JPH079022A - 圧延油供給方法 - Google Patents
圧延油供給方法Info
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- JPH079022A JPH079022A JP15086093A JP15086093A JPH079022A JP H079022 A JPH079022 A JP H079022A JP 15086093 A JP15086093 A JP 15086093A JP 15086093 A JP15086093 A JP 15086093A JP H079022 A JPH079022 A JP H079022A
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- oil
- rolling oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動操作の介入を必要とすることなく、常に
安定した圧延状態を維持することを可能とする。 【構成】 圧延油タンク20から送油ポンプ24で送り
出す圧延油と、水タンク26から送水ポンプ28で送り
出す水とを混合器30で混合してエマルジョンとし、こ
れをノズル34より、圧延機STのワークロール32で
圧延されつつあるストリップSの表面に噴射する際、上
位計算機38、計算機36により電動機22の駆動を制
御し、圧延油ポンプ24で供給される圧延油供給量を、
ワークロール表面粗度に対する塑性加工部入口の油膜厚
みの比を0.3以上、3.5以下に制御する。
安定した圧延状態を維持することを可能とする。 【構成】 圧延油タンク20から送油ポンプ24で送り
出す圧延油と、水タンク26から送水ポンプ28で送り
出す水とを混合器30で混合してエマルジョンとし、こ
れをノズル34より、圧延機STのワークロール32で
圧延されつつあるストリップSの表面に噴射する際、上
位計算機38、計算機36により電動機22の駆動を制
御し、圧延油ポンプ24で供給される圧延油供給量を、
ワークロール表面粗度に対する塑性加工部入口の油膜厚
みの比を0.3以上、3.5以下に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延供給方法、特に圧
延機でストリップを圧延する際に、圧延油を該ストリッ
プに供給するために有効な圧延油供給方法に関する。
延機でストリップを圧延する際に、圧延油を該ストリッ
プに供給するために有効な圧延油供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧延機でストリップを圧延する
場合には、圧延性を向上させるために該ストリップに圧
延油を塗布することが行われており、その際に用いられ
る一般的な圧延油供給方法としては、水と圧延油を混合
したエマルジョン状態のクーラントをノズルよりストリ
ップに噴射する方式がとられている。その一例を、図5
を用いて説明する。
場合には、圧延性を向上させるために該ストリップに圧
延油を塗布することが行われており、その際に用いられ
る一般的な圧延油供給方法としては、水と圧延油を混合
したエマルジョン状態のクーラントをノズルよりストリ
ップに噴射する方式がとられている。その一例を、図5
を用いて説明する。
【0003】図5は、冷間圧延において、ダイレクト方
式と呼ばれる一過式の圧延油供給装置を用いる場合の例
を示したものであり、圧延油の供給は以下のようにして
行われる。
式と呼ばれる一過式の圧延油供給装置を用いる場合の例
を示したものであり、圧延油の供給は以下のようにして
行われる。
【0004】圧延油タンク1に貯えられている圧延油を
ポンプ2により昇圧すると共に、流量計3で検出した圧
延油の流量をフィードバックすることにより、所定量の
圧延油をミキシングタンク4に供給する。又、同時に、
水タンク5に貯えられている水をポンプ6により昇圧す
る共に、流量計7で検出した水の流量をフィードバック
することにより、所定量の水を同じくミキシングタンク
4に供給する。
ポンプ2により昇圧すると共に、流量計3で検出した圧
延油の流量をフィードバックすることにより、所定量の
圧延油をミキシングタンク4に供給する。又、同時に、
水タンク5に貯えられている水をポンプ6により昇圧す
る共に、流量計7で検出した水の流量をフィードバック
することにより、所定量の水を同じくミキシングタンク
4に供給する。
【0005】このミキシングタンク4においては、供給
された圧延油と水とを撹拌・混合することにより、エマ
ルジョン状態のクーラントにすると共に、該クーラント
をポンプ8により昇圧してノズル9から圧延機10の圧
延ロール(ワークロール)11で圧延されつつあるスト
リップSに噴射する。なお、この圧延油供給方法は、冷
間圧延に限らず、熱間圧延においても用いることができ
る。
された圧延油と水とを撹拌・混合することにより、エマ
ルジョン状態のクーラントにすると共に、該クーラント
をポンプ8により昇圧してノズル9から圧延機10の圧
延ロール(ワークロール)11で圧延されつつあるスト
リップSに噴射する。なお、この圧延油供給方法は、冷
間圧延に限らず、熱間圧延においても用いることができ
る。
【0006】上記のようなダイレクト方式の圧延油供給
方法では、通常、ストリップの圧延速度に応じてエマル
ジョンの噴射量を変更し、該ストリップの単位面積当り
の圧延油の付着量を一定にするように、該エマルジョン
の流量制御が行われる。
方法では、通常、ストリップの圧延速度に応じてエマル
ジョンの噴射量を変更し、該ストリップの単位面積当り
の圧延油の付着量を一定にするように、該エマルジョン
の流量制御が行われる。
【0007】なお、特公昭63−124には、圧延油濃
度を迅速に変更する方法として、タンデム冷間圧延にお
いてスタンドに圧延油を供給するに当り、各スタンド毎
に圧延油と温水の混合を圧延油ヘッダーの直前で行う方
法が開示されている。
度を迅速に変更する方法として、タンデム冷間圧延にお
いてスタンドに圧延油を供給するに当り、各スタンド毎
に圧延油と温水の混合を圧延油ヘッダーの直前で行う方
法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧延前
のストリップの単位面積に付着する圧延油量を一定に制
御する方法では、ワークロールの表面粗度が高いときは
油流量を増やし、逆に低いときは油流量を減らさなけれ
ばならず、又、圧延材の材質によっても油流量の微調整
が必要であるということから、手動操作の介入が避けら
れないという問題があった。
のストリップの単位面積に付着する圧延油量を一定に制
御する方法では、ワークロールの表面粗度が高いときは
油流量を増やし、逆に低いときは油流量を減らさなけれ
ばならず、又、圧延材の材質によっても油流量の微調整
が必要であるということから、手動操作の介入が避けら
れないという問題があった。
【0009】又、圧延速度の変更が必要となった場合、
その加減速時に圧延状態が不安定になり、板厚精度が悪
くなるという問題があった。
その加減速時に圧延状態が不安定になり、板厚精度が悪
くなるという問題があった。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、手動操作の介入を必要とすることな
く、常に安定した圧延状態を維持することができる圧延
油供給方法を提供することを課題とする。
く成されたもので、手動操作の介入を必要とすることな
く、常に安定した圧延状態を維持することができる圧延
油供給方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延機でスト
リップを圧延する際に、圧延油を水と混合してエマルジ
ョンとし、該エマルジョンをノズルからストリップ表面
に噴射する圧延油供給方法において、ワークロールの表
面粗度に対する塑性加工部入口における油膜厚みの比を
適正値に維持するように圧延油供給量を制御することに
より、前記課題を達成したものである。
リップを圧延する際に、圧延油を水と混合してエマルジ
ョンとし、該エマルジョンをノズルからストリップ表面
に噴射する圧延油供給方法において、ワークロールの表
面粗度に対する塑性加工部入口における油膜厚みの比を
適正値に維持するように圧延油供給量を制御することに
より、前記課題を達成したものである。
【0012】本発明は、又、前記圧延油供給方法におい
て、圧延油にエマルジョン中の水と油の分離を促進させ
るための凝集剤を添加すると共に、ワークロールの表面
粗度に対する塑性加工部入口における油膜厚みの比を
0.3以上、3.5以下に維持することにより、確実に
前記課題を達成したものである。
て、圧延油にエマルジョン中の水と油の分離を促進させ
るための凝集剤を添加すると共に、ワークロールの表面
粗度に対する塑性加工部入口における油膜厚みの比を
0.3以上、3.5以下に維持することにより、確実に
前記課題を達成したものである。
【0013】
【作用】本発明者等は、安定した圧延操業を可能とする
ために、圧延油の供給方法を種々検討した結果、ワーク
ロールの表面粗度と塑性加工部(ストリップ噛み込み
部)入口における油膜厚みとの間に密接な関係があるこ
とを知見した。これは、ロールバイト(摩擦面)内の摩
擦係数が圧延状態に及ぼす影響が大きく、この摩擦係数
が塑性加工部入口の油膜厚みとワークロールの表面粗度
によって決定されることに起因していると考えられる。
ために、圧延油の供給方法を種々検討した結果、ワーク
ロールの表面粗度と塑性加工部(ストリップ噛み込み
部)入口における油膜厚みとの間に密接な関係があるこ
とを知見した。これは、ロールバイト(摩擦面)内の摩
擦係数が圧延状態に及ぼす影響が大きく、この摩擦係数
が塑性加工部入口の油膜厚みとワークロールの表面粗度
によって決定されることに起因していると考えられる。
【0014】本発明は、上記知見に基づいて成されたも
ので、ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口
における油膜厚みの比が適正な値に維持されるように圧
延油の供給量を制御することにより、常に安定した圧延
状態を維持することが可能となる。
ので、ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口
における油膜厚みの比が適正な値に維持されるように圧
延油の供給量を制御することにより、常に安定した圧延
状態を維持することが可能となる。
【0015】上記塑性加工部入口における油膜厚みは、
次の(1)〜(3)式で表わされる連立方程式により求
めることができる。但し、初期条件は、h = h1 でP=
σ、h = h2 でP=0である。
次の(1)〜(3)式で表わされる連立方程式により求
めることができる。但し、初期条件は、h = h1 でP=
σ、h = h2 でP=0である。
【0016】 d P/d X=−6η(VR +VS )・(h − h1 )/ h3 …(1) Tm =(TS +TR )/2+{η(VR −VS )2 /(12K)}…(2) η=ηo exp{αP−β(Tm −To )} …(3)
【0017】ここで、P:圧力、 η:粘度、 VR :ロール速度、 VS :ストリップ速度、 h :油膜厚み、 h1 :塑性加工部入口油膜厚み、 h2 :圧延速度、油流量より計算される塗布油膜厚み、 Tm :油膜内平均温度、 TR :ロール温度、 TS :ストリップ温度、 K:圧延油熱伝導率、 α:粘度の圧力係数、 β:粘度の温度係数、 σ:ストリップ変形抵抗。
【0018】本発明において、圧延油に、エマルジョン
中の水と油の分離を促進させるための凝集剤を添加する
と共に、ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入
口における油膜厚みの比を0.3以上、3.5以下に維
持するように圧延油の供給量を制御する場合には、極め
て高精度で圧延状態を維持することが可能となる。
中の水と油の分離を促進させるための凝集剤を添加する
と共に、ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入
口における油膜厚みの比を0.3以上、3.5以下に維
持するように圧延油の供給量を制御する場合には、極め
て高精度で圧延状態を維持することが可能となる。
【0019】即ち、塑性加工部入口の油膜厚み h1 を、
上記(1)〜(3)式を用いて求めることにより、該油
膜厚み h1 を、圧延速度、ストリップ速度、ストリップ
の変形抵抗、接触弧長、圧延油粘度、圧延油供給量等を
パラメータとして制御することが可能となるので、ワー
クロールの表面粗度Ra に対する上記塑性加工部入口油
膜厚み h1 の比を、最適な値である0.3以上、3.5
以下に保つように圧延油供給量を自動制御することが可
能となり、いかなる圧延条件の下でも安定した操業が可
能となる。
上記(1)〜(3)式を用いて求めることにより、該油
膜厚み h1 を、圧延速度、ストリップ速度、ストリップ
の変形抵抗、接触弧長、圧延油粘度、圧延油供給量等を
パラメータとして制御することが可能となるので、ワー
クロールの表面粗度Ra に対する上記塑性加工部入口油
膜厚み h1 の比を、最適な値である0.3以上、3.5
以下に保つように圧延油供給量を自動制御することが可
能となり、いかなる圧延条件の下でも安定した操業が可
能となる。
【0020】本発明に適用する凝集剤としては、例えば
本発明者等により特公平3−13279に提案されてい
る、下記化合物(A)、(B)のうちで、その平均分子
量が8,000〜1,000,000の範囲にある油溶
性高分子化合物をあげることができる。
本発明者等により特公平3−13279に提案されてい
る、下記化合物(A)、(B)のうちで、その平均分子
量が8,000〜1,000,000の範囲にある油溶
性高分子化合物をあげることができる。
【0021】(A)次の一般式(I )、(II)で表わさ
れる含窒素系単量体及びその塩、の単独重合物、あるい
はこれらの2種以上の共重合物のうちの油溶性の化合
物。
れる含窒素系単量体及びその塩、の単独重合物、あるい
はこれらの2種以上の共重合物のうちの油溶性の化合
物。
【0022】
【化1】
【0023】[式中R1 はH又はCH3 を、R2 及びR
3 はCH3 ,C2 H5 又はC3 H7 を示す。]
3 はCH3 ,C2 H5 又はC3 H7 を示す。]
【0024】(B)前記一般式(I )、(II)で表わさ
れる含窒素系単量体及びその塩、の1種又は2種以上と
アクリル酸あるいはメタクリル酸、又はそのアルキルエ
ステルあるいはアルキルアミド、又はアルケン、の1種
又は2種以上との共重合物のうちの油溶性の化合物。
れる含窒素系単量体及びその塩、の1種又は2種以上と
アクリル酸あるいはメタクリル酸、又はそのアルキルエ
ステルあるいはアルキルアミド、又はアルケン、の1種
又は2種以上との共重合物のうちの油溶性の化合物。
【0025】又、圧延油としては、パーム油、牛脂又は
それらの混合物等をあげることができ、又、圧延油に対
する上記凝集剤の添加量としは、0.01%以上、0.
1%以下をあげることができる。
それらの混合物等をあげることができ、又、圧延油に対
する上記凝集剤の添加量としは、0.01%以上、0.
1%以下をあげることができる。
【0026】圧延油に凝集剤を添加せずに塑性加工部入
口の油膜厚みを計算すると、ストリップへのプレートア
ウト性が低下する(噴射した理論的な量よりも実際にス
トリップに付着する量が少なくなる)ため、実際の油膜
厚みとは異なってくるが、上記凝集剤を添加することに
よって理論的な油膜厚みとすることが可能となる。
口の油膜厚みを計算すると、ストリップへのプレートア
ウト性が低下する(噴射した理論的な量よりも実際にス
トリップに付着する量が少なくなる)ため、実際の油膜
厚みとは異なってくるが、上記凝集剤を添加することに
よって理論的な油膜厚みとすることが可能となる。
【0027】又、ワークロールの表面粗度Ra に対する
塑性加工部入口の油膜厚み h1 の比を上記範囲に設定す
ることが最適である根拠を図1に示す。この図1は、ワ
ークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口における
油膜厚みの比を種々変更して圧延を行って得られた結果
であり、この図1より、上記比が0.3以上、3.5以
下が適正な範囲にあり、良好な圧延結果が得られたのに
対し、上記比が0.7未満の場合は、実線で示すように
ヒートストリークと呼ばれる焼付き不良が発生し、又、
3.5を超える場合は、破線で示すようにロールとスト
リップとの間でスリップを生じてしまうため、安定した
圧延ができなくなる。
塑性加工部入口の油膜厚み h1 の比を上記範囲に設定す
ることが最適である根拠を図1に示す。この図1は、ワ
ークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口における
油膜厚みの比を種々変更して圧延を行って得られた結果
であり、この図1より、上記比が0.3以上、3.5以
下が適正な範囲にあり、良好な圧延結果が得られたのに
対し、上記比が0.7未満の場合は、実線で示すように
ヒートストリークと呼ばれる焼付き不良が発生し、又、
3.5を超える場合は、破線で示すようにロールとスト
リップとの間でスリップを生じてしまうため、安定した
圧延ができなくなる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0029】図2は、本発明に係る一実施例である冷間
圧延時の圧延油供給方法に適用される圧延油供給装置の
概略構成を示す説明図である。
圧延時の圧延油供給方法に適用される圧延油供給装置の
概略構成を示す説明図である。
【0030】上記圧延油供給装置は、圧延油を貯えるた
めの圧延油タンク20と、該圧延油タンク20から圧延
油を昇圧して送り出すための、電動機22で駆動される
送油ポンプ24と、水を貯えるための水タンク26と、
該水タンクから水を昇圧して送り出すための水ポンプ2
8と、該水ポンプ28により送り込まれる水と、送油ポ
ンプ24により送り込まれる圧延油とを混合する混合器
30と、該混合器30で水と圧延油を混合して調製され
たエマルジョン状態のクーラントを、圧延機STのワー
クロール32で圧延されつつあるストリップSに噴射す
るためのノズル34とを備えている。
めの圧延油タンク20と、該圧延油タンク20から圧延
油を昇圧して送り出すための、電動機22で駆動される
送油ポンプ24と、水を貯えるための水タンク26と、
該水タンクから水を昇圧して送り出すための水ポンプ2
8と、該水ポンプ28により送り込まれる水と、送油ポ
ンプ24により送り込まれる圧延油とを混合する混合器
30と、該混合器30で水と圧延油を混合して調製され
たエマルジョン状態のクーラントを、圧延機STのワー
クロール32で圧延されつつあるストリップSに噴射す
るためのノズル34とを備えている。
【0031】又、上記送油ポンプ24を駆動する電動機
22に対しては、計算機36から送油量命令伝送回路3
6Aを介して制御信号が入出力されるようになってお
り、該計算機36に対しては上位計算機38から圧延条
件伝送回路38Aを介して圧延条件が入力されるように
なっている。
22に対しては、計算機36から送油量命令伝送回路3
6Aを介して制御信号が入出力されるようになってお
り、該計算機36に対しては上位計算機38から圧延条
件伝送回路38Aを介して圧延条件が入力されるように
なっている。
【0032】上記混合器30は噴射ノズル34の直近に
設置されており、この混合器30としては、実開平3−
59033に開示されている図3に拡大して示すものを
使用することができる。この混合器について説明する
と、水供給路40と、圧延油供給路42と、これら各供
給路から供給される水と圧延油を衝突混合させる合流部
44と、該合流部44で合流させた水と圧延油の混合を
完全にし、エマルジョン状態にするための断面急変部4
6とを有する混合流体通路48とを備えており、エマル
ジョン状態のクーラントが混合流体出口50から前記ノ
ズル34に送り出されるようになっている。
設置されており、この混合器30としては、実開平3−
59033に開示されている図3に拡大して示すものを
使用することができる。この混合器について説明する
と、水供給路40と、圧延油供給路42と、これら各供
給路から供給される水と圧延油を衝突混合させる合流部
44と、該合流部44で合流させた水と圧延油の混合を
完全にし、エマルジョン状態にするための断面急変部4
6とを有する混合流体通路48とを備えており、エマル
ジョン状態のクーラントが混合流体出口50から前記ノ
ズル34に送り出されるようになっている。
【0033】次に本実施例の作用を説明する。
【0034】上位計算機38において、圧延速度、スト
リップ速度、接触弧長、ストリップ変形抵抗、圧延油粘
度、圧延油供給量、ロール表面粗度等の圧延条件を取り
込み、前記(1)〜(3)で示した連立方程式を解くこ
とによって塑性加工部入口油膜厚み h1 を計算し、この
計算結果とロール表面粗度Ra との比を、0.3以上で
3.5以下の範囲内で一定に保つように計算機36から
電動機22に対して信号を送り、送油ポンプ24を制御
しながら圧延を行った。その結果を図4に示す。
リップ速度、接触弧長、ストリップ変形抵抗、圧延油粘
度、圧延油供給量、ロール表面粗度等の圧延条件を取り
込み、前記(1)〜(3)で示した連立方程式を解くこ
とによって塑性加工部入口油膜厚み h1 を計算し、この
計算結果とロール表面粗度Ra との比を、0.3以上で
3.5以下の範囲内で一定に保つように計算機36から
電動機22に対して信号を送り、送油ポンプ24を制御
しながら圧延を行った。その結果を図4に示す。
【0035】上記図4より明らかなように、圧延速度が
経時的に変化する場合でも、本発明方法によれば、板厚
偏差が極めて小さく、安定した圧延が可能であることが
分かる。なお、図中実線は本発明方法による板厚偏差
を、破線は従来方法による板厚偏差をそれぞれ示してい
る。
経時的に変化する場合でも、本発明方法によれば、板厚
偏差が極めて小さく、安定した圧延が可能であることが
分かる。なお、図中実線は本発明方法による板厚偏差
を、破線は従来方法による板厚偏差をそれぞれ示してい
る。
【0036】なお、本実施例では、凝集剤として次の化
学式で表わされる単量体を重合させた前記(A)の油溶
性高分子化合物を使用し、該凝集剤を圧延油に対して2
00ppm 添加した。
学式で表わされる単量体を重合させた前記(A)の油溶
性高分子化合物を使用し、該凝集剤を圧延油に対して2
00ppm 添加した。
【0037】
【化2】
【0038】以上詳述した如く、本実施例によれば、圧
延の加減速中や、材料が変化する場合であっても、安定
した板厚精度で圧延することができるという良好な結果
が得られた。
延の加減速中や、材料が変化する場合であっても、安定
した板厚精度で圧延することができるという良好な結果
が得られた。
【0039】又、本実施例によれば、安定した圧延を行
うために必要且つ十分な量の圧延油を供給することが可
能となるため、ロール寿命を、例えば10%延長するこ
とができ、又、圧延油原単位を、例えば15%削減する
ことができるという効果も得られた。
うために必要且つ十分な量の圧延油を供給することが可
能となるため、ロール寿命を、例えば10%延長するこ
とができ、又、圧延油原単位を、例えば15%削減する
ことができるという効果も得られた。
【0040】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0041】例えば、ワークロールの表面粗度に対する
塑性加工部入口における油膜厚みの比は、0.3以上で
3.5以下であることが特に好ましいが、必ずしもこれ
に限定されない。
塑性加工部入口における油膜厚みの比は、0.3以上で
3.5以下であることが特に好ましいが、必ずしもこれ
に限定されない。
【0042】又、凝集剤及びその添加量も前記実施例に
示したものに限定されない。
示したものに限定されない。
【0043】又、前記実施例では冷間圧延に使用する直
接式圧延油供給方法の場合について説明したが、本発明
は、熱間圧延に用いる圧延油や圧延油を循環させて使用
する循環式圧延油供給方法に適用できることは言うまで
もない。
接式圧延油供給方法の場合について説明したが、本発明
は、熱間圧延に用いる圧延油や圧延油を循環させて使用
する循環式圧延油供給方法に適用できることは言うまで
もない。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、手
動操作の介入を必要とすることなく、常に安定した圧延
状態を維持することが可能となる。
動操作の介入を必要とすることなく、常に安定した圧延
状態を維持することが可能となる。
【図1】本発明の数値限定の根拠を示す線図
【図2】本発明に係る一実施例に適用される圧延油供給
装置を示す説明図
装置を示す説明図
【図3】上記実施例で使用される混合器を示す拡大断面
図
図
【図4】圧延速度と板厚偏差の関係を示す線図
【図5】従来の圧延油供給装置を示す説明図
20…圧延油タンク 22…電動機 24…送油ポンプ 26…水タンク 28…送水ポンプ 30…混合器 32…ワークロール 34…ノズル 36…計算機 38…上位計算機 ST…圧延機 S…ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 浩治 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 金子 智弘 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 山田 恭裕 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】圧延機でストリップを圧延する際に、圧延
油を水と混合してエマルジョンとし、該エマルジョンを
ノズルからストリップ表面に噴射する圧延油供給方法に
おいて、 ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口におけ
る油膜厚みの比を適正値に維持するように圧延油供給量
を制御することを特徴とする圧延油供給方法。 - 【請求項2】請求項1において、 圧延油にエマルジョン中の水と油の分離を促進させるた
めの凝集剤を添加すると共に、 ワークロールの表面粗度に対する塑性加工部入口におけ
る油膜厚みの比を0.3以上、3.5以下に維持するこ
とを特徴とする圧延油供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15086093A JPH079022A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 圧延油供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15086093A JPH079022A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 圧延油供給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079022A true JPH079022A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15505965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15086093A Pending JPH079022A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 圧延油供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079022A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6383012B1 (en) | 1999-11-05 | 2002-05-07 | Yazaki Corporation | Branching connection box |
| KR101034947B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2011-05-17 | 주식회사 포스코 | 오일러구간의 스트립 통판장치 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15086093A patent/JPH079022A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6383012B1 (en) | 1999-11-05 | 2002-05-07 | Yazaki Corporation | Branching connection box |
| KR101034947B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2011-05-17 | 주식회사 포스코 | 오일러구간의 스트립 통판장치 |
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