JPH0792281A - データ表示機能付時計 - Google Patents

データ表示機能付時計

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JPH0792281A
JPH0792281A JP5019322A JP1932293A JPH0792281A JP H0792281 A JPH0792281 A JP H0792281A JP 5019322 A JP5019322 A JP 5019322A JP 1932293 A JP1932293 A JP 1932293A JP H0792281 A JPH0792281 A JP H0792281A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地理的位置を特定すると、時間あるいは日付
が一定の基準値を超過すると係数を出力する係数更新回
路部からのデータと、上記地理的位置データとを計算処
理し、数値以外の光学的状態で表示する表示部を持つ時
計。 【構成】 地理的位置を特定するデータと、係数更新回
路部からの出力とにより演算回路部によって計算処理さ
れたデータを数値以外の光学的状態により表示する表示
部を持つ時計。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然現象であるところ
の日照などの、地理的位置と係数により計算可能なデー
タを、数値以外の光学的状態で表示された表示部を自動
的に更新して表示する表示部により表示し、昨今の変化
の激しい日常生活のペ−スメ−カ−となり、また、電子
手帳あるいは電子カレンダー装置等に利用可能な、デー
タ表示機能付時計に関するものである。
【0002】近時、ますます世の中が複雑化し、この複
雑化にともなって人は変化の激しい日常生活を送ってお
り、この多忙な中にあって日々の余暇時間のスケジュ−
ル立案の際、特に野外の運動、家庭菜園、日曜大工等で
は、昼間の時間と夜の時間、或いは潮の満ち引き等の自
然現象を勘案する必要を生ずるものである。
【0003】ところで、遠方へ出掛けるときなどは、そ
の出先と自己の日常生活の場との自然現象の時刻は一致
しないことが多く、こうした場合にはスケジュ−ル立案
の際、その地の自然現象の時刻等を知る必要を生じて来
る。一方、出先のこうした地理的条件を加味することな
く立てたスケジュ−ルに基づいて行動を取ることになる
と、自己の認識と実際とにずれを生じ、戸惑いも起きて
くるのである、しかしながら、ある地域における自然現
象の時刻を調べるには天文年表等を調べる必要があっ
た、本発明はこのような事情に鑑み操作が容易で、数値
以外の光学的表示により認識が容易な自然現象のデータ
表示機能付時計を提供することにある。
【0004】
【従来の技術】さて従来、自然現象例えば、日の出・日
の入時刻を表示する機能を持った時計(特開昭57−7
4684号・特開昭53−124478号・米国特許
4,235,169号)等が種々知られている。これら
を利用すれば自然現象であるところの日の出・日の入時
刻を知ることができ、スケジュ−ル立案の際有効であ
が、上記時計の表示方法は全て数値によるものであり、
数値以外の表示による機能はないものであり。
【0005】またデータを数値以外の表示方法によって
表示する時計(特開昭56−16893号・特公昭58
−1753号)等が知られているが、しかしこれらの時
計により表示されるデータは単に入力されたものであ
り、係数と地理的位置によって計算し表示する機能もな
かった。
【0006】また、日の出・日の入時刻等の自然現象を
数値以外の表示方法により表示する時計として(特公昭
23−2834号)が公知であるが、この時計は機械的
に扇形板を移動することにより表示するものであるの
で、地理的位置を特定し演算する機能は無いものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明は、特許
願60−30078号の分割出願であり、上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、日々刻
々と変化する自然現象に対応して、時間あるいは日付が
一定の基準値を超過すると特定された地理的位置と係数
に基づいてデータを演算し、更にそのデータに基づいて
数値以外の光学的状態で表示された表示部を自動的に更
新して表示する事により、容易に認識が可能でかつ表示
部が繁雑にならない時計を提供することにある。
【0008】
【作用】上記目的達成のため本発明は以下の構成を有し
ている。すなわち、地理的位置を特定するデータを入力
する入力手段と、時間あるいは日付が一定の基準値を超
過すると係数を出力する係数更新回路部と、上記入力さ
れた地理的位置を特定するデータおよび上記係数更新回
路部から出力された係数に基づいて計算処理されたデー
タを出力する演算回路部とによって数値以外の光学的状
態で表示された表示部を自動的に更新して表示する表示
部を持つことを特徴とするデータ表示機能付時計。であ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示実施例につき詳細に説明
すると、図1において、1は本発明に係わるディジタル
数値表示式の携帯用腕時計と組み合わせた数値以外の光
学的状態で表示するデータ表示機能付時計であって、本
発明の実施例では日の出、日の入時刻を表示するもので
ある。
【0010】まずその主な機能を述べておくと、次の
(イ)〜(ホ)に記載のようなものとなる。 (イ) 時刻(時:分、秒)表示機能。 (ロ) 日付(月、日)、曜日表示機能 (ハ) 地理的位置を特定するデータを入力する入力手
段。 (ニ) 日付データを出力する図示しない時分秒の分周
器を含むオートカレンダーの出力に基づいて計算処理さ
れる係数として均時差データと赤緯データとを出力する
機能。 (ホ) 演算回路部から出力されたデータに基づいて表
示制御回路部によりアナログ表示帯を含む表示部を制御
し、数値以外の光学的状態で表示する表示機能。などで
ある。
【0011】次に上記機能を果たす腕時計1の構成を述
べると、2はその本体、3は表示盤である、本体2には
4つのロ−タリ式の操作釦4,5,6,7が設けられて
いる。まず操作釦4は俗にアジャスト釦と呼ばれている
もので、1回も押圧操作されないオフの状態にあって
は、表示盤3上が普通の時刻計時状態とされ、また時刻
表示の12時間及び24時間表示の切替えが可能な状態
とされ、1回押圧操作されてオンされると、各計算機能
に必要なデ−タを入力可能な状態にして表示盤3上の表
示内容を変更可能な状態とするものである。
【0012】操作釦5は、表示盤3上の表示内容を変更
するときの入力モ−ド切替え用のもので、基本的にはそ
の押圧操作が0回のときは時刻、日付、曜日の変更、1
回のときは都市番号の入力、2回・3回・4回・5回の
ときは各々ポイントの北緯・南緯・西経・東経の入力、
6回のときはサマ−タイム及びスロ−タイムの設定が各
々可能な状態とするものである。
【0013】なお、ポイントの北緯の入力後は南緯の入
力は不能とされて次(3回目)の押圧操作において西
経、その次(4回目)の押圧操作にて東経の入力モ−ド
とされ、さらに西経の入力後は東経の入力は不能とされ
て次(4回または5回目)の押圧操作においてサマ−タ
イム及びスロ−タイムの設定モ−ドとなるようにされて
いる。即ち、デ−タが重複入力されないようになってい
る。
【0014】操作釦6は、操作釦5において指定した入
力モ−ドを、更に細かく数値等を指定するためのもので
ある。すなわち、操作釦5において指定された入力モ−
ドが時刻、日付、曜日の変更である場合、操作釦6の押
圧操作が0回で時刻(時:分、秒)の「秒」の部分、2
回で「分」部分、3回で「時」の部分、4回で曜日、5
回で日付(月、日)の「月}の部分、6回で「日」の部
分が夫々変更可能となるようになっている。
【0015】操作釦5における入力モ−ドが都市番号の
入力モ−ドである場合、操作釦6の押圧操作が0回で十
の桁、1回で一の桁が変更可能な状態を創成するように
なっている。
【0016】操作釦5における入力モ−ドがポイント
(度[゜]、分)である場合、操作釦6の押圧操作が0
回で「度」の十及び百の桁の部分、1回で「度」の一の
桁の部分、2回で「分」の十の桁の部分、3回で「分」
の一の桁の部分が夫々入力可能な状態となるようにされ
ている。
【0017】そして最後に、操作釦5における入力モ−
ドがサマ−タイム及びスロ−タイムの入力モ−ドである
場合、操作釦6の押圧操作が0回〜5回で30分刻みに
+30〜+180、6回〜11回で30分刻みに−30
〜−180の設定が行われるようになっていて、つまり
最低30分から最高3時間までのサマ−タイム(時を進
めること)及びスロ−タイム(時を遅らせること)の設
定ができるものとされている。
【0018】操作釦7は、操作釦4がオフの状態、すな
わち表示盤3上が通常の計時状態にあるときには時刻表
示を12時間表示及び24時間表示に切替え操作するた
めのものであるとともに、操作釦1がオンの状態におい
て操作釦5及び6の操作による指定モ−ドの数値或いは
文字(曜日におけるアルファベット)を設定操作するた
めのもので、特別の場合を除いては、1回の押圧操作毎
に各々のモ−ドの上限値まで1刻みに数値が加算され上
限値に達した後更に押圧操作されると0に戻るようにな
っているものである。ここで、特別の場合とは、時刻の
「秒」の部分と曜日とのことであるが、まず時刻の
「秒」の場合には操作釦7の1回の操作で表示が「0
0」になり、曜日の場合には押圧操作毎に日曜から土曜
日までのアルファベットが順次表示されるようになって
いる。
【0019】なお、サマ−タイム及びスロ−タイムの設
定は操作釦6においてすべて行われるので、操作釦7は
サマ−タイム及びスロ−タイムの設定操作とは無関係で
ある。
【0020】ところで、表示部3には、第1ディジタル
表示部8と第2ディジタル表示部9と第3ディジタル表
示部10曜日表示部11と第1モ−ド表示部12と第3
モ−ド表示部13とが図示のごとく配設されていて、第
1ディジタル表示部8は、計時状態にあっては時刻、ポ
イントデ−タ設定時にはその入力デ−タを表示するもの
であり、さらに、「ON]の表示の有無により後述する
アナログ表示帯に表示されている南中時刻、日照時間及
び非日照時間が都市番号の指定によるもの、或いはポイ
ント指定によるものであるかということを示すようにな
っている。
【0021】また、「+」及び「ー」或いはこれらの有
無により、サマ−タイム(+)の指定があること及びス
ロ−タイム(ー)の指定があること或いはこれらの指定
が無いことを示すようになっている。そして、第2ディ
ジタル表示部9は日付、第3ディジタル表示部10は都
市番号をそれぞれ表示するようになっているものであ
る。
【0022】第1モ−ド表示部12は、表示内容の変更
操作時において、どの入力モ−ドのデ−タを入力してい
るかということを表示するもので、ここでは、時刻、日
付、曜日の変更時には「TIME」の部分が点灯し、都
市番号入力時には「CITY」の部分が点灯し、ポイン
ト指定時には「POINT」の部分が点灯し、サマ−タ
イム或いはスロ−タイムの設定時には「SUM」の部分
が点灯するようになっている。
【0023】第2モ−ド表示部13は、計時状態におけ
る時刻表示が12時間と24時間とのどちらの表示にな
っているかということを「PM」(12時間表示、な
お、午前は表示無し)と「24H」との表示によって示
すものであり、かつ、ポイントデ−タの入力時に北緯、
南緯、西経、東経のいずれについて行っているのかを
「N」、「S」、「W」、「E」により示すものとされ
ている。
【0024】表示部3上には、時刻表示目盛り14が付
設されており、この時刻表示目盛14の外側には、これ
に対応して配設されたアナログ表示帯15が設けられて
いる。このアナログ表示帯15は数値以外の光学的状態
で自然現象としての日照時間及び非日照時間とをアナロ
グ的或いはグラフィック的に表示させるためのもので、
複数の光学的状態を実現可能な色彩或いは物質、例えば
液晶などによって構成されたものであり、表示制御回路
部18からの信号に基づいて表示された形状を自動的に
更新して表示するものである。
【0025】また、このアナログ表示帯15は、時刻表
示目盛14に合わせて10分刻みに分割されているとと
もに、内外の二重構造となっており、ここでは外側のも
のが午前の表示帯となるAM表示部15Aとされ、内側
のものが午後の表示帯となるPM表示部15Pとされて
いる。
【0026】次に、時間あるいは日付が一定の基準値を
超過すると自動的に更新して表示するデータ表示機能付
時計に関係する内部回路の構成について説明する。
【0027】図10において、まず回路は、係数更新回
路部16と演算回路部17と表示制御回路部18とに大
別される。
【0028】係数更新回路部16は、均時差デ−タ記憶
回路21と赤緯デ−タ記憶回路24とを有し、図示しな
い時、分、秒の分周器を含むオートカレンダーからの一
定の基準値を超過した際に出力される信号により、係数
としての均時差と赤緯とを出力するものであり。
【0029】演算回路部17は、地理的位置を特定する
データと係数更新回路部16から出力された係数に基づ
いて演算しデータを表示制御回路部18に出力するもの
であり。
【0030】表示制御回路部18は、アナログ表示体1
5等の表示部を制御することにより、演算回路部からの
データを数値以外の光学的状態で表示し、また地理的位
置を特定するデータ、時、分、秒等を表示する為に制御
するものである。
【0031】以下に、その詳細を説明する。まず、子午
線デ−タ記憶回路19は、各分類の標準時子午線デ−タ
を記憶しており、都市番号デ−タ信号を受け、その都市
の属する分類の子午線デ−タ信号を出力するものであ
る。経度デ−タ記憶回路20は、登録されている都市ご
とに定められている都市番号指定によって南中時刻と時
差角を計算する場合に必要な経度デ−タを記憶してお
り、都市番号デ−タ信号を受け、その都市の経度デ−タ
信号を出力するものとされている。均時差デ−タ記憶回
路21は、日付ごとの均時差デ−タを記憶しており、図
示されないオートカレンダーからの日付デ−タ信号を受
け、その日付における均時差デ−タ信号を出力するもの
であり、これらデータは南中時刻演算回路22に出力さ
れる。
【0032】南中時刻演算回路22には、子午線デ−タ
記憶回路19からの子午線デ−タ信号と経度デ−タ記憶
回路20からの経度デ−タ信号と均時差デ−タ記憶回路
21からの均時差デ−タ信号と図示しないデ−タ設定回
路群からの経度デ−タ信号(サマ−タイム、スロ−タイ
ムデ−タ信号)が入力されるようになっており、これら
のデ−タ信号に基いて南中時刻が計算されるようになっ
ていて、その計算式は以下のようなものとなる。
【0033】
【数1】
【0034】南中時刻演算回路22は上記、数1式によ
り得た演算値デ−タ信号を表示制御回路部18と日の出
・日の入時刻演算回路26に出力するものである。次に
緯度デ−タ記憶回路23は、登録されている都市ごとに
定められているその都市番号指定によって時角を計算す
る場合に必要な緯度デ−タを記憶しており、都市番号デ
−タ信号を受け、その都市の緯度デ−タ信号を出力する
ものとされている。赤緯デ−タ記憶回路24は、その日
付に基づいた赤緯デ−タを記憶しており、日付デ−タ信
号を受けて赤緯デ−タ信号を出力するものである。
【0035】時角演算回路25は、上記緯度デ−タ記憶
回路23からの緯度デ−タ信号と赤緯デ−タ記憶回路2
4からの赤緯デ−タ信号と図示しないデ−タ設定回路か
らの緯度デ−タ信号を受け、これらの信号に基いて時角
を計算し、その信号を出力するものであり、その計算式
は以下のようなものとなっている。
【0036】
【数2】
【0037】
【数3】
【0038】数2式は、太陽の中心が地平面上にくる場
合のもので、この式中、toは時角、φは緯度、δは赤
緯である。
【0039】数3式は、地上で太陽が見えはじめる時を
日の出、地平面下に没し終わる時を日の入として得た場
合のもので、この式中、to’は時角、φは緯度、δは
赤緯である。そしてθは係数であり、太陽の視半径を1
6′,地平面付近における大気の屈折の影響を約34′
程度とみなし、約50′程度に考えるものである。
【0040】日の出・日の入時刻演算回路26は、南中
時刻演算回路22と時角演算回路25とからの演算値デ
−タ信号を受け、それらの信号に基づいて日の出時刻と
日の入時刻とを計算し、その演算値デ−タ信号を出力す
るものとされており、その式は次のようなものとなって
いる。
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】さらに、分類の異なる子午線デ−タによ
る、世界時計機能における時差及び日付の演算と表示機
能とに関係する内部回路の構成について説明する。
【0044】図11において、まず回路は、前出の子午
線デ−タ記憶回路19と、時差角・日付演算回路27
と、時計・オ−トカレンダ−部28と、前出の表示制御
回路部18とに大別される。
【0045】子午線デ−タ記憶回路19は、工場で設定
された子午線データあるいは、すでに指定されている都
市番号の指示信号29と、新たに指定する都市番号の指
示信号30とを受け、記憶している標準時子午線デ−タ
の中から指示信号29、30に対応する子午線デ−タ信
号を時差角・日付演算回路27に出力するものである。
【0046】時差角・日付演算回路27は、時計・オ−
トカレンダ−部28からの信号と、子午線デ−タ記憶回
路19からの1つあるいは2つの異なる子午線デ−タ信
号を受け、これらの信号に基づいて時差角あるいは日付
を計算し、その信号を出力するものであり、その計算式
は以下のようなものとなっている。すなわち、
【0047】
【数6】
【0048】そして、時刻t1が0≦t1<24の範囲
内にあれば日付の修正は必要とされないが、時刻t1が
0よりも小さい場合には、日付はその前日を示しその日
付の修正に伴う時刻の補正を行う。
【0049】
【数7】
【0050】であり、数7式中t1’は時刻補正値であ
る。また、時刻t1が24以上である場合には、日付は
その翌日を示し、その日付の修正に伴う時刻の補正を行
う。
【0051】
【数8】
【0052】であり、数8式中T1”は時刻補正値であ
る。時計オ−トカレンダ−部28は、時差角・日付演算
回路27からの演算値デ−タ信号を受け、時間・日付の
デ−タを修正し表示制御回路部18に出力するものであ
る。
【0053】なお、上記、数1、数2、数3、数4、数
5、数6、数7、数8式中における各デ−タの扱いは以
下の様になっている。 時角:太陽が南中する時(正午あるいは子午線を通過す
るとき)の時角を0(零)とし、午後(西)に向かって
の時角を正とする。 赤緯:天球の赤道を0(零)とし、これから北極側へ測
るものを正とする。 均時差:実際の太陽が平均太陽よりも西にくるものを正
とする。 ポイント:東経は負、西経は正、北緯は正、南緯は負と
する。
【0054】表示制御回路部18は、南中時刻演算回路
22と日の出・日の入時刻演算回路26とからの演算値
デ−タ信号を受け、これらのデ−タに基づいてアナログ
表示帯15において、日照時間及び非日照時間を数値以
外の光学的状態で表示させるものである。
【0055】次に、上記構成の腕時計1により日の出時
刻、日の入時刻にかかわる日照時間及び非日照時間を表
示させるための操作方法及びその作用を具体的にあげて
説明する。
【0056】(1)都市番号指定による場合 ここでは、日付が9月21日、子午線データ記憶回路1
9に設定された子午線データが−135°、指定する都
市が東京で、その都市番号が「12」と仮定した場合
(但し、サマ−タイム無指定)について説明するが、時
刻・日付、曜日合わせは完了しているものとする。
【0057】まず、操作釦4は1回押圧操作されて計時
状態がストップしており、時合わせが終了した時点で図
2に示すような表示状態になっていたとする。そこで、
操作釦5を1回押圧操作し入力モードにすると、図3に
示すように第1ディジタル表示部8、第2ディジタル表
示部9、曜日表示部11及び第2モ−ド表示部13の表
示が消滅して空白となり、第1モ−ド表示部12の表示
が「TIME」から「CITY」へ移り、また、第3デ
ィジタル表示部19の十の桁が点灯する等して都市番号
の十の桁の数値が入力可能な状態となる。そして、操作
釦7を1回押圧操作すると、第3ディジタル表示部10
の十の桁に「1」が表示されその桁の入力が完了する。
【0058】次に、操作釦6を1回押圧操作すると第3
ディジタル表示部10の一の桁が点滅する等して都市番
号の一の桁の数値が入力可能な状態となる。そこで、操
作釦7を1回、2回と押圧操作すれば、第3ディジタル
表示部10の一の桁の表示が「1」,「2」とかわり、
その桁の入力が完了し、表示盤3上の表示は図4に示す
ようなものとなり、都市番号の指定が終了する。 次
に、ONされている状態にある操作釦4を1回押圧操作
してオフ状態にすると、計時状態に復帰する。と同時に
内部回路において演算が行われるが、その計算例を示す
と次の様になる。
【0059】まず東京は明石の分類に属し、その子午線
デ−タが「−135゜」、またその経度は「−139゜
46′」、そして9月21日における均時差が「−6分
35秒」であるので、南中時の正午からのずれは、 (−139゜46′)−(−135゜)+(−6分35
秒)+(12時間) =(−4゜46′)+(−6分35秒) =(−19分4秒)+(−6分35秒) =−25分39秒 となり、南中時刻は、 (12時00分00秒)+(−25分39秒) =11時34分21秒 となる。
【0060】また、東京の緯度は「+35゜41′」、
9月21日の赤緯は「+1゜01′」であるので、時角
は、 cos-1(−tan35゜41′・tan1゜01′) =90゜73′ =6時間2分55秒、 となり、日の出時刻は、 (11時34分21秒)−(6時間2分55秒) =5時31分26秒、 日の入時刻は、 (11時34分21秒)+(6時間2分55秒) =17時37分16秒、 となる。
【0061】上記計算による演算値デ−タに基づいて表
示制御回路部18によってアナログ表示帯15が制御さ
れ、このアナログ表示帯15によって図5に示すように
数値以外の光学的状態で表示されるものである。ここで
は、塗つぶした部分が日照時間であり、それ以外の部分
が非日照時間である。
【0062】また南中時刻(図中斜線部分)は点滅によ
り表示する。この表示を見れば、日の出時刻及び日の入
時刻も確認することができる。そして、残りの日照時間
も一見して把握することができる。
【0063】(2)ポイント指定による場合 ここでは(1)の場合と異なる部分のみ説明することと
するが、地理的位置を特定するポイントデ−タは東京の
緯度・経度を利用し、その子午線デ−タについては明石
標準時(東経135度)に設定されているものとする。
【0064】まず、時合わせは既に終了していて操作釦
4がオンされている状態で、操作釦5を1回・2回と押
圧操作すると、第2ディジタル表示部9と曜日表示部1
1との表示が消滅して空白となるとともに、第2モ−ド
表示部13の「PM」、「24H」の表示が消え第1モ
−ド表示部12の表示が、「TIME」から「CIT
Y」,「POINT」へと移るとともに、第2モ−ド表
示部13に「N」が表示され、かつ、第1ディジタル表
示部8の十の桁が点滅し、まず北緯デ−タの「度」の十
の桁の数値が入力可能な状態となる。そこで、操作釦7
を3回押圧操作すれば、第1ディジタル表示部8の十の
桁に「∃」と表示される。次いで、再度操作釦6、操作
釦7の順に操作して、総ての桁の数値の入力が完了する
と図7に示すような表示状態となる。
【0065】次に、操作釦5を1回押すと、第2モ−ド
表示部13に「S」を飛び越して「W」と表示され、さ
らに1回押すと「E」と表示されて、第1ディジタル表
示部8の百の桁が点滅し、西経の「度」の百の桁が入力
可能となる。そこで、操作釦7を1回押すと第1ディジ
タル表示部8の百の桁に「1」と表示される。次いで、
北緯の場合と同様に操作釦6、操作釦7の順で操作し
て、総ての桁の数値の入力が完了すると図8に示すよう
な表示状態となる。そして、オンされている状態にある
操作釦4を1回押圧操作してオフ状態にすると、計時状
態に復帰し、(1)の場合と同様に演算が行われて図9
に示すような表示状態となるものである。
【0066】なお、この際の子午線デ−タは前出の指定
された都市番号に準ずる。すなわち、ポイント指定によ
っても、南中時刻及び日の出・日の入時刻を表示させる
ことができるので、都市指定ができない地域や細かい地
域別のものが確認できて有効である。
【0067】図12は本発明の他の実施例を示すもの
で、都市番号指定専用のものであって2’はその本体、
3’は表示盤、31は時刻表示目盛であり。表示盤3の
時刻表示目盛31の内側には、日付を表示する第1ディ
ジタル表示部32と都市番号を表示する第2ディジタル
表示部33と曜日を表示する曜日表示部34とが設けら
れている。
【0068】また、時刻表示目盛31の外側には、アナ
ログ表示帯35が設けられており、このアナログ表示帯
35は、10分刻みに分割されているとともに、内外の
二重構造となっていて、ここでは外側のものが午前の表
示帯となるAM表示部35Aとされ、内側のものが午後
の表示帯となるPM表示部35Pとされている。そし
て、図示のごとく時刻表示目盛31に沿ったかたちで日
照時と非日照時とを数値以外の光学的状態で表示するも
のとされている。この実施例によれば、アナログ表示帯
35を見ることにより、データを数値以外の光学的状態
でデータを確認出来るものである。
【0069】以上実施例について本発明を説明したが、
これに限らず以下のものをも含むものである。
【0070】(A) 実施例では、表示部をリング状の
ものとしたが、このような形状に限定されるものではな
く、数値以外の光学的状態による表示方法であれば形状
を変化させる等、様々な形態が考えられる。
【0071】(B) また、上記実施例のリング状の表
示部にあっては、360゜を12区切りとし、その区切
った部分ごとに更に6分割するように構成したが、これ
に限定されるものではない。
【0072】(C) また、日照時間自体等のデータを
表示する棒グラフ仕様のものを別途に設け、時間の経過
に伴って表示を変化させるようにすれば、その時刻にお
ける残余の時間そのものを表示することができて、その
時計と共に行動しているときには特に便利である。
【0073】(D) 実施例は携帯用の腕時計に適用し
たものであるが、携帯用には限定されず置物、カレンダ
−及び電子計算機等にも適用することができることは勿
論のことである。
【0074】(E) また、本発明利用の際には、地理
的位置を特定する都市番号は、経度、緯度、子午線の各
デ−タに対して共通するものを使用すると便利であるこ
とは勿論のことでであるが、その都市名と対応する番号
の表、あるいは番号に対する都市の位置を示す地図を装
備させておくと有効である。なお、この表あるいは地図
は、時計の裏、バンド等に記入付設するか、または、本
装置に対する印刷物、専用カ−ド等に記入するようにす
る。
【0075】(F) さらに、都市を指定する手段とし
て都市番号の地に、アルファベットや記号、あるいは都
市名自体にしてもよく、また音声入力や都市に対応する
スイッチを複数配設するタッチパネル等様々な態様が考
えられるのである。
【0076】(G) 本発明の実施例では、日付等によ
り一定の基準値を超過したときに出力される係数とし
て、均時差と赤緯を記憶する回路をもって呼び出してい
たが、計算処理に必要とされる係数を周知の計算方法あ
るいは気圧計、温度計等によって得るとしても、本発明
の意図である地理的位置を特定するデータと係数とを計
算処理し表示部を自動的に更新して表示する機能及び効
果、使用方法等は一向変わらないものである。
【0077】(H) 本発明の実施例では世界時計とし
たので、都市番号に基づいて都市を特定するデータとし
て緯度と経度と子午線データが、出力されるとしたが、
これに捕らわれるものではなく、自動的に日付及び時刻
を計算する世界時計の機能をもたない演算装置において
は子午線データは日の出・日の入時刻の計算には必ずし
も必要ではない、なぜなら、南中時刻の計算の際に必要
とされる、子午線データを「0」として、都市の経度デ
ータに変わるものとして、例えば都市番号が東京であれ
ば「−4°46′」を経度に変わる時角データとして呼
び出してもよい、すなわち、予め標準時の子午線データ
から指定する都市番号の経度データを引いたデータを、
都市番号による経度に変わる時角データとして記憶して
おいて、そのデータを都市番号の経度データに変わるも
のとして呼び出しても本発明の機能及び効果は一向変わ
らないものである。なお、上記南中時刻の計算式は次の
ようなものになる。
【0078】
【数9】
【0079】
【発明の効果】以上述べてきたことから明らかなように
本発明によれば、都市番号等により地理的位置を入力す
るだけで、時間あるいは日付等が一定の基準値を超過す
ると係数を自動的に更新する係数更新回路部から出力さ
れたデータと、上記地理的位置を特定するデータとを演
算回路部によって演算し、上記演算されたデータを数値
以外の光学的状態で表示された表示部を自動的に更新す
ることが可能であり、視認性が向上すると同時に表示盤
の簡易化が可能になる等の実用性が極めて向上するとい
う効果を奏する。これにより、変化の激しい日常生活の
ペ−スメ−カ−として相応しいデータ表示機能付時計が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図2】図2は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図3】図3は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図4】図4は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図5】図5は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図6】図6は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図7】図7は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図8】図8は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図9】図9は、本発明と時計を組み合わせたデータ表
示機能付時計の表示構造を示す平面図、
【図10】図10は、データ表示機能付時計の表示機能
に関する内部回路の構成を示すブロックダイヤグラム、
【図11】図11は、世界時計機能における時差及び日
付の演算と表示機能とに関する、内部回路の構成を示す
ブロックダイヤグラム、
【図12】図12は、本発明の他の実施例の表示構造を
示す平面図、である。
【符号の説明】
1…腕時計と組み合わせたデータ表示機能付時計 24,26…時刻表示目盛 15,31…アナログ表示帯(表示部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地理的位置を特定するデータを入力する
    入力手段と、 時間あるいは日付が一定の基準値を超過すると係数を出
    力する係数更新回路部と、 上記入力された地理的位置を特定するデータおよび上記
    係数更新回路部から出力された係数に基づいて計算処理
    されたデータを出力する演算回路部とによって数値以外
    の光学的状態で表示された表示部を自動的に更新して表
    示する表示部を持つことを特徴とするデータ表示機能付
    時計。
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Effective date: 19971007