JPH0794284B2 - 樹脂製ベアリング - Google Patents

樹脂製ベアリング

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JPH0794284B2
JPH0794284B2 JP5160297A JP16029793A JPH0794284B2 JP H0794284 B2 JPH0794284 B2 JP H0794284B2 JP 5160297 A JP5160297 A JP 5160297A JP 16029793 A JP16029793 A JP 16029793A JP H0794284 B2 JPH0794284 B2 JP H0794284B2
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JP
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outer ring
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幸一 宮本
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MAKITETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に樹脂製のローラ
コンベア等に用いられる樹脂製ベアリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図15に示すようなローラ
コンベアにおいて、少なくとも多数のローラ100が樹
脂製とされたものが知られている。ローラ100は左右
のフレーム101にベアリング(ラジアルベアリング)
を介して回転自在に支持されるが、樹脂製のローラ10
0に対応してベアリングも樹脂製とされたものがある。
【0003】その場合、図16に示すように、外輪部1
02と内輪部103とを備えた樹脂製のベアリング10
4を、ローラ100の端部内側に嵌合して固定すること
となる。従来は、ベアリング104をローラ100に嵌
合するのに先立って、外輪部102の外周面に接着剤を
塗布し、その後ベアリング104をローラ100の端部
内側に嵌合することにより、この接着剤によってローラ
100とベアリング104の外輪部102とを一体的な
ものとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂製
のベアリング104をローラ100に嵌合した際に、接
着剤が接合面から押し出されてローラ100や外輪部1
02に付着したり、あるいはその接着剤が外輪部102
と内輪部103間の軸受部に付着して、ベアリング10
4の自由な回転が妨げられたりする問題がある。また、
ベアリング外輪部102の外周面に一々接着剤を塗布し
なければならないため、組付けの作業性も良くない。
【0005】本発明は、接着剤が周辺に付着したりする
ことがなく、また接着剤を介しての組付作業が容易な樹
脂製ベアリングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、筒状部材
の端部内側に嵌合される樹脂製の外輪部と、その外輪
部の内側に配置された樹脂製の内輪部とを前提とし、
その外輪部に接着剤注入部が形成されたことを要旨とす
る。接着剤注入部は、外輪部の外端面に入口が形成され
てその外輪部の上記嵌合に与かる外周面に開口するもの
である。
【0007】また、これにさらにカバー部材が付加され
た発明では、樹脂製のカバー部材が外輪部の外端面に装
着される。このカバー部材は接着剤注入部の上記入口を
閉塞する突起を備えたものである。
【0008】また、このカバー部材が外輪部と内輪部間
の軸受部を外側から覆うように装着される場合、そのカ
バー部材を貫通して上記軸受部に開口する水抜き孔を形
成することができる。
【0009】
【作用】本発明に係る樹脂製ベアリングは、ローラ等の
筒状部材の端部内側に嵌合され、その嵌合完了後、外輪
部に形成された接着剤注入部の入口から接着剤が注入さ
れる。注入された接着剤は外輪部の上記嵌合に与かる外
周面に至り、外輪部と筒状部材とを接着する。
【0010】カバー部材が付加された発明では、上記の
ような接着剤の注入後、カバー部材の装着によりそれの
突起が接着剤注入部の入口に嵌まり込んで接着剤注入部
を閉塞する。これにより注入後の接着剤が流動状態であ
っても、それが接着剤注入部から外部へ漏洩することが
阻止される。
【0011】そのカバー部材に水抜き孔が形成された発
明では、ローラ等の筒状部材の中に水が侵入してもその
水を外部へ逃がすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2は樹脂製ベアリング(以下、単に
ベアリングという)1の組立体を示すものである。この
ベアリング1は円筒状の外輪部2と、この内側に同芯的
に配置された円筒状の内輪部3と、これら外輪部2及び
内輪部3の間にリテーナ4で保持された多数の鋼球5
と、外輪部2の外側の端面に装着されたカバー部材6と
を備えている。外輪部2、内輪部3及びカバー部材6
は、例えばポリアミド樹脂その他適宜の樹脂製のもので
ある。
【0013】外輪部2は、例えば樹脂製のローラRの端
部内側に嵌合されるもので、軸方向の一端には円形のフ
ランジ2aが形成されて、このフランジ2aの肩面2b
がローラRの端面に当ることにより、外輪部2の嵌合量
が規定される。
【0014】図3及び図4から明らかなように、外輪部
2のフランジ2a側の端面(外端面)には浅い凹部2c
が形成され、この凹部2cの底面の最外周部に、接着剤
注入部2eの入口2dが円形の小孔として形成されてい
る。接着剤注入部2eは、この入口2dから外輪部2の
中心線と平行に奥部まで延びているが、内側の端面まで
は貫通せず行き止まり形態となっている。また、接着剤
注入部2eは、外輪部2のフランジ部2aの領域では孔
形態をなしているが、それから外れた奥部では、溝状の
形態となって外輪部2の外周面に開口している。
【0015】このような接着剤注入部2eは、図4に示
すように、外輪部2の中心に関して等角度間隔で3箇所
に形成され、また、これら3箇所の接着剤注入部2eの
入口2dに対応して、外輪部2のフランジ2aの内周面
には、浅い円弧状の凹部2fが3箇所に形成され、さら
に、フランジ2aの内周面には、円環状の環状溝2gが
形成されている。なお、これら環状溝2g及び上記凹部
2fは、図7のカバー部材6の装着のためのものであ
り、この点については後に詳述する。また、図3の外輪
部2の内周面には、鋼球5のためのアウタレース2hが
形成されている。
【0016】図5及び図6に示すように、内輪部3の外
周面には鋼球5のインナレース3aが形成され、それよ
り外側(図5において右側)の外周面には、半径方向外
向きに突出する円環状のラビリンス突起3bが形成され
ている。内輪部3は、図1から明らかなように、内端面
は外輪部2のそれより一定寸法外側に引き下がって位置
するが、外端面は外輪部2のそれより一定量外側に突出
しており、ラビリンス突起3bはほぼ外輪部2のフラン
ジ2aの端面を含む平面内に位置し、かつ、軸受部とし
ての鋼球5の側方延長上に位置している。
【0017】カバー部材6は、図7及び図8に示すよう
に、円環状のキャップ形態をなすもので、その内面外周
部には内向きに突出するピン状の突起6aが、カバー部
材6の中心に関し等角度間隔に3個形成されている。そ
れらの突起6aは、図3及び図4に示す外輪部2の接着
剤注入部2eの入口2dにちょうど嵌まり込む大きさを
有している。また、これら突起6aの基端部には、円弧
状に膨出した凸部6bが都合3箇所に形成され、これら
の凸部6bが、図1に示す外輪部2の凹部2iに嵌まる
こととなる。また、カバー部材6の外周部には円環状の
低い環状突起6cが形成されていて、これが外輪部2の
図3に示す環状溝2gに嵌まるようになっている。カバ
ー部材6の最外周部にはフランジ6gが形成され、この
端面が図1に示すように外輪部2のフランジ2aの端面
に当るとともに、これらカバー部材6のフランジ6gと
外輪部2のフランジ2aとは同じ直径で形成されてい
る。
【0018】図7に戻って、カバー部材6には中心孔6
dが形成され、この中心孔6dは図1に示すように内輪
部3の外端部直径よりわずかに大きく形成されていて、
内輪部3の外端部がその中心孔6dに入り込み、それか
らわずかに外側へ突出するようになっている。内輪部3
の前記ラビリンス突起3bは、カバー部材6と鋼球5と
の間に位置することとなる。なお、図7において6e
は、前述の各突起6aより内側において円環状に形成さ
れた補強用リブである。
【0019】さらに図8に示すように、カバー部材6に
は、3個の水抜き孔6fが中心孔6dの周辺にカバー部
材6を厚さ方向に貫通して形成されている。これらの水
抜き孔6fは、図1に示すような軸受部たる鋼球5の側
方に対向するように開口している。
【0020】次に、以上のような樹脂製ベアリング1を
樹脂製のローラRに組み付ける方法を説明する。
【0021】まず、図9に示すように、カバー部材6が
未装着のベアリング1をローラRの端部内側に嵌め入
れ、図10に示すように、外輪部2のフランジ2aがロ
ーラRの端面に当るまで押し込む。次に、図11に示す
ように、所定の接着剤注入装置8により外輪部2の各入
口2dから3箇所の接着剤注入部2eにそれぞれ接着剤
を同時に圧力注入する。その後、接着剤注入装置8を取
り外し、代わりに図12に示すように、カバー部材6を
外輪部2の外端面に装着する。すなわち図13に示すよ
うに、カバー部材6の3個の突起6aが接着剤注入部2
eの各入口2dに嵌まり込み、各注入部2eを閉塞して
注入された接着剤が外に漏れるのを防ぐ。また、図12
のカバー部材6の環状突起6cが、外輪部2の環状溝2
gに嵌まるとともに、カバー部材6の各突起6aの基端
部の凸部6bが、外輪部2の凹部2iに嵌まり込んで、
カバー部材6は外輪部2に固定された状態となる。接着
剤注入部2eに注入された接着剤は、ローラRの内周面
に付着し又はその内周面に沿って拡散し、この接着剤の
硬化によりローラRと外輪部2との固定、ひいてはベア
リング1の組付けが完了する。
【0022】なお、カバー部材6は接着剤を閉じ込める
役割を果たすのみならず、軸受部たる鋼球5に対する防
塵作用も果たすが、ローラRの内部に水が侵入した場合
でも、カバー部材6の水抜き孔6fを経てその水を外部
へ逃がすことができる。また、内輪部3に形成されたラ
ビリンス突起3bは、カバー部材6の中心孔6dと内輪
部3との微少な隙間から水が進入することを防止ないし
は抑制する。
【0023】なお、以上説明した実施例では、ベアリン
グ1のローラRに対する嵌合量が外輪部2のフランジ2
aで規定されるようになっていたが、これを図14に示
すように、ローラRの内周面に形成された段付面10に
よって規定されるように構成することもでき、その場合
には接着剤注入部12eを全て溝状に形成することもで
きる。なお、この実施例の樹脂製ベアリング11は、外
輪部12と内輪部13とがすべり軸受構造のものであ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ベアリングを筒状部材
の端部内側に嵌合した状態で、外輪部の外端面から接着
剤注入部に所定の接着剤を注入することにより、外輪部
と筒状部材とを一体化することができ、外輪部の外周面
に接着剤を塗布する面倒な作業が必要なくなる。また、
接着剤が周辺に付着したり、あるいは軸受部に入り込ん
で回転を阻害するといった問題もなくなる。
【0025】また、カバー部材が付加された発明では、
接着剤注入後、接着剤注入部の入口がカバー部材の突起
で閉塞され、接着剤が接着剤注入部に閉じ込められた状
態となるため、注入直後の接着剤がその入口から漏洩す
ることが防止される。また、そのような接着剤注入部の
入口等が覆われるため、外観の美観も向上する。
【0026】さらに、このカバー部材に水抜き孔が形成
された発明では、ローラ等の筒状部材内部に水が入って
も、それをカバー部材の水抜き孔から外部へ排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である樹脂製ベアリングの断
面図(図2におけるA−A断面図)。
【図2】その正面図。
【図3】外輪部の断面図。
【図4】その正面図。
【図5】内輪部の半断面図。
【図6】その正面図。
【図7】カバー部材の半断面図。
【図8】その正面図。
【図9】ベアリングとローラとの固定方法の説明図。
【図10】嵌合完了状態の断面図。
【図11】接着剤注入工程の説明図。
【図12】接着剤注入後、カバー部材を装着する状態の
説明図。
【図13】その装着完了状態の断面図。
【図14】別の実施例の簡略な断面図。
【図15】樹脂製ローラベアリングの一例を示す斜視
図。
【図16】従来の樹脂製ベアリングのローラに対する固
定方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 樹脂製ベアリング 2 外輪部 2e 接着剤注入部 2d 入口 3 内輪部 5 鋼球 6 カバー部材 6a 突起 6d 中心孔 6f 水抜き孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部材の端部内側に嵌合される樹脂製
    の外輪部と、 その外輪部の内側に配置された樹脂製の内輪部と、 前記外輪部の外端面に入口が形成されてその外輪部の前
    記嵌合に与かる外周面に開口する接着剤注入部と、 を含むことを特徴とする樹脂製ベアリング。
  2. 【請求項2】 筒状部材の端部内側に嵌合される樹脂製
    の外輪部と、 その外輪部の内側に配置された樹脂製の内輪部と、 前記外輪部の外端面に入口が形成されてその外輪部の前
    記嵌合に与かる外周面に開口する接着剤注入部と、 前記接着剤注入部の入口を閉塞する突起を備え、前記外
    輪部の端面に装着された樹脂製のカバー部材と、 を含むことを特徴とする樹脂製ベアリング。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材が前記外輪部と内輪部間
    の軸受部を外側から覆うように装着され、そのカバー部
    材には自身を貫通して前記軸受部に開口する水抜き孔が
    形成されている請求項2に記載の樹脂製ベアリング。
JP5160297A 1993-06-04 1993-06-04 樹脂製ベアリング Expired - Lifetime JPH0794284B2 (ja)

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JPH07137826A JPH07137826A (ja) 1995-05-30
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JP2014211107A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 清和工業株式会社 接続キャップ及びプラグコードセット
CN105065466A (zh) * 2015-07-17 2015-11-18 南通时瑞塑胶制品有限公司 大密水槽专用轴承

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