JPH0789256B2 - 現像装置及び現像スリーブ - Google Patents

現像装置及び現像スリーブ

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JPH0789256B2
JPH0789256B2 JP63263697A JP26369788A JPH0789256B2 JP H0789256 B2 JPH0789256 B2 JP H0789256B2 JP 63263697 A JP63263697 A JP 63263697A JP 26369788 A JP26369788 A JP 26369788A JP H0789256 B2 JPH0789256 B2 JP H0789256B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真技術を使用した静電複写機、あるい
は同プリンタ現像装置及び現像スリーブに係わるもので
ある。
〔従来の技術と解決すべき課題〕
従来、例えば乾式1成分現像剤(以後、斯かる現像剤の
ことを単にトナーと呼ぶ)、その中でも特に体積抵抗が
1010〜1012Ω・cmであるものを用いた現像装置の現像剤
担持体は金属性のものが通常使われてきた。例えば、ア
ルミニウムやステンレス鋼の様なものである。これは、
トナーの現像特性上その導電性が必要であったためであ
る。しかし、これらの金属性のスリーブは、加工性も悪
く一度管を作った後に、機械加工により外形寸法を出す
という2工程がかかり、生産コストもかかっていたし、
切削工具の摩耗のため、安定した精度を出すには、切削
工具の管理も重要であった。
また、導電性現像剤担持体(以後、単にスリーブと呼
ぶ)は通常廉価な金属を用いているために表面を微視的
に表面分析装置などによって分析してみると、特にアル
ミニウムなどに於いては加工後すぐに酸化されることが
わかる。トナーの持つ比電荷量(q/m:以後、単にトリボ
と呼ぶ)の絶対値は通常1マイクロクーロン〜30マイク
ロクーロンの範囲にあるが、トナーがスリーブ上にコー
トされた場合の電荷量では、この酸化物層によるいわゆ
るバリヤーは様々な分布を持つトナーによって破壊さ
れ、いわゆるオーミツクな導通状態を形成しないことが
考えられる。例えばその検証としては、第2図の様にし
てカーボン製のブラシ22a,22bを回転させたスリーブ21
上に接触させ電源23により数ボルト以下の電圧を印加す
ることによって電流計24によりV−I特性をとってみる
と上に述べたことが立証できる。第3図に酸化の比較的
されにくい金(GOLD)コート、製のスリーブとアルミニ
ウム製のスリーブのV−I特性を示した。第3図の曲線
Aは従来のアルミスリーブ(アランダム#400ブラスト
加工品)のものであり、曲線Bは従来スリーブの上に金
を1〜2μmコートしたものV−I曲線である。両者を
比較してみると従来のアルミスリーブは数V以下に対し
ては金スリーブに比べ極端に電流を通しにくくしている
ことが理解できる。このように、従来のアルミニウム製
の様なの比較的酸化され易い金属を用いたスリーブはい
わゆる絶縁性トナーに対してチヤージアツプの現象を導
き易いことが考えられる。すなわち、如何にしてこのト
ナーとスリーブとの間の接触抵抗を下げられるかが重要
な課題となってくる。また、従来トナーのコート量を増
加し現像性を高めるために通常不定形状のアランダム#
80〜#600や、ほぼ球形のガラスビーズ(#100〜#60
0)などでブラスト処理を行っていた。しかし、このブ
ラスト処理もブラスト剤の劣化により均一な加工品を得
るためにはその砥粒の管理が重要であり生産上一つの課
題となっていた。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
以上述べたように、従来の導電性スリーブではトナーの
持つ電荷量に対するオーミツクでない特性などにより下
記の点が問題となっていた。
(1)スリーブゴースト(特にポジのスリーブゴース
ト) (2)耐久中のトナーのチヤージアツプ現象からの現像
効率の低下が引き起こす濃度低下 特に、ネガトナー(負帯電トナー)に強いネガ特性シリ
カ粒子(負帯電シリカ粒子)を外添した現像剤では現像
スリーブ8上のトナー層に、プリント済のパターンの履
歴であるスリーブゴーストが生じ、これがプリント画像
上にもあらわれる。ネガトナーにネガシリカを外添した
現像剤の場合に生じるスリーブゴーストは第5図に示す
ごとく、ポジゴーストになる。
このスリーブゴーストやチヤージアツプという現象はネ
ガトナーのみならず、ポジトナー(正帯電トナー)にお
いても現われ現象である。このポジゴーストという現象
は、非印字部(白地)が続いていたために、プリントが
行われても薄い現像しか行われない(a)部分とプリン
トが継続されたために濃い現像が行われる(b)部分と
で濃度ムラができるものである。
このゴースト形成のメカニズムは、本発明者らの実験及
び考察によるとスリーブ上に形成される微粉トナー(粒
径5〜6ミクロン以下)の層に深く関わっている。つま
り、現像スリーブのトナー最下層の粒度分布にトナー消
費部分とトナー未消費部分との間で明らかな差が生じ、
非消費部分とトナー最下層に微粉層が形成されているの
である。微粉は体積あたりの表面積が大きいために粒径
の大きなものに比べると質量当りに有する摩擦帯電電荷
量が大きくなり、自身の鏡映力によりスリーブに対し、
静電的に強く拘束される。このため、微粉層が形成され
た部分の上にあるトナーは現像スリーブと十分な摩擦帯
電できないために現像能力が低下し、画像上にゴースト
としてあらわれてしまう。以上のスリーブゴーストは微
粉層の形成とともに、トナーの帯電が現像スリーブとの
摩擦帯電に大きく依存しているために生じる現象であ
る。また、耐久使用中に生じ易いチヤージアツプ現象も
同様に微粉が引き起こすものと考えている。従って、ス
リーブゴーストや耐久によるチヤージアツプ現象を解決
するためには、スリーブ表面を、または、スリーブ自体
を酸化物被膜の形成されにくいもので作ってやれば良い
ことが考えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した問題点を解決する本発明は、現像剤担持体表面
に現像剤層を形成し、現像剤担持体表面から静電像保持
体に現像剤を供給して静電像を現像する現像装置におい
て、上記現像剤担持体は繊維方向が現像剤担持体の移動
方向と略直交する方向に沿うように炭素繊維を含有する
樹脂層を有することを特徴とする現像装置、及び、現像
剤を担持搬送する現像スリーブにおいて、繊維方向が軸
方向に沿うように炭素繊維を含有する樹脂層を有するこ
とを特徴とする現像スリーブである。
〔実施例〕
本実施例は、現像剤担持体が炭素繊維と高分子樹脂の複
合材料によって構成された現像装置の一つの実施例であ
って、第1図は本発明の現像スリーブの一部拡大斜視図
を示したもので本実施例の最も特徴をあららしているも
のである。
炭素繊維1は本実施例に於いては、スリーブの軸方向、
即ち、現像剤担持体の移動方向と略直交する方向にほぼ
平行に繊維の方向がはしっており、繊維自体は高分子樹
脂バインダー2によっておのおのが連結されている。種
々検討した炭素繊維の中で、一例として使用した炭素繊
維はポリアクリロニトリル系の三菱レイヨン(株)のパ
イロフイルを用いた。また、炭素繊維系は約7ミクロン
であり、バインダーは一例としてABS樹脂を用いた。ま
た、炭素繊維自体の固有体積抵抗は102Ω・cm以下のも
ので特に1×10-3〜2×10-3Ω・cmのものを使用した。
炭素繊維と樹脂の比率を変えることにより、スリーブ自
体の体積抵抗値を変化させることができる。本実施例に
於いては、炭素繊維含有量は樹脂に対して30wt%〜40wt
%であり、炭素繊維含有樹脂層の体積抵抗率は約100〜1
01Ω・cmである。
ここで、炭素繊維自体は比較的長繊維のもの(5cm以上
のもの)を用いた。現像スリーブは円柱状のものである
が本実施例の加工方法の一例は現像スリーブの内径14mm
に相当する円柱の棒の周りに炭素繊維の含有された厚さ
1mmの高分子樹脂シートを巻き付けて形成するが、この
時、炭素繊維の方向性の制御を行う。こうして出来上が
った成形後スリーブの内径は、直径約14mm、外径は直径
約16mmである。その後、完全に硬化させ使用可能な現像
スリーブとする。また必要に応じて機械的加工を行う。
従来よりカーボンブラツクを樹脂中に含有させた現像ス
リーブは公知となっているが、本発明の現像スリーブは
炭素繊維を含有しているために、従来の樹脂スリーブに
おいては体積抵抗を低くすれば曲げ強度において極端に
低くなる傾向にあったが、本実施例の炭素繊維含有樹脂
スリーブは従来の約2〜3倍の強度がある。特に本実施
例の様な小径スリーブに特に効果的である。この機械的
強度に対する優位性を曲げ強度と曲げ弾性率の2点から
第1表に述べる。
この様に炭素繊維を含有することで、低抵抗率で、強度
の高い樹脂スリーブを作ることが可能となった。
なお、高分子樹脂バインダーとしては、本実施例以外の
ポリエチレン、ポリアクリル、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリブチレンテレフタレート、PPS、ポリア
セタール、ナイロン66等の合成樹脂であってもよい。
また、本実施例に於いては使用した炭素繊維の直径が、
一例として7ミクロンであったが、この直径を考慮する
ことにより、様々な表面粗度を持つスリーブを作成する
ことが可能であることは、容易に考えつくことである。
また、使用した炭素繊維の長さも5cmのみならず、スリ
ーブ全長にわたる長さまで適用できることはいうまでも
ない。しかも、現像スリーブの体積抵抗率が比較的低い
ため、本発明の現像スリーブに電圧を直接印加しても十
分にスリーブにバイアスをかけることができる。しか
も、比較的長い炭素繊維を用いており、繊維の長手方向
の抵抗率はかなりの導電性を保つことから、スリーブの
軸方向の電圧降下も実際上無視できる。
従来例において、ポジのスリーブゴーストはスリーブ表
層の微粉トナーのチヤージアツプによることが原因であ
ることはすでに述べた。
本実施例においては、酸化されにくく、しかも体積抵抗
率が低いスリーブを形成しているためと、しかも炭素繊
維を含有し、この炭素繊維は一部グラフアイト化されて
おり固体潤滑性の機能を炭素繊維自体が有しているため
に、電気的吸引力のみならず機械的にもスリーブからト
ナー微粉やトナー中の電荷制御剤などのスリーブを汚染
させる物質をつきにくくする効果を合わせもっている。
本実施例の現像スリーブを一例として、第4図に示す様
な現像装置を用いて通常の市販の反転現像系のレーザー
ビームプリンターで特に低温低湿下で画像を出力した結
果を第2表に示す。なお、ここで使用したトナーは一成
分系のトナーであり、体積抵抗率が1010〜1012Ω・cmの
ものである。
ここで、スリーブゴーストの判定は第5図のbとaの濃
度差が0.1以上のもの、あるいはbとaの境界線が明瞭
なものについて×とした。
このように、本発明の実施例はスリーブゴースト及び耐
久濃度低下等に於いて有効に働く。
第4図で、3は矢印方向に回転して容器5内で供給され
た磁性トナー6を担持して現像部に搬送する。トナー層
の厚みはブレード9によって規制される。ブレード9と
して、スリーブ3内に固定配置されたマグネツト7の磁
界間に配置された磁性ブレードを使用すると、ブレー
ド、スリーブ間の間隙よりも更に薄いトナー層が形成さ
れる。第4図では、現像部に於いて、スリーブ3と電子
写真感光体(像担持体)10との間隙は上記トナー層の厚
みよりも広い而してバイアス電源4により、直流電圧に
交流電圧を重畳したバイアス電圧がスリーブ3に印加さ
れ、これによって現像部に振動電界が形成される。この
振動電界によりトナーは現像部が振動運動し、潜像の画
像部に付着してこれを顕画化する。
尚、本実施例で使用した現像装置に印加するバイアス
は、周波数f=1800Hz、ピーク・トウ・ピーク電圧VPP
=1600Vの交流電圧に電圧VDC=−500Vの直流電圧を重畳
したものを用いて像担持体との間隔を300μmでおこな
ったが、本実施例においては現像効率が増加するため像
担持体との距離を300μm以下とし、微少な像担持体と
現像スリーブ上のトナーコート層との距離に配置して、
或いはトナー層と像担持体を接触させて直流バイアスV
DCのみで現像をおこなっても良好な画像を得た。
又、本実施例として第1図を示したが、たとえば、第6
図のようなスリーブの構造も採用できる。
尚、本実施例においては炭素繊維の体積抵抗率が一例と
して1×10-3〜2×10-3Ω・cmのものを用いたが、樹脂
を炭素繊維を含有した全体の体積抵抗が102Ω・cm以下
になる様にすればいかなる体積抵抗の炭素繊維を用いて
も同様の効果を得る。
他の実施例は、現像担持体が炭素繊維と高分子樹脂の複
合材料によって形成され、なお且つ表面に炭素繊維の少
なくとも一部分が出ている様に構成された現像装置の一
つの実施例であって、第9図は本発明の現像スリーブの
一部拡大斜視図を示したもので本実施例の最も特徴をあ
らわしているものである。
炭素繊維1は本実施例に於いては、スリーブの軸方向に
ほぼ平行に繊維の方向がはしっており、繊維自体はバイ
ンダー2によっておのおのが連結されている。種々検討
した炭素繊維の中で、一例として使用した炭素繊維はポ
リアクリロニトリル系の三菱レイヨン(株)のパイロフ
イルを用いた。又、炭素繊維系は約7ミクロンであり、
バインダーは一例としてABS樹脂を用いた。また、炭素
繊維自体の固有体積抵抗は102Ω・cm以下のもので特に
1×10-3〜2×10-3Ω・cmを使用した。炭素繊維と樹脂
の比率を変えることにより、スリーブ自体の体積抵抗値
を変化させることができる。本実施例に於いては、炭素
繊維含有量は樹脂に対して50wt%〜90wt%であり、炭素
繊維含有樹脂層の体積抵抗率は約100Ω・cm以下であ
る。
ここで、炭素繊維自体は比較的長繊維のもの(5cm以上
のもの)を用いた。現像スリーブは円柱状のものである
が本実施例の加工方法は現像スリーブの内径14mmに相当
する円柱の棒の周りに炭素繊維の含有された厚さ1mmの
シートを巻き付けて形成するが、この時、炭素繊維の方
向性の制御を行う。こうして出来上がった成形後スリー
ブの内径は、直径約14mm、外形は直径16mmである。その
後、完全に硬化させ使用可能な現像スリーブとする。ま
た必要に応じて機械的加工を行う。
本実施例に於いてスリーブの軸方向に炭素繊維の方向を
揃えたが、これは従来の一成分非接触現像(例えば、公
知のジヤンピング現像法のようなもの)に於けるトナー
コート量の制御を行うためである。これは、例えば低温
低湿下に於けるブロツチの回避を行うためにも重要なこ
とである。また、本実施例の最大の特徴であるポジのス
リーブゴーストゴーストの低減効果について以下説明し
ていく。
ポジのスリーブゴーストは、スリーブ表層の微粉トナー
のチヤージアツプが原因であることはすでに述べた。本
実施例は、炭素繊維がスリーブ表層に現れるように現像
スリーブを形成したためにトナーと接触する部分は体積
抵抗の特に低い部分であり、しかも、炭素繊維は酸化さ
れにくいと言う特徴を兼ね備えている。また、アルミニ
ウムの様な酸化被膜は作りにくい。
また、現像スリーブ全体としてみてもかなりの導電性と
なっており、従来のように金属性の電極が必要ないこと
もコスト的なメリツトともなっている。
しかも、炭素繊維自体に固体潤滑性の機能を持っている
ためにトナーとスリーブの電気的吸着力の低減のみなら
ず、機械的にもスリーブからトナー微粉やトナー中の電
荷制御剤などのスリーブ汚染物質をつきにくくする効果
も実施例1と同様に合わせ持っている。
本実施例の現像スリーブを一例として第4図に示す様な
現像装置を用いて通常の市販の反転現像系のレーザービ
ームプリンターで特に低温低湿下で画像を出力した結果
を第3表に示す。なお、ここで使用したトナーは一成分
系のトナーであり、体積抵抗率が1010〜1012Ω・cmのも
のである。
ここで、スリーブゴーストの判定は、第5図のbとaの
濃度差が0.1以上のもの、あるいはbとaの境界線が明
瞭なものについて×とした。
このように、本発明の実施例はスリーブゴースト及び耐
久濃度低下等に於いて有効に働く。
なお、樹脂バインダーとしては、本実施例以外のポリエ
チレン、ポリアクリル、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリブチレンテレフタレート、PPS、ポリアセター
ル、ナイロン66等の合成樹脂であってもよい。
また、本実施例に於いては使用した炭素繊維の直径が、
一例として7ミクロンであったが、この直径を考慮する
ことにより、様々な表面粗度を持つスリーブを作成する
ことが可能であることは、容易に考えつくことである。
また、使用した炭素繊維の長さも5cmのみならず、スリ
ーブ全長にわたる長さまで適用できることはいうまでも
ない。しかも、現像スリーブの体積抵抗率が比較的低い
ため、本発明の現像スリーブに電圧を直接印加しても十
分にスリーブにバイアスをかけることができる。しか
も、比較的長い炭素繊維を用いており、繊維の長手方向
の抵抗率はかなりの導電性を保つことから、スリーブの
軸方向の電圧降下も実際上無視できる。しかも、炭素繊
維によりスリーブが形成されていることによって、小径
のスリーブに於いてたわみも従来の樹脂スリーブに比
べ、格段と向上する。
尚、本実施例においては、f=1800Hz、VPP=1600Vの交
流にVDC=−500Vの直流電圧を重ねたものを用いて像担
持体との間隔を300μmでおこなったが、本実施例にお
いてはスリーブ上の微粉がとくに離れやすくなり、現像
効率も上昇しているために、像担持体との距離を300μ
m以下として微少な像担持体と現像スリーブ上のトナー
コート層との距離に配置して第1の実施例と同様に現像
をおこなっても良好な画像を得た。
また、炭素繊維の体積抵抗率が2×10-3Ω・cm以上のも
のを用いた場合にも本実施例は成立するが、炭素繊維量
が多すぎると強度が弱まる傾向になるため好ましくはな
い。
また、本実施例は炭素繊維の含有率が高く高濃度に炭素
繊維と含有すればスリーブゴースト等の現象は良くな
る。しかし、炭素繊維と樹脂の密着性が良くない場合
は、炭素繊維同志が離れやすくなる傾向にある。現実の
現像器においてトルク等を軽減する方法によりこれを回
避する方法もあるが、1つの例として第6図の方法もあ
る。これは、炭素繊維自体がおりこまれているために、
強度的にも強くなるからである。
炭素繊維の含有率を変化させた場合かなりの広い範囲で
本発明が成立することがわかった。
すなわち、炭素繊維の含有率によってかなりの広い範囲
の体積抵抗値が選択できる。このことで、種々の画像濃
度を得ることが可能である。すなわち、従来から、現像
スリーブの体積抵抗を変化させることにより現像スリー
ブと潜像を形成している像担持体の潜像電位間での電界
により生じる単位面積当りの電気力線を減少させること
ができる。
従来の樹脂スリーブは体積抵抗が高くなると現像スリー
ブの放線方向のみならず軸方向に対しても電圧降下が起
こるため、現像スリーブに金属製の電極を用いて現像ス
リーブの片方から電圧を印加した場合、画像を出力した
ときにスリーブに対して両端部で画像濃度やライン幅に
差が生じていた。本発明の炭素繊維を含有した樹脂スリ
ーブは第1の実施例に示すように体積抵抗の低い炭素繊
維の長いものを用い軸方向に繋げることで、放線方向の
体積抵抗値は高くなるが軸方向での電圧降下はほとんど
実用上問題の無い範囲までもっていくことができる。こ
のために、現像スリーブの肉厚もかなり薄くでき小型の
現像スリーブができるため、小型の画像形成装置にも摘
要できる。
以下に示すような種々の炭素繊維含有量に対する像担持
体上の光学反射濃度曲線(γ曲線と以後呼ぶ)を第7図
に示す。尚ここでは通常市販の反転現像系のレーザービ
ームプリンタを用いて第4図に示す現像装置を用いて実
験を行った。
なお、本実施例に於いては使用したバインダーの一例は
ポリカーボネートであり、使用したトナーは負極性の一
成分磁性トナーである。また、使用した炭素繊維は体積
抵抗値10-3〜10-2Ω・cmのものである。
第7図に示したように、炭素繊維の含有量に比例して、
γ曲線が変化しているのがわかる。
本実施例では、バインダーとして、ポリカーボネートを
用いトナーは負極性の一成分磁性トナーで行ったが、本
実施例の論理は樹脂、及びトナーの種類を問わないこと
はいうまでもない。
本実施例に示すように、高抵抗の炭素繊維含有樹脂スリ
ーブにたいしてもスリーブゴースト以外の従来の樹脂ス
リーブとは別の特性を持っている。
炭素繊維に対して実施例1に述べた5cm以上の比較的長
繊維なもののみならず、いわゆるチヨツプされた5cm以
下の炭素繊維に対しても本発明が成立することを以下に
述べる。この例を第8図に示す。
本実施例の効果は実施例1〜実施例3に述べた通りであ
る。
本実施例では、主に成形、加工方法についての本発明の
適用性を述べたものである。いわゆるチヨツプされた炭
素繊維を樹脂中に含有することで、従来から公知となっ
ている樹脂中に導電性微粒子を含有する以上に強度を持
ち、なおかつ高導電性を持つスリーブができる。
但し、チヨツプされた炭素繊維、たとえば一例として体
積抵抗値が10-3Ω・cmの炭素繊維を用いた場合、炭素繊
維の含有量が20wt%をきるとスリーブの体積抵抗率が10
4Ω・cmを越え、本実施例の現像スリーブに於いては、
スリーブの両端に対する電圧降下の考慮が厳密にいえば
必要となってくる。
また、炭素繊維の含有量が70%を越えると樹脂自体の体
積抵抗が低くなるけれども、スリーブ自体の強度に問題
がでてくる傾向にある。
従って、本実施例に於いては望ましくは炭素繊維の含有
量が30wt%〜40wt%が好ましい。本実施例に於いて、三
菱レイヨン(株)製のチヨツプされた炭素繊維パイロフ
イルを30wt%〜40wt%程ポリカーボネート樹脂中に混入
して成形材とし押し出し成形ないしは射出成形により、
外形16mm、内径14mmに成形した。シリンダー温度は260
度〜300度であり、金型温度は80度〜120度であり、乾燥
は120度−3時間程行った。こうして出来上がったもの
を現像スリーブとして使用した。尚本実施例においては
現像スリーブの体積抵抗率は101〜100Ω・cm程度であっ
た。このスリーブを実施例1と同様に画像性及び耐久性
を確認したところ、従来の現像スリーブに対してスリー
ブゴースト、耐久のチヤージアツプ及び耐久のスリーブ
汚染による濃度変動が低減した。
本実施例に於いて、炭素繊維の含有量が低い場合体積抵
抗が高くなり、実施例3と同様の効果を得ることができ
るが、上述の現象、すなわちスリーブの両端での電位差
が生じる。本実施例の現像スリーブでは166Ω・cm程度
が片方からスリーブに金属性の電極等によって電圧を印
加した場合、実用上問題のない範囲である。厳密にはこ
れを解決する方法の一つとして、樹脂スリーブの内側に
導電性を保つように導電性の塗料をコートするか、金属
の裏打ちを行う方法がある。また、電極をゴムブレード
ないしはブラシの様なもので構成し、スリーブの内側か
ら全面に電圧を印加する方法等がある。
このように、チヨツプされた炭素繊維においても本発明
は成立する。
また、本発明の実施例は負極性トナーを用い、反転現像
系のレーザープリンターを用いて説明したが、本発明は
正極性トナー、あるいは正規現像系にも適用できること
はいうまでもない。
しかも、使用するトナーは非磁性、磁性のいづれであっ
ても成立する。また、本発明は現像器中の現像剤が一成
分、二成分のいずれであっても良く、実施例では一成分
系のトナーで説明したが二成分系現像剤であっても、同
様に成立することは明らかであることはいうまでもな
い。また、本発明はスリーブに時間的に変化しない直流
バイアス電圧を印加するもの、スリーブ、感光体間の間
隙がスリーブ上の現像剤層厚よりも狭いものにも適用で
きる。
〔発明の効果〕
以上示したように、現像スリーブが炭素繊維と樹脂の複
合材料によって形成されていることで、従来の金属性の
スリーブを有した現像装置以上の特性を有することがで
きた。
すなわち、スリーブゴーストおよび耐久中のチヤージア
ツプによる現像性の低下およびトナー中の荷電制御剤な
どによるスリーブ汚染等の低減あるいは防止ができる。
しかも、炭素繊維を用いているために、強度も従来の導
電粉体を含有するものに比べ強度も増加する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を最も良くあらわす説明図、 第2図はV−I測定系の説明図、 第3図は従来例のV−I測定結果を示す図、 第4図は本発明が適用できる現像装置、 第5図はスリーブゴーストの説明図、 第6図は本発明の実施例1の変形例を示す図、 第7図は実施例3の説明図、 第8図は実施例4の説明図、 第9図は実施例2の説明図。 1は炭素繊維、 2は高分子樹脂バインダー、 3はスリーブ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 貢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 康志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中畑 公生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−23171(JP,A) 特開 昭62−95563(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤担持体表面に現像剤層を形成し、現
    像剤担持体表面から静電像保持体に現像剤を供給して静
    電像を現像する現像装置において、 上記現像剤担持体は繊維方向が現像剤担持体の移動方向
    と略直交する方向に沿うように炭素繊維を含有する樹脂
    層を有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】現像剤を担持搬送する現像スリーブにおい
    て、繊維方向が軸方向に沿うように炭素繊維を含有する
    樹脂層を有することを特徴とする現像スリーブ。
JP63263697A 1988-10-18 1988-10-18 現像装置及び現像スリーブ Expired - Fee Related JPH0789256B2 (ja)

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JPS6295563A (ja) * 1985-10-23 1987-05-02 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 静電記録装置の現像ロ−ラ

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