JPH0787966A - 細胞毒素及びその応用 - Google Patents
細胞毒素及びその応用Info
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- JPH0787966A JPH0787966A JP5269155A JP26915593A JPH0787966A JP H0787966 A JPH0787966 A JP H0787966A JP 5269155 A JP5269155 A JP 5269155A JP 26915593 A JP26915593 A JP 26915593A JP H0787966 A JPH0787966 A JP H0787966A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細胞毒素に対するモノクローナル抗体を用い
た該細胞毒素の製造法が提供される。 【構成】 賦活化された末梢血液単核細胞で免疫したマ
ウスの脾細胞とマウスのミエローマ細胞とを融合して得
られるハイブリドーマから、細胞毒素に対するモノクロ
ーナル抗体が得られ、このモノクローナル抗体を用いる
ことによって、ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動
による測定で17,000±500Dの分子量を有する
細胞毒素を調製することができる。
た該細胞毒素の製造法が提供される。 【構成】 賦活化された末梢血液単核細胞で免疫したマ
ウスの脾細胞とマウスのミエローマ細胞とを融合して得
られるハイブリドーマから、細胞毒素に対するモノクロ
ーナル抗体が得られ、このモノクローナル抗体を用いる
ことによって、ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動
による測定で17,000±500Dの分子量を有する
細胞毒素を調製することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒトの単核細胞に由
来する細胞毒素、CT、を精製した形で提供せんとする
ものである。この発明は、本質的に均質な形で精製され
たCTを調製する方法を提供せんとするものである。ま
た、この発明は、CT結合能力を有する抗体の産出ハイ
ブリドーマを選抜するためのスクリーニング用の免疫検
定法を提供せんとするものである。更に、この発明によ
って、CTに特異的なモノクローナル抗体CT−1を提
供せんとするものである。更に、またこの発明は、ウイ
ルス感染腫瘍標的ヒト細胞の選択的な処理に有用である
CT、その塩若しくは誘導体と医薬用助剤とよりなる医
薬品組成物を提供せんとするものである。
来する細胞毒素、CT、を精製した形で提供せんとする
ものである。この発明は、本質的に均質な形で精製され
たCTを調製する方法を提供せんとするものである。ま
た、この発明は、CT結合能力を有する抗体の産出ハイ
ブリドーマを選抜するためのスクリーニング用の免疫検
定法を提供せんとするものである。更に、この発明によ
って、CTに特異的なモノクローナル抗体CT−1を提
供せんとするものである。更に、またこの発明は、ウイ
ルス感染腫瘍標的ヒト細胞の選択的な処理に有用である
CT、その塩若しくは誘導体と医薬用助剤とよりなる医
薬品組成物を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】細胞毒
性を有する蛋白が、種々の単核細胞により、刺激に反応
して、分泌されることが知られている。T−細胞、恐ら
くヘルパー及びサプレッサーサブセットの両方ともがそ
れらによって認識される抗体及びマイトジエンレクチン
に対して細胞毒を有する蛋白を分泌することにより対応
することができる(G.A.Granger及びW.
P.Kolb,J.Imminol.101、111−
120(1968);N.H.Ruddle及びB.
H.Waksman,J.Exp.Med.128、1
267−1275(1968);D.D.Eardle
y,F.W.Shen,R.K.Gershon及び
N.H.Ruddle,J.Immunol.124,
1199−1202(1980))。天然キラー細胞は
適当な標的細胞と一緒にインキュベートすると細胞毒作
用を有する蛋白を分泌する(S.C.Wright及び
B.Bonavia,J.Immunol.129、4
33−439、(1982))が、一方ある種のBリン
パ球継代系は自然発生的に細胞毒作用を有する蛋白を産
出することが知られている(W.Rosenau,D.
Stites及びS.Jemtrud,Cell.Im
mumol.43、235−244、(1979))。
リンパ球培養物中で産出される蛋白は、通常リンフォト
キシンと呼ばれ、また、腫瘍壊死因子という用語はしば
しば、単球又はマクロファージの培養物中に産出された
細胞毒作用を有する蛋白に使用される。このような細胞
障害性(=細胞毒作用を有する)蛋白は選択的に腫瘍細
胞を破壊することができるという事実は既に報告されて
いる(J.O.Rundel及びC.H.Evans,
Immunopharmacol,3,9−18、(1
981))。今までのところBリンパ球系細胞により自
然発生的に産出された単一タンパクのみが僅かにその特
性が解明されているにすぎない。均質な状態にまで精製
したところその分子量は、おおよそ20000ダルトン
であると推定されている(B.B.Aggarwal,
B.Moffat及びR.N.Harkins,J,B
iol.Chem.259、689−691(198
4))。
性を有する蛋白が、種々の単核細胞により、刺激に反応
して、分泌されることが知られている。T−細胞、恐ら
くヘルパー及びサプレッサーサブセットの両方ともがそ
れらによって認識される抗体及びマイトジエンレクチン
に対して細胞毒を有する蛋白を分泌することにより対応
することができる(G.A.Granger及びW.
P.Kolb,J.Imminol.101、111−
120(1968);N.H.Ruddle及びB.
H.Waksman,J.Exp.Med.128、1
267−1275(1968);D.D.Eardle
y,F.W.Shen,R.K.Gershon及び
N.H.Ruddle,J.Immunol.124,
1199−1202(1980))。天然キラー細胞は
適当な標的細胞と一緒にインキュベートすると細胞毒作
用を有する蛋白を分泌する(S.C.Wright及び
B.Bonavia,J.Immunol.129、4
33−439、(1982))が、一方ある種のBリン
パ球継代系は自然発生的に細胞毒作用を有する蛋白を産
出することが知られている(W.Rosenau,D.
Stites及びS.Jemtrud,Cell.Im
mumol.43、235−244、(1979))。
リンパ球培養物中で産出される蛋白は、通常リンフォト
キシンと呼ばれ、また、腫瘍壊死因子という用語はしば
しば、単球又はマクロファージの培養物中に産出された
細胞毒作用を有する蛋白に使用される。このような細胞
障害性(=細胞毒作用を有する)蛋白は選択的に腫瘍細
胞を破壊することができるという事実は既に報告されて
いる(J.O.Rundel及びC.H.Evans,
Immunopharmacol,3,9−18、(1
981))。今までのところBリンパ球系細胞により自
然発生的に産出された単一タンパクのみが僅かにその特
性が解明されているにすぎない。均質な状態にまで精製
したところその分子量は、おおよそ20000ダルトン
であると推定されている(B.B.Aggarwal,
B.Moffat及びR.N.Harkins,J,B
iol.Chem.259、689−691(198
4))。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明により、細胞毒
素(=細胞障害抗体=CT)と呼ばれる精製された細胞
障害性蛋白と、当該蛋白を効率的に単球又はセンダイウ
イルスなどのウイルスを用いて単球より誘導された細胞
中に作出する方法を提出せんとするものである。更に、
この発明により、末梢血液の単核細胞により天然に産出
されるCTを精製し、本質的に均質なものとして調製す
る方法を提供せんとするものである。当該精製CTは、
約17000ダルトンの分子量を有する。部分精製又は
粗製のCT調製物を注入したマウスから得られる当該C
Tに対するモノクローナル抗体を用いて、当該CTは単
離できる。更に、この発明により、かかる抗−CT抗体
を産出する細胞系を定着させる技術を提供せんとするも
のである。この細胞系(Cell−line)は、上記
のようにして免疫化したマウスの脾臓の単核食細胞から
誘導された多数のハイブリドーマからのスクリーニング
により好都合に定着させうる。CTに対して特異的なモ
ノクローナル抗体もまた本発明により提供せんとするも
のである。当該モノクローナル抗体は、上記の方法によ
り定着したハイブリドーマ細胞系により産出され、CT
を実質的に均質な精製された形で単離するために使用さ
れる。上記のようにして得られた精製細胞障害抗体、す
なわち、CTは、特異的な抗−CT抗体により識別され
る。分析用ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動によ
り、それはおおよそ17000±500ダルトンの分子
量を有すると決定された。更にまた、この発明は、C
T、その塩若しくはその誘導体と、医薬品として使用可
能な賦形剤よりなる、ウイルス感染腫瘍標的ヒト細胞を
選択的に処理するための医薬品組成物を提供せんとする
ものである。
素(=細胞障害抗体=CT)と呼ばれる精製された細胞
障害性蛋白と、当該蛋白を効率的に単球又はセンダイウ
イルスなどのウイルスを用いて単球より誘導された細胞
中に作出する方法を提出せんとするものである。更に、
この発明により、末梢血液の単核細胞により天然に産出
されるCTを精製し、本質的に均質なものとして調製す
る方法を提供せんとするものである。当該精製CTは、
約17000ダルトンの分子量を有する。部分精製又は
粗製のCT調製物を注入したマウスから得られる当該C
Tに対するモノクローナル抗体を用いて、当該CTは単
離できる。更に、この発明により、かかる抗−CT抗体
を産出する細胞系を定着させる技術を提供せんとするも
のである。この細胞系(Cell−line)は、上記
のようにして免疫化したマウスの脾臓の単核食細胞から
誘導された多数のハイブリドーマからのスクリーニング
により好都合に定着させうる。CTに対して特異的なモ
ノクローナル抗体もまた本発明により提供せんとするも
のである。当該モノクローナル抗体は、上記の方法によ
り定着したハイブリドーマ細胞系により産出され、CT
を実質的に均質な精製された形で単離するために使用さ
れる。上記のようにして得られた精製細胞障害抗体、す
なわち、CTは、特異的な抗−CT抗体により識別され
る。分析用ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動によ
り、それはおおよそ17000±500ダルトンの分子
量を有すると決定された。更にまた、この発明は、C
T、その塩若しくはその誘導体と、医薬品として使用可
能な賦形剤よりなる、ウイルス感染腫瘍標的ヒト細胞を
選択的に処理するための医薬品組成物を提供せんとする
ものである。
【0004】用語『塩』とは、CTのカルボキシル基又
はアミノ基のいずれか一方又は双方の塩を意味し、また
用語『誘導体』とは、当該CTのポリペプチド側鎖の共
有結合修飾を意味する。CT、その塩若しくはその誘導
体用の賦形剤は、その用法に従い適宜選択して使用す
る。即ち、局所処理用としては、クリーム又はローショ
ン用のものが、また注射用若しくは経口投与用として
は、CT、その塩若しくはその誘導体を安定化できるヒ
ト血清アルブミンなどを加えうる液体用のものが使用可
能である。当該精製CTは、10ピコグラム/mlの低
い濃度で、腫瘍及びウイルスに感染した細胞に対して効
果的に細胞障害性を示す。治療に際しては、CTの用量
は、標的組織中で、上記の濃度またはそれ以上となるよ
うに調整する。
はアミノ基のいずれか一方又は双方の塩を意味し、また
用語『誘導体』とは、当該CTのポリペプチド側鎖の共
有結合修飾を意味する。CT、その塩若しくはその誘導
体用の賦形剤は、その用法に従い適宜選択して使用す
る。即ち、局所処理用としては、クリーム又はローショ
ン用のものが、また注射用若しくは経口投与用として
は、CT、その塩若しくはその誘導体を安定化できるヒ
ト血清アルブミンなどを加えうる液体用のものが使用可
能である。当該精製CTは、10ピコグラム/mlの低
い濃度で、腫瘍及びウイルスに感染した細胞に対して効
果的に細胞障害性を示す。治療に際しては、CTの用量
は、標的組織中で、上記の濃度またはそれ以上となるよ
うに調整する。
【0005】当該CTは、代謝ブロッカー、例えば、シ
クロヘキシミド(CHI)、アクチノマイシンD又はマ
イトマイシンCの存在下では細胞に効果的に障害性を示
すが、これらの薬剤の不存在下では、多種類の細胞はそ
の作用に対して耐性を示す。ウイルス感染によって、細
胞は、当該CTにより殺滅され易くなる。例えば、VS
V感染SV−80細胞の殺滅は有効に増強さされるが、
未感染SV−80細胞には作用を示さない。ウイルス感
染細胞の殺滅作用は、IFN(インターフェロン)類、
主としてIFN−γであるが、これらインターフェロン
を実質的な濃度で投与すると、相乗的に効果が高まる。
それ故に、当該CTを治療に使用する際には、適当なI
FNを含有する医薬品組成物は大変有利であり、また、
CHI、アクチノマイシンD又はマイトマイシンCなど
の代謝ブロッカーを含有する医薬品組成物も同様であ
る。
クロヘキシミド(CHI)、アクチノマイシンD又はマ
イトマイシンCの存在下では細胞に効果的に障害性を示
すが、これらの薬剤の不存在下では、多種類の細胞はそ
の作用に対して耐性を示す。ウイルス感染によって、細
胞は、当該CTにより殺滅され易くなる。例えば、VS
V感染SV−80細胞の殺滅は有効に増強さされるが、
未感染SV−80細胞には作用を示さない。ウイルス感
染細胞の殺滅作用は、IFN(インターフェロン)類、
主としてIFN−γであるが、これらインターフェロン
を実質的な濃度で投与すると、相乗的に効果が高まる。
それ故に、当該CTを治療に使用する際には、適当なI
FNを含有する医薬品組成物は大変有利であり、また、
CHI、アクチノマイシンD又はマイトマイシンCなど
の代謝ブロッカーを含有する医薬品組成物も同様であ
る。
【0006】CTに対する抗体を産出するハイブリドー
マ細胞は、フランス国パリ市パスツール研究所の国際菌
株保存センター(International Cul
ture Collection)に1985年7月1
6日に寄託し、その番号は、第1−472番であり、発
明者等らは細胞系CT(Cell Line CT)と
称呼している。この発明を、以下に例を挙げて説明す
る。図1には、CTの単離方法を模式的に示す。図に示
した如く、この発明による方法は、適当な実験動物(例
えばマウスなど)をクロマトグラフ的手段を用いて精製
したCT調製物で免疫化し、次いで、図2a及び同bに
示した技術を用いて、CT−中和性及びCT−結合抗体
の血清力価をモニターすることを含む工程よりなる。当
該免疫化したマウスの脾臓の単核食細胞から誘導された
ハイブリドーマについて、図3に示した手順によりCT
−結合抗体の産出に関しスクリーニングした。上記抗体
を産出すると判明したハイブリドーマをクローン化し、
産出されたモノクローナル抗体を免疫吸着剤カラムに適
用した。当該カラムにより、PBMC中にコンカナバリ
ンA(ConA)及びホルボール−12−0−ミリステ
ート13アセテート(TPA)に誘導されたリンフォカ
イン類の調製物から、CTの親和力純化を行ない、次い
で、制御された細孔を有するガラス上のクロマトグラフ
ィーにより部分精製した。緊要な工程は、大量のハイブ
リドーマ培養物をCTに対する抗体の僅かな産出につい
て検出するためのスクリーニングであった。そのために
開発された技術(図3)は、固相CT−結合検定法を含
み、それは、かかる量の抗体の存在に関しハイブリドー
マ培養物を迅速スクリーニングを可能とするものであ
り、次いで、CTの細胞障害性作用にたいして、シクロ
ヘキシミンを用いて感作した細胞を用いる生物検定法に
よって、当該固相に結合したCTを高感度で検出するこ
とができるものである。
マ細胞は、フランス国パリ市パスツール研究所の国際菌
株保存センター(International Cul
ture Collection)に1985年7月1
6日に寄託し、その番号は、第1−472番であり、発
明者等らは細胞系CT(Cell Line CT)と
称呼している。この発明を、以下に例を挙げて説明す
る。図1には、CTの単離方法を模式的に示す。図に示
した如く、この発明による方法は、適当な実験動物(例
えばマウスなど)をクロマトグラフ的手段を用いて精製
したCT調製物で免疫化し、次いで、図2a及び同bに
示した技術を用いて、CT−中和性及びCT−結合抗体
の血清力価をモニターすることを含む工程よりなる。当
該免疫化したマウスの脾臓の単核食細胞から誘導された
ハイブリドーマについて、図3に示した手順によりCT
−結合抗体の産出に関しスクリーニングした。上記抗体
を産出すると判明したハイブリドーマをクローン化し、
産出されたモノクローナル抗体を免疫吸着剤カラムに適
用した。当該カラムにより、PBMC中にコンカナバリ
ンA(ConA)及びホルボール−12−0−ミリステ
ート13アセテート(TPA)に誘導されたリンフォカ
イン類の調製物から、CTの親和力純化を行ない、次い
で、制御された細孔を有するガラス上のクロマトグラフ
ィーにより部分精製した。緊要な工程は、大量のハイブ
リドーマ培養物をCTに対する抗体の僅かな産出につい
て検出するためのスクリーニングであった。そのために
開発された技術(図3)は、固相CT−結合検定法を含
み、それは、かかる量の抗体の存在に関しハイブリドー
マ培養物を迅速スクリーニングを可能とするものであ
り、次いで、CTの細胞障害性作用にたいして、シクロ
ヘキシミンを用いて感作した細胞を用いる生物検定法に
よって、当該固相に結合したCTを高感度で検出するこ
とができるものである。
【0007】図4は、モノクローナル抗体(A)より構
築された免疫吸着剤と、他の無関係な二種類のモノクロ
ーナル抗体(B及びC)によるインターフェロン−γの
結合に対するCT−結合能を比較することにより、上述
の如く分離したモノクローナル抗体(すなわちA)の結
合力の選択性を示す。図から明らかな如く、CTに対す
るもの(図4A中のCT−1)のみが三種類のうちでC
Tと結合することを示している。また、この図は、細胞
毒素調製物−IFN−γ中の検出可能な量の他の蛋白と
は結合せずにCTとのこの結合は発生することを示して
いる。後者に対するモノクローナル抗体は、同一の実験
条件下で、同Bに示した如く、CTとは全く結合せず
に、INF−γと効率的に結合する。
築された免疫吸着剤と、他の無関係な二種類のモノクロ
ーナル抗体(B及びC)によるインターフェロン−γの
結合に対するCT−結合能を比較することにより、上述
の如く分離したモノクローナル抗体(すなわちA)の結
合力の選択性を示す。図から明らかな如く、CTに対す
るもの(図4A中のCT−1)のみが三種類のうちでC
Tと結合することを示している。また、この図は、細胞
毒素調製物−IFN−γ中の検出可能な量の他の蛋白と
は結合せずにCTとのこの結合は発生することを示して
いる。後者に対するモノクローナル抗体は、同一の実験
条件下で、同Bに示した如く、CTとは全く結合せず
に、INF−γと効率的に結合する。
【0008】図5のC欄には、当該モノクローナル抗体
から構築した免疫吸着剤上で精製したCTを、SDSの
存在下でアクリルアミドゲル上で電気泳動させたのち、
クーマシーブル−染色により検出したものを示す。(ま
た、A欄には、当該CTを精製して得たリンフォカイン
の粗製調製物中の蛋白のパターンを、B欄には、無関係
の抗体(DNPに対するもの)から構築した免疫吸着剤
上に上記の粗製調製物を適用したときの蛋白結合の不存
在を、D欄には、分子量標準物質を示す。)図6には、
図5Dに示した分子量標準物質の、アクリルアミドゲル
上の、移動性との比較において、このCTの推定分子量
を示す。当該CTの選択的細胞障害性と、そのIFNに
よる増幅については図7に示す。尚、図中の●印は、V
SV感染SV−80細胞に対する種々な濃度での効果
を、○印は感染16時間前に10単位/mlのIFN−
γで、△印は同100単位/mlのIFN−γでこれら
の細胞を処理した時の増強作用を、■印で示される未感
染細胞によるCTへの耐性又は□印で示されるIFN−
γを100単位/mlでそれら(未感染細胞)を処理し
た場合のCTへの耐性との比較において示す。
から構築した免疫吸着剤上で精製したCTを、SDSの
存在下でアクリルアミドゲル上で電気泳動させたのち、
クーマシーブル−染色により検出したものを示す。(ま
た、A欄には、当該CTを精製して得たリンフォカイン
の粗製調製物中の蛋白のパターンを、B欄には、無関係
の抗体(DNPに対するもの)から構築した免疫吸着剤
上に上記の粗製調製物を適用したときの蛋白結合の不存
在を、D欄には、分子量標準物質を示す。)図6には、
図5Dに示した分子量標準物質の、アクリルアミドゲル
上の、移動性との比較において、このCTの推定分子量
を示す。当該CTの選択的細胞障害性と、そのIFNに
よる増幅については図7に示す。尚、図中の●印は、V
SV感染SV−80細胞に対する種々な濃度での効果
を、○印は感染16時間前に10単位/mlのIFN−
γで、△印は同100単位/mlのIFN−γでこれら
の細胞を処理した時の増強作用を、■印で示される未感
染細胞によるCTへの耐性又は□印で示されるIFN−
γを100単位/mlでそれら(未感染細胞)を処理し
た場合のCTへの耐性との比較において示す。
【0009】
【実施例】次の実施例は、この発明の説明の為のみに記
載するものであり、勿論これにこの発明が限定されるも
のでないことを云うまでもない。1.CTの誘導 :ヒトの末梢血液単核細胞 (BPMC)を新鮮な献血血液のいわゆる“バッフィコ
ート”から“ファイコール−ハイパーク”(Ficol
l−Hypaque;ファルマシャ社製、スエーデン国
アプサラ市)上で単離し、分画遠心により血小板を除去
する。当該細胞を107 細胞/mlの濃度で懸濁させ3
7℃でMEMアルファ培地(ギブコ社製、ニューヨーク
市グランドアイランド)中でインキュベートする。CT
は、これらの細胞中に下記のうちのいずれか一つの方法
で誘導する:
載するものであり、勿論これにこの発明が限定されるも
のでないことを云うまでもない。1.CTの誘導 :ヒトの末梢血液単核細胞 (BPMC)を新鮮な献血血液のいわゆる“バッフィコ
ート”から“ファイコール−ハイパーク”(Ficol
l−Hypaque;ファルマシャ社製、スエーデン国
アプサラ市)上で単離し、分画遠心により血小板を除去
する。当該細胞を107 細胞/mlの濃度で懸濁させ3
7℃でMEMアルファ培地(ギブコ社製、ニューヨーク
市グランドアイランド)中でインキュベートする。CT
は、これらの細胞中に下記のうちのいずれか一つの方法
で誘導する:
【0010】A.マウスの免疫化するのに使用する調製
物の植物凝集素(PHA)を用いてPBMCを賦活する
ことにより誘導する方法。 細胞の賦活前に、リンフォカイン(0.2μg/ml)
の粗製調製物の存在下でまず12時間インキュベートす
る。この処理によってCTの産出は起こらないが、引き
続いての賦活(刺激)に対する細胞の応答性を著るしく
増大させる。PHA(5μg/ml;デイフコ社製、デ
トロイト市)を加えて、当該PBMCを更に24時間イ
ンキュベートする。培養物を収集し、2500rpmで
15分間遠心分離し、細胞残渣を除去し、以下に記載す
る如くCTを濃縮し、富化させるために処理をする。
物の植物凝集素(PHA)を用いてPBMCを賦活する
ことにより誘導する方法。 細胞の賦活前に、リンフォカイン(0.2μg/ml)
の粗製調製物の存在下でまず12時間インキュベートす
る。この処理によってCTの産出は起こらないが、引き
続いての賦活(刺激)に対する細胞の応答性を著るしく
増大させる。PHA(5μg/ml;デイフコ社製、デ
トロイト市)を加えて、当該PBMCを更に24時間イ
ンキュベートする。培養物を収集し、2500rpmで
15分間遠心分離し、細胞残渣を除去し、以下に記載す
る如くCTを濃縮し、富化させるために処理をする。
【0011】B.免疫吸着剤上によるCT精製に使用す
るリンフォカイン調製物のConAを用いての有利に誘
導化する方法。 痕跡量のPHAを精製によって充分に除去することは困
難であることが知られている。従って、以下の方法を用
いても良い。当該細胞をまず0.25μg/mlのCo
n Aで12時間処理をする。この濃度では、Con
Aは、CTの有意な分泌は誘導しないが、引き続いての
Con Aの高濃度による細胞の賦活への応答性が増加
する。ポルボール−12−0−ミリステート13アセテ
ート(TPA)を5ng/mlの濃度となるまで加え、
3時間後にCon Aを10μg/mlの濃度となるま
で加える。当該細胞を24時間インキュベートし、更に
5μg/mlのConAを含む新しい培地に移しかえ、
更に24時間インキュベートする。培養物をあわせ、遠
心分離し、メチル−α−Dマンノシド(シグマ社製、ミ
ズリー州セントルイス市)を50mMの濃度まで加え、
当該培地を更に次に記載する方法で免疫吸着剤上での精
製のために処理する。
るリンフォカイン調製物のConAを用いての有利に誘
導化する方法。 痕跡量のPHAを精製によって充分に除去することは困
難であることが知られている。従って、以下の方法を用
いても良い。当該細胞をまず0.25μg/mlのCo
n Aで12時間処理をする。この濃度では、Con
Aは、CTの有意な分泌は誘導しないが、引き続いての
Con Aの高濃度による細胞の賦活への応答性が増加
する。ポルボール−12−0−ミリステート13アセテ
ート(TPA)を5ng/mlの濃度となるまで加え、
3時間後にCon Aを10μg/mlの濃度となるま
で加える。当該細胞を24時間インキュベートし、更に
5μg/mlのConAを含む新しい培地に移しかえ、
更に24時間インキュベートする。培養物をあわせ、遠
心分離し、メチル−α−Dマンノシド(シグマ社製、ミ
ズリー州セントルイス市)を50mMの濃度まで加え、
当該培地を更に次に記載する方法で免疫吸着剤上での精
製のために処理する。
【0012】C.ヒトの末梢血液単核細胞等中に効率的
にCTを誘導する方法。 上記の単核細胞に変えて、単核細胞群より分離した単球
又はセンダイウイルス(200HA単位/ml)をこれ
らの細胞に処理した単球に似た性質を有するUg37な
どの培養細胞も使用出来る。これらの細胞を12時間イ
ンキュベートしてCTを産出せしめる。細胞培養物を遠
心分離し、以下に記載する方法で精製するために処理を
する。
にCTを誘導する方法。 上記の単核細胞に変えて、単核細胞群より分離した単球
又はセンダイウイルス(200HA単位/ml)をこれ
らの細胞に処理した単球に似た性質を有するUg37な
どの培養細胞も使用出来る。これらの細胞を12時間イ
ンキュベートしてCTを産出せしめる。細胞培養物を遠
心分離し、以下に記載する方法で精製するために処理を
する。
【0013】2.CTの定量:CTの定量は、生物検定
法(D.Wallach,J.Immuno 1.13
2,2464−2469(1984))を用いて、その
細胞障害性作用を定量する。検査すべき試料を、一連の
希釈濃度で、シクロヘキシミド(CHI50μg/m
l)と同時にSV−80細胞の融合性培養物を含有する
ミクロ−ウェルへと適用する。細胞の殺滅程度は、細胞
による中性赤色(色素)の摂取量の測定による分析で、
20時間後に、マイクロELISA自動読取り装置(ダ
イナテック社製、バージニア州アレキサンドリア市)を
用いて定量化する。
法(D.Wallach,J.Immuno 1.13
2,2464−2469(1984))を用いて、その
細胞障害性作用を定量する。検査すべき試料を、一連の
希釈濃度で、シクロヘキシミド(CHI50μg/m
l)と同時にSV−80細胞の融合性培養物を含有する
ミクロ−ウェルへと適用する。細胞の殺滅程度は、細胞
による中性赤色(色素)の摂取量の測定による分析で、
20時間後に、マイクロELISA自動読取り装置(ダ
イナテック社製、バージニア州アレキサンドリア市)を
用いて定量化する。
【0014】3.CTのクロマトグラフを用いた富化:
CTの粗製の調製物はまず制御された細孔を有するガラ
ス(CPG;PG−350−200シグマ社製、ミゾリ
ー州セントルイス市)に吸着させて濃縮し、次いで0.
5Mのテトラメチルアンモニウムクロライド(TMA
C)で脱着させ、更にアミコンPM−10膜(アミコン
社製、マサチューセッツ州デンバー市)で限外濾過して
濃縮する。マウスの免疫のために適用するCT調製物
は、更に次ぎ二方法のうちのいずれか一方の手順で精製
する:
CTの粗製の調製物はまず制御された細孔を有するガラ
ス(CPG;PG−350−200シグマ社製、ミゾリ
ー州セントルイス市)に吸着させて濃縮し、次いで0.
5Mのテトラメチルアンモニウムクロライド(TMA
C)で脱着させ、更にアミコンPM−10膜(アミコン
社製、マサチューセッツ州デンバー市)で限外濾過して
濃縮する。マウスの免疫のために適用するCT調製物
は、更に次ぎ二方法のうちのいずれか一方の手順で精製
する:
【0015】(A)CPG−濃縮CT調製物を、非変性
条件下で7.5%アクリルアミドゲルを用いた電気泳動
により分画する(S.M.Walker及びZ.J.L
ucas,J.Immunol.113,813−82
3,(1974),J.E.Lewis,C.E.Ca
rmack,R.Yamamoto,G.A.Gran
ger,J.Immunol.Meth.14,163
−176(1977))。ゲルのスライスから溶出され
たフラクションで、細胞障害性を示すものをプールし、
PM−10膜で限外濾過して濃縮しマウスへ注入する。
条件下で7.5%アクリルアミドゲルを用いた電気泳動
により分画する(S.M.Walker及びZ.J.L
ucas,J.Immunol.113,813−82
3,(1974),J.E.Lewis,C.E.Ca
rmack,R.Yamamoto,G.A.Gran
ger,J.Immunol.Meth.14,163
−176(1977))。ゲルのスライスから溶出され
たフラクションで、細胞障害性を示すものをプールし、
PM−10膜で限外濾過して濃縮しマウスへ注入する。
【0016】(B)CPG−濃縮CT調製物をIMNa
Cl、30%のエチレングリコール、10mMの燐酸ソ
ーダ及び0.1mM EDTAで平衡状態として、二回
連続してウルトロゲルAcA44上で分画する。各分画
後、細胞障害性を示すフラクションをプールし、PM−
10膜上で濃縮する。ウルトロゲルカラムから二度目に
回収された細胞障害性蛋白を、LKB8100−1カラ
ムを用いて庶糖溶液中に構築された1%アムフォリン勾
配(pH3.5〜10)に、分離用等電点電気泳動によ
る高次精製のために適用する。最大細胞障害性活性を示
すフラクションで、約pH6.4でピークを示すものを
プールし、濃縮し、PBSで平衡化し、次いでマウスに
注入する。
Cl、30%のエチレングリコール、10mMの燐酸ソ
ーダ及び0.1mM EDTAで平衡状態として、二回
連続してウルトロゲルAcA44上で分画する。各分画
後、細胞障害性を示すフラクションをプールし、PM−
10膜上で濃縮する。ウルトロゲルカラムから二度目に
回収された細胞障害性蛋白を、LKB8100−1カラ
ムを用いて庶糖溶液中に構築された1%アムフォリン勾
配(pH3.5〜10)に、分離用等電点電気泳動によ
る高次精製のために適用する。最大細胞障害性活性を示
すフラクションで、約pH6.4でピークを示すものを
プールし、濃縮し、PBSで平衡化し、次いでマウスに
注入する。
【0017】CTによる免疫化と細胞融合:4ケ月齢の
CB6系雌マウスにCT調製物10μgの試料を注射す
る。一手順Aにより富化したCTで5回注射し、手順B
により富化したCTで5回注射し、手順Bにより富化し
たCTで更に2回注射する。第1回の免疫化では、蛋白
を完全フロイントアジュバントに乳化させ、マウスの肉
跡に(0.5ml/マウス)注射する。第2回の注射
は、3週間後に行ない、残りの注射は1〜2週間間隔で
行ない、すべてアルミナゲルをアジュバントとして皮下
に(0.3μg/0.25ml/マウス)注入する。免
疫化を1ケ月間中止し、CTに対する血清抗体がもっと
も高い力価を示したマウスに対して2回腹腔内に1日間
間隔で、手順Bで富化した10μgのCTを注入する。
第2回の免疫化の1日後に、マウスを屠殺し、その脾臓
の食細胞をミエローマ細胞と融合させる。当該融合細胞
をマイクロタイター(microtiter)プレート
上の多数のウェル(孔)に分配し、HAT含有組織培養
用培地上でハイブリドーマを選抜する。CTに対する抗
体を産出することが明らかとなったハイブリドーマは、
軟寒天培地中でクローン化する。マウスの腹水中でこれ
らの細胞を成育させるために、マウス1匹あたり10 7
細胞の濃度で腹腔内に、0.5mlのプリスタン(Pr
istan)の腹腔内注入2〜4週間後にこれらの細胞
を接種する。
CB6系雌マウスにCT調製物10μgの試料を注射す
る。一手順Aにより富化したCTで5回注射し、手順B
により富化したCTで5回注射し、手順Bにより富化し
たCTで更に2回注射する。第1回の免疫化では、蛋白
を完全フロイントアジュバントに乳化させ、マウスの肉
跡に(0.5ml/マウス)注射する。第2回の注射
は、3週間後に行ない、残りの注射は1〜2週間間隔で
行ない、すべてアルミナゲルをアジュバントとして皮下
に(0.3μg/0.25ml/マウス)注入する。免
疫化を1ケ月間中止し、CTに対する血清抗体がもっと
も高い力価を示したマウスに対して2回腹腔内に1日間
間隔で、手順Bで富化した10μgのCTを注入する。
第2回の免疫化の1日後に、マウスを屠殺し、その脾臓
の食細胞をミエローマ細胞と融合させる。当該融合細胞
をマイクロタイター(microtiter)プレート
上の多数のウェル(孔)に分配し、HAT含有組織培養
用培地上でハイブリドーマを選抜する。CTに対する抗
体を産出することが明らかとなったハイブリドーマは、
軟寒天培地中でクローン化する。マウスの腹水中でこれ
らの細胞を成育させるために、マウス1匹あたり10 7
細胞の濃度で腹腔内に、0.5mlのプリスタン(Pr
istan)の腹腔内注入2〜4週間後にこれらの細胞
を接種する。
【0018】マウス血清及びハイブリドーマ成育培地中
のCTに対する抗体の定量: 成育培地: マウスの血清中のCTに対する抗体の水準
は、これら(抗体)の中和及び結合能(活性)の測定に
より決定される。
のCTに対する抗体の定量: 成育培地: マウスの血清中のCTに対する抗体の水準
は、これら(抗体)の中和及び結合能(活性)の測定に
より決定される。
【0019】CT中和能:(図2a) CT試料(50μlのダルベコー修正イーグル培地で2
%のFCSを含有するもの(DMEM−2%FCS)中
に10単位を含む)をマウス血清(50μl)のサンプ
ルと共に37℃で4時間インキュベートし、DMEM−
2%FCS中に段階的に希釈する。更に4℃で12−1
6時間インキュベートし、次いでCT活性を2倍希釈液
を8連制で測定する。
%のFCSを含有するもの(DMEM−2%FCS)中
に10単位を含む)をマウス血清(50μl)のサンプ
ルと共に37℃で4時間インキュベートし、DMEM−
2%FCS中に段階的に希釈する。更に4℃で12−1
6時間インキュベートし、次いでCT活性を2倍希釈液
を8連制で測定する。
【0020】CT結合能:(図2b) 粗製濃縮CT(30μl、104 単位/ml)の試料
を、マウスの血清のサンプルと共に円すい形の底を持つ
マイクロ−タイターウェル(Greiner社製)中で
37℃で4時間インキュベートし、DMEM−2%FC
S中で段階的に希釈する。正常なマウスの血清(PBS
に1:40の割合で希釈したものを20μl)を加え、
次いでマウスのF(ab)′2 に対する山羊の抗血清6
0μlを加える。更に、37℃で30分間、4℃で一晩
インキュベートし、1200gで4℃で5分間遠心分離
する。当該免疫沈澱物は、冷PBSで二回すすぎ、末緩
衝食塩水で一回すすぎ、50μlのNH4 OHを加えて
可溶化し、CT活性を8連制で、2倍希釈液について測
定する。
を、マウスの血清のサンプルと共に円すい形の底を持つ
マイクロ−タイターウェル(Greiner社製)中で
37℃で4時間インキュベートし、DMEM−2%FC
S中で段階的に希釈する。正常なマウスの血清(PBS
に1:40の割合で希釈したものを20μl)を加え、
次いでマウスのF(ab)′2 に対する山羊の抗血清6
0μlを加える。更に、37℃で30分間、4℃で一晩
インキュベートし、1200gで4℃で5分間遠心分離
する。当該免疫沈澱物は、冷PBSで二回すすぎ、末緩
衝食塩水で一回すすぎ、50μlのNH4 OHを加えて
可溶化し、CT活性を8連制で、2倍希釈液について測
定する。
【0021】CT結合モノクローナルの検体のため固相
検定法:(図3に示した如く、ハイブリドーマ成育培養
物のCT−結合抗体のスクリーニングに適用される)。
PVCマイクロタイタープレート(ダイナテック、バー
ジニア州アレキサンドリア市)を、マウスのF(ab)
2 に対する親和性純化山羊抗体(PBS中に80μg/
ml、80μl/ウェル)で、次いでハイブリドーマ成
育培地(50μl/ウェル)で、最後に粗製の濃縮CT
調製物(104 単位/ml、50μl/ウェル)の試料
でインキュベートする。各インキュベーション期間は、
(4℃で)12〜14時間で、次いで各プレートをPB
Sを用いて3回すすぐ。プレートは更に一回末緩衝食塩
水ですすぎ、結合しているCTをNH4 OH(75mM
を含む0.1%FCS20μl/ウェル)を適用して溶
解させる。DMEM−10%FCS中の0.04MNa
−Hepes pH7.4、100μl加え、溶出した
細胞障害活性を4連制で、2倍希釈のCHI−感作SV
80細胞を用いて定量する。
検定法:(図3に示した如く、ハイブリドーマ成育培養
物のCT−結合抗体のスクリーニングに適用される)。
PVCマイクロタイタープレート(ダイナテック、バー
ジニア州アレキサンドリア市)を、マウスのF(ab)
2 に対する親和性純化山羊抗体(PBS中に80μg/
ml、80μl/ウェル)で、次いでハイブリドーマ成
育培地(50μl/ウェル)で、最後に粗製の濃縮CT
調製物(104 単位/ml、50μl/ウェル)の試料
でインキュベートする。各インキュベーション期間は、
(4℃で)12〜14時間で、次いで各プレートをPB
Sを用いて3回すすぐ。プレートは更に一回末緩衝食塩
水ですすぎ、結合しているCTをNH4 OH(75mM
を含む0.1%FCS20μl/ウェル)を適用して溶
解させる。DMEM−10%FCS中の0.04MNa
−Hepes pH7.4、100μl加え、溶出した
細胞障害活性を4連制で、2倍希釈のCHI−感作SV
80細胞を用いて定量する。
【0022】CTの免疫吸着剤による精製:モノクロー
ナル抗体を、腹水から硫酸アンモニア(50%)を用
い、沈澱させ精製する。IgMイソタイプを更に水に対
して透析して精製し、次いでPBS中に沈澱したIgM
を溶解させる。当該免疫グロブリン、各10mgずつ
を、予じめアミノカプロン酸で誘導化し、N−ヒドロキ
シ サクシニイミドで活性化したトリスアクリルGF2
000(LKB)1gとカップリングさせる。末カップ
リングの抗体は、50mMのクエン酸ナトリウム(pH
2.8)で、次いで0.15MNH4 OHで当該樹脂を
洗浄することにより除去する。
ナル抗体を、腹水から硫酸アンモニア(50%)を用
い、沈澱させ精製する。IgMイソタイプを更に水に対
して透析して精製し、次いでPBS中に沈澱したIgM
を溶解させる。当該免疫グロブリン、各10mgずつ
を、予じめアミノカプロン酸で誘導化し、N−ヒドロキ
シ サクシニイミドで活性化したトリスアクリルGF2
000(LKB)1gとカップリングさせる。末カップ
リングの抗体は、50mMのクエン酸ナトリウム(pH
2.8)で、次いで0.15MNH4 OHで当該樹脂を
洗浄することにより除去する。
【0023】CTの免疫吸着剤での精製の為に、当該樹
脂試料0.5mlを0.5MのTMACの存在下でCT
調製物3mlと4℃で2時間混合する。次いで、当該樹
脂を小さなカラムに充填し、末結合の蛋白を0.5Mの
TMAC溶液で更に洗浄する。当該カラムを次いで0.
5M TMAC中の0.5%NP−40で洗浄し、更に
10mMの燐酸ソーダ緩衝液pH7.4を含む1M N
aClで、更に、末緩衝の食塩水で洗浄し、結合したC
Tを0.2MのNH4 OHを適用して溶出させ、10分
間以内の溶出物を1Mの酢酸で中和する。免疫親和性の
精製手順はすべて4℃で実施する。
脂試料0.5mlを0.5MのTMACの存在下でCT
調製物3mlと4℃で2時間混合する。次いで、当該樹
脂を小さなカラムに充填し、末結合の蛋白を0.5Mの
TMAC溶液で更に洗浄する。当該カラムを次いで0.
5M TMAC中の0.5%NP−40で洗浄し、更に
10mMの燐酸ソーダ緩衝液pH7.4を含む1M N
aClで、更に、末緩衝の食塩水で洗浄し、結合したC
Tを0.2MのNH4 OHを適用して溶出させ、10分
間以内の溶出物を1Mの酢酸で中和する。免疫親和性の
精製手順はすべて4℃で実施する。
【0024】SDSゲル電気泳動による精製CTの分析 図5は、SDS−ポリアクリルアミドゲル(15%)上
で分析した細胞毒素の粗製調製物中の蛋白のパターンを
示す。抗体U13−6(DNPに対するもの)から構築
された免疫吸着剤で、それに粗製CTを適用したものか
らのアンモニア溶出フラクションはB欄に、CT−1免
疫吸着剤カラムによる粗製調製物から精製したCTはC
欄に、分子量標準物質(フォスフォリラーゼ94K、牛
血清アルブミン67K、オボアルブミン43K、炭酸デ
ヒドラターゼ30K、大豆トリプシンインヒビター2
0.1K及びリゾチーム14.4Kダルトン)はD欄に
示す。尚、オボアルブミンから大豆トリプシンインヒビ
ターについては図6にその相対的位置関係をCTの推定
分子量との関係において示す。図5C欄は、精製CT
が、単一のポリペプチドから構成され、その推定分子量
即ち図6に示す如く既知分子量の他の蛋白の当該アクリ
ルアミドゲル上の移動度からの推定分子量は、約17.
5Kd(ダルトン)の精製蛋白であることを示す。
で分析した細胞毒素の粗製調製物中の蛋白のパターンを
示す。抗体U13−6(DNPに対するもの)から構築
された免疫吸着剤で、それに粗製CTを適用したものか
らのアンモニア溶出フラクションはB欄に、CT−1免
疫吸着剤カラムによる粗製調製物から精製したCTはC
欄に、分子量標準物質(フォスフォリラーゼ94K、牛
血清アルブミン67K、オボアルブミン43K、炭酸デ
ヒドラターゼ30K、大豆トリプシンインヒビター2
0.1K及びリゾチーム14.4Kダルトン)はD欄に
示す。尚、オボアルブミンから大豆トリプシンインヒビ
ターについては図6にその相対的位置関係をCTの推定
分子量との関係において示す。図5C欄は、精製CT
が、単一のポリペプチドから構成され、その推定分子量
即ち図6に示す如く既知分子量の他の蛋白の当該アクリ
ルアミドゲル上の移動度からの推定分子量は、約17.
5Kd(ダルトン)の精製蛋白であることを示す。
【図1】CTの製造工程を示す。
【図2】CTに対する抗体の検出方法の手順を示す。
【図3】CT結合モノクローナル抗体の固相検定法の手
順を示す。
順を示す。
【図4】この発明によるモノクローナル抗体の結合能に
ついての他のモノクローナル抗体の比較結果を示す。
ついての他のモノクローナル抗体の比較結果を示す。
【図5】CT粗製物、精製CTなどのポリアクリルアミ
ドゲル上の電気泳動による蛋白のパターンを示す。
ドゲル上の電気泳動による蛋白のパターンを示す。
【図6】この発明のCTの推定分子量を図5D欄の分子
量標準物質との比較において示す。
量標準物質との比較において示す。
【図7】この発明によるCTの細胞死滅能を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/16 38/36 39/00 39/395 K C07K 16/00 8318−4H C12N 15/02 C12P 21/00 A 9282−4B 21/08 9161−4B G01N 33/53 N Y 33/577 B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/00 C12R 1:91) (C12P 21/08 C12R 1:91) A61K 37/46 9050−4B C12N 15/00 C (C12N 5/00 B C12R 1:91)
Claims (17)
- 【請求項1】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動
による測定で17,000±500Dの分子量を有する
細胞毒素を特異的に認識し結合するモノクローナル抗体
を発現するハイブリドーマセルラインであって、賦活さ
れた末梢血液単核細胞、単球細胞もしくは単球細胞様細
胞から得られる純粋なもしくは不純なヒト細胞毒素調製
物で免疫したマウスの脾細胞と、マウスのミエローマ細
胞との融合により形成される該ハイブリドーマセルライ
ン。 - 【請求項2】 ハイブリドーマセルラインがCNCM1
−472である請求項1のハイブリドーマセルライン。 - 【請求項3】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳動
による測定で17,000±500Dの分子量を有する
精製された細胞毒素の製造方法であって: (イ)該細胞毒素を含む調製物を用意し; (ロ)当該調製物から当該細胞毒素を制御された細孔を
有するガラスビーズに吸着させ; (ハ)当該制御された細孔を有するガラスビーズから純
度を高めた状態で当該細胞毒素を脱着させ; (ニ)当該細胞毒素に対するモノクローナル抗体よりな
る免疫吸着剤に、脱着した細胞毒素を接触させ;次い
で、 (ホ)該免疫吸着剤から該細胞毒素を溶出する;ことを
含む上記製造方法。 - 【請求項4】 当該細胞毒素を工程(ハ)において脱着
するのに際し、0.5Mテトラメチルアンモニウムクロ
ライドを含む脱着緩衝液を用いる、請求項3の製造方
法。 - 【請求項5】 当該細胞毒素を0.2MNH4 OHを用
いて当該免疫吸着剤から溶出させる、請求項3又は4の
製造方法。 - 【請求項6】 工程(イ)の調製物が賦活化した末梢血
液の単核細胞からの調製物である、請求項3又は5の製
造方法。 - 【請求項7】 当該細胞をリンフォカインとインキュベ
ートした後、植物凝集素を用いて賦活する、請求項3か
ら5のいずれかの製造方法。 - 【請求項8】 コンカナバリン−Aそれ自体では、細胞
毒素の有意な分泌を誘導しない量を用いて、当該細胞を
インキュベートした後、コンカナバリン−Aで賦活す
る、請求項3から6のいずれかの製造方法。 - 【請求項9】 当該細胞をセンダイウイルスで賦活す
る、請求項3から6のいずれかの製造方法。 - 【請求項10】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳
動による測定で17,000±500Dの分子量を有す
る精製された細胞毒素の製造方法であって:該細胞毒素
に対するモノクローナル抗体を含む免疫吸着剤に、該細
胞毒素を含む調製物を接触させ;次いで免疫吸着剤から
該細胞毒素を溶出させる;ことを含む上記製造方法。 - 【請求項11】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳
動による測定で17,000±500Dの分子量を有す
る細胞毒素に結合する抗体の産生に関する多数のハイブ
リドーマ培養物のスクリーニング用の固相免疫検定法で
あって: (イ)マウスの免疫グロブリンの抗体であって親和性を
純化させた抗体で、蛋白結合支持手段を被膜し; (ロ)被験ハイブリドーマの成長培養体を当該被膜支持
手段中でインキュベートし、次いで洗浄し; (ハ)細胞毒素の試料を当該支持手段中でインキュベー
トし、次いで洗浄し;次いで (ニ)支持手段に結合した細胞毒素を溶解し、生物検定
法によりその量を測定する;ことを含む上記固相免疫検
定法。 - 【請求項12】 当該生物検定法が、代謝ブロッカーを
用いて細胞毒素の細胞毒作用に感作した細胞を用意し、
当該細胞を細胞毒素に暴露させ、細胞の死亡の程度測定
する、請求項11の検定法。 - 【請求項13】 代謝ブロッカーがシクロヘキシイミド
である請求項12の検定法。 - 【請求項14】 代謝ブロッカーがアクチノマイシンD
である請求項12の検定法。 - 【請求項15】 代謝ブロッカーがマイトマイシンCで
ある請求項12の検定法。 - 【請求項16】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳
動による測定で17,000±500Dの分子量を有す
る細胞毒素の単離方法であって: (イ)該細胞毒素の不純な調製物で免疫化することによ
って、該細胞毒素に対するモノクローナル抗体を調製
し;次いで (ロ)該モノクローナル抗体から免疫吸着剤を構築し、
該免疫吸着剤を用いて該細胞毒素の粗調製物から該細胞
毒素を単離する;ことを含む上記単離方法。 - 【請求項17】 ポリアクリルアミドSDSゲル電気泳
動による測定で17,000±500Dの分子量を有す
る本質的に均質な形態にある細胞毒素を有効成分として
含有する、ウイルス感染細胞の治療用医薬組成物。
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