JPH0793027A - 機器の故障診断装置 - Google Patents

機器の故障診断装置

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JPH0793027A
JPH0793027A JP23678593A JP23678593A JPH0793027A JP H0793027 A JPH0793027 A JP H0793027A JP 23678593 A JP23678593 A JP 23678593A JP 23678593 A JP23678593 A JP 23678593A JP H0793027 A JPH0793027 A JP H0793027A
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actuator
actuators
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JP23678593A
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Makoto Ukai
眞 鵜飼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクチュエータの動作時間を詳細に管理でき、
エラーが発生する前に保守作業員が認識可能となり、保
守作業の時間短縮、高精度化が図れ、結果として障害の
少ない機器が実現可能となる機器の故障診断装置を提供
する。 【構成】ソレノイドなどによって駆動され、動作時間が
規定されているアクチュエータを有する金融機器におい
て、故障診断を行なう際、CPU31は、アクチュエー
タ(区分ゲート)を駆動するロータリソレノイドを駆動
した後、その動作時間を計測し、動作終了位置を検知す
るまで計測を行なう。動作終了位置を検知すると上記計
測を停止し、このときの計測値、すなわち、ロータリソ
レノイド(区分ゲート)の動作時間を、あらかじめ設定
される正規の動作時間(設定時間)と比較する。そし
て、その比較結果および比較による両時間の比率を、計
測した動作時間および設定時間とともに表示部42にそ
れぞれ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、モータ、ソ
レノイドなどによって駆動され、動作時間が規定されて
いる各種アクチュエータを有する金融機器などの省力化
機器において、上記アクチュエータの故障診断を行なう
機器の故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、金融機関などで使用される現
金自動預出金機や貨幣処理装置など、紙幣、硬貨の計数
や帯巻き、通帳の印字などを行なう省力化機器では、障
害の発生が大きな問題となっており、障害の少ない省力
化機器が要求されている。
【0003】これらの省力化機器では、紙幣、硬貨など
のハンドリングを行なうため、機器内部には多数のモー
タ、ソレノイドなどによって駆動される区分ゲートなど
のアクチュエータが存在し、これらのアクチュエータが
紙幣、硬貨などの媒体のハンドリングを行なっている。
【0004】しかし、軸受や摺動部品などの摩耗、摩滅
など、取扱いに伴う変形などによってアクチュエータに
対する負荷が増大し、モータ、ソレノイドなどの発生力
を越えるような負荷が加わった場合に、アクチュエータ
が動作できず、障害として処理されることとなってい
た。
【0005】したがって、通常、このようなアクチュエ
ータに起因する障害は、たとえば、“□□モータ動作時
間長すぎ”、“□□モータ動作せず”などを表すエラー
コードとして記録されることとなる。
【0006】しかし、上述したようなエラーコードか
ら、どの程度障害のレベルが高いものなのかがわからな
いという問題があった。すなわち、アクチュエータが全
く動作しないのか、あと僅かの時間で問題ないレベルで
あるのか、設定されたスレッシュレベルに対しどの程度
の差があるのかが明確となっていないという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、各ア
クチュエータの動作に要する時間がわからないという問
題があり、また、結果としての単なるエラー表示である
ため、どの程度悪いのかが明確になっていないという問
題があった。
【0008】そこで、本発明は、アクチュエータの動作
時間を詳細に管理でき、エラーが発生する前に保守作業
員が認識することが可能となり、保守作業の時間短縮、
高精度化が図れ、結果として障害の少ない機器が実現可
能となる機器の故障診断装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の機器の故障診断
装置は、モータ、ソレノイド等の駆動源によって駆動さ
れ、動作時間が規定されているアクチュエータを有する
機器において、前記アクチュエータを駆動制御する制御
手段と、前記アクチュエータの動作初期位置、終了位置
をそれぞれ検知する検知手段と、この検知手段の検知結
果に基づき動作し、前記アクチュエータが動作初期位置
から終了位置まで動作する時間を計測する計測手段と、
この計測手段で計測された前記アクチュエータの動作時
間とあらかじめ設定される設定時間とを比較する比較手
段と、この比較手段の比較結果を前記計測された動作時
間および設定時間とともに表示出力する出力手段とを具
備している。
【0010】また、本発明の機器の故障診断装置は、モ
ータ、ソレノイド等の駆動源によって駆動され、動作時
間が規定されている複数のアクチュエータを有する機器
において、前記複数のアクチュエータを駆動制御する制
御手段と、前記複数のアクチュエータの動作初期位置、
終了位置をそれぞれ検知する複数の検知手段と、この各
検知手段の検知結果に基づき動作し、前記複数のアクチ
ュエータが動作初期位置から終了位置まで動作する時間
をそれぞれ計測する計測手段と、この計測手段で計測さ
れた前記複数のアクチュエータの動作時間とあらかじめ
設定される前記複数のアクチュエータの設定時間とを比
較する比較手段と、前記複数のアクチュエータごとの前
記比較手段の比較結果、前記計測手段で計測された動作
時間、および、前記設定時間を一覧表示する出力手段と
を具備している。
【0011】また、本発明の機器の故障診断装置は、モ
ータ、ソレノイド等の駆動源によって駆動され、動作時
間が規定されているアクチュエータを有する機器におい
て、前記アクチュエータを駆動制御する制御手段と、前
記アクチュエータの動作初期位置、終了位置をそれぞれ
検知する検知手段と、この検知手段の検知結果に基づき
動作し、前記アクチュエータが動作初期位置から終了位
置まで動作する時間を計測する計測手段と、この計測手
段で計測された前記アクチュエータの動作時間とあらか
じめ設定される設定時間とを比較することにより、両時
間の比率を求める比較手段と、この比較手段で求められ
た比率を前記計測された動作時間および設定時間ととも
に表示出力する出力手段とを具備している。
【0012】さらに、本発明の機器の故障診断装置は、
モータ、ソレノイド等の駆動源によって駆動され、動作
時間が規定されている複数のアクチュエータを有する機
器において、前記複数のアクチュエータを駆動制御する
制御手段と、前記複数のアクチュエータの動作初期位
置、終了位置をそれぞれ検知する複数の検知手段と、こ
の各検知手段の検知結果に基づき動作し、前記複数のア
クチュエータが動作初期位置から終了位置まで動作する
時間をそれぞれ計測する計測手段と、この計測手段で計
測された前記複数のアクチュエータの動作時間とあらか
じめ設定される前記複数のアクチュエータの設定時間と
を比較することにより、両時間の比率を求める比較手段
と、前記複数のアクチュエータごとの前記比較手段で求
められた比率、前記計測手段で計測された動作時間、お
よび、前記設定時間を一覧表示する出力手段とを具備し
ている。
【0013】
【作用】本発明によれば、上記構成により、たとえば、
機器の製造者および保守作業員は、各アクチュエータの
動作時間と設定時間を知ることが可能となり、部品交換
などの本格的な修理を行なうべきか、調整レベルで修理
可能なのかを推定することが可能となる。
【0014】また、保守作業終了後の各アクチュエータ
の動作時間から、どの程度のマージンを持ってアクチュ
エータが動作しているかを定量的に評価可能となる。し
たがって、保守作業員等の作業内容が高精度化し、結果
として障害の少ない省力化機器を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図7は、本発明に係る故障診断装置が適
用される、たとえば、金融機関などで用いられる省力化
機器としての紙幣処理装置の構成を概略的に示すもの
で、これは紙幣の計数、施封などを自動的に行なう機器
であり、大別して紙幣区分部1と紙幣施封部2とから構
成されている。
【0016】紙幣区分部1は、その前面部に各種の紙幣
Pを多数枚積層状態で供給する供給部3を有している。
供給部3にセットされた紙幣Pは、その下端側から取出
・搬送部4の取出ローラ5の回転により、順次1枚ずつ
取出された後、搬送路6で鑑査部7に送られるようにな
っている。鑑査部7は、紙幣Pがここを通過する間に、
紙幣Pの特徴情報などを光学的、磁気的に検出すること
により、その金種、真偽、形状などを鑑査判別するよう
になっている。
【0017】鑑査部7を通過した紙幣Pは、多数のロー
ラ8,…に掛け渡された無端状ベルト9,…からなる搬
送路10によって搬送されるとともに、搬送路10の各
分岐部に配設された区分ゲート11,12,…によって
所定方向に振分けられ、上部に設けられた複数の集積部
(オープンポケット)13,…に金種に応じて区分集積
されるようになっている。
【0018】また、特別に指定された金種の紙幣Pは、
区分ゲート11によって搬送路14を介して紙幣施封部
2の後述する集積装置15に送り込まれ、ここで、表裏
を取り揃えた状態で、かつ、所定枚数に区分した状態で
一時集積されるようになっている。
【0019】集積装置15は、次のように構成されてい
る。すなわち、搬送路14を介して表裏混在で連続的に
1枚ずつ搬送されてくる紙幣Pは、搬送路14に設けら
れた検知器16を通過した後、鑑査部7における紙幣P
の鑑査情報(表裏)を基に振分けゲート17によって左
右に振分けられ、表向きの紙幣の搬送路18と、裏向き
の紙幣の搬送路19とに選択的に送り込まれる。搬送路
18,19の各出口部20,21は、紙幣集積部22を
挟む状態となっていて、各出口部20,21からの紙幣
Pは、表裏を一方に備えた状態で紙幣集積部22上に積
層集積されるようになっている。
【0020】紙幣集積部22上に集積された所定枚数の
紙幣Pは、アーム23が下方に回動することにより、キ
ャリア24上に受け渡され、キャリア24によって結束
機構25へ送られる。そして、印字機構26によって必
要な情報を印字された結束テープ27が、結束機構25
において所定枚数の紙幣Pに巻回されて接着され、その
後、図示しないスタンプ機構で結束テープ上にスタンプ
を押印された紙幣把PPは、搬送コンベア28によって
紙幣把収容部29に収容されるようになっている。
【0021】通常、このような紙幣処理装置では、きわ
めて高速(たとえば、1秒間に10枚程度)に処理が行
なわれ、搬送される紙幣の速度は1600mm/s程度
と非常に高速となっている。紙幣Pは、たとえば、短手
方向の長さが76mmの場合、84mm程度の搬送間隔
をあけて搬送される。
【0022】なお、図7において30は操作パネルであ
る。図1は、上記のように構成された紙幣処理装置の制
御部を概略的に示すものである。図1において、装置全
体を制御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユ
ニット)31には、ROM(リード・オンリ・メモリ)
32およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)33
が接続されている。ROM32には、CPU31の処理
プログラムなどが記憶されている。RAM33には、処
理した紙幣Pの金種ごとの枚数、および、正損枚数など
が記憶される。
【0023】また、RAM33内には、本装置に生じた
異常を示すエラーコードを累計記憶するとともに、稼働
日数を記憶するためのメモリ34が確保されている。メ
モリ34には、エラーコードとその発生回数、および、
稼働日数などがそれぞれ記憶されている。いうまでもな
く、メモリ34のメモリ容量は充分に確保されているも
のとする。
【0024】CPU31には、インタフェイス回路35
を介して前記鑑査部7が接続されるとともに、前記搬送
路10,14、前記区分ゲート11,12、および、振
分けゲート17などの搬送系37を制御する搬送制御部
36が接続され、さらに、インタフェイス回路38を介
して各種検知器(後述する光センサ65,66)などの
入力機器39が接続されている。CPU31は、入力機
器39からの信号に基づき、紙幣Pの搬送制御および搬
送状態を判断するとともに、動作チェック時にアクチュ
エータの動作時間を計測するようになっている。
【0025】CPU31には、インタフェイス回路40
を介してプリンタ41が接続されている。プリンタ41
は、CPU31の制御に基づいて、たとえば、集計デー
タあるいは処理結果などをプリントアウトするようにな
っている。
【0026】CPU31には、前記操作パネル30に設
けられた表示部42を制御する表示制御部43、前記操
作パネル30を制御する操作制御部44、前記紙幣施封
部2を制御する動作制御部45、および、計数装置46
がそれぞれ接続されている。
【0027】計数装置46は、前記鑑査部7によって判
別され、それぞれの集積部13に集積された紙幣Pの枚
数などを計数する。計数装置46による計数、および、
前記鑑査部7による鑑査判別などの処理結果はCPU3
1によって管理され、必要に応じてRAM33に記憶さ
れる。
【0028】CPU31には、インタフェイス回路47
を介して外部機器としてのパーソナルコンピュータ48
が接続される。パーソナルコンピュータ48は、全体の
制御を司るCPU51、CPU51の処理プログラムな
どを記憶しているプログラムメモリ52、エラーコード
とその処理情報などを記憶するデータメモリ53、およ
び、処理情報などを表示する表示部54から構成されて
いる。
【0029】このような高度な技術を用いて処理を行な
う金融機器では、1日当たり数万枚の紙幣を処理するた
め、機器内部のゴムローラの摩耗、摺動部品の損傷、ベ
アリングの損傷、ゴミの付着など、種々の要因によって
モータ、ソレノイドなどによって駆動されるアクチュエ
ータの負荷が増大し、最悪の場合は動作できなくなる障
害が発生する。
【0030】たとえば、図2に示すように、紙幣Pの区
分を行なう三角形状の区分ゲート63,63(たとえ
ば、図7の区分ゲート11,12に相当)は、ロータリ
ソレノイド60にカップリング61を介して直結された
ゲート軸62に固定されていて、動作初期位置と終了位
置との間を回動することにより、紙幣Pを任意の方向に
振分けるようになっている。
【0031】ゲート軸62の他端は、ボールベアリング
64(または、含油軸受)によって、回転方向のみ自由
に動作可能となっている。ゲート軸62には、区分ゲー
ト63の位置を光センサ65,66によって検知するた
めの遮蔽板67が取着さられている。光センサ65は、
区分ゲート63の動作初期位置を検知し、光センサ66
は、区分ゲート63の動作終了位置を検知する。
【0032】ロータリソレノイド60は、前記搬送制御
部36によって駆動制御されて回転し、図3に示すよう
に、光センサ65を遮蔽板67の突起が遮った状態か
ら、光センサ66を遮る位置まで回転することにより、
所望の紙幣Pの振分け動作を行なうことができるように
なっている。回転に要する時間t1は、図示しない計測
手段(後で詳細を説明する)によって計測され、設定時
間以内に動作を完了する必要がある。
【0033】通常、紙幣Pは、前述したように10枚/
秒程度の処理速度で処理され、1600mm/s程度の
速度で搬送されるため、ゲート動作時間t1は50ms
以内である必要がある。
【0034】しかし、区分ゲート63を取着したゲート
軸62を回転支持するベアリング64の損傷、ゴミの付
着、ゲート軸62の変形、区分ゲート63の各部品への
接触などが発生した場合、ロータリソレノイド60への
負荷トルクが増大し、結果として区分ゲート63が必要
な時間以内に初期位置から終了位置まで動作完了でき
ず、搬送された紙幣Pが本来向かうべき方向に振分けら
れない障害が発生することとなる。
【0035】当然、紙幣Pの搬送制御を行なうCPU3
1は、エラーとして処理を停止するが、搬送路にある紙
幣Pを取り除くなどの障害復旧処理を、オペレータが行
なわなければならない。
【0036】金融機器のような省力化機器は、省力化を
果たすために導入されるため、稼働中の障害は皆無であ
ることが望まれているが、実際には、このような障害が
何万枚の紙幣を処理していく間に発生する。
【0037】従来、このような障害が発生した場合、
“□□ロータリソレノイド動作不良”を表すエラーコー
ドが表示部に表示され、頻度が高い場合に保守作業員を
呼んで修理を行なうこととなる。
【0038】従来の保守作業員は、このエラーコードか
ら□□ロータリソレノイドを点検することとなるが、動
作時間を直接計測する手段を持っていないため、たとえ
ば、ロータリソレノイドを交換しても同様のエラーコー
ドが発生した場合、駆動回路の点検、ハーネスの点検な
どを行なうこととなるが、結局、色々な処置を行なった
としても、実際に紙幣を流してエラーが発生しなくなる
まで処置を行なうため、非常に効率の悪い問題があっ
た。
【0039】このように、何らかの処置を行なった結果
が前とどの程度変わったかを知るすべがないため、結局
エラーが発生しなくなるまで処置を繰り返して行く必要
がある。
【0040】これに対し、本実施例によれば、前述した
ようなアクチュエータの動作時間に関して、あらかじめ
設定された動作時間と実際の動作に要した時間とを比較
して、その比較結果を表示することにより、アクチュエ
ータの動作時間とあるべき動作時間との比較が可能とな
り、調整、評価の効率を向上させることが可能となる。
【0041】以下、具体的に前述したロータリソレノイ
ドの不具合を例にとって詳細に説明する。たとえば、故
障診断を行なう際、保守作業員は、本装置の動作モード
を通常の処理モードから保守モードに切換える。このモ
ード切換えは、たとえば、操作パネル30において、特
定のキーを押下したまま電源を投入することにより、保
守モードに設定できる。この結果、各アクチュエータの
設定動作時間と実際の動作時間を表示可能な保守モード
に切換る。
【0042】そこで、保守作業員は、□□ロータリソレ
ノイドの動作チェックを行なう。具体的には、たとえ
ば、図2のロータリソレノイド60を駆動し、その動作
に要した時間と、あらかじめ設定された設定時間と、そ
れらの比較結果などを表示部42に表示する。
【0043】すなわち、図4にCPU31が動作チェッ
クを行なう処理のフローチャートを示すように、ロータ
リソレノイド60を駆動した後、CPU31内のソフト
カウンタをクロックパルスによってカウントアップする
ことにより動作時間を計測し、光センサ66が遮蔽板6
7によって暗状態になるまでカウントアップを行なう。
光センサ66が暗状態になると、上記カウントアップを
停止し、このときのカウント値、すなわち、計測したロ
ータリソレノイド60(区分ゲート63)の動作時間
を、あらかじめ設定される正規の動作時間(設定時間)
と比較する。そして、その比較結果および比較による両
時間の比率を、計測した動作時間および設定時間ととも
に表示部42にそれぞれ表示する。図5にその表示例を
示す。
【0044】なお、この例では1つのアクチュエータ
(ロータリソレノイド)の動作時間の表示例を示した
が、図6に示すように、複数のアクチュエータの動作時
間をまとめて表示してもよい。
【0045】また、図6に示すような表示を行なう表示
部を持たない機器では、プリンタ41によって印字を行
なったり、外部のパーソナルコンピュータ48に上記デ
ータを転送して表示を行なったり、印字を行なったりし
てもよい。
【0046】上記したような表示を行なうことにより、
たとえば、設定時間50msに対して、実際に65ms
の動作時間がかかっていたとすれば、15msだけ動作
に余分な時間がかかったことがわかる。そこで、保守作
業員は、ゲート軸62を支持するベアリング64の交換
を行ない、もう一度動作チェックを行なう。結果としし
て、動作時間が45msとなったとすれば、動作時間と
しては20msは改善され、設定時間よりも短くなった
ので、ここで保守作業は終了することとなる。
【0047】しかし、動作時間は設定時間よりも5ms
短いだけであり、充分なマージンがあるわけではなく、
温度変化、経時変化により5msの差がなくなって行く
可能性がある。
【0048】従来のエラーがなくなるまでの確認では、
当然保守作業は終了することができるが、本実施例のよ
うに各アクチュエータの動作時間と設定時間を表示する
ことにより、このアクチュエータがまた障害を起こす可
能性が高いことがわかる。
【0049】そこで、保守作業員は、さらに、ゲート軸
62とロータリソレノイド60とを連結しているカップ
リング61を交換することにより、同心度を向上させ、
もう一度動作チェックを行ない、動作時間40msとな
ったことを確認し、保守作業を終了することとなる。
【0050】このように、動作時間のようなアナログ量
をスライスレベルを設定して評価を行なう従来の方式で
は、“良い”、“悪い”の判断はできても、どの程度よ
いのかわからないという問題がある。
【0051】本実施例のように、時間に関する規格値を
持つアクチュエータの動作時間を実時間、または、クロ
ックパルスのカウント数などで表したアナログ量で確認
を行なうことにより、高度な保守作業が可能となる。
【0052】なお、前記実施例では、ロータリソレノイ
ドを例に取り上げて説明を行なったが、動作時間を管理
させている全てのアクチュエータに対して同様な手法を
用いることが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
クチュエータの動作時間を詳細に管理でき、エラーが発
生する前に保守作業員が認識することが可能となり、保
守作業の時間短縮、高精度化が図れ、結果として障害の
少ない機器が実現可能となる機器の故障診断装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る故障診断装置が適用さ
れる紙幣処理装置の制御部の構成を示すブロック図。
【図2】紙幣処理装置におけるアクチュエータの構成例
を示す斜視図。
【図3】アクチュエータの動作シーケンスを示す図。
【図4】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】表示結果の一例を示す図。
【図6】表示結果の他の例を示す図。
【図7】紙幣処理装置を概略的に示す構成図。
【符号の説明】
P…紙幣、3…供給部、5…取出ローラ、7…監査部、
10,14…搬送路、11,12,63…区分ゲート
(アクチュエータ)、60…ロータリソレノイド、31
…CPU、41…プリンタ(出力手段)、42…表示部
(出力手段)、43…表示制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ、ソレノイド等の駆動源によって
    駆動され、動作時間が規定されているアクチュエータを
    有する機器において、 前記アクチュエータを駆動制御する制御手段と、 前記アクチュエータの動作初期位置、終了位置をそれぞ
    れ検知する検知手段と、 この検知手段の検知結果に基づき動作し、前記アクチュ
    エータが動作初期位置から終了位置まで動作する時間を
    計測する計測手段と、 この計測手段で計測された前記アクチュエータの動作時
    間とあらかじめ設定される設定時間とを比較する比較手
    段と、 この比較手段の比較結果を前記計測された動作時間およ
    び設定時間とともに表示出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする機器の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 モータ、ソレノイド等の駆動源によって
    駆動され、動作時間が規定されている複数のアクチュエ
    ータを有する機器において、 前記複数のアクチュエータを駆動制御する制御手段と、 前記複数のアクチュエータの動作初期位置、終了位置を
    それぞれ検知する複数の検知手段と、 この各検知手段の検知結果に基づき動作し、前記複数の
    アクチュエータが動作初期位置から終了位置まで動作す
    る時間をそれぞれ計測する計測手段と、 この計測手段で計測された前記複数のアクチュエータの
    動作時間とあらかじめ設定される前記複数のアクチュエ
    ータの設定時間とを比較する比較手段と、 前記複数のアクチュエータごとの前記比較手段の比較結
    果、前記計測手段で計測された動作時間、および、前記
    設定時間を一覧表示する出力手段と、 を具備したことを特徴とする機器の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 モータ、ソレノイド等の駆動源によって
    駆動され、動作時間が規定されているアクチュエータを
    有する機器において、 前記アクチュエータを駆動制御する制御手段と、 前記アクチュエータの動作初期位置、終了位置をそれぞ
    れ検知する検知手段と、 この検知手段の検知結果に基づき動作し、前記アクチュ
    エータが動作初期位置から終了位置まで動作する時間を
    計測する計測手段と、 この計測手段で計測された前記アクチュエータの動作時
    間とあらかじめ設定される設定時間とを比較することに
    より、両時間の比率を求める比較手段と、 この比較手段で求められた比率を前記計測された動作時
    間および設定時間とともに表示出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする機器の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 モータ、ソレノイド等の駆動源によって
    駆動され、動作時間が規定されている複数のアクチュエ
    ータを有する機器において、 前記複数のアクチュエータを駆動制御する制御手段と、 前記複数のアクチュエータの動作初期位置、終了位置を
    それぞれ検知する複数の検知手段と、 この各検知手段の検知結果に基づき動作し、前記複数の
    アクチュエータが動作初期位置から終了位置まで動作す
    る時間をそれぞれ計測する計測手段と、 この計測手段で計測された前記複数のアクチュエータの
    動作時間とあらかじめ設定される前記複数のアクチュエ
    ータの設定時間とを比較することにより、両時間の比率
    を求める比較手段と、 前記複数のアクチュエータごとの前記比較手段で求めら
    れた比率、前記計測手段で計測された動作時間、およ
    び、前記設定時間を一覧表示する出力手段と、 を具備したことを特徴とする機器の故障診断装置。
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