JPH0790323B2 - 鼓形筒状部品の圧造成形方法 - Google Patents
鼓形筒状部品の圧造成形方法Info
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- JPH0790323B2 JPH0790323B2 JP21080292A JP21080292A JPH0790323B2 JP H0790323 B2 JPH0790323 B2 JP H0790323B2 JP 21080292 A JP21080292 A JP 21080292A JP 21080292 A JP21080292 A JP 21080292A JP H0790323 B2 JPH0790323 B2 JP H0790323B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鼓形状を呈する筒状部
品を圧造によって製作する方法に関する。
品を圧造によって製作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトやナット、あるいはその他のパー
ツ類を製造する圧造成形機は、通常、機台の側部より供
給された素材を、相対向するダイとパンチを備えた圧造
ステーションで粗から精に段階的に圧造加工することに
よって上記の製品を連続的に製造するものであって、良
質の製品を効率よく製造できる利点がある。
ツ類を製造する圧造成形機は、通常、機台の側部より供
給された素材を、相対向するダイとパンチを備えた圧造
ステーションで粗から精に段階的に圧造加工することに
よって上記の製品を連続的に製造するものであって、良
質の製品を効率よく製造できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば振
動源を固定フレーム等にマウントするにあたって、図7
に示すように筒状部品Xと、その内部に位置させたスリ
ーブBとを加硫ゴムCの焼き付けによって接続して、筒
状部品Xを固定フレームに固定すると共に、スリーブB
に振動源を接続することによって、固定フレームへの振
動伝達を上記の加硫ゴムCの変形で緩衝させる緩衝装置
Aが知られているが、その際、筒状部品の形状が、図の
ように両端がラッパ状に拡開された鼓形状を呈するもの
とされる場合がある。このような鼓形筒状部品Xではそ
の外形形状のため、成形後に該部品Xをダイから抜き出
すことが困難となるから、上記の圧造によって成形する
ことが叶わず、したがって素材の材質にもよるが、該素
材を縦形プレス装置で穴明け加工し、次に同じくプレス
によって鼓形状に成形したり、あるいは長尺の筒体を製
作し、これを輪切りにしたのちプレスで鼓形状に成形す
る方法が採られることになる。
動源を固定フレーム等にマウントするにあたって、図7
に示すように筒状部品Xと、その内部に位置させたスリ
ーブBとを加硫ゴムCの焼き付けによって接続して、筒
状部品Xを固定フレームに固定すると共に、スリーブB
に振動源を接続することによって、固定フレームへの振
動伝達を上記の加硫ゴムCの変形で緩衝させる緩衝装置
Aが知られているが、その際、筒状部品の形状が、図の
ように両端がラッパ状に拡開された鼓形状を呈するもの
とされる場合がある。このような鼓形筒状部品Xではそ
の外形形状のため、成形後に該部品Xをダイから抜き出
すことが困難となるから、上記の圧造によって成形する
ことが叶わず、したがって素材の材質にもよるが、該素
材を縦形プレス装置で穴明け加工し、次に同じくプレス
によって鼓形状に成形したり、あるいは長尺の筒体を製
作し、これを輪切りにしたのちプレスで鼓形状に成形す
る方法が採られることになる。
【0004】しかし、このような方法では生産性に劣
り、かつ高精度寸法の筒状部品を作ることが困難な不具
合があると共に、バリ取りなどの後工程が必要となる難
点がある。
り、かつ高精度寸法の筒状部品を作ることが困難な不具
合があると共に、バリ取りなどの後工程が必要となる難
点がある。
【0005】そこで本発明は、生産性に富む圧造成形に
よって鼓形筒状部品を精度よく製造できる方法の提供を
課題とする。
よって鼓形筒状部品を精度よく製造できる方法の提供を
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の請求項1
に記載の発明(以下、第1発明と称する)は、中実短円
筒状の素材をそれぞれがダイとパンチとを備えている複
数段の圧造ステーションに順次供給し、両端がそれぞれ
ラッパ状に拡開された鼓形筒状部品を圧造する方法であ
って、上記素材をダイ内で一方の端面を凹陥させること
によりカップ状に成形する第1の圧造成形工程と、同じ
くダイ内において該カップ状素材の底部を打ち抜いて筒
状に成形すると共に、そのパンチ側の一端側をラッパ状
に拡開する第2の圧造成形工程と、該第2圧造成形工程
の完了によってダイ内から出された筒状素材を、拡開さ
れていない他端側がパンチ側に向くように反転させて次
位の圧造ステーションの平坦面でなるダイの前面位置に
移送させ、かつパンチによりダイ先端に筒状素材を接当
させて上記他端側をパンチによりラッパ状に拡開させ、
鼓形状の筒状部品に成形する第3の圧造成形工程とから
なることを特徴とする。
に記載の発明(以下、第1発明と称する)は、中実短円
筒状の素材をそれぞれがダイとパンチとを備えている複
数段の圧造ステーションに順次供給し、両端がそれぞれ
ラッパ状に拡開された鼓形筒状部品を圧造する方法であ
って、上記素材をダイ内で一方の端面を凹陥させること
によりカップ状に成形する第1の圧造成形工程と、同じ
くダイ内において該カップ状素材の底部を打ち抜いて筒
状に成形すると共に、そのパンチ側の一端側をラッパ状
に拡開する第2の圧造成形工程と、該第2圧造成形工程
の完了によってダイ内から出された筒状素材を、拡開さ
れていない他端側がパンチ側に向くように反転させて次
位の圧造ステーションの平坦面でなるダイの前面位置に
移送させ、かつパンチによりダイ先端に筒状素材を接当
させて上記他端側をパンチによりラッパ状に拡開させ、
鼓形状の筒状部品に成形する第3の圧造成形工程とから
なることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明と称する)は、中実短円筒状の素材をそれぞれがダ
イとパンチとを備えている複数段の圧造ステーションに
順次供給し、両端がそれぞれラッパ状に拡開された鼓形
筒状部品を圧造する方法であって、上記素材をダイ内で
一方の端面を凹陥させることによりカップ状に成形する
第1の圧造成形工程と、同じくダイ内において該カップ
状素材の底部を打ち抜いて筒状に成形すると共に、その
パンチ側の一端側をパンチによってラッパ状に拡開する
第2の圧造成形工程と、ダイ先端にパンチ側に向けて先
細まり状の突出部が設けられている圧造ステーションに
おいて、該突出部が筒状素材の拡開されていない他端側
内に突入するようにパンチで打ち込むことによって該他
端側をラッパ状に拡開させ、鼓形状の筒状部品を成形す
る第3の圧造成形工程とからなることを特徴とする。
発明と称する)は、中実短円筒状の素材をそれぞれがダ
イとパンチとを備えている複数段の圧造ステーションに
順次供給し、両端がそれぞれラッパ状に拡開された鼓形
筒状部品を圧造する方法であって、上記素材をダイ内で
一方の端面を凹陥させることによりカップ状に成形する
第1の圧造成形工程と、同じくダイ内において該カップ
状素材の底部を打ち抜いて筒状に成形すると共に、その
パンチ側の一端側をパンチによってラッパ状に拡開する
第2の圧造成形工程と、ダイ先端にパンチ側に向けて先
細まり状の突出部が設けられている圧造ステーションに
おいて、該突出部が筒状素材の拡開されていない他端側
内に突入するようにパンチで打ち込むことによって該他
端側をラッパ状に拡開させ、鼓形状の筒状部品を成形す
る第3の圧造成形工程とからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の第1発明によれば、第2の圧造成形工程
において一端側を拡開されたのちダイから打ち出された
素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーション
に反転されて移送され、該反転によっていまだ拡開され
ていない他端側がパンチ側に向かされ、その状態で盲状
に閉じられているダイの前面でパンチによって他端側が
拡開される。このように素材の反転移送と、ダイ外での
素材他端側の成形とを併用すれば、鼓形筒状部品を圧造
機によって製造できることになる。
において一端側を拡開されたのちダイから打ち出された
素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーション
に反転されて移送され、該反転によっていまだ拡開され
ていない他端側がパンチ側に向かされ、その状態で盲状
に閉じられているダイの前面でパンチによって他端側が
拡開される。このように素材の反転移送と、ダイ外での
素材他端側の成形とを併用すれば、鼓形筒状部品を圧造
機によって製造できることになる。
【0009】さらに第2発明によれば、第2の圧造成形
工程において一端側を拡開されたのちダイから打ち出さ
れた素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーシ
ョンにおいて、ダイ側に向いている他端側を、該ダイ先
端に突出されている突出部に嵌合するようにパンチによ
って打ち込まれ、これによって他端側が拡開される。こ
のようにダイ先端に突出部が形成されているダイを使用
すれば、鼓形筒状部品を圧造機によって製造できること
になる。
工程において一端側を拡開されたのちダイから打ち出さ
れた素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーシ
ョンにおいて、ダイ側に向いている他端側を、該ダイ先
端に突出されている突出部に嵌合するようにパンチによ
って打ち込まれ、これによって他端側が拡開される。こ
のようにダイ先端に突出部が形成されているダイを使用
すれば、鼓形筒状部品を圧造機によって製造できること
になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
【0011】図1は圧造成形機による鼓形筒状部品Xの
成形工程における形状変化を示すもので、第1の圧造ス
テーションにおいて中実短円筒状素材x1の一端面を成
形加工し、次に該成形加工された素材x2の他端面を第
2の圧造ステーションにおいて成形加工し、この成形加
工された素材x3を第3の圧造ステーションに搬入して
カップ形状に成形し、該カップ状素材x4を第4圧造ス
テーションにおいて筒状に成形すると共に、その一端側
をラッパ状に拡開し、次に該筒状素材x5の他端側を同
じくラッパ状に拡開し、さらにこれで得られた鼓形状素
材x6の両端周部の角部を第6の圧造ステーションで面
取りし、これによって面取り部aを有する鼓形筒状部品
Xに成形する。
成形工程における形状変化を示すもので、第1の圧造ス
テーションにおいて中実短円筒状素材x1の一端面を成
形加工し、次に該成形加工された素材x2の他端面を第
2の圧造ステーションにおいて成形加工し、この成形加
工された素材x3を第3の圧造ステーションに搬入して
カップ形状に成形し、該カップ状素材x4を第4圧造ス
テーションにおいて筒状に成形すると共に、その一端側
をラッパ状に拡開し、次に該筒状素材x5の他端側を同
じくラッパ状に拡開し、さらにこれで得られた鼓形状素
材x6の両端周部の角部を第6の圧造ステーションで面
取りし、これによって面取り部aを有する鼓形筒状部品
Xに成形する。
【0012】このような成形工程を図2および図3の第
1実施例によって説明すると、機台1の前面に設けられ
るダイ2と、これに対向して配置されたパンチ3とによ
って第1の圧造ステーションZ1が構成され、ダイ4と
パンチ5とによって第2の圧造ステーションZ2が構成
され、ダイ6とパンチ7とによって第3の圧造ステーシ
ョンZ3が構成され、ダイ8とパンチ9とによって第4
の圧造ステーションZ4が構成され、ダイ10とパンチ
11とによって第5の圧造ステーションZ5が構成さ
れ、さらにダイ12とパンチ13とによって第6の圧造
ステーションZ6が構成されると共に、これらの第1か
ら第6までの圧造ステーションZ1〜Z6が所定の間隔
で横一列に配置される。
1実施例によって説明すると、機台1の前面に設けられ
るダイ2と、これに対向して配置されたパンチ3とによ
って第1の圧造ステーションZ1が構成され、ダイ4と
パンチ5とによって第2の圧造ステーションZ2が構成
され、ダイ6とパンチ7とによって第3の圧造ステーシ
ョンZ3が構成され、ダイ8とパンチ9とによって第4
の圧造ステーションZ4が構成され、ダイ10とパンチ
11とによって第5の圧造ステーションZ5が構成さ
れ、さらにダイ12とパンチ13とによって第6の圧造
ステーションZ6が構成されると共に、これらの第1か
ら第6までの圧造ステーションZ1〜Z6が所定の間隔
で横一列に配置される。
【0013】上記第1の圧造ステーションZ1には、図
2に示すように所定の長さに切断された素材x1がチャ
ック爪14,14にチャックされてダイ2の前面に搬入
される。そしてパンチ3が図3に示すようにダイ2内に
素材x1を打ち込むことによって、該素材x1のダイ2
側に向いていた一端面がダイ内で成形され、これにより
素材x1の粗となっている切断面が精に成形される。
2に示すように所定の長さに切断された素材x1がチャ
ック爪14,14にチャックされてダイ2の前面に搬入
される。そしてパンチ3が図3に示すようにダイ2内に
素材x1を打ち込むことによって、該素材x1のダイ2
側に向いていた一端面がダイ内で成形され、これにより
素材x1の粗となっている切断面が精に成形される。
【0014】次に、成形後の素材x2が上記のダイ2か
らノックアウトピン15aによって突き出され、これが
チャック爪14,14によってチャックされて第2の圧
造ステーションZ2におけるダイ4の前面に図2に示す
ように移送される。その場合の移送は素材x2を180
0反転させて、他端面がダイ4側に向くようにして行わ
れる。このため、パンチ5を打てば、図3に示すように
ダイ内において、素材切断によって粗となっていた他端
面が精に成形される。
らノックアウトピン15aによって突き出され、これが
チャック爪14,14によってチャックされて第2の圧
造ステーションZ2におけるダイ4の前面に図2に示す
ように移送される。その場合の移送は素材x2を180
0反転させて、他端面がダイ4側に向くようにして行わ
れる。このため、パンチ5を打てば、図3に示すように
ダイ内において、素材切断によって粗となっていた他端
面が精に成形される。
【0015】次に、上記の成形後にノッアウトピン15
bによってダイ4から突き出された素材x3はチャック
爪14,14にチャックされて図2に示すように第3圧
造ステーションZ3のダイ6の前面に移送されたのち、
パンチ7によって該ダイ6内に打ち込まれる。このダイ
6は素材x3をカップ状に成形する形状とされており、
該打ち込みによって図3に示すようにカップ状素材x4
が成形される。
bによってダイ4から突き出された素材x3はチャック
爪14,14にチャックされて図2に示すように第3圧
造ステーションZ3のダイ6の前面に移送されたのち、
パンチ7によって該ダイ6内に打ち込まれる。このダイ
6は素材x3をカップ状に成形する形状とされており、
該打ち込みによって図3に示すようにカップ状素材x4
が成形される。
【0016】上記の成形後ノックアウトピン15cによ
ってダイ6から突き出されたカップ状素材x4は、図2
に示すようにチャック爪14,14によって第4の圧造
ステーションZ4のダイ8の前面に移送され、かつパン
チ9によって該ダイ8内に打ち込まれる。その場合、こ
の第4圧造ステーションZ4におけるダイ8とパンチ9
は、上記カップ状素材x4における底部16(図1参
照)を打ち抜いて、該素材を筒状に成形すると共に、パ
ンチ9側に向いている一端側をラッパ状に拡開させるよ
うに成形するものであって、そのため、ダイ8の先端側
(機台1の前面側)の形状がラッパ状に開いた形状とさ
れると共に、内奥部に上記の底部16の排出用の通路1
7が連通されている。一方、パンチ9の先端9aは素材
x4の一端側ををラッパ状に拡開させるために、素材x
4内に突入可能な逆ラッパ状の先細まり形状とされると
共に、打ち抜いた底部16を上記の排出用通路17に押
し出すように比較的長く構成される。
ってダイ6から突き出されたカップ状素材x4は、図2
に示すようにチャック爪14,14によって第4の圧造
ステーションZ4のダイ8の前面に移送され、かつパン
チ9によって該ダイ8内に打ち込まれる。その場合、こ
の第4圧造ステーションZ4におけるダイ8とパンチ9
は、上記カップ状素材x4における底部16(図1参
照)を打ち抜いて、該素材を筒状に成形すると共に、パ
ンチ9側に向いている一端側をラッパ状に拡開させるよ
うに成形するものであって、そのため、ダイ8の先端側
(機台1の前面側)の形状がラッパ状に開いた形状とさ
れると共に、内奥部に上記の底部16の排出用の通路1
7が連通されている。一方、パンチ9の先端9aは素材
x4の一端側ををラッパ状に拡開させるために、素材x
4内に突入可能な逆ラッパ状の先細まり形状とされると
共に、打ち抜いた底部16を上記の排出用通路17に押
し出すように比較的長く構成される。
【0017】即ち、第4圧造ステーションZ4では、パ
ンチ9を打つことによって該パンチ先端9aがカップ状
素材x4に突入して、底部16が打ち抜かれると同時
に、ダイ先端側の素材x4の一端部が該素材の半分の長
さにわたってラッパ状に拡開される。
ンチ9を打つことによって該パンチ先端9aがカップ状
素材x4に突入して、底部16が打ち抜かれると同時
に、ダイ先端側の素材x4の一端部が該素材の半分の長
さにわたってラッパ状に拡開される。
【0018】上記の成形後、ノックアウトピン15dに
よってダイ8から突き出された筒状素材x5は、チャッ
ク爪14,14によって第5圧造ステーションZ5のダ
イ10の前面に移送される。その場合の移送は図4に示
すように筒状素材x5を反転させて行われ、これにより
ラッパ状に成形された一端側がダイ10側に向くように
制御される。そのため、素材x5は、図2に示すように
拡開された一端側がダイ10側に向き、拡開されていな
い他端側がパンチ11側に向く姿勢で搬入されることに
なる。また、該第5圧造ステーションZ5におけるダイ
10は、機台1の前面と略面一状態に盲状に閉じられた
平坦面とされており、素材X5が内部に打ち込まれる形
状とはされていないと共に、パンチ11の先端11a
は、第4圧造ステーションZ4におけるパンチ9と同様
に逆ラッパ状の先細まり形状とされる。但し、パンチ9
のように底部16の打ち抜き排出がないので、該パンチ
9の先端9aよりも短くされている。
よってダイ8から突き出された筒状素材x5は、チャッ
ク爪14,14によって第5圧造ステーションZ5のダ
イ10の前面に移送される。その場合の移送は図4に示
すように筒状素材x5を反転させて行われ、これにより
ラッパ状に成形された一端側がダイ10側に向くように
制御される。そのため、素材x5は、図2に示すように
拡開された一端側がダイ10側に向き、拡開されていな
い他端側がパンチ11側に向く姿勢で搬入されることに
なる。また、該第5圧造ステーションZ5におけるダイ
10は、機台1の前面と略面一状態に盲状に閉じられた
平坦面とされており、素材X5が内部に打ち込まれる形
状とはされていないと共に、パンチ11の先端11a
は、第4圧造ステーションZ4におけるパンチ9と同様
に逆ラッパ状の先細まり形状とされる。但し、パンチ9
のように底部16の打ち抜き排出がないので、該パンチ
9の先端9aよりも短くされている。
【0019】この第5圧造ステーションZ5において
は、パンチ11を打つと、図3に示すように該パンチ先
端11aが拡開されてない他端側から素材x5内に突入
すると共に、その突入圧で素材x5の拡開されている一
端がダイ10に当たって、その状態で上記の他端側がラ
ッパ状に拡開される。これにより両端部がそれぞれラッ
パ状に拡開された鼓形状の素材x6が得られる。
は、パンチ11を打つと、図3に示すように該パンチ先
端11aが拡開されてない他端側から素材x5内に突入
すると共に、その突入圧で素材x5の拡開されている一
端がダイ10に当たって、その状態で上記の他端側がラ
ッパ状に拡開される。これにより両端部がそれぞれラッ
パ状に拡開された鼓形状の素材x6が得られる。
【0020】続いて該素材x6はチャック爪14,14
により第6圧造ステーションZ6に移送される。この第
6圧造ステーションZ6においては、素材x6の両端周
部の角部を面取りするものであって、図5に示すように
ダイス12側には、成形時に素材x6の一端部内に突入
する逆ラッパ形状を呈する先細まり形状の位置決め用の
突出部12aが内部に形成されると共に、該突出部12
aの基部周りに面取り用の段部18が形成される。ま
た、パンチ13においては、内部に位置決めのための先
細まり形状の先端部19aを有するロッド19が挿嵌さ
れると共に、パンチ先端の該ロッド19を囲む部位に面
取り用の段部20が形成される。
により第6圧造ステーションZ6に移送される。この第
6圧造ステーションZ6においては、素材x6の両端周
部の角部を面取りするものであって、図5に示すように
ダイス12側には、成形時に素材x6の一端部内に突入
する逆ラッパ形状を呈する先細まり形状の位置決め用の
突出部12aが内部に形成されると共に、該突出部12
aの基部周りに面取り用の段部18が形成される。ま
た、パンチ13においては、内部に位置決めのための先
細まり形状の先端部19aを有するロッド19が挿嵌さ
れると共に、パンチ先端の該ロッド19を囲む部位に面
取り用の段部20が形成される。
【0021】この第6圧造ステーションZ6では、ロッ
ド19およびパンチ13が前進して、ロッド先端19a
が素材x6の内部に突入しながら該素材x6をダイ12
内に打ち込み、この打ち込みによってダイ12内の突出
部12aが反対側から素材x6内に突入されて、該素材
x6の位置決めがなされると共に、該素材x6の両端周
部の角部がダイ12とパンチ13のそれぞれの面取り用
の段部18,20によって面取りされる。そして、該面
取り後にロッド19ならびパンチ13の後退によって、
ノックアウトピン15eが筒状部品Xを突き出して成形
が終了する。
ド19およびパンチ13が前進して、ロッド先端19a
が素材x6の内部に突入しながら該素材x6をダイ12
内に打ち込み、この打ち込みによってダイ12内の突出
部12aが反対側から素材x6内に突入されて、該素材
x6の位置決めがなされると共に、該素材x6の両端周
部の角部がダイ12とパンチ13のそれぞれの面取り用
の段部18,20によって面取りされる。そして、該面
取り後にロッド19ならびパンチ13の後退によって、
ノックアウトピン15eが筒状部品Xを突き出して成形
が終了する。
【0022】このように、第4圧造ステーションZ4に
おいて、まず素材を筒状に成形すると共に、該素材x5
の一端側を拡開し、次に該素材x5を反転させつつ第5
圧造ステーションZ5に移送し、かつ該第5圧造ステー
ションZ5において、素材x5を先端が平坦面となって
いるダイ10の前面でパンチ11を打って、該パンチ1
1によって素材x5の他端側を拡開するから、圧造成形
によって鼓形筒状部品Xを製造することができる。した
がって、鼓形筒状部品Xを効率よく製造できると共に、
該部品の寸法精度を高めて良質の製品を得ることが可能
になる。また、バリが発生しないので、バリ取り等の後
工程が不要になる。
おいて、まず素材を筒状に成形すると共に、該素材x5
の一端側を拡開し、次に該素材x5を反転させつつ第5
圧造ステーションZ5に移送し、かつ該第5圧造ステー
ションZ5において、素材x5を先端が平坦面となって
いるダイ10の前面でパンチ11を打って、該パンチ1
1によって素材x5の他端側を拡開するから、圧造成形
によって鼓形筒状部品Xを製造することができる。した
がって、鼓形筒状部品Xを効率よく製造できると共に、
該部品の寸法精度を高めて良質の製品を得ることが可能
になる。また、バリが発生しないので、バリ取り等の後
工程が不要になる。
【0023】なお、上記の実施例では、面取りを行う第
6圧造ステーションZ6を設けているが、該面取りが不
要な場合は第5圧造ステーションZ5までで成形を終わ
らせて、素材x6を完成筒状部品とすることができる。
6圧造ステーションZ6を設けているが、該面取りが不
要な場合は第5圧造ステーションZ5までで成形を終わ
らせて、素材x6を完成筒状部品とすることができる。
【0024】図6は本発明の第2実施例を示すもので、
第4圧造ステーションZ4から第5圧造ステーションZ
5への素材x5の移送を該素材x5を反転させずに行
い、かつ該第5圧造ステーションZ5において素材x5
の他端側に拡開成形を施すようにしたものである。
第4圧造ステーションZ4から第5圧造ステーションZ
5への素材x5の移送を該素材x5を反転させずに行
い、かつ該第5圧造ステーションZ5において素材x5
の他端側に拡開成形を施すようにしたものである。
【0025】即ち、第5圧造ステーションZ5における
ダイ100には、機台1の前面から突出する状態に逆ラ
ッパ状の先細まり形状の突出部100aが形成されると
共に、パンチ111が図2における第1実施例のパンチ
11とは違って、先端がフラットな形状とされる。
ダイ100には、機台1の前面から突出する状態に逆ラ
ッパ状の先細まり形状の突出部100aが形成されると
共に、パンチ111が図2における第1実施例のパンチ
11とは違って、先端がフラットな形状とされる。
【0026】そして、第4圧造ステーションZ4から反
転なしで搬入された素材x5に対してパンチ打ちがなさ
れることにより、ダイ100側に向いている素材他端側
に突出部100aが打ち込まれて、該他端側が拡開さ
れ、これによって鼓形状に成形される。その他の圧造成
形工程は第1実施例と同様である。
転なしで搬入された素材x5に対してパンチ打ちがなさ
れることにより、ダイ100側に向いている素材他端側
に突出部100aが打ち込まれて、該他端側が拡開さ
れ、これによって鼓形状に成形される。その他の圧造成
形工程は第1実施例と同様である。
【0027】これによっても、第1実施例と同様に圧造
成形によって鼓形筒状部品Xの製造が可能となる。
成形によって鼓形筒状部品Xの製造が可能となる。
【0028】なお、図6では、突出部100aを機台1
の前面から突出させているが、第6圧造ステーションZ
6と同様に、ダイ内部に設ける構成とすることもでき
る。また、上記鼓形筒状部品Xは緩衝装置に使うものを
例にとったが、この緩衝装置に限定されるものではな
く、鼓形筒状部品をパーツとするものに広く適用される
ことはもちろんである。
の前面から突出させているが、第6圧造ステーションZ
6と同様に、ダイ内部に設ける構成とすることもでき
る。また、上記鼓形筒状部品Xは緩衝装置に使うものを
例にとったが、この緩衝装置に限定されるものではな
く、鼓形筒状部品をパーツとするものに広く適用される
ことはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】以上の記載によって明かなように、本発
明によれば、第2の圧造成形工程において一端側を拡開
されたのちダイから打ち出された素材が、次の第3圧造
成形工程を行う圧造ステーションに反転されて移送さ
れ、該反転によっていまだ拡開されていない他端側がパ
ンチ側に向かされ、その状態でダイの前面でパンチによ
って他端側が拡開される。このように素材の反転移送
と、ダイ外での素材他端の成形とを併用すれば、鼓形筒
状部品を圧造機によって製造できることになり、精度の
よい高品質の筒状部品を効率よく製造できる。
明によれば、第2の圧造成形工程において一端側を拡開
されたのちダイから打ち出された素材が、次の第3圧造
成形工程を行う圧造ステーションに反転されて移送さ
れ、該反転によっていまだ拡開されていない他端側がパ
ンチ側に向かされ、その状態でダイの前面でパンチによ
って他端側が拡開される。このように素材の反転移送
と、ダイ外での素材他端の成形とを併用すれば、鼓形筒
状部品を圧造機によって製造できることになり、精度の
よい高品質の筒状部品を効率よく製造できる。
【0030】さらに、本発明によれば、第2の圧造成形
工程において一端側を拡開されたのちダイから打ち出さ
れた素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーシ
ョンにおいて、ダイ側に向いている他端側を、該ダイ先
端に突出されている突出部に嵌合するようにパンチによ
って打ち込まれ、これによって他端側が拡開される。こ
のようにダイ先端に突出部が形成されているダイを使用
すれば、鼓形筒状部品を圧造機によって製造できること
になる。
工程において一端側を拡開されたのちダイから打ち出さ
れた素材が、次の第3圧造成形工程を行う圧造ステーシ
ョンにおいて、ダイ側に向いている他端側を、該ダイ先
端に突出されている突出部に嵌合するようにパンチによ
って打ち込まれ、これによって他端側が拡開される。こ
のようにダイ先端に突出部が形成されているダイを使用
すれば、鼓形筒状部品を圧造機によって製造できること
になる。
【図1】 本発明における鼓形筒状部品の圧造成形順
序における形状変化を示す半断面図。
序における形状変化を示す半断面図。
【図2】 圧造成形機におけるパンチ打ち前の説明
図。
図。
【図3】 圧造成形機におけるパンチ打ち後の説明
図。
図。
【図4】 素材の反転移送を説明する図。
【図5】 素材の面取り工程の説明図。
【図6】 本発明の第2実施例の説明図。
【図7】 鼓形筒状部品の使用例を示す断面図。
1 機台 2,4,6,8 ダイ 3,5,7,9 パンチ 10,12 ダイ 11,13 パンチ 100 ダイ 100a 突出部 111 パンチ X 鼓形筒状部品 x1〜x6 素材 Z1〜Z6 圧造ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−99767(JP,A) 特開 平3−230842(JP,A) 特開 平3−254328(JP,A) 実開 平3−68942(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 中実短円筒状の素材をそれぞれがダイと
パンチとを備えている複数段の圧造ステーションに順次
供給し、両端がそれぞれラッパ状に拡開された鼓形筒状
部品を圧造する方法であって、上記素材をダイ内で一方
の端面を凹陥させることによりカップ状に成形する第1
の圧造成形工程と、同じくダイ内において該カップ状素
材の底部を打ち抜いて筒状に成形すると共に、そのパン
チ側の一端側をラッパ状に拡開する第2の圧造成形工程
と、該第2圧造成形工程の完了によってダイ内から出さ
れた筒状素材を、拡開されていない他端側がパンチ側に
向くように反転させて次位の圧造ステーションの平坦面
でなるダイの前面位置に移送させ、かつパンチによりダ
イ先端に筒状素材を接当させて上記他端側をパンチによ
りラッパ状に拡開させ、鼓形状の筒状部品に成形する第
3の圧造成形工程とからなることを特徴とする鼓形筒状
部品の圧造成形方法。 - 【請求項2】 中実短円筒状の素材をそれぞれがダイと
パンチとを備えている複数段の圧造ステーションに順次
供給し、両端がそれぞれラッパ状に拡開された鼓形筒状
部品を圧造する方法であって、上記素材をダイ内で一方
の端面を凹陥させることによりカップ状に成形する第1
の圧造成形工程と、同じくダイ内において該カップ状素
材の底部を打ち抜いて筒状に成形すると共に、そのパン
チ側の一端側をパンチによってラッパ状に拡開する第2
の圧造成形工程と、ダイ先端にパンチ側に向けて先細ま
り状の突出部が設けられている圧造ステーションにおい
て、該突出部が筒状素材の拡開されていない他端側内に
突入するようにパンチで打ち込むことによって該他端側
をラッパ状に拡開させ、鼓形状の筒状部品を成形する第
3の圧造成形工程とからなることを特徴とする鼓形筒状
部品の圧造成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21080292A JPH0790323B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鼓形筒状部品の圧造成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21080292A JPH0790323B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鼓形筒状部品の圧造成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663682A JPH0663682A (ja) | 1994-03-08 |
| JPH0790323B2 true JPH0790323B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16595380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21080292A Expired - Fee Related JPH0790323B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鼓形筒状部品の圧造成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790323B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107520584B (zh) * | 2017-09-15 | 2020-03-24 | 中国原子能科学研究院 | 异形金属构筑成形方法 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP21080292A patent/JPH0790323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0663682A (ja) | 1994-03-08 |
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