JPH0790625B2 - 開孔化粧材 - Google Patents
開孔化粧材Info
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- JPH0790625B2 JPH0790625B2 JP15977993A JP15977993A JPH0790625B2 JP H0790625 B2 JPH0790625 B2 JP H0790625B2 JP 15977993 A JP15977993 A JP 15977993A JP 15977993 A JP15977993 A JP 15977993A JP H0790625 B2 JPH0790625 B2 JP H0790625B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭電器製品、音響機
器、空気調和設備などの各種開孔部、例えば、スピーカ
ー、放熱・吸熱孔、排気・吸気などの通風孔といった部
位の表面化粧に用いる繊維複合素材としての開孔化粧材
に関する。
器、空気調和設備などの各種開孔部、例えば、スピーカ
ー、放熱・吸熱孔、排気・吸気などの通風孔といった部
位の表面化粧に用いる繊維複合素材としての開孔化粧材
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、家庭電器製品、音響機器、空気調和
設備などの主として通音性および通気性を必要とする開
孔部位の表面化粧材は金属材やプラスチック材を成型加
工あるいはパンチング加工して用いる例が多い。
設備などの主として通音性および通気性を必要とする開
孔部位の表面化粧材は金属材やプラスチック材を成型加
工あるいはパンチング加工して用いる例が多い。
【0003】しかしながら、金属材やプラスチック材で
は、意匠性に限界があり表面塗装をしてもあたたかみが
得られない。
は、意匠性に限界があり表面塗装をしてもあたたかみが
得られない。
【0004】また、表面化粧材に紗織物(生糸をからみ
織りした織物)、メリヤス編物(連続された編目で構成
された布材)あるいはレースによる布材などを用いる例
があるが、いずれも開孔部から内部が透けて見えてしま
い化粧材本来の意匠性が得られにくい。また、紗織物、
メリヤス編物およびレース布材は強度が低く外装材とし
ては好ましくない。
織りした織物)、メリヤス編物(連続された編目で構成
された布材)あるいはレースによる布材などを用いる例
があるが、いずれも開孔部から内部が透けて見えてしま
い化粧材本来の意匠性が得られにくい。また、紗織物、
メリヤス編物およびレース布材は強度が低く外装材とし
ては好ましくない。
【0005】さらに、前記パンチング加工したプラスチ
ック材など穴のあいたシートの表面に紗織物を貼り付け
るといった二重構造の提案もなされている(特開平4−
167899号)。この方法だと意匠性が改善され、ま
た二重構造のため内部が見えにくいといった利点を有す
る。
ック材など穴のあいたシートの表面に紗織物を貼り付け
るといった二重構造の提案もなされている(特開平4−
167899号)。この方法だと意匠性が改善され、ま
た二重構造のため内部が見えにくいといった利点を有す
る。
【0006】しかしながら、細かい目をもつ紗は非常に
高価であり、さらにその上その目をつぶさないように接
着層を設けるには、特殊な押出し技術を要するため、穴
のあいたシートやクロスよりも該接着剤付き紗シートの
作成の方が非常に手間がかかり、経済性に問題があるの
が現状である。
高価であり、さらにその上その目をつぶさないように接
着層を設けるには、特殊な押出し技術を要するため、穴
のあいたシートやクロスよりも該接着剤付き紗シートの
作成の方が非常に手間がかかり、経済性に問題があるの
が現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、織物を表面
化粧材に用い、機能性、意匠性を兼ね備え、さらに経済
性にも優れた繊維複合材料である開孔化粧材を提供する
ものである。
化粧材に用い、機能性、意匠性を兼ね備え、さらに経済
性にも優れた繊維複合材料である開孔化粧材を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の構成は
下記により達成されるものである。
下記により達成されるものである。
【0009】すなわち、本発明は、合成繊維からなる繊
維糸を主として使用し、からみ織りし、樹脂を含浸加工
し、織物の片面に、目付け量が10〜100g/m2 で
あって、密度が0.10〜0.40g/cm3 である不
織布を非粘着性接着剤で接着し、該不織布の反対面に両
面接着テープを貼合わせてなる構成を特徴とする通気性
および通音性のある開孔化粧材により達成される。
維糸を主として使用し、からみ織りし、樹脂を含浸加工
し、織物の片面に、目付け量が10〜100g/m2 で
あって、密度が0.10〜0.40g/cm3 である不
織布を非粘着性接着剤で接着し、該不織布の反対面に両
面接着テープを貼合わせてなる構成を特徴とする通気性
および通音性のある開孔化粧材により達成される。
【0010】以下本発明について詳しく説明する。
【0011】本発明は、通音性、通気性を有する開孔化
粧材を得るために表面の化粧材に織物を使用するもので
ある。
粧材を得るために表面の化粧材に織物を使用するもので
ある。
【0012】ここでいう織物は、ポリエステル、ナイロ
ン(脂肪族ポリアミド)、ポリアクリロニトリル、アセ
テート、トリアセテート、酢酸アセテート、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール−
ポリ塩化ビニル共重合体系繊維、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンまたはフ
ッ素系繊維などといった合成繊維(詳しくは半合成繊維
を含む)からなる繊維糸を主として用いる必要がある。
綿布、麻、羊毛など他の一般的繊維からなる繊維糸を主
として用いる場合には、繊維長のばらつきや寸法安定性
に問題があり好ましくない。これに対して合成繊維から
なる繊維糸では耐熱性、耐候性といった一般的な耐久特
性の他に、化粧材として繊維のカス、崩れが出にくい長
繊維が得られ、繊維長が均一に作り易いという特徴があ
り好ましく、なかでもこうした特徴を最も顕著に有する
素材として、ポリエステルが特に優れている。なお、合
成繊維からなる繊維糸を主として使用するとは、合成繊
維からなる繊維糸のみを使用してなる場合のほか、合成
繊維からなる繊維糸の使用比率未満で合成繊維以外の一
般的繊維からなる繊維糸を使用する場合を含むものであ
る。
ン(脂肪族ポリアミド)、ポリアクリロニトリル、アセ
テート、トリアセテート、酢酸アセテート、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール−
ポリ塩化ビニル共重合体系繊維、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンまたはフ
ッ素系繊維などといった合成繊維(詳しくは半合成繊維
を含む)からなる繊維糸を主として用いる必要がある。
綿布、麻、羊毛など他の一般的繊維からなる繊維糸を主
として用いる場合には、繊維長のばらつきや寸法安定性
に問題があり好ましくない。これに対して合成繊維から
なる繊維糸では耐熱性、耐候性といった一般的な耐久特
性の他に、化粧材として繊維のカス、崩れが出にくい長
繊維が得られ、繊維長が均一に作り易いという特徴があ
り好ましく、なかでもこうした特徴を最も顕著に有する
素材として、ポリエステルが特に優れている。なお、合
成繊維からなる繊維糸を主として使用するとは、合成繊
維からなる繊維糸のみを使用してなる場合のほか、合成
繊維からなる繊維糸の使用比率未満で合成繊維以外の一
般的繊維からなる繊維糸を使用する場合を含むものであ
る。
【0013】本発明では、織物がからみ織り(緯糸を互
いに絡み合わせながら、経糸を打ち込んだ織物)である
ことが重要である。これは開孔性を自由にコントロール
でき、また、メリヤスなどと異なり伸縮が少なく、剛性
を与えることができ、しかも意匠性に優れた織り方であ
り、織り目の糸のよりがないという理由による。からみ
織の中でも特に絽(紗と平とを組合せた組織のからみ織
物)調の織り方が、意匠性において優れている。
いに絡み合わせながら、経糸を打ち込んだ織物)である
ことが重要である。これは開孔性を自由にコントロール
でき、また、メリヤスなどと異なり伸縮が少なく、剛性
を与えることができ、しかも意匠性に優れた織り方であ
り、織り目の糸のよりがないという理由による。からみ
織の中でも特に絽(紗と平とを組合せた組織のからみ織
物)調の織り方が、意匠性において優れている。
【0014】また、織物は織布工程の後、生機精錬がな
されるが、合成繊維からなる繊維糸を主とした本発明の
織物では、漂白以下天然繊維で行われるような工程は必
要とされないが、必要に応じて、浸染、捺染、注染など
任意の染色を行うことができる。
されるが、合成繊維からなる繊維糸を主とした本発明の
織物では、漂白以下天然繊維で行われるような工程は必
要とされないが、必要に応じて、浸染、捺染、注染など
任意の染色を行うことができる。
【0015】織物に樹脂を含浸加工することは、天然繊
維や合成繊維で防縮性、堅牢性、光沢性などの付与を目
的として一般的に行われているが、本発明においては剛
性および寸法安定性を与える意味で非常に重要である。
したがって、本発明に用いられる樹脂としては、メラミ
ンとホルムアルデヒドの縮合によって得られる一般的な
メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒドの縮合によって
得られる尿素樹脂などの他、ポリエステル−メラミン樹
脂、アクリル−メラミン樹脂、ウレタン−ポリイソシア
ネート樹脂など各種の組合わせによる含浸加工樹脂があ
るが、繊維に剛性を付与するためには、メラミン樹脂主
体で加工するのが最も好ましい。
維や合成繊維で防縮性、堅牢性、光沢性などの付与を目
的として一般的に行われているが、本発明においては剛
性および寸法安定性を与える意味で非常に重要である。
したがって、本発明に用いられる樹脂としては、メラミ
ンとホルムアルデヒドの縮合によって得られる一般的な
メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒドの縮合によって
得られる尿素樹脂などの他、ポリエステル−メラミン樹
脂、アクリル−メラミン樹脂、ウレタン−ポリイソシア
ネート樹脂など各種の組合わせによる含浸加工樹脂があ
るが、繊維に剛性を付与するためには、メラミン樹脂主
体で加工するのが最も好ましい。
【0016】また、該織物に樹脂を含浸加工する方法と
しては、特に限定されるものでなく、例えば、上記樹脂
を水溶液とし、必要に応じて浸透剤、柔軟剤、触媒など
を適宜配合し、pH値を調整した該水溶液中に織物を浸
漬、絞り、乾燥させて含浸加工し、高熱処理による脱ア
ルコール、脱ホルムアルデヒド反応などで硬化させて行
う方法などを用いることができる。こうして得られる織
物は単独でも開孔化粧材の表面化粧材になるが、さらに
表面に意匠性を高める意味で印刷、塗装を施してもよ
い。
しては、特に限定されるものでなく、例えば、上記樹脂
を水溶液とし、必要に応じて浸透剤、柔軟剤、触媒など
を適宜配合し、pH値を調整した該水溶液中に織物を浸
漬、絞り、乾燥させて含浸加工し、高熱処理による脱ア
ルコール、脱ホルムアルデヒド反応などで硬化させて行
う方法などを用いることができる。こうして得られる織
物は単独でも開孔化粧材の表面化粧材になるが、さらに
表面に意匠性を高める意味で印刷、塗装を施してもよ
い。
【0017】この表面化粧材となる織物は、このまま下
地材(家庭電器製品、音響機器、空気調和設備など)の
開孔部位に使用すると下地材の内部が透けて見えてしま
うことがあり、その場合、織物表面の本来の意匠性が損
なわれてしまうため、織物の裏側にめかくし材として不
織布を貼合わせ、織物の開孔部から下地材の内部が透け
て見える現象を防ぐ必要がある。不織布は、目付け量を
容易に調製することが可能であり、目付け量を調製する
ことで通音性、通気性を容易に調整することが可能であ
る点において、またさらに安価である点において、本め
かくし材として好適である。用いられる不織布は、不織
布自身に通音性、通気性を有するものであることが必要
であり、目付け量が10〜100g/m2 、好ましくは
20〜50g/m2 であることが望ましい。目付け量が
10g/m2 未満であると通音性通気性は良好であるが
依然として内部が透けて見えてしまい、100g/m2
を越えると通音性、通気性に支障をきたし、開孔材とし
ての機能を果たさない。ここで、目付けとは、布材(不
織布)の単位面積当たりの質量を表す単位で、1m2 当
たりのグラム数をいう(JIS−L−0208)。
地材(家庭電器製品、音響機器、空気調和設備など)の
開孔部位に使用すると下地材の内部が透けて見えてしま
うことがあり、その場合、織物表面の本来の意匠性が損
なわれてしまうため、織物の裏側にめかくし材として不
織布を貼合わせ、織物の開孔部から下地材の内部が透け
て見える現象を防ぐ必要がある。不織布は、目付け量を
容易に調製することが可能であり、目付け量を調製する
ことで通音性、通気性を容易に調整することが可能であ
る点において、またさらに安価である点において、本め
かくし材として好適である。用いられる不織布は、不織
布自身に通音性、通気性を有するものであることが必要
であり、目付け量が10〜100g/m2 、好ましくは
20〜50g/m2 であることが望ましい。目付け量が
10g/m2 未満であると通音性通気性は良好であるが
依然として内部が透けて見えてしまい、100g/m2
を越えると通音性、通気性に支障をきたし、開孔材とし
ての機能を果たさない。ここで、目付けとは、布材(不
織布)の単位面積当たりの質量を表す単位で、1m2 当
たりのグラム数をいう(JIS−L−0208)。
【0018】また上記目付けに対し、不織布の密度は
0.10〜0.40g/cm3 の範囲、より好ましくは
0.10〜0.30g/cm3 の範囲であることが望ま
しいが、この理由は0.10g/cm3 より密度が低い
と層間強度が著しく低下して表面材として材質の問題が
生じ、0.40g/cm3 を越える場合には不織布が密
になるため通音性、通気性が著しく低下するためであ
る。ここで、不織布の密度とは、単位体積当たりの質量
をいう(JIS−L−0208)。
0.10〜0.40g/cm3 の範囲、より好ましくは
0.10〜0.30g/cm3 の範囲であることが望ま
しいが、この理由は0.10g/cm3 より密度が低い
と層間強度が著しく低下して表面材として材質の問題が
生じ、0.40g/cm3 を越える場合には不織布が密
になるため通音性、通気性が著しく低下するためであ
る。ここで、不織布の密度とは、単位体積当たりの質量
をいう(JIS−L−0208)。
【0019】また、不織布の組成は、レーヨン、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポレエステル、綿布、麻、羊毛を
用いることができるが、必要に応じて補強を目的として
バインダーを少量用いてもよく、さらに織物の色に合わ
せて染色してもよい。
ロピレン、ナイロン、ポレエステル、綿布、麻、羊毛を
用いることができるが、必要に応じて補強を目的として
バインダーを少量用いてもよく、さらに織物の色に合わ
せて染色してもよい。
【0020】さらに、織物と不織布との接着には、織物
の片面、特に織物に表裏がある場合には裏面に、織物の
開孔部を埋めないように接着剤を塗布しなければならな
いため、溶剤型またはエマルジョン型の接着剤をスクリ
ーン印刷したり、ホットメルト接着剤をグラビヤロール
や円筒スクリーンなどで塗布するが、用いる接着剤は非
粘着性のものであればよい。その理由は、織物の開孔部
を通してわずかに接着剤が露出した場合でも、ホコリ、
チリなどが付着することなく長期にわたり外観を維持す
ることができるからである。ここで非粘着性接着剤と
は、接着(二つの面が化学的なあるいは物理的な力、あ
るいはその両者によって一体化された状態)によって2
個以上の材料を一体化することができる物質のうち、粘
着性(水、溶剤、熱などを使用せずに、常温で短時間、
わずかな圧力を加えただけで接着することができ、また
凝集力と弾性をもっているので強く接着する反面、硬い
平滑面から剥がすこともできる性質)を有する物質を除
いたものをいう。したがって、非粘着性接着剤では、粘
着性接着剤と異なり、接着剤が露出した未接着部分であ
っても、ホコリ、チリなどが付着することがないもので
ある。
の片面、特に織物に表裏がある場合には裏面に、織物の
開孔部を埋めないように接着剤を塗布しなければならな
いため、溶剤型またはエマルジョン型の接着剤をスクリ
ーン印刷したり、ホットメルト接着剤をグラビヤロール
や円筒スクリーンなどで塗布するが、用いる接着剤は非
粘着性のものであればよい。その理由は、織物の開孔部
を通してわずかに接着剤が露出した場合でも、ホコリ、
チリなどが付着することなく長期にわたり外観を維持す
ることができるからである。ここで非粘着性接着剤と
は、接着(二つの面が化学的なあるいは物理的な力、あ
るいはその両者によって一体化された状態)によって2
個以上の材料を一体化することができる物質のうち、粘
着性(水、溶剤、熱などを使用せずに、常温で短時間、
わずかな圧力を加えただけで接着することができ、また
凝集力と弾性をもっているので強く接着する反面、硬い
平滑面から剥がすこともできる性質)を有する物質を除
いたものをいう。したがって、非粘着性接着剤では、粘
着性接着剤と異なり、接着剤が露出した未接着部分であ
っても、ホコリ、チリなどが付着することがないもので
ある。
【0021】次に、開孔化粧材を下地材と接着するため
に、不織布において上記織物との接着面と反対の不織布
面に設けられる接着剤層は、両面接着テープを用いるこ
とが好適である。また、両面接着テープを用いる場合、
下地材には機能を果たすための開孔部位と開孔化粧材を
接着するための部位とがあり、両面接着テープは下地材
の開孔部位を避けて設けなければならないため、両面接
着テープはあらかじめ部分打ち抜き加工がなされなけれ
ばならない。
に、不織布において上記織物との接着面と反対の不織布
面に設けられる接着剤層は、両面接着テープを用いるこ
とが好適である。また、両面接着テープを用いる場合、
下地材には機能を果たすための開孔部位と開孔化粧材を
接着するための部位とがあり、両面接着テープは下地材
の開孔部位を避けて設けなければならないため、両面接
着テープはあらかじめ部分打ち抜き加工がなされなけれ
ばならない。
【0022】ここで用いる両面接着テープは、感圧接着
剤を用いたものが貼合わせ時の作業性において好適であ
る。感圧接着剤(粘着剤)としては、アクリル系粘着剤
を代表として、天然ゴム系、スチレン共重合体系、ブチ
ルゴム系、ポリイソブチレン系、シリコン系などが挙げ
られるが、いずれも両面接着テープを不織布に貼合わせ
た際に、感圧接着剤が不織布を通して織物の開孔部の表
面にシミ出して照りを発生し、意匠性を損なうことがな
いような凝集力を有するものであればなんら限定される
ものではなく、使用される環境に応じて耐熱性、耐寒
性、耐久性などを発揮しうる配合であればよい。
剤を用いたものが貼合わせ時の作業性において好適であ
る。感圧接着剤(粘着剤)としては、アクリル系粘着剤
を代表として、天然ゴム系、スチレン共重合体系、ブチ
ルゴム系、ポリイソブチレン系、シリコン系などが挙げ
られるが、いずれも両面接着テープを不織布に貼合わせ
た際に、感圧接着剤が不織布を通して織物の開孔部の表
面にシミ出して照りを発生し、意匠性を損なうことがな
いような凝集力を有するものであればなんら限定される
ものではなく、使用される環境に応じて耐熱性、耐寒
性、耐久性などを発揮しうる配合であればよい。
【0023】
【作用】本発明は、開孔化粧材の表面化粧材である織物
をからみ織し、樹脂を含浸加工することで寸法安定性お
よび剛性を付与することができ、また、該織物に一定の
目付け量および密度の不織布を接着することで、通音性
および通気性といった機能性を損なうことなく、かつ織
物の開孔部から中が透けて見えることがなく、該織物の
表面の意匠性を維持でき、その結果、スピーカー、放熱
孔、通気孔といった家庭電器製品、音響機器、空気調和
設備などの幅広い各種開孔部の外装用に適した開孔化粧
材として優れた通音性、通気性並びに意匠性をもたせる
ことができる。
をからみ織し、樹脂を含浸加工することで寸法安定性お
よび剛性を付与することができ、また、該織物に一定の
目付け量および密度の不織布を接着することで、通音性
および通気性といった機能性を損なうことなく、かつ織
物の開孔部から中が透けて見えることがなく、該織物の
表面の意匠性を維持でき、その結果、スピーカー、放熱
孔、通気孔といった家庭電器製品、音響機器、空気調和
設備などの幅広い各種開孔部の外装用に適した開孔化粧
材として優れた通音性、通気性並びに意匠性をもたせる
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。
【0025】実施例1 ポリエステル繊維を使用してからみ織りした織物を生機
精練した後、浸染加工して黒色に染め、メラミンホルム
アルデヒド樹脂の10倍水溶液に浸漬し、脱水、乾燥を
行い、高温処理工程で焼き付けて表面化粧材となる織物
を得た。
精練した後、浸染加工して黒色に染め、メラミンホルム
アルデヒド樹脂の10倍水溶液に浸漬し、脱水、乾燥を
行い、高温処理工程で焼き付けて表面化粧材となる織物
を得た。
【0026】この織物の裏面に、ホットメルト接着剤
(ハイボン9880M,日立化成ポリマー株式会社製)
をロールコーターを用いて塗布し、ヒートローラーを用
いて目付け量が43g/m2 、密度が0.17g/cm
3 の不織布(ヒメロンHN604B,日本フェルト工業
株式会社製)を接着し、さらに該不織布において上記織
物との接着面と反対の不織布面に打ち抜き加工した両面
接着テープ(ハイボン11−583B,日立化成ポリマ
ー株式会社製)を貼合わせて開孔化粧材を得た。
(ハイボン9880M,日立化成ポリマー株式会社製)
をロールコーターを用いて塗布し、ヒートローラーを用
いて目付け量が43g/m2 、密度が0.17g/cm
3 の不織布(ヒメロンHN604B,日本フェルト工業
株式会社製)を接着し、さらに該不織布において上記織
物との接着面と反対の不織布面に打ち抜き加工した両面
接着テープ(ハイボン11−583B,日立化成ポリマ
ー株式会社製)を貼合わせて開孔化粧材を得た。
【0027】この開孔化粧材を、以下の比較例1および
比較例2で作製した開孔化粧材と共に、通音性、通気性
および意匠性の評価を行った。
比較例2で作製した開孔化粧材と共に、通音性、通気性
および意匠性の評価を行った。
【0028】このうち、通音性は、開孔化粧材を小型ス
ピーカー前面のフレームに接着し、700Hzおよび2
000Hzにおける音域での音声出力をそれぞれ測定
し、該開孔化粧材がない場合の音声出力を100%とし
て通音性(音声出力の低下率)を測定した。
ピーカー前面のフレームに接着し、700Hzおよび2
000Hzにおける音域での音声出力をそれぞれ測定
し、該開孔化粧材がない場合の音声出力を100%とし
て通音性(音声出力の低下率)を測定した。
【0029】通気性は、該開孔化粧材をパーソナルコン
ピュータのディスプレイーの裏側にある放熱孔部位のフ
レームに接着して、フレーム温度の上昇を該開孔化粧材
がない場合と比較した。
ピュータのディスプレイーの裏側にある放熱孔部位のフ
レームに接着して、フレーム温度の上昇を該開孔化粧材
がない場合と比較した。
【0030】また、意匠性は、上記通音性および通気性
評価において用いた下地材(小型スピーカーおよびディ
スプレイーの裏側にある放熱孔部位)の内部が透けて見
えるか否かを目視観察し、織物表面の本来の意匠性が損
なわれるか否かを評価した。
評価において用いた下地材(小型スピーカーおよびディ
スプレイーの裏側にある放熱孔部位)の内部が透けて見
えるか否かを目視観察し、織物表面の本来の意匠性が損
なわれるか否かを評価した。
【0031】結果を表1に示す。
【0032】比較例1 実施例1の表面化粧材である織物に実施例1の両面接着
テープを直接貼合わせてなる開孔化粧材を作製した。
テープを直接貼合わせてなる開孔化粧材を作製した。
【0033】該開孔化粧材の通音性、通気性および意匠
性の評価結果を表1に示す。
性の評価結果を表1に示す。
【0034】比較例2 実施例1のホットメルト接着剤を塗布した織物に、目付
け量が120g/m2、密度が0.17g/cm3 の不
織布(ヒメロンHN616B,日本フエルト工業株式会
社製)を貼合わせ、実施例1と同様の両面接着テープを
貼合わせ開孔化粧材とした。
け量が120g/m2、密度が0.17g/cm3 の不
織布(ヒメロンHN616B,日本フエルト工業株式会
社製)を貼合わせ、実施例1と同様の両面接着テープを
貼合わせ開孔化粧材とした。
【0035】該開孔化粧材の通音性、通気性および意匠
性の評価結果を表1に示す。
性の評価結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の開孔化粧材は、意匠性と機能性
(特に通音性および通気性)を兼ね揃え、容易に接着し
て用いることができるものである。
(特に通音性および通気性)を兼ね揃え、容易に接着し
て用いることができるものである。
【0038】また、織物、非粘着性接着剤、不織布およ
び両面接着テープの4層構造であって、織物を除き生産
性のよい安価な材料を選択することが可能なことから、
経済性にも優れ、実用上利用価値の高いものである。
び両面接着テープの4層構造であって、織物を除き生産
性のよい安価な材料を選択することが可能なことから、
経済性にも優れ、実用上利用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の開孔化粧材の斜視概略図
である。
である。
【図2】 図1の開孔化粧材において、織物、非粘着性
接着剤、不織布および両面接着テープの4層を接着した
状態でのA−A′に沿った断面概略図である。
接着剤、不織布および両面接着テープの4層を接着した
状態でのA−A′に沿った断面概略図である。
1…非粘着性接着剤を塗布した織物、 2…不織
布、3…両面接着テープ、 4…織
物、5…非粘着性接着剤層。
布、3…両面接着テープ、 4…織
物、5…非粘着性接着剤層。
フロントページの続き (72)発明者 坂崎 伸治 千葉県野田市中里200番地 日立化成ポリ マー株式会社 野田工場内 (72)発明者 甲斐 久也 千葉県野田市中里200番地 日立化成ポリ マー株式会社 野田工場内 (72)発明者 高橋 宏孝 東京都千代田区内神田1丁目13番7号 日 立化成ポリマー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 合成繊維からなる繊維糸を主として使用
し、からみ織りし、樹脂を含浸加工した織物の片面に、
目付け量が10〜100g/m2 であって、密度が0.
10〜0.40g/cm3 である不織布を非粘着性接着
剤で接着し、該不織布の反対面に接着剤層を設けてなる
構成を特徴とする通気性および通音性のある開孔化粧
材。 - 【請求項2】 前記合成繊維が、ポリエステル繊維であ
る請求項1に記載の開孔化粧材。 - 【請求項3】 前記接着剤層が、両面接着テープを貼合
わせて設けられたものである請求項1に記載の開孔化粧
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15977993A JPH0790625B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 開孔化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15977993A JPH0790625B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 開孔化粧材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079610A JPH079610A (ja) | 1995-01-13 |
| JPH0790625B2 true JPH0790625B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=15701085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15977993A Expired - Lifetime JPH0790625B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 開孔化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790625B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7694779B2 (en) | 2003-08-25 | 2010-04-13 | Takayasu Co., Ltd. | Sound absorbing material |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15977993A patent/JPH0790625B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH079610A (ja) | 1995-01-13 |
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