JPH0789067B2 - レゾルバ・デジタル変換器 - Google Patents

レゾルバ・デジタル変換器

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JPH0789067B2
JPH0789067B2 JP21601986A JP21601986A JPH0789067B2 JP H0789067 B2 JPH0789067 B2 JP H0789067B2 JP 21601986 A JP21601986 A JP 21601986A JP 21601986 A JP21601986 A JP 21601986A JP H0789067 B2 JPH0789067 B2 JP H0789067B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレゾルバの三角関数値による角度検出出力信号
をデジタル表示された角度値に変換するレゾルバ・デジ
タル変換器に関するものである。
〔従来の技術〕
モータ、工作機械および各種測定装置の回転量検出装置
としてレゾルバが広く用いられている。レゾルバは、回
転軸に取り付けられ回転軸の機械的回転量を電気信号に
変換する装置である。レゾルバの出力信号は、回転角に
応じた三角関数値となるため、レゾルバを実際の回転角
度測定装置あるいは機械の位置制御装置として用いると
きには、レゾルバの三角関数値によるアナログ出力信号
を、レゾルバ・デジタル変換器によりデジタル表示され
た角度データに変換することが行われている。
第3図は、従来のレゾルバ・デジタル変換器の一例を示
す回路図であり、レゾルバとして1相励磁2相出力の誘
導形のものを用いた例を示している。
同図において、1はレゾルバであり、2はレゾルバ・デ
ジタル変換器である。レゾルバ・デジタル変換器2は発
振回路(OSC)5およびPLL回路6から成り、レゾルバ1
はステータに設けられた1次側巻線3およびロータに設
けられた2次側巻線4a,4bから成る。
このような構成において、発振回路5が出力するE=co
sω tなる交流の励磁をレゾルバ1に対して行うと、出
力側に、ロータの回転角θに応じてS1=EsinθおよびS2
=Ecosθなる電圧が得られ、これらの出力信号はレゾル
バ・デジタル変換器2のPLL回路6に入力される。PLL回
路6では、発振回路5の出力信号Eを同期整流信号とし
て入力し、この同期整流信号によりレゾルバ1の出力信
号を同期整流してキャリア成分Eを除去しつつロータの
回転角度データθを得る。
第4図はPLL回路6の一般的な構成を示すブロック図で
ある。33,34は増幅器であり、入力端子30,31に入力され
る信号S1、S2を増幅する。35,36は掛算器であり、掛算器
35は信号S1に関数発生器43からの出力されるcosφを乗
じ、掛算器36は信号S2に関数発生器43から出力されるsi
nφを乗ずる。37は減算器であり、掛算器35の出力S1cos
φ(=Esinθcosφ)から掛算器36の出力S2sinφ(=Ec
osθsinφ)を減じる。すなわち、減算器37は、 E=(sinθcosφ−cosθsinφ) =E(sinθ−φ) を出力する。38は同期整流回路であり、減算器37の出力
E(sinθ−φ)を、端子32から入力された同期整流信
号で同期整流してθ−φを取り出す。39はローパスフィ
ルタ、40は電圧制御発振器(VCO)であり、VCO40はロー
パスフィルタ39の出力に応じた周波数の信号fを出力す
る。41はアップダウンカウンタであり、極性判別回路42
の出力に応じてカウントアップまたはカウントダウンが
選択され、信号fのパルス入力をカウントする。なお、
極性判別回路42はローパスフィルタ39の極性に応じた2
値信号を出力する。43はsinφおよびcosφが記憶されて
いる関数発生器であり、アップダウンカウンタのカウン
ト値φをアドレス入力とする。
このように構成されたPLL回路6は、φ=θとなるよう
に動作するため、アップダウンカウンタ41の出力φは、
検出すべきロータの回転角度θを示していることにな
る。
ところで、レゾルバ1の出力信号S1=EsinθおよびS2
Ecosθはあくまでも理論値であり、実際にはsin波およ
びcos波にレゾルバ1の機械的形状の影響や巻線の具合
によって高調波が含まれてしまう。そして、この高調波
は関数誤差として検出角θの誤差となって表れてしま
う。かかる問題に対して従来は、レゾルバ1を高精度に
加工し、さらに巻線使用を綿密に検討する等して、レゾ
ルバ1の出力そのものから高調波成分を除去し、上記理
論値に近づけるように努力していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、高精度の加工や綿密な組み立ては、レゾルバの
コストを大きく引き上げることになり、換言すれば、安
価なレゾルバでは十分な精度を出すことができないとい
った問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のレゾルバ・デジタル変換器は上記問題点に鑑み
てなされたものであり、sinθを基本波としこの基本波
に高調波成分が付加された関数Fs(θ)を有してなる信
号S1と、cosθを基本波としこの基本波に高調波成分が
付加された関数Fc(θ)を有してなる信号S2を出力信号
とするレゾルバに対し、関数Fs(φ)およびFc(φ)を
記憶する関数発生器を内蔵すると共に入力した前記信号
S1およびS2に対して S1・Fc(φ)−S2・Fs(φ) なる演算を施し、この演算結果が零となるようにφの値
を変化させるPLL回路を具備し、前記PLL回路の出力する
角度φを検出角度とするものである。
〔作用〕
レゾルバの出力情報Fs(θ)およびFc(θ)に高調波成
分が含まれていても、 S1・Fc(φ)−S2・Fs(φ) の演算結果が零となるときにはθ=φとなり、PLL回路
から出力された検出角度φの値は正確にθの値を示して
いる。
〔実施例〕
以下、実施例と共に本発明を詳細に説明する。第1図は
本発明のレゾルバ・デジタル変換器の一実施例を示すブ
ロック図であり、PLL回路10の内部構成が第4図に示す
従来のPLL回路6と異なっている。第2図はそのPLL回路
10の構成を示すブロック図であり、関数発生器11に記憶
されている関数が第4図の関数発生器43に記憶されてい
る関数と異なっている。
第1図において、レゾルバ1は第4図に示したものと同
一の従来からある一般的なものであり、その出力信号の
sin波およびcos波には上述したようにそれぞれ高調波成
分が含まれている。簡単のため、2倍の高調波のみが含
まれているとすると、レゾルバ1の出力信号S1およびS2
はそれぞれ、 S1=E・Fs(θ) =E(sinθ+a sin2θ) =cosω t(sinθ+a sin2θ) S2=E・Fc(θ) =E(cosθ+b cos2θ) =cosω t(cosθ+b cos2θ) となる。
一方、PLL回路10内に設けられた関数発生器11には、 Fs(φ)=(sinφ+a sin2φ) Fc(φ)=(cosφ+b cos2φ) なる関数が記憶されており、掛算器35では Fs(θ)×Fc(φ)なる演算が実行され、掛算器36では
Fc(θ)×Fs(φ)なる演算が実行される。したがっ
て、掛算器35の出力Aは、 A=Fs(θ)×Fs(φ) =E(sinθ+a sin2θ)(cosφ+a cos2φ) =E{sinθcosφ+b sinθcos2φ +a sin2θcosφ+a b sin2θcos2φ} となり、掛算器36の出力Bは、 B=Fc(θ)×Fs(φ) =E(cosθ+a cos2θ)(sinφ+a sin2φ) =E{cosθsinφ+b cosθsin2φ +a cos2θsinφ+a b cos2θsin2φ} となる。
掛算器35,36の出力信号A,Bはそれぞれ減算器37に入力さ
れ、A−Bなる演算が実行される。したがって、減算器
37の出力Cは、 となる。
上式において、φ=θとおけば、 sin(θ−φ)=0から、C=0となる。
一方、PLL回路10は、PLL回路6で説明したように、C=
0となるように働くので、PLL動作が静止したときには
θ=φとなっている。
本実施例の説明では、2次の高調波について証明を行っ
たが、一般にn次の高調波(nは自然数)についても同
様に証明される。
なお、本実施例ではレゾルバとして誘導形のものを用い
ているため、その出力信号はキャリアEに信号成分Fs
(θ),Fc(θ)が載ったものとなっているが、光学
式、磁気式あるいは抵抗式のもの等のように信号成分Fs
(θ)およびFs(θ)がそのまま出力信号である場合に
も、本発明は同様に適用できる。このことは、上述の証
明式中のキャリア成分Eを除くだけで同様に証明でき
る。
また、検出角は必ずしも機械的回転を意味するものでは
ない。たとえば、リニア形レゾルバのような場合には、
直線的な位置が三角関数で出力されるが、このようなレ
ゾルバに対しても本発明のレゾルバ・デジタル変換器は
適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のレゾルバ・デジタル変換
器によれば、Fs(θ)およびFc(θ)に高調波成分が含
まれていても、 S1・Fc(φ)−S2・Fs(φ) の演算結果が零となるときにはθ=φとなる。すなわ
ち、高調波が含まれているレゾルバ出力に対しても、正
確に角度θを検出することができる。そのため、レゾル
バに対して高精度な加工や精密な組み立てが要求され
ず、安価なレゾルバを用いた場合でも十分正確に角度θ
を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本実施例におけるPLL回路10の構成を示すブロック図、
第3図は従来のレゾルバ・デジタル変換器を示すブロッ
ク図、第4図はそこで用いられているPLL回路6の構成
を示すブロック図である。 1……レゾルバ、2……レゾルバ・デジタル変換器、5
……発振回路、10……PLL回路、11……関数発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】sinθを基本波としこの基本波に高調波成
    分が付加された関数Fs(θ)を有してなる信号S1と、co
    sθを基本波としこの基本波に高調波成分が付加された
    関数Fc(θ)を有してなる信号S2を出力信号とするレゾ
    ルバに対し、関数Fs(φ)およびFc(φ)を記憶する関
    数発生器を内蔵すると共に入力した前記信号S1およびS2
    に対して S1・Fc(φ)−S2・Fs(φ) なる演算を施し、この演算結果が零となるようにφの値
    を変化させるPLL回路を具備し、前記PLL回路の出力する
    角度φを検出角度とするレゾルバ・デジタル変換器。
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