JPH0795672B2 - ディジタル位相制御回路 - Google Patents

ディジタル位相制御回路

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JPH0795672B2
JPH0795672B2 JP62332424A JP33242487A JPH0795672B2 JP H0795672 B2 JPH0795672 B2 JP H0795672B2 JP 62332424 A JP62332424 A JP 62332424A JP 33242487 A JP33242487 A JP 33242487A JP H0795672 B2 JPH0795672 B2 JP H0795672B2
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浩一 遠藤
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ディジタルオーディオ機器に適用され、例
えば、ディジタルデータの各周波数成分毎に位相を制御
してトーンコントロールを行うディジタルプリアンプと
して、もしくは、後段のアナログローパスフィルタ(復
調フィルタ)の位相シフトを補正するディジタル位相補
正回路等として用いることができるディジタル位相制御
回路に関するものである。
「従来の技術」 従来、ディジタルデータのトーンコントロールを行うデ
ィジタルプリアンプは、巡回形ディジタルフィルタ(以
下、IIRと略称する)によって構成されており、高音
(トレブル)調整を行う場合、高音域の周波数成分のレ
ベルば増減するように、IIRの入出力特性を設定し、低
音(バス)調整を行う場合、低音域の周波数成分のレベ
ルが増減するように、IIRの入出力特性を設定する。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、IIRを用いてディジタルデータのトーンコン
トロールを行うと次のような問題点があった。
すなわち、IIRによって、トレブル調整を行う場合、そ
の周波数−位相特性は、第4図に示すようになり、ここ
で、高音を強調するために、高音域の周波数成分のレベ
ルを上げようとすると、これに伴って位相シフトが生じ
る。例えば、+12dBのレベル増加に伴って位相が約+49
度進むことになる。この結果、レベルの増加と、位相シ
フトの相乗作用により、ディジタルデータの高周波成分
が過度に強調され、アナログ信号に変換した場合、その
信号の立ち上がりレベルが極端に大となり、いわゆる耳
障りが悪く、聴感上好ましくない音として再生されてし
まう。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、ディ
ジタルデータの各周波数成分毎の位相のみを制御するこ
とができ、これにより、適性なトーンコントロールを行
うことができると共に、後段のアナログローパスフィル
タの位相シフトを補正するディジタル位相補正回路等と
しても用いることができるディジタル位相制御回路を提
供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、入力されるディジタルデータの各周波数成
分毎に位相シフトを与えて出力するディジタル位相制御
回路において、入力されるディジタルデータの各周波数
成分毎に位相シフトを与えると共に、この位相シフトに
対応したレベル変動が生じる入出力特性を有する巡回形
ディジタルフィルタと、前記巡回形ディジタルフィルタ
によるレベル変動を打ち消す入出力特性を有する非巡回
形ディジタルフィルタと、所望のトレブル調整とバス調
整の各値を設定するためのトーン設定手段と、前記トー
ン設定手段から供給される設定データに基づいて、前記
巡回形ディジタルフィルタおよび前記非巡回形ディジタ
ルフィルタの各入出力特性を設定する入出力特性設定手
段とを具備することを特徴としている。
「作用」 上述した構成によれば、まず、入出力特性設定手段は、
トーン設定手段から供給される設定データに基づいて、
巡回形ディジタルフィルタおよび非巡回形ディジタルフ
ィルタの各入出力特性を設定する。そして、ディジタル
データが入力されると、巡回形ディジタルフィルタは、
ディジタルデータの各周波数成分毎に位相シフトを与え
ると共に、この位相シフトに対応したレベル変動を生じ
させ、非巡回形ディジタルフィルタは、上記レベル変動
を打ち消す。すなわち、入力されるディジタルデータに
対して、各周波数成分毎に所望の位相シフトのみを与え
ることができ、これにより、適性なトーンコントロール
を実現することができると共に、後段のアナログローパ
スフィルタの位相シフトを補正するディジタル位相補正
回路等としても用いることができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、入力端子Tinには、CDプレー
ヤー等デジタルオーディオ機器から供給される16ビット
のディジタルデータが供給され、このディジタルデータ
は、IIRディジタルフィルタ1と、非巡回形ディジタル
フィルタ(以下、FIRを略称する)2を順次介して出力
端子Toutから、後段のD/Aコンバータ等へ出力される。
上記IIRディジタルフィルタ1とFIRディジタルフィルタ
2は、共にディジタル信号処理のアルゴリズムを高速に
実行する1チップ・マイクロコンピュータ、すなわちDS
P(ディジタル信号処理用プロセッサ)によって構成さ
れている。ここで、IIRディジタルフィルタ1は、入力
されるディジタルデータの各周波数成分毎に位相シフト
を与えると共に、この位相シフトに対応したレベル変動
を与える特性を有している。またFIRディジタルフィル
タ2は、入力されるディジタルデータの各周波数成分毎
にレベル変動のみを与える特性を有しており、位相シフ
トは生じない。また、図において、3は所望のトレブル
調整とバス調整の各値を設定するためのトーン設定部、
4はトーン設定部3から供給される設定データに基づい
て、IIRディジタルフィルタ1と、FIRディジタルフィル
タ2の入出力特性を設定するマイクロコンピュータであ
る。以上によって、ディジタルプリアンプ5が構成され
いている。
以上の構成において、マイクロコンピュータ4は、トー
ン設定部3から供給される設定データに基づいて、IIR
ディジタルフィルタ1に対して、所望の周波数域のレベ
ルが増減するように、入出力特性を設定する。これによ
り、初段のIIRディジタルフィルタ1によって、入力さ
れるディジタルデータに対して各周波数成分毎に位相シ
フトが与えるられる。この場合、IIRディジタルフィル
タ1から出力されるディジタルデータには、位相シフト
に対応したレベル変動も生じている。一方、マイクロコ
ンピュータ4は、次段のFIRディジタルフィルタ2に対
して、IIRディジタルフィルタ1によって生じたレベル
変動を打ち消すように、入出力特性を設定する。これに
より、IIRディジタルフィルタ1で生じたレベル変動がF
IRディジタル2で除去される。以上の動作により、入力
されるディジタルデータに対して、各周波数成分毎に所
望の位相シフトのみを与えることができ、これにより、
従来のIIRのみによって構成されていたディジタルプリ
アンプのように、位相シフトとレベル変動の相乗作用に
よって特定の周波数域が過度に強調されてしまうことが
なく、適性なトーンコントロールを実現することができ
る。
ここで、上述したディジタルプリアンプ5でトレブル調
整を行うと、その応答特性は第3図に示すようなる。
この図において、Dinはディジタルプリアンプ5に入力
される1KHzの矩形波に対応したディジタルデータを示す
もので、矩形波を基本波〜第11次高調波まで分解したも
のを合成して示している。Doutはディジタルプリアンプ
5から出力されるディジタルデータであり、前記矩形波
の基本波〜第11次高調波までの各高調波を第4図に示す
+12dBの曲線から求められる各位相特性に基づいて各々
シフトした結果を合成して示しており、各高調波に対す
るレベル変動はないものとしている。この図に示すよう
に、位相シフトのみによって高周波数域が適度に強調さ
れていることがわかる。
次に、第2図はこの発明の第2実施例の構成を示すブロ
ック図である。この図において、6は、上述したIIRデ
ィジタル1とFIRディジタル2を直列接続してなるディ
ジタル位相補正回路であり、その出力端子Toutから出力
されたディジタルデータは、後段のD/Aコンバータ7に
よってアナログ信号に変換され、次いでアナログローパ
スフィルタ8を介して、次段のアナログアンプへ供給さ
れる。この場合、ディジタル位相補正回路6はアナログ
ローパスフィルタ8によって生じる位相シフトを補正す
るように機能するものであり、これにより、従来のアナ
ログ信号に生じていた、位相歪を除去することができ、
音質悪化を防止することができる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、入力されるデ
ィジタルデータの各周波数成分毎に位相シフトを与える
と共に、この位相シフトに対応したレベル変動が生じる
入出力特性を有する巡回形ディジタルフィルタと、前記
巡回形ディジタルフィルタによるレベル変動を打ち消す
入出力特性を有する非巡回形ディジタルフィルタと、所
望のトレブル調整とバス調整の各値を設定するためのト
ーン設定手段と、前記トーン設定手段から供給される設
定データに基づいて、前記巡回形ディジタルフィルタお
よび前記非巡回形ディジタルフィルタの各入出力特性を
設定する入出力特性設定手段とを設けたので、非巡回形
ディジタルフィルタによって、初段の巡回形ディジタル
フィルタで生じたレベル変動が打ち消され、これによ
り、入力されるディジタルデータに対して、各周波数成
分毎に所望の位相シフトのみを与えることができ、この
結果、従来の巡回形ディジタルフィルタのみによって構
成されたディジタルプリアンプのように特定の周波数域
が過度に強調されることがなく、適性なトーンコントロ
ールを実現することができるという効果が得られ、さら
に、後段のアナログローパスフィルタの位相シフトを補
正するディジタル位相補正回路等としても用いることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の構成を示すブロック
図、第2図はこの発明の第2実施例の構成を示すブロッ
ク図、第3図はこの発明の第1実施例において、矩形波
に対応したディジタルデータに対する応答特性を示すグ
ラフ、第4図は巡回形ディジタルフィルタの周波数−位
相特性を示すグラフである。 1……IIR(巡回形)ディジタルフィルタ、2……FIR
(非巡回形)ディジタルフィルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるディジタルデータの各周波数成
    分毎に位相シフトを与えて出力するディジタル位相制御
    回路において、 入力されるディジタルデータの各周波数成分毎に位相シ
    フトを与えると共に、この位相シフトに対応したレベル
    変動が生じる入出力特性を有する巡回形ディジタルフィ
    ルタと、 前記巡回形ディジタルフィルタによるレベル変動を打ち
    消す入出力特性を有する非巡回形ディジタルフィルタ
    と、 所望のトレブル調整とバス調整の各値を設定するための
    トーン設定手段と、 前記トーン設定手段から供給される設定データに基づい
    て、前記巡回形ディジタルフィルタおよび前記非巡回形
    ディジタルフィルタの各入出力特性を設定する入出力特
    性設定手段とを具備することを特徴とするディジタル位
    相制御回路。
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