JPH0792914B2 - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体およびその製造方法Info
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- JPH0792914B2 JPH0792914B2 JP61117091A JP11709186A JPH0792914B2 JP H0792914 B2 JPH0792914 B2 JP H0792914B2 JP 61117091 A JP61117091 A JP 61117091A JP 11709186 A JP11709186 A JP 11709186A JP H0792914 B2 JPH0792914 B2 JP H0792914B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気記録媒体およびその製造方法に関し、
さらに詳しくは磁性粉末の分散性が良好で、電磁変換特
性および耐久性に優れた磁気記録媒体およびその製造方
法に関する。
さらに詳しくは磁性粉末の分散性が良好で、電磁変換特
性および耐久性に優れた磁気記録媒体およびその製造方
法に関する。
一般に、磁性粉末、結合剤成分、有機溶剤およびその他
の必要成分からなる磁性塗料をポリエステルフイルムな
どの基体上に塗布、乾燥してつくられる磁気記録媒体
は、磁性層中での磁性粉末の分散性に優れていること
が、磁性層の表面平滑性や磁気特性を向上させる上で特
に重要であり、上記分散性の悪いものでは高出力、低ノ
イズなどの優れた電磁変換特性を得ることが難しい。
の必要成分からなる磁性塗料をポリエステルフイルムな
どの基体上に塗布、乾燥してつくられる磁気記録媒体
は、磁性層中での磁性粉末の分散性に優れていること
が、磁性層の表面平滑性や磁気特性を向上させる上で特
に重要であり、上記分散性の悪いものでは高出力、低ノ
イズなどの優れた電磁変換特性を得ることが難しい。
そこで、磁性粉末の分散性を良くする手段として、従来
より、結合剤樹脂の選択とともに磁性粉末を予め適宜の
表面処理剤によって表面処理することが行われており、
たとえば、シランカップリング剤が特に有効な表面処理
として知られている(特開昭59−129938号公報、特開昭
58−155703号公報)。
より、結合剤樹脂の選択とともに磁性粉末を予め適宜の
表面処理剤によって表面処理することが行われており、
たとえば、シランカップリング剤が特に有効な表面処理
として知られている(特開昭59−129938号公報、特開昭
58−155703号公報)。
ところが、上記従来公知のシランカップリング剤は、一
般に分子の末端にメトキシ基、エトキシ基などの加水分
解性基を持ち、他の一端にビニル基、エポキシ基、アミ
ノ基などの有機物質と反応性のある基を有している。こ
のため、シランカップリング剤は、加水分解して生成し
たシラノール基が磁性粉末表面に化学結合し、上記ビニ
ル基、エポキシ基、アミノ基などの有機物質と反応性の
ある基が粉体から外側に向いた吸着形態をとり、このよ
うな反応性基が、結合剤樹脂に含まれることのある反応
性基との間で化学反応を起こすため、磁性塗料の粘度を
異常に増加させ、磁性粉末の分散性を却って損なう場合
があった。またシランカップリング剤は、ガラス表面に
は化学的に結合するが、酸化鉄粉末や金属鉄粉末に対し
ては、結合力が弱いといわれており、磁性粉末表面に結
合していないシランカップリング剤が磁性層形成後に磁
性層表面にしみ出し、磁気記録媒体としての耐久性が損
なわれるおそれがあった。
般に分子の末端にメトキシ基、エトキシ基などの加水分
解性基を持ち、他の一端にビニル基、エポキシ基、アミ
ノ基などの有機物質と反応性のある基を有している。こ
のため、シランカップリング剤は、加水分解して生成し
たシラノール基が磁性粉末表面に化学結合し、上記ビニ
ル基、エポキシ基、アミノ基などの有機物質と反応性の
ある基が粉体から外側に向いた吸着形態をとり、このよ
うな反応性基が、結合剤樹脂に含まれることのある反応
性基との間で化学反応を起こすため、磁性塗料の粘度を
異常に増加させ、磁性粉末の分散性を却って損なう場合
があった。またシランカップリング剤は、ガラス表面に
は化学的に結合するが、酸化鉄粉末や金属鉄粉末に対し
ては、結合力が弱いといわれており、磁性粉末表面に結
合していないシランカップリング剤が磁性層形成後に磁
性層表面にしみ出し、磁気記録媒体としての耐久性が損
なわれるおそれがあった。
この発明は、上述した従来技術の欠点を解消するため種
々検討を行った結果なされたもので、基本単位が、 〔但し、式中RはR1(R2O)m(CH2)nであって、R1は
炭素数1〜6のアルコキシ基またはエポキシ基もしくは
アセチル基、R2は炭素数2〜6のアルキル基、mは1〜
30の整数、nは0〜5の整数であり、R′およびR″は
炭素数1〜6のアルキル基またはアミノ基である。〕 で示されるアルキレンオキサイドを含むオルガノシラザ
ン化合物を表面処理剤として使用し、この種のオルガノ
シラザン化合物を含む処理液に磁性粉末を浸漬して処理
し、この処理磁性粉末を使用することによって、磁性塗
料調製時の結合剤樹脂との反応による増粘化をなくし、
また、磁性層表面への表面処理剤のしみ出しも良好に抑
制して、磁性粉末の分散性および磁性層の耐久性を改善
し、得られる磁気記録媒体の電磁変換特性および耐久性
を充分に向上させたものである。なお、前記一般式で示
されるオルガノシラザン化合物のR2Oで表される繰り返
し単位は、エチレンオキシド基とプロピレンオキシド基
とブチレンオキシド基とのうち少なくとも二種の混合物
から構成されていてもよく、混合物で構成される場合、
各単位がランダムであってもまたブロックであってもよ
い。更にブロックである場合はその付加順序は特に問わ
れない、またR2Oで表される繰り返し単位は、1〜30の
整数であることが好ましく、この繰り返し単位が30より
大きくなると溶媒への溶解性が著しく低下して磁性粉末
の表面処理が不可能になる。またR′およびR″は一方
がアルキル基で、他方がアミノ基であってもかまわな
い。
々検討を行った結果なされたもので、基本単位が、 〔但し、式中RはR1(R2O)m(CH2)nであって、R1は
炭素数1〜6のアルコキシ基またはエポキシ基もしくは
アセチル基、R2は炭素数2〜6のアルキル基、mは1〜
30の整数、nは0〜5の整数であり、R′およびR″は
炭素数1〜6のアルキル基またはアミノ基である。〕 で示されるアルキレンオキサイドを含むオルガノシラザ
ン化合物を表面処理剤として使用し、この種のオルガノ
シラザン化合物を含む処理液に磁性粉末を浸漬して処理
し、この処理磁性粉末を使用することによって、磁性塗
料調製時の結合剤樹脂との反応による増粘化をなくし、
また、磁性層表面への表面処理剤のしみ出しも良好に抑
制して、磁性粉末の分散性および磁性層の耐久性を改善
し、得られる磁気記録媒体の電磁変換特性および耐久性
を充分に向上させたものである。なお、前記一般式で示
されるオルガノシラザン化合物のR2Oで表される繰り返
し単位は、エチレンオキシド基とプロピレンオキシド基
とブチレンオキシド基とのうち少なくとも二種の混合物
から構成されていてもよく、混合物で構成される場合、
各単位がランダムであってもまたブロックであってもよ
い。更にブロックである場合はその付加順序は特に問わ
れない、またR2Oで表される繰り返し単位は、1〜30の
整数であることが好ましく、この繰り返し単位が30より
大きくなると溶媒への溶解性が著しく低下して磁性粉末
の表面処理が不可能になる。またR′およびR″は一方
がアルキル基で、他方がアミノ基であってもかまわな
い。
この発明において使用するアルキレンオキサイドを含む
オルガノシラザン化合物は、磁性粉表面のOH基との反応
性が従来のシランカップリング剤に比べて極めて高く、
オルガノシラザン化合物の基本単位がいくつか重合した
ことにより容易に生成した−NH−結合部分、または−NH
2結合が切れてNH3が放出され、酸化鉄粉末、金属鉄粉末
などの磁性粉末表面と酸素原子を介して化学的な結合を
形成し、その表面に固定される。しかして、分子内に遊
離したアミノ基や、ビニル基や、イソシアネート基など
の結合剤樹脂と反応する反応性基を有しないため、結合
剤樹脂として水酸基、カルボキシル基、イソシアネート
基などの反応性基を含むものを用いたときでも磁性塗料
の増粘化という現象をきたすおそれがない。またアルキ
レンオキサイド構造部分のアルキレンオキサイドの種類
や付加モル数を調整することにより結合剤樹脂および有
機溶剤に対する親和性を磁性粉末に対して良好に付与す
ることができる。このため、種々の結合剤樹脂を用いる
場合でも、また磁性粉末として粒子径の非常に小さなも
のを用いる場合でも、磁性粉末の分散性とさらにその分
散安定性が著しく改善されたものとなる。
オルガノシラザン化合物は、磁性粉表面のOH基との反応
性が従来のシランカップリング剤に比べて極めて高く、
オルガノシラザン化合物の基本単位がいくつか重合した
ことにより容易に生成した−NH−結合部分、または−NH
2結合が切れてNH3が放出され、酸化鉄粉末、金属鉄粉末
などの磁性粉末表面と酸素原子を介して化学的な結合を
形成し、その表面に固定される。しかして、分子内に遊
離したアミノ基や、ビニル基や、イソシアネート基など
の結合剤樹脂と反応する反応性基を有しないため、結合
剤樹脂として水酸基、カルボキシル基、イソシアネート
基などの反応性基を含むものを用いたときでも磁性塗料
の増粘化という現象をきたすおそれがない。またアルキ
レンオキサイド構造部分のアルキレンオキサイドの種類
や付加モル数を調整することにより結合剤樹脂および有
機溶剤に対する親和性を磁性粉末に対して良好に付与す
ることができる。このため、種々の結合剤樹脂を用いる
場合でも、また磁性粉末として粒子径の非常に小さなも
のを用いる場合でも、磁性粉末の分散性とさらにその分
散安定性が著しく改善されたものとなる。
このようなアルキレンオキサイドを含むオルガノシラザ
ン化合物の使用量としては、磁性粉末100重量部に対し
て0.1〜20重量部の範囲内にするのが好ましく、2〜10
重量部の範囲内とするのが好ましい。この使用量が少な
すぎては十分な分散性改善効果が得られず、また多すぎ
ると磁性層の表面平滑性がかえって損なわれたり耐久性
低下の原因となり、いずれも好ましくない。
ン化合物の使用量としては、磁性粉末100重量部に対し
て0.1〜20重量部の範囲内にするのが好ましく、2〜10
重量部の範囲内とするのが好ましい。この使用量が少な
すぎては十分な分散性改善効果が得られず、また多すぎ
ると磁性層の表面平滑性がかえって損なわれたり耐久性
低下の原因となり、いずれも好ましくない。
この発明においてアルキレンオキサイドを含むオルガノ
シラザン化合物を磁性層中に含有させる手段としては、
磁性粉末、結合剤樹脂および有機溶剤を含む磁性塗料中
にこの種のオルガノシラザン化合物を添加し、この磁性
塗料を基体上に塗布、乾燥して磁性層を形成するという
方法を採用してもよいが、従来公知の方法に準じて磁性
粉末の粒子表面に予めこの種のオルガノシラザン化合物
を付着させておき、この磁性粉末を用いて磁性塗料を調
整し、以下上記と同様にして磁性層を形成するのが好ま
しい。
シラザン化合物を磁性層中に含有させる手段としては、
磁性粉末、結合剤樹脂および有機溶剤を含む磁性塗料中
にこの種のオルガノシラザン化合物を添加し、この磁性
塗料を基体上に塗布、乾燥して磁性層を形成するという
方法を採用してもよいが、従来公知の方法に準じて磁性
粉末の粒子表面に予めこの種のオルガノシラザン化合物
を付着させておき、この磁性粉末を用いて磁性塗料を調
整し、以下上記と同様にして磁性層を形成するのが好ま
しい。
後者の方法は、この種のオルガノシラザン化合物を適宜
の溶媒に溶解した溶液をつくり、この溶液中に磁性粉末
を加えてホモミキサーなどにより混合分散させ、濾過し
た後、加熱乾燥することにより、磁性粉末の粒子表面に
この種のオルガノシラザン化合物を所定量付着させるも
ので、この後者の方法においては、磁性粉末の表面によ
り均一なこの種のオルガノシラザン化合物の層を付着形
成できるため、分散性改善効果が特に大きくなることが
認められている。
の溶媒に溶解した溶液をつくり、この溶液中に磁性粉末
を加えてホモミキサーなどにより混合分散させ、濾過し
た後、加熱乾燥することにより、磁性粉末の粒子表面に
この種のオルガノシラザン化合物を所定量付着させるも
ので、この後者の方法においては、磁性粉末の表面によ
り均一なこの種のオルガノシラザン化合物の層を付着形
成できるため、分散性改善効果が特に大きくなることが
認められている。
このようなこの種のオルガノシラザン化合物を溶解する
溶媒としは、炭素数3〜8のアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケ
トン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ベ
ンゼン、トルエンなどの芳香族類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類が好適なものとして使
用され、これらの中でも炭素数3〜8のアルコール類は
最終目的とする磁性粉末の分散性の特に好効果を与える
ため、より好ましく使用される。これら溶媒中のオルガ
ノシラザン化合物の濃度としては、溶媒の種類によりか
なり相違するが、一般的には0.1〜2.0重量%の範囲内に
するのが好ましく、0.5〜1重量%程度となるようにす
るのが特に好ましい。
溶媒としは、炭素数3〜8のアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケ
トン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ベ
ンゼン、トルエンなどの芳香族類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類が好適なものとして使
用され、これらの中でも炭素数3〜8のアルコール類は
最終目的とする磁性粉末の分散性の特に好効果を与える
ため、より好ましく使用される。これら溶媒中のオルガ
ノシラザン化合物の濃度としては、溶媒の種類によりか
なり相違するが、一般的には0.1〜2.0重量%の範囲内に
するのが好ましく、0.5〜1重量%程度となるようにす
るのが特に好ましい。
この発明に適用される磁性粉末としては、従来公知のも
のをいずれも使用でき、たとえば、γ−Fe2O3粉末、Fe3
O4粉末、Co含有γ−Fe2O3粉末、Co含有Fe3O4粉末、バリ
ウムフェライト、ストロンチウムフェライトなどの六方
晶系のフェライト粉末、CrO2粉末などの酸化物系磁性粉
末のほか、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni粉末などの金属粉末
などが挙げられる。これらの中でも粒子径の小さいも
の、窒素吸着法による比表面積ではこれが大きいもの
(約40〜100m2/g)が近年用いられるようになってお
り、これらの磁性粉末に対してこの発明の効果が特に大
きいので有用である。また、この発明は、板状、粒状、
米つぶ状などの磁性粉末に対しても大きな効果を発揮す
る。
のをいずれも使用でき、たとえば、γ−Fe2O3粉末、Fe3
O4粉末、Co含有γ−Fe2O3粉末、Co含有Fe3O4粉末、バリ
ウムフェライト、ストロンチウムフェライトなどの六方
晶系のフェライト粉末、CrO2粉末などの酸化物系磁性粉
末のほか、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni粉末などの金属粉末
などが挙げられる。これらの中でも粒子径の小さいも
の、窒素吸着法による比表面積ではこれが大きいもの
(約40〜100m2/g)が近年用いられるようになってお
り、これらの磁性粉末に対してこの発明の効果が特に大
きいので有用である。また、この発明は、板状、粒状、
米つぶ状などの磁性粉末に対しても大きな効果を発揮す
る。
さらに、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイソ
シアネート化合物など従来から汎用されている結合剤樹
脂がいずれも使用可能である。また、種々の電子線硬化
型樹脂についても使用可能である。
系共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイソ
シアネート化合物など従来から汎用されている結合剤樹
脂がいずれも使用可能である。また、種々の電子線硬化
型樹脂についても使用可能である。
また、磁性塗料調整用の有機溶剤としては、シクロヘキ
サノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素系溶剤、イソプロピルアルコールなどのア
ルコール系溶剤、ジメチルホルムアミドなどの酸アミド
系溶剤、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶
剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系
溶剤など、使用する結合剤樹脂を溶解するのに適した溶
剤が特に制限されることなく、単独または二種以上混合
して使用される。
サノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素系溶剤、イソプロピルアルコールなどのア
ルコール系溶剤、ジメチルホルムアミドなどの酸アミド
系溶剤、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶
剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系
溶剤など、使用する結合剤樹脂を溶解するのに適した溶
剤が特に制限されることなく、単独または二種以上混合
して使用される。
なお、いうまでもないが、このような磁性粉末、結合剤
樹脂、有機溶剤および前記オルガノシラザン化合物を含
む磁性塗料中には、通常使用されている添加剤、たとえ
ば潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤などを適宜に添加しても
よい。また、従来より用いられてきた結合剤樹脂と反応
するアミノ基、水酸基、イソシアネート基、不飽和結合
基などの官能基を含むシランカップリング剤と併用する
こともできる。
樹脂、有機溶剤および前記オルガノシラザン化合物を含
む磁性塗料中には、通常使用されている添加剤、たとえ
ば潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤などを適宜に添加しても
よい。また、従来より用いられてきた結合剤樹脂と反応
するアミノ基、水酸基、イソシアネート基、不飽和結合
基などの官能基を含むシランカップリング剤と併用する
こともできる。
この発明の磁気記録媒体は、このような構成成分からな
る磁性塗料をポリエステルフイルムなどの非磁性の基体
上に装着して磁性層を形成することにより、また通常採
用される配向処理、鏡面化処理および裁断(打抜き)処
理などを行うことにより、得ることができる。
る磁性塗料をポリエステルフイルムなどの非磁性の基体
上に装着して磁性層を形成することにより、また通常採
用される配向処理、鏡面化処理および裁断(打抜き)処
理などを行うことにより、得ることができる。
〔実施例) 次ぎに、この発明の実施例について説明する。
実施例1 構造式 で表されるオルガノシラザンを使用し、 Co含有γ−Fe2O3粉末 100重量部 (窒素吸着法による比表面積40m2/g) オルガノシラザン 10 〃 イソプロピルアルコール 1000 〃 の成分からなる分散液をホモミキサーで4時間混合分散
させ、24時間静置後濾過した。次いで、80℃で15時間乾
燥してオルガノシラザンで表面処理された磁性粉末を得
た。この処理磁性粉末には、1m2あたり、1.0mgのオルガ
ノシラザンが、つまりCo含有γ−Fe2O3粉末100重量部あ
たり4重量部のオルガノシラザンが、均一に付着してい
た。
させ、24時間静置後濾過した。次いで、80℃で15時間乾
燥してオルガノシラザンで表面処理された磁性粉末を得
た。この処理磁性粉末には、1m2あたり、1.0mgのオルガ
ノシラザンが、つまりCo含有γ−Fe2O3粉末100重量部あ
たり4重量部のオルガノシラザンが、均一に付着してい
た。
次いで、このようにして得られた処理磁性粉末を使用
し、下記の配合組成からなる磁性塗料をボールミルで約
100時間混合分散して磁性塗料を調整した。
し、下記の配合組成からなる磁性塗料をボールミルで約
100時間混合分散して磁性塗料を調整した。
表面処理磁性粉末 100重量部 繊維素系樹脂(旭化成社製の商品名HIG1/2) 9 〃 ポリウレタン樹脂(大日本インキ化学社製の 商品名T−5250) 8 〃 ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタ ン社製の商品名コロネートL) 3 〃 ミリスチン酸 3 〃 シクロヘキサノン 90 〃 トルエン 90 〃 この磁性塗料を厚さ12μmのポリエステルフイルム上に
乾燥厚みが約4μmとなるように塗布乾燥し、鏡面処理
を行ったのち所定の幅に裁断して、磁気テープをつくっ
た。
乾燥厚みが約4μmとなるように塗布乾燥し、鏡面処理
を行ったのち所定の幅に裁断して、磁気テープをつくっ
た。
実施例2 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 実施例3 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 実施例4 実施例1における磁性粉末の表面処理を省き、実施例1
の磁性塗料組成において、磁性粉末の表面処理に使用し
たのと同じオルガノシラザンを4重量部新たに加えた以
外は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
の磁性塗料組成において、磁性粉末の表面処理に使用し
たのと同じオルガノシラザンを4重量部新たに加えた以
外は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
実施例5 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 実施例6 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 実施例7 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 比較例1 実施例1において、磁性粉末の表面処理を省いた以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
比較例2 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるシランカップリング剤を同量用いた以外は、
実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるシランカップリング剤を同量用いた以外は、
実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
構造式 比較例3 実施例1における磁性粉末の表面処理において、実施例
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いたが、オルガノ
シラザンがイソプロピルアルコールに溶解しなかったた
め、磁気テープを作製することができなかった。
1で使用したオルガノシラザンに代えて、下記の構造式
で表されるオルガノシラザンを同量用いたが、オルガノ
シラザンがイソプロピルアルコールに溶解しなかったた
め、磁気テープを作製することができなかった。
構造式 各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
その磁気特性、表面平滑性、C/N比および走行安定性を
測定した結果は、下記の表に示されるとおりであった。
なお、磁気特性は角型(Br/Bs)と残留磁束密度(Br)
とを測定した。表面平滑性は、触針式表面粗度計を用い
て、カットオフ80μmにて測定し、中心線平均粗さ(R
a)で示した。C/N比は、記録波長4MHzにおいて測定し、
比較例1の磁気テープを基準(0dB)として示した。走
行安定性はワウフラッターを測定した。
その磁気特性、表面平滑性、C/N比および走行安定性を
測定した結果は、下記の表に示されるとおりであった。
なお、磁気特性は角型(Br/Bs)と残留磁束密度(Br)
とを測定した。表面平滑性は、触針式表面粗度計を用い
て、カットオフ80μmにて測定し、中心線平均粗さ(R
a)で示した。C/N比は、記録波長4MHzにおいて測定し、
比較例1の磁気テープを基準(0dB)として示した。走
行安定性はワウフラッターを測定した。
〔発明の効果〕 上表から明らかなように、この発明で得られた磁気テー
プ(実施例1〜7)は、従来の磁気テープ(比較例1お
よび2)に比し、角型、残留磁束密度、C/N比が高く
て、表面平滑性が小さく、また走行安定性が良好で、こ
のことからこの発明で得られる磁気記録媒体は、磁気特
性および表面平滑性が良好で電磁変換特性が一段と向上
され、さらに耐久性も一段と向上されていることがわか
る。
プ(実施例1〜7)は、従来の磁気テープ(比較例1お
よび2)に比し、角型、残留磁束密度、C/N比が高く
て、表面平滑性が小さく、また走行安定性が良好で、こ
のことからこの発明で得られる磁気記録媒体は、磁気特
性および表面平滑性が良好で電磁変換特性が一段と向上
され、さらに耐久性も一段と向上されていることがわか
る。
Claims (4)
- 【請求項1】オルガノシラザン化合物で処理された磁性
粉末が含まれてなる磁性層を有する磁気記録媒体。 - 【請求項2】オルガノシラザン化合物が、基本単位 〔但し、式中RはR1(R2O)m(CH2)nであって、R1は
炭素数1〜6のアルコキシ基またはエポキシ基もしくは
アセチル基、R2は炭素数2〜6のアルキル基、mは1〜
30の整数、nは0〜5の整数であり、R′およびR″は
炭素数1〜6のアルキル基またはアミノ基である。〕 で示されるオルガノシラザン化合物である特許請求の範
囲第1項記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】磁性粉末をオルガノシラザン化合物を含む
処理液に浸漬して処理し、次いで、この処理磁性粉末を
結合剤成分、有機溶剤等とともに混合分散して磁性塗料
を調製した後、この磁性塗料を基体上に塗布、乾燥して
磁性層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造
方法。 - 【請求項4】オルガノシラザン化合物が、基本単位 〔但し、式中RはR1(R2O)m(CH2)nであって、R1は
炭素数1〜6のアルコキシ基またはエポキシ基もしくは
アセチル基、R2は炭素数2〜6のアルキル基、mは1〜
30の整数、nは0〜5の整数であり、R′およびR″は
炭素数1〜6のアルキル基またはアミノ基である。〕 で示されるオルガノシラザン化合物である特許請求の範
囲第3項記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61117091A JPH0792914B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61117091A JPH0792914B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62273623A JPS62273623A (ja) | 1987-11-27 |
| JPH0792914B2 true JPH0792914B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=14703171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61117091A Expired - Fee Related JPH0792914B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0792914B2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP61117091A patent/JPH0792914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62273623A (ja) | 1987-11-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |