JPH079575B2 - 空気流応答型電子楽器 - Google Patents

空気流応答型電子楽器

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JPH079575B2
JPH079575B2 JP61006945A JP694586A JPH079575B2 JP H079575 B2 JPH079575 B2 JP H079575B2 JP 61006945 A JP61006945 A JP 61006945A JP 694586 A JP694586 A JP 694586A JP H079575 B2 JPH079575 B2 JP H079575B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、吸気または吸気などの空気流状態に基づい
て、所望の楽音を発生させる空気流応答型電子楽器に関
する。
〔従来の技術〕
従来の、この種の電子楽器としては、例えば、筒状のケ
ース内に歪検出素子を設け、この歪検出素子に対する息
圧の強弱に応じた抵抗値変化に基づいて、所望の楽音を
得るようにしたものが知られている(例えば、実開昭56
−26795号、特開昭57−42094号公報)。
ところで、このような電子楽器の場合、歪検出素子から
の抵抗値変化に基づいて、発生されるべき楽音の音量を
可変制御するにすぎないものであるから、発生されるべ
き楽音の音量を数値化されたデータに基づいて自由に制
御することはできないものであった。
そこで、最近、デジタル技術を用いた、いわゆるデジタ
ル制御型の電子楽器が開発されている。このデジタル制
御型電子楽器は、たとえば、実開昭59−15099号に開示
されている。この電子楽器は、吹口部内に流入された空
気流体の状態、すならち、流体圧または流体速度などを
空気流検出素子により検出し、この空気流検出素子から
出力されるアナログ電圧信号を、対応するデジタル信号
に、アナログ・デジタル変喚器により変換したあと、こ
のデジタル信号により、楽音の発生開始、発生音量を可
変制御するものである。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、この従来の電子楽器の場合、空気流検出
素子から出力されるアナログ電圧信号に対応するデジタ
ル信号により、楽音の発音開始、音量制御するにすぎな
いものであり、空気流応答型の電子楽器としては充分に
機能を発揮し得ないものである。
すなわち、この従来の電子楽器の場合、吹奏操作に応じ
て出力されるデジタル信号の出力値が、楽音の発音開始
を決定する設定値(以下、「キーオンレベル」という)
を越えたとき、楽音の発音を開始させ、一方、前記デジ
タル信号の出力値が、発生中の楽音の消音開始を決定す
る設定値(以下、「キーオフレベル」という)となった
とき、発生中の楽音の消音開始を行っているが、前記デ
ジタル信号の出力値がキーオフレベルとなったときに、
直ちに、消音処理の実行に移行するようにしているた
め、吹奏中に息つぎなどのために瞬間的に、前記デジタ
ル信号の出力値がキーオフレベルとなったときでも直ち
に、消音処理の実行に移行することとなるため、吹奏中
に急に音切れ状態が発生し、不自然な感じを吹奏者など
に与えるという問題点があった。
また、従来の電子楽器の場合、キーオンレベルとキーオ
フレベルとを同一のレベルに設定していたので、これら
レベルの設定調整がめんどうであった。
たとえば、同一のレベルであるキーオンレベルおよびキ
ーオフレベルを高い値に設定すると、吹奏開始時に大き
な息圧が必要となり、長時間の吹奏演奏に適さないばか
りでなく、発生中の楽音がキーオフレベル到達時点から
急激に消音となるため、不自然な感じを吹奏者に与える
ことがあった。他方、逆にキーオンレベルおよびキーオ
フレベルをかなり低い値に設定すると、吹奏開始時に比
較的に小さな息圧で楽音を発生させることができるばか
りでなく、発生中の楽音が急激にキーオフレベル到達時
点から消音されるという不都合を防止することができる
ものの、不必要な空気流が流入された場合でも、楽音が
発生開始することとなり、使用に適さないという問題点
があった。
〔発明の目的〕
この発明は、こうした従来の問題点を解消するためにな
されたものであり、微細な空気流変化により不必要に楽
音の発生開始が行われるのを防止することができるばか
りでなく、発生中の楽音を演奏者、聴取者に対し違和感
を与えることなく、自然に消音させることができる空気
流応答型電子楽器を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
この発明は、このような目的を達成するため、発生中の
楽音の消音時点を楽音の消音処理のために用いられる第
2設定値に、空気流体状態に対応した検出信号の出力値
がなかったことが検出された時点から所定の時間経過後
に行うことを要点とする。
また、この発明は楽音の発生開始時における第1設定値
よりも、発生中の楽音の消音時における第2設定値を小
さな値に設定したことを要点とする 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図はこの発明に係る空気流応答型電子楽器の一実施
例を示す回路構成図である。
第1図に示すように呼気又は吸気の空気圧に応じてひず
み変形し、そのひずみ変化に応じた抵抗値変化を出力す
る多数の歪検出素子1…は、第2A図〜第2C図に示すよう
な電子ハーモニカ本体2に形成した多数の吹口部3…内
に設けられている。この歪検出素子1…は、息圧の強弱
に応じて良好な抵抗値変化を得るため、前記各吹口部3
…内の所定箇所に弾性変形可能に取付けられた弾性薄膜
体4…上に貼着されている。この弾性薄膜体4…の一端
は各吹口部3…に固着され、その他端は自由端となって
いる。なお、この弾性薄膜体4…の他端と対応する吹口
部3…の位置には、突出部3a…が設けられているので、
弾性薄膜体4…は、吹口部3…の開口端3bから背面側排
出口3cに向う呼気の流通のみを許容し、逆に背面側排出
口3cから開口端3bに向う呼気流の流通は阻止するように
なっている。
前記各歪検出素子1…からの出力信号は、各電圧変換回
路5…に入力される。これら電圧変換回路5…は、歪検
出素子1に抵抗器6及び可変抵抗器7を介して接続され
た第1の出力バッファ8と、前記歪検出素子1に接続さ
れた第2の出力バッファ9と、前記各第1及び第2の出
力バッファ8,9に抵抗器10,11を介して接続された第3の
出力バッファ12とから構成されている。前記抵抗器10,1
1、第3の出力バッファ12、この第3の出力バッファ12
の出力端と負入力端とを接続する抵抗器13、及び前記第
3の出力バッファ13の正入力端と前記抵抗器11とに接続
された抵抗器14にて、前記歪検出素子1からの出力信号
を増幅するアンプ回路15が構成されている。なお、前記
可変抵抗器7の出力端は抵抗器16を介して接地されてい
る。
これら電圧変換回路5…に入力された前記出力信号は、
これら電圧変換回路5…にて、各歪検出素子1…に対す
る呼気圧(息圧)の強弱に対応した所定の波形形状をも
つ電圧信号(第3A図参照)として出力される。これら電
圧信号は、アナログ/デジタル変換器(以下、「A/D変
換器」という)17に入力され、このA/D変換器17にて、
前記電圧信号に対応したデジタル信号に変換される。こ
のデジタル信号はマイクロコンピュータ18に入力され、
このマイクロコンピュータ18にて、所望の楽音が発生さ
れるように制御される。
すなわち、このマイクロコンピュータ18は、A/D変換器1
7から出力されたデジタル信号のレベル値が一定値、す
なわち、キーオンレベル(本実施例ではレベル値
「5」)以上になったか歪かを検出するとともに、その
一定値以上になった時点(第3B図中の時点)から複数
回(本実施例では、第3B図に示すように、およびの
2回)に亘ってそのデジタル信号のレベル値を検出し、
それらのレベル値のうちの最初に一定値以上となった時
点におけるデジタル信号に基づいて楽音を発生するよう
に制御する一方、A/D変換器17からのデジタル信号のレ
ベル値が、その後一定値、すなわち前記キーオンレベル
よりも小さい値のキーオフレベル(本実施例では、レベ
ル値「4」)または一定値よりも僅かに小さい値となっ
たとき、この時点(第3B図中のの時点)から所定期間
(t)経過後に、内部に設けられているタイマ19からの
キーオフ指令信号に基づいて、発生中の楽音を消音する
ように制御される。これは、前記一定値(キーオフレベ
ル)にデジタル信号のレベル値がなった時点において、
直ちにキーオフ指令信号を送出すると、その時点から急
激に発生中の楽音が消音されることとなり、吹奏者また
は聴取者に対し、違和感を与えることとなるので、これ
を防止するためである。
このマイクロコンピュータ18には、A/D変換器17からの
デジタル信号の各レベル値を記憶するためのランダムア
クセスメモリ(RAM)20が設けられており、このランダ
ムアクセスメモリ20内へのデジタル信号の各レベル値、
例えば「6」、「11」、「20」の書込みは、第3B図中の
各タイミング、、で順次行われるようになってい
る。また、このランダムアクセスメモリ20にそれぞれ記
憶された各レベル値「6」、「11」、「20」が歪検出素
子1…に対して加えられた呼気圧の強さとみなされるよ
うになっており、これらの強さに対応した音量および音
色で楽音が楽音発生装置21から発生されるようになって
いる。また、このマイクロコンピュータ18の内部には、
各種演算処理を実行するとともに、前記各電圧変換回路
5…の出力段にそれぞれ設けられた各ゲート21…を順次
時分割的に開閉制御するゲート制御信号G1〜Gを送出
するための演算処理回路(ALU)22や装置全体を制御す
るプログラム等を固定記憶しているリードオンリーメモ
リ(ROM)23などが設けられている。
そして、前記マイクロコンピュータ18からは、前記A/D
変換器17に対するスタート指令信号(A/D、START)を送
出して、A/D変換を実行開始せしめ、逆にA/D変換器17か
らは、前記電圧信号をデジタル信号に変換する処理を完
了したことを指示するエンド指令信号(EAD)が出力し
て、マイクロコンピュータ18に与えられる。
また、楽音発生装置21は、前記マイクロコンピュータ18
からの楽音発生指令に基づいて所望の音量および音色の
楽音を発生するためのもので、この楽音発生装置21に
は、増幅器24およびスピーカ25等が接続されている。
次に、この発明の作用について説明する。
いま、電子ハーモニカ本体2に形成した複数の吹口部3
…内に、所定の強さの呼気圧が加わったとすると、この
呼気圧の強さに応じて吹口部3…内の弾性薄膜体4は、
第2c図に示すように弾性変形して、吹口部3…の開口端
3bから背面側排出口3c…へ向う呼気流の流通を許容す
る。このとき、前記弾性薄膜体4上に貼着されている歪
検出素子1は、その弾性薄膜体4…の弾性変形に伴い歪
変形し、その歪変形に応じた抵抗値変化を出力する。こ
の歪検出素子1からの出力信号は、各電圧変換回路5…
に入力され、この電圧変換回路5…から、第3A図に示す
ような波形の電圧信号が抽出される。抽出された各電圧
信号は、マイクロコンピュータ18からのゲート制御信号
G1〜Gにより開閉制御される各ゲート21…によって時
分割的にA/D変換器17に対し順次送出される。A/D変換器
17に入力された電圧信号は、このA/D変換器17内で、マ
イクロコンピュータ18内に設けられているタイマ19から
周期的に出力されるA/Dスタート指令信号(第3B図参
照)の出力タイミングごとにデジタル信号に変換され
る。なお、このA/Dスタート指令信号の出力タイミング
の直後に、前記A/D変換器17からマイクロコンピュータ1
8に対しアナログ/デジタルの変換動作の終了を知らせ
るEAD信号が送出される(第3C図参照)。A/D変換器17か
ら出力されたデジタル信号は、マイクロコンピュータ18
内で第4図に示すようなフローチャートに従って処理さ
れる。すなわち、ステップS−1から、マイクロコンピ
ュータ18が処理を開始し、ステップS−2に至ると、こ
のステップS−2では、第5図に示すサブルーチンMへ
ジャンプし、そのマイクロコンピュータ18内のタイマ19
が所定時間を計時した時点でステップM−1においてA/
Dスタート指令信号をA/D変換器17に送出する。次のステ
ップA−2において、前記A/Dスタート指令信号に基づ
いてA/D変換器17が実行するデジタル信号への変換処理
の完了をエンド指令信号(EAD)の入力で検出し、その
ような指令信号が入力すると、YESの判断をして、次に
ステップM−3に移ってそのデジタル信号のデータをマ
イクロコンピュータ18内に取り込む。前記ステップM−
3において、デジタル信号データのマイクロコンピュー
タ18へのデータ取込み動作が完了すると、第4図に示す
フローヘリターン(ジャンプバック)し、今の場合、次
のステップS−3において、マイクロコンピュータ18に
取込まれたデジタル信号のレベル値がキーオンレベルで
ある「5」以上か歪かを判断し、YESの場合は、ステッ
プS−4において、マイクロコンピュータ18から楽音発
生装置21に対し、ノートオン信号(楽音発生開始指示信
号)を送出するとともに、ステップS−5において、そ
の時点でA/D変換器17からのデジタル信号のレベル値V1
(本実施例の場合、レベル値「6」)をランダムアクセ
スメモリ(RAM)に記憶する。そして、ステップS−6
において、前記ランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶
されているレベル値(V1=「6」)に応じた音量および
音色の制御信号を楽音発生装置21に対し送出してその制
御信号に基づいて所定の音量および音色の楽音をアンプ
24およびスピーカー25を介して放音する。引き続いて、
次のステップS−7に移り、このステップS−7におい
て、前述したサブルーチンMの過程(M−1〜M−3)
を経て、次のA/Dスタート指令信号のタイミング(第3B
図中ののタイミング)での電圧信号を同様にデジタル
信号に変換し、ステップS−8において、そのデジタル
信号のレベル値V2(本実施例では、レベル値「11」)と
前回のデジタル信号のレベル値(V1=「6」)とを比較
判断する。本実施例の場合、両デジタル信号のレベル値
は等しくない(V1≠V2)から、ステップS−9に移る。
仮に、ステップS−8において、両レベル値が等しい
(V1=V2)と判断された場合は、再びステップS−7に
戻り、サブルーチンの動作を再度行い、ステップS−8
において、前回のデジタル信号のレベル値(V1
「6」)に対し今回のデジタル信号のレベル値(V2)が
等しくないと判断されるまでサブルーチンの動作(M−
1〜M−3)を繰り返す。
ステップS−9に移行した場合には、そのステップS−
9において、今回のデジタル信号のレベル値(V2)がキ
ーオフレベルである「4」以下になったか歪かが判断さ
れ、仮に、そのレベル値(V2)が例えば前述したように
「11」の場合には、S−11において、そのレベル値(V2
=「11」)に応じた音量および音色の制御信号を楽音発
生装置21に対し送出してその制御信号に基づいて所定の
音量および音色の楽音をスピーカ25から放音する。そし
て、次のステップS−12において、前回のデジタル信号
のレベル値(V1)の代わりに、今回のデジタル信号のレ
ベル値(V2)をランダムアクセスメモリ(RAM)に転送
し、ステップS−7に移る。仮に、前記ステップS−8
において、前回のデジタル信号のレベル値(V2)と今回
のデジタル信号のレベル値(V3)とが等しくなく、しか
も後者のレベル値(V3)が「4」以下になったと判断さ
れた場合は、所定時間(t)経過後にステップS−10に
おいて、ノートオフ信号(楽音消音開始指示信号)を楽
音発生装置21に対し送出して楽音の発生を停止させる。
このように、この実施例では各吸口部3…内に取付けた
歪検出素子1…からのアナログ信号を一旦、A/D変換器1
7にてデジタル信号に変換したのち、楽音発生装置21か
ら楽音として出力させるようにしているので、歪検出素
子の特性により楽音の音量が決定されている従来の電子
楽器の場合と異なり、歪検出素子1…の特性いかにかか
わらず、A/D変換器17からのデジタル信号に基づいて所
望の音量および音色の楽音を自由に発生させることがで
き、したがって、多種多様な演奏音を得ることができ
る。
また、この実施例ではデジタル信号のレベル値がキーオ
フレベルである「4」の値以下となった時点から、所定
時間(t)経過後にノートオフ信号を楽音発生装置21に
対し送出し、これにより発生中の楽音の消音処理を実行
することとしているので、例えば、吹奏中に息つぎなど
のために前記デジタル信号のレベル値が瞬間的に低い値
となった場合でも、それにより、直ちに消音処理が実行
されるのを未然に防止できる。
さらに、楽音の発生開始時におけるキーオンレベルより
も、発生中の楽音の消音時におけるキーオフレベルを小
さな値に設定しているので、不必要な空気流の流入があ
った場合に、不必要に楽音が発生開始してしまうのを未
然に防止することができるとともに、発生中の楽音がキ
ーオフレベル到達時点から急激に消音され、このため吹
奏者、聴取者に対し違和感を与える事態を未然に防止す
ることができる。
なお、前述した実施例では、電子ハーモニカ本体2に形
成した吸口部3内に呼気圧に応じてひずみ変形する歪検
出素子1を設けた場合について説明しているが、例えば
第6図に示すように、電子ハーモニカ本体2に形成した
上下2列の吸口部3内に呼気圧及び吸気圧にそれぞれ応
じてひずみ変形する歪検出素子1A,1Bを設けるようにし
てもよく、また、図示は省略するが1つの吸口部内に呼
気圧、吸気圧のいずれの場合にもその空気圧に応じてひ
ずみ変形する歪検出素子を設けるようにしてもよい。
また、前述した実施例では、電子ハーモニカに本発明を
適用した場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、縦笛、リード楽器等の各種の楽器に適用しうるもの
である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、この発明は、空気流検
出手段から出力された検出信号の出力値が第2設定値に
なったことが検出された時点から、所定時間経過後に消
音指示手段により発生中の楽音の消音を指示する構成と
しているので、例えば、吹奏中に息つぎなどにより瞬間
的に前記検出信号の出力値が第2設定値よりも低い値と
なった場合でも、それにより、直ちに消音処理が実行さ
れるのを未然に防止できるばかりでなく、前記検出信号
の出力値が前記第2設定値となったことが検出された時
点から急激に消音処理が実行されず、聴覚的に自然な状
態で消音処理が実行されるため、吹奏者、聴取者に対し
違和感を与える事態を未然に防止することができる。
また、この発明によれば、空気流検出手段から出力され
た検出信号の出力値が所定の第1設定値を越えたことが
検出されたことを条件に、楽音の発生開始を指示手段に
より指示する一方、楽音の発生開始後に前記第1設定値
よりも小さい値の第2設定値に前記検出信号の出力値が
到達したことが検出されたことを条件に、発生中の楽音
の消音を指示する構成としているので、不必要な空気流
の流入があった場合、それに応答して、不必要に楽音が
発生開始してしまうのを未然に防止することができると
ともに、発生中の楽音が前記第2設定値の到達時点から
急激に消音処理されるのを防止することができ、このた
め吹奏者、聴取者に対し違和感を与える事態を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る空気流応答型電子楽器の一実施
例を示す回路構成図、第2A図はこの発明に使用される電
子ハーモニカを示す斜視図、第2B図は第2A図におけるII
−II線断面図、第2C図は歪検出素子のひずみ変形状態を
示す断面図、第3A図は歪検出素子のひずみ変形に伴って
生ずる電圧信号の波形を示す波形図、第3B図はマイクロ
コンピュータからA/D変換器へのA/Dスタート指令信号の
タイミングチャート、第3C図はA/D変換器からマイクロ
コンピュータへの終了指令信号のタイミングを示すタイ
ミングチャート、第3D図は、ノートオン指令およびノー
トオフ指令のタイミングを示すタイミングチャート、第
4図および第5図はA/D変換器からのデジタル信号に基
づいて楽音発生装置から楽音が発生するまでのマイクロ
コンピュータの処理を示すフローチャート、第6図はこ
の発明に使用される電子ハーモニカの他の実施例を示す
断面図である。 1……歪検出素子、5……電圧変換回路、 17……A/D変換器、 18……マイクロコンピュータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流体の状態を検出し、それに対応する
    検出信号を出力する空気流検出手段と、 この空気流検出手段から出力された検出信号の出力値が
    所定の第1設定値を越えたか否かを検出する第1検出手
    段と、 この第1検出手段により前記検出信号の出力値が第1設
    定値を越えたことが検出されたことを条件に、音楽の発
    生開始を指示する発音指示手段と、 前記発音指示手段の指示により楽音が発生開始された後
    に、前記検出手段により順次検出された前記検出信号の
    出力値が前記第1設定値より小さい値の第2設定値とな
    ったか否かを検出する第2検出手段と、 この第2検出手段により前記検出信号の出力値が前記第
    2設定値となったことが検出された時点から、所定の時
    間経過後に、発生中の楽音の消音を指示する消音指示手
    段と、 を備えていることを特徴とする空気流応答型電子楽器。
  2. 【請求項2】前記空気流検出手段は、流入された空気流
    の流体圧を検出する流体圧検出手段からなる特許請求の
    範囲第1項記載の空気流応答型電子楽器。
  3. 【請求項3】前記空気流検出手段は、空気流体の状態を
    順次検出し、順次対応するアナログ信号をアナログ信号
    出力手段と、このアナログ信号出力手段から順次出力さ
    れたアナログ信号を順次対応するデジタル信号に変換
    し、前記検出信号として出力するアナログ・デジタル変
    換手段とからなる特許請求の範囲第1項記載の空気流応
    答型電子楽器。
  4. 【請求項4】前記空気流検出手段は、呼気圧または吸気
    圧の少なくとも一方の流体圧を検出する流体圧検出手段
    からなる特許請求の範囲第1項記載の空気流応答型電子
    楽器。
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