JPH0791544A - 自動変速機用クラッチドラム - Google Patents
自動変速機用クラッチドラムInfo
- Publication number
- JPH0791544A JPH0791544A JP24134693A JP24134693A JPH0791544A JP H0791544 A JPH0791544 A JP H0791544A JP 24134693 A JP24134693 A JP 24134693A JP 24134693 A JP24134693 A JP 24134693A JP H0791544 A JPH0791544 A JP H0791544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer peripheral
- peripheral wall
- clutch drum
- clutch
- mounting groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立が容易になるクラッチドラムの提供。
【構成】 クラッチドラム10は、リング状の本体と、
同心状に配置された内,外周壁部10cとを有し、外周
壁部10cの内周面には、複数のスプライン溝10dが
形成され、スプライン溝10dにより外周壁部10cの
内周面は、凹部(スプライン溝10d)と凸部10eと
が交互に連続する歯車状になっている。凸部10eに
は、リテーナプレートの装着溝10fが形成されてい
る。外周壁部10cの内周に設けられた凸部10eの開
口端縁側に幅狭部10hが形成されていて、この幅狭部
10hに装着溝10fがプレス加工により形成されてい
る。
同心状に配置された内,外周壁部10cとを有し、外周
壁部10cの内周面には、複数のスプライン溝10dが
形成され、スプライン溝10dにより外周壁部10cの
内周面は、凹部(スプライン溝10d)と凸部10eと
が交互に連続する歯車状になっている。凸部10eに
は、リテーナプレートの装着溝10fが形成されてい
る。外周壁部10cの内周に設けられた凸部10eの開
口端縁側に幅狭部10hが形成されていて、この幅狭部
10hに装着溝10fがプレス加工により形成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機用クラッ
チドラムに関し、特に、その組立性を改善する技術に関
するものである。
チドラムに関し、特に、その組立性を改善する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時の自動車は、手動式の変速機に代え
て、自動変速機を搭載したものが比較的多く生産されて
おり、このような自動車用の自動変速機には、湿式多板
クラッチ装置が設けられている。この種のクラッチ装置
の一種として、例えば、図7に示すように構造のものが
知られている。同図において、1はクラッチドラムであ
って、このクラッチドラム1は、全体形状が略中空円筒
状になるように、例えば、金属板をプレス加工したもの
であって、リング状の本体1aの内外周縁に、同心状に
配置される円筒状の内,外周壁部1b,1cが起立形成
されている。
て、自動変速機を搭載したものが比較的多く生産されて
おり、このような自動車用の自動変速機には、湿式多板
クラッチ装置が設けられている。この種のクラッチ装置
の一種として、例えば、図7に示すように構造のものが
知られている。同図において、1はクラッチドラムであ
って、このクラッチドラム1は、全体形状が略中空円筒
状になるように、例えば、金属板をプレス加工したもの
であって、リング状の本体1aの内外周縁に、同心状に
配置される円筒状の内,外周壁部1b,1cが起立形成
されている。
【0003】外周壁部1cの内周面には、その周方向に
沿って間隔をおいて複数のスプライン溝1dが軸方向に
形成され、このスプライン溝1dにより外周壁部1cの
内周面は、凹部(スプライン溝)1dと凸部1eとが交
互に連続する歯車状になっている。クラッチドラム1の
内部には、クラッチプレート3とピストン4などが配置
されている。クラッチプレート3は、外周部に凹凸状の
歯形が形成された複数のドリブンプレート3aと、この
ドリブンプレート3a間に配置され、内周部に凹凸状の
歯形が形成された複数のドライブプレート3bとから構
成されていて、ドリブンプレート3aは、ドラム1の凹
凸部1d,1eに嵌合するようにして装着されている。
沿って間隔をおいて複数のスプライン溝1dが軸方向に
形成され、このスプライン溝1dにより外周壁部1cの
内周面は、凹部(スプライン溝)1dと凸部1eとが交
互に連続する歯車状になっている。クラッチドラム1の
内部には、クラッチプレート3とピストン4などが配置
されている。クラッチプレート3は、外周部に凹凸状の
歯形が形成された複数のドリブンプレート3aと、この
ドリブンプレート3a間に配置され、内周部に凹凸状の
歯形が形成された複数のドライブプレート3bとから構
成されていて、ドリブンプレート3aは、ドラム1の凹
凸部1d,1eに嵌合するようにして装着されている。
【0004】クラッチプレート3の外方には、リテーニ
ングプレート5が嵌着され、さらにその外方には、スナ
ップリング6が配置されている。スナップリング6は、
ドラム1の凸部1eに設けられた凹状の装着溝1fに嵌
着されており、クラッチプレート3などの位置決めおよ
び脱落防止機能を有している。ところで、このような構
造のクラッチ装置においては、従来、スナップリング6
などの装着溝1fは、切削加工により形成していたが、
このような溝の加工手段には、以下に説明する技術的課
題があった。
ングプレート5が嵌着され、さらにその外方には、スナ
ップリング6が配置されている。スナップリング6は、
ドラム1の凸部1eに設けられた凹状の装着溝1fに嵌
着されており、クラッチプレート3などの位置決めおよ
び脱落防止機能を有している。ところで、このような構
造のクラッチ装置においては、従来、スナップリング6
などの装着溝1fは、切削加工により形成していたが、
このような溝の加工手段には、以下に説明する技術的課
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、装着溝1f
を切削加工により形成する際には、凸部1eが断続的に
形成されているため、溝1fの切削も断続切削となり、
切削条件が厳しく、切削スピードが非常に低くなり、加
工に時間がかかるという問題があった。また、切削加工
により装着溝1fを形成すると、形成された溝1fの周
辺にバリが発生し、これをそのまま放置しておくと、ク
ラッチプレート3などの嵌合に支障を来すので、切削バ
リの除去が必要になり、クラッチ装置の組立に時間がか
かるという問題もあった。
を切削加工により形成する際には、凸部1eが断続的に
形成されているため、溝1fの切削も断続切削となり、
切削条件が厳しく、切削スピードが非常に低くなり、加
工に時間がかかるという問題があった。また、切削加工
により装着溝1fを形成すると、形成された溝1fの周
辺にバリが発生し、これをそのまま放置しておくと、ク
ラッチプレート3などの嵌合に支障を来すので、切削バ
リの除去が必要になり、クラッチ装置の組立に時間がか
かるという問題もあった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、溝
の加工時間を短縮しバリ取り作業をなくすことにより、
組立時間の短縮と組立作業の容易性が確保できる自動変
速機用クラッチドラムを提供することにある。
てなされたものであって、その目的とするところは、溝
の加工時間を短縮しバリ取り作業をなくすことにより、
組立時間の短縮と組立作業の容易性が確保できる自動変
速機用クラッチドラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、同心状に配置される円筒状の内外周壁部
を備え、前記外周壁部の内周面に周方向に所定の間隔を
おいてスプライン溝を形成して歯車状の凹凸部を設け、
前記外周壁部の内周側に複数枚で構成されたクラッチプ
レートを装着した状態で、このクラッチプレートの外方
側に位置し、前記外周壁部の凸部内周面にスナップリン
グなどのリング状部材の装着溝が設けられた自動変速機
用クラッチドラムにおいて、前記外周壁部の凸部の開口
端縁側に幅狭部を形成するとともに、この幅狭部に前記
装着溝をプレス加工により形成したことを特徴とする。
め、本発明は、同心状に配置される円筒状の内外周壁部
を備え、前記外周壁部の内周面に周方向に所定の間隔を
おいてスプライン溝を形成して歯車状の凹凸部を設け、
前記外周壁部の内周側に複数枚で構成されたクラッチプ
レートを装着した状態で、このクラッチプレートの外方
側に位置し、前記外周壁部の凸部内周面にスナップリン
グなどのリング状部材の装着溝が設けられた自動変速機
用クラッチドラムにおいて、前記外周壁部の凸部の開口
端縁側に幅狭部を形成するとともに、この幅狭部に前記
装着溝をプレス加工により形成したことを特徴とする。
【0008】前記幅狭部は、前記凸部の開口端側に向け
て暫時幅が狭くなるテーパ状に形成することができる。
て暫時幅が狭くなるテーパ状に形成することができる。
【0009】
【作用】上記構成のクラッチドラムによれば、スナップ
リングなどのリング状部材の装着溝がプレス加工により
形成されるので、溝の周辺にバリが発生せず、加工時間
も短くなる。また、装着用溝が形成される凸部には、幅
狭部が設けられていて、この幅狭部に装着用溝をプレス
加工により形成するので、プレス加工により盛り上がり
が発生しても、これがクラッチプレートなどを装着する
際の障害になることが防止される。
リングなどのリング状部材の装着溝がプレス加工により
形成されるので、溝の周辺にバリが発生せず、加工時間
も短くなる。また、装着用溝が形成される凸部には、幅
狭部が設けられていて、この幅狭部に装着用溝をプレス
加工により形成するので、プレス加工により盛り上がり
が発生しても、これがクラッチプレートなどを装着する
際の障害になることが防止される。
【0010】さらに、幅狭部は、凸部の開口端縁側に形
成されているので、クラッチプレートなどを凹凸部に嵌
合する際に、この幅狭部が嵌合のガイドとして機能し、
嵌着作業が非常にやり易くなる。またさらに、クラッチ
プレートなどと、これらが嵌合される凹凸部との間のク
リアランスは、騒音の発生原因などになるので、できる
だけ少ないほうが望ましいが、幅狭部が設けられている
ので、凸部のクリアランスを非常に少なくしても、組立
性が悪化しない。
成されているので、クラッチプレートなどを凹凸部に嵌
合する際に、この幅狭部が嵌合のガイドとして機能し、
嵌着作業が非常にやり易くなる。またさらに、クラッチ
プレートなどと、これらが嵌合される凹凸部との間のク
リアランスは、騒音の発生原因などになるので、できる
だけ少ないほうが望ましいが、幅狭部が設けられている
ので、凸部のクリアランスを非常に少なくしても、組立
性が悪化しない。
【0011】また、請求項2の構成によれば、幅狭部が
凸部の開口端側に向けて暫時幅が狭くなるテーパ状に形
成されているので、クラッチプレートなどの嵌着作業が
より一層容易になる。
凸部の開口端側に向けて暫時幅が狭くなるテーパ状に形
成されているので、クラッチプレートなどの嵌着作業が
より一層容易になる。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1から図6は、本発明に
かかる自動変速機用クラッチドラムの一実施例を示して
いる。なお、以下の説明では、前述した従来例と同一若
しくは相当する部分には、同符号を付している。図1
は、本発明にかかるクラッチドラムを用いた湿式多板ク
ラッチ装置の断面図であり、このクラッチ装置は、クラ
ッチドラム10を有している。
を参照して詳細に説明する。図1から図6は、本発明に
かかる自動変速機用クラッチドラムの一実施例を示して
いる。なお、以下の説明では、前述した従来例と同一若
しくは相当する部分には、同符号を付している。図1
は、本発明にかかるクラッチドラムを用いた湿式多板ク
ラッチ装置の断面図であり、このクラッチ装置は、クラ
ッチドラム10を有している。
【0013】クラッチドラム10は、全体形状が略中空
円筒状になるように、例えば、金属板をプレス加工した
ものであって、リング状の本体10aの内外周縁に、同
心状に配置される円周状の内,外周壁部10b,10c
が起立形成されている。外周壁部10cの内周面には、
その周方向に沿って所定の間隔をおいて複数のスプライ
ン溝10dが軸方向に形成され、このスプライン溝10
dにより外周壁部10cの内周面は、凹部(スプライン
溝10d)と凸部10eとが交互に連続する歯車状にな
っている。
円筒状になるように、例えば、金属板をプレス加工した
ものであって、リング状の本体10aの内外周縁に、同
心状に配置される円周状の内,外周壁部10b,10c
が起立形成されている。外周壁部10cの内周面には、
その周方向に沿って所定の間隔をおいて複数のスプライ
ン溝10dが軸方向に形成され、このスプライン溝10
dにより外周壁部10cの内周面は、凹部(スプライン
溝10d)と凸部10eとが交互に連続する歯車状にな
っている。
【0014】そして、この凸部10eには、スナップリ
ング6の装着溝10fが形成されている。この凹溝10
fは、周方向に凹部10dと交互に存在する凸部10e
だけに設けられていて、凹部10dで分断された状態に
なっている。クラッチドラム10の内部には、クラッチ
プレート3およびピストン4などが配置されている。ク
ラッチプレート3は、外周部に凹凸状の歯形が形成され
た複数のドリブンプレート3aと、このドリブンプレー
ト3a間に配置され、内周部に凹凸状の歯形が形成され
た複数のドライブプレート3bとから構成されていて、
ドリブンプレート3aおよびリテーニングプレート5
は、ドラム10の凹凸部10d,10eに嵌合するよう
にして装着されている。
ング6の装着溝10fが形成されている。この凹溝10
fは、周方向に凹部10dと交互に存在する凸部10e
だけに設けられていて、凹部10dで分断された状態に
なっている。クラッチドラム10の内部には、クラッチ
プレート3およびピストン4などが配置されている。ク
ラッチプレート3は、外周部に凹凸状の歯形が形成され
た複数のドリブンプレート3aと、このドリブンプレー
ト3a間に配置され、内周部に凹凸状の歯形が形成され
た複数のドライブプレート3bとから構成されていて、
ドリブンプレート3aおよびリテーニングプレート5
は、ドラム10の凹凸部10d,10eに嵌合するよう
にして装着されている。
【0015】このように構成されたクラッチプレート3
は、クラッチドラム10の外周壁部10cの内周側に装
着され、その外方に位置する装着溝10f内にスナップ
リング6を嵌着することにより位置決めされている。以
上のようなクラッチ装置としての基本的な構成は、前述
した従来の装置と同じであるが、本実施例の装置では、
特に、クラッチドラム10の構成に以下に説明する顕著
な特徴がある。すなわち、本実施例のクラッチドラム1
0では、図3〜図5に詳細を示すように、外周壁部10
cの内周に設けられた凸部10eの開口端縁側に幅狭部
10hが形成されていて、この幅狭部10hに装着溝1
0fがプレス加工により形成されている。
は、クラッチドラム10の外周壁部10cの内周側に装
着され、その外方に位置する装着溝10f内にスナップ
リング6を嵌着することにより位置決めされている。以
上のようなクラッチ装置としての基本的な構成は、前述
した従来の装置と同じであるが、本実施例の装置では、
特に、クラッチドラム10の構成に以下に説明する顕著
な特徴がある。すなわち、本実施例のクラッチドラム1
0では、図3〜図5に詳細を示すように、外周壁部10
cの内周に設けられた凸部10eの開口端縁側に幅狭部
10hが形成されていて、この幅狭部10hに装着溝1
0fがプレス加工により形成されている。
【0016】なお、本実施例では、幅狭部10hは、凸
部10eに対して段付き状に形成されていて、凸部10
eと幅狭部10hとをなだらかに連結するために、これ
らの間にテーパー部10gが形成されている。装着溝1
0fをプレス加工により形成する際の加工状態を図6に
示している。装着溝10fをプレス加工により形成する
際には、形成しようとする溝10fの溝幅および溝長さ
を有するパンチ12と、このパンチ12に対応した凹部
が設けられたダイ14が用いられ、パンチ12とダイ1
4との間に幅狭部10hを挟み込んで、パンチ12をダ
イ14側に押圧することにより形成される。
部10eに対して段付き状に形成されていて、凸部10
eと幅狭部10hとをなだらかに連結するために、これ
らの間にテーパー部10gが形成されている。装着溝1
0fをプレス加工により形成する際の加工状態を図6に
示している。装着溝10fをプレス加工により形成する
際には、形成しようとする溝10fの溝幅および溝長さ
を有するパンチ12と、このパンチ12に対応した凹部
が設けられたダイ14が用いられ、パンチ12とダイ1
4との間に幅狭部10hを挟み込んで、パンチ12をダ
イ14側に押圧することにより形成される。
【0017】このとき、材料の塑性流動により外周壁部
10cの表面側と装着溝10fの側面側とに盛り上がり
が発生する。ところが、本実施例の場合には、幅狭部1
0hは、予め凸部10eよりも幅が狭くなっているの
で、側面側に盛り上がりが発生したとしても、それが凸
部10eの幅よりも大きくなることはない。すなわち、
幅狭部10hの幅は、装着溝10fをプレス加工で形成
する際の材料の盛り上がりを考慮して、側面側に盛り上
がりが発生したとしても、それが凸部10eの幅よりも
大きくならないように設定されている。
10cの表面側と装着溝10fの側面側とに盛り上がり
が発生する。ところが、本実施例の場合には、幅狭部1
0hは、予め凸部10eよりも幅が狭くなっているの
で、側面側に盛り上がりが発生したとしても、それが凸
部10eの幅よりも大きくなることはない。すなわち、
幅狭部10hの幅は、装着溝10fをプレス加工で形成
する際の材料の盛り上がりを考慮して、側面側に盛り上
がりが発生したとしても、それが凸部10eの幅よりも
大きくならないように設定されている。
【0018】なお、外周壁部10cの表面側に発生する
盛り上がりは、必要に応じて除去すればよい。さて、以
上のように構成されたクラッチドラム10によれば、ス
ナップリング6などのリング状部材の装着溝10fが、
プレス加工により形成されるので、溝10fの周辺にバ
リが発生せず、バリとり作業が不要になるとともに、切
削作業よりも加工時間が短くなる。
盛り上がりは、必要に応じて除去すればよい。さて、以
上のように構成されたクラッチドラム10によれば、ス
ナップリング6などのリング状部材の装着溝10fが、
プレス加工により形成されるので、溝10fの周辺にバ
リが発生せず、バリとり作業が不要になるとともに、切
削作業よりも加工時間が短くなる。
【0019】また、装着溝10fが形成される凸部10
eには、幅狭部10hが設けられていて、この幅狭部1
0hに装着溝10fをプレス加工により形成するので、
プレス加工により盛り上がりが発生しても、これがクラ
ッチプレート3などを装着する際の障害になることが防
止される。さらに、幅狭部10hは、凸部10eの開口
端縁側に形成されているので、クラッチプレート3など
を凹凸部10d,10eに嵌合する際に、この幅狭部1
0hが嵌合のガイドとして機能し、嵌着作業が非常にや
り易くなる。
eには、幅狭部10hが設けられていて、この幅狭部1
0hに装着溝10fをプレス加工により形成するので、
プレス加工により盛り上がりが発生しても、これがクラ
ッチプレート3などを装着する際の障害になることが防
止される。さらに、幅狭部10hは、凸部10eの開口
端縁側に形成されているので、クラッチプレート3など
を凹凸部10d,10eに嵌合する際に、この幅狭部1
0hが嵌合のガイドとして機能し、嵌着作業が非常にや
り易くなる。
【0020】またさらに、クラッチプレート3などと、
これらが嵌合される凹凸部10d,10eとの間のクリ
アランスは、騒音の発生原因となるので、できるだけ少
ないほうが望ましいが、従来のこの種のクラッチドラム
でクリアランスを少なくすると、プレート類の嵌着組立
性が非常に悪くなる。ところが、本実施例のクラッチド
ラム10では、凸部10eの開口端縁側に幅狭部10h
が設けられているので、凸部10eのクリアランスを非
常に少なくしても、組立性が悪化せず、組立作業性を良
好に確保しながら、しかも、騒音の発生を大幅に低減さ
せることができる。
これらが嵌合される凹凸部10d,10eとの間のクリ
アランスは、騒音の発生原因となるので、できるだけ少
ないほうが望ましいが、従来のこの種のクラッチドラム
でクリアランスを少なくすると、プレート類の嵌着組立
性が非常に悪くなる。ところが、本実施例のクラッチド
ラム10では、凸部10eの開口端縁側に幅狭部10h
が設けられているので、凸部10eのクリアランスを非
常に少なくしても、組立性が悪化せず、組立作業性を良
好に確保しながら、しかも、騒音の発生を大幅に低減さ
せることができる。
【0021】図7は、本発明にかかるクラッチドラムの
他の実施例を示しており、その特徴点についてのみ以下
に説明する。同図に示す実施例では、凸部10eの開口
端縁側に設けられた幅狭部10h’が、凸部10eの開
口端側に向けて暫時幅が狭くなるテーパ状に形成されて
いる。このような形状に幅狭部10h’を形成すると、
幅狭部10h’のテーパーに沿ってクラッチプレート3
などが案内されるので、クラッチプレート3などの嵌着
作業がより一層容易になる。
他の実施例を示しており、その特徴点についてのみ以下
に説明する。同図に示す実施例では、凸部10eの開口
端縁側に設けられた幅狭部10h’が、凸部10eの開
口端側に向けて暫時幅が狭くなるテーパ状に形成されて
いる。このような形状に幅狭部10h’を形成すると、
幅狭部10h’のテーパーに沿ってクラッチプレート3
などが案内されるので、クラッチプレート3などの嵌着
作業がより一層容易になる。
【0022】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる自動変速機用クラッチドラムによれば、
溝の加工時間を短縮しバリ取り作業をなくすことができ
るとともに、組立時間の短縮と組立作業の容易性が確保
できる。
本発明にかかる自動変速機用クラッチドラムによれば、
溝の加工時間を短縮しバリ取り作業をなくすことができ
るとともに、組立時間の短縮と組立作業の容易性が確保
できる。
【図1】本発明にかかるクラッチドラムを用いたクラッ
チ装置を示す断面図である。
チ装置を示す断面図である。
【図2】本発明にかかるクラッチドラムの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図2の要部上面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図4の要部断面図である。
【図6】本発明のクラッチドラムで溝を形成する際の加
工状態の説明図である。
工状態の説明図である。
【図7】本発明にかかるクラッチドラムの他の実施例を
示す要部斜視図である。
示す要部斜視図である。
【図8】従来のクラッチ装置の一例を示す断面図であ
る。
る。
3 クラッチプレート 6 スナップリング 10 クラッチドラム 10a 本体部 10b 内周壁部 10c 外周壁部 10d スプライン溝 10e 凸部 10f 装着溝 10g テーパー部 10h 幅狭部
Claims (2)
- 【請求項1】 同心状に配置される円筒状の内外周壁部
を備え、前記外周壁部の内周面に周方向に所定の間隔を
おいてスプライン溝を形成して歯車状の凹凸部を設け、
前記外周壁部の内周側に複数枚で構成されたクラッチプ
レートを装着した状態で、このクラッチプレートの外方
側に位置し、前記外周壁部の凸部内周面にスナップリン
グなどのリング状部材の装着溝が設けられた自動変速機
用クラッチドラムにおいて、 前記外周壁部の凸部の開口端縁側に幅狭部を形成すると
ともに、この幅狭部に前記装着溝をプレス加工により形
成したことを特徴とする自動変速機用クラッチドラム。 - 【請求項2】 前記幅狭部は、前記凸部の開口端側に向
けて暫時幅が狭くなるテーパ状に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の自動変速機要クラッチドラ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24134693A JPH0791544A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 自動変速機用クラッチドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24134693A JPH0791544A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 自動変速機用クラッチドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0791544A true JPH0791544A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17072937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24134693A Pending JPH0791544A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 自動変速機用クラッチドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791544A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6268543B1 (en) | 1998-11-16 | 2001-07-31 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Method of removing mercury in liquid hydrocarbon |
| KR100764490B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2007-10-09 | 현대자동차주식회사 | 진공 펌프 및 상기 진공 펌프를 포함하는 진공 시스템 |
| JP2009014082A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | クラッチドラムの製造方法および同製造装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142040A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-25 | Mitsubishi Motors Corp | スナップリング用溝を備えた歯付き円筒部材の製造方法及びその装置 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP24134693A patent/JPH0791544A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142040A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-25 | Mitsubishi Motors Corp | スナップリング用溝を備えた歯付き円筒部材の製造方法及びその装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6268543B1 (en) | 1998-11-16 | 2001-07-31 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Method of removing mercury in liquid hydrocarbon |
| KR100764490B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2007-10-09 | 현대자동차주식회사 | 진공 펌프 및 상기 진공 펌프를 포함하는 진공 시스템 |
| JP2009014082A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | クラッチドラムの製造方法および同製造装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5204574A (en) | Commutator for a motor and method of manufacturing the same | |
| US6158265A (en) | Method of forming retaining members on a housing | |
| US6508094B1 (en) | Internally-toothed member, and method and apparatus for molding same | |
| US4505608A (en) | Lightened yoke for a universal joint | |
| EP0904889A1 (en) | Method of forming a vehicle transmission clutch housing | |
| US6095006A (en) | Clutch drum, method of manufacturing clutch drum and apparatus for forming tooth profile | |
| JPH0469016B2 (ja) | ||
| KR20010012384A (ko) | 자동차용 트랜스미션에 있어서의 토크 전달부재와스플라인 치형의 성형방법 및 스플라인 치형의 성형장치 | |
| JP4123705B2 (ja) | 自動車用自動変速機のクラッチドラム | |
| JPS5815212B2 (ja) | バ−フイルト型等速ジヨイントのケ−ジの製造方法 | |
| JP3517963B2 (ja) | 円筒部材の成形方法 | |
| JPS5815658B2 (ja) | バンキンセイリユウタイツギテヨウヨクシヤノ セイゾウホウホウ | |
| JPH0580296B2 (ja) | ||
| JPH10288248A (ja) | 自動変速機の遊星歯車装置 | |
| EP0960668B1 (en) | Method for manufacturing a one-way clutch cage | |
| JPH03144120A (ja) | クラッチドラム | |
| JPH0791542A (ja) | 自動変速機用クラッチドラム | |
| JPH0674251A (ja) | アルミ製クラッチドラム | |
| JP2695032B2 (ja) | ドライブプレートおよびその製造方法 | |
| JP3251169B2 (ja) | 板金製歯車 | |
| JPH0623800Y2 (ja) | トルクコンバータのロックアップクラッチ | |
| JP2535499B2 (ja) | インタ―ナルリングギヤ並びにその製造方法 | |
| JP2001105085A (ja) | 有脚部材の成形方法、有脚部材を成形するための粗形材、および有脚部材の粗形材の成形装置 | |
| JPH0712501B2 (ja) | 板金製歯車部品成形方法 | |
| JP2548048B2 (ja) | クラッチドラムの製造方法 |