JPH0791222B2 - アシルアントロン誘導体、その製法および用途 - Google Patents

アシルアントロン誘導体、その製法および用途

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JPH0791222B2
JPH0791222B2 JP60143810A JP14381085A JPH0791222B2 JP H0791222 B2 JPH0791222 B2 JP H0791222B2 JP 60143810 A JP60143810 A JP 60143810A JP 14381085 A JP14381085 A JP 14381085A JP H0791222 B2 JPH0791222 B2 JP H0791222B2
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toluene
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野および発明の背景] この発明は、新規化合物として、1,8−ジヒドロキシ−
9−アントロンすなわちアントラリンの誘導体である1,
8−ジアシル−10−アシルアントロン類、その製造法、
および、ひとまたは動物用医薬並びに化粧品としての使
用に関するものである。ひとまたは動物の治療において
は、この化合物は、乾癬およびいぼの処置における抗増
殖剤、またはリューマチ、皮膚病および湿疹の処置にお
ける抗炎症剤として用いられる。化粧品としては、この
化合物は、抗瘡剤、抗ふけ剤、抗脂漏剤および抗抜毛
剤として用いられる。
アントラリンおよび米国特許第4299846号に記載されて
いるようなアントラリン誘導体に比較して、1,8−ジア
シルオキシ−10−アシルアントロンは、刺激性が少な
く、極めて安定であり、皮膚および衣類を特に塩基性で
洗浄する際に汚さないという利点を有する。
その他、ドイツ特許出願第2154609号記載の化合物に比
較して、1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアントロン
は、特に大きな経時安定性を有する。
〔発明の記載〕
この発明の1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアントロ
ンは、下記一般式で示される。
[式中、 R1およびR2は、同一または異なって、炭素原子1〜15個
を有する直鎖状もしくは分枝状アルキル基、炭素原子数
3〜6のシクロアルキル基、2−チエニル基または式: (式中、X、YおよびZは、同一または異なって、水素
原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、トリフルオロメ
チル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、
ニトロ官能基またはヒドロキシ官能基を表わす) で示される芳香族基を表わす] 基R1およびR2がアルキル基を表す場合、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t
−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘプチル、ノニ
ル、ウンデシルまたはペンタデシルであるのが好まし
い。
基R1およびR2がシクロアルキル基を表す場合、シクロペ
ンチルまたはシクロヘキシルであるのが好ましい。
基R1およびR2が芳香族基を表す場合、フェニル基または
モノもしくはジ置換フェニル基であるのが好ましい。
基X、YおよびZは、メチル、エチル、もしくはt−ブ
チルのような低級アルキル基、メトキシもしくはエトキ
シのようなアルコキシ基、または塩素もしくはふっ素の
ようなハロゲン原子であるのが好ましい。
式(I)の化合物としては、特に下記のものが挙げられ
る。
1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロン、 1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルアントロン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−プロピオニルアント
ロン、 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−プロピオニルアント
ロン、 1,8−ジアセトキシ−10−イソブチリルアントロン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン、 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ピバロイルアントロ
ン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−プロピオニルアントロ
ン、 1,8−ジアセトキシ−10−イソペンタノイルアントロ
ン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソペンタノイルア
ントロン、 1,8−ジイソペンタノイルオキシ−10−イソペンタノイ
ルアントロン、 1,8−ジシクロヘキシルカルボニルオキシ−10−シクロ
ヘキシルカルボニルアントロン、 1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニルア
ントロン、 1,8−ジアセトキシ−10−シクロヘキシルカルボニルア
ントロン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアントロ
ン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−(2−テノイル)アン
トロン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロン この発明はまた、上記式(I)で示される1,8−ジアシ
ルオキシ−10−アシルアントロンの製造法をも提供す
る。
式(I)の化合物の製造は、下記2つの反応式で示し得
る2つの異なる合成法により達成することができる。
第1法(反応式A)は、式(I)において10位のアシル
基がカルボニルのアルファ位にプロトンを有する化合物
の製造に用いるのが好ましい。
実際にカルボニルのアルファ位にプロトンを有する酸塩
化物を反応させる場合、中間体としてケテンを生じ、こ
れが1,8−ジヒドロキシアントロンと反応して付加物を
生成し、次ぎに式(2)の10−アシル誘導体に変形され
ると考えられる。
合成の第2法は、特に式(I)において基R2のかさばり
が大きく、特に基R2がカルボニルのアルファ位にプロト
ンを有しない場合に用いられる。
実際には、強塩基の存在下に、10位に生成したカルバニ
オンが9位のカルボニルのエノレート形と平衡し、式
(3)の化合物の1位と8位の立体的かさばりのため
に、酸塩化物R1COClにより優先的にアシル化されるのは
10位のカルバニオンとなる。
反応式Aで示される第1の合成法によると、第1段階
は、1,8−ジヒドロキシ−9−アントロン(1)すなわ
ちアントラリンに、ピリジンのような塩基の存在下に酸
塩化物(RC1COl)を反応させることからなり、この反応
はトルエンのような有機溶媒中、窒素雰囲気下、光およ
び空気中の湿気から保護して行なわれる。
第2段階は、1,8−ジヒドロキシ−10−アシルアントロ
ンを、式(R2CO)2Oの酸無水物で、単独またはトルエン
のような有機溶媒中の混合物として、または対応する無
水物が入手困難な場合には酸塩化物R2COClで処理するこ
とからなる。
10位がモノアシル化された誘導体(2)を優先的に得る
には、アントラリンに対して酸塩化物を過剰に用いるこ
とが必要であり、この過剰は約1.5〜3当量である。
他方、ジまたはトリアシル化物の生成を減少させるため
には、ピリジンと酸塩化物を2回に分けて加えるのが好
ましく、反応に用いるアントラリンが目的とする10位モ
ノアシル化物に変換されたとき反応をやめる。
ピリジンのような塩基性試剤は、アントラリンに対して
過剰に用いる必要があり、1.8〜3.2当量の過剰が特に望
ましい。
ピリジンと酸塩化物の最初の添加分を加えた後、温度を
30分〜2時間 80〜90℃にし、常温に冷却後、反応混合
物にピリジンの残量を加え、また酸塩化物の残量を加え
る。混合物を再び1〜2時間アントラリンの完全消失ま
で80〜90℃にする。
冷却後、生成したピリジニウムクロリドを濾去または水
で抽出して除去し、トルエン層を当初の容量の約5分の
1まで濃縮する。生成物の精製をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによって行なう。
1,8−ジヒドロキシ−10−アシルアントロン(2)は一
般に最初の溶離フラクションに含まれる。次いで、極性
の大きな溶媒または溶媒混合物により、反応で生成した
10−モノアシル体、ジおよびトリアシルオキシ体が出
る。
ある場合には、10位モノアシル体を、クロマトグラフィ
ー処理を要さずに再結晶により単離することができる。
有機溶媒を用いないで行う第2段階では、反応温度は一
般に100〜150℃であり、薄層クロマトグラフィーにより
出発原料の完全消失が確認されたとき加熱をやめる。
高沸点を示し、従って減圧蒸発が困難な酸無水物を用い
る場合には、トルエンのような芳香族溶媒の存在下に反
応を行うのが好ましい。
反応は、有機溶媒の沸点で、約1〜5時間、薄層クロマ
トグラフィーにより出発原料の完全消失が認められるま
で行う。
一般に、酸無水物または酸塩化物の量は1,8−ジヒドロ
キシ−10−アシルアントロン(2)に対して過剰であ
り、この過剰は少なくとも5当量である。
反応終了後、反応物を水に加え、種々の洗浄を、特に炭
酸水素ナトリウムを用いて行う。トルエン層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾過する。
無水酢酸のような酸無水物を用いる場合、その除去は減
圧蒸発によって行うことができる。
次いで、生成物の精製を、再結晶、または溶離剤として
好ましくはトルエンもしくはトルエン・酢酸エチル混合
物を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより行う。
反応式Bで示される合成の第2法によると、第1段階
は、1,8−ジヒドロキシアントロン(1)に好ましくは
過剰の酸無水物(R2CO)2Oまたは酸塩化物R2COClであっ
て好ましくはかさばりが大きくカルボニルのアルファ位
にプロトンを有しないものを反応させることにより、1,
8−ジアシルオキシアントロン(3)を製造することか
らなる。
酸無水物を用いる場合、反応条件は、モノアシル誘導体
(2)から式(I)の化合物を製造する場合について上
述したのと基本的に変わらない。
酸塩化物を用いる場合、これを2〜5当量の過剰で等モ
ルのピリジンと共に用いると、好収量と反応時間の減少
がもたらされる。
第2段階では、まず化合物(3)を芳香族溶媒またはエ
ーテル、好ましくはトルエンまたはテトラヒドロフラン
中で、当量の水酸化ナトリウムのような強塩基と、−70
℃〜25℃、好ましくは0℃で処理して、上記化合物のカ
ルバニオンを作る。
カルバニオンの生成は極めて速く(数分間)、強い血赤
色の呈色を伴う。水素の発生が止むと、第2段として、
0〜30℃の温度で酸塩化物(R1COCl)を加える。反応は
速く、1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアントロン
(1)が生成し、これを合成の第1法について上述した
のと同じ方法で精製する。
この発明はまた、ひとおよび動物用医薬並びに化粧品と
しての化合物(I)の使用に関するものである。
ひとおよび動物の治療では、この発明の化合物は、特に
乾癬およびいぼの処置における強力な増殖抑制剤とし
て、並びに、特にリューマチおよび湿疹のような皮膚病
の処置における優れた抗炎症剤として用いられる。
化粧品としては、この発明の化合物は瘡、ふけ、脂漏
おける抜け毛の処置に用いられる。
化粧用および医薬用組成物は、例えば、約0.1〜5%の
濃度の式(I)で示される活性化合物に、一般に化粧用
組成物または治療用組成物に用いられる種々の不活性、
非毒性の固体もしくは液体担体を加えて製造することが
できる。
医薬組成物は、腸管、腸管外または局所経路により投与
することができる。経腸投与では、組成物は錠剤、散
剤、顆粒剤、カプセル剤、丸剤、シロップ剤、けんだく
剤または液剤の形をとる。
投与量は、投与経路および目的とする活性により異な
る。
医薬組成物は、更に不活性または薬力学的に活性な添加
剤を含むことができる。錠剤または顆粒剤は、例えば結
合剤、増量剤、担体または希釈剤を含むことができる。
液体組成物は、例えば水混和性の溶液の形をとり得る。
これは、一般に、有効成分に加えて増量剤または増粘剤
を含むことができる。経口用医薬組成物はまた、風味改
善剤並びに保存剤、安定剤、調整剤および乳化剤のよう
な慣用される物質を含むことができる。更に、これに塩
類および緩衝剤を加えてもよい。
上述の担体および希釈剤は、有機または無機材料、例え
ばゼラチン、乳糖、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、アラビアゴム、植物および鉱物油、増量剤、増
粘剤、色素、湿潤剤、またはポリアルキレングリコール
類を含むことができる。医薬組成物が局所適用を目的と
するものの場合、これは軟・硬膏、ポマード、ゲル、チ
ンキ剤、クリーム、液剤、ローション、微細末散剤、噴
霧剤、けんだく剤またはシャンプーの形をとる。
膏薬またはポマードは、この発明の有効成分を局所治療
に適する不活性かつ無毒性担体と混合することにより製
造される。
[実施例] 次に、この発明による化合物の製造例ならびに治療用お
よび化粧用組成物の実施例を挙げて説明をするが、これ
らに限定するわけではない。
実施例1 1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロンの製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−アセチルアントロン 精製アントラリン56.5g(0.25モル)と無水トルエン175
0cm3からなる溶液に、常温で撹拌下無水ピリジン27.3cm
3(0.34モル)を加え、次にアセチルクロライド21.4cm3
(0.3モル)を臭素管から滴下する。滴下している間に
軽い発熱が生じ、次に滴下終了後混合物を約1時間で90
℃の温度まで高める。冷却後、新たに30〜35℃の温度で
ピリジン27.3cm3を加え、次にアセチルクロライド21.4c
m3を滴下する。次に混合物を85〜90℃で1時間撹拌す
る。アントラリンが10−アセチル誘導体に変化したのを
確認後、反応混合物室温に戻し、次に水(250cm3)で3
回洗浄する。トルエン層を除去し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、次に約300cm3になるまで濃縮する。次に、この溶
液をシルカゲルカラム上に移し、トルエンおよびトルエ
ン−メチレンクロライド(1:1)の混合物を用いて溶離
する。第1フラクションを集め、減圧下濃縮する。次
に、得られた固体をトルエン中で再結晶させると、融点
146℃を有する1,8−ジヒドロキシ−10−アセチルアント
ロンの鮮黄色結晶21gが得られる。
元素分析:C16H12O4 計算値 C71.63、H4.51、O23.85 実測値 C71.44、H4.34、O23.97 b)1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロン 上記で得られた1,8−ジヒドロキシ−10−アセチルアン
トロン37.5gと無水酢酸350cm3からなる溶液を2時間還
流する。次に、過剰の酢酸および無水物を減圧下、濃縮
除去する。次に、得られた結晶状生成物をヘキサンで洗
浄し、次いでメチレンクロライドに溶かし、シリカゲル
カラム上に移す。メチレンクロライドに続いてメチレン
クロライド−酢酸エチル(9:1)の混合物により抽出し
た後、抽出液の溶媒を濃縮すると、融点169℃の白色結
晶29gが得られる。
元素分析:C20H16O6 計算値 C68.18、H4.57、O27.24 実測値C68.23、H4.66、O27.06 実施例2 1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルアントロンの製
造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−プロピオニルアントロン 精製アントラリン56.6g(0.25モル)と無水トルエン175
0cm3からなる懸濁液に、常温で無水ピリジン27.3cm
3(0.34モル)を加えた後、プロピオニルクロライド26.
2cm3(0.3モル)を約20分間滴下する。次いでこの混合
物を約1時間で温度85℃まで高める。室温まで戻った
後、再びピリジン27.3cm3およびプロピオニルクロライ
ド26.2cm3を加え、次にこの混合物を1時間で温度約85
℃まで高める。
沈澱した塩酸ピリジニウムを過し、次にトルエンで洗
浄する。次いで、トルエンの液を約1リットルまで濃
縮した後、洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。次
に、溶離剤としてまずヘキサン−トルエン混合液に次い
でトルエンを用い、シリカゲル上クロマトグラフィーに
付す。
相異なるフラクションを濃縮後、1,8−ジヒドロキシ−1
0−プロピオニルアントロンを含有するフラクションを
集め、常温でトルエンに溶かす。ヘキサンを加えること
により沈澱した所望の生成物を遠心分離する。
乾燥後、融点154℃を有する1,8−ジヒドロキシ−10−プ
ロピオニルアントロンの淡黄色結晶54.6gが得られる。
元素分析:C17H14O4 計算値 C72.33、H4.99 実測値 C72.14、H5.06 b)1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルアントロン 上記で得られた1,8−ジヒドロキシ−10−プロピオニル
アントロン4gとトルエン60cm3と少量のパラトルエンス
ルホン酸結晶からなる溶液に無水酢酸6.7cm3(5当量)
を加える。次いで、この混合物を10時間還流する。冷却
後、水洗し、トルエン相を硫酸ナトリウムで乾燥する。
濃縮および冷却後、1,8−ジアセトキシ−10−プロピオ
ニルアントロンが晶出する。次いで、遠心分離し、乾燥
すると、融点162℃を有する白色結晶2.5gが得られる。
元素分析:C21H18O6 計算値 C68.84、H4.95、O26.20 実測値 C68.71、H4.93、O26.16 実施例3 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−プロピオニルアント
ロンの製造 冷却器および臭素管を備えた50cm3の三頚フラスコ中
で、パラトルエンスルホン酸の結晶少量とトルエン30cm
3からなる溶液を還流する。
次に、実施例2(a)により得られた1,8−ジヒドロキ
シ−10−プロピオニルアントロン4gを常温で導入し、次
いでイソ吉草酸無水物12cm3(5当量)を加える。
次に、出発生成物が消滅するのに必要な時間として14時
間この混合物を還流する。常温まで冷却後、反応混合物
を水および重炭酸ナトリウムにより洗浄する。トルエン
相を硫酸ナトリウムで乾燥後、回転エバポレーターによ
り濃縮する。ヘキサンを加えると、1,8−ジイソブチリ
ルオキシ−10−プロピオニルアントロンが沈澱する。次
いで遠心分離し、トルエン−ヘキサン混合物中で再結晶
させると、融点122〜123℃を有するベージュ色結晶1.8g
が得られる。
元素分析:C25H26O6 計算値 C71.07、H6.20、O22.72 実測値 C71.11、H6.24、O22.57 実施例4 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソブチリルアント
ロンの製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−イソブチリルアントロン アントラリン56.6g(0.25モル)、無水トルエン1750cm3
およびピリジン27.3cm3からなる溶液に、常温で攪拌し
ながら30分で塩化イソブチリル31.5cm3(0.3モル)を加
える。
次にこの反応混合物を1時間で85℃まで加熱する。常温
に戻した後、再びピリジン27.3cm3および塩化イソブチ
リル31.5cm3を加える。次いで、得られた懸濁液を1時
間かけて85〜90℃に加熱する。
沈澱した塩酸ピリジニウムを去し、トルエンで洗浄す
る。トルエン液を減圧下約500cm3になるまで濃縮し、
数回水洗し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥する。
次に、溶離剤としてトルエン、次いでトルエン−酢酸エ
チル混合液を用いてシリカゲル上クロマトグラフィーに
付す。次に1,8−ジヒドロキシ−10−イソブチリルアン
トロンを含有する相異なるフラクションを濃縮し、トル
エン−ヘキサン混合物中で再結晶させる。
このようにして、融点160℃の1,8−ジヒドロキシ−10−
イソブチリルアントロンの黄色結晶25gを得る。
元素分析:C18H16O4 計算値 C72.97、H5.44、O21.59 実測値 C73.00、H5.42、O21.77 トルエン中の最終フラクションを新たにシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、濃縮し、トルエン−ヘキサン混
合物中で再結晶させると、融点153℃の透明ベージュ色
結晶12gが得られる。これは、分析によると、1,8−ジイ
ソブチリルオキシ−10−イソブチリルアントロンに対応
するものである。
元素分析:C26H28O6 計算値 C71.35、H6.40、O21.95 実測値 C71.10、H6.42、O21.99 b)1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソブチリルア
ントロン 実施例3と同様に、上記で得られた1,8−ジヒドロキシ
−10−イソブチリルアントロン2gをトルエンに溶かした
ものを、5当量のプロピオン酸無水物を用いて還流下に
処理する。
反応終了後、トルエン相を水洗し、次に重炭酸ナトリウ
ム溶液で洗浄し、最後に乾燥する。
トルエン相にヘキサンを加えることにより生成した沈澱
を遠心分離し、乾燥する。融点119℃の白色結晶1.1gが
得られる。
元素分析:C24H24O6 計算値 C70.57、H5.92、O23.50 実測値 C70.59、H5.96、O23.57 実施例5 1,8−ジアセトキシ−10−イソペンタノイルアントロン
の製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−イソペンタノイルアント
ロン 実施例4a)と同様の方法で処理するが、ただし塩化イソ
ブチリルの代わりに対応する量の塩化イソペンタノイル
を用いる。
シリカゲルクロマトグラフィーに付し、溶媒を濃縮し、
トルエン−ヘキサン混合物により再結晶させると、融点
141℃を有する1,8−ジヒドロキシ−10−イソペンタノイ
ルアントロンの黄色結晶22gが得られる。
元素分析:C19H18O4 計算値 C73.53、H5.84、O20.62 実測値 C73.34、H5.89、O20.48 濾液を濃縮し、新たに溶離剤としてトルエンを用いてシ
リカゲルクロマトグラフィーを行った後、濃縮し、融点
109℃の透明ベージュ色結晶を単離する。これは分析に
よると1,8−ジイソペンタノイルオキシ−10−イソペン
タノイルアントロンに対応するものである。
元素分析:C29H34O6 計算値 C72.78、H7.16、O20.06 実測値 C72.06、H7.18、O19.92 b)1,8−ジアセトキシ−10−イソペンタノイルアント
ロン 実施例3記載と同様にして、上記で得られた1,8−ジヒ
ドロキシ−10−イソペンタノイルアントロン5gを、微量
のパラトルエンスルホン酸の存在下無水トルエン50cm3
中で5当量の無水酢酸により処理する。
反応終了後、混合物を水洗し、分離後トルエン相を硫酸
ナトリウムで乾燥し、真空下濃縮する。次いで、得られ
た固体をメチレンクロライドに溶かし、シリカゲルクロ
マトグラフィーを行う。
トルエン−酢酸エチル(9:1)混合物により抽出し、抽
出溶媒を濃縮すると、融点136℃の淡黄色結晶4gが得ら
れる。
元素分析:C23H22O6 計算値 C70.04、H5.62、O24.34 実測値 C70.30、H5.70、O24.34 実施例6 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−プロピオニルアント
ロンの製造 実施例3記載と同様の方法により、実施例2(a)で得
られた1,8−ジヒドロキシ−10−プロピオニルアントロ
ン5gを、5当量の無水プロピオン酸により処理する。次
に、溶離剤としてトルエン−酢酸エチル(9:1)混合物
を用いてシリカゲルクロマトグラフィーに付す。濃縮
し、次いでトルエンで再結晶させると、融点125℃のベ
ージ色結晶1.5gが得られる。
元素分析:C23H26O6 計算値 C70.04、H5.62、O24.34 実測値 C69.92、H5.50、O24.10 実施例7 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソペンタノイルア
ントロンの製造 実施例3と同様の方法により、実施例5(a)で得られ
た1,8−ジヒドロキシ−10−イソペンタノイルアントロ
ン6gを5当量の無水プロピオン酸で処理する。4時間還
流後、薄層クロマトグラフィーにより出発物の消滅を観
察する。室温に冷却後、所望の生成物が晶出し、遠心分
離後トルエン−ヘキサン混合物中で2回再結晶する。
融点124℃のベージ色結晶2.1gが得られる。
元素分析:C25H26O6 計算値 C71.07、H6.20、O22.72 実測値 C71.11、H6.22、O22.89 実施例8 1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニルア
ントロンの製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−シクロペンチルカルボニ
ルアントロン この化合物は、実施例4(a)記載と同様にして得られ
るが、ただし塩化イソブチリルを対応する量のシクロペ
ンチルカルボン酸塩化物と置き換える。
シリカゲルクロマトグラフィーに付し、溶媒を濃縮し、
ヘキサンで結晶化させると、融点164℃を有する1,8−ジ
ヒドロキシ−10−シクロペンチルカルボニルアントロン
の黄色粉末24gが得られる。
元素分析:C20H18O4 計算値 C74.52、H5.63、O19.85 実測値 C74.38、H5.75、O19.66 b)1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニ
ルアントロン 上記で得られた1,8−ジヒドロキシ−10−シクロペンチ
ルカルボニルアントロン9gと無水酢酸150cm3からなる溶
液を、3時間撹拌しながら130゜〜140゜の温度まで高め
る。次に、この溶液を回転エバポレーターを用い、減圧
下濃縮する。
次いで、残留液をヘキサンで処理すると、所望の生成物
が沈殿するので、これを真空乾燥する。次いで、この固
体をメチレンクロライドに溶かし、シリカゲルカラム上
クロマトグラフィーに付す。メチレンクロライドの溶離
相を濃縮し、トルエン−ヘキサン混合物で再結晶させる
と、融点180℃を有する明黄色結晶形態で1,8−ジアセト
キシ−10−シクロペンチルカルボニルアントロン4.2gが
得られる。
元素分析:C24H22O6 計算値 C70.92、H5.46、O23.62 実測値 C71.01、H5.47、O23.76 実施例9 1,8−ジアセトキシ−10−シクロヘキシルカルボニルア
ントロンの製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−シクロヘキシルカルボニ
ルアントロン この化合物は、実施例4(a)記載と同様にして得られ
るが、ただし塩化イソブチリルの代わりに対応量のシク
ロヘキサンカルボン酸塩化物を用いる。
シリカゲルクロマトグラフィーを行い、ヘキサン−トル
エン混合物で結晶化すると、融点220℃を有する1,8−ジ
ヒドロキシ−10−シクロヘキシルカルボニルアントロン
の黄色結晶1.8gが得られる。
元素分析:C21H10O4 計算値 C74.98、H5.99、O19.03 実測値 C74.78、H5.91、O19.22 トルエン−酢酸エチル(9:1)混合物を用い、溶離後の
最終フラクションを濃縮すると、融点158℃の明黄色結
晶5gが単離されるが、これを分析すると、1,8−(ジシ
クロヘキシルカルボニルオキシ)−10−シクロヘキシル
カルボニルアントロンに対応するものであることがわか
る。
元素分析:C35H40O6 計算値 C75.51、H7.24、O17.25 実測値 C75.48、H7.37、O16.97 b)1,8−ジアセトキシ−10−シクロヘキシルカルボニ
ルアントロン この化合物は、実施例8(b)記載と同様に、無水酢酸
150cm3中で1,8−ジヒドロキシ−10−シクロヘキシルカ
ルボニルアントロン9gを処理して得られる。3時間後、
濃縮し、得られた油状物をへキサン中で撹拌して結晶化
させる。分離後、得られた生成物11gをトルエン150cm3
に溶かし、100℃まで温度を高め、シリカゲル10gの存在
下撹拌する。数分後溶液を濾過し、濾液を0℃に冷却す
る。このようにして、融点188℃を有する1,8−ジアセト
キシ−10−シクロヘキシルカルボニルアントロンの明茶
色結晶6gが得られる。
元素分析:C25H24O6 計算値 C71.41、H5.75、O22.83 実測値 C71.58、H5.71、O22.68 実施例10 1,8−ジピバロイルオキシ−10−プロピオニルアントロ
ンの製造 実施例2(a)により得られた1,8−ジヒドロキシ−10
−プロピオニルアントロン5gを無水トルエン100cm3に溶
かした溶液に、無水ピリジン5.7cm3(4モル当量)およ
び塩化ピバロイル8.7cm3(4モル当量)を加える。次い
で、この混合物を8時間100℃まで温度を高めると、最
終的には出発物のほとんどの部分が変化してしまう。次
に、室温で水100cm3を加え、上澄みを除き、有機相を水
洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。得られた油
状残渣をメチレンクロライドに溶かし、シリカゲルカラ
ム上に置く。次に、溶離剤としてトルエン、メチレンク
ロライドおよび酢酸エチル(15:3:2)の混合物を用いて
クロマトグラフィーに付す。溶離相を濃縮し、ペンタン
で結晶化させると、融点115℃を有する1,8−ジピバロイ
ルオキシ−10−プロピオニルアントロンの淡黄色結晶2g
が得られる。
元素分析:C27H30O6 計算値 C71.98、H6.71、O21.31 実測値 C71.88、H6.75、O21.50 実施例11 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアントロン
の製造 a)1,8−ジピバロイルオキシアントロン 2リットルの反応装置中で、1,8−ジヒドロキシアント
ロン90g(0.4モル)、ピリジン130cm3(4当量)および
無水トルエン1からなる溶液を製造する。
次に、この混合物を撹拌しながら90〜100℃の温度まで
高め、次いで塩化ピバロイル197cm3(4当量)を滴下す
る。塩化ピバロイルを滴下終了後、反応混合物を4時間
還流する。
反応混合物を室温で濾過後、濾液を重炭酸水で洗浄し、
中和する。次いで、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下回転エバポレーターで濃縮する。次いで、得られ
た固体ヘキサン300cm3中で撹拌し、分離し、乾燥する。
得られた黄色固体110gを酢酸エチル中で再結晶すると、
融点174℃を有する明黄色の針状結晶が得られる。
元素分析: 計算値 C72.70、H6.61、O20.18 実測値 C72.73、H6.61、O20.40 b)1,8−ジピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアント
ロン 上記で得られた1,8−ジピバロイルオキシアントロン5g
と無水テトラヒドロフラン50cm3からなる溶液に、水素
化ナトリウム1モル当量を、光および湿気を遮断し、撹
拌しながら加える。こうすると反応中の色は真紅にな
る。水素の発生が止まったとき、0℃で1当量のベンゾ
イルクロライドを滴下する。次いで、反応混合物を室温
で2時間撹拌し、酢酸5cm3を加え、水300cm3を注ぐ。生
成した沈殿を分離して乾燥し、メチレンクロライド40cm
3に溶かす。濾過後、濾液にヘキサン250cm3を加え、形
成された白色生成物を分離する。最少量のメチレンクロ
ライドに溶解してヘキサンを徐々に加えると、1,8−ジ
ピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアントロンが晶出す
る。分離して乾燥後、融点191℃を有する白色結晶3.5g
が得られる。
元素分析:C31H30O6 計算値 C74.68、H6.06、O19.25 実測値 C74.85、H6.07、O19.50 実施例12 1,8−ジピバロイルオキシ−10−(2′−テノイル)ア
ントロンの製造 実施例11(b)記載と同様にして1,8−ジピバロイルオ
キシアントロンのカルバニオン(5g)を製造後、0℃で
1当量のテノイルクロライドを加える。次に、この混合
物を常温で2時間撹拌し、酢酸5cm3を加える。次いで、
この溶液を減圧下濃縮し、メチレンクロライド200cm3で
希釈し、水洗する。有機相の上清を除去し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラム上に移す。
トルエン−メチレンクロライド(1:1)混合物、次にメ
チレンクロライドを用いて所望の生成物を溶離する。溶
離相を濃縮後、得られた固体を最少量のトルエンに溶解
する。トルエン相を濾過し、ヘキサンに注ぐ。
1,8−ジピバロイルオキシ−10−(2′−テノイル)ア
ントロンの晶出後、分離し、乾燥する。このようにして
融点210℃を有する淡黄色結晶が得られる。
元素分析:C20H28O6S 計算値 C69.0.、H5.59、O19.03、S6.35 実測値 C69.05、H5.62、O19.05、S6.20 実施例13 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロンの
製造 a)1,8−ジヒドロキシ−10−ブチリルアントロン 不活性雰囲気下光を遮断して、1,8−ジヒドロキシアン
トロン51g(0.22モル)とトルエン1.5からなるけんだ
く液に、一度でピリジン23.8cm3を加え、次いで15分で
ブチリルクロライド27.4cm3を滴下する。次いで、この
混合物を1時間で80〜90℃の温度まで高める。次に、常
温で前記と同量のピリジンおよびブチリルクロライドを
加える(合計するとピリジンは2.7モル当量および酸塩
化物は2.4モル当量になる)。
次いで、反応混合物を再び1時間80〜90℃まで高める。
常温まで戻った後、混合物を酸性水溶液に注ぐ。有機相
の上清を除去し、洗浄水が中性になるまで水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥する。次いで、溶離剤としてトルエ
ンを用い、シリカゲルカラム上クロマトグラフィーに付
す。溶離相を濃縮後、ヘキサンに注ぐと、1,8−ジヒド
ロキシ−10−ブチリルアントロンが晶出する。分離して
乾燥後、融点138℃を有する黄色結晶20gが得られる。
元素分析:C18H16O4 計算値 C72.96、H5.44、O21.60 実測値 C72.75、H5.48、O21.38 b)1,8−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロ
ン 光を遮断し、不活性雰囲気下で、上記で得られた1,8−
ジヒドロキシ−10−ブチリルアントロン5gを無水トルエ
ン150cm3に溶かした溶液に、ピリジン5.5cm3、次にピバ
ロイルクロライド8.4cm3(4モル当量)を加える。次
に、反応混合物を15時間トルエンの還流温度まで高め
る。
生成した塩酸ピリジニウムを常温で濾過し、濾液を減圧
濃縮する。次に得られた生成物をジクロロメタン400cm3
に溶かし、得られた溶液を酸性水溶液、次に水で洗浄し
て洗液を中和する。有機相の上清を除去後、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮する。次いで、ヘキサン100cm3を
加えると生成物が沈殿する。分離し、少量の温トルエン
に溶解後、トルエン相を迅速に濾過し、ヘキサン100cm3
に注ぐ。0℃まで冷却すると、沈殿生成物は淡黄色結晶
を形成する。分離して乾燥すると融点120℃を有する1,8
−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロン5gが得
られる。
元素分析: 計算値 C72.39、H6.94、O20.67 実測値 C72.41、H7.06、O20.71 実施例14 10−シクロヘキシルカルボニル−1,8−ジイソブチリル
オキシアントロンの製造 実施例9(a)で得られた1,8−ジヒドロキシ−10−シ
クロヘキシルカルボニルアントロン5gをイソ吉草酸無水
物50cm3に溶かした溶液を、不活性雰囲気下光を遮断し
て撹拌し、3時間温度を110゜まで高める。過剰のイソ
吉草酸無水物および反応中に生成したイソ吉草酸を真空
下濃縮除去する。冷却すると粗生成物が晶出する。最少
量のトルエンに溶解後、溶液をシリカゲルクロマトグラ
フィーのカラム上に移す(溶離剤:トルエン)。最終フ
ラクションを濃縮後得られる4gの生成物を最少量のトル
エンに溶かす。濾過後所望の生成物がヘキサンを加える
ことにより晶出する。この結晶を分離し、乾燥する。融
点129℃の黄色結晶体として10−シクロヘキシルカルボ
ニル−1,8−ジイソブチリルオキシアントロン3.3gを得
る。
赤外線スペクトルおよび1H NMRは理論的構造に対応す
る。
元素分析:C28H32O6 計算値 C72.39、H6.94、O20.66 実測値 C72.41、H6.97、O20.55 実施例15 1,8−ジベンゾイルオキシ−10−プロピオニルアントロ
ンの製造 実施例2(a)で得られた1,8−ジヒドロキシ−10−プ
ロピオニルアントロン10gとベンゾイルクロライド8.1cm
3(2当量)からなる溶液を不活性雰囲気下常温で撹拌
したものに、トリエチルアミン2当量を徐々に加える。
反応混合物は濃茶色になるが、これをさらに2時間続け
て撹拌する。次いで、混合物を2回水洗する。有機溶液
を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、直接シリカゲル
カラムにかける。これをまずトルエン、次にトルエン−
メチレンクロライド混合物、次にメチレンクロライド−
酢酸エチル混合物で溶離する。溶媒を濃縮後、第1フラ
クション中に変化していない1,8−ジヒドロキシ−10−
プロピオニルアントロン6g、および最終フラクション中
に1,8−ジベンゾイルオキシ−10−プロピオニルアント
ロン7.5gを得、これをトルエンにより再結晶する。この
ようにして、融点160℃の明ベージ色結晶5.1gを得る。
赤外線スペクトルおよび1H NMRは理論上の構造に対応
している。
元素分析:C31H22O6 計算値 C75.91、H4.52、O19.57 実測値 C75.70、H4.54、O19.37 (医薬用および化粧用組成物の製剤例) 製剤例1 不活性錠剤、0.5g 1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロン 0.100g ラクトース 0.082g ステアリン酸 0.003g 精製タルク 0.015g 甘味料、必要量 着色剤、必要量 稲デンプン、必要量 0.500g この錠剤は、異なる成分からなる混合物を乾燥した状態
で直接圧縮成型して製造される。
製剤例2 不活性錠剤、0.8g 1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルアントロン0.200
g ラクトース 0.200g アラビアゴム(水中20%) 0.080g 液体パラフィン 0.004g 精製タルク 0.016g デンプン、必要十分量 0.800g この錠剤は、1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルア
ントロン、デンプン、ラクトースおよび水に20%の割合
で溶かしたアラビアゴムからなる混合物を湿式で顆粒状
にして得られる。次いで、この顆粒を乾燥し、ふるいに
かける。次いで、これをパラフィンおよびタルクと混合
する。最終的に、これらを合わせたものを、錠剤とす
る。この製剤例において、1,8−ジアセトキシ−10−プ
ロピオニルアントロンの代わりに1,8−ジアセトキシ−1
0−イソペンタノイルアントロンを用いることもでき
る。
製剤例3 薬袋入り顆粒、3g 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン 0.150g シヨ糖 2.220g メチルセルロース 0.030g 精製水 0.600g 上記4成分を混合して得た練り物を湿式で顆粒化し、乾
燥する。
この製剤例中、1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソ
ブチリルアントロンの代わりに、1,8−ジイソペンタノ
イルオキシ−10−イソペンタノイルアントロンを用いる
こともできる。
製剤例4 活性成分0.5gを含有するカプセル、1gカプセルの内容
物:油性けんだく液 1,8−ジシクロヘキシルカルボニルオキシ−10−シクロ
ヘキシルカルボニルアントロン 0.050g たら肝油 必要十分量 0.500g カプセルのさやは、ゼラチン、グリセリン、水および保
存剤からなる適当な混合物を圧縮成形し、乾燥すること
により製造される。けんだく液をカプセル内に封入密閉
する。
製剤例5 粉末0.3gを含有するカプセル粉末の組成: 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン 0.080g とうもろこしデンプン 0.060g ラクトース、必要十分量 0.300g ゼラチン、二酸化チタンおよび保存剤からなるカプセル
に粉末を封入する。
この製剤例において、1,8−ジプロピオニルオキシ−10
−イソブチリルアントロンの代わりに1,8−ジイソブチ
リルオキシ−10−プロピオニルアントロンを用いること
もできる。
製剤例6 10mlの着色アンプル入りドリンクけんだく液 1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニルア
ントロン 0.120g 落花生油、必要十分量 10ml 使用前にこのアンプルを振とうしなければならない。
製剤例7 32mgの皮下投与用錠剤 1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロン 0.005g 塩化ナトリウム 0.027g ポリエチレングリコール4000の酢酸溶液により、この混
合物を顆粒化し、乾燥して圧縮成形する。注射用とし
て、この錠剤と水3mlをその場で混合する。
この製剤例において、1,8−ジアセトキシ−10−アセチ
ルアントロンの代わりに、1,8−ジアセトキシ−10−プ
ロピオニルアントロンまたは1,8−ジアセトキシ−10−
シクロペンチルカルボニルアントロンまたは1,8−ジア
セトキシ−10−シクロヘキシルカルボニルアントロンを
用いることができる。
製剤例8 1mlのアンプル入り筋肉内注射用油性懸濁液 1,8−イソブチリルアントロン 0.0001g たら肝油、必要十分量 1ml この製剤例において、1,8−ジイソブチリルオキシ−10
−イソブチリルアントロンの代わりに、1,8−ジプロピ
オニルオキシ−10−イソブチリルアントロンまたは1,8
−ジシクロヘキシルカルボニルオキシ−10−シクロヘキ
シルカルボニルアントロンを用いることができる。
製剤例9 疎水性軟膏 1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアントロン 1.00g ワセリン 49.00g セレシン(Crsine) 15.00g ワセリン油 35.00g この製剤例において、1,8−ジアセトキシ−10−アセチ
ルアントロンの代わりに、1,8−ジプロピオニルオキシ
−10−イソブチリルアントロンを用いることができる。
製剤例10 軟膏 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン 5.00g ベ・デ・エフ社市販の無水ユーセリン(乳化助成ラノリ
ンアルコールおよび炭化水素精製油の混合物) 60.00g 微細結晶状蜜ろう 15.00g ワセリン油、必要十分量 100.00g この実施例において、1,8−ジイソブチリルオキシ−10
−イソブチリルアントロンの代わりに、1,8−ジイソペ
ンタノイルオキシ−10−イソペンタノイルアントロンを
用いることができる。
製剤例11 局所適用用非イオン性乳剤 1,8−ジアセトキシ−10−イソペンタノイルアントロン
0.70g 無水ユーセリン(Eucrine) 70.00g ワセリン油 10.00g 保存剤、必要量 無菌脱イオン水、必要十分量 100.00g 良好な保存をするためには、この乳剤を熱遮断状態で貯
蔵しなければならない。
この製剤例において、1,8−ジアセトキシ−10−イソペ
ンタノイルアントロンの代わりに、1,8−ジアセトキシ
−10−プロピオニルアントロンを用いることができる。
製剤例12 非イオン性乳剤 1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニルア
ントロン 1.00g ソシエテ・アトラス製アルラセル(Arlacel)481(グリ
セロールおよびソルビタンの不飽和脂肪酸エステル) 1
5.00g ワセリン油 65.00g 保存剤、必要量 水、必要十分量 100.00g 製剤例13 無水ゲル 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−プロピオニルアント
ロン 1.50g ソシエテ・デグサ製のアエロシル(Aerosil)200(シリ
カ) 7.00g ミリスチン酸イソプロピル、必要十分量 100.00g この製剤例において、1,8−ジイソブチリルオキシ−10
−プロピオニルアントロンの代わりに、1,8−ジアセト
キシ−10−シクロペンチルカルボニルアントロンを用い
ることができる。
製剤例14 即時に乳濁させる2部分からなる乳化剤 第1部分: 1,8−ジアセトキシ−10−シクロヘキシルカルボニルア
ントロン 2.00g ソシエテ・ディナミ・ノブル製のミグリオール(Miglyo
l)812(カプリン/カプリル酸トリグリセリド)適量加
えて20.00g 第2部分: ソシエテ・アトラス製のトゥイーン(Tween)80(モノ
オレイン酸ソルビタンポリオキシエチレンおよびエチレ
ンオキサイド20モル) 10.00g 保存剤、必要量 無菌脱イオン水 適量加えて80.00g けんだく液中で化合物の効き目を速くするために第1部
分を撹拌し、次いで乳化剤を適用する前にこの2つの部
分を混合する。
製剤例15 スティック 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソブチリルアント
ロン 5.00g カカオ脂 12.50g 地ろう 18.50g 精製白色パラフィン 6.25g ワセリン油 12.75g ミリスチン酸イソプロピル 適量加えて100.00g この製剤例において、1,8−ジイソブチリルオキシ−10
−イソブチリルアントロンの代わりに、1,8−ジアセト
キシ−10−プロピオニルアントロンを用いることができ
る。
製剤例16 脱毛防止およびふけ防止毛髪用組成物 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロン0.5
0g サリチル酸 0.10g サリチル酸ペンジル 適量加えて100.00g 常用のシャンプーを使用後、1/4時間頭皮にこの組成物
を適用する。
製剤例17 脱毛防止およびふけ防止毛髪用組成物 1,8−ジプロピニルオキシ−10−プロピオニルアントロ
ン 0.50g 塩化スズ 0.30g ミリスチン酸イソプロピル 適量加えて100.00g 常用のシャンプーを使用後、1/4時間頭皮にこの組成物
を適用する。
製剤例18 クリーム状抗瘡用組成物 マグネシウムラノレート 3.40g ラノリンアルコール 2.80g 過水素化スクアレン 20.00g ミリスチン酸イソプロピル 5.00g 純粋ごま油 10.00g ワセリン油 8.80g サリチル酸 1.00g パラヒドロキシメチルベンゾエート 0.30g 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアントロン
1.00g 無菌脱イオン水 適量加えて100.00g 局所刺激性試験 各試験化合物および各投与量当たり体重3〜3・5kgの
雄ニュージーランドウサギ1匹を使用した。動物は、適
用部位において全く障害を有していないことが必要であ
り、当該部位における物理的試験で許容される結果を与
えたものから選択した。動物の脊柱の両側に当たる背部
の毛を刈り取り、それぞれ一列に配置した左側4部位お
よび右側4部位に試験化合物を適用し、24時間後および
48時間後に観察を行った。
刺激は、次の基準に従って24時間および48時間の時点で
紅斑を評価した: 0=紅斑なし tr=紅斑痕跡 0.5r=非常に僅かな紅斑 1r=MED(最小紅斑投用量)に等しい紅斑 2r=可視紅斑 3r=中程度紅斑 4r=著しい紅斑 5r=激しい紅斑(ビート根様赤色) 結果 アセトン0.1%(w/v)溶液(100ul)を局所に適用した
場合の結果を次表に示す。
試験化合物(実施例番号) t=48h 1 1r 2 1r 3 0 4 0 5 tr 6 0 10 tr 11 0 12 0 14 0 結論 試験化合物は、刺激性を示さぬか、または最悪の場合で
も僅かな刺激性を示す(最小紅斑用量に等しい)のみで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/75 Z 9279−4H 69/76 Z 9279−4H 69/78 205/57 C07D 333/40 (72)発明者 ジヤン・メグナン フランス国93290 トランブレ・レ・ゴネ スリユ・アレビイ 8番

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) [式中、 R1およびR2は、同一または異なって、炭素原子1〜15個
    を有する直鎖状もしくは分枝状アルキル基、炭素原子数
    3〜6のシクロアルキル基、2−チエニル基または式: (式中、X、YおよびZは、同一または異なって、水素
    原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、トリフルオロメ
    チル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原
    子またはニトロ基を表わす)で示される芳香族基を表わ
    す] で示されることを特徴とする、1,8−ジアシルオキシ−1
    0−アシルアントロン類。
  2. 【請求項2】炭素原子1〜15個を有する直鎖状または分
    枝状アルキル基がメチル、エチル、プロピル、イソプロ
    ピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イ
    ソペンチル、ヘプチル、ノニル、ウンデシルおよびペン
    タデシルからなる群から選ばれたものである、特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】シクロアルキル基がシクロペンチルまたは
    シクロヘキシルである、特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】芳香族基がフェニルまたはモノもしくはジ
    置換フェニルであり、基X、YおよびZがそれぞれメチ
    ル、エチル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、塩素ま
    たはふっ素である、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】1,8−ジアセトキシ−10−アセチルアント
    ロン、 1,8−ジアセトキシ−10−プロピオニルアントロン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−プロピオニルアント
    ロン、 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−プロピオニルアント
    ロン、 1,8−ジアセトキシ−10−イソブチリルアントロン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソブチリルアント
    ロン、 1,8−ジイソブチリルオキシ−10−イソブチリルアント
    ロン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ピバロイルアントロ
    ン、 1,8−ジアセトキシ−10−イソペンタノイルアントロ
    ン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−プロピオニルアントロ
    ン、 1,8−ジプロピオニルオキシ−10−イソペンタノイルア
    ントロン、 1,8−ジイソペンタノイルオキシ−10−イソペンタノイ
    ルアントロン、 1,8−ジシクロヘキシルカルボニルオキシ−10−シクロ
    ヘキシルカルボニルアントロン、 1,8−ジアセトキシ−10−シクロペンチルカルボニルア
    ントロン、 1,8−ジアセトキシ−10−シクロヘキシルカルボニルア
    ントロン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ベンゾイルアントロ
    ン、 1,8−ジピバロイルオキシ−10−(2−テノイル)アン
    トロン および 1,8−ジピバロイルオキシ−10−ブチリルアントロン からなる群から選ばれたものである、特許請求の範囲第
    1〜4項のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】一般式(I) [式中、 R1およびR2は、同一または異なって、炭素原子1〜15個
    を有する直鎖状もしくは分枝状アルキル基、炭素原子数
    3〜6のシクロアルキル基、2−チエニル基または式: (式中、X、YおよびZは、同一または異なって、水素
    原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、トリフルオロメ
    チル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン基
    またはニトロ基を表わす)で示される芳香族基を表わ
    す]で示される1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアン
    トロン類を製造するにあたり、 1)1,8−ジヒドロキシアントロンを、塩基の存在下有
    機溶媒中、式R1COCl(式中、R1は前記と同意義であり、
    カルボニルのα位にプロトンを有する)で示される酸塩
    化物1.5〜3当量と反応させ、 2)得られた1,8−ジヒドロキシ−10−アシルアントロ
    ンを単独もしくは有機溶媒中の混合物としての式(R2C
    O)2Oで示される酸無水物または式R2COClで示される酸
    塩化物と反応させ(ただし前記酸無水物または酸塩化物
    は少なくとも5当量の過剰量である)、1,8−ジアシル
    オキシ−10−アシルアントロンを単離する段階を含むこ
    とを特徴とする、方法。
  7. 【請求項7】第1段階において1,8−ジヒドロキシアン
    トロン1当量に対し1.8〜3.2当量の過剰量のピリジンを
    用いる、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】第1段階の反応を30分〜2時間、80〜90℃
    の温度で行なう、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  9. 【請求項9】第2段階の反応を100ないし150℃の温度ま
    たは用いる溶媒の沸騰温度で1〜5時間行なう、特許請
    求の範囲第6項記載の方法。
  10. 【請求項10】一般式(I) [式中、 R1およびR2は、同一または異なって、炭素原子1〜15個
    を有する直鎖状もしくは分枝状アルキル基、炭素原子数
    3〜6のシクロアルキル基、2−チエニル基または式: (式中、X、YおよびZは、同一または異なって、水素
    原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、トリフルオロメ
    チル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原
    子またはニトロ基を表わす)で示される芳香族基を表わ
    す]で示される1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアン
    トロン類を製造するにあたり、 1)1,8−ジヒドロキシアントロンを過剰量の酸無水物
    (R2CO)2Oまたは酸塩化物R2COCl(ここで、カルボニル
    のα位にはプロトンが存在せず、またR2は前記と同意
    義)と反応させ、 2)得られた1,8−ジアシルオキシアントロンを芳香族
    溶媒またはエーテル中、等量の強塩基で処理し、生成し
    たカルバニオンを酸塩化物R1COClと反応させ、1,8−ジ
    アシルオキシ−10−アシルアントロンを単離する段階を
    含むことを特徴とする、方法。
  11. 【請求項11】第2段階においてトルエンまたはテトラ
    ヒドロフランに溶かした水素化ナトリウムの存在下−70
    ゜ないし25℃の温度でカルバニオンの生成を行なう、特
    許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】第2段階においてカルバニオンと酸塩化
    物との反応を0゜ないし30℃の温度で行なう、特許請求
    の範囲第10項記載の方法。
  13. 【請求項13】化粧品用担体中に、一般式(I) [式中、 R1およびR2は、同一または異なって、炭素原子1〜15個
    を有する直鎖状もしくは分枝状アルキル基、炭素原子数
    3〜6のシクロアルキル基、2−チエニル基または式: (式中、X、YおよびZは、同一または異なって、水素
    原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、トリフルオロメ
    チル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原
    子またはニトロ基を表わす)で示される芳香族基を表わ
    す]で示される1,8−ジアシルオキシ−10−アシルアン
    トロン類の少なくとも1種類を活性成分として含有する
    ことを特徴とする、人体における毛髪およびふけの処置
    用化粧品組成物。
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