JPH0796804A - 車両の電圧制御装置 - Google Patents

車両の電圧制御装置

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JPH0796804A
JPH0796804A JP5241031A JP24103193A JPH0796804A JP H0796804 A JPH0796804 A JP H0796804A JP 5241031 A JP5241031 A JP 5241031A JP 24103193 A JP24103193 A JP 24103193A JP H0796804 A JPH0796804 A JP H0796804A
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誠祐 雄谷
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登 中井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種機器への通電量が小さく抑え、バッテリ
電圧の変動に拘らず常に一定の電圧を供給して機器の消
費電力の節減や発熱防止を図ることができる車両の電圧
制御装置を提供すること。 【構成】 車両に搭載されたバッテリからの供給電圧を
制御する車両の電圧制御装置において、車速又は時間が
所定値に達すると供給電圧を下げる制御手段を設ける。
又、この制御手段に、供給電圧のデューティ制御におけ
るデューティ比をバッテリ電圧の変動に応じて変化させ
て供給電圧(供給電流)を一定に保つ機能を持たせる。
本発明によれば、車速又は時間が所定値に達すると、供
給電圧がデューティ制御されて機器への通電量が小さく
抑えられ、デューティ制御中に例えばバッテリ電圧が低
下した場合には、その電圧低下に応じてデューティ比を
変化させて機器への供給電圧が一定に保たれるため、従
来のようにバッテリ電圧の低下を予め見込んで機器の仕
様を決定する必要がなくなり、前記目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されたバッ
テリからの供給電圧をデューティ制御する車両の電圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、路面に埋設された誘導線を検知
しながらこれに沿って自走するゴルフカー等の自動走行
車両には、制動手段として電磁ブレーキが備えられてい
る。
【0003】ところで、上記電磁ブレーキはソレノイド
とリターンスプリングによってON/OFFされる。つ
まり、電磁ブレーキはリターンスプリングによって常時
ON側に付勢されており、ソレノイドに通電されないと
きにはリターンスプリングによってONされ、ソレノイ
ドに通電されると該ソレノイドの磁力によって離脱され
てOFFされる。
【0004】而して、ON状態にある電磁ブレーキをO
FFする場合、該電磁ブレーキをリターンスプリングの
付勢力に抗して離脱させる初期にはソレノイドに多くの
電流を流して強い磁力で電磁ブレーキを離脱させる必要
がある。そして、一旦電磁ブレーキが離脱した後は、離
脱当初の大きな磁力は不要であって、ソレノイドにはリ
ターンスプリングの付勢力に抗して電磁ブレーキを離脱
状態(OFF状態)に保つに必要十分な大きさの電流を
流せば足る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は電磁
ブレーキが離脱した後もソレノイドにそのまま多くの電
流を流し続けていたため、消費電力が大きくなり、電磁
ブレーキの発熱等を招くという問題があった。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、車速又
は時間が所定値に達した後は各種機器への通電量を小さ
く抑え、機器の消費電力の節減や発熱防止を図ることが
できる車両の電圧制御装置を提供することにある。
【0007】ところで、車両に搭載されたバッテリの電
圧は各種機器の負荷によって変動する場合があり、バッ
テリ電圧が低下した場合でも電磁ブレーキのOFF状態
を維持するために、バッテリ電圧の低下を予め見込んで
電磁ブレーキの仕様を決定する必要があり、この場合の
電磁ブレーキの仕様としては大電力消費タイプのものと
ならざるを得なかった。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、バッテ
リ電圧の変動に拘らず常に一定の電圧を供給して機器の
消費電力の節減や発熱防止を図ることができる車両の電
圧制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、車両に搭載されたバッテリからの供給電圧を制
御する車両の電圧制御装置において、車速又は時間が所
定値に達すると供給電圧を下げる制御手段を設けたこと
を前記デューティ制御におけるデューティ比をバッテリ
電圧の変動に応じて変化させて供給電圧を一定に保つた
めの制御手段を設けたことを特徴とする。
【0010】又、本発明は、前記制御手段に、車速又は
時間が所定値に達すると供給電圧をデューティ制御する
とともに、該デューティ制御におけるデューティ比をバ
ッテリ電圧の変動に応じて変化させて供給電圧を一定に
保つ機能を付加したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、車速又は時間が所定値に達し
て多くの電流を要しない場合には、例えば電圧をデュー
ティ制御して供給電圧を下げるようにしたため、各種機
器への通電量が小さく抑えられ、機器の消費電力の節減
や発熱防止を図ることができる。
【0012】又、本発明によれば、デューティ制御中に
例えばバッテリ電圧が低下した場合には、その電圧低下
に応じてデューティ比を変化させて機器への供給電圧
(供給電流)が一定に保たれるため、従来のようにバッ
テリ電圧の低下を予め見込んで機器の仕様を決定する必
要がなくなり、従来のものよりも省力タイプの機器を用
いることができ、機器の消費電力の節減や発熱防止を図
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】先ず、本発明に係る電圧制御装置を備える
ゴルフカー1の全体構成を図4乃至図6に基づいて以下
に説明する。尚、図4はゴルフカーの主要構成を示す側
面図、図5は同平面図、図6は同ブロック図である。
【0015】図4及び図5に示すように、ゴルフカー1
の車体2の前、後部(図4及び図5において左方が前
方)は操向輪である左右一対の前輪3と駆動輪である左
右一対の後輪4によってそれぞれ走行自在に支持されて
いる。
【0016】上記車体2の前部の左右方向中央部にはハ
ンドルポスト5が後方に向かって斜め上方に立設されて
おり、該ハンドルポスト5には操舵軸6が回動自在に挿
通支持されている。そして、この操舵軸6の上部には駐
車レバー7が回動自在に枢支され、同操舵軸6の上端に
はバー状のハンドル8が結着されており、下端にはギヤ
装置9を介して前記前輪3が操舵可能に連結されてい
る。そして、ギヤ装置9には、これを駆動するための操
舵モータ10が連結されており、該操舵モータ10は、
図6に示すように、操舵コントローラ11及びステアリ
ングリレー75を介してメインコントローラ12に電気
的に接続されている。
【0017】又、図4に示すように、前記ハンドル8の
左右にはブレーキレバー13、アクセルレバー14がそ
れぞれ設けられており、アクセルレバー14の近傍には
アクセルスイッチ15が設けられており、図6に示すよ
うに、該アクセルスイッチ15は前記メインコントロー
ラ12に電気的に接続されている。
【0018】一方、前記車体2の略中央部には駆動源で
あるエンジン16が搭載されており、該エンジン16の
吸気側には気化器17と吸気管18が連設され、排気側
からは排気管19が導出しており、該排気管19の末端
には排気マフラー20が接続されている。
【0019】ところで、図4に示すように、前記気化器
17のスロットルバルブ(不図示)には第1ワイヤー2
1を介して切換装置22が連結されており、該切換装置
22には第2ワイヤー23を介してガバナ装置24が連
結されている。そして、ガバナ装置24は第3ワイヤー
25を介して前記アクセルレバー14に接続されている
(図6参照)。
【0020】尚、気化器17にはスロットルバルブの開
度を検出するためのスロットルセンサ26が設けられて
おり、該スロットルセンサ26は、図6に示すように、
前記メインコントローラ12に電気的に接続されてい
る。
【0021】又、図4に示すように、前記切換装置22
には電磁クラッチ27とステップモータ28が連結され
ており、ステップモータ28は前記メインコントローラ
12に電気的に接続されている(図6参照)。
【0022】而して、切換装置22の切換動作によって
前記アクセルレバー14が気化器17のスロットルバル
ブに連結されれば、アクセルレバー14の操作が前記ガ
バナ装置24と切換装置22を介して気化器17のスロ
ットルバルブに伝えられ、アクセルレバー14の操作量
に応じてスロットルバルブが開閉せしめられてエンジン
16の回転数が制御される。
【0023】又、切換装置22の切換動作によって前記
ステップモータ28が気化器17のスロットルバルブに
連結されれば、ステップモータ28の動作が前記電磁ク
ラッチ27と切換装置22を介して気化器17のスロッ
トルバルブに伝えられ、ステップモータ28の動作に応
じてスロットルバルブの開度が調整されて前記と同様に
エンジン16の回転数が制御される。
【0024】尚、図6に示すように、エンジン16には
回転センサ29と点火回路30が設けられており、これ
らは何れも前記メインコントローラ12に電気的に接続
されており、回転センサ29によって検出されたエンジ
ン回転数に基づいて点火回路30における点火時期がメ
インコントローラ12によって決定される。
【0025】ところで、図4及び図5に示すように、エ
ンジン16の後方には減速機31が設けられており、該
減速機31の入力軸はVベルト式自動変速装置32を介
して前記エンジン16の出力軸に連結されており、同減
速機31の中間軸の一端にはディスクブレーキ33及び
車速センサ34が、他端には電磁ブレーキ35がそれぞ
れ取り付けられている。そして、減速機31から左右に
延出する出力軸31aは前記後輪4に連結されている。
【0026】そして、図6に示すように、前記ディスク
ブレーキ33は前記ブレーキレバー13に接続されてお
り、前記車速センサ34と電磁ブレーキ35は共に前記
メインコントローラ12に電気的に接続されている。
【0027】尚、ディスクブレーキ33は前記駐車レバ
ー7又はブレーキレバー13の操作によって制動動作
し、或いは制動動作を解除される。又、電磁ブレーキ3
5は、通常時は不図示のリターンスプリングのバネ力に
よって制動動作しており、これが電気的にONされれ
ば、バネ力に抗する電磁力によってその制動動作が解除
される。
【0028】又、図4及び図5に示すように、エンジン
16の前方にはスタータダイナモ36が設けられてお
り、該スタータダイナモ36はVベルト巻掛装置37を
介してエンジン16の出力軸に連結されている。尚、ス
タータダイナモ36はスタータモータと発電機を兼ねる
ものであって、これがスタータモータとして機能すると
きには、前記減速機31の右側(車体2の前方に向かっ
て右側、以下同じ)に配設されたバッテリ38を電源と
して駆動されてエンジン16を起動し、発電機として機
能するときには、その出力が電気に変換されてバッテリ
38に蓄えられ、該バッテリ38が充電される。
【0029】ところで、図6に示すように、前記バッテ
リ38とメインリレー39との直列回路には抵抗器40
が並列に接続され、この並列回路の一端はスタータダイ
ナモコントローラ41を介してメインコントローラ12
に電気的に接続されており、他端は切換リレー42と電
源センサ43とで構成される直列回路を介して前記スタ
ータダイナモ36に電気的に接続されている。そして、
前記メインリレー39、切換リレー42及び電源センサ
43は、何れも前記スタータダイナモコントローラ41
を介してメインコントローラ12に電気的に接続されて
いる。又、図5に示すように、バッテリ38には前記ス
テアリングリレー75が並列に接続されている。尚、抵
抗器40は断熱部材44によって前記排気マフラー20
とは熱的に遮断されている。
【0030】一方、図4に示すように、前記ハンドル8
の下方には操作パネル45が設けられており、該操作パ
ネル45上には図6に示すメインスイッチ46、発進・
停止スイッチ47及びモード切換スイッチ48が設置さ
れ、これらは何れもメインコントローラ12に電気的に
接続されている。
【0031】ところで、上記メインスイッチ46は、メ
インコントローラ12に対して前記バッテリ38の電力
を供給可能とするキースイッチであり、前記発進・停止
スイッチ47は、これを押す毎に「発進」と「停止」の
指示を繰り返すよう構成されている。尚、この発進・停
止スイッチ47においては、誤操作防止のため、これを
押してから1秒以内に再度押された場合には、その1秒
以内の操作による信号は全て無視される。
【0032】又、前記モード切換スイッチ48は、オペ
レータが乗車した状態でゴルフカー1の各構成部品を直
接操作できるようにする手動モードと、リモコン(遠隔
操作)によって各構成部品を操作できるようにする自動
モードと、定点通過モードの何れかを選択するためのス
イッチである。
【0033】而して、上記モード切換スイッチ48によ
って手動モードが選択されたときには、前記切換装置2
2はこれとガバナ装置24を介して気化器17のスロッ
トルバルブにアクセルレバー14を連結せしめ、自動モ
ードが選択されたときには、切換装置22はこれと電磁
クラッチ27を介して気化器17のスロットルバルブに
ステップモータ28を接続せしめる。そして、自動モー
ドにおいては、前記車速センサ34の検出信号により、
車速が小さければステップモータ28の作動によって気
化器のスロットルバルブの開度を大きく調整し、車速が
大きければ同スロットルバルブの開度を逆に小さく調整
する。尚、このときスロットルバルブの開度はスロット
ルセンサ26によって検出され、その検出値はメインコ
ントローラ12を経てステップモータ28にフィードバ
ックされ、これによってスロットルバルブの開度が所定
の値に調整される。
【0034】他方、図4に示すように、前記車体2の前
部にはゴルフバッグ49を載置するためのバスケット5
0が取り付けられており、後部にはステッププレート5
1が取り付けられており、オペレータはステッププレー
ト51に立った状態でゴルフカー1に乗車して前記ハン
ドル8を操舵操作できるとともに、ブレーキレバー13
やアクセルレバー14の操作を行なうことができる。
【0035】ところで、本実施例に係るゴルフカー1は
遠隔操作によってもその発進・停止を含む走行状態が制
御され、図6に示すように、これには発信機52からの
信号を受信するためのリモコンコントローラ53が設け
られており、該リモコンコントローラ53は図示のよう
にメインコントローラ12に電気的に接続されている。
尚、発信機52にも前記発進・停止スイッチ47と同様
の発進・停止スイッチ54が備えられている。
【0036】又、図4に示すように、ゴルフカー1の走
行路面上には、所望の走行コースに沿って誘導線55が
埋設されており、該誘導線55の所定位置にはN極又S
極の磁石56が設置されている。
【0037】一方、図4及び図5に示すように、ゴルフ
カー1の前下部には、前記ギヤ装置9に連動して前輪3
の操舵方向と同方向に回動する回動アーム57が設けら
れており、該回動アーム57の前端部には3つの誘導線
センサ58が車幅方向に並設されている。そして、図6
に示すように、誘導線センサ58は増幅器59を介して
メインコントローラ12に電気的に接続されている。
【0038】又、図4に示すように、車体2の略中央下
腹部には定点センサ60が取り付けられており、図6に
示すように、該定点センサ60も増幅器61を介してメ
インコントローラ12に電気的に接続されている。
【0039】更に、本実施例に係るゴルフカー1におい
ては、図4及び図5に示すように、車体2の前部に障害
物センサ62と追突防止センサ63が設けられており、
図6に示すように、これらは各々増幅器64,65を介
してメインコントローラ12に電気的に接続されてい
る。尚、上記追突防止センサ63は、図4及び図5に示
すように、車体2の前、後部にそれぞれ配設される受信
器66と発信器67を有している。
【0040】その他、ゴルフカー1には、バンパスイッ
チ68、乗車スイッチ69、駐車スイッチ70、バック
スイッチ71、保守スイッチ72及び警報装置73が設
けられており、図6に示すように、これらは全てメイン
コントローラ12に電気的に接続されている。
【0041】ここで、本発明に係る電圧制御装置の構成
を図1に基づいて説明する。
【0042】図1は本発明に係る制御装置の構成を示す
ブロック図であり、該制御装置は、基本的に前記メイン
コントローラ12で構成されている。
【0043】上記メインコントローラ12には、図示の
ように、入力処理部76、車速演算処理部77、判断処
理部78及び出力処理部79を含むCPU80と、前記
発進・停止スイッチ47、アクセルスイッチ15、車速
センサ34からの各信号を受けてこれを前記入力処理部
76にそれぞれ送るための入力回路81,82,83
と、前記バッテリ38からの入力電圧をデューティ制御
するための制御パルスを出力する電圧制御回路84と、
前記出力処理部79からの指示(ON/OFF指示又は
デューティ制御指示)と前記電圧制御回路84からの制
御パルスを受けて前記電磁ブレーキ35、ステアリング
リレー75に対する制御信号をそれぞれ出力する電磁ブ
レーキ制御判断回路85及びステアリングリレー制御判
断回路86と、該電磁ブレーキ制御判断回路85、ステ
アリングリレー制御判断回路86からの制御信号を受け
て前記電磁ブレーキ35、ステアリングリレー75をそ
れぞれ駆動するための電磁ブレーキ駆動回路87及びス
テアリングリレー駆動回路88が組み込まれている。
尚、本実施例では、1つの電圧制御回路84で電磁ブレ
ーキ制御判断回路85とステアリングリレー制御判断回
路86を制御する構成としたため、回路構成が簡単化す
る。
【0044】次に、本発明に係る電圧制御装置の作用を
図2及び図3に基づいて説明する。尚、図2は電圧制御
装置での制御手順を示すフローチャート、図3は電圧制
御のタイミングチャートである。
【0045】電圧制御が開始されると、ゴルフカー1が
発進されるか否かが判断される(図2のSTEP1)。即
ち、自動モードの場合には発進・停止スイッチ47が
「発進」側にあるか否か、手動モードの場合にはアクセ
ルスイッチ15がONされたか否かがそれぞれ判断され
る。
【0046】自動モードと手動モードの何れの場合にお
いても、ゴルフカー1が停止しているときには、電磁ブ
レーキ35とステアリングリレー75に対しては共にO
FF指示(各ソレノイドへの通電をOFFすることであ
って、このとき電磁ブレーキ35はON状態、ステアリ
ングリレー75はOFF状態にある)がなされ、電磁ブ
レーキ35とステアリングリレー75の各ソレノイドへ
の通電が共にOFFされるとともに、各ソレノイドへの
供給電圧のデューティ制御も行なわれない(図2のSTEP
2及び図3の時間T0 〜T1 の範囲(OFF範囲)参
照)。
【0047】即ち、上記の場合、CPU80の判断処理
部76は電磁ブレーキ35とステアリングリレー75の
各ソレノイドへの通電をOFFすべきものと判断し、そ
の判断結果を出力処理部79に対して出力する。する
と、出力処理部79は電磁ブレーキ制御判断回路85と
ステアリングリレー制御判断回路86に対して電磁ブレ
ーキ35とステアリングリレー75への通電をOFFす
べき指示(OFF指示)を出力し、電磁ブレーキ制御判
断回路85とステアリングリレー制御判断回路86はこ
の指示を受けてそれぞれ電磁ブレーキ駆動回路87、ス
テアリングリレー駆動回路88に対して制御信号を出力
する。この結果、電磁ブレーキ35とステアリングリレ
ー75の各ソレノイドには通電されず、リターンスプリ
ングの付勢力によって電磁ブレーキ35はON状態に、
ステアリングリレー75はOFF状態にそれぞれ保たれ
る。
【0048】次に、自動モードにおいて発進・停止スイ
ッチ47が「発進」側に切り換えられた場合、或いは手
動モードにおいて乗員によってアクセルレバー14が操
作されたためにアクセルスイッチ15がONされた場合
には、CPU80の判断処理部78は電磁ブレーキ35
とステアリングリレー75の各ソレノイドに通電すべき
ものと判断し、その判断結果を受けて出力処理部79は
図3に示すように時間T1 において電磁ブレーキ制御判
断回路85とステアリングリレー制御判断回路86に対
してON指示を出力する(図2のSTEP3)。
【0049】すると、電磁ブレーキ制御判断回路85と
ステアリングリレー制御判断回路86はそれぞれ電磁ブ
レーキ駆動回路87とステアリングリレー駆動回路88
に制御信号を送り、電磁ブレーキ駆動回路87とステア
リングリレー駆動回路88は図3に示す時間T1 におい
て電磁ブレーキ35とステアリングリレー75の各ソレ
ノイドに通電する。
【0050】上述のように電磁ブレーキ35とステアリ
ングリレー75の各ソレノイドに通電されると、電磁ブ
レーキ35はリターンスプリングの付勢力に抗して離脱
してOFF状態を保ち、ステアリングリレー75はリタ
ーンスプリングの付勢力に抗してON側に切り換えら
れ、この結果、ゴルフカー1は走行が可能となるととも
に、ステアリング制御されて前記誘導線55を検知しな
がらこれに沿って自動走行する。
【0051】ところで、電磁ブレーキ35をリターンス
プリングの付勢力に抗して離脱させる場合、離脱初期に
は大きな磁力が必要であるため、図3に示すように、時
間T1 〜T2 の範囲(ON範囲)では電圧のデューティ
制御はなされず、電磁ブレーキ35のソレノイドには常
時通電されて多くの電流が供給される。同様に、ステア
リングリレー75をソレノイドの付勢力に抗してON側
に切り換える場合にも、切換初期には大きな磁力が必要
であるため、時間T1 〜T2 の範囲(ON範囲)では電
圧のデューティ制御はなされず、ステアリングリレー7
5のソレノイドには常時通電されて多くの電流が供給さ
れる。
【0052】そして、一旦電磁ブレーキ35が離脱し、
ステアリングリレー75がON側に切り換えられれば、
その後は電磁ブレーキ35とステアリングリレー75を
リターンスプリングの付勢力に抗してそれぞれの状態に
保持するに要する磁力は小さくて済むため、各ソレノイ
ドへの通電が開始された時間T1 から所定時間が経過し
た時間T2 において各ソレノイドへの供給電圧(=電
流)をデューティ制御して供給電圧(=電流)を小さく
して消費電力の節減及び電磁ブレーキ35とステアリン
グリレー75の発熱防止を図るようにしている。尚、本
実施例においては、各ソレノイドの電気抵抗が一定であ
るため、供給電圧を制御することは結果的に電流を制御
することとなる。
【0053】而して、本実施例では、供給電圧のデュー
ティ制御を開始するタイミング(時間T2 )を車速で決
定するようにしている。つまり、車速センサ34からの
検知信号が入力回路83及び入力処理部76を経てCP
U80の車速演算処理部77に入力されると、該車速演
算処理部77で車速が計算され、判断処理部78ではそ
の車速が設定値(ゴルフカー1が走行中であると見做す
ことができる値)を超えたか否かが判断され(図2のST
EP4)、車速がこの設定値を超えるまで(時間T2 まで
の間)はデューティ制御はなされず、設定値を超えた時
点(時間T2 の時点)でデューティ制御がなされる(図
2のSTEP5)。
【0054】即ち、CPU80の出力処理部79が電磁
ブレーキ制御判断回路85とステアリングリレー制御判
断回路86に対してそれぞれデューティ制御の指示を出
力すると、電磁ブレーキ制御判断回路85とステアリン
グリレー制御判断回路86は図3に示す電圧制御回路8
4の制御パルスに沿って電磁ブレーキ35とステアリン
グリレー75の各ソレノイドへの通電をON/OFF制
御する制御信号を電磁ブレーキ駆動回路87とステアリ
ングリレー駆動回路88に対してそれぞれ出力し、各ソ
レノイドへの通電量は、電磁ブレーキ35をOFF状態
に維持し、或いはステアリングリレー75をON状態に
保つに必要十分な値まで低減される。
【0055】而して、図3に示すように、上記デューテ
ィ制御中に各種機器への負荷によってバッテリ38の電
圧が時間T3 〜T4 において低下した場合には、その電
圧低下の度合に応じて電圧制御回路84の制御パルス幅
が変化してデユーテイ制御におけるデューティ比が変化
せしめられ、電磁ブレーキ35とステアリングリレー7
5の各ソレノイドへの供給電圧(電流)が一定に保た
れ、バッテリ38の電圧が低下したにも拘らず、電磁ブ
レーキ35のOFF状態、ステアリングリレー75のO
N状態がそれぞれそのまま維持される。
【0056】尚、デューティ制御が開始されるタイミン
グ(時間T2 )を決定する他の方法としては、CPU8
0内に内蔵されたタイマによって時間T1 からの経過時
間を計測し、その経過時間が所定値に達した時点をデュ
ーティ制御の開始時間T2 とする方法がある。
【0057】そして、その後時間T5 において、自動モ
ードにあるゴルフカー1の発進・停止スイッチ47が
「停止」側に切り換えられた場合、或いは手動モードに
あるゴルフカー1のアクセルスイッチ15がOFFされ
た場合には、電磁ブレーキ35とステアリングリレー7
5に対しては共にOFF指示がなされ、電磁ブレーキ3
5とステアリングリレー75の各ソレノイドへの通電が
共にOFFされるとともに、各ソレノイドへの供給電圧
のデューティ制御も行なわれず(図2のSTEP2)、ゴル
フカー1は自動停止される。
【0058】以上のように、本実施例においては、車速
又は時間が所定値に達して多くの電流を要しない場合に
は、電磁ブレーキ35とステアリングリレー75の各ソ
レノイドへの供給電圧をデューティ制御して供給電圧を
下げるようにしたため、電磁ブレーキ35とステアリン
グリレー75の各ソレノイドへの通電量が小さく抑えら
れ、電磁ブレーキ35とステアリングリレー75の消費
電力の節減や発熱防止を図ることができる。
【0059】又、本実施例においては、デューティ制御
中に例えばバッテリ電圧が低下した場合には、デューテ
ィ比を変化させて電磁ブレーキ35とステアリングリレ
ー75の各ソレノイドへの供給電圧を一定に保つように
したため、従来のようにバッテリ電圧の低下を予め見込
んで電磁ブレーキやステアリングリレー等の機器の仕様
を決定する必要がなくなり、従来のものよりも省力タイ
プの機器を用いることができ、機器の消費電力の節減や
発熱防止を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、車両に搭載
されたバッテリからの供給電圧を制御する車両の電圧制
御装置において、車速又は時間が所定値に達すると供給
電圧を下げる制御手段を設けたことを前記デューティ制
御におけるデューティ比をバッテリ電圧の変動に応じて
変化させて供給電圧を一定に保つための制御手段を設け
たため、車速又は時間が所定値に達した後は各種機器へ
の通電量を小さく抑え、機器の消費電力の節減や発熱防
止を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明に係る電圧制御装置での制御手順を示す
フローチャートである。
【図3】本発明に係る電圧制御装置での電圧制御のタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明に係る電圧制御装置を備えるゴルフカー
の主要構成を示す側面図である。
【図5】本発明に係る電圧制御装置を備えるゴルフカー
の主要構成を示す平面図である。
【図6】本発明に係る電圧制御装置を備えるゴルフカー
の主要構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 メインコントローラ(制御手段) 35 電磁ブレーキ 38 バッテリ 47 発進・停止スイッチ 75 ステアリングリレー 76 入力処理部 77 車速演算処理部 78 判断処理部 79 出力処理部 80 CPU 84 電圧制御回路 85 電磁ブレーキ制御判断回路 86 ステアリングリレー制御判断回路 87 電磁ブレーキ駆動回路 88 ステアリングリレー駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたバッテリからの供給電
    圧を制御する車両の電圧制御装置において、車速又は時
    間が所定値に達すると供給電圧を下げる制御手段を設け
    たことを前記デューティ制御におけるデューティ比をバ
    ッテリ電圧の変動に応じて変化させて供給電圧を一定に
    保つための制御手段を設けたことを特徴とする車両の電
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、車速又は時間が所定値
    に達すると供給電圧をデューティ制御するとともに、該
    デューティ制御におけるデューティ比をバッテリ電圧の
    変動に応じて変化させて供給電圧を一定に保つことを特
    徴とする請求項1記載の車両の電圧制御装置。
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