体を直接基体に塗布してもよ
い。本発明において、表面改質剤とは、撥水撥油剤、非
粘着剤(離型剤、背面改質剤、離型紙用加工剤、アンチ
ブロッキング剤を含む。)、防汚剤などを含むものであ
る。
本発明の表面改質剤を撥水撥油剤として使用する場合、
処理することができる基体の材料としては、特に制限は
なく、多くの物品が対象となる。たとえば、繊維織物、
紙などの特に有用である他、木、皮革、毛皮、フェル
ト、石綿、レンガなどの多孔性物品、金属、タイル、プ
ラスチック、各種塗装面のような平滑表面を持つ物品に
も有用である。繊維織物としては、綿、麻、羊毛、絹な
どの動植物性天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リビニルアセタール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレンなどの合成繊維、レーヨン、ア
セテートなどの半合成繊維、あるいはこれらの混合繊維
の織物が挙げられる。
撥水撥油剤として用いる場合、本発明の重合体は、好ま
しくは0.01〜30重量%、特に好ましくは0.2〜2.0重量%
の濃度で使用される。
本発明の重合体を非粘着剤として使用する場合にも、処
理の対象となる物品に制限はなく、前記撥水撥油剤の場
合に処理対象となる物品の殆どに適用することができ
る。非粘着性の付与対象となる物質としては、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル
樹脂、アクリル樹脂、天然ゴム、クロロプレンゴム、フ
ッ素ゴムなどの合成または天然樹脂、合成または天然ゴ
ムなどが挙げられる。非粘着剤の工業的適用例として
は、いわゆる離型剤としてプラスチックやゴムの成型工
業に用いられる金型、木型、プラスチック型、紙型など
に適用できる他、紙、セロファン、布、プラスチックフ
ィルム、金属箔などの粘着テープの背面処理や、予め粘
着剤を塗布したラベル、シール、ワッペン類の離型紙の
製造などを挙げることができる。
離型剤として使用する場合、本発明の重合体は、1回の
離型を目的とするときは0.01重量%以下の濃度で十分で
あるが、1度の離型剤塗布で特に長期間の寿命を要求さ
れるときには0.05〜10重量%の濃度で用いるのが適当で
ある。また、内部離型剤として用いる場合には、離型性
を付与すべき樹脂やゴムに、0.01〜30重量%の割合で配
合すればよい。背面改質剤やアンチブロッキング剤とし
て用いるときもほぼ同様の濃度で使用すればよい。
本発明の重合体を非粘着剤として使用する場合にも、処
理の対象となる物品に制限はなく、前記撥水撥油剤の場
合に処理対象となる物品の殆どに適用することができ
る。
繊維製品、たとえば織物などの防汚剤として使用する場
合、本発明の重合体を適当な溶媒に溶解または分散させ
て0.05〜5重量%の濃度とし、これに繊維製品を浸漬し
た後、風乾するか、または80〜150℃で30秒〜10分間熱
処理する。一般には、常温で乾燥するだけで十分耐久性
のある防汚処理ができる。また、建造物、機械装置など
の防汚防止に使用する場合、適当な溶媒に本発明の重合
体を、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%の濃
度で、溶解、乳化または分散させて被覆形成組成物と
し、対象物に塗布し、乾燥して重合体膜を表面に形成す
る。
次に、実施例、比較例、応用例を示し、本発明を具体的
に説明する。
比較例1 特開昭60−215023号公報の実施例1に記載の重合体の製
(以下、エポキシ化合物Aという。)9.67g、テトラヒ
ドロフラン0.33gおよびトリクロロトリフルオロエチン3
0gを、還流冷却器および攪拌装置を備えた50mlフラスコ
中に窒素雰囲気下で仕込み、攪拌した。フラスコ内の温
度を30℃に一定した後、三フッ化ホウ素エテラート0.1m
lを仕込み、30℃で24時間反応させた。なお、ガスクロ
マトグラフィー分析から、エポキシ化合物Aの転化率は
95.5%、テトラヒドロフランの転化率は100%であっ
た。
この内容物のメタノール中に投ずると透明な沈澱物が生
成した。得られた沈澱物をトリクロロトリフルオロエタ
ンに溶解した。この溶液をメタノール中に投ずると再沈
澱した。
このようにして精製することにより、透明なグリース状
生成物8.32gを得た。収率83.2%。
ガラス転移点(Tg)=30℃。1 H−NMRスペクトル分析により下記構造式 に対応するシグナルを解析したところ、二元共重合体で
あることが確認された。
ケミカルシフトδ(ppm) シグナル強度 A 2.37 4.6H B 1.70 2.4H C 3.3〜4.3 9.3H D 4.7 0.2H 末端OH基の確認 重水(D2O)を加えて1H−NMRを測定したところ、d…δ
=4.7ppmがδ=4.83ppmの位置に変わった。この変化か
ら、δ=4.7ppmが、OH基のシフト位置であることを確認
した。1 H−NMRからのx、y、zの計算値 *Aのプロトン(2.37ppm)1個当たりのシグナル強度
と、*Bのプロトン(1.70ppm)1個当たりのシグナル
強度との比を計算して求めると、x=3.84、y=1であ
った。また、*Dのプロトン(4.7ppm)1個当たりのシ
グナル強度と、*Aのプロトン(2.37ppm)1個当たり
のシグナル強度から、z=6.0で、分子量12,400と計算
された。
また、液体クロマトグラフィ分析により数平均分子量M
を測定したところ、M=12500で、z=約6.0であり、1H
−NMRからの計算値とほぼ一致した。
元素分析値 実験値:C,28.87%;H,1.28%;F,65.13% 計算値:C,28.73%;H,1.30%;F,66.26% 実施例1 比較例1と同じ手順で末端OH基重合体を調製した後、直
ちに反応混合物に無水酢酸0.28gを添加し、室温で12時
間攪拌した。
この内容物をメタノール中に投ずると、透明な沈澱物が
生成した。このようにして得られた沈澱物をトリクロロ
トリフルオロエタンに溶解させ、メタノール中に投じて
再沈澱させて精製することにより、透明なグリス状生成
物8.46gを得た。
収率84.6% ガラス転移点(Tg)=20.5℃1 H−NMRスペクトル分析により下記構造式 に対応するシグナルを解析したところ、*Dのプロトン
(δ=1.99ppm)より末端基がアセチル化されたことが
確認された。
ケミカルシフトδ(ppm) シグナル強度 A 2.37 4.6H B 1.70 2.5H C 3.3〜4.3 9.4H D 1.99 0.8H なお、*Aのプロトン(δ=2.37)1個当たりのシグナ
ル強度と*Bのプロトン(δ=1.70ppm)1個当たりの
シグナル強度との比を計算して求めると、x=3.70、y
=1であった。
また、液体マトグラフィ分析により数平均分子量Mを測
定したところ、M=12500となり、z=約6であった。
比較例2 特公昭46−25361号公報に記載の重合体の製造) (以下、エポキシ化合物Bという。)50gおよびトリク
ロロトリフルオロエタン150gを、還流冷却器および攪拌
装置を備えた500mlフラスコ中に窒素雰囲気下で仕込
み、攪拌した。
フラスコ内の温度を30℃に一定にした後、三フッ化ホウ
素エテラート0.1mlを仕込み、30℃で24時間反応させ
た。なおガスクロマトグラフィー分析から、エポキシ化
合物Bの転化率は97.0%であった。
この内容物40gを、n−ヘキサン中に投ずると透明な沈
澱物が生成した。得られた沈澱物をトリクロロトリフル
オロエタンに溶解した。この溶液をn−ヘキサン中に投
ずると、再沈澱した。このようにして精製することによ
り、白色固体生成物7.23gを得た。収率72.3%。
ガラス転移点(Tg)=84℃)。1 H−NMRスペクトル分析により下記構造式 に対応するシグナルを解析したところ、単独重合体であ
ることが確認された。
ケミカルシフトδ(ppm) シグナル強度 A 2.37 7.4H B 3.3〜4.3 9.9H C 4.7 0.4H *Aのプロトン(2.37ppm)1個当たりのシグナル強度
と、*Cのプロトン(1.70ppm)1個当たりのシグナル
強度との比を計算して求めると、x=18.5で、分子量87
50であった。
実施例2 比較例2と同じ手順で末端OH基重合体を調製した後、直
ちに、重合体40gに無水酢酸を0.28g添加し、48℃で4時
間攪拌した。この内容物のメタノール中に投ずると、白
色固体の沈澱物が生成した。このようにして得られた沈
澱物をトリクロロトリフルオロエタンに溶解させ、メタ
ノール中に投じて再沈澱させて精製することにより、白
色固体の生成物7.32gを得た。収率73.2%。
ガラス転移点(Tg)=68.0℃1 H−NMRスペクトル分析したところ、*Cのプロトン
(δ=1.98)により末端基がアセチル化されたことが確
認できた。
ケミカルシフトδ(ppm) シグナル強度 A 2.36 6.3H B 3.3〜4.3 9.6H C 1.98 1.1H 実施例3 比較例2と同じ手順で末端OH基重合体を調製した後、直
ちに、重合体40gにメタノール5gを添加し、48℃で12時
間攪拌した。この内容物をメタノール中に投ずると、白
色固体の沈澱物が生成した。このようにして得られた沈
澱物をトリクロロトリフルオロエタンに溶解させ、メタ
ノール中に投じて再沈澱させて精製することにより、白
色固体の生成物7.82gを得た。収率73.2%。ガラス転移
点(Tg)=70℃。1 H−NMRスペクトル分析したところ、末端基のメトキシ
化により、末端OH基(δ=4.7ppm)のシグナル強度が減
少し、末端OCH3基(δ=1.2ppm)のシグナル強度が見ら
れた。
実施例4〜5 末端OH基をプロピルアルコール(実施例4)またはアセ
トン(実施例5)によりアルコキスル化する以外は実施
例3と同じ手順を繰り返して、末端変性重合体を得た。
生成物の末端基を赤外分析により調べた。
結果を第1表に示す。
比較例3 特公昭57−11324号公報実施例2に記載の重合体の製造 の混合物(ただし、m=3,55モル%、m=4,28モル%、
m=5,11モル%、m=6,4モル%、m=7,1モル%)(以
下、エポキシ化合物Cという。)40.7g(70ミリモ
ル)、エピクロロヒドリン3.1g(33ミリモル)、無水フ
タル酸15.2g(103ミリモル)およびN,N−ジメチルベン
ジルアミン50mg(0.3ミリモル)を、攪拌装置および還
冷却器を備えたフラスコ中に窒素雰囲気下で仕込み、攪
拌しながら加熱した。140℃で1時間程度反応させる
と、反応系は淡黄色均一系になり、さらに7時間反応さ
せた。なお、ガスクロマトグラフィー分析から、エポキ
シ化合物Cの転化率は95.5%、エピクロルヒドリンの転
化率76%、無水フタル酸の転化率は86.0%であった。
この生成物をトリクロロトリフルオロエタン150gに溶解
し、メタノール中に投じて、黄褐色固体の生成物44.8g
を得た。収率75.9%。融点79℃。
この生成物の赤外吸収スペクトルには、1730cm-1(エス
テル基の>C=O)、1150〜1250および980cm-1(CF結
合)、1070および740cm-1(O=置換フェニル)、720cm
-1(C−Cl結合)、3400cm-1(末端基のOH結合)などの
特徴的な吸収が認められた。
元素分析の結果を加味すると、この生成物は、使用した
原料化合物に転化率をかけた割合と同じ割合で開環共重
合体して生成したポリエステル系共重合体であることが
認められた。
実施例6 比較例3と同じ手順で末端OH基重合体を調製した後、直
ちに、重合体40gに無水酢酸を0.28gを添加し、48℃で4
時間攪拌した。この内容物をメタノール中に投じて、黄
褐色固体の生成物30.4gを得た。収率76.0%。
この生成物の赤外スペクトルは、比較例3の生成物のス
ペクトルとほぼ同じであり、末端基のOH結合の吸収だけ
が半分以下に減少した。
実施例7 比較例3と同じ手順で末端OH基重合体を調製した後、直
ちに、重合体40gにメタノール5gおよびp−トルエンス
ルホン酸0.1gを添加し、48℃で4時間攪拌した。この内
容物をメタノール中に投じて、黄褐色固体の生成物30.2
gを得た。収率75.5%。
この生成物の赤外スペクトルは比較例3の生成物のスペ
クトルとほぼ同じであり、末端基のOH結合の赤外吸収だ
けが半分以下に減少した。
次に、本発明の共合体の応用例を示す。
以下の例において示される撥水撥油性は、次の尺度によ
り示される。すなわち、撥水性は、JISL−1005のスプレ
ー法により撥水性No.(下記第2表参照)をもって表
し、撥油性は、n−ヘプタンとヌジョールの各混合比の
組成物(下記第3表参照)を被試験物に滴下して、その
液滴下を3分間以上保持するか否かをもって撥油性No.
として表す。
接触角は、エルマ光学社製接触角測定用顕微鏡「ゴニオ
メーター」を用いて測定する。
1.繊維用撥水撥油剤 下記第4表に示す重合体を、アセトン20重量%、トリク
ロロトリフルオロエタン80重量%の混合溶剤に、固形分
濃度1重量%となるように溶解させた。この溶液に、ポ
リエステルアムンゼン織物を浸漬し、マングルで液の付
着率100%に絞り、100℃で3分間乾燥させた。この処理
織物について、撥水性および撥油性を測定した。結果を
第4表に示す。
2.非繊維用撥水撥油剤 各基板に上記重合体の1%溶液を塗布し、水またはn−
ヘキサデカンの接触角を測定した。結果を第5表に示
す。
3.離型剤(金型) アルミニウム金型(直径6cm×3cm)に各重合体の下記濃
度溶液を塗布し、常温乾燥させた。この金型に下記半硬
質ウレタンフォーム組成A液、B液を5000rpm×10secで
攪拌したものを注入し、10分間で硬化させた後、引張り
試験機を用いて離型に要する力(g/cm2)を測定した。A液 重量部 スミセン3900(ポリオール) 90 (住友バイエルウレタン製) 水 (発泡剤) 1.6 トリエタノールアミン(触媒) 3 トリエチルアミン(触媒) 0.5 カオライザーNo.1(整泡剤) 0.5 (花王製)B液 スミジュール44V20(イソシアネート) 41.3 (住友バイエルウレタン製) 結果を第6表に示す。
4.内部離型剤 実施例1または実施例6において調製した共重合体0.2
重量部とエピコート#828(シェル化学株式会社エポキ
シ樹脂)100重量部とをよく混合し、さらにトリエチレ
ンテトラミン10重量部を混合した。
この混合物を4cmφ×2mmの金型に注入した(金型は予め
洗浄を行った後、離型剤の塗布を行わない。)その後、
常温で2時間放置し、100℃で1時間加熱して硬化後取
り出したところ、いずれも成形物を極めて容易に金型か
らはなすことができた。
参考までに本実施例の成形物の接触角を測定したとこ
ろ、水の接触角は119゜、n−ヘキサデカンの接触角は6
9゜であった。また、本成形物において実施例1または
実施例6の共重合体を配合しない場合、金型と成形物が
完全に接着してしまった。
5.剥離剤(非粘着剤) 比較例3、実施例6または7において調製した共重合体
を用い、180゜剥離強度を測定した。
第7表に示す溶媒に重合体を2重量%溶解する。この溶
液をポリエステルフィルムにハーコーター#8を用いて
塗布し、乾燥する。次ぎに、ポリエステルテープ(日東
電気工業株式会社製)を用いて、180゜テープ剥離試験
に付す。結果を第7表に示す。
6.塗料への添加(アンチブロック・非粘着(付着防
止)、防汚性) 塩化ビニル塗料(ビニローゼ、大日本塗料株式会社製)
100重量部に実施例1または比較例1において調製した
重合体の10%n−ヘキサン溶液5重量部を混合し、これ
を化粧紙貼合ベニア合板の上にバーコーター#8で上塗
りし、乾燥する。
この合板に、幅18mmのセロファンテープ(ニチバン株式
会社)をうびで強く圧着した後、勢いよく引きはがす操
作を繰り返すと、実施例1の重合体を用いた場合に、6
回繰り返しても変化は無かったが、比較例1の重合体を
用いた場合には、1回で表面がめくれ上がってしまっ
た。
また、この合板を自動車のマフラーから出る煤で汚し、
布で拭き取ったところ、実施例1の重合体を加えた塗料
で塗布した合板は、汚れも少なく、布で拭き取ることが
できたが、比較例1の重合体を加えた塗料を塗布した合
板の汚れは拭き取りにくかった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式: [式中、Rfは炭素数3〜21のフルオロアルキル基、pは
    1〜10の整数を表す。] で示される繰り返し単位の少なくとも1種を有して成る
    重合体であって、数平均分子量が2000〜50000であり、
    その末端ヒドロキシル基またはカルボキシル基が、アシ
    ル化またはアルコキシル化により、一般式: あるいはRO− 又は [式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。] で示される基に変成されていることを特徴とする末端変
    性フルオロアルキルエポキシアルカン重合体。
  2. 【請求項2】一般式: [式中、Rfは炭素数3〜21のフルオロアルキル基、pは
    1〜10の整数を表す。] で示されるエポキシ化合物の少なくとも1種から成る重
    合体、もしくは該エポキシ化合物少なくとも1種と共重
    合可能な他のモノマーとの共重合体であって、数平均分
    子量が2000〜50000であり、その末端ヒドロキシル基ま
    たはカルボキシル基が、アシル化またはアルコキシル化
    により変性されている末端変性フルオロアルキルエポキ
    シアルカン重合体から成る表面改質剤。
  3. 【請求項3】撥水撥油剤である特許請求の範囲第2項記
    載の表面改質剤。
  4. 【請求項4】非粘着剤である特許請求の範囲第2項記載
    の表面改質剤。
  5. 【請求項5】防汚剤である特許請求の範囲第2項記載の
    表面改質剤。
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