JPH0796779B2 - 法面保護構造物の施工法 - Google Patents

法面保護構造物の施工法

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JPH0796779B2
JPH0796779B2 JP1190669A JP19066989A JPH0796779B2 JP H0796779 B2 JPH0796779 B2 JP H0796779B2 JP 1190669 A JP1190669 A JP 1190669A JP 19066989 A JP19066989 A JP 19066989A JP H0796779 B2 JPH0796779 B2 JP H0796779B2
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泰弘 山田
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は法面上に型枠を組み、セメント系硬化材を打
設して法面の崩壊を防止する構造物の施工法に関するも
のである。
(従来技術) 法面上に型枠を組み、セメント系硬化材を打設して構造
物を構築し、この構造物によって地山の安定を図る方法
が採用されている。
このような構造物はアンカーによって地山に固定するの
であるが、第9図に示すように、まず構築すべき構造物
の巾方向の真ん中にのみアンカーaを打設し、このアン
カーaに堰板b・b間の間隔を保持するスペーサーcを
結束線にて結束して、型枠を地山に設置する方法が採ら
れていた。
(この発明が解決すべき課題) 上記にような方法であると、まずスペーサーは堰板間の
間隔を保持するだけで、構造材としての剛性を有してお
らず、スペーサーは容易に屈曲してしまう。このような
スペーサーを介してアンカーと固定するようなやり方で
あると、折角アンカーを打設したのに、スペーサーが屈
曲したり破損することによって、堰板がズレてしまった
り、硬化材の吹き付けの圧力によって堰板が動いて設計
通りの構造物が構築できないことがあった。
またスペーサーとアンカーは結束線によって結びつけて
いるだけであって、結束が緩めは、簡単に型枠が左右に
ズレてしまうという問題がある。更に図のように構造物
の巾方向が斜面の傾斜方向となる場合には、構造物の巾
方向下方側の地山との接点を支点Aとして転倒モーメン
トMaが作用する。構造物を地山に固定するためには、こ
のモーメントMaに釣り合う反対方向の抵抗モーメントMb
を発生させることが必要であるが、この抵抗モーメント
Mbはアンカーの引き抜き抵抗力Pと支点Aからアンカー
までの距離によって決定する。
第9図のような場合、アンカーと構造物の谷側間の距離
は、構造物の巾がLであると、支点Aからアンカーまで
の距離はL/2となり、抵抗モーメントMbは支点からの距
離とアンカーの引き抜き抵抗力Pの積であるから、Mb=
L/2×Pとなる。
つまり転倒モーメントMaと釣り合う抵抗モーメントMbを
得るには、支点Aからの距離が短い分、大きな引き抜き
抵抗力Pが必要となる。このように折角構造物の巾がL
あっても、巾方向中間に打ったアンカーは、支点Aとの
距離が小さいがために、アンカーに大きな引き抜き抵抗
力Pを要求することになり、時にはアンカーの性能を越
える引き抜き抵抗力Pが必要となる。このようにアンカ
ーの性能を越える力が必要になると、これに耐えられず
アンカーが抜けてしまうという事態が生じることがあっ
た。
この発明は以上のような課題を解決するためになされた
もので、構造物を地山に強固に設置できるとともに、斜
面の長期的な安定を図ることができる法面保護構造物の
施工法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明にかかる法面保護構造物の施工法は、構築すべ
き構造物の巾方向両側に沿って各々アンカーを打設する
ものである。
左右両側に打設するアンカーは、各々複数本を適宜間隔
づつ離して打設するもので、左右いずれか一方側の各ア
ンカーの間に他方側のアンカーが各々位置するように互
い違いに配設する。アンカーの一部は地上に幾らか突出
させておく。アンカーとしては鉄筋や鋼棒、あるいはロ
ックボルトのようなものが広く採用できる。
左右両側のアンカー間には鉄筋体を配設する。鉄筋体は
複数の主筋とこれらの外周を取り囲むように配するフー
プ筋より成る。鉄筋体はせん断力を負担するもので、こ
の鉄筋体は結束線等によってアンカーに固定する。
鉄筋体の左右には、鉄筋体に沿わせて堰板を配設する。
堰板としてはエキスパンドメタルやクリンプ金網などの
多孔性の金網状材を使用する。この金網状材を使用する
ことが重要な要件であって、スペーサーなどが通し易
く、作業が容易で、アンカーに沿わしても支障がない。
また金網状材は屈曲し易く、鉄筋が曲がっていても、ア
ンカーの打設位置が多少ズレていても、容易にこれらに
追随して堰板を鉄筋に沿わすことができる。
この両堰板間にセメント系硬化材を打設して構造物を構
築する。セメント系硬化材としてコンクリート,モルタ
ル,セメントミルク等が使用できる。
硬化材が硬化して構造物が完成したとき、堰板は鉄筋体
に沿わして配したため、同じく鉄筋体の左右にあるアン
カーは、必然的に構造物の巾方向左右端ぎりぎりに位置
することになる。このアンカーの位置によって極めて重
要な効果を得ることができるものである。
(作用) アンカーを打設するのは、構造物の巾方向両側に沿って
であり、堰板は鉄筋体に沿わせるように配置するもので
ある。従って前記したようにアンカーは構造物の巾方向
の左右両端近くに各々位置するものであり、左右のアン
カー間の巾は、ほぼ構造物の巾L分離れることになる。
前述したように、第8図に示すように、構造物の下方側
と地山との接点を支点Aとして、転倒しようとする転倒
モーメントMaが構造物に作用する。構造物が転倒しない
ようにするためには、この転倒モーメントMaに釣り合う
抵抗モーメントMbをアンカーによって生じさせる。
抵抗モーメントMbは支点Aから上方側のアンカーまでの
距離Lと引き抜き抵抗力Pとの積であるため、モーメン
トMb=L×Pとなる。つまりアンカーを構造物の巾方向
左右端ぎりぎりに打つ場合には、アンカーを構造物の巾
方向中間部に打つ従来の場合の2分の1の引き抜き抵抗
力Pで良いということになる。これはアンカーに作用す
る引き抜こうとする力が小さいことを意味し、アンカー
が地山から抜けるような事故の発生が減少する。
これは、釘を抜く場合、釘を出来るかぎり釘抜き工具の
支点近くに位置させて引き抜くと、釘の引き抜き抵抗モ
ーメントが小さくなって抜け易くなることと同じであ
り、釘が支点から遠くなるにつれて、引き抜くための大
きな力が必要となる。本発明では、支点から出来るかぎ
り遠くにアンカーを置いて、アンカーに大きな引き抜き
力が作用しないようにするものである。
(実施例) 以下、図に示す一実施例に基づきこの発明を詳細に説明
する。
第4図〜第6図は、施工順序を追って型枠の組立てを示
しており、中間の二点鎖線の左右は便宜的に同一平面上
に記載しているが、実際は左右いずれか一方のアンカー
と他方側のアンカーは型枠の長手方向にズレている。
図において1はアンカーである。実施例ではアンカー1
として鋼棒を使用している。アンカー1は構築すべき構
造物の巾方向左右に各々複数本づつ適宜間隔づつ離して
打設する。また打設する位置は、左右いずれか一方の各
アンカー1・1の間に他方側のアンカー1が位置するよ
うにする。すなわち左右両側のアンカー1・1が距離を
置いて互い違いに位置するようにする。
この両側のアンカー1・1間に鉄筋体2を配設する。鉄
筋体は複数本の主筋3を構造物の長手方向に沿って配
し、これらの外周をフープ筋4によって取り囲んだもの
である。鉄筋体2はアンカー1・1間にあるため、巾方
向にズレることがない。鉄筋体2は、フープ筋4を結束
線によってアンカー1に固定することにより、アンカー
1・1と連結する。
鉄筋体の両側に沿わせるように、多孔性の金網状材であ
る堰板5・5を起立してする。実施例では、金網状材の
堰板5として、エキスパンドメタルを使用した。多孔性
の金網はスペーサーを通したりするのが容易であり、ま
た屈曲し易い性質を有しているため、鉄筋体2に沿わし
たり、連結作業が容易である。従って、木製や紙製など
の材料と違い、鉄筋体2に沿わすことが容易にできるも
ので、アンカー1・1を構造物の出来るかぎり巾方向左
右ぎりぎりに位置させることが容易にできる。堰板5・
5は、第7図のようにアンカー1・1に結束してもよ
い。
両堰板5・5間には、セメント系硬化材であるコンクリ
ート7を打設する。
(発明の効果) この発明は以上のような構成を有するため、以下のよう
な効果を得ることができる。
(a)左右の堰板は、スペーサーを介してアンカーなど
に連結するのではなくて、剛性の高い鉄筋体に沿わせる
ため、左右の堰板が鉄筋体の巾に拘束されて、スペーサ
ーの屈曲や破損が生じても位置がズレ難く、設計通りの
構造物が構築できる。
(b)堰板として多孔性の金網状材を使用するため、そ
の孔を利用してスペーサーによる連結が容易で、またそ
の屈曲し易い性質を利用して鉄筋体に沿わして起立させ
ることができる。従って鉄筋の曲がりや地盤形状に関係
なく、鉄筋体に沿わせることができる。従って鉄筋体に
沿わして結束するアンカーを必然的に構造物の巾方向左
右端近傍に確実に位置させることができる。
(c)アンカーに直接鉄筋体を結束したため、鉄筋のズ
レは生じることがない。
(d)アンカーは、構造物の巾方向の中間ではなく、構
造物の巾方向左右両側端近傍に位置する。構造物には第
8図に示すように、構造物の下方側と地山との接点を支
点Aとして転倒しようとする転倒モーメントMaが作用す
るが、斜面の上方側に位置するアンカーの引き抜き抵抗
力Pによって抵抗する。アンカーの位置は支点Aから最
も遠い距離L分離れており、転倒モーメントMaと釣り合
う抵抗モーメントMbを発生させるために、アンカーの引
き抜き抵抗力Pは小さくてよいことになる。これはつま
り、アンカーを引き抜こうとする力が小さくなることで
あり、アンカーが抜けるなどの事故の発生は減少するこ
とになる。
(e)左右のアンカーを互い違いに配することでアンカ
ーの本数を少なくし、安価に施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の施工状態を示す斜視図、 第2図はその一部縦断面図、 第3図はアンカーの打設位置を示す概略図、 第4図〜第6図は型枠の組みたて順序を示す説明図、 第7図は他の実施例の断面図、 第8図はこの発明による構造物に作用するモーメントを
示す説明図、 第9図は従来の構造物に作用するモーメントを示す説明
図である。 1……アンカー,2……鉄筋体,3……主筋,4……フープ
筋,5……堰板,6……スペーサー,7……コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築すべき構造物の巾方向両側に沿って各
    々適宜間隔ずつ離して地山にアンカーを打設し、左右い
    ずれか一方側の各アンカーの間に他方側のアンカーが各
    々位置するようにし、この左右のアンカーに沿わせて主
    筋及びフープ筋から成る鉄筋体を配設し、この鉄筋体を
    左右のアンカーに直接結束し、鉄筋体の左右両側には、
    鉄筋体に沿わして金網状材からなる堰板を配し、両堰板
    間にセメント系硬化材を打設し、左右のアンカーは構造
    物の巾方向左右端近傍に各々位置させる法面保護構造物
    の施工法。
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JPH0686769B2 (ja) * 1986-05-04 1994-11-02 株式会社日本法工 型枠建込み方法

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