JPH0786018A - 耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質合金 - Google Patents
耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質合金Info
- Publication number
- JPH0786018A JPH0786018A JP5230376A JP23037693A JPH0786018A JP H0786018 A JPH0786018 A JP H0786018A JP 5230376 A JP5230376 A JP 5230376A JP 23037693 A JP23037693 A JP 23037693A JP H0786018 A JPH0786018 A JP H0786018A
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- JP
- Japan
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- corrosion resistance
- amorphous alloy
- based amorphous
- iron
- iron loss
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/147—Alloys characterised by their composition
- H01F1/153—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals
- H01F1/15308—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals based on Fe/Ni
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Abstract
(57)【要約】
【構成】化学式:(Fea Cob Nic )x By Siz
ここでx:76〜82at%, y:7〜15at%,
z:7〜17at%, x+y+z=100 at%,
a≧0.8 , 0.05≦b≦0.10, 0.07≦c≦0.10
a+b+c=1.00
で示される組成とする。
【効果】 磁気特性の劣化や溶湯の粘性増大に起因した
ノズル詰まり等のトラブルを生じることなしに、耐食性
を効果的に向上させることができる。
ノズル詰まり等のトラブルを生じることなしに、耐食性
を効果的に向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランス等の用途に
用いて好適な鉄基非晶質合金に関し、とくにその耐食性
の有利な改善を図ったものである。
用いて好適な鉄基非晶質合金に関し、とくにその耐食性
の有利な改善を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トランス用材料としては、けい素
鋼板が多用されてきたが、最近では、非晶質合金が注目
を浴びている。例えば、特開昭53−113216号公報及び特
開昭58−136755号公報には、Fe, Co等を主成分とし、S
i,B等を含有させた非晶質磁性合金が提案されてい
る。これらは、それぞれCrを0.05〜4.0 wt%, 0.05〜1
0.0at%含有させることによって、耐食性を向上させた
ところに特徴がある。また特開昭64-79343号公報には、
Crを3〜10at%含有させることによってFe−Cr−B系の
耐食性を改善し、海水中でも防食処理なしで使用可能な
非晶質ステンレス合金が提案されている。
鋼板が多用されてきたが、最近では、非晶質合金が注目
を浴びている。例えば、特開昭53−113216号公報及び特
開昭58−136755号公報には、Fe, Co等を主成分とし、S
i,B等を含有させた非晶質磁性合金が提案されてい
る。これらは、それぞれCrを0.05〜4.0 wt%, 0.05〜1
0.0at%含有させることによって、耐食性を向上させた
ところに特徴がある。また特開昭64-79343号公報には、
Crを3〜10at%含有させることによってFe−Cr−B系の
耐食性を改善し、海水中でも防食処理なしで使用可能な
非晶質ステンレス合金が提案されている。
【0003】非晶質合金には粒界がないので、耐食性の
面では有利と考えられていたけれども、上記のようにCr
等の耐食性向上元素をある程度以上含有してないと、海
水中では勿論、大気中でも長期間の放置により発錆する
場合があったのである。
面では有利と考えられていたけれども、上記のようにCr
等の耐食性向上元素をある程度以上含有してないと、海
水中では勿論、大気中でも長期間の放置により発錆する
場合があったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐食性
向上のためCrを添加した場合には、磁気特性とくに磁束
密度が低下するという欠点があった。また、Cr添加によ
って溶湯の粘性が増大するため、非晶質合金薄帯を例え
ば単ロール法等で製造する場合に、ノズル詰まりが発生
し易くなるという欠点もあった。この発明は、上記の問
題を有利に解決するもので、Crの添加なしに耐食性を向
上させ、もって磁気特性の劣化やノズル詰まり等を効果
的に回避した軟磁性鉄基非晶質合金を提案することを目
的とする。
向上のためCrを添加した場合には、磁気特性とくに磁束
密度が低下するという欠点があった。また、Cr添加によ
って溶湯の粘性が増大するため、非晶質合金薄帯を例え
ば単ロール法等で製造する場合に、ノズル詰まりが発生
し易くなるという欠点もあった。この発明は、上記の問
題を有利に解決するもので、Crの添加なしに耐食性を向
上させ、もって磁気特性の劣化やノズル詰まり等を効果
的に回避した軟磁性鉄基非晶質合金を提案することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、 化学式:(Fea Cob Nic )x By Siz ここでx:76〜82at%, y:7〜15at%, z:7〜17at%, x+y+z=100 at%, a≧0.8 , 0.05≦b≦0.10, 0.07≦c≦0.10 a+b+c=1.00 で示される組成になる耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質
合金である。
合金である。
【0006】
【作用】以下、この発明において、成分組成を上記の範
囲に限定した理由について説明する。Fe, Co及びNi等の
遷移金属の量すなわちXを76〜82at%としたのは、磁束
密度が高く、かつ低鉄損の合金を得るためであり、76%
未満では磁束密度の低下が激しく、一方82at%を超える
と鉄損の著しく増大を招くからである。
囲に限定した理由について説明する。Fe, Co及びNi等の
遷移金属の量すなわちXを76〜82at%としたのは、磁束
密度が高く、かつ低鉄損の合金を得るためであり、76%
未満では磁束密度の低下が激しく、一方82at%を超える
と鉄損の著しく増大を招くからである。
【0007】また、B量すなわちyを7〜15at%とした
のは、yが7at%に満たないと非晶質化が困難になり、
一方15at%を超えると磁束密度が低下するからである。
のは、yが7at%に満たないと非晶質化が困難になり、
一方15at%を超えると磁束密度が低下するからである。
【0008】さらに、Si量すなわちzを7〜17at%とし
たのは、zが7at%に満たないとキュリー点が低下し、
一方17at%を超えると磁束密度の低下を招くからであ
る。
たのは、zが7at%に満たないとキュリー点が低下し、
一方17at%を超えると磁束密度の低下を招くからであ
る。
【0009】次に、遷移金属中で、Fe分率aを 0.8以上
としたのは、磁束密度を高レベルに保つためである。ま
たこの発明において、耐食性の改善にとりわけ有効に寄
与する元素はNiであり、このNi分率cを0.07〜0.10の範
囲に限定した理由は、cが0.07に満たないと耐食性の改
善が望めず、一方0.10を超えると磁束密度の大幅な低下
を招くからである。さらにこの発明において、Coは良好
な耐食性を保ちつつ、磁気特性とくに磁束密度を確保す
るのに有用であり、その分率bを0.05〜0.10の範囲に限
定した理由は、bが0.05未満ではその効果が現れず、一
方0.10を超えるその効果が飽和に達することの他、原料
コストの増大を招き工業的に意味がなくなるからであ
る。
としたのは、磁束密度を高レベルに保つためである。ま
たこの発明において、耐食性の改善にとりわけ有効に寄
与する元素はNiであり、このNi分率cを0.07〜0.10の範
囲に限定した理由は、cが0.07に満たないと耐食性の改
善が望めず、一方0.10を超えると磁束密度の大幅な低下
を招くからである。さらにこの発明において、Coは良好
な耐食性を保ちつつ、磁気特性とくに磁束密度を確保す
るのに有用であり、その分率bを0.05〜0.10の範囲に限
定した理由は、bが0.05未満ではその効果が現れず、一
方0.10を超えるその効果が飽和に達することの他、原料
コストの増大を招き工業的に意味がなくなるからであ
る。
【0010】
【実施例】(Fe0.93-c Co0.07Nic )78 B13Si9 なる組成
に溶製した種々の合金溶湯を、高速で回転するCuロール
表面に射出し、厚み:25μm 、幅:10mmの非晶質合金薄
帯を作製した。ついで 375℃、1時間の磁場中焼鈍を施
した。かくして得られた非晶質合金薄帯を、相対湿度:
80%、温度:100 ℃の条件下に1000時間放置したときの
重量変化について調べた結果を、図1に示す。同図から
明らかなように、遷移金属中のNi分率が0.07以上であれ
ば、重量増加すなわち錆の発生が効果的に抑制されてい
る。
に溶製した種々の合金溶湯を、高速で回転するCuロール
表面に射出し、厚み:25μm 、幅:10mmの非晶質合金薄
帯を作製した。ついで 375℃、1時間の磁場中焼鈍を施
した。かくして得られた非晶質合金薄帯を、相対湿度:
80%、温度:100 ℃の条件下に1000時間放置したときの
重量変化について調べた結果を、図1に示す。同図から
明らかなように、遷移金属中のNi分率が0.07以上であれ
ば、重量増加すなわち錆の発生が効果的に抑制されてい
る。
【0011】次に、上記と同じ組成の非晶質合金薄帯の
磁束密度変化について調べた結果を、図2に示す。同図
から明らかなように、Ni添加量の増加に伴って磁束密度
B10(1000A/mの外部磁界中で生じた磁束密度) は減少し
ていくが、Ni分率が0.10までは 1.5T以上という優れた
値が得られている。また、(Fe0.95-C Co0.05NiC )78B13
Si9 組成の場合の磁束密度変化曲線は一点鎖線で示した
とおりであり、この場合も良好な磁束密度が得られてい
る。なお、同図中には、(Fe1-CNiC )78B13Si9 組成の非
晶質合金薄帯の磁束密度変化について調べた結果を破線
で示したが、この組成では、Ni添加による耐食性改善効
果が実現されるc≧0.07の範囲では、磁束密度B10 が1.
45T以下に低下してしまう。
磁束密度変化について調べた結果を、図2に示す。同図
から明らかなように、Ni添加量の増加に伴って磁束密度
B10(1000A/mの外部磁界中で生じた磁束密度) は減少し
ていくが、Ni分率が0.10までは 1.5T以上という優れた
値が得られている。また、(Fe0.95-C Co0.05NiC )78B13
Si9 組成の場合の磁束密度変化曲線は一点鎖線で示した
とおりであり、この場合も良好な磁束密度が得られてい
る。なお、同図中には、(Fe1-CNiC )78B13Si9 組成の非
晶質合金薄帯の磁束密度変化について調べた結果を破線
で示したが、この組成では、Ni添加による耐食性改善効
果が実現されるc≧0.07の範囲では、磁束密度B10 が1.
45T以下に低下してしまう。
【0012】さらに、(Fe0.87Co0.05Ni0.08)x B91-x S
i9の組成になる非晶質合金薄帯の鉄損値W13/50 (1.3T
まで50Hzで励磁した時の鉄損値)及び磁束密度B10につ
いて調べた結果を、図3及び4にそれぞれ示す。図3に
示したとおり、xが82at%を超えると鉄損値は急激に増
大し、軟磁性上問題が残る。また、xが76at%を下回る
と、図4に示したとおり、磁束密度B10が 1.5T以下と
なって、トランス材料としての特性が劣化する。
i9の組成になる非晶質合金薄帯の鉄損値W13/50 (1.3T
まで50Hzで励磁した時の鉄損値)及び磁束密度B10につ
いて調べた結果を、図3及び4にそれぞれ示す。図3に
示したとおり、xが82at%を超えると鉄損値は急激に増
大し、軟磁性上問題が残る。また、xが76at%を下回る
と、図4に示したとおり、磁束密度B10が 1.5T以下と
なって、トランス材料としての特性が劣化する。
【0013】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、Fe−B−Si
系の鉄基非晶質合金につき、Crを添加することなく、適
正量のNiとCoの複合添加によって、耐食性に優れた軟磁
性磁性材料を得ることができ、従って、従来懸念され
た、Cr添加に伴う磁気特性の劣化や溶湯の粘性増大に起
因したノズル詰まり等のトラブルを効果的に回避するこ
とができる。
系の鉄基非晶質合金につき、Crを添加することなく、適
正量のNiとCoの複合添加によって、耐食性に優れた軟磁
性磁性材料を得ることができ、従って、従来懸念され
た、Cr添加に伴う磁気特性の劣化や溶湯の粘性増大に起
因したノズル詰まり等のトラブルを効果的に回避するこ
とができる。
【図1】(Fe0.93-c Co0.07Nic )78 B13Si9 組成の非晶
質合金薄帯のNi添加量と重量変化との関係を示したグラ
フである。
質合金薄帯のNi添加量と重量変化との関係を示したグラ
フである。
【図2】(Fe0.93-c Co0.07Nic )78 B13Si9 組成の非晶
質合金薄帯のNi添加量と磁束密度B10との関係を示した
グラフである。
質合金薄帯のNi添加量と磁束密度B10との関係を示した
グラフである。
【図3】(Fe0.87Co0.05Ni0.08)x B91-x Si9組成の非晶
質合金薄帯の遷移金属元素量xと鉄損値W13/50 との関
係を示したグラフである。
質合金薄帯の遷移金属元素量xと鉄損値W13/50 との関
係を示したグラフである。
【図4】(Fe0.87Co0.05Ni0.08)x B91-x Si9組成の非晶
質合金薄帯の遷移金属元素量xと磁束密度B10との関係
を示したグラフである。
質合金薄帯の遷移金属元素量xと磁束密度B10との関係
を示したグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】化学式:(Fea Cob Nic )x By Siz ここでx:76〜82at%, y:7〜15at%, z:7〜17at%, x+y+z=100 at%, a≧0.8 , 0.05≦b≦0.10, 0.07≦c≦0.10 a+b+c=1.00 で示される組成になる耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質
合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230376A JPH0786018A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230376A JPH0786018A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0786018A true JPH0786018A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16906899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5230376A Pending JPH0786018A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 耐食性に優れた低鉄損鉄基非晶質合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0786018A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109797344A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-05-24 | 上海电力学院 | 一种Fe基软磁合金及软磁合金带材制备方法 |
| JP2023032112A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 株式会社村田製作所 | 合金粒子 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5230376A patent/JPH0786018A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109797344A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-05-24 | 上海电力学院 | 一种Fe基软磁合金及软磁合金带材制备方法 |
| JP2023032112A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 株式会社村田製作所 | 合金粒子 |
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