JPH0798283B2 - 罫線機における切込深さ調整法及びその装置 - Google Patents

罫線機における切込深さ調整法及びその装置

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JPH0798283B2
JPH0798283B2 JP63010094A JP1009488A JPH0798283B2 JP H0798283 B2 JPH0798283 B2 JP H0798283B2 JP 63010094 A JP63010094 A JP 63010094A JP 1009488 A JP1009488 A JP 1009488A JP H0798283 B2 JPH0798283 B2 JP H0798283B2
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章 江角
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はステンレス鋼板等の罫線機における切込深さ調
整法及びその装置に関するものである。
「従来の技術」 従来ステンレス鋼板に折曲用V溝状罫線を切込み形成す
る罫書機が開発され成果を納めている(実開昭61−1348
78号)。ところがワーク支持テーブル及び上方の左右方
向ビームは上下の温度差によつて左右方向に彎曲し彎曲
率が上部の左右方向ビームと下部のワーク支持テーブル
とにおいて異り、平行誤差eを生ずる(第2図)。この
傾向は左右方向に長い大型機程大であつて、V溝状罫線
の切込深さは上記誤差eに伴つて誤差を生じる。この誤
差eを5/100mm以下に保持するため、従来図4、図5に
おける上記ビーム3の下面とリニアガイド4の取付用ガ
イドベース3′との間にシーム(図示していない)を挿
入しリニアガイド4の下面の誤差eを調整する必要があ
つた。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は上下の温度差に基く上方の左右方向ビームと下
方のワーク支持テーブルとの平行誤差eを検出し該誤差
eを自動的に調整して上記ビームの下面とリニアガイド
の取付用ガイドベースとの間にシームを挿入することな
くワーク上面にV溝形罫線を精度良く切込むことを目的
とするものである。
「問題点を解決するための手順及び手段」 本発明は機枠にワーク支持テーブルを設け、その上方に
空間を介して左右方向ビームを架設し、該ビームの下面
に左右方向リニアガイドを設け、上記空間に正逆回動自
在の左右方向螺杆を架設し、該螺杆に螺合する雌螺子を
介して該螺杆に左右方向往復摺動自在の金具を支持し、
該金具の上面に形成した左右方向案内面を上記リニアガ
イドと雌雄係合させてなり、該金具に昇降調節自在の罫
書用刃物台を設けてなる上下左右2軸同時制御可能な罫
線機であって、上記刃物台にタッチセンサーを支持し、
該刃物台を昇降させかつ左右方向に摺動させることによ
ってワーク支持テーブル上面の左右方向の複数位置水準
と上記リニアガイドとの平行誤差を上記センサーによっ
て検出し検出値をNC制御装置に記憶させ、その後上記刃
物台に支持した罫書用刃によって、上記記憶に基いて上
記テーブル上のワーク上面にNC制御装置による上下左右
2軸同時制御により罫書線を切込形成することを特徴と
する罫線機における切込深さ調整法 上記金具に回動螺旋による昇降装置を介して罫書用刃物
台を昇降調節自在に設けてなる上記発明記載の罫線機に
おける切込深さ調整法 複数位置の第1位置の水準の検出値を基準として設定
し、該設定値と第2位置以降の水準の検出値とを比較し
これをNCデータとして記憶する上記第1又は第2発明記
載の罫線機における切込深さ調整法 機枠にワーク支持テーブルを設け、その上方に空間を介
して左右方向ビームを架設し、該ビームの下面に左右方
向リニアガイドを設け、上記空間に正逆回動自在の左右
方向螺杆を架設し、該螺杆に、螺合する雌螺子を介して
該螺杆に左右方向往復摺動自在の金具を支持し、該金具
の上面に形成した左右方向案内面を上記リニアガイドと
雌雄係合させてなり、かつ該金具に回動螺旋による昇降
装置を介して罫書用刃物台を昇降調節自在に設けて該刃
物台を上下左右2軸同時制御可能に形成し、該刃物台に
支持したタッチセンサーによる上記ワーク支持テーブル
上面と上記リニアガイドとの平行誤差の上記センサーに
よる左右方向複数位置水準検出値のNCデータ記憶装置と
該装置に基く上記刃物台の上下左右2軸同時NC制御装置
を設けてなる罫線機における切込深さ調整装置によって
構成される。
「作用」 従つてワーク支持テーブル2及び左右方向ビーム3が上
下の温度差による左右方向膨張差によつて左右方向に上
向又は下向に彎曲しその彎曲は上記テーブル2の上面と
上記ビーム3に設けたリニアガイド4の下面では異り平
行誤差eを生じる(第2図参照)。この状態において上
記刃物台12に罫書用刃11に代えてタツチセンサー13をア
タツチメント13′を介して支持し、該刃物台12を基準水
準(零水準)まで上昇させ、その状態で左右方向螺杆5
を回動させて上記金具7を上記リニアガイド4の下面に
沿つて左方ストツパー(第1位置)まで左方に摺動させ
て停止させ上記螺杆回動停止位置のNC指令信号を発信す
る。そしてその位置で刃物台12を下降し、タツチセンサ
ー13の下端を上記テーブル2の上面に接触させてタツチ
信号を発信し、かつ上記零水準から上記テーブル2の上
面までの距離を検出し該検出値をNC指令信号として発信
し、該検出値を設定器27に設定する。その後刃物台12を
零水準まで上昇させて金具7を右方に摺動させて停止し
停止位置tのNC指令信号を発信しかつ刃物台12を下降し
て上記センサー13によつて該停止位置tにおけるタツチ
信号及び上記テーブル2の上面までの距離を検出し検出
値のNC指令信号を発信しこの動作を左右方向の一定ピツ
チ毎に繰返す。停止位置tにおける上記検出値は最初の
設定値と比較され演算されてNCデータとして平行誤差e
がNCデータ記憶装置14に記憶され該装置14に接続する2
軸同時NC制御装置15によつて上記左右方向螺杆5及び昇
降装置10を逆方向に上記記憶どおりに動作させることが
でき、その際上記刃物台12にはタツチセンサー13に代え
て罫書用刃11を支持し、かつ上記テーブル2上にはステ
ンレス鋼板等のワーク16を支持し、該ワーク16上面に設
定深さのV溝状罫線を上下左右2軸同時NC制御により切
込形成することができる。
「実施例」 左右両端の直立機枠1、1間の下部に機台16′を設け、
該機台16′の上面にステンレス鋼板等のワーク16を支持
するテーブル2を設ける。このテーブル2の上方には空
間sを介して左右方向ビーム3を機枠1、1間に架設す
る。このビーム3の下面にはガイドベース3を介して2
条のリニアガイド4、4を左右方向に設け、上記空間s
には正逆回動自在の左右方向螺杆5を軸受17、17によつ
て架設する。そして該螺杆5に螺合する雌螺子6、6を
介して該螺杆5に左右方向往復摺動自在の金具7を支持
するものである。この金具7の上面には左右方向案内面
8、8を形成し、該案内面8、8と上記リニアガイド
4、4とは雌雄係合させることによつて金具7をリニア
ガイド4、4の下面に接触状態に保持し摺動させるもの
である。又この金具7には回動螺旋9による昇降装置10
を介して罫書用刃11の刃物台12を昇降調節自在に設ける
ことにより該刃物台12を上下方向及び左右方向に2軸同
時に制御可能に支持することができる。上記回動螺旋9
は直立正逆回動螺杆であり(第1図)、逆に回動雌螺子
であつても差支えなく、回動螺旋9を正逆回動させるこ
とによつてこれに螺合する螺旋9′を昇降させることが
できる。この正逆回動螺旋9及び上記左右方向螺杆5に
はそれぞれ正逆回動用DCサーボモーター18、19の出力軸
18′、19′を歯車20、20′、21、21′、タイミングベル
ト22、22′を介して接続し、両サーボモーター18、19は
制御盤23に設けた2軸同時NC制御装置15にNC動作指令信
号線24、25を介して接続する。上記刃物台12には罫書用
刃11に代えてアタツチメント13′をボルト26で締付けて
支持しこれにタツチセンサー13を支持するように形成
し、該センサー13のタツチ信号線26を制御盤23に設けた
設定器27に接続する。又上記昇降装置10の回動用DCサー
ボモーター18から発せられる信号用のNC指令信号線28を
上記設定器27に接続してアンド回路を介して該設定器27
にタツチセンサー13の上昇零水準から上記テーブル2の
上面までの検出値を設定することができるようになつて
いる。又上記左右方向螺杆5の正逆回動用DCサーボモー
ター19はNC指令信号線29によつてNCデータ記憶装置14に
接続し、刃物台12の左右方向停止位置を左右方向NCデー
タとして記憶させるものであり、左右方向の複数位置に
おける刃物台12の停止位置t及び該位置tにおける平行
誤差eはアンド回路を介してNCデータ記憶装置14に記憶
される。即ち複数の位置tにおける上下方向検出値は比
較器30によつて設定値と比較され平行誤差eが演算31さ
れて上記記憶装置14に入力されるものである。この平行
誤差eの検出作業終了後は上記タツチセンサー13を罫書
用刃11と取替えて該刃11を刃物台12に装着し、上記2軸
同時NC制御装置15によつて上記両方のDCサーボモーター
18、19を動作し上記NCデータ記憶装置14の指令によつて
罫書刃11を第3図の点pに向つて上下左右2軸同時制御
による切込線32に沿つてV溝状罫書線を切込形成するこ
とができる。尚第3図中33で示すものは未調整切込線で
あつて従来のV溝状罫書線の切込線、第2図中2′はワ
ーク支持テーブル2の上面との平行仮想線、第4図及び
第5図中34は罫書用刃11による切込線の直後のワーク押
え具、35はワーク後縁挾持装置である。
「効果」 本発明は上述の方法及び装置によつたので直射日光等に
よる上下の温度差によつて生じる左右方向ビーム3及び
ワーク支持テーブル2の平行誤差eが自動的に検出記憶
され、かつ該記憶に基いてきわめて簡便に上記平行誤差
eを調整しながら上下左右2軸同時制御による罫書線を
切込形成し得て上記テーブル2上の薄鋼板等のワーク上
面の罫線切込加工精度を向上し得るばかりでなく、左右
方向ビーム3の重量を軽減し軽量化し得て比較的左右方
向に長い大形機の長さに対する歪量に対応し装置を大形
化し得る効果がある。
又NC制御によつて切込みを2軸同時制御するものである
ため上記平行誤差eに拘わらず精度良く形成し得る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の罫線機における切込深さ調整装置を示
すブロツク図、第2図は平行誤差検出状態の正面図、第
3図はワーク切込状態の拡大図、第4図は罫線機の正面
図、第5図は該罫線機の側面図である。 1……機枠、2……ワーク支持テーブル、s……空間、
3……左右方向ビーム、4……左右方向リニアガイド、
5……左右方向螺杆、6……雌螺子、7……金具、8…
…左右方向案内面、9……回動螺旋、10……昇降装置、
11……罫書用刃、12……刃物台、13……タツチセンサ
ー、14……NCデータ記憶装置、15……上下左右2軸同時
NC制御装置、16……ワーク、e……平行誤差。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠にワーク支持テーブルを設け、その上
    方に空間を介して左右方向ビームを架設し、該ビームの
    下面に左右方向リニアガイドを設け、上記空間に正逆回
    動自在の左右方向螺杆を架設し、該螺杆に螺合する雌螺
    子を介して該螺杆に左右方向往復摺動自在の金具を支持
    し、該金具の上面に形成した左右方向案内面を上記リニ
    アガイドと雌雄係合させてなり、該金具に昇降調節自在
    の罫書用刃物台を設けてなる上下左右2軸同時制御可能
    な罫線機であって、上記刃物台にタッチセンサーを支持
    し、該刃物台を昇降させかつ左右方向に摺動させること
    によってワーク支持テーブル上面の左右方向の複数位置
    水準と上記リニアガイドとの平行誤差を上記センサーに
    よって検出し検出値をNC制御装置に記憶させ、その後上
    記刃物台に支持した罫書用刃によって、上記記憶に基い
    て上記テーブル上のワーク上面にNC制御装置による上下
    左右2軸同時制御により罫書線を切込形成することを特
    徴とする罫線機における切込深さ調整法。
  2. 【請求項2】上記金具に回動螺旋による昇降装置を介し
    て罫書用刃物台を昇降調節自在に設けてなる請求項
    (1)記載の罫線機における切込深さ調整法。
  3. 【請求項3】複数位置の第1位置の水準の検出値を基準
    として設定し、該設定値と第2位置以降の水準の検出値
    とを比較しこれをNCデータとして記憶する請求項(1)
    又は(2)記載の罫線機における切込深さ調整法。
  4. 【請求項4】機枠にワーク支持テーブルを設け、その上
    方に空間を介して左右方向ビームを架設し、該ビームの
    下面に左右方向リニアガイドを設け、上記空間に正逆回
    動自在の左右方向螺杆を架設し、該螺杆に、螺合する雌
    螺子を介して該螺杆に左右方向往復摺動自在の金具を支
    持し、該金具の上面に形成した左右方向案内面を上記リ
    ニアガイドと雌雄係合させてなり、かつ該金具に回動螺
    旋による昇降装置を介して罫書用刃物台を昇降調節自在
    に設けて該刃物台を上下左右2軸同時制御可能に形成
    し、該刃物台に支持したタッチセンサーによる上記ワー
    ク支持テーブル上面と上記リニアガイドとの平行誤差の
    上記センサーによる左右方向複数位置水準検出値のNCデ
    ータ記憶装置と該装置に基く上記刃物台の上下左右2軸
    同時NC制御装置を設けてなる罫線機における切込深さ調
    整装置。
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