JPH0792129A - 燃料性状判別装置 - Google Patents
燃料性状判別装置Info
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- JPH0792129A JPH0792129A JP26294893A JP26294893A JPH0792129A JP H0792129 A JPH0792129 A JP H0792129A JP 26294893 A JP26294893 A JP 26294893A JP 26294893 A JP26294893 A JP 26294893A JP H0792129 A JPH0792129 A JP H0792129A
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- JP
- Japan
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- fuel
- signal
- gasoline
- calculating
- additive
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料の性状,添加剤の濃度を算出して、燃料
の性状変化を正確に判定し、エンジンの制御を迅速に行
なう。 【構成】 未知のガソリンを静電容量式センサに流し、
異なる波高値を有する電圧を印加し、ガソリンの比誘電
率としての検出電圧V0A,V0Bを得る。そして、検出電
圧V0A,V0Bの電圧差ΔVから2個の仮のMTBE濃度
M1 ,M2 を得る。そして、各M1 ,M2 および検出電
圧V0A,V0Bから仮の蒸留温度TA1,TA2,TB1,TB2
を演算する。その後に、それぞれのM1 ,M2 毎に蒸留
温度差ΔT1 ,ΔT2 を演算し、差を小さい方を選択す
る。これにより、未知のガソリンに対する燃料の性状お
よびMTBE濃度Mを確定する。
の性状変化を正確に判定し、エンジンの制御を迅速に行
なう。 【構成】 未知のガソリンを静電容量式センサに流し、
異なる波高値を有する電圧を印加し、ガソリンの比誘電
率としての検出電圧V0A,V0Bを得る。そして、検出電
圧V0A,V0Bの電圧差ΔVから2個の仮のMTBE濃度
M1 ,M2 を得る。そして、各M1 ,M2 および検出電
圧V0A,V0Bから仮の蒸留温度TA1,TA2,TB1,TB2
を演算する。その後に、それぞれのM1 ,M2 毎に蒸留
温度差ΔT1 ,ΔT2 を演算し、差を小さい方を選択す
る。これにより、未知のガソリンに対する燃料の性状お
よびMTBE濃度Mを確定する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用エンジン等に
使用される燃料(ガソリン)の重,軽質等の性状を判別
するのに用いて好適な燃料性状判別装置に関する。
使用される燃料(ガソリン)の重,軽質等の性状を判別
するのに用いて好適な燃料性状判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンの燃料として
使用されている純正ガソリンには、ヘプタン,ペンタン
等の炭化水素を主成分とする軽質ガソリンと、ベンゼン
等の炭化水素を主成分とする重質ガソリンとがあり、さ
らに細かく分ければ軽質ガソリン,中質ガソリン,重質
ガソリンの3種類に分かれる。
使用されている純正ガソリンには、ヘプタン,ペンタン
等の炭化水素を主成分とする軽質ガソリンと、ベンゼン
等の炭化水素を主成分とする重質ガソリンとがあり、さ
らに細かく分ければ軽質ガソリン,中質ガソリン,重質
ガソリンの3種類に分かれる。
【0003】そして、自動車用エンジンに用いられるエ
ンジンは、通常軽質ガソリンにマッチングして点火時期
等が設定されている。しかし、最近では重質ガソリンの
使用が一般化してきていること、大気汚染法の施行等の
理由により、ガソリンの重質化が進んでいる。
ンジンは、通常軽質ガソリンにマッチングして点火時期
等が設定されている。しかし、最近では重質ガソリンの
使用が一般化してきていること、大気汚染法の施行等の
理由により、ガソリンの重質化が進んでいる。
【0004】然るに、軽質ガソリンにマッチングさせ、
点火時期等を制御するように設定されたエンジンに、重
質ガソリンを燃料として使用した場合には、軽質ガソリ
ンに比較して着火時期が遅れる結果、全体としてリーン
化傾向となり、低温時の始動性、運転性の悪化を招くと
いう問題点がある。また、走行状態においても、重質ガ
ソリン使用時には、息づき現象等の運転性能の悪化を起
こすばかりでなく、不完全燃焼によって排気ガス中の有
害成分が増大する等の問題が発生する。
点火時期等を制御するように設定されたエンジンに、重
質ガソリンを燃料として使用した場合には、軽質ガソリ
ンに比較して着火時期が遅れる結果、全体としてリーン
化傾向となり、低温時の始動性、運転性の悪化を招くと
いう問題点がある。また、走行状態においても、重質ガ
ソリン使用時には、息づき現象等の運転性能の悪化を起
こすばかりでなく、不完全燃焼によって排気ガス中の有
害成分が増大する等の問題が発生する。
【0005】一方、前述とは逆に、重質ガソリンにマッ
チングさせて点火時期等を制御するように設定されたガ
ソリン車に、軽質ガソリンを使用した場合には、全体と
してオーバリッチ傾向となり、点火プラグに「くすぶ
り」が発生するという問題点がある。
チングさせて点火時期等を制御するように設定されたガ
ソリン車に、軽質ガソリンを使用した場合には、全体と
してオーバリッチ傾向となり、点火プラグに「くすぶ
り」が発生するという問題点がある。
【0006】このような問題点を解決するために、本出
願人は先に特願平2−278759号(特開平4−15
5252号)として軽質,中質,重質からなるガソリン
の性状に応じて出力電圧が変化する静電容量式のガソリ
ン性状検出センサと、前記ガソリンの温度を検出する感
温センサと、前記ガソリン性状検出センサからの出力電
圧と感温センサによる検出温度との関係から軽,中質か
仮性重質ガソリンかを判定する第1の判定手段と、該第
1の判定手段により仮性重質ガソリンであると判定され
た場合には、前記各センサからの出力信号に基づいて温
度勾配を演算し、この温度勾配により軽,中質ガソリン
か真性重質ガソリンかを判定する第2の判定手段とから
構成してなるガソリン性状判別装置を提案した(以下、
これを「従来技術」という)。
願人は先に特願平2−278759号(特開平4−15
5252号)として軽質,中質,重質からなるガソリン
の性状に応じて出力電圧が変化する静電容量式のガソリ
ン性状検出センサと、前記ガソリンの温度を検出する感
温センサと、前記ガソリン性状検出センサからの出力電
圧と感温センサによる検出温度との関係から軽,中質か
仮性重質ガソリンかを判定する第1の判定手段と、該第
1の判定手段により仮性重質ガソリンであると判定され
た場合には、前記各センサからの出力信号に基づいて温
度勾配を演算し、この温度勾配により軽,中質ガソリン
か真性重質ガソリンかを判定する第2の判定手段とから
構成してなるガソリン性状判別装置を提案した(以下、
これを「従来技術」という)。
【0007】そして、従来技術においては、ガソリンは
その性状の相違に応じて誘電率が異なることによって得
られる出力電圧と、燃温の特性の相違から、純正重質ガ
ソリンと中,軽質ガソリンを判定するに際して、ガソリ
ン中に添加剤等のアルコール分が含まれている場合に
も、当該アルコール分の影響を除去した状態で純正重質
ガソリンの判定を行う構成となっている。これにより、
極めて高精度なガソリン性状判別装置とすることがで
き、この結果、ガソリンの性状に応じた点火進角,遅角
を補正する。さらに、燃料噴射量を補正し、オーバリー
ン,オーバリッチとなるのを防止し、適正な燃料条件を
与えることができる。
その性状の相違に応じて誘電率が異なることによって得
られる出力電圧と、燃温の特性の相違から、純正重質ガ
ソリンと中,軽質ガソリンを判定するに際して、ガソリ
ン中に添加剤等のアルコール分が含まれている場合に
も、当該アルコール分の影響を除去した状態で純正重質
ガソリンの判定を行う構成となっている。これにより、
極めて高精度なガソリン性状判別装置とすることがで
き、この結果、ガソリンの性状に応じた点火進角,遅角
を補正する。さらに、燃料噴射量を補正し、オーバリー
ン,オーバリッチとなるのを防止し、適正な燃料条件を
与えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術においては、ガソリンの温度勾配を利用して判別
しているから、正確に判定するためには、燃温に温度差
が必要となり応答性が悪くなるという問題がある。
来技術においては、ガソリンの温度勾配を利用して判別
しているから、正確に判定するためには、燃温に温度差
が必要となり応答性が悪くなるという問題がある。
【0009】特に、始動時においては、ガソリンに温度
差がなく、ガソリンの性状を正確に判定することができ
ず、エンジン制御を適確に行うことができないという問
題がある。
差がなく、ガソリンの性状を正確に判定することができ
ず、エンジン制御を適確に行うことができないという問
題がある。
【0010】本発明は前述した従来技術による問題に鑑
みなされたもので、未知のガソリンの性状および添加剤
の濃度を迅速かつ高精度に検出し、適切なエンジン制御
を行ない得るようにした燃料性状判別装置を提供するこ
とを目的とする。
みなされたもので、未知のガソリンの性状および添加剤
の濃度を迅速かつ高精度に検出し、適切なエンジン制御
を行ない得るようにした燃料性状判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による燃料性状判別装置は、静電容量式セン
サと、該静電容量式センサに第1の電圧を印加した状態
で該静電容量式センサから燃料の比誘電率に応じた信号
を検出する第1の信号検出手段と、前記静電容量式セン
サに第2の電圧を印加した状態で該静電容量式センサか
ら燃料の比誘電率に応じた信号を検出する第2の信号検
出手段と、性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃
度で順次混合した既知の燃料について、前記第1の信号
検出手段で信号を検出し、この信号により各既知の燃料
毎の添加剤濃度に対する特性を異なる性状を示す2つの
特性として算出し、これを記憶した第1の記憶手段と、
性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃度で順次混
合した既知の燃料について、前記第2の信号検出手段で
信号を検出し、この信号により各既知の燃料毎の添加剤
濃度に対する特性を異なる性状を示す2つの特性として
算出し、これを記憶した第2の記憶手段と、前記第1,
第2の記憶手段についての各既知の燃料毎の添加剤濃度
に対する信号差特性を、異なる性状を示す2つの特性と
して記憶した第3の記憶手段と、前記第1の信号検出手
段を用いて未知の燃料について比誘電率に応じた信号を
検出すると共に前記第2の信号検出手段を用いて当該未
知の燃料について比誘電率に応じた信号を検出し、この
信号差を演算する信号差演算手段と、該信号差演算手段
からの信号差に基づいて前記第3の記憶手段に記憶され
た2つの特性から異なる性状に対する2個の仮の添加剤
濃度を算出する仮添加剤濃度算出手段と、該仮添加剤濃
度算出手段で算出された2個の仮の添加剤濃度および前
記第1の信号検出手段で検出された信号に基づいて、前
記第1の記憶手段に記憶された既知の各燃料の蒸留温度
から未知の燃料に対する2個の仮の蒸留温度を演算する
第1の仮蒸留温度演算手段と、前記仮添加剤濃度算出手
段で算出された2個の仮の添加剤濃度および前記第2の
信号検出手段で検出された信号に基づいて、前記第2の
記憶手段に記憶された既知の各燃料の蒸留温度から未知
の燃料に対する2個の仮の蒸留温度を演算する第2の仮
蒸留温度演算手段と、前記第1,第2の仮蒸留温度演算
手段による仮の蒸留温度に対し、仮の添加剤濃度に対す
る差をそれぞれ演算して2個の値を得る蒸留温度差演算
手段と、該蒸留温度差演算手段で得られた2個の値のう
ち小さい方の値を選択して未知の燃料の性状および添加
剤濃度を確定する性状判別手段とから構成したことにあ
る。
に、本発明による燃料性状判別装置は、静電容量式セン
サと、該静電容量式センサに第1の電圧を印加した状態
で該静電容量式センサから燃料の比誘電率に応じた信号
を検出する第1の信号検出手段と、前記静電容量式セン
サに第2の電圧を印加した状態で該静電容量式センサか
ら燃料の比誘電率に応じた信号を検出する第2の信号検
出手段と、性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃
度で順次混合した既知の燃料について、前記第1の信号
検出手段で信号を検出し、この信号により各既知の燃料
毎の添加剤濃度に対する特性を異なる性状を示す2つの
特性として算出し、これを記憶した第1の記憶手段と、
性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃度で順次混
合した既知の燃料について、前記第2の信号検出手段で
信号を検出し、この信号により各既知の燃料毎の添加剤
濃度に対する特性を異なる性状を示す2つの特性として
算出し、これを記憶した第2の記憶手段と、前記第1,
第2の記憶手段についての各既知の燃料毎の添加剤濃度
に対する信号差特性を、異なる性状を示す2つの特性と
して記憶した第3の記憶手段と、前記第1の信号検出手
段を用いて未知の燃料について比誘電率に応じた信号を
検出すると共に前記第2の信号検出手段を用いて当該未
知の燃料について比誘電率に応じた信号を検出し、この
信号差を演算する信号差演算手段と、該信号差演算手段
からの信号差に基づいて前記第3の記憶手段に記憶され
た2つの特性から異なる性状に対する2個の仮の添加剤
濃度を算出する仮添加剤濃度算出手段と、該仮添加剤濃
度算出手段で算出された2個の仮の添加剤濃度および前
記第1の信号検出手段で検出された信号に基づいて、前
記第1の記憶手段に記憶された既知の各燃料の蒸留温度
から未知の燃料に対する2個の仮の蒸留温度を演算する
第1の仮蒸留温度演算手段と、前記仮添加剤濃度算出手
段で算出された2個の仮の添加剤濃度および前記第2の
信号検出手段で検出された信号に基づいて、前記第2の
記憶手段に記憶された既知の各燃料の蒸留温度から未知
の燃料に対する2個の仮の蒸留温度を演算する第2の仮
蒸留温度演算手段と、前記第1,第2の仮蒸留温度演算
手段による仮の蒸留温度に対し、仮の添加剤濃度に対す
る差をそれぞれ演算して2個の値を得る蒸留温度差演算
手段と、該蒸留温度差演算手段で得られた2個の値のう
ち小さい方の値を選択して未知の燃料の性状および添加
剤濃度を確定する性状判別手段とから構成したことにあ
る。
【0012】また、前記静電容量式センサは、燃料の流
入口と流出口とが形成され、燃料が流入口から流出口に
向けて流通する燃料流路と、該燃料流路途中に流通する
燃料を介して対向して設けられた一対の第1電極と、前
記燃料流路の途中に流通する燃料を介して対向し、かつ
該第1の電極と直交するように設けられた一対の第2電
極とから構成することが望ましい。
入口と流出口とが形成され、燃料が流入口から流出口に
向けて流通する燃料流路と、該燃料流路途中に流通する
燃料を介して対向して設けられた一対の第1電極と、前
記燃料流路の途中に流通する燃料を介して対向し、かつ
該第1の電極と直交するように設けられた一対の第2電
極とから構成することが望ましい。
【0013】
【作用】上記構成により、例えば軽質燃料と重質燃料か
らなる性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃度で
順次混合した既知の燃料について、第1の信号検出手段
による信号,第2の信号検出手段による信号および各信
号の信号差特性を、それぞれ異なる性状を示す2つの特
性として、第1,第2,第3の記憶手段によってそれぞ
れ予め記憶しておく。
らなる性状の異なる2種類の燃料に添加剤を所定濃度で
順次混合した既知の燃料について、第1の信号検出手段
による信号,第2の信号検出手段による信号および各信
号の信号差特性を、それぞれ異なる性状を示す2つの特
性として、第1,第2,第3の記憶手段によってそれぞ
れ予め記憶しておく。
【0014】次に、第1,第2の信号検出手段を用いて
未知の燃料について比誘電率に応じた信号をそれぞれ検
出し、この信号差と第3の記憶手段に記憶された既知の
信号差特性から2つの仮の添加剤濃度を仮添加剤濃度算
出手段により算出する。そして、この仮添加剤濃度算出
手段により算出される仮の添加剤濃度と第1の信号検出
手段による信号に基づいて、第1の仮蒸留温度演算手段
により2個の仮の蒸留温度を演算する。一方、前記仮添
加剤濃度算出手段により算出される仮の添加剤濃度と第
2の信号検出手段による信号に基づいて、第2の仮蒸留
温度演算手段により2個の仮の蒸留温度を演算する。
未知の燃料について比誘電率に応じた信号をそれぞれ検
出し、この信号差と第3の記憶手段に記憶された既知の
信号差特性から2つの仮の添加剤濃度を仮添加剤濃度算
出手段により算出する。そして、この仮添加剤濃度算出
手段により算出される仮の添加剤濃度と第1の信号検出
手段による信号に基づいて、第1の仮蒸留温度演算手段
により2個の仮の蒸留温度を演算する。一方、前記仮添
加剤濃度算出手段により算出される仮の添加剤濃度と第
2の信号検出手段による信号に基づいて、第2の仮蒸留
温度演算手段により2個の仮の蒸留温度を演算する。
【0015】さらに、前記第1,第2の仮蒸留温度演算
手段でそれぞれ得られた2個の仮の蒸留温度に対し、仮
添加剤濃度算出手段によって演算された2個の仮の添加
剤濃度に対する蒸留温度差を蒸留温度差演算手段でそれ
ぞれ演算し、性状判別手段により、前記蒸留温度差演算
手段で演算された2個の演算値のうち蒸留温度差の小さ
い方を選択し、この小さい方の値をもって燃料の性状お
よび添加剤濃度として確定する。
手段でそれぞれ得られた2個の仮の蒸留温度に対し、仮
添加剤濃度算出手段によって演算された2個の仮の添加
剤濃度に対する蒸留温度差を蒸留温度差演算手段でそれ
ぞれ演算し、性状判別手段により、前記蒸留温度差演算
手段で演算された2個の演算値のうち蒸留温度差の小さ
い方を選択し、この小さい方の値をもって燃料の性状お
よび添加剤濃度として確定する。
【0016】また、静電容量式センサを、それぞれ一対
の第1電極と第2電極とがそれぞれ燃料流路に対して直
交するように設け、一方の電極を印加される電圧を異な
らせる電極とし、他方の電極を燃料の比誘電率に応じた
信号を検出する電極とし、どちらか一方の電極から、2
つの異なった信号を検出することができる。
の第1電極と第2電極とがそれぞれ燃料流路に対して直
交するように設け、一方の電極を印加される電圧を異な
らせる電極とし、他方の電極を燃料の比誘電率に応じた
信号を検出する電極とし、どちらか一方の電極から、2
つの異なった信号を検出することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図14に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0018】図中、1は例えば4気筒のエンジンを示し
(1気筒のみ図示)、該エンジン1はシリンダ1Aと、
該シリンダ1A上に搭載されたシリンダヘッド1Bと、
シリンダ1A内を往復動するピストン1Cとから大略構
成されている。2は各シリンダ1Aの上側に位置してシ
リンダヘッド1Bに設けられた点火プラグ(1個のみ図
示)を示し、該点火プラグ2は後述のコントロールユニ
ット36から点火信号が出力されたときに、シリンダ1
A内の混合気を燃焼(爆発)させるようになっている。
(1気筒のみ図示)、該エンジン1はシリンダ1Aと、
該シリンダ1A上に搭載されたシリンダヘッド1Bと、
シリンダ1A内を往復動するピストン1Cとから大略構
成されている。2は各シリンダ1Aの上側に位置してシ
リンダヘッド1Bに設けられた点火プラグ(1個のみ図
示)を示し、該点火プラグ2は後述のコントロールユニ
ット36から点火信号が出力されたときに、シリンダ1
A内の混合気を燃焼(爆発)させるようになっている。
【0019】3は基端側が分岐管となってシリンダ1A
のシリンダヘッド1Bの吸気側に設けられたインテイク
マニホールドを示し、該インテイクマニホールド3の先
端側には吸気フィルタ4が設けられ、途中には吸気空気
量を計測するエアフロメータ5、スロットルバルブスイ
ッチ6が付設されたスロットルバルブ7等が設けられ、
さらにシリンダヘッド1Bの近傍に位置して噴射弁8が
設けられ、該噴射弁8はコントロールユニット36から
の噴射信号によってエンジン1内にガソリンGを噴射す
るものである。
のシリンダヘッド1Bの吸気側に設けられたインテイク
マニホールドを示し、該インテイクマニホールド3の先
端側には吸気フィルタ4が設けられ、途中には吸気空気
量を計測するエアフロメータ5、スロットルバルブスイ
ッチ6が付設されたスロットルバルブ7等が設けられ、
さらにシリンダヘッド1Bの近傍に位置して噴射弁8が
設けられ、該噴射弁8はコントロールユニット36から
の噴射信号によってエンジン1内にガソリンGを噴射す
るものである。
【0020】9は内部にガソリンGを貯えるガソリンタ
ンクで、該ガソリンタンク9内にはインタンク型ガソリ
ンポンプ10が設けられている。11はガソリン配管
で、該ガソリン配管11の一端はガソリンフィルタ12
を介してガソリンポンプ10の吐出側と接続され、その
他端は噴射弁8、圧力レギュレータ13の流入側と接続
され、該圧力レギュレータ13の流出側はリターン配管
14を介してガソリンタンク9と接続されている。
ンクで、該ガソリンタンク9内にはインタンク型ガソリ
ンポンプ10が設けられている。11はガソリン配管
で、該ガソリン配管11の一端はガソリンフィルタ12
を介してガソリンポンプ10の吐出側と接続され、その
他端は噴射弁8、圧力レギュレータ13の流入側と接続
され、該圧力レギュレータ13の流出側はリターン配管
14を介してガソリンタンク9と接続されている。
【0021】15は例えばガソリン配管11の途中に設
けられた静電容量式センサを示し、該静電容量式センサ
15はガソリン配管11内を流れるガソリンGの性状状
態による比誘電率の変化を静電容量として検出するもの
で、該静電容量式センサ15からの検出信号は後述する
検出処理回路26を介して検出電圧としてコントロール
ユニット36に出力されるようになっている。
けられた静電容量式センサを示し、該静電容量式センサ
15はガソリン配管11内を流れるガソリンGの性状状
態による比誘電率の変化を静電容量として検出するもの
で、該静電容量式センサ15からの検出信号は後述する
検出処理回路26を介して検出電圧としてコントロール
ユニット36に出力されるようになっている。
【0022】ここで、本実施例による静電容量式センサ
15は、図2ないし図6に示す如く、外形は円柱状に形
成されている。即ち、16はアルミニウム材料により筒
状に形成されたハウジングを示し、該ハウジング16
は、その内周面が正方形状となり、各面が平面16A1
,16A1 ,…となって後述する絶縁ケース17を収
容するケース収容部16Aと、両端側外周に形成され、
各蓋体20のめねじ部20Aが螺合されるおねじ部16
B,16Bと、外周面の軸方向中央部付近に形成され、
前記各平面16A1 と平行になるように形成された4箇
所の面取り部16C,16C,…と、該各面取り部16
Cに径方向に穿設され、環状段部16D1 ,16D1 ,
…を有する4個のコネクタ取付穴16D,16D,…と
から大略構成されている。
15は、図2ないし図6に示す如く、外形は円柱状に形
成されている。即ち、16はアルミニウム材料により筒
状に形成されたハウジングを示し、該ハウジング16
は、その内周面が正方形状となり、各面が平面16A1
,16A1 ,…となって後述する絶縁ケース17を収
容するケース収容部16Aと、両端側外周に形成され、
各蓋体20のめねじ部20Aが螺合されるおねじ部16
B,16Bと、外周面の軸方向中央部付近に形成され、
前記各平面16A1 と平行になるように形成された4箇
所の面取り部16C,16C,…と、該各面取り部16
Cに径方向に穿設され、環状段部16D1 ,16D1 ,
…を有する4個のコネクタ取付穴16D,16D,…と
から大略構成されている。
【0023】17は前記ハウジング16のケース収容部
16A内に収容された絶縁ケースを示し、該絶縁ケース
17はポリテトラフルオロエチレン等の絶縁樹脂材料に
より形成され、正方形の筒状をなす筒部17Aと、該筒
部17Aの両端側を閉塞するように設けられた蓋部17
B,17Bとからなる。
16A内に収容された絶縁ケースを示し、該絶縁ケース
17はポリテトラフルオロエチレン等の絶縁樹脂材料に
より形成され、正方形の筒状をなす筒部17Aと、該筒
部17Aの両端側を閉塞するように設けられた蓋部17
B,17Bとからなる。
【0024】ここで、前記筒部17Aは図5に示すよう
に、略「L」字状に形成された棒状部材を各端面を合わ
せて、内側に正方形の穴部17A1 が形成できるように
して組立てられ、各内周面には後述する電極板18A,
18B,19A,19Bが貼着される電極取付部17A
2 ,17A2 ,…が軸方向に伸長して凹設され、それぞ
れの中央部には径方向に貫通するリード線挿通穴17A
3 ,17A3 ,…が穿設されている。
に、略「L」字状に形成された棒状部材を各端面を合わ
せて、内側に正方形の穴部17A1 が形成できるように
して組立てられ、各内周面には後述する電極板18A,
18B,19A,19Bが貼着される電極取付部17A
2 ,17A2 ,…が軸方向に伸長して凹設され、それぞ
れの中央部には径方向に貫通するリード線挿通穴17A
3 ,17A3 ,…が穿設されている。
【0025】また、前記各蓋部17Bは円板状に形成さ
れ、ハウジング16の軸方向両端面と蓋体20との間で
挟持される円板部17B1 と、該円板部17B1 の中央
部に位置し、前記穴部17A1 の両端側開口部に挿入さ
れるように正方形状に形成された突出部17B2 とから
なり、該突出部17B2 には軸方向に貫通する貫通穴1
7B3 が穿設されている。
れ、ハウジング16の軸方向両端面と蓋体20との間で
挟持される円板部17B1 と、該円板部17B1 の中央
部に位置し、前記穴部17A1 の両端側開口部に挿入さ
れるように正方形状に形成された突出部17B2 とから
なり、該突出部17B2 には軸方向に貫通する貫通穴1
7B3 が穿設されている。
【0026】18は本実施例による第1電極を示し、該
第1電極18はステンレス材により形成された長方形状
の電極板18A,18Bからなり、該電極板18A,1
8Bは上,下の電極取付部17A2 ,17A2 にそれぞ
れ対向するように貼着されている。
第1電極18はステンレス材により形成された長方形状
の電極板18A,18Bからなり、該電極板18A,1
8Bは上,下の電極取付部17A2 ,17A2 にそれぞ
れ対向するように貼着されている。
【0027】19は同じく本実施例による第2電極を示
し、該第2電極19もステンレス材により形成された長
方形状の電極板19A,19Bからなり、該電極板19
A,19Bは左,右の電極取付部17A2 ,17A2 に
それぞれ対向するように貼着されている。
し、該第2電極19もステンレス材により形成された長
方形状の電極板19A,19Bからなり、該電極板19
A,19Bは左,右の電極取付部17A2 ,17A2 に
それぞれ対向するように貼着されている。
【0028】そして、第1電極18の電極板18A,1
8Bおよび第2電極19の電極板19A,19Bの表面
積をS、対向する電極板18A,18Bおよび電極板1
9A,19B間の離間距離をdとすると、第1電極1
8,第2の電極19の電極定数KはK=S/dとなり、
等しい電極定数Kを有する一対の平行平板型電極として
構成されている。
8Bおよび第2電極19の電極板19A,19Bの表面
積をS、対向する電極板18A,18Bおよび電極板1
9A,19B間の離間距離をdとすると、第1電極1
8,第2の電極19の電極定数KはK=S/dとなり、
等しい電極定数Kを有する一対の平行平板型電極として
構成されている。
【0029】20,20は前記ハウジング16の各おね
じ部16Bに螺着される有蓋筒状の蓋体を示し、該蓋体
20は内周面に形成されためねじ部20Aと、中央部に
外側に向けて突設された流入口または流出口となる接続
部20B,20Bと、該各接続部20Bの軸方向に穿設
された流路穴部20C,20Cとからなる。
じ部16Bに螺着される有蓋筒状の蓋体を示し、該蓋体
20は内周面に形成されためねじ部20Aと、中央部に
外側に向けて突設された流入口または流出口となる接続
部20B,20Bと、該各接続部20Bの軸方向に穿設
された流路穴部20C,20Cとからなる。
【0030】21,21,…は前記ハウジング16の各
面取り部16Cにねじ21A,21A,…により固着さ
れたコネクタを示し、該各コネクタ21はBNCコネク
タにより形成され、基端側に形成された位置決め段部2
1Bは環状段部16D1 に大径のOリング22を介し
て、また芯線21Cはコネクタ取付穴16Dに小径の筒
状シール部材23を介して挿入され、該各芯線21Cは
リード線24を介して各電極板18A,18B、19
A,19Bに半田付け等の手段により接続されている。
面取り部16Cにねじ21A,21A,…により固着さ
れたコネクタを示し、該各コネクタ21はBNCコネク
タにより形成され、基端側に形成された位置決め段部2
1Bは環状段部16D1 に大径のOリング22を介し
て、また芯線21Cはコネクタ取付穴16Dに小径の筒
状シール部材23を介して挿入され、該各芯線21Cは
リード線24を介して各電極板18A,18B、19
A,19Bに半田付け等の手段により接続されている。
【0031】25は燃料流路を示し、該燃料流路25は
ハウジング16内の絶縁ケース17により形成された穴
部17A1 (前記第1電極18の電極板18A,18B
および第2電極19の電極板19A,19Bにより囲ま
れた部分)となり、当該静電容量式センサ15内を軸方
向の直線状に伸びるように形成されている。そして、燃
料は一方の蓋体20の流路穴部20Cおよび絶縁ケース
17の貫通穴17B3を介して燃料流路25内に流入さ
れ、該燃料流路25内の燃料は他方の貫通穴17B3 お
よび蓋体20の流路穴部20Cを介して流出される。
ハウジング16内の絶縁ケース17により形成された穴
部17A1 (前記第1電極18の電極板18A,18B
および第2電極19の電極板19A,19Bにより囲ま
れた部分)となり、当該静電容量式センサ15内を軸方
向の直線状に伸びるように形成されている。そして、燃
料は一方の蓋体20の流路穴部20Cおよび絶縁ケース
17の貫通穴17B3を介して燃料流路25内に流入さ
れ、該燃料流路25内の燃料は他方の貫通穴17B3 お
よび蓋体20の流路穴部20Cを介して流出される。
【0032】このように構成される静電容量式センサ1
5においては、燃料流路25内に流入された燃料の軸方
向の漏れに関しては、ハウジング16の各おねじ部16
Bに各蓋体20のめねじ部20Aを各蓋部17Bの円板
部17B1 を介して螺合する構成としているから、該各
円板部17B1 がシール部材の役目をなし、ハウジング
16と各蓋体20の間からの燃料漏れを防止する。一
方、径方向の漏れに関しては、絶縁ケース17の筒部1
7Aの合わせ部分から漏れた燃料は、ハウジング16の
各平面16A1 と絶縁ケース17の筒部17Aとの間に
至り、各リード線挿通穴17A3 および各コネクタ取付
穴16Dを介して外部に漏れようとするが、リード線挿
通穴17A3 ,コネクタ取付穴16Dとコネクタ21の
位置決め段部21B,芯線21Cとの間にはOリング2
2,筒状シール部材23が挿嵌され、外部への燃料の漏
れを防止している。
5においては、燃料流路25内に流入された燃料の軸方
向の漏れに関しては、ハウジング16の各おねじ部16
Bに各蓋体20のめねじ部20Aを各蓋部17Bの円板
部17B1 を介して螺合する構成としているから、該各
円板部17B1 がシール部材の役目をなし、ハウジング
16と各蓋体20の間からの燃料漏れを防止する。一
方、径方向の漏れに関しては、絶縁ケース17の筒部1
7Aの合わせ部分から漏れた燃料は、ハウジング16の
各平面16A1 と絶縁ケース17の筒部17Aとの間に
至り、各リード線挿通穴17A3 および各コネクタ取付
穴16Dを介して外部に漏れようとするが、リード線挿
通穴17A3 ,コネクタ取付穴16Dとコネクタ21の
位置決め段部21B,芯線21Cとの間にはOリング2
2,筒状シール部材23が挿嵌され、外部への燃料の漏
れを防止している。
【0033】次に、図1および図7により、本実施例に
よる燃料性状判別装置について説明する。該燃料性状判
別装置は前述した静電容量式センサ15の他に、検出処
理回路26とコントロールユニット36を含んで構成さ
れている。
よる燃料性状判別装置について説明する。該燃料性状判
別装置は前述した静電容量式センサ15の他に、検出処
理回路26とコントロールユニット36を含んで構成さ
れている。
【0034】ここで、検出処理回路26は、図7に示す
如く、前記静電容量式センサ15の各電極18,19に
印加電圧VH またはVL を印加する電圧印加装置27
と、前記静電容量式センサ15からの検出信号に対して
検出処理する処理回路28とから構成されている。
如く、前記静電容量式センサ15の各電極18,19に
印加電圧VH またはVL を印加する電圧印加装置27
と、前記静電容量式センサ15からの検出信号に対して
検出処理する処理回路28とから構成されている。
【0035】また、前記電圧印加装置27は、周波数
f,高波高値の高周波を発振する発振器29と、該発振
器29からの高周波に対してノイズを除去して印加電圧
VH を出力するフィルタ回路30と、前記発振器29か
らの高周波の波高値を高波高値と低波高値とに切換える
アッテネータ回路31と、該アッテネータ回路31から
の高周波に対してノイズを除去して高波高値となる印加
電圧VH または低波高値となる印加電圧VL を出力する
フィルタ回路32とから構成されている。
f,高波高値の高周波を発振する発振器29と、該発振
器29からの高周波に対してノイズを除去して印加電圧
VH を出力するフィルタ回路30と、前記発振器29か
らの高周波の波高値を高波高値と低波高値とに切換える
アッテネータ回路31と、該アッテネータ回路31から
の高周波に対してノイズを除去して高波高値となる印加
電圧VH または低波高値となる印加電圧VL を出力する
フィルタ回路32とから構成されている。
【0036】そして、電圧印加装置27は、前記静電容
量式センサ15の第1電極18,第2電極19に第1の
電圧として印加電圧(VH ,VH )をそれぞれ印加す
る。一方、コントロールユニット36によるアッテネー
タ回路31の切換制御により、第1電極18,第2電極
19に第2の電圧として印加電圧(VH ,VL )をそれ
ぞれ印加するようになっている。
量式センサ15の第1電極18,第2電極19に第1の
電圧として印加電圧(VH ,VH )をそれぞれ印加す
る。一方、コントロールユニット36によるアッテネー
タ回路31の切換制御により、第1電極18,第2電極
19に第2の電圧として印加電圧(VH ,VL )をそれ
ぞれ印加するようになっている。
【0037】一方、前記処理回路28は、前記静電容量
式センサ15からの検出信号を微分する微分回路33
と、該微分回路33からの出力を演算する演算回路34
(全波整流回路+平滑回路)と、該演算回路34からの
出力ノイズを除去するフィルタ回路35とから構成さ
れ、該フィルタ回路35から検出電圧V0A,V0Bとして
コントロールユニット36に出力するようになってい
る。
式センサ15からの検出信号を微分する微分回路33
と、該微分回路33からの出力を演算する演算回路34
(全波整流回路+平滑回路)と、該演算回路34からの
出力ノイズを除去するフィルタ回路35とから構成さ
れ、該フィルタ回路35から検出電圧V0A,V0Bとして
コントロールユニット36に出力するようになってい
る。
【0038】ここで、前記静電容量式センサ15の第1
電極18,第2電極19に第1の電圧となる印加電圧V
H ,VH をそれぞれ印加し、燃料流路25中の燃料に電
極18,19からベクトル的な電界を与え、燃料の比誘
電率に対応した検出電圧V0Aを検出する構成が本発明に
よる第1の信号検出手段の具体例である。また、第1電
極18,第2電極19に第2の電圧となる印加電圧VH
,VL を印加し、燃料流路25中の燃料の比誘電率に
対応した検出電圧V0Bを検出する構成が本発明による第
2の信号検出手段の具体例である。
電極18,第2電極19に第1の電圧となる印加電圧V
H ,VH をそれぞれ印加し、燃料流路25中の燃料に電
極18,19からベクトル的な電界を与え、燃料の比誘
電率に対応した検出電圧V0Aを検出する構成が本発明に
よる第1の信号検出手段の具体例である。また、第1電
極18,第2電極19に第2の電圧となる印加電圧VH
,VL を印加し、燃料流路25中の燃料の比誘電率に
対応した検出電圧V0Bを検出する構成が本発明による第
2の信号検出手段の具体例である。
【0039】36は本実施例によるコントロールユニッ
トを示し、該コントロールユニット36は例えばマイク
ロコンピュータ等によって構成され、該コントロールユ
ニット36はRAM,ROM等からなる記憶回路(図示
せず)を含んで構成され、図11および図12に示す性
状判別処理プログラムの他に、噴射量演算プログラム、
点火時期制御プログラム(いずれも図示せず)等が内蔵
されている。さらに、記憶エリア36A内には後述する
特性線41,42の勾配,切片および後述する種々の演
算式等を記憶している。
トを示し、該コントロールユニット36は例えばマイク
ロコンピュータ等によって構成され、該コントロールユ
ニット36はRAM,ROM等からなる記憶回路(図示
せず)を含んで構成され、図11および図12に示す性
状判別処理プログラムの他に、噴射量演算プログラム、
点火時期制御プログラム(いずれも図示せず)等が内蔵
されている。さらに、記憶エリア36A内には後述する
特性線41,42の勾配,切片および後述する種々の演
算式等を記憶している。
【0040】なお、図8は前記検出処理回路26の電圧
印加装置27および処理回路28の具体的な回路構成を
示し、該電圧印加装置27のアッテネータ回路31は調
整抵抗31Aを備え、該調整抵抗31Aはコントロール
ユニット36の出力側とリード線36Bを介して接続さ
れ、コントロールユニット36からの制御信号によっ
て、調整抵抗31Aの抵抗値を大,小に切換えることに
より、当該電圧印加装置27から静電容量式センサ15
の第2電極19に印加される電圧を印加電圧VHまたは
VL に切換える。
印加装置27および処理回路28の具体的な回路構成を
示し、該電圧印加装置27のアッテネータ回路31は調
整抵抗31Aを備え、該調整抵抗31Aはコントロール
ユニット36の出力側とリード線36Bを介して接続さ
れ、コントロールユニット36からの制御信号によっ
て、調整抵抗31Aの抵抗値を大,小に切換えることに
より、当該電圧印加装置27から静電容量式センサ15
の第2電極19に印加される電圧を印加電圧VHまたは
VL に切換える。
【0041】そして、コントロールユニット36の入力
側には前記エアフロメータ5,スロットルバルブ7,エ
ンジン1の回転数を検出するクランク角センサ,エンジ
ンスイッチ等の他、水温センサ,酸素センサ等の各種セ
ンサおよび静電容量式センサ15等が接続され、出力側
には点火プラグ2,噴射弁8等が接続されている。ま
た、前記静電容量式センサ15からの検出信号は、検出
処理回路26により処理され、燃料の静電容量に対応し
た検出電圧V0A,V0Bとしてコントロールユニット36
に出力される。
側には前記エアフロメータ5,スロットルバルブ7,エ
ンジン1の回転数を検出するクランク角センサ,エンジ
ンスイッチ等の他、水温センサ,酸素センサ等の各種セ
ンサおよび静電容量式センサ15等が接続され、出力側
には点火プラグ2,噴射弁8等が接続されている。ま
た、前記静電容量式センサ15からの検出信号は、検出
処理回路26により処理され、燃料の静電容量に対応し
た検出電圧V0A,V0Bとしてコントロールユニット36
に出力される。
【0042】ここで、重質ガソリンと軽質ガソリンから
なる2種類のガソリンについて、添加剤として例えばメ
チルターシャルブチルエーテルの濃度(以下、「MTB
E濃度M」という)を、順次所定濃度ずつ混合させつつ
添加してなる既知の重質混合ガソリンをA、軽質混合ガ
ソリンをBとする。また、この重質混合ガソリンAの5
0%蒸留温度はT1 となり、軽質混合ガソリンBの50
%蒸留温度はT2 となっている。
なる2種類のガソリンについて、添加剤として例えばメ
チルターシャルブチルエーテルの濃度(以下、「MTB
E濃度M」という)を、順次所定濃度ずつ混合させつつ
添加してなる既知の重質混合ガソリンをA、軽質混合ガ
ソリンをBとする。また、この重質混合ガソリンAの5
0%蒸留温度はT1 となり、軽質混合ガソリンBの50
%蒸留温度はT2 となっている。
【0043】そして、図9に示す特性線図中で、特性線
37,38は、静電容量式センサ15の第1電極18,
第2電極19に印加電圧VH ,VH をそれぞれ印加した
状態(第1の信号検出手段)で、燃料流路25に上記既
知の重質混合ガソリンA,軽質混合ガソリンBを流した
ときの検出電圧V0Aの結果を示したものである。また、
特性線39,40は、同じく静電容量式センサ15の第
1電極18,第2電極19に印加電圧VH ,VL をそれ
ぞれ印加した状態(第2の信号検出手段)で、燃料流路
25に上記既知の重質混合ガソリンA,軽質混合ガソリ
ンBと流したときの検出電圧V0Bの結果を示したもので
ある。
37,38は、静電容量式センサ15の第1電極18,
第2電極19に印加電圧VH ,VH をそれぞれ印加した
状態(第1の信号検出手段)で、燃料流路25に上記既
知の重質混合ガソリンA,軽質混合ガソリンBを流した
ときの検出電圧V0Aの結果を示したものである。また、
特性線39,40は、同じく静電容量式センサ15の第
1電極18,第2電極19に印加電圧VH ,VL をそれ
ぞれ印加した状態(第2の信号検出手段)で、燃料流路
25に上記既知の重質混合ガソリンA,軽質混合ガソリ
ンBと流したときの検出電圧V0Bの結果を示したもので
ある。
【0044】即ち、図9において、重質混合ガソリンA
(重質燃料)の特性線37,39は、勾配がa1 ,c1
、切片がb1 ,d1 となり、軽質混合ガソリンB(軽
質燃料)の特性線38,40は、勾配がa2 ,c2 、切
片がb2 ,d2 となる。また、第1の記憶手段により前
記特性線37,39の勾配a1 ,c1 、切片b1 ,d1
は記憶エリア36Aに記憶され、第2の記憶手段により
前記特性線38,40の勾配a2 ,c2 、切片b2 ,d
2 は記憶エリア36Aに記憶されている。
(重質燃料)の特性線37,39は、勾配がa1 ,c1
、切片がb1 ,d1 となり、軽質混合ガソリンB(軽
質燃料)の特性線38,40は、勾配がa2 ,c2 、切
片がb2 ,d2 となる。また、第1の記憶手段により前
記特性線37,39の勾配a1 ,c1 、切片b1 ,d1
は記憶エリア36Aに記憶され、第2の記憶手段により
前記特性線38,40の勾配a2 ,c2 、切片b2 ,d
2 は記憶エリア36Aに記憶されている。
【0045】さらに、重質混合ガソリンA(重質燃料)
の特性線37,39が蒸留温度T1の線となり、軽質混
合ガソリンB(軽質燃料)の特性線38,40が蒸留温
度T2 の線となっている。そして、後述の数4および数
5に示した仮の蒸留温度TA1,TB1,TA2,TB2の演算
式は補間法により演算している。
の特性線37,39が蒸留温度T1の線となり、軽質混
合ガソリンB(軽質燃料)の特性線38,40が蒸留温
度T2 の線となっている。そして、後述の数4および数
5に示した仮の蒸留温度TA1,TB1,TA2,TB2の演算
式は補間法により演算している。
【0046】また、図10に示す特性線図中で、特性線
41,42は既知の重質混合ガソリンA(重質燃料)の
電圧差特性線,既知の軽質混合ガソリンB(軽質燃料)
の電圧差特性線をそれぞれ示し、この電圧差特性線4
1,42は前述した第1の信号検出手段による検出電圧
V0Aと第2の信号検出手段による検出電圧V0Bの差(電
圧差ΔV)をMTBE濃度M毎に示したもので、前述し
た特性線37〜40が線形な特性となっているから、該
電圧差特性線41,42も線形になる。
41,42は既知の重質混合ガソリンA(重質燃料)の
電圧差特性線,既知の軽質混合ガソリンB(軽質燃料)
の電圧差特性線をそれぞれ示し、この電圧差特性線4
1,42は前述した第1の信号検出手段による検出電圧
V0Aと第2の信号検出手段による検出電圧V0Bの差(電
圧差ΔV)をMTBE濃度M毎に示したもので、前述し
た特性線37〜40が線形な特性となっているから、該
電圧差特性線41,42も線形になる。
【0047】また、電圧差特性線41,42は次の数1
のように、勾配α1 ,α2 および切片β1 ,β2 として
得られる。
のように、勾配α1 ,α2 および切片β1 ,β2 として
得られる。
【0048】
【数1】
【0049】そして、第3の記憶手段により前記電圧差
特性線41,42により求められた勾配α1 ,α2 およ
び切片β1 ,β2 は記憶エリア36Aに記憶されてい
る。
特性線41,42により求められた勾配α1 ,α2 およ
び切片β1 ,β2 は記憶エリア36Aに記憶されてい
る。
【0050】次に、未知のガソリン(燃料)についての
ガソリンの性状判別処理を図11および図12のプログ
ラムに基づいて、図9,図10の特性線図を参照しつつ
説明する。
ガソリンの性状判別処理を図11および図12のプログ
ラムに基づいて、図9,図10の特性線図を参照しつつ
説明する。
【0051】まず、ステップ1においては静電容量式セ
ンサ15に第1の電圧を印加し、処理回路28からの検
出電圧V0Aを読込むと共に、第2の電圧を印加し、処理
回路28からの検出電圧V0Bを読込む。ステップ2では
ステップ1で読込まれた検出電圧V0A,V0Bから電圧差
ΔVを(V0A−V0B)により演算する。
ンサ15に第1の電圧を印加し、処理回路28からの検
出電圧V0Aを読込むと共に、第2の電圧を印加し、処理
回路28からの検出電圧V0Bを読込む。ステップ2では
ステップ1で読込まれた検出電圧V0A,V0Bから電圧差
ΔVを(V0A−V0B)により演算する。
【0052】ステップ3では、ステップ2で演算された
電圧差ΔVが電圧差特性線41の切片β1 よりも大きい
か否かを判定する。このステップ3で「NO」と判定し
た場合にはステップ4に移り、図10により明らかなよ
うに、未知の燃料がMTBE濃度Mが27%以下の軽質
燃料(軽質混合ガソリンB)であると判別される。
電圧差ΔVが電圧差特性線41の切片β1 よりも大きい
か否かを判定する。このステップ3で「NO」と判定し
た場合にはステップ4に移り、図10により明らかなよ
うに、未知の燃料がMTBE濃度Mが27%以下の軽質
燃料(軽質混合ガソリンB)であると判別される。
【0053】次の、ステップ5では、軽質燃料の電圧差
特性線42を選択し、電圧差特性線42の勾配α2 およ
び切片β2 に基づいてMTBE濃度Mを次の数2のよう
に演算する。
特性線42を選択し、電圧差特性線42の勾配α2 およ
び切片β2 に基づいてMTBE濃度Mを次の数2のよう
に演算する。
【0054】
【数2】
【0055】そして、ステップ6では、燃料の軽質およ
びMTBE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。
びMTBE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。
【0056】一方、ステップ3で「YES」と判定した
場合には、図10により明らかなように、未知のガソリ
ンが重質燃料(重質混合ガソリンA)または軽質燃料
(軽質混合ガソリンB)でMTBE濃度Mが27%を越
えていると判定され、これを判別すべく、ステップ7以
降の処理を行う。
場合には、図10により明らかなように、未知のガソリ
ンが重質燃料(重質混合ガソリンA)または軽質燃料
(軽質混合ガソリンB)でMTBE濃度Mが27%を越
えていると判定され、これを判別すべく、ステップ7以
降の処理を行う。
【0057】そこで、ステップ7では、電圧差ΔV(図
10中ではΔv)を次の数3に代入して仮のMTBE濃
度M1 ,M2 を演算する(仮添加剤算出手段)。
10中ではΔv)を次の数3に代入して仮のMTBE濃
度M1 ,M2 を演算する(仮添加剤算出手段)。
【0058】
【数3】
【0059】次に、ステップ8では、ステップ1で読込
まれた検出電圧V0A(図9中ではv0A)とステップ7で
演算された仮のMTBE濃度M1 ,M2 を数4に代入す
ることにより仮の蒸留温度TA1,TB1を演算する(第1
の仮蒸留温度演算手段)。
まれた検出電圧V0A(図9中ではv0A)とステップ7で
演算された仮のMTBE濃度M1 ,M2 を数4に代入す
ることにより仮の蒸留温度TA1,TB1を演算する(第1
の仮蒸留温度演算手段)。
【0060】
【数4】
【0061】さらに、ステップ9では、ステップ1で読
込まれた検出電圧V0B(図9中ではv0B)とステップ7
で演算された仮のMTBE濃度M1 ,M2 を次の数5に
代入することにより仮の蒸留温度TA2,TB2を演算する
(第2の仮蒸留温度演算手段)。
込まれた検出電圧V0B(図9中ではv0B)とステップ7
で演算された仮のMTBE濃度M1 ,M2 を次の数5に
代入することにより仮の蒸留温度TA2,TB2を演算する
(第2の仮蒸留温度演算手段)。
【0062】
【数5】
【0063】さらに、ステップ10では、ステップ8,
9で演算された仮の蒸留温度TA1,TB1,TA2,TB2の
蒸留温度差ΔT1 ,ΔT2 を次の数6のように演算す
る。
9で演算された仮の蒸留温度TA1,TB1,TA2,TB2の
蒸留温度差ΔT1 ,ΔT2 を次の数6のように演算す
る。
【0064】
【数6】
【0065】そして、ステップ11では、ステップ10
で演算された蒸留温度差ΔT1 がΔT2 よりも小さいか
否かを判定する。このステップ11で「YES」と判定
した場合には、ステップ12に移り、重質燃料(重質混
合ガソリンA)と判定し、MTBE濃度Mをステップ7
で演算された仮のMTBE濃度M1 とし、ステップ6に
リターンする。ステップ6では、燃料の重質およびMT
BE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。
で演算された蒸留温度差ΔT1 がΔT2 よりも小さいか
否かを判定する。このステップ11で「YES」と判定
した場合には、ステップ12に移り、重質燃料(重質混
合ガソリンA)と判定し、MTBE濃度Mをステップ7
で演算された仮のMTBE濃度M1 とし、ステップ6に
リターンする。ステップ6では、燃料の重質およびMT
BE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。
【0066】一方、ステップ11で「NO」と判定した
場合には、ステップ13に移り、軽質燃料(軽質混合ガ
ソリンB)と判定し、MTBE濃度Mをステップ7で演
算された仮のMTBE濃度M2 とし、ステップ6にリタ
ーンする。そして、ステップ6では、燃料の軽質および
MTBE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。なお、
本実施例の場合には、ステップ13に移り軽質混合ガソ
リンBおよび仮のMTBE濃度M2 を選択する。
場合には、ステップ13に移り、軽質燃料(軽質混合ガ
ソリンB)と判定し、MTBE濃度Mをステップ7で演
算された仮のMTBE濃度M2 とし、ステップ6にリタ
ーンする。そして、ステップ6では、燃料の軽質および
MTBE濃度Mを記憶エリア36Aに記憶する。なお、
本実施例の場合には、ステップ13に移り軽質混合ガソ
リンBおよび仮のMTBE濃度M2 を選択する。
【0067】このように、本実施例による燃料性状判別
装置においては、ガソリンの種類,添加剤の濃度を正確
に算出することができ、これによりガソリンGの性状を
極めて高精度に判定することができる。
装置においては、ガソリンの種類,添加剤の濃度を正確
に算出することができ、これによりガソリンGの性状を
極めて高精度に判定することができる。
【0068】この結果、ガソリンの性状に応じて点火進
角、遅角を補正し、またガソリン噴射量を補正し、オー
バーリーン,オーバリッチとなるのを防止し、適正なガ
ソリン条件を与えることができる。
角、遅角を補正し、またガソリン噴射量を補正し、オー
バーリーン,オーバリッチとなるのを防止し、適正なガ
ソリン条件を与えることができる。
【0069】さらに、本実施例では、ガソリン温度にか
かわらずガソリンの性状を判定することができるから、
従来技術のようにガソリンに温度差が発生するのを待つ
必要がなく、早期にガソリンの性状を判別することがで
き、エンジン制御を迅速に行なうことができる。
かわらずガソリンの性状を判定することができるから、
従来技術のようにガソリンに温度差が発生するのを待つ
必要がなく、早期にガソリンの性状を判別することがで
き、エンジン制御を迅速に行なうことができる。
【0070】従って、エンジンの点火時期等を軽質ガソ
リンにマッチングさせたエンジンに、重質ガソリンを使
用したときでもエンジンの点火時期を重質ガソリンに対
応した点火時期に補正することができ、点火時期のずれ
による不完全燃焼等の問題を解消でき、排気ガス中の有
害成分を効果的に低減することができる。
リンにマッチングさせたエンジンに、重質ガソリンを使
用したときでもエンジンの点火時期を重質ガソリンに対
応した点火時期に補正することができ、点火時期のずれ
による不完全燃焼等の問題を解消でき、排気ガス中の有
害成分を効果的に低減することができる。
【0071】なお、前記各実施例では、図12に示した
プログラム中のステップ7が仮添加剤濃度算出手段の具
体例であり、ステップ8,9が第1,第2の仮蒸留温度
演算手段の具体例であり、ステップ10が蒸留温度差演
算手段の具体例であり、ステップ11〜13が性状判別
手段の具体例である。
プログラム中のステップ7が仮添加剤濃度算出手段の具
体例であり、ステップ8,9が第1,第2の仮蒸留温度
演算手段の具体例であり、ステップ10が蒸留温度差演
算手段の具体例であり、ステップ11〜13が性状判別
手段の具体例である。
【0072】また、前記静電容量式センサ15をそれぞ
れの第1電極18と第2電極19とが直交するように構
成し、電極18,19に印加する電圧を調整して、第1
の信号検出手段および第2の信号検出手段を構成するよ
うにしたが、本発明は静電容量式センサ15に替えて、
静電容量式センサを一対の平行平板型の電極板により構
成し、該各電極板に異なる印加電圧VH ,VL を交互に
印加し、印加電圧VH,VL によって特性線(勾配およ
び切片)を算出して、ガソリンの性状判別を行なうよう
にしてもよい。
れの第1電極18と第2電極19とが直交するように構
成し、電極18,19に印加する電圧を調整して、第1
の信号検出手段および第2の信号検出手段を構成するよ
うにしたが、本発明は静電容量式センサ15に替えて、
静電容量式センサを一対の平行平板型の電極板により構
成し、該各電極板に異なる印加電圧VH ,VL を交互に
印加し、印加電圧VH,VL によって特性線(勾配およ
び切片)を算出して、ガソリンの性状判別を行なうよう
にしてもよい。
【0073】さらに、前記実施例では、添加剤をMTB
Eの場合について述べたが、本発明はこれに限らず、添
加剤をメタノール,エタノール等のオクタン化向上剤を
用いてもよい。また、既知の燃料は重軽質燃料となる重
質混合ガソリンAと軽質燃料となる軽質混合ガソリンB
に限るものではなく、中質燃料と重質燃料と、軽質燃料
と中質燃料を既知の燃料として性状を判別するようにし
てもよい。そして、上述の如く、添加剤および燃料を変
えた場合には、図9および図10の特性が変化すること
は勿論である。
Eの場合について述べたが、本発明はこれに限らず、添
加剤をメタノール,エタノール等のオクタン化向上剤を
用いてもよい。また、既知の燃料は重軽質燃料となる重
質混合ガソリンAと軽質燃料となる軽質混合ガソリンB
に限るものではなく、中質燃料と重質燃料と、軽質燃料
と中質燃料を既知の燃料として性状を判別するようにし
てもよい。そして、上述の如く、添加剤および燃料を変
えた場合には、図9および図10の特性が変化すること
は勿論である。
【0074】さらに、前記実施例の静電容量式センサの
形状は図2ないし図6に示す静電容量式センサ15の形
状に限らず、図13および図14に示す形状でもよく、
この形状においてはコネクタ21を省略できる分だけ全
体の径方向寸法を小さくでき、小型化を図ることができ
る。なお、図面中の符号は実施例中の静電容量式センサ
15の構成部品への対応を図るためにダッシュ(′)を
付している。そして、この静電容量式センサ15′では
外部の処理回路28との接続はリード線を直接電極板1
8A′,18B′,19A′,19B′の端子18A1
′,18B1 ′,19A1 ′,19B1 ′に接続すれ
ばよい。
形状は図2ないし図6に示す静電容量式センサ15の形
状に限らず、図13および図14に示す形状でもよく、
この形状においてはコネクタ21を省略できる分だけ全
体の径方向寸法を小さくでき、小型化を図ることができ
る。なお、図面中の符号は実施例中の静電容量式センサ
15の構成部品への対応を図るためにダッシュ(′)を
付している。そして、この静電容量式センサ15′では
外部の処理回路28との接続はリード線を直接電極板1
8A′,18B′,19A′,19B′の端子18A1
′,18B1 ′,19A1 ′,19B1 ′に接続すれ
ばよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明による性状判
別装置おいては、静電容量式センサを用いて印加電圧を
異ならせることにより、第1,第2の信号検出手段で添
加剤濃度に対する2個の信号を収集し、信号差演算手段
で各信号から信号差を算出し、仮添加剤濃度算出手段で
この信号差から2個の仮の添加剤濃度を算出する。さら
に、この仮の添加剤濃度と個々の信号から第1,第2の
仮蒸留温度演算手段でそれぞれ2個ずつの仮の蒸留温度
を演算し、蒸留温度差演算手段で各仮の添加剤濃度毎に
蒸留温度の差を演算する。そして、性状判別手段でこの
蒸留温度差の小さい方を選択することにより燃料の性状
および添加剤濃度を確定する。これにより、未知の燃料
の性状および添加剤の濃度を早期に算出し、高精度のエ
ンジン制御を迅速に行なうことができる。そして、燃料
噴射量および点火時期を正確に制御することができ、車
両の運転性能を効果的に向上させることができる。
別装置おいては、静電容量式センサを用いて印加電圧を
異ならせることにより、第1,第2の信号検出手段で添
加剤濃度に対する2個の信号を収集し、信号差演算手段
で各信号から信号差を算出し、仮添加剤濃度算出手段で
この信号差から2個の仮の添加剤濃度を算出する。さら
に、この仮の添加剤濃度と個々の信号から第1,第2の
仮蒸留温度演算手段でそれぞれ2個ずつの仮の蒸留温度
を演算し、蒸留温度差演算手段で各仮の添加剤濃度毎に
蒸留温度の差を演算する。そして、性状判別手段でこの
蒸留温度差の小さい方を選択することにより燃料の性状
および添加剤濃度を確定する。これにより、未知の燃料
の性状および添加剤の濃度を早期に算出し、高精度のエ
ンジン制御を迅速に行なうことができる。そして、燃料
噴射量および点火時期を正確に制御することができ、車
両の運転性能を効果的に向上させることができる。
【0076】一方、前記静電容量式センサを第1電極お
よび第2電極が燃料流路に対してそれぞれ直交するよう
に構成したから、燃料流路内にベクトル的な電界を与え
ることができ、印加する電圧によって、異なる信号を検
出することができる。
よび第2電極が燃料流路に対してそれぞれ直交するよう
に構成したから、燃料流路内にベクトル的な電界を与え
ることができ、印加する電圧によって、異なる信号を検
出することができる。
【図1】本発明の実施例による燃料噴射量制御装置の全
体構成図である。
体構成図である。
【図2】本実施例による静電容量式センサの斜視図であ
る。
る。
【図3】図2に示す静電容量式センサの縦断面図であ
る。
る。
【図4】図2に示す静電容量式センサの横断面図であ
る。
る。
【図5】図3中のa部を拡大して示す要部拡大図であ
る。
る。
【図6】図4中のb部を拡大して示す要部拡大図であ
る。
る。
【図7】本実施例による燃料性状判別装置のブロック図
である。
である。
【図8】図7に示す燃料性状判別装置の具体的回路構成
図である。
図である。
【図9】既知の重軽質ガソリンによるMTBEの濃度に
対する検出電圧を示す特性線図である。
対する検出電圧を示す特性線図である。
【図10】既知の重軽質ガソリンによるMTBEの濃度
に対する電圧差を示す特性線図である。
に対する電圧差を示す特性線図である。
【図11】本実施例による燃料性状判別処理を示す流れ
図である。
図である。
【図12】図11に続く流れ図である。
【図13】静電容量式センサの変形例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図14】図13中の矢示XIV −XIV 方向からみた横断
面図である。
面図である。
15,15′ 静電容量式センサ 18,18′ 第1電極 19,19′ 第2電極 25,25′ 燃料流路 26 検出処理回路 27 電圧印加装置 28 処理回路 29 発振器 30,32,35 フィルタ回路 31 アッテネータ回路 33 微分回路 34 演算回路(全波整流回路+平滑回路) 36 コントロールユニット 36A 記憶エリア 41 (既知の重質混合ガソリンの)電圧差特性線(信
号差特性) 42 (既知の軽質混合ガソリンの)電圧差特性線(信
号差特性)
号差特性) 42 (既知の軽質混合ガソリンの)電圧差特性線(信
号差特性)
Claims (2)
- 【請求項1】 静電容量式センサと、該静電容量式セン
サに第1の電圧を印加した状態で該静電容量式センサか
ら燃料の比誘電率に応じた信号を検出する第1の信号検
出手段と、前記静電容量式センサに第2の電圧を印加し
た状態で該静電容量式センサから燃料の比誘電率に応じ
た信号を検出する第2の信号検出手段と、性状の異なる
2種類の燃料に添加剤を所定濃度で順次混合した既知の
燃料について、前記第1の信号検出手段で信号を検出
し、この信号により各既知の燃料毎の添加剤濃度に対す
る特性を異なる性状を示す2つの特性として算出し、こ
れを記憶した第1の記憶手段と、性状の異なる2種類の
燃料に添加剤を所定濃度で順次混合した既知の燃料につ
いて、前記第2の信号検出手段で信号を検出し、この信
号により各既知の燃料毎の添加剤濃度に対する特性を異
なる性状を示す2つの特性として算出し、これを記憶し
た第2の記憶手段と、前記第1,第2の記憶手段につい
ての各既知の燃料毎の添加剤濃度に対する信号差特性
を、異なる性状を示す2つの特性として記憶した第3の
記憶手段と、前記第1の信号検出手段を用いて未知の燃
料について比誘電率に応じた信号を検出すると共に前記
第2の信号検出手段を用いて当該未知の燃料について比
誘電率に応じた信号を検出し、この信号差を演算する信
号差演算手段と、該信号差演算手段からの信号差に基づ
いて前記第3の記憶手段に記憶された2つの特性から異
なる性状に対する2個の仮の添加剤濃度を算出する仮添
加剤濃度算出手段と、該仮添加剤濃度算出手段で算出さ
れた2個の仮の添加剤濃度および前記第1の信号検出手
段で検出された信号に基づいて、前記第1の記憶手段に
記憶された既知の各燃料の蒸留温度から未知の燃料に対
する2個の仮の蒸留温度を演算する第1の仮蒸留温度演
算手段と、前記仮添加剤濃度算出手段で算出された2個
の仮の添加剤濃度および前記第2の信号検出手段で検出
された信号に基づいて、前記第2の記憶手段に記憶され
た既知の各燃料の蒸留温度から未知の燃料に対する2個
の仮の蒸留温度を演算する第2の仮蒸留温度演算手段
と、前記第1,第2の仮蒸留温度演算手段による仮の蒸
留温度に対し、仮の添加剤濃度に対する差をそれぞれ演
算して2個の値を得る蒸留温度差演算手段と、該蒸留温
度差演算手段で得られた2個の値のうち小さい方の値を
選択して未知の燃料の性状および添加剤濃度を確定する
性状判別手段とから構成してなる燃料性状判別装置。 - 【請求項2】 前記静電容量式センサは、燃料の流入口
と流出口とが形成され、燃料が流入口から流出口に向け
て流通する燃料流路と、該燃料流路途中に流通する燃料
を介して対向して設けられた一対の第1電極と、前記燃
料流路の途中に流通する燃料を介して対向し、かつ該第
1の電極と直交するように設けられた一対の第2電極と
から構成してなる請求項1記載の燃料性状判別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26294893A JPH0792129A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 燃料性状判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26294893A JPH0792129A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 燃料性状判別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0792129A true JPH0792129A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17382784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26294893A Pending JPH0792129A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 燃料性状判別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0792129A (ja) |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP26294893A patent/JPH0792129A/ja active Pending
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