JPH078896Y2 - ナット - Google Patents

ナット

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JPH078896Y2
JPH078896Y2 JP1990035436U JP3543690U JPH078896Y2 JP H078896 Y2 JPH078896 Y2 JP H078896Y2 JP 1990035436 U JP1990035436 U JP 1990035436U JP 3543690 U JP3543690 U JP 3543690U JP H078896 Y2 JPH078896 Y2 JP H078896Y2
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JP
Japan
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nut
nut portion
hole
screw
cover
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JP1990035436U
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JPH03125910U (ja
Inventor
公男 片桐
Original Assignee
有限会社ワコー工機
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ねじ棒に対して適宜の位置で固定できると
共に自在に移動できるナットに関する。
(従来の技術) 本出願人は、実開昭62−128218号公報記載のナットを提
案した。このナットは、ねじ棒に対してナットを回転さ
せることなく所望の位置まで迅速に移動させるようにし
たものである。このナットは、スライド孔の中心とねじ
孔の中心とをずらせ、上下にねじ部を残して孔を貫通形
成したもので、移動時にはナットをねじに対して傾斜さ
せて移動させ、固定時にはナットを起し、ねじ棒に対し
て直交させて、ねじ部を使用してねじ棒に締結させるも
のである。
(考案が解決しようとする課題) 上記ナットによれば、ねじ棒に対して簡単かつ迅速に移
動させることができて、現在有効利用されているが、さ
らにナットの利用範囲を広げるために、下記のような要
求がある。
すなわち、第1に、ナットをねじ棒の途中で一時的に仮
止めできるようにすること。
第2にねじ孔に残されている上下のねじ部間はナットが
ねじ棒をスライド移動するために所定の間隔をあける必
要があり、この間隔を確保するためにナットが大型化す
る傾向にあるので、製造コスト等の観点からより小型に
すること。
第3に、ナットの固定時にはねじ棒とスライド孔との間
に間隙があき、この間隙から例えば被加工材を止める場
合には切粉が入り、ナットを解除する際にナットの回転
を妨げることがあるので、孔に回転を妨げるようなもの
が入らないようにすること。
この考案の目的は、上記の要求を満すことにある。
(課題を解決するための手段) この考案に係るナットでは、ねじ棒に対してナットを回
転させることなく移動自在とすると共にねじ棒の適宜の
位置で固定可能としたものである。
そこで、この考案では、下記の構成を採用した。
ナットは、一方のナット部材である第1ナット部と他方
のナット部材である第2ナット部とを具備している。上
記第1ナット部に連結部を、第2ナット部には連結孔を
備えており、第1ナット部の連結部は第2ナット部の連
結孔内に回転可能にかつ第2ナット部の軸心方向に移動
可能に連結している。上記第1ナット部及び第2ナット
部には取付け孔をそれぞれ貫通してある。各取付け孔は
ねじ孔とスライド孔とを組合せた孔であって、このねじ
孔の中心とスライド孔の中心とをずらせてねじ部を残し
て形成し、両ねじ孔の中心が一致している。上記連結部
と連結孔とはねじ結合し、ねじを各ねじ孔のねじ部と同
一としている。
ナット使用時に、取付け孔内に切粉、セメントなどが入
り込まないようにするために、第1ナット部と第2ナッ
ト部のいずれか一方又は双方のナット部の外側端面にス
ライド孔を被覆するカバーをねじ孔を中心として回転可
能に取付けてある。
上記第1ナット部2又は第2ナット部3の回転を規制す
る手段を設け、規制手段として、例えば規制ピンとスト
ッパとから構成し、規制ピンを第1ナット部又は第2ナ
ット部の一方に、ストッパを他方に設け、このストッパ
を規制ピンの回転軌跡上に配置するものである。
(作用) ナットは第1ナット部又は第2ナット部の回転操作によ
り、両ねじ孔のねじ部の位置関係が変化して、ねじ棒に
対して自在に移動可能となったり、所定の位置で固定可
能となる。
(実施例) まず、この考案の第1実施例を第1図〜第8図を参照し
て説明する。
第1図及び第2図に示すように、ナット1は第1ナット
部2と第2ナット部3とカバー4とからなる。
第1ナット部2は、第1図〜第3図に示すように断面T
字形に形成され、小径部は連結部21であって、連結部の
外周にねじ22を形成してある。そして第1ナット部2に
取付け孔5を厚み方向に貫通してある。取付け孔5は、
ねじ棒Sがねじ結合可能のねじ孔51と、ねじ棒に対して
第1ナット部2が自在に移動可能にするためのスライド
孔52とを組合せたものであり、ねじ孔の中心とスライド
孔の中心とをずらせて、ねじ孔の一部にねじ部6を形成
してある。ねじ孔51の中心は第1ナット部2の中心と一
致している。ねじ孔51の径はスライド孔52の径より短く
設定されている。
なお、第1ナット部2のつば部外周にローレットを形成
してある。
第2ナット部3は、第1図、第2図及び第4図に示すよ
うに断面コ字形に形成され、中心部には内端面(第1図
上端面)から連結孔31を切込んであり、この連結孔の内
周にねじ32を形成してある。連結孔31内には上記第1ナ
ット部2の連結部21がねじ32及びねじ22を介してねじ込
まれている。したがって、第1ナット部2又は第2ナッ
ト部3の一方を回すことにより、互いの連結、解放が可
能となる。
そして第2ナット3には、第1ナット部2の取付け孔5
と実質的に同一の取付け孔7を厚み方向に貫通してあ
る。第2ナット3のねじ孔71、ねじ部8及びスライド孔
72は、それぞれ第1ナット部2のねじ孔51、ねじ部6及
びスライド孔52に対応する。
取付け孔7のねじ孔71の中心と第1ナット部2の取付け
孔5のねじ孔51の中心とは一致している。
カバー4は、第1図、第2図、第5図及び第6図に示す
ように円弧状の板体からなる。カバー4は、第1ナット
部2の外端面(第1図上端面)に、ねじ孔51を中心とし
て形成されている浅い孔部9内に回転可能に嵌め込まれ
ている。カバー4が第1ナット部2の外端面から離脱す
ることを防止するために、孔部9の外周にレ形状の溝91
を形成してあり、この溝にカバーの外周部を嵌合してあ
る。カバー4にはねじ孔51を中心とするカバーの回転操
作をしやすくするために、上面につまみ41を設けてあ
る。
ここで、まず、第1ナット部2の取付け孔5と第2ナッ
ト部3の取付け孔7との関係を説明し、ついで第1ナッ
ト部とカバー4との関係を説明する。
第1図及び第2図に示すように、第1ナット部2のねじ
孔51のねじ部6と、第2ナット部3のねじ孔71のねじ部
8とが対向位置している場合には、両ナット部の取付け
孔5,7の内部がねじ棒Sとねじ結合可能である。
また第7図及び第8図に示すように、ねじ孔51のねじ部
6とねじ孔71のねじ部8とが上下で連続する位置関係に
ある場合には、両ナット部2,3の取付け孔5,7は全長にわ
たり、ねじ棒Sの径より大きくなり、ねじ棒との間に隙
間が開き、ナット1がねじ棒に対して移動自在の状態と
なる。
第1図及び第2図示の状態において、ねじ棒Sと取付け
孔5との隙間があいている。このために、カバー4を第
2図の位置から180度回転させることにより、この間隙
を被覆できる。
次に使用方法について説明する。
ナット1を回転させることなくねじ棒Sに自在に移動さ
せる場合を説明する。
まず上下の取付け孔5と取付け孔7とが一致するように
第1ナット部2を回転させて、第7図及び第8図に示す
ように両取付け孔を全長に亘り開放し、カバー4も右側
に回転移動させておいてから、取付け孔にねじ棒Sを通
して、ナット1を右側に移動させてねじ棒をスライド孔
52,72の内周面に当てた状態にしてから、ナットを上下
動作させる。
ナットをねじ棒の途中で止める場合について説明する。
まず、ナット1を第7図及び第8図の位置から左側に移
動させて、ねじ部6,8をねじ棒Sに当接させる。つい
で、第1ナット部2を回転させると、連結部21が連結孔
31下方にねじ込まれて行き、ほぼ半転したとき、第1図
及び第2図に示すようにつば部の内端面(下面)2aが第
2ナット部3の内端面に当接して、この段階でねじ部6,
8が対向位置して、ねじ部とねじ棒Sとが噛合う。この
結果、ナット1がねじ棒に固定される。この時、ねじ棒
Sと取付け孔5との隙間を被覆するために、カバー4を
第1図に位置から180度回転させる。
ナットの加工時において、取付け孔5,7を設ける工程
を、第1ナット部2及び第2ナット部3それぞれ独立に
行ってもよいが、例えば下記のような方法であってもよ
い。まず、第1ナット部2を回して、つば部を第2ナッ
ト部3の内端面に強く押付けて、第1ナット部と第2ナ
ット部とを一体にする。結合された第1ナット部及び第
2ナット部の中心部にねじ孔を開けてから、両ナット部
を分離して、第1ナット部と第2ナット部とのそれぞれ
についてスライド孔を開ける。こうすれば、ねじ孔を同
時に切削できて、ねじ加工が容易となり、両ナット部の
ねじ部間にねじピッチに誤差が生ずることがなく、ナッ
ト1がねじ棒Sに対して円滑に結合される。
この考案の第2実施例を第9図及び第10図を参照して説
明する。
この例におけるナットは、上例のナットと実施例に同一
であるが、カバーを具備していない点で異なり、そして
第1ナット部2の回転規制を行う規制手段を設けている
ところが相違している。
そこで、この規制手段を説明する。
第1ナット部2には外端面から内端面に貫通する孔に外
周にねじ設けた規制ピン9をねじ込んであり、下端部は
第1ナット部内端面下方に突出しいる。また第1ナット
部2の例えば180度の範囲内の回転を可能にするために
第2ナット部3の連結孔31の底部にピン状のストッパ10
を突設し、ストッパの位置を規制ピン9の回転軌跡上に
設定する。したがって、規制ピン9が第1ナット部2の
内端面から出ている状態では、第1ナット2を回転させ
ても規制ピンが第10図鎖線に示すようにストッパピン10
に当接するので、その回転角度180度の範囲で規制さ
れ、規制ピン9を第1ナット部2内に後退させれば、第
1ナット部は360度の回転が可能となる。
この例によれば、第1ナット部2の第2ナット部3から
の離脱を防止できると共に、第1ナット部2を半転させ
るだけで、ナットの固定とスライド移動との切換えがで
きて、操作が確実容易となる。
規制手段の他の例は、バヨネット結合を利用するもの
で、第11図に示すように1対の規制ピン11を第2ナット
部3に水平方向に前後移動可能に取付け、そのピン先端
部を連結孔内に突出できるようにし、各ピン先端部に対
向する第1ナット部2の連結部21外周に所定長の溝23を
設けている。第1ナット部2を緩める方向に回すと、こ
の第1ナット部は上動するが、規制ピン11の先端部が溝
23の端部に当接して、第1ナット部は上動を妨げられる
ために、第1ナット部の回転が規制される。
規制ピンは対にすることを必要としないが、対にすれ
ば、第1ナット部2の回転が円滑に行える。
(考案の効果) この考案によれば、取付け孔のある第1ナット部と第2
ナット部とを備えているので、ナットはねじ棒に対して
自在に移動できかつねじ棒の途中でも固定でき、ナット
を小型にすることができる。カバーを設けることによ
り、切粉などが取付け孔内に侵入することを防止でき
る。回転規制手段を設けることにより、第1ナット部と
第2ナット部との一体化が図れ、しかも回転規制手段と
して規制ピンとストッパとで構成すれば、ナット部の所
定回転角度の回転が可能となり、固定とその解除とが容
易かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はナットがねじ棒に対して固定される位置にある
状態を示す拡大縦断面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1ナット部の横断面図、 第4図は第2ナット部の横断面図、 第5図はカバーの平面図、 第6図はカバーの側面図、 第7図はナットがねじ棒に対して移動可能の位置ある状
態を示す拡大平面図、 第8図は第7図の一部切欠平面図、 第9図は第2の実施例を示す縦断面図、 第10図は第9図の一部切欠平面図、 第11図は規制手段の他の例を示す断面図である。 1…ナット、2…第1ナット部 21…連結部、22…ねじ 23…溝、3…第2ナット部 32…ねじ、4…カバー 5,7…取付け孔、51,71…ねじ孔 52,72…スライド孔、6,8…ねじ部 9,11…規制ピン、10…ストッパ S…ねじ棒

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ナット部と第2ナット部とを具備して
    おり、 上記第1ナット部に連結部を、第2ナット部には連結孔
    を備えており、 上記第1ナット部の連結部は、第2ナット部の連結孔に
    回転可能にかつ第2ナット部の軸心方向に移動可能に連
    結されており、 上記第1ナット部及び第2ナット部には取付け孔をそれ
    ぞれ貫通してあり、 上記各取付け孔は、ねじ孔の中心とスライド孔の中心と
    をずらせてねじ部を残して形成されており、 上記両ねじ孔の中心が一致しており、 上記連結部と連結孔とはねじ結合しており、ねじがねじ
    部と同一であることを特徴とするナット。
  2. 【請求項2】第1ナット部又は第2ナット部の外側端面
    にスライド孔を被覆するカバーをねじ孔を中心として回
    転可能に設けてあることを特徴とする請求項1記載のナ
    ット。
  3. 【請求項3】連結部の回転を規制する規制手段を設けて
    あることを特徴とする請求項1記載のナット。
  4. 【請求項4】規制手段は、第1ナット部又は第2ナット
    部の一方に設けてある規制ピンと、他方に設けあるスト
    ッパとからなり、ストッパは規制ピンの回転軌跡上に位
    置していることを特徴とする請求項2記載のナット。
JP1990035436U 1990-04-03 1990-04-03 ナット Expired - Lifetime JPH078896Y2 (ja)

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JPH03125910U JPH03125910U (ja) 1991-12-19
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