JPH0795423A - 色変換装置 - Google Patents

色変換装置

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JPH0795423A
JPH0795423A JP5229033A JP22903393A JPH0795423A JP H0795423 A JPH0795423 A JP H0795423A JP 5229033 A JP5229033 A JP 5229033A JP 22903393 A JP22903393 A JP 22903393A JP H0795423 A JPH0795423 A JP H0795423A
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JP5229033A
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Shigeru Sakamoto
茂 坂本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補間法を用いる色変換装置において、min
関数において定義されるその関数値の境界に起因して生
じる補間誤差を無くし、色再現性を向上させる。 【構成】 色変換装置の入力信号(X,Y,Z)の上位
4ビットからなる信号(Xs,Ys,Zs)に基づきア
ドレス発生器2〜9が発生するアドレスに応じてLUT
10〜17から8格子点それぞれの関数値Φ0〜Φ7が
出力される。これとともに、境界面検出ブロック18
は、入力信号(X,Y,Z)から黒版データ生成に係る
min関数の微分不能境界面の有無に応じた状態選択信
号Sを出力する。補間演算ブロック1は、状態選択信号
Sの値に応じて、上記微分不能境界面を含まない補間空
間を形成し、これに基づき、入力信号の下位4ビットで
規定される補間対象点の近似値Fを求めて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色変換装置に関し、詳
しくは、デジタルカラーハードコピー装置,ビデオプリ
ンタ等で用いられ、ルックアップテーブルによる入力空
間と出力空間との対応付けによって色変換を行う色変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の色変換装置ではテーブル量等、
ハードウェア規模の削減化のために補間法を用いるのが
一般的である。このような補間を用いた色変換として、
補間格子点空間を立方体とする8点補間を用いた色変換
が、例えば特開昭63−162248号公報に開示され
ている。また、上記空間を三角柱とする6点補間を用い
たものが、例えば特開平5−46750号公報に、さら
に上記空間を3角錐とする4点補間を用いた色変換が例
えば特公昭58−16180号公報にそれぞれ開示され
ている。以下では、補間法を用いた従来の色変換につい
て、8点補間を例に取り説明する。
【0003】8点補間を用いた色変換装置は、一般に図
12に示すように構成される。
【0004】図12に示す構成は、例えば、赤,緑,青
の原稿濃度データDr,Dg,Dbに対応した入力信号
X,Y,Zについて、例えばイエロー(Y)の濃度デー
タとしての出力信号Fを出力するものであり、各入力信
号は例えば各色256階調を表現可能なそれぞれ8ビッ
トで表わされる。このとき、格子点空間の分割数を各軸
16とすれば、入力信号(X,Y,Z)は、上位4ビッ
ト(Xs,Ys,Zs)、下位4ビット(x,y,z)
に分割され、このうち、上位4ビット(Xs,Ys,Z
s)により部分補間空間の原点座標を規定し、下位4ビ
ット(x,y,z)により補間対象点の部分補間空間内
における局所座標を規定することができる。
【0005】換言すれば、図11に示すように、各色8
ビットで規定される入力空間は立方体O0,…,O7と
して表わされ、各軸は256に分割される。立方体P
0,…,P7は上記入力空間の部分空間としての部分補
間空間を表わし、上記入力空間の各軸を16分割したう
ちの1つの立方体として規定される。このとき、上述の
ように、部分補間空間の原点座標P0は8ビット信号の
上位4ビット(Xs,Ys,Zs)によって規定され、
部分補間空間は、各軸が16分割されて、その局所座標
が8ビット信号の下位4ビット(x,y,z)により規
定される。従って、8ビットで表わされる補間対象点の
座標はR(X,Y,Z)であるから、これらの座標から
部分補間空間内での局所座標は、
【0006】
【数1】 R′=(x,y,z)=(X−Xs,Y−Ys,Z−Zs) …(1) で表わされる。
【0007】再び図12を参照すると、分割された信号
のうち、原点座標信号(Xs,Ys,Zs)からなる1
2ビットの信号は領域選択信号として用いられ、アドレ
ス発生器2〜9へ入力される。これらのアドレス発生器
2〜9は、上記12ビット信号に基づきそれぞれ図11
に示した部分補間空間(x,y,z)系の8つの頂点を
なす格子点P0〜P7の、全入力空間(X,Y,Z)に
おける座標を出力する。アドレス発生器2〜9の出力は
それぞれルックアップテーブル(以下、LUTと略す)
10〜17に入力する。LUT10〜17は、それぞれ
全入力空間内の各軸16分割で構成される173 個の格
子点においてとるべき出力値が格納された3次元LUT
であり、8面共全て同一の内容を格納している。このよ
うに、アドレス発生器2〜9より出力された8つの格子
点アドレスに基づきLUT10〜17から部分補間空間
の8つの頂点における出力値が同時に得られる。
【0008】こうして得られた出力をΦi(i=0,
1,…,7)とおくと、上記説明から明らかなように、
Φ0〜Φ7は、それぞれ図11に示した部分補間空間の
8つの頂点P0〜P7での出力値を示す。
【0009】一方、局所座標信号(x,y,z)からな
る12ビットの信号は上記Φ0〜Φ7と共に補間演算ブ
ロック1に入力される。補間演算ブロック1は、通常、
複数の加算器および乗算器で構成されており、入力され
たこれらの信号を用いて次式で表わされる演算を行う。
【0010】
【数2】
【0011】ここに、Si(x,y,z)は補間空間の
8つの格子点に付随した内挿関数であり全入力空間で共
通である。
【0012】各格子点に付随した内挿関数は図10に示
され、また、局所座標(x,y,z)は上記(1)式の
ように表わされるから、上記(2)式は図11の入力空
間における座標値(X,Y,Z),(Xs,Ys,Z
s)を用いて図10に示す内挿関数により計算される。
このように、(2)式で示される線形補間を用いること
により入力空間の任意の変数に対する出力関数を近似す
ることができる。
【0013】次に、補間演算ブロック1の構成と動作に
ついて説明する。
【0014】補間演算ブロックは、通常図13に示した
ように構成される。このような構成は、乗算器と加算器
の組み合わせ方により何通りか得られるが、ここでは最
も簡単であると思われる例を示す。
【0015】同図において101〜107は、乗算器と
加算器からなる演算ブロックであり、その一般的な構成
は例えば、図16に示すもののようになる。同図から明
らかなように、図13に示す演算ブロック101〜10
7の出力はそれぞれ下式で表される。
【0016】
【数3】 f1=(1−x/16)Φ0+(x/16)Φ1 …(3) f2=(1−x/16)Φ4+(x/16)Φ5 …(4) f3=(1−x/16)Φ3+(x/16)Φ2 …(5) f4=(1−x/16)Φ7+(x/16)Φ6 …(6) f5=(1−y/16)f1+(y/16)f2 …(7) f6=(1−y/16)f3+(y/16)f4 …(8) f7=(1−z/16)f5+(z/16)f6 …(9) 上記(3)式〜(6)式は、図11の部分補間空間を参
照すれば、それぞれがx軸と平行な4つの直線上での線
形補間を表わしていることがわかる。
【0017】同様にして、(7),(8)式はy軸に平
行な線形補間を、(9)式はz軸に平行な線形補間をそ
れぞれ表わしており、これらの計算を積み上げること
で、(2)式と全く等価な演算を行うことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例に係る
色変換の構成を、例えばプリンタの色変換系で一般的に
行われているマスキング法の近似に用いる場合を考え
る。
【0019】マスキング法では、入力された原稿濃度
(Dr,Dg,Db)からプリンタの出力濃度(Y,
M,C,K)への変換を線形、あるいは非線形のマトリ
ックス演算により行う。
【0020】例えば、代表的な非線形法である2次マス
キングは、出力をFi(i=Y,M,C)、入力をXj
(j=1,2,…,10)とおけば、
【0021】
【数4】
【0022】で与えられる。ここで、X=[Dr,D
g,Db,Dr2 ,Dg2 ,Db2 ,Dr・Dg,Dg
・Db,Db・Dr,1]ところで、(10)式ではプ
リンタの第4の出力色であるK成分が考慮されておら
ず、このままではK成分まで含めた色変換を実現するこ
とができない。そこで、一般的には入力された原稿濃度
(Dr,Dg,Db)からK成分に相当する量を求めて
これを第4の入力変数とみなし、(10)式に相当する
変換を行うマスキング+GCR(グレーコンポーネント
リプレイスメント)が用いられる。
【0023】K成分に相当する量をDkとおくと、一般
的には、
【0024】
【数5】 Dk=min(Dr,Dg,Db) …(11) が用いられる。ここでmin(Dr,Dg,Db)は
[Dr,Dg,Db]のうちの最小値を関数値とする最
小値関数である。
【0025】(11)式で与えられる成分を含めた形式
で(10)式の入力ベクトルXを定義しなおせば、GC
Rを考慮したマスキングが行われることになり、入力空
間(Dr,Dg,Db)から出力空間(Y,M,C,
K)への変換が完全に定まる(例えば、X=[Dr,D
g,Db,Dr2 ,Dg2 ,Db2 ,Dr・Dg,Dg
・Db,Db・Dr,1,Dk,Dk2 ]など)。
【0026】以上の色変換を上記の8点補間法を用いた
色変換で実現しようとすれば、図11における入力空間
(X,Y,Z)系を入力原稿濃度空間(Dr,Dg,D
b)系とし、格子点における出力として(10)式で表
わされる値を用いて3次元LUTを構成すれば良い。
【0027】しかしながら、LUTを用いた上記従来例
では、(11)式で表わされたmin関数に対する補間
誤差が大きく、このため色の再現性を向上させようとし
て(10)式で表わされるような非線形のマスキングを
上記従来例の色変換構成により実現しようとしてもその
効果が得られにくいという問題点がある。
【0028】以下、図を参照してこの問題点について説
明する。
【0029】図9に示す立方体O0,…,O7は、図1
1に示すものと同一であり、全入力空間を表わす。また
Region1〜Region3は、それぞれO0,
…,O7の外郭面と内部の境界平面からなる5面体であ
り、それぞれO0O6O4O7O3,O0O6O3O2
O1,O0O6O1O5O4の内部を表わす。
【0030】今、関数min(X,Y,Z)がそれぞれ
の領域でとる値を考えると、
【0031】
【数6】
【0032】となり、3つの境界平面(O0O6O4,
O0O6O3およびO0O6O1)上で関数が微分不能
となる。このような場合、これらの境界平面を含む部分
補間空間ではmin関数の補間精度が極めて悪化するこ
とになる。
【0033】この現象を、2次元の場合を例にとりより
詳細に説明する。
【0034】図14は、2次元の入力空間(X,Y)を
示しており、同図において領域141ではmin(X,
Y)=Yであり、領域142ではmin(X,Y)=X
となる。今、同図において直線143、すなわちX=3
q/2に沿ってmin(X,Y)を補間することを考え
る。この直線に沿った関数min(X,Y)の変化を表
わすと図15のようになる。同図に示されるように、関
数は点Y=3q/2において尖っており、この点で微分
不能となる。
【0035】図15において、区間q<Y<2qに対応
する部分補間空間は、図14における正方形の領域P0
P1P2P3である。領域P0P1P2P3では、4つ
の頂点P0,P1,P2,P3における関数min
(X,Y)の値が補間のために用いられることに着目す
ると、この区間で得られる補間出力は図15に示した破
線151に一致する。
【0036】従って、図15から明らかなように領域P
0P1P2P3における補間出力は、理論的な出力値m
in(X,Y)と著しく異なることが理解される。
【0037】このmin関数の誤差は他の補間誤差、例
えば高次関数の補間誤差などに比較して極めて大きいこ
とが確認されている。例えば2次関数の補間誤差の最悪
値は分割幅(<1)の2次のオーダーで減少してゆくの
に対し、min関数の補間誤差は高々1次のオーダーで
しか減少しない。従って前述したように色再現性を上げ
ようとして高次のマスキングモデルを用いても、高次項
の誤差ではなくmin関数の誤差がネックとなって再現
性向上が実現できないという問題点を生じる。
【0038】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、色変換
においてmin関数で定義される当該関数の境界による
補間誤差を無くし、色再現性の良好な色変換装置を提供
することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
入力空間と出力空間との対応付けによって色変換を行う
色変換装置において、前記入力空間に規定される部分補
間空間が、前記対応付けが微分不能となる境界面として
の前記入力空間の部分空間を含むか否かを、前記入力空
間上の入力値に基づいて検出する境界検出手段と、該境
界検出手段が前記境界面としての部分空間を含むことを
検出したとき、当該部分補間空間の形状を切替える補間
空間切替手段と、該補間空間切替手段が切替えた形状の
部分補間空間によって対応付けられる前記出力空間の値
および前記入力値に基づいて補間演算し、前記出力空間
の値の近似値を出力する補間演算手段と、を具えたこと
を特徴とする。
【0040】
【作用】以上の構成によれば、入力値を監視しその値が
属する部分補間空間が微分不能となる境界面を含むかど
うかが判別され、それを含む場合は部分補間空間の形状
が変化させられ、その部分補間空間に上記境界を含まな
いようにすることができ、この部分補間空間によって補
間演算を行うことが可能となる。
【0041】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0042】本発明の一実施例は主に図1から図8によ
り説明される。ここで、図1は、本実施例に係る色変換
装置の全体構成を表わし、図2は図1における補間演算
ブロック1の内部構成を表わしている。また図3および
図4は、図1における境界面検出ブロック18の動作を
説明するためのフローチャートであり、図5は、図1に
おける境界面検出ブロック18の出力Sの値と補間対象
点が属する部分補間空間の状態との関係を示し、図6お
よび図7は、図2における2つのセレクタの動作を説明
するための状態を表わす図である。また、図8は、図2
における演算機能切替信号出力ブロックの動作を説明す
るための図である。
【0043】以下、処理の流れに沿って動作を説明す
る。
【0044】図1において、従来例と同様の機能をもつ
要素には図12に示す要素と同一の符号を付してその説
明を省き、本実施例に特有の機能についてのみ説明す
る。
【0045】同図において、参照符号18は補間対象と
なる部分補間空間が微分不能となる境界を含むか否かを
判別し、状態選択信号Sを出力するためのブロックを示
す。参照番号Sは最小4ビットからなる信号線を示し、
この信号は、部分補間空間の状態を表わし、全部で10
通りの値を持つ。
【0046】信号Sの値と部分補間空間の状態との関係
が図5に示される。同図から明らかなように、信号Sは
対象となる部分補間空間がどの微分不能境界面を含んで
いるかどうかを示すと共に、補間対象点がどのRegi
on(図9参照)に属しているかをも示す。このような
状態判別は図3および図4に示されるアルゴリズムを用
いて簡単に実現できる。ここに、図3は全体の処理フロ
ーを示しており、図4は図3におけるステップS7の処
理を詳細に説明したものである。
【0047】詳細は以下のように説明される。
【0048】図3において、まず、ステップS1で、状
態選択信号Sを0に初期化する。次いで、ステップS2
で、図1に示されるように合計24ビットの原点座標信
号(Xs,Ys,Zs)および局所座標信号(x,y,
z)が入力される。
【0049】ステップS3〜S5は、対象となる部分補
間空間が微分不能平面、すなわち境界面を含んでいるか
どうかを判別するステップであり、それぞれが次のよう
な意味を持っている。
【0050】1)ステップS3が真の時…Region
1とRegion2との境界面を含む。
【0051】2)ステップS4が真の時…Region
2とRegion3との境界面を含む。
【0052】3)ステップS5が真の時…Region
3とRegion1との境界面を含む。
【0053】入力座標が1)〜3)の内、少なくとも1
つの条件を満たすと、SをセットするためのステップS
7へ進み、そうでなければS6へ進んで処理を終了す
る。S7へ分岐した場合の処理フローを図4を用いて説
明する。
【0054】図4において、ステップ71Aは部分補間
空間が、全ての境界面を含んでいるかどうかを判別する
ステップであり、ここで真と判断される(肯定判断され
る)時は全ての境界面を含んでいることになる。全ての
境界面を含んでいる場合は、補間対象点が図9における
Region1〜Region3のどの領域に属するの
かを判別するための処理ステップ711へ進む。
【0055】境界面が1つのみの場合は、ステップ72
A〜72Cのそれぞれの判断に応じて、補間対象点が部
分補間空間において含まれる領域が異なるため処理が分
かれる。すなわち、これらのステップにおいて含まれる
領域は、それぞれ上記の1)〜3)に示す領域に一致し
ており、それぞれの場合について補間対象点がどちらの
領域に属するのかをステップ72A〜72Cで判別し、
これに応じて、ステップ73A〜73C,74A〜74
Cで該当するSの値をセットしてステップS7の処理を
抜け、図3に示すステップS6へ進み処理を終了する。
【0056】一方、ステップ71Aで真と判断された時
は、部分補間空間の原点座標が直線X=Y=Z上に有る
ため、明らかに全ての境界面を含むことになり、この場
合は、図4に示すステップ711から714で、補間対
象点が図9におけるRegion1〜Region3の
どの領域に属するのかを判別し、この判別に基づいて該
当するSの値をセットした後、ステップS7の処理を抜
け、図3に示すステップS6へ進み処理を終了する。
【0057】こうして得られたS,格子点値Φ0〜Φ7
および局所座標信号(x,y,z)は、図1における補
間演算ブロック1へ入力されて補間演算が行われる。
【0058】以下、本実施例における補間演算につい
て、図2,図5から図9、および図17〜図20を参照
して詳述する。
【0059】本実施例における補間演算ブロックは、図
2に示すように構成される。
【0060】同図において、参照符号201〜207は
乗算器と加算器とによって構成された演算回路である。
これらの内、演算回路201および203は図16に示
した構成と同一の構成を有し、これらは従来例の説明に
用いた図13における演算回路101〜107と同一の
動作をする。
【0061】また、演算回路202および204は図1
7に示す構成を有し、さらに演算回路205〜207は
図18に示す構成を有する。
【0062】演算回路202および204はそれぞれ選
択信号Sに対応した演算機能切替信号出力ブロック21
0および211の出力t1およびt2に応じて、そのセ
レクタ171(図17参照)の出力u0を変化させる。
出力t1またはt2に応じて変化する出力u0の値を図
19に示す。この出力u0の値に対応して、図19に示
すように演算機能(fの形式)が切替わる。
【0063】また、演算回路205,206および20
7は、それぞれ選択信号Sに対応した演算機能切替信号
出力ブロック212および213の出力t3およびt4
に応じてそのセレクタ182(図18参照)の出力u0
を図20に示すように変化させる。これにより、それぞ
れのu0の値に対応して、その演算出力(fの形式)が
図20に示すように切替わる。
【0064】図2において参照符号208および209
は状態選択信号Sの値に応じて出力を切替えるためのセ
レクタであり、これらの動作と前述した演算機能切替信
号出力ブロック210,211,212および213の
動作により、部分補間空間の形状を動的に切替えること
が可能となる。
【0065】これらの動作を説明する前に本実施例の特
徴である部分補間空間の形状切替えについて簡単に説明
する。
【0066】状態選択信号Sの値と部分補間空間の関係
は前述したように図5で与えられる。空間の形状を切替
える目的は、図5における10種類の状態に応じて対象
となる部分補間空間がmin関数の微分不能境界面を含
まないような形に変形することである。従って、それぞ
れの状態に最適な空間形状を定める必要がある。部分補
間空間同士の境界面が上記微分不能境界面と一致し、か
つその状態において利用可能な最大数の格子点を含むと
いう条件の基にそのような空間形状を求めると下記のよ
うになる。
【0067】1)S=0の時…立方体(8点補間) 2)S=1または2の時…三角柱(6点補間、主軸=Z
軸) 3)S=3または4の時…三角柱(6点補間、主軸=X
軸) 4)S=5または6の時…三角柱(6点補間、主軸=Y
軸) 5)S=7の時…四角錐(5点補間、主軸=X軸) 6)S=8の時…四角錐(5点補間、主軸=Y軸) 7)S=9の時…四角錐(5点補間、主軸=Z軸) 本例の補間演算を具体的に説明すると、図2において、
セレクタ208は格子点出力値Φ0〜Φ7を選択して演
算回路ブロックの第一段目に接続するためのセレクタで
あり、その動作規則は図6の状態表に与えられる。
【0068】また、セレクタ209は上記2)〜7)の
場合における主軸に対応して、ko〜k6にx,y,z
の内のいずれか、あるいはレジスタ214の出力Ra=
1をあてはめるためのセレクタであり、その動作規則は
図7の状態表に与えられる。
【0069】さらに演算機能切替信号出力ブロック21
0〜213は、上記1)〜7)の場合における補間空間
の形状に応じて、演算ブロック202,204、および
205〜207の演算機能を切替て対象となる空間形状
に応じた補間が行われるように調整するために信号t1
〜t4を出力するためのブロックであり、その動作規則
は図8の状態表に与えられる。
【0070】S=0の時は、前述したように対象となる
部分補間空間がmin関数の微分不能境界面を含まない
ために、空間形状は従来例と同じく立方体となり、図2
に示す演算回路201〜204に入力される格子点値も
従来例と等しくなる。また、その他のセレクタも全て従
来例と等価になるように動作する。
【0071】S=1〜6の時は上記2)〜4)に示した
ように補間空間の形状は全て三角柱となる。従って、各
演算回路201〜207の演算結果f1〜f7は次式で
示される形式とならなければならない。
【0072】
【数7】 f1=P0+(P1−P0)K0 …(12) f2=K1(P3−P2) …(13) f3=P4+K2(P5−P4) …(14) f4=K3(P7−P6) …(15) f5=f1+f2 …(16) f6=f3+f4 …(17) f7=f5+(f6−f5)K6 …(18) ただし、P1=P2,P5=P6,K0=K2,K1=
K3、またK5は主軸に一致 図6〜図8に示されたの設定により、これらの条件が満
たされ、最終的な補間出力が三角柱での補間と等価にな
ることをS=1の場合を例にとり説明する。
【0073】S=1の時は、上記2)より部分補間空間
の形状は三角柱となり、その主軸はZ軸である。また、
図5から分かるように補間対象点は、Region1に
属する。従って、補間対象となる部分補間空間は、図
9,図10を参考にすれば、三角柱P0P4P5P3P
7P6である。ここに、P0,P4等は図11における
部分補間空間座標P0〜P7に一致しているものとす
る。このとき、図6〜図8を参照して、f1〜f7の出
力を求めると、
【0074】
【数8】 f1=Φ0+(Φ4−Φ0)・y/16 …(19) f2=(Φ5−Φ4)・x/16 …(20) f3=Φ3+(Φ7−Φ3)・y/16 …(21) f4=(Φ6−Φ7)・x/16 …(22) f5=f1+f2 …(23) f6=f3+f4 …(24) f7=f5+(f6−f5)・z/16 …(25) (19)〜(25)式から最終出力Fは、
【0075】
【数9】 F=Φ0+(Φ4−Φ0)・y/16+(Φ5−Φ4)・x/16 +[(Φ3−Φ0)+(Φ7−Φ4−Φ3+Φ0)・y/16 +(Φ6−Φ5−Φ7+Φ4)・x/16]×z・16 …(26) であり、26(式)は、三角柱P0P4P5P3P7P
6を部分補間空間として線形補間した場合の理論式と確
かに一致しており、補間空間の形状に応じて補間式の補
償が行われていることが分かる。また、この補間式はm
in関数の補間誤差を含まないことが分かる。
【0076】S=2〜6の時も上記と全く同様にして、
図6〜図8に示した動作を行うセレクタと演算機能切替
の設定により、部分補間空間が三角柱の場合と等価な補
間演算を行うことができる。
【0077】S=7〜9の時は、上記5)〜7)より部
分補間空間の形状は四角錐となる。従って各々の演算結
果f2〜f7は次式で表されなければならない。
【0078】
【数10】 f2=(P3−P2)・K1 …(27) f3=P4+(P5−P4)・K2 …(28) f4=P6+(P7−P6)・K3 …(29) f5=f2 …(30) f6=f3+(f4−f3)・K5 …(31) f7=f5+f6 …(32) ただし、P2=P7,K2=K3,K4=1,K1は主
軸に一致、また、f1の出力はダミーであり、後段の演
算に影響を及ぼすことはない。
【0079】図6〜図8に示された設定によりこれらの
条件が満たされ、最終的な補間出力が四角錐での補間と
等価になることをS=7の場合を例にとり説明する。
【0080】S=7の時は、上記5)より部分補間空間
がX軸を主軸に持つ四角錐となり、また図5を参照すれ
ば補間対象点が図9におけるRegion1に属するこ
とが分かる。従って、補間対象となる部分補間空間は図
9を参考にすれば、四角錐P0P4P7P3P6である
ことが分かる。
【0081】このとき、図6〜図8を参照して、f2〜
f7の出力を求めると、
【0082】
【数11】 f2=(Φ6−Φ7)・x/16 …(33) f3=Φ0+(Φ4−Φ0)・y/16 …(34) f4=Φ3+(Φ7−Φ3)・y/16 …(35) f5=f2 …(36) f6=f3+(f4−f3)・z/16 …(37) f7=f5+f6 …(38) となる。ここで、f1の出力はダミーであり、後段の演
算に影響を及ぼさないので割愛した。
【0083】上記(33)式〜(38)式より最終出力
Fは、
【0084】
【数12】 F=(Φ6−Φ7)・x/16+Φ0+(Φ4−Φ0)・y/16 +[(Φ3−Φ0)+(Φ7−Φ4−Φ3+Φ0)・y/16] ・z/16 …(39) で与えられる。
【0085】こうして得られた最終出力(39)式は、
明らかに四角錐P0P4P7P3P6を部分補間空間と
して用いたときの補間式と一致しており、またmin関
数の補間誤差を全く含まないことが分かる。
【0086】S=8,9の時も上記と全く同様にして、
図6〜図8に示したセレクタと演算機能切替の設定によ
り部分補間空間が四角錐の場合と等価な補間演算を行う
ことができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明に
よれば入力値を監視しその値が属する部分補間空間が微
分不能となる境界面を含むかどうかが判別され、それを
含む場合は部分補間空間の形状が変化させられ、その部
分補間空間に上記境界を含まないようにすることがで
き、この部分補間空間によって補間演算を行うことが可
能となる。
【0088】この結果、補間誤差を無くし、通常用いら
れるマスキングモデルに対する補間精度を著しく向上さ
せることができる。また、補間を用いて色変換を行うハ
ードコピー装置においては、特に連続階調を持った画像
(例えば、グレースケールなど)の再現性を向上させる
ことができる。
【0089】さらに、例えばmin関数の誤差を発生さ
せずに適用可能な空間形状の中で、最大数の頂点を持つ
空間形状を部分補間空間として採用することにより、m
in関数以外の任意の非線形関数に対する補間精度の悪
化を最小限に留めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る色変換装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1における補間演算ブロックの詳細な構成を
表すブロック図である。
【図3】図1における境界面検出ブロックの動作アルゴ
リズムを表すフローチャートである。
【図4】図3におけるマスク処理の部分を詳細に説明す
るフローチャートである。
【図5】図1における境界面検出ブロックの出力Sの値
と補間対象点が属する部分補間空間との関係を表す図で
ある。
【図6】図2におけるセレクタ208の動作を説明する
ための説明図である。
【図7】図2におけるセレクタ209の動作を説明する
ための説明図である。
【図8】図2における演算機能選択信号出力ブロック2
10〜213の動作を説明するための説明図である。
【図9】min関数の微分不能境界面の存在を説明する
ための説明図である。
【図10】8点補間法における各格子点の内挿関数を示
す図である。
【図11】全入力空間と部分補間空間の関係を示す説明
図である。
【図12】8点補間法を用いた従来の色変換装置の一構
成例を示すブロック図である。
【図13】図12における補間演算ブロックの詳細構成
を表すブロック図である。
【図14】min関数の補間誤差が生じるメカニズムを
説明するための説明図である。
【図15】min関数の補間誤差が生じるメカニズムを
説明するための説明図である。
【図16】図13における演算回路101〜107の詳
細構成を示すブロック図である。
【図17】図2における演算回路202,204の詳細
構成を示すブロック図である。
【図18】図2における演算回路205〜207の詳細
構成を示すブロック図である。
【図19】図17におけるセレクタ171の動作と演算
出力との関係を説明する図である。
【図20】図18におけるセレクタ182の動作と演算
出力との関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 補間演算ブロック 2〜9 アドレス発生器 10〜17 3次元LUT 18 境界面検出ブロック 201〜207 演算回路 208〜209 セレクタ 210〜213 演算機能切替出力発生部 214 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8420−5L G06F 15/66 310 4226−5C H04N 1/46 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力空間と出力空間との対応付けによっ
    て色変換を行う色変換装置において、 前記入力空間に規定される部分補間空間が、前記対応付
    けが微分不能となる境界面としての前記入力空間の部分
    空間を含むか否かを、前記入力空間上の入力値に基づい
    て検出する境界検出手段と、 該境界検出手段が前記境界面としての部分空間を含むこ
    とを検出したとき、当該部分補間空間の形状を切替える
    補間空間切替手段と、 該補間空間切替手段が切替えた形状の部分補間空間によ
    って対応付けられる前記出力空間の値および前記入力値
    に基づいて補間演算し、前記出力空間の値の近似値を出
    力する補間演算手段と、 を具えたことを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 前記補間空間切替手段は、当該切替える
    部分補間空間の境界面を、微分不能となる前記境界面と
    一致するよう当該形状の切替えを行うことを特徴とする
    請求項1に記載の色変換装置。
  3. 【請求項3】 前記補間空間切替手段は、前記補間演算
    手段へ入力する前記入力値または前記出力空間の値を切
    替えることにより当該形状切替えを行うことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の色変換装置。
  4. 【請求項4】 前記微分不能となる対応付けは、墨量に
    係るmin関数であることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の色変換装置。
JP5229033A 1993-07-30 1993-09-14 色変換装置 Pending JPH0795423A (ja)

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JP19005193 1993-07-30
JP5-190051 1993-07-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7348994B2 (en) 2000-03-09 2008-03-25 Minolta Co., Ltd. Color conversion apparatus and method with precision enhancement in color conversion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7348994B2 (en) 2000-03-09 2008-03-25 Minolta Co., Ltd. Color conversion apparatus and method with precision enhancement in color conversion

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