JPH0788854A - ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法 - Google Patents
ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法Info
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- JPH0788854A JPH0788854A JP5259234A JP25923493A JPH0788854A JP H0788854 A JPH0788854 A JP H0788854A JP 5259234 A JP5259234 A JP 5259234A JP 25923493 A JP25923493 A JP 25923493A JP H0788854 A JPH0788854 A JP H0788854A
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- foam
- mold
- polyolefin
- cavity
- foaming
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリオレフィン発泡材料の漏出を防いで発泡
体を成形できるとともに、発泡体の気泡サイズのコント
ロールも容易で、しかも脱型時に発泡体の変形を生じる
おそれのないポリオレフィンのブロック状発泡体の製造
方法を提供する。 【構成】 型合わせ部15に向けてキャビティ12が拡
開するようにキャビティの側面14を傾斜させた分割金
型のキャビティ内で、ポリオレフィン発泡材料を加圧、
加熱して発泡成形するポリオレフィンのブロック状発泡
体の製造方法において、前記金型の型合わせ部のキャビ
ティ面に、製造予定のポリオレフィンのブロック状発泡
体と同一のまたは同一グレードのポリオレフィン発泡体
からなるシール材16を配置し前記型合わせ部をシール
して、前記ポリオレフィン発泡材料の発泡成形を行な
う。
体を成形できるとともに、発泡体の気泡サイズのコント
ロールも容易で、しかも脱型時に発泡体の変形を生じる
おそれのないポリオレフィンのブロック状発泡体の製造
方法を提供する。 【構成】 型合わせ部15に向けてキャビティ12が拡
開するようにキャビティの側面14を傾斜させた分割金
型のキャビティ内で、ポリオレフィン発泡材料を加圧、
加熱して発泡成形するポリオレフィンのブロック状発泡
体の製造方法において、前記金型の型合わせ部のキャビ
ティ面に、製造予定のポリオレフィンのブロック状発泡
体と同一のまたは同一グレードのポリオレフィン発泡体
からなるシール材16を配置し前記型合わせ部をシール
して、前記ポリオレフィン発泡材料の発泡成形を行な
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリオレフィンのブ
ロック状発泡体の製造方法に関する。
ロック状発泡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンのブロック状発泡体の製
造方法としては、次に示す一段発泡あるいは二段発泡に
よる方法が知られている。前記一段発泡は、ポリオレフ
ィン樹脂、架橋剤および発泡剤の混和物からなるポリオ
レフィン発泡材料を金型のキャビティに充填し、加圧、
加熱状態下で架橋剤および発泡剤を完全に分解させ、そ
の後金型を開けて除圧することにより、一度に所望の密
度に膨張させる方法である。
造方法としては、次に示す一段発泡あるいは二段発泡に
よる方法が知られている。前記一段発泡は、ポリオレフ
ィン樹脂、架橋剤および発泡剤の混和物からなるポリオ
レフィン発泡材料を金型のキャビティに充填し、加圧、
加熱状態下で架橋剤および発泡剤を完全に分解させ、そ
の後金型を開けて除圧することにより、一度に所望の密
度に膨張させる方法である。
【0003】また、二段発泡は、ポリオレフィン発泡材
料を一次金型のキャビティに充填し、加圧、加熱状態で
発泡剤の15〜60%を分解することにより一次発泡さ
せ、得られた発泡体をその後常圧で加熱し、残余の発泡
剤を分解して二次発泡させ、所望密度の発泡体を得る方
法である。
料を一次金型のキャビティに充填し、加圧、加熱状態で
発泡剤の15〜60%を分解することにより一次発泡さ
せ、得られた発泡体をその後常圧で加熱し、残余の発泡
剤を分解して二次発泡させ、所望密度の発泡体を得る方
法である。
【0004】ところで、前記一段発泡における発泡反応
あるいは二段発泡における一次発泡反応の際に、ポリオ
レフィン発泡材料が金型外に漏出すると、その漏出材料
が金型外面に付着硬化して脱型時の発泡体を引っ張るた
め、発泡体に変形を生じてその変形状態のまま形状固定
される。しかも、前記発泡材料の漏出は原料を無駄に使
用するという経済的不利益も生じる。そこで、従来より
発泡材料の漏出防止が求められている。
あるいは二段発泡における一次発泡反応の際に、ポリオ
レフィン発泡材料が金型外に漏出すると、その漏出材料
が金型外面に付着硬化して脱型時の発泡体を引っ張るた
め、発泡体に変形を生じてその変形状態のまま形状固定
される。しかも、前記発泡材料の漏出は原料を無駄に使
用するという経済的不利益も生じる。そこで、従来より
発泡材料の漏出防止が求められている。
【0005】一方、一段発泡用金型あるいは二段発泡に
おける一次金型にあっては、金型を開けて除圧した際の
急激な発泡体膨張時に発泡体がキャビティの側面に引っ
掛かると、それにより発泡体に変形を生じてその変形状
態のまま形状固定される。
おける一次金型にあっては、金型を開けて除圧した際の
急激な発泡体膨張時に発泡体がキャビティの側面に引っ
掛かると、それにより発泡体に変形を生じてその変形状
態のまま形状固定される。
【0006】そこで、従来にあっては、図4に示される
ように、型合わせ部42に向けてキャビティ41が拡開
するようにキャビティの側面43を傾斜させた金型40
が用いられている。この金型40にあっては金型を開け
て除圧した際の発泡体膨張時に、発泡体45がキャビテ
ィの側面43を滑りやすく、キャビティ側面に引っ掛か
ることなく飛び出すため、変形のおそれがない。符号4
4は上型である。
ように、型合わせ部42に向けてキャビティ41が拡開
するようにキャビティの側面43を傾斜させた金型40
が用いられている。この金型40にあっては金型を開け
て除圧した際の発泡体膨張時に、発泡体45がキャビテ
ィの側面43を滑りやすく、キャビティ側面に引っ掛か
ることなく飛び出すため、変形のおそれがない。符号4
4は上型である。
【0007】しかるに、前記のようにキャビティの側面
を傾斜させると、発泡体のみならず、成形途中にある発
泡材料まで滑りやすくなって、型合わせ部から発泡材料
が型外へ漏出しやすくなる問題が発生する。
を傾斜させると、発泡体のみならず、成形途中にある発
泡材料まで滑りやすくなって、型合わせ部から発泡材料
が型外へ漏出しやすくなる問題が発生する。
【0008】なお、発泡材料の漏出を少なくする方法と
して、キャビティの側面を垂直に近づけるか、あるいは
成形時における上型と下型との圧着圧力、すなわち発泡
時の加圧力を大(たとえば、80kg/cm2 以上)に
する方法が考えられる。
して、キャビティの側面を垂直に近づけるか、あるいは
成形時における上型と下型との圧着圧力、すなわち発泡
時の加圧力を大(たとえば、80kg/cm2 以上)に
する方法が考えられる。
【0009】しかし、前記キャビティの側面を垂直に近
づけると、発泡体の脱型膨張時に発泡体がキャビティの
側面に引っ掛かりやすくなって、前記のように発泡体に
変形を生じるようになる。また、上型と下型との圧着圧
力をあまり大きくすると、発泡材料中のガスがキャビテ
ィ内に完全に閉じ込められて気泡が成長できず、所望の
気泡サイズを有する発泡体が得られなくなるおそれがあ
る。
づけると、発泡体の脱型膨張時に発泡体がキャビティの
側面に引っ掛かりやすくなって、前記のように発泡体に
変形を生じるようになる。また、上型と下型との圧着圧
力をあまり大きくすると、発泡材料中のガスがキャビテ
ィ内に完全に閉じ込められて気泡が成長できず、所望の
気泡サイズを有する発泡体が得られなくなるおそれがあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
前記の点に鑑みてなされたものであって、ポリオレフィ
ン発泡材料の漏出を防いで発泡体を成形できるととも
に、発泡体の気泡サイズのコントロールも容易で、しか
も脱型時に発泡体の変形を生じるおそれのないポリオレ
フィンのブロック状発泡体の製造方法を提供するもので
ある。
前記の点に鑑みてなされたものであって、ポリオレフィ
ン発泡材料の漏出を防いで発泡体を成形できるととも
に、発泡体の気泡サイズのコントロールも容易で、しか
も脱型時に発泡体の変形を生じるおそれのないポリオレ
フィンのブロック状発泡体の製造方法を提供するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
型合わせ部に向けてキャビティが拡開するようにキャビ
ティの側面を傾斜させた分割金型のキャビティ内で、ポ
リオレフィン発泡材料を加圧、加熱して発泡成形するポ
リオレフィンのブロック状発泡体の製造方法において、
前記金型の型合わせ部のキャビティ面に、製造予定のポ
リオレフィンのブロック状発泡体と同一のまたは同一グ
レードのポリオレフィン発泡体からなるシール材を配置
し前記型合わせ部をシールして、前記ポリオレフィン発
泡材料の発泡成形を行なうことを特徴とするポリオレフ
ィンのブロック状発泡体の製造方法に係る。
型合わせ部に向けてキャビティが拡開するようにキャビ
ティの側面を傾斜させた分割金型のキャビティ内で、ポ
リオレフィン発泡材料を加圧、加熱して発泡成形するポ
リオレフィンのブロック状発泡体の製造方法において、
前記金型の型合わせ部のキャビティ面に、製造予定のポ
リオレフィンのブロック状発泡体と同一のまたは同一グ
レードのポリオレフィン発泡体からなるシール材を配置
し前記型合わせ部をシールして、前記ポリオレフィン発
泡材料の発泡成形を行なうことを特徴とするポリオレフ
ィンのブロック状発泡体の製造方法に係る。
【0012】
【実施例】この発明は、一段発泡あるいは二段発泡の一
次発泡のいずれにも適用できるが、以下一段発泡の場合
を例に挙げてこの発明を詳細に説明する。図1はこの発
明の製造方法の一例を示す金型の平面図、図2はその断
面図、図3はこの発明方法の他の例を示す金型の断面図
である。
次発泡のいずれにも適用できるが、以下一段発泡の場合
を例に挙げてこの発明を詳細に説明する。図1はこの発
明の製造方法の一例を示す金型の平面図、図2はその断
面図、図3はこの発明方法の他の例を示す金型の断面図
である。
【0013】図1および図2にこの発明方法に用いられ
る金型の一例を示す。この金型10は、成形品キャビテ
ィ12を有する下型11と上型13とからなる分割金型
である。前記成形品キャビティ12の側面14は、型合
わせ部15に向けてキャビティ12が拡開するように、
水平面に対する傾斜角度θが鋭角となる傾斜面によって
形成されており、金型10を開けて除圧した際の発泡体
膨張時に、当該発泡体が前記キャビティの側面14を滑
って飛び出しやすくなるように構成されている。なお、
この実施例において、前記キャビティ12の寸法は底面
部分で約480×480mm、型合わせ部15部分で5
70×570mm、深さが約25mmで、キャビティ側
面14を構成する傾斜面の傾斜角度θは約35°であ
る。
る金型の一例を示す。この金型10は、成形品キャビテ
ィ12を有する下型11と上型13とからなる分割金型
である。前記成形品キャビティ12の側面14は、型合
わせ部15に向けてキャビティ12が拡開するように、
水平面に対する傾斜角度θが鋭角となる傾斜面によって
形成されており、金型10を開けて除圧した際の発泡体
膨張時に、当該発泡体が前記キャビティの側面14を滑
って飛び出しやすくなるように構成されている。なお、
この実施例において、前記キャビティ12の寸法は底面
部分で約480×480mm、型合わせ部15部分で5
70×570mm、深さが約25mmで、キャビティ側
面14を構成する傾斜面の傾斜角度θは約35°であ
る。
【0014】前記型合わせ部15のキャビティの側面1
4には、所定形状のシール材16が配される。このシー
ル材16は、ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造
の際に、前記型合わせ部15をシールして、発泡材料な
どの漏出を防ぐためのもので、前記金型10によって製
造される予定のポリオレフィンのブロック状発泡体と同
一または同一グレードのポリオレフィン発泡体から所定
形状に形成されたものである。この例において、前記シ
ール材16は断面ほぼ直角三角形に形成され、図のよう
に、キャビティ側面14形状に沿って型合わせ部15を
シールしている。
4には、所定形状のシール材16が配される。このシー
ル材16は、ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造
の際に、前記型合わせ部15をシールして、発泡材料な
どの漏出を防ぐためのもので、前記金型10によって製
造される予定のポリオレフィンのブロック状発泡体と同
一または同一グレードのポリオレフィン発泡体から所定
形状に形成されたものである。この例において、前記シ
ール材16は断面ほぼ直角三角形に形成され、図のよう
に、キャビティ側面14形状に沿って型合わせ部15を
シールしている。
【0015】前記製造予定のポリオレフィンのブロック
状発泡体と同一グレードのポリオレフィン発泡体として
は、密度、融点、軟化点および硬度の値が、製造予定の
ポリオレフィンのブロック状発泡体と10%以上、好ま
しくは3%以上異ならないものが好ましく、また、その
発泡体から裁断等により所定形状にされたシール材16
そのものの密度、硬度の値が、製造しようとするポリオ
レフィン発泡体と10%以上異ならないものが好まし
い。なお、このシール材16には、この発明により製造
したポリオレフィン発泡体をトリミングする際に切り落
とした部分など、通常廃棄されるものを用いることもで
きるので、極めて経済的である。
状発泡体と同一グレードのポリオレフィン発泡体として
は、密度、融点、軟化点および硬度の値が、製造予定の
ポリオレフィンのブロック状発泡体と10%以上、好ま
しくは3%以上異ならないものが好ましく、また、その
発泡体から裁断等により所定形状にされたシール材16
そのものの密度、硬度の値が、製造しようとするポリオ
レフィン発泡体と10%以上異ならないものが好まし
い。なお、このシール材16には、この発明により製造
したポリオレフィン発泡体をトリミングする際に切り落
とした部分など、通常廃棄されるものを用いることもで
きるので、極めて経済的である。
【0016】前記シール材16を、製造予定のポリオレ
フィンのブロック状発泡体と同一または同一グレードの
ポリオレフィン発泡体で形成することによって、後述す
るようにポリオレフィンのブロック状発泡体の成形時に
シール材16が溶融して、そのシール材16が製品本体
部の外周に溶融一体化したポリオレフィンのブロック状
発泡体が、製品本体部の外周部までほぼ等しい品質で得
られる。また、シール材16が溶融一体化した製品本体
部外周部分は、製品化の際のトリミング時に通常切断さ
れて大部分は除去されるが、たとえ残った場合でも、前
記のように製品本体部外周までほぼ等しい品質からなる
ため、製品の品質上問題はない。
フィンのブロック状発泡体と同一または同一グレードの
ポリオレフィン発泡体で形成することによって、後述す
るようにポリオレフィンのブロック状発泡体の成形時に
シール材16が溶融して、そのシール材16が製品本体
部の外周に溶融一体化したポリオレフィンのブロック状
発泡体が、製品本体部の外周部までほぼ等しい品質で得
られる。また、シール材16が溶融一体化した製品本体
部外周部分は、製品化の際のトリミング時に通常切断さ
れて大部分は除去されるが、たとえ残った場合でも、前
記のように製品本体部外周までほぼ等しい品質からなる
ため、製品の品質上問題はない。
【0017】なお、前記シール材16が溶融一体化した
製品本体部外周部分は、製品本体部と比較して熱履歴が
高くわずかに異なる物性を示す場合もあるが、その場合
でも本質的に製品本体と同一の樹脂であるため品質上問
題となることはない。
製品本体部外周部分は、製品本体部と比較して熱履歴が
高くわずかに異なる物性を示す場合もあるが、その場合
でも本質的に製品本体と同一の樹脂であるため品質上問
題となることはない。
【0018】図から理解されるように、この例において
は、前記シール材16を前記型合わせ部15のキャビテ
ィ側面14に確実に固定するために、前記キャビティ1
2の底面部分に、前記シール材16の位置を固定するシ
ール材固定部材18が配置される。このシール材固定部
材18には、後にキャビティに充填するポリオレフィン
発泡材料を小片にしたものを用いるのが好ましい。
は、前記シール材16を前記型合わせ部15のキャビテ
ィ側面14に確実に固定するために、前記キャビティ1
2の底面部分に、前記シール材16の位置を固定するシ
ール材固定部材18が配置される。このシール材固定部
材18には、後にキャビティに充填するポリオレフィン
発泡材料を小片にしたものを用いるのが好ましい。
【0019】このようにして、キャビティ側面14にシ
ール材16が配された下型11のキャビティ12に、ポ
リオレフィン発泡材料20が充填される。このポリオレ
フィン発泡材料20は、公知のポリオレフィン樹脂と架
橋剤と発泡剤の混和物の塊よりなり、その発泡倍率に応
じて適宜量が充填される。そして、上型13によって金
型10が閉じられた後、前記金型を加熱、加圧して、ポ
リオレフィン発泡材料20中の発泡剤を分解する。これ
により、ポリオレフィン発泡材料20が架橋および発泡
しながらキャビティ12内に充満し、前記型合わせ部の
シール材16と接する。
ール材16が配された下型11のキャビティ12に、ポ
リオレフィン発泡材料20が充填される。このポリオレ
フィン発泡材料20は、公知のポリオレフィン樹脂と架
橋剤と発泡剤の混和物の塊よりなり、その発泡倍率に応
じて適宜量が充填される。そして、上型13によって金
型10が閉じられた後、前記金型を加熱、加圧して、ポ
リオレフィン発泡材料20中の発泡剤を分解する。これ
により、ポリオレフィン発泡材料20が架橋および発泡
しながらキャビティ12内に充満し、前記型合わせ部の
シール材16と接する。
【0020】ポリオレフィン発泡材料20と接したシー
ル材16は、型合わせ部15をシールしてポリオレフィ
ン発泡材料20及び発泡ガスが型合わせ部15から漏出
するのを防ぐ。このシール材16の存在により、上型と
下型との圧着圧力が50〜80kg/cm2 程度の低圧
力の場合であっても、前記キャビティ側面14の傾斜角
度θが30〜45°程度あれば、発泡材料の漏れを防い
で発泡体を成形性良く得ることができる。
ル材16は、型合わせ部15をシールしてポリオレフィ
ン発泡材料20及び発泡ガスが型合わせ部15から漏出
するのを防ぐ。このシール材16の存在により、上型と
下型との圧着圧力が50〜80kg/cm2 程度の低圧
力の場合であっても、前記キャビティ側面14の傾斜角
度θが30〜45°程度あれば、発泡材料の漏れを防い
で発泡体を成形性良く得ることができる。
【0021】なお、ポリオレフィン発泡材料を15倍に
発泡させる場合の前記上型と下型の圧着圧力とキャビテ
ィ側面の傾斜角度の目安を以下に示す。勿論、ポリオレ
フィン発泡材料の配合により、及びキャビティの形状等
により前記圧着圧力と傾斜角度の関係は異なる。 上型と下型の圧着圧力 傾斜角度θ 50kg/cm2 40°〜45°程度 60kg/cm2 35°〜40°程度 80kg/cm2 30°〜35°程度
発泡させる場合の前記上型と下型の圧着圧力とキャビテ
ィ側面の傾斜角度の目安を以下に示す。勿論、ポリオレ
フィン発泡材料の配合により、及びキャビティの形状等
により前記圧着圧力と傾斜角度の関係は異なる。 上型と下型の圧着圧力 傾斜角度θ 50kg/cm2 40°〜45°程度 60kg/cm2 35°〜40°程度 80kg/cm2 30°〜35°程度
【0022】また、ポリオレフィン発泡材料20と接し
たシール材16は、そのポリオレフィン発泡材料20か
ら形成される発泡体と同一または同一グレードの発泡体
からなるため、金型の加熱、加圧により徐々に溶融し、
最終的にポリオレフィン発泡材料20と一体化して、そ
のポリオレフィン発泡材料から形成された製品本体部の
外周部分を形成する。なお、この溶融一体終了時点で
は、ポリオレフィン発泡材料は既に充分架橋しているた
め、型合わせ部15からポリオレフィン発泡材料及び発
泡ガスが抜けるおそれがない。
たシール材16は、そのポリオレフィン発泡材料20か
ら形成される発泡体と同一または同一グレードの発泡体
からなるため、金型の加熱、加圧により徐々に溶融し、
最終的にポリオレフィン発泡材料20と一体化して、そ
のポリオレフィン発泡材料から形成された製品本体部の
外周部分を形成する。なお、この溶融一体終了時点で
は、ポリオレフィン発泡材料は既に充分架橋しているた
め、型合わせ部15からポリオレフィン発泡材料及び発
泡ガスが抜けるおそれがない。
【0023】本発明において、ポリオレフィン樹脂と
は、たとえば通常市販されている高圧法、中圧法または
低圧法により製造されたポリエチレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレンとメチル、エチル、プ
ロピルもしくはブチルの各アクリル酸エステル(このエ
ステルの含有量;45モル%以内)との共重合体、また
はこれらのそれぞれ塩素含有率60重量%まで塩素化し
たもの、さらに、これら二種以上の混合物、またはこれ
らとアイソタクチックポリプロピレンもしくはアタクチ
ックポリプロピレンとの混合物などをいう。
は、たとえば通常市販されている高圧法、中圧法または
低圧法により製造されたポリエチレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレンとメチル、エチル、プ
ロピルもしくはブチルの各アクリル酸エステル(このエ
ステルの含有量;45モル%以内)との共重合体、また
はこれらのそれぞれ塩素含有率60重量%まで塩素化し
たもの、さらに、これら二種以上の混合物、またはこれ
らとアイソタクチックポリプロピレンもしくはアタクチ
ックポリプロピレンとの混合物などをいう。
【0024】本発明においてポリオレフィン発泡材料に
用いられる架橋剤とは、上記ポリオレフィン樹脂の流動
開始温度以上の分解温度を有するものであって、加熱に
より分解され、遊離ラジカルを発生してその分子間に架
橋結合を生じせしめるラジカル発生剤である有機過酸化
物などをいう。上記架橋剤として好ましくは、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス−タ
ーシャリーブチルパーオキシヘキサン、1,3−ビス−
ターシャリーパーオキシ−イソプロピルベンゼンなどで
ある。また、本発明に用いられる発泡剤とは、上記ポリ
オレフィンの流動開始温度以上の分解温度を有するもの
をいい、たとえば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミンなどである。
用いられる架橋剤とは、上記ポリオレフィン樹脂の流動
開始温度以上の分解温度を有するものであって、加熱に
より分解され、遊離ラジカルを発生してその分子間に架
橋結合を生じせしめるラジカル発生剤である有機過酸化
物などをいう。上記架橋剤として好ましくは、ジクミル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス−タ
ーシャリーブチルパーオキシヘキサン、1,3−ビス−
ターシャリーパーオキシ−イソプロピルベンゼンなどで
ある。また、本発明に用いられる発泡剤とは、上記ポリ
オレフィンの流動開始温度以上の分解温度を有するもの
をいい、たとえば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミンなどである。
【0025】さらに本発明において、発泡状態をコント
ロールするために、尿素を主成分とする化合物、酸化亜
鉛、酸化鉛などの金属酸化物、低級もしくは高級脂肪酸
または低級もしくは高級脂肪酸の金属塩などの発泡助剤
などを添加することができる。加えて、物性改善のため
に、カーボンブラック、亜鉛華、酸化チタン、その他常
用の配合剤を添加してもよい。
ロールするために、尿素を主成分とする化合物、酸化亜
鉛、酸化鉛などの金属酸化物、低級もしくは高級脂肪酸
または低級もしくは高級脂肪酸の金属塩などの発泡助剤
などを添加することができる。加えて、物性改善のため
に、カーボンブラック、亜鉛華、酸化チタン、その他常
用の配合剤を添加してもよい。
【0026】この発明によれば、前記型合わせ部15が
シール材16によってあらかじめシールされているの
で、キャビティ側面が傾斜面によって構成されていて
も、かつ成形時の金型の圧着圧力が小さくても、ポリオ
レフィン発泡材料や発泡ガスが前記型合わせ部15から
漏出するおそれがない。
シール材16によってあらかじめシールされているの
で、キャビティ側面が傾斜面によって構成されていて
も、かつ成形時の金型の圧着圧力が小さくても、ポリオ
レフィン発泡材料や発泡ガスが前記型合わせ部15から
漏出するおそれがない。
【0027】次に、ポリオレフィンのブロック状発泡体
の具体的製造例について示す。まず、以下の配合によっ
てポリオレフィン発泡材料を混合調整した。 〔配合例〕 重量部 ポリエチレン(商品名「ミラソン9」三井石油化学株式会社製) 100 発泡剤 (アゾジカルボンアミド) 4.7 架橋剤 (ジクミルパーオキサイド) 1.7 架橋助剤 (亜鉛華) 0.5 発泡助剤 (尿素系) 0.5
の具体的製造例について示す。まず、以下の配合によっ
てポリオレフィン発泡材料を混合調整した。 〔配合例〕 重量部 ポリエチレン(商品名「ミラソン9」三井石油化学株式会社製) 100 発泡剤 (アゾジカルボンアミド) 4.7 架橋剤 (ジクミルパーオキサイド) 1.7 架橋助剤 (亜鉛華) 0.5 発泡助剤 (尿素系) 0.5
【0028】このポリオレフィン発泡材料の8kgを、
図1および図2に示される金型に充填して発泡成形を行
なった。成形条件は以下のとおりである。 金型の加熱温度 145℃ 加圧力(上型と下型の圧着圧力) 60kg/cm
2 成形時間 40分
図1および図2に示される金型に充填して発泡成形を行
なった。成形条件は以下のとおりである。 金型の加熱温度 145℃ 加圧力(上型と下型の圧着圧力) 60kg/cm
2 成形時間 40分
【0029】その際、前記金型10の型合わせ部15近
辺のキャビティ面には、前記配合のポリオレフィン発泡
材料から発泡成形されたポリオレフィン発泡体の不良品
を所定の大きさに切断してなるシール材16を、シール
材固定部材18とともに配置した。その結果、前記加圧
力および金型形状にあっても、発泡材料が型合わせ部1
5から漏出することはなかった。なお、シール材固定部
材18は、前記配合のポリオレフィン発泡材料の一部よ
りなる小片を用いた。
辺のキャビティ面には、前記配合のポリオレフィン発泡
材料から発泡成形されたポリオレフィン発泡体の不良品
を所定の大きさに切断してなるシール材16を、シール
材固定部材18とともに配置した。その結果、前記加圧
力および金型形状にあっても、発泡材料が型合わせ部1
5から漏出することはなかった。なお、シール材固定部
材18は、前記配合のポリオレフィン発泡材料の一部よ
りなる小片を用いた。
【0030】発泡終了後、金型を開けて金型内を常圧に
した。それにより、それまで金型内で加圧されていたポ
リオレフィンのブロック状発泡体が除圧され、膨張して
金型キャビティから飛び出した。その際ポリオレフィン
のブロック状発泡体は、キャビティ側面に引っ掛かるこ
となく飛び出し、変形等を生じることがなかった。
した。それにより、それまで金型内で加圧されていたポ
リオレフィンのブロック状発泡体が除圧され、膨張して
金型キャビティから飛び出した。その際ポリオレフィン
のブロック状発泡体は、キャビティ側面に引っ掛かるこ
となく飛び出し、変形等を生じることがなかった。
【0031】得られたポリオレフィンのブロック状発泡
体は、製品本体部の外周を構成している前記シール材よ
りなる部分に到るまで、ほぼ等しい品質からなってい
た。なお、脱型後のポリオレフィンのブロック状発泡体
は、その後、製品本体部の外周を切断除去して所望寸法
のブロック状とした。
体は、製品本体部の外周を構成している前記シール材よ
りなる部分に到るまで、ほぼ等しい品質からなってい
た。なお、脱型後のポリオレフィンのブロック状発泡体
は、その後、製品本体部の外周を切断除去して所望寸法
のブロック状とした。
【0032】図3はこの発明方法の他の例を示したもの
である。符号30は金型、31は下型、32は上型であ
る。この実施例においては、上型32にも下型31のキ
ャビティ33と同様のキャビティ36が設けられてい
て、その下型と上型のキャビティ33,36が型合わせ
部35に向けて拡開するように、下型と上型のキャビテ
ィの側面34,37が各々傾斜している。またシール材
38は断面ほぼ三角形に形成され、図のように、前記キ
ャビティの側面34,37を覆って前記型合わせ部35
をシールする。
である。符号30は金型、31は下型、32は上型であ
る。この実施例においては、上型32にも下型31のキ
ャビティ33と同様のキャビティ36が設けられてい
て、その下型と上型のキャビティ33,36が型合わせ
部35に向けて拡開するように、下型と上型のキャビテ
ィの側面34,37が各々傾斜している。またシール材
38は断面ほぼ三角形に形成され、図のように、前記キ
ャビティの側面34,37を覆って前記型合わせ部35
をシールする。
【0033】なお、この発明は二段発泡における一次発
泡に用いてもよく、その場合には、前記脱型後の発泡体
を二次金型に収容して公知の方法により二次発泡を行な
う。
泡に用いてもよく、その場合には、前記脱型後の発泡体
を二次金型に収容して公知の方法により二次発泡を行な
う。
【0034】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法によれ
ば、製造途中でポリオレフィン発泡材料および発泡ガス
の漏出がないので、かかる発泡体を成形性良好に、しか
も経済的に製造することができる。また、ポリオレフィ
ン発泡材料および発泡ガスの漏出防止のために金型の圧
着圧力を高くする必要がないため、発泡体の気泡サイズ
のコントロールも容易である。さらに、キャビティが型
合わせ部に向けて拡開するようにキャビティの側面を傾
斜させた金型構造のため、発泡体脱型時に発泡体がキャ
ビティの側面に引っ掛かることなくスムーズに飛び出
し、発泡体に変形を生じるおそれがない。
ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法によれ
ば、製造途中でポリオレフィン発泡材料および発泡ガス
の漏出がないので、かかる発泡体を成形性良好に、しか
も経済的に製造することができる。また、ポリオレフィ
ン発泡材料および発泡ガスの漏出防止のために金型の圧
着圧力を高くする必要がないため、発泡体の気泡サイズ
のコントロールも容易である。さらに、キャビティが型
合わせ部に向けて拡開するようにキャビティの側面を傾
斜させた金型構造のため、発泡体脱型時に発泡体がキャ
ビティの側面に引っ掛かることなくスムーズに飛び出
し、発泡体に変形を生じるおそれがない。
【図1】この発明の製造方法の一例を示す金型の平面図
である。
である。
【図2】その断面図である。
【図3】この発明方法の他の例を示す金型の断面図であ
る。
る。
【図4】一般的なポリオレフィンのブロック状発泡体の
製造方法を示す金型の断面図である。
製造方法を示す金型の断面図である。
10 金型 11 下型 12 キャビティ 13 上型 14 側面 15 型合わせ部 16 シール材 20 ポリオレフィン発泡材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00
Claims (1)
- 【請求項1】 型合わせ部に向けてキャビティが拡開す
るようにキャビティの側面を傾斜させた分割金型のキャ
ビティ内で、ポリオレフィン発泡材料を加圧、加熱して
発泡成形するポリオレフィンのブロック状発泡体の製造
方法において、 前記金型の型合わせ部のキャビティ面に、製造予定のポ
リオレフィンのブロック状発泡体と同一のまたは同一グ
レードのポリオレフィン発泡体からなるシール材を配置
し前記型合わせ部をシールして、前記ポリオレフィン発
泡材料の発泡成形を行なうことを特徴とするポリオレフ
ィンのブロック状発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259234A JPH0788854A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259234A JPH0788854A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788854A true JPH0788854A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17331276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259234A Pending JPH0788854A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリオレフィンのブロック状発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788854A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012236911A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-06 | Inoac Corp | 発泡体の製造方法 |
| CN103273599A (zh) * | 2013-06-18 | 2013-09-04 | 中国航空动力机械研究所 | 一种密封法 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5259234A patent/JPH0788854A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012236911A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-06 | Inoac Corp | 発泡体の製造方法 |
| CN103273599A (zh) * | 2013-06-18 | 2013-09-04 | 中国航空动力机械研究所 | 一种密封法 |
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