JPH079619Y2 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents
射出成形機の型締装置Info
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- JPH079619Y2 JPH079619Y2 JP5476591U JP5476591U JPH079619Y2 JP H079619 Y2 JPH079619 Y2 JP H079619Y2 JP 5476591 U JP5476591 U JP 5476591U JP 5476591 U JP5476591 U JP 5476591U JP H079619 Y2 JPH079619 Y2 JP H079619Y2
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、射出成形機の型締装
置に関するもので、小径大ストロークの型開閉シリンダ
と、大径小ストロークの型締シリンダと、型閉じ位置に
おいて型締シリンダと可動盤とを機械的に係合するロッ
ク機構を備えた、いわゆる機械ロック直圧式の型締装置
に関するものである。
置に関するもので、小径大ストロークの型開閉シリンダ
と、大径小ストロークの型締シリンダと、型閉じ位置に
おいて型締シリンダと可動盤とを機械的に係合するロッ
ク機構を備えた、いわゆる機械ロック直圧式の型締装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の機械ロック直圧式の型締装
置は、固定盤と可動盤と支持盤(型厚調整盤とも呼ばれ
る)とを備えており、可動盤の質量を小さくして高速動
作を可能にし、可動部材への油圧の供給をできるだけ避
けるために、型締シリンダと型開閉シリンダの両者を支
持盤に設けている。
置は、固定盤と可動盤と支持盤(型厚調整盤とも呼ばれ
る)とを備えており、可動盤の質量を小さくして高速動
作を可能にし、可動部材への油圧の供給をできるだけ避
けるために、型締シリンダと型開閉シリンダの両者を支
持盤に設けている。
【0003】この種の型締装置の例は、たとえば特公平
2−42022号公報、実開平3−16211号公報、
特開平3−35859号公報などに開示されており、型
締シリンダを支持盤の中心に配置し、型開閉シリンダを
支持盤の両側に配置し、可動盤の背面に型締シリンダの
ラムに向けた型締力伝達ロッドを設け、型締ラムには型
締力伝達ロッドが収納される空洞を設け、型閉じ状態で
型締ラムの先端と型締力伝達ロッドの先端とを係合する
ロック機構を設けている。
2−42022号公報、実開平3−16211号公報、
特開平3−35859号公報などに開示されており、型
締シリンダを支持盤の中心に配置し、型開閉シリンダを
支持盤の両側に配置し、可動盤の背面に型締シリンダの
ラムに向けた型締力伝達ロッドを設け、型締ラムには型
締力伝達ロッドが収納される空洞を設け、型閉じ状態で
型締ラムの先端と型締力伝達ロッドの先端とを係合する
ロック機構を設けている。
【0004】なお実開平3−16211号公報の第5図
には、型締シリンダをリング状のシリンダとして型締ピ
ストンの中心に貫通孔を形成し、型開き時に可動盤に設
けた型締力伝達ロッドがこの貫通孔に挿入されるように
した構造が従来構造として示されている。
には、型締シリンダをリング状のシリンダとして型締ピ
ストンの中心に貫通孔を形成し、型開き時に可動盤に設
けた型締力伝達ロッドがこの貫通孔に挿入されるように
した構造が従来構造として示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の機械ロック直圧
式の型締装置は、2本の型開閉シリンダで可動盤を開閉
するため、次のような問題があった。第1の問題は、摺
動部に挿入されているシール材の経年変化に起因して2
本の型開閉シリンダの力のバランスに狂いが生じ、可動
盤の動作の円滑さが損なわれる問題である。一旦このよ
うなアンバランスが生ずると、可動盤に偏った駆動力が
加わるので、タイバーブッシュの偏摩耗を早め、アンバ
ランスをますます助長させる。
式の型締装置は、2本の型開閉シリンダで可動盤を開閉
するため、次のような問題があった。第1の問題は、摺
動部に挿入されているシール材の経年変化に起因して2
本の型開閉シリンダの力のバランスに狂いが生じ、可動
盤の動作の円滑さが損なわれる問題である。一旦このよ
うなアンバランスが生ずると、可動盤に偏った駆動力が
加わるので、タイバーブッシュの偏摩耗を早め、アンバ
ランスをますます助長させる。
【0006】第2の問題は、可動盤の停止位置の繰り返
し精度が低くなることで、特に3プレート式の金型を使
用したときに問題がある。また型閉じ時に固定金型と可
動金型の合わせ面の平行度に狂いが生じ、合わせ面に付
着した異物を検出するための金型保護圧が合わせ面に均
等に作用しなくなるなどの問題が生じる。
し精度が低くなることで、特に3プレート式の金型を使
用したときに問題がある。また型閉じ時に固定金型と可
動金型の合わせ面の平行度に狂いが生じ、合わせ面に付
着した異物を検出するための金型保護圧が合わせ面に均
等に作用しなくなるなどの問題が生じる。
【0007】第3の問題は、2本の型開閉シリンダのク
ッションの絞り量を同一になるように調整するのが難し
いために、クッション付シリンダを用いることができな
いことである。そのため、油圧回路側で油量を絞ること
によってストローク端における衝撃を避けねばならず、
油圧回路が複雑になる。
ッションの絞り量を同一になるように調整するのが難し
いために、クッション付シリンダを用いることができな
いことである。そのため、油圧回路側で油量を絞ること
によってストローク端における衝撃を避けねばならず、
油圧回路が複雑になる。
【0008】この考案は、上述の問題を解決することを
課題としてなされたものである。
課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の型締装置で
は、支持盤3の中心にリング状の型締シリンダ10を配
置し、その型締ピストン11の中心に可動盤2の背後か
ら延びる型締力伝達ロッド8を挿入する貫通孔12を設
けるとともに、型開閉シリンダ25を型締シリンダ10
の中心軸線上に配置し、上記貫通孔12を貫通したピス
トンロッド26で支持盤3と型締力伝達ロッド8とを連
結する構造としている。そして可動盤2が型閉じ位置に
移動したときに、型締力伝達ロッド8の先端と型締ピス
トン11の先端とを係合する機械的なロック装置24を
設けている。
は、支持盤3の中心にリング状の型締シリンダ10を配
置し、その型締ピストン11の中心に可動盤2の背後か
ら延びる型締力伝達ロッド8を挿入する貫通孔12を設
けるとともに、型開閉シリンダ25を型締シリンダ10
の中心軸線上に配置し、上記貫通孔12を貫通したピス
トンロッド26で支持盤3と型締力伝達ロッド8とを連
結する構造としている。そして可動盤2が型閉じ位置に
移動したときに、型締力伝達ロッド8の先端と型締ピス
トン11の先端とを係合する機械的なロック装置24を
設けている。
【0010】ロック装置24としては、雄スプライン9
と雌スプライン16の回動動作によるスプライン歯の係
合を利用した構造や、型締力伝達ロッド8の先端と型締
ピストン11の先端との間に型開閉シリンダのピストン
ロッド26が通過可能な切欠38を設けた型締力伝達板
37を挿入する構造などが採用可能である。
と雌スプライン16の回動動作によるスプライン歯の係
合を利用した構造や、型締力伝達ロッド8の先端と型締
ピストン11の先端との間に型開閉シリンダのピストン
ロッド26が通過可能な切欠38を設けた型締力伝達板
37を挿入する構造などが採用可能である。
【0011】
【作用】上記構造によれば、型締と型開閉がいずれも可
動盤2の中心に配置した1本のシリンダ10、25で行
われるので、型締力はもちろん、型開閉力や金型保護圧
などがすべて可動盤2の中心1箇所に作用する。そして
型開閉シリンダ25が1本であるため、可動盤2に力や
停止位置や速度のアンバランスが作用することがない。
また型開閉シリンダ25として通常構造のクッション機
構を内蔵したシリンダを使用することができる。
動盤2の中心に配置した1本のシリンダ10、25で行
われるので、型締力はもちろん、型開閉力や金型保護圧
などがすべて可動盤2の中心1箇所に作用する。そして
型開閉シリンダ25が1本であるため、可動盤2に力や
停止位置や速度のアンバランスが作用することがない。
また型開閉シリンダ25として通常構造のクッション機
構を内蔵したシリンダを使用することができる。
【0012】
【実施例】図1ないし図8はこの考案の第1実施例を示
したもので、1は固定盤、2は可動盤、3は支持盤、4
はタイバー、5は固定金型、6は可動金型、7は可動盤
2と一体のエジェクタ内蔵部である。
したもので、1は固定盤、2は可動盤、3は支持盤、4
はタイバー、5は固定金型、6は可動金型、7は可動盤
2と一体のエジェクタ内蔵部である。
【0013】可動盤2の中心背後には、型締力に耐える
圧縮強度を有する型締力伝達ロッド8が設けられてお
り、その先端には短い雄スプライン9が設けられてい
る。支持盤3には、その中心に大径小ストロークのリン
グ状の型締シリンダ10が形成されており、これに嵌装
された型締ピストン11の軸心には、雄スプライン9が
通過可能な直径を有する貫通孔12が設けられている。
13は型締シリンダ10のシリンダカバーであり、型締
ピストン11の前後には型締側油室14と戻り側油室1
5が形成される。
圧縮強度を有する型締力伝達ロッド8が設けられてお
り、その先端には短い雄スプライン9が設けられてい
る。支持盤3には、その中心に大径小ストロークのリン
グ状の型締シリンダ10が形成されており、これに嵌装
された型締ピストン11の軸心には、雄スプライン9が
通過可能な直径を有する貫通孔12が設けられている。
13は型締シリンダ10のシリンダカバーであり、型締
ピストン11の前後には型締側油室14と戻り側油室1
5が形成される。
【0014】型締ピストン11の先端すなわち可動盤2
側の端部には、型締力伝達ロッドの雄スプライン9と嵌
合する雌スプライン16が回動自在に、かつ軸方向移動
を押えプレート17とロックシリンダブラケット18で
押えられて、装着されている。
側の端部には、型締力伝達ロッドの雄スプライン9と嵌
合する雌スプライン16が回動自在に、かつ軸方向移動
を押えプレート17とロックシリンダブラケット18で
押えられて、装着されている。
【0015】図1、2に示すように、型締ピストン11
の先端はシリンダカバー13から突出しており、この突
出部の図3の左右方向両側に浅い平行面取り部が設けら
れている。そしてこの平行面取り部にシリンダカバー1
3に固定したガイドブロック19が摺接して型締ピスト
ン11の軸まわりの回転を阻止している。この回転阻止
手段としてすべりキーを用いることもできる。
の先端はシリンダカバー13から突出しており、この突
出部の図3の左右方向両側に浅い平行面取り部が設けら
れている。そしてこの平行面取り部にシリンダカバー1
3に固定したガイドブロック19が摺接して型締ピスト
ン11の軸まわりの回転を阻止している。この回転阻止
手段としてすべりキーを用いることもできる。
【0016】型締ピストン11の先端面に固定された前
記ロックシリンダブラケット18には、図3に示すよう
に、トラニオン構造でロックシリンダ21が取付けられ
ており、このロックシリンダのロッドの先端と雌スプラ
イン16の端面に固定したアーム22の先端とが、スプ
ライン軸と平行な方向のピン23で連結されている。従
ってロックシリンダ21のロッドの進退により、雌スプ
ライン16は往復回動する。このときの回動角は、スプ
ライン9、16の歯のピッチの1/2に相当する角度で
ある。なお図3にはピッチの粗い6枚歯のスプラインが
示されているが、実際にはもっと細かいピッチのものが
使用される。
記ロックシリンダブラケット18には、図3に示すよう
に、トラニオン構造でロックシリンダ21が取付けられ
ており、このロックシリンダのロッドの先端と雌スプラ
イン16の端面に固定したアーム22の先端とが、スプ
ライン軸と平行な方向のピン23で連結されている。従
ってロックシリンダ21のロッドの進退により、雌スプ
ライン16は往復回動する。このときの回動角は、スプ
ライン9、16の歯のピッチの1/2に相当する角度で
ある。なお図3にはピッチの粗い6枚歯のスプラインが
示されているが、実際にはもっと細かいピッチのものが
使用される。
【0017】支持盤3の中央部後端には、1本の型開閉
シリンダ25が装着されている。型開閉シリンダのピス
トンロッド26は、支持盤3の、従って可動盤2の中心
軸線上に位置しており、型締ピストン11の貫通孔12
を通って先端が型締力伝達ロッド8の先端に連結されて
いる。
シリンダ25が装着されている。型開閉シリンダのピス
トンロッド26は、支持盤3の、従って可動盤2の中心
軸線上に位置しており、型締ピストン11の貫通孔12
を通って先端が型締力伝達ロッド8の先端に連結されて
いる。
【0018】図4ないし図8は型開閉シリンダのピスト
ンロッド26と型締力伝達ロッド8との連結構造を示し
た詳細図である。図4、5に示すように、型開閉シリン
ダのピストンロッド26の先端部には、平行面取り部4
1とネジ部42とが設けられており、ネジ部42に円板
の両対向周面を削除して円弧短辺を有する矩形状に形成
した係止ブロック43が螺合され、ロックナット44で
その螺合位置が固定されている。
ンロッド26と型締力伝達ロッド8との連結構造を示し
た詳細図である。図4、5に示すように、型開閉シリン
ダのピストンロッド26の先端部には、平行面取り部4
1とネジ部42とが設けられており、ネジ部42に円板
の両対向周面を削除して円弧短辺を有する矩形状に形成
した係止ブロック43が螺合され、ロックナット44で
その螺合位置が固定されている。
【0019】一方型締力伝達ロッド8の先端には、図
6、7に示すように、いんろう46、ノックピン47及
びボルト48によって型締力伝達ロッド8と実質上一体
化したスプラインプレート30が装着されており、この
スプラインプレートの軸心には、前述した係止ブロック
43より遊隙分だけ大きい挿入口49と、これに連接す
る円形の係合溝50とが設けられており、さらに型締力
伝達ロッド8の先端中央には、ロックナット44が納ま
る逃げ孔51が設けられている。
6、7に示すように、いんろう46、ノックピン47及
びボルト48によって型締力伝達ロッド8と実質上一体
化したスプラインプレート30が装着されており、この
スプラインプレートの軸心には、前述した係止ブロック
43より遊隙分だけ大きい挿入口49と、これに連接す
る円形の係合溝50とが設けられており、さらに型締力
伝達ロッド8の先端中央には、ロックナット44が納ま
る逃げ孔51が設けられている。
【0020】係合溝50の周面近くの2箇所には、軸方
向のストッパピン53がスプラインプレート30と型締
力伝達ロッド8の先端とに両端を支持されて装架されて
おり、略このストッパピン53の方向を向いた止めネジ
55が、係合溝50の内側に螺進するように、スプライ
ンプレート30に螺合して装着されている。
向のストッパピン53がスプラインプレート30と型締
力伝達ロッド8の先端とに両端を支持されて装架されて
おり、略このストッパピン53の方向を向いた止めネジ
55が、係合溝50の内側に螺進するように、スプライ
ンプレート30に螺合して装着されている。
【0021】そして型開閉シリンダ25は、図1、2に
示すように、支持盤3の後端に突出部56を設けて固定
されており、図2に示す作業用開口57がこの突出部5
6の両側面に設けられている。そして可動盤2をその最
大後退端にまで移動させたときに、上記ピストンロッド
26と型締力伝達ロッド8との連結部がこの開口57を
設けた部分に位置し、ピストンロッドの平行面取り部4
1や止めネジ55をこの作業用開口57から操作できる
ようにしておく。
示すように、支持盤3の後端に突出部56を設けて固定
されており、図2に示す作業用開口57がこの突出部5
6の両側面に設けられている。そして可動盤2をその最
大後退端にまで移動させたときに、上記ピストンロッド
26と型締力伝達ロッド8との連結部がこの開口57を
設けた部分に位置し、ピストンロッドの平行面取り部4
1や止めネジ55をこの作業用開口57から操作できる
ようにしておく。
【0022】以上のように構成された型開閉シリンダの
ピストンロッド26と型締力伝達ロッド8の連結作業は
次のようにして行われる。まず型開閉シリンダ25を支
持盤3に固定し、ピストンロッド26の先端の係止ブロ
ック43と型締力伝達ロッドの先端の挿入口49との位
相を一致させた状態で、可動盤2をその後退端にまで移
動させ、係止ブロック43を挿入口49を通して係合溝
50内に挿入する。なおこのときの係止ブロック43と
挿入口49との位相合わせは、上記挿入直前の位置で可
動盤2を停止して両者を接近した状態に位置させ、平行
面取り部41にスパナを掛けてピストンロッド26を回
動させて容易に行うことができる。
ピストンロッド26と型締力伝達ロッド8の連結作業は
次のようにして行われる。まず型開閉シリンダ25を支
持盤3に固定し、ピストンロッド26の先端の係止ブロ
ック43と型締力伝達ロッドの先端の挿入口49との位
相を一致させた状態で、可動盤2をその後退端にまで移
動させ、係止ブロック43を挿入口49を通して係合溝
50内に挿入する。なおこのときの係止ブロック43と
挿入口49との位相合わせは、上記挿入直前の位置で可
動盤2を停止して両者を接近した状態に位置させ、平行
面取り部41にスパナを掛けてピストンロッド26を回
動させて容易に行うことができる。
【0023】係止ブロック43を円形係合溝50に挿入
した後、平行面取り部41にスパナを掛けてピストンロ
ッド26を約90度回動させ、係止ブロック43をスト
ッパピン53に当接させる。そして止めネジ55を螺進
させて係止ブロック43をストッパピン53と止めネジ
55とで挟んで固定する。このとき止めネジ55に嫌気
性雰囲気で固化する接着剤などを塗って緩み止めとする
のが良い。なおピストンロッド26と型締力伝達ロッド
8の分離は、上記と逆の手順で行えばよい。
した後、平行面取り部41にスパナを掛けてピストンロ
ッド26を約90度回動させ、係止ブロック43をスト
ッパピン53に当接させる。そして止めネジ55を螺進
させて係止ブロック43をストッパピン53と止めネジ
55とで挟んで固定する。このとき止めネジ55に嫌気
性雰囲気で固化する接着剤などを塗って緩み止めとする
のが良い。なおピストンロッド26と型締力伝達ロッド
8の分離は、上記と逆の手順で行えばよい。
【0024】ピストンロッド26と型締力伝達ロッド8
との連結構造は、上記構造のものに限られるものではな
いが、上記の連結構造を採用することにより、型開閉シ
リンダ25を予め支持盤3に装着した状態でそのピスト
ンロッド26と型締力伝達ロッド8との連結作業を行う
ことができ、型締装置組立時の作業性を大幅に改善する
ことができる。
との連結構造は、上記構造のものに限られるものではな
いが、上記の連結構造を採用することにより、型開閉シ
リンダ25を予め支持盤3に装着した状態でそのピスト
ンロッド26と型締力伝達ロッド8との連結作業を行う
ことができ、型締装置組立時の作業性を大幅に改善する
ことができる。
【0025】次に以上のように構成された型締装置の動
作について説明する。図1は型締時の状態を、図2は型
開き時の状態を示したもので、図2の型開き状態から型
開閉シリンダ25のヘッド側に油圧を供給してピストン
ロッド26を伸長させ、固定金型5と可動金型6の合わ
せ面が密着するまで可動盤2を前進させる。この型閉じ
時の可動盤(または可動金型)の位置は、図示しないエ
ンコーダで検出されており、正規の型閉じ位置まで達し
ないときは、金型の合わせ面に異物がかみ込んだものと
判断され、金型保護のために型締動作には移行しないよ
うになっている。
作について説明する。図1は型締時の状態を、図2は型
開き時の状態を示したもので、図2の型開き状態から型
開閉シリンダ25のヘッド側に油圧を供給してピストン
ロッド26を伸長させ、固定金型5と可動金型6の合わ
せ面が密着するまで可動盤2を前進させる。この型閉じ
時の可動盤(または可動金型)の位置は、図示しないエ
ンコーダで検出されており、正規の型閉じ位置まで達し
ないときは、金型の合わせ面に異物がかみ込んだものと
判断され、金型保護のために型締動作には移行しないよ
うになっている。
【0026】型閉じ動作時には、型締シリンダ10の戻
り側油室15に油圧が供給されて型締ピストン11は反
可動盤側に移動している。一方、雌スプライン16は、
雄スプライン9の歯が雌スプライン16の溝を通過する
角度に回動している。従って、雄スプライン9は雌スプ
ライン16によって阻止されることなく雌スプライン1
6を通過し、可動盤2が型閉じ位置に達したときには、
型締力伝達ロッド8の先端(正確にはスプラインプレー
ト30の端面)と雌スプライン16の端面との間に若干
の遊隙が形成される。
り側油室15に油圧が供給されて型締ピストン11は反
可動盤側に移動している。一方、雌スプライン16は、
雄スプライン9の歯が雌スプライン16の溝を通過する
角度に回動している。従って、雄スプライン9は雌スプ
ライン16によって阻止されることなく雌スプライン1
6を通過し、可動盤2が型閉じ位置に達したときには、
型締力伝達ロッド8の先端(正確にはスプラインプレー
ト30の端面)と雌スプライン16の端面との間に若干
の遊隙が形成される。
【0027】次に、ロックシリンダ21に油圧を供給し
て雌スプライン16を回動させ、雄スプライン9の歯と
雌スプライン16の歯とを同位相にして雄スプライン9
の後退を阻止し、型締シリンダ10の型締側油室14に
油圧が供給される。大径の型締シリンダ10によって発
生した大きな型締力は、雌スプライン16、雄スプライ
ン9および型締力伝達ロッド8を介して可動盤2に伝達
される。
て雌スプライン16を回動させ、雄スプライン9の歯と
雌スプライン16の歯とを同位相にして雄スプライン9
の後退を阻止し、型締シリンダ10の型締側油室14に
油圧が供給される。大径の型締シリンダ10によって発
生した大きな型締力は、雌スプライン16、雄スプライ
ン9および型締力伝達ロッド8を介して可動盤2に伝達
される。
【0028】この型締状態で成形作業が行われた後、型
締シリンダ10の戻り側油室15に油圧が供給されて型
締ピストン11が後退し、型締力伝達ロッド8の先端と
雌スプライン16の端面との押接力が解除された後、ロ
ックシリンダ21によって雄スプライン9の歯と雌スプ
ライン16の溝とが一致する位相に雌スプライン16が
回動し、次いで型開閉シリンダ25のロッド側に油圧が
供給されて可動盤2が後退し、図2に示す型開き状態に
戻る。
締シリンダ10の戻り側油室15に油圧が供給されて型
締ピストン11が後退し、型締力伝達ロッド8の先端と
雌スプライン16の端面との押接力が解除された後、ロ
ックシリンダ21によって雄スプライン9の歯と雌スプ
ライン16の溝とが一致する位相に雌スプライン16が
回動し、次いで型開閉シリンダ25のロッド側に油圧が
供給されて可動盤2が後退し、図2に示す型開き状態に
戻る。
【0029】このように型開閉シリンダ25を1本とし
て可動盤2の中心に力を作用させることにより、従来の
2本シリンダのように力や位置のアンバランスを生じる
ことがなく、型開閉動作を滑らかに制御することがで
き、金型保護の動作や停止位置も正確になる。さらに
は、型開閉シリンダ25に公知のクッション機能も付加
できるので、油圧回路にメータアウト絞り弁などを追加
しなくても停止時の衝撃を緩和でき、それによってより
高精度に停止位置を制御できるようになる。
て可動盤2の中心に力を作用させることにより、従来の
2本シリンダのように力や位置のアンバランスを生じる
ことがなく、型開閉動作を滑らかに制御することがで
き、金型保護の動作や停止位置も正確になる。さらに
は、型開閉シリンダ25に公知のクッション機能も付加
できるので、油圧回路にメータアウト絞り弁などを追加
しなくても停止時の衝撃を緩和でき、それによってより
高精度に停止位置を制御できるようになる。
【0030】なお型開閉シリンダ25を支持盤3の後方
に突出させた上記実施例の構造のものでは、型開閉シリ
ンダ25のヘッドエンドにストローク調整用のネジ杆を
軸方向に螺入し、このネジ杆を進退させることによって
ピストンの後退端を機械的に規制することによって型の
開閉ストロークを規制する構造を採用することができ
る。
に突出させた上記実施例の構造のものでは、型開閉シリ
ンダ25のヘッドエンドにストローク調整用のネジ杆を
軸方向に螺入し、このネジ杆を進退させることによって
ピストンの後退端を機械的に規制することによって型の
開閉ストロークを規制する構造を採用することができ
る。
【0031】上記第1実施例のロック装置24は、スプ
ラインを用いたものであるが、より単純な構造として図
9ないし11に示すような構造のロック装置が採用でき
る。図9ないし11に示すロック装置は、型閉じ位置に
進出した型締力伝達ロッド8の端面35と型締ピストン
11の先端面36との間に側方より型締力伝達板37を
挿入し、この型締力伝達板37を介して型締ピストン1
1の締結力を可動盤2に伝達するものである。この考案
の構造では、型締力伝達ロッド8の先端から型締ピスト
ン11の貫通孔へと延びるピストンロッド26が存在し
ているので、型締力伝達板37には、ピストンロッド2
6との干渉を避けるための切欠38を設けておく必要が
ある。
ラインを用いたものであるが、より単純な構造として図
9ないし11に示すような構造のロック装置が採用でき
る。図9ないし11に示すロック装置は、型閉じ位置に
進出した型締力伝達ロッド8の端面35と型締ピストン
11の先端面36との間に側方より型締力伝達板37を
挿入し、この型締力伝達板37を介して型締ピストン1
1の締結力を可動盤2に伝達するものである。この考案
の構造では、型締力伝達ロッド8の先端から型締ピスト
ン11の貫通孔へと延びるピストンロッド26が存在し
ているので、型締力伝達板37には、ピストンロッド2
6との干渉を避けるための切欠38を設けておく必要が
ある。
【0032】型締力伝達板37を型締ピストン11と型
締力伝達ロッド8との間に進退させる構造としては、図
10に示すように、支持盤3に揺動可能に枢着した型締
力伝達板37を揺動シリンダ39で揺動させる構造や、
図11に示すように、型締力伝達板37を直動型シリン
ダ40のロッドに連結して直線移動によって進退させる
構造など各種の構造のものを採用し得る。
締力伝達ロッド8との間に進退させる構造としては、図
10に示すように、支持盤3に揺動可能に枢着した型締
力伝達板37を揺動シリンダ39で揺動させる構造や、
図11に示すように、型締力伝達板37を直動型シリン
ダ40のロッドに連結して直線移動によって進退させる
構造など各種の構造のものを採用し得る。
【0033】また前記第1実施例のものでは、型開閉シ
リンダ25を支持盤3の後方に設けているが、図12に
示すように、型開閉シリンダ25を型締力伝達ロッド8
に内蔵し、型締力伝達ロッド8の先端から後方に延びる
ピストンロッド26の先端を、型締ピストン11の貫通
孔12を通過させて、支持盤3の反ロック機構側のフラ
ンジ58に連結する構造を採用することができる。
リンダ25を支持盤3の後方に設けているが、図12に
示すように、型開閉シリンダ25を型締力伝達ロッド8
に内蔵し、型締力伝達ロッド8の先端から後方に延びる
ピストンロッド26の先端を、型締ピストン11の貫通
孔12を通過させて、支持盤3の反ロック機構側のフラ
ンジ58に連結する構造を採用することができる。
【0034】この構造は、型開閉シリンダ25への油圧
の供給が少し面倒になり、型締力伝達ロッド8も太くな
るが、型開閉シリンダ25が支持盤3の後方に突出しな
いので、型締装置をコンパクトに構成したいときに有効
である。
の供給が少し面倒になり、型締力伝達ロッド8も太くな
るが、型開閉シリンダ25が支持盤3の後方に突出しな
いので、型締装置をコンパクトに構成したいときに有効
である。
【0035】
【考案の効果】以上説明したこの考案の構造によれば、
型締力はもちろん、型開閉シリンダからの型移動力や金
型保護圧なども常に可動盤の中心に作用するので、可動
盤の運動が円滑となり、停止精度も高い。また可動盤の
停止時の衝撃を緩衝するためのクッション機能を型開閉
シリンダに内蔵させることが可能になるので、可動盤の
停止を衝撃なく円滑に行うことができるとともに、油圧
回路も簡単になり、油圧装置の制御もより容易になる。
型締力はもちろん、型開閉シリンダからの型移動力や金
型保護圧なども常に可動盤の中心に作用するので、可動
盤の運動が円滑となり、停止精度も高い。また可動盤の
停止時の衝撃を緩衝するためのクッション機能を型開閉
シリンダに内蔵させることが可能になるので、可動盤の
停止を衝撃なく円滑に行うことができるとともに、油圧
回路も簡単になり、油圧装置の制御もより容易になる。
【0036】また実施例に示した型開閉ピストンのピス
トンロッドと可動盤側の型締力伝達ロッドとの連結構造
を採用することにより、両者の連結作業を容易に行うこ
とができるという特徴がある。
トンロッドと可動盤側の型締力伝達ロッドとの連結構造
を採用することにより、両者の連結作業を容易に行うこ
とができるという特徴がある。
【図1】第1実施例の型締状態を示す部分断面側面図。
【図2】第1実施例の型開き状態を示す側面図。
【図3】第1実施例のロック機構を示す正面図。
【図4】型開閉シリンダのロッド先端の拡大側面図。
【図5】型開閉シリンダのロッド先端の拡大正面図。
【図6】型締力伝達ロッドの先端の拡大断面図。
【図7】型締力伝達ロッドの先端の拡大正面図。
【図8】ピストンロッドと型締力伝達ロッドの連結構造
を示す拡大断面図。
を示す拡大断面図。
【図9】ロック機構の他の例を示す要部の部分断面側面
図。
図。
【図10】図9のA矢視図。
【図11】他の構造例を示す図9のA矢視図。
【図12】第2実施例の要部を示す部分断面側面図。
2 可動盤 3 支持盤 8 型締力伝達ロッド 9 雄スプライン 10 型締シリンダ 11 型締ピストン 12 貫通孔 16 雌スプライン 21 ロックシリンダ 24 ロック装置 25 型開閉シリンダ 26 ピストンロッド 37 型締力伝達板 38 切欠 39 揺動シリンダ 40 直動型シリンダ 43 係止ブロック 49 挿入口 50 係合溝 53 ストッパピン 55 止めネジ
Claims (4)
- 【請求項1】 支持盤(3) に型締シリンダ(10)と型開閉
シリンダ(25)とを個別に備えるとともに型締シリンダ(1
0)の推力を可動盤(2) に選択的に伝達するロック機構を
備えた型締装置において、 型締シリンダ(10)が支持盤(3) の中心にリング状に形成
され、型締ピストン(11)の軸心には型締力伝達ロッド
(8) が通過可能な貫通孔(12)が設けられており、型開閉
シリンダ(25)が型締シリンダ(10)の軸心に配置されてお
り、型開閉シリンダ(25)のピストンロッド(26)が型締ピ
ストン(11)の貫通孔(12)を貫通して支持盤(3) と型締力
伝達ロッド(8) とを連結していることを特徴とする、射
出成形機の型締装置。 - 【請求項2】 ロック装置(24)が、型締力伝達ロッド
(8) の先端周面に形成された雄スプライン(9) と、型締
ピストン(11)に回動自在に嵌合された雌スプライン(16)
と、雌スプライン(16)の回動駆動装置(21)とで構成され
ている、請求項1記載の型締装置。 - 【請求項3】 ロック装置(24)が、型閉じ時に型締力伝
達ロッド(8) の先端と型締ピストン(11)の先端との間に
挿入される型締力伝達板(37)と、この型締力伝達板(37)
の進退駆動装置(39)または(40)とで構成され、型締力伝
達板(37)には、その進出方向に向けて型開閉シリンダの
ピストンロッド(26)が通過可能な切欠(38)が設けられて
いる、請求項1記載の型締装置。 - 【請求項4】 型開閉シリンダ(25)のピストンロッド(2
6)と型締力伝達ロッド(8) の連結部は、ピストンロッド
(26)の先端に固定された軸対称かつ非円形の係止ブロッ
ク(43)と、型締力伝達ロッド(8) の先端に前記係止ブロ
ック(43)と同形にして開口させた挿入口(49)と、係止ブ
ロック(43)が軸回りに回動し得る大きさで挿入口(49)に
連接してその奥側に設けられた円形の係合溝(50)と、挿
入口(49)を通して係合溝(50)に挿入された係止ブロック
(43)の回動を挿入口(49)と位相をずらせた位置で固定す
る固定手段(53)、(55)とを備えている、請求項1、2又
は3記載の型締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5476591U JPH079619Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-06-18 | 射出成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-41405 | 1991-05-07 | ||
| JP4140591 | 1991-05-07 | ||
| JP5476591U JPH079619Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-06-18 | 射出成形機の型締装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055427U JPH055427U (ja) | 1993-01-26 |
| JPH079619Y2 true JPH079619Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=26381013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5476591U Expired - Lifetime JPH079619Y2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-06-18 | 射出成形機の型締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079619Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50102454U (ja) * | 1974-01-23 | 1975-08-23 | ||
| JPS5667027U (ja) * | 1979-10-25 | 1981-06-04 | ||
| JP6339648B2 (ja) * | 2016-11-22 | 2018-06-06 | ファナック株式会社 | 射出装置および軸芯位置調整方法 |
| CN109262950A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-01-25 | 宁波方力科技股份有限公司 | 一种缠绕管接头注塑成型机 |
| KR102135823B1 (ko) * | 2019-03-26 | 2020-08-26 | 고동근 | 금속을 성형하는 장치 및 방법 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP5476591U patent/JPH079619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH055427U (ja) | 1993-01-26 |
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