JPH079868U - ボビン搬送装置 - Google Patents
ボビン搬送装置Info
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- JPH079868U JPH079868U JP3876893U JP3876893U JPH079868U JP H079868 U JPH079868 U JP H079868U JP 3876893 U JP3876893 U JP 3876893U JP 3876893 U JP3876893 U JP 3876893U JP H079868 U JPH079868 U JP H079868U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワインダの錘数の増加を必要とせず、しかも
異品種の場合の実ボビン供給を円滑に行う。 【構成】 精紡機1とワインダ2との間に精紡機1から
払い出したボビンBをストックするリザーブコンベア3
を設ける。精紡機1のトランスポートバンド10a,1
0bに、主搬送ライン45から分岐した該当品種専用の
バイパスライン46を接続させる。
異品種の場合の実ボビン供給を円滑に行う。 【構成】 精紡機1とワインダ2との間に精紡機1から
払い出したボビンBをストックするリザーブコンベア3
を設ける。精紡機1のトランスポートバンド10a,1
0bに、主搬送ライン45から分岐した該当品種専用の
バイパスライン46を接続させる。
Description
【0001】
本考案は、精紡機とワインダとの間のボビン搬送を行うボビン搬送装置に関す るものである。
【0002】
精紡機上がりの精紡ボビン(実ボビン)を巻き返して巻取パッケージを生産す る工程においては、実ボビンをボビン搬送媒体(トレイ)に挿立させた状態でワ インダに供給すると共に、ワインダでの巻き返しを終えた空ボビンを精紡機に返 却することが行われている。
【0003】 近来にあっては、このようなボビンの受け渡しを自動化するために、精紡機と ワインダとを直結し、ワインダから排出された空ボビンをトレイから抜き取り、 玉揚された実ボビンをそのトレイに挿着することで、消費した分だけ順次ワイン ダに実ボビンを供給することが行われている。このシステムは、実ボビン同士の 接触がなく、糸を損傷しない等といった利点がある。
【0004】
ところで上記精紡機とワインダとを直結したシステムでは、精紡機の紡出終了 時点までに、一斉玉揚に必要な数の空ボビンを所定位置にセットしなければなら ない。従って空ボビンのセット時間を残して実ボビン払い出しを終えなければな らず、実ボビンの払い出しを速く行う必要が生じる。このためにはワインダの処 理能力を上げなければならず、ワインダの処理能力(錘数)を精紡機の実ボビン 生産能力よりも高くする必要があった。
【0005】 また異品種のボビンを生産する精紡機を含むシステムにおいては、他の品種の 実ボビン供給動作に影響されることなく、言い換えると一方の品種に偏ることな く実ボビンを供給できるようにしなければならない。
【0006】 そこで本考案は、上記事情に鑑み、ワインダの錘数の増加を必要とせず、しか も異品種の場合にも実ボビン供給を円滑に行うことの出来るボビン搬送装置を提 供すべく創案されたものである。
【0007】
本考案は、精紡機とワインダとの間に精紡機から払い出したボビンをストック するリザーバーを設け、精紡機の実ボビン払い出しラインに、主搬送ラインから 分岐した該当品種専用のバイパスラインを形成したものである。
【0008】
上記構成によって、ワインダの処理能力にかかわりなく、精紡機のバイパスラ インからリザーバーへ該当品種の実ボビンが払い出され、実ボビンの払い出しが 速やかに完了する。リザーバーにストックされた実ボビンは順次ワインダへ搬送 される。
【0009】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0010】 図1及び図2は、本考案に係わるボビン搬送装置の一実施例を示したものであ る。このボビン搬送装置は、精紡機1とワインダ2との間に、実ボビンB1 或い はトレイTをストックし、ワインダ2及び精紡機1に適宜搬送するリザーブコン ベア(リザーバー)3が設けられて構成されている。本実施例にあっては、この リザーブコンベア3は床面4上に設けられており、その上方にはこれを覆うカバ ー5がステップとして設けられている。ワインダ2は、多数のワインディングユ ニット(図示せず)を備え、二品種(Y1 ,Y2 )の糸の巻き返しを行うべく二 ゾーンに区分けされている。また精紡機1は、両サイドにトランスポートバンド 10a,10bを備えている。各トランスポートバンド10a,10bは、ボビ ンBを挿着するためのペグ48を複数個備え、正逆駆動できるようになっている 。このうちの一方のトランスポートバンド10aはY1 品種の払い出しのための ものであり、他方のトランスポートバンド10bはY2 品種のためのものである 。
【0011】 リザーブコンベア3は、ワインダ2及び精紡機1の機長方向に伸びた8 列(A 〜H)のリザーブライン3a…3hで成り、載置したトレイTを精紡機1からワ インダ2に向かう方向Jに搬送するようになっている。そしてリザーブコンベア 3のうち、A〜Dライン3a…3dはY1 品種用のトレイTのためのものであり 、E〜Hライン3e…3hはY2 品種のためのものである。Aライン3aの外側 、及びDライン3dとEライン3eとの間には、これらと並行して伸びた実ボビ ン直送路6が設けられ、Hライン3hの外側には空トレイ直送路7が設けらてい る。実ボビン直送路6はリザーブライン3a…3hと同一方向Jに、空トレイ直 送路7は反対方向KにトレイTを搬送するように形成されている。そしてこれら ライン3a…3h及び直送路6,7は、精紡機1側に設けられた長円形の循環路 8とワインダ2側に設けられた略長円形の連結路9とにより互いに連絡されてい る。精紡機1側の循環路8は、実ボビン払出しラインとなるトランスポートバン ド10a,10bに、その主搬送ライン45から分岐した該当品種(Y1 ,Y2 )専用のバイパスライン46を介して接続されている。その分岐入口には、トレ イTによってその品種を判別する公知の判別装置47が設けられており、一方の トランスポートバンド10a側の分岐入口ではY1 品種の空のトレイTのみを取 り込み、他方のトランスポートバンド10b側の分岐入口ではY2 品種の空のト レイTのみを取り込むようになっている。判別装置47としては、トレイTの側 面に形成された溝に適宜係合して選択的に案内する板部材、或いはトレイTの上 面等に施されたマークを読み取るセンサーとそのセンサーにより動作してトレイ Tを適宜導くレバーを設ければよい。またワインダ2側の連結路9は、ワインダ 2の実ボビン搬入路11及び空ボビン排出路12に連結されている。
【0012】 図3に示すように、リザーブライン3及び直送路6,7は、駆動プーリ51及 び従動プーリ52間に掛け渡された平ベルト25で構成されている。各駆動プー リ51は略同軸上に位置され、これらを貫通する駆動軸53がモータ54により 回転されることで常時回転駆動されるようになっている。ただし空トレイ直送路 7の駆動プーリ55は、他の駆動プーリ51と反対方向に回転するように歯車( 図示せず)を介して駆動軸53と連結されている。一方循環路8及び連結路9は 、縦軸56に軸支された駆動プーリ57及び従動プーリ58と、これらの間に掛 け渡された断面円形の丸ベルト24とで構成され、丸ベルト24は平ベルト25 の搬送端と適宜接近して位置されている。またバイパスライン46のための平ベ ルト64が丸ベルト24と並行に設けられている。
【0013】 図5に示すように、プーリ57,58の外周溝部は、丸ベルト24の載置面( 上端)が上方に露出するように、片側の突起59が小さく形成されている。また 図6に示すように、プーリ57,58の間の区間には、トレイTの下面に係合す る下ガイド板60が設けられ、上ガイド板61と協動してトレイTを挟むように 案内すると共に、丸ベルト24がトレイTと適宜接触するように軸受62を介し て保持している。なおこの上ガイド板61は、リザーブライン3及び直送路6, 7側に一体的に延長され、平ベルト25との間でトレイTを挟んで所定の搬送経 路に導くようになっている。またカバー5は、このような平ベルト25及び丸ベ ルト24上を搬送されるトレイTに挿立された実ボビンB1 の頭部よりも高い面 を有した断面矩形状に形成されるものであるが、図4に示すように、上ガイド板 61の高さに相当する補助段63を外側角部に設けるようにしてもよい。
【0014】 次にトランスポートバンド10a,10bは、精紡機1の左右両側に伸びたペ グ付きのコンベアで成り、一斉玉揚において空ボビンB0 をスピンドル(図示せ ず)に渡し、実ボビンB1 を受け取るようになっている。そしてそのワインダ側 端部13は、図2に示したように上方に向かって傾斜され、バイパスライン46 上に設けられた実ボビン挿着装置14に連絡されている。実ボビン挿着装置14 は、トランスポートバンド10a,10bに面して開口され下部が窄まされたシ ュート15と、シュート15の下端に設けられた一対のガイド片16とで構成さ れている。シュート15の内部には水平なバー17が取り付けられ、トランスポ ートバンド10a,10bの送りによりシュート15内に入ってきた実ボビンB 1 の頭部BT に当接して、尻部BE を下にした姿勢で滑り落とすようになってい る。ガイド片16は、実ボビンB1 の落下時に動作するレバー機構(図示せず) により開閉されるように形成され、実ボビンB1 が落下してきたときに閉じて挿 着の際の衝撃を緩和させると共に、トレイTのペグPに挿着させた後は横断方向 に開いて、バイパスライン46における搬送に支障を与えないようになっている 。またシュート15の開口部外方及び内方の適宜位置には、実ボビンB1 の待機 及び通過を検出するためのセンサー18,19がそれぞれ設けられている。
【0015】 循環路8と実ボビン直送路6及びリザーブライン3a…3hとの連結部(分岐 箇所)には、図7に示すように搬送経路を切り換えるためのガイド装置20がそ れぞれ設けられている。このガイド装置20は、トレイTの周縁部に当接するガ イドレバー21と、ガイドレバー21の基端にその回転出力軸22が取り付けら れたロータリーソレノイド23とで構成されている。ガイドレバー21は、通常 姿勢にあって当接部分が循環路8の丸ベルト24に斜交するように保持され、搬 送されてきたトレイTを実ボビン直送路6或いはリザーブライン3a…3h側に 導き、その平ベルト25に渡すようになっている。またロータリーソレノイド2 3は、実ボビン直送路6及びリザーブライン3a…3hの上流側端部位置に設け られたトレイセンサー26により搬送路上がトレイTで満杯になったことが感知 されると、作動してガイドレバー21を図中反時計回りに回転させて丸ベルト2 4から隔離させ、トレイTを下流側に直進させるようになっている。トレイセン サー26はトレイTの有無を確認するためのセンサーである。また実ボビン直送 路6及び各リザーブライン3a…3hの入口には、品種(Y1 ,Y2 )を判別し て該当するトレイTのみを取り込むための判別装置47が設けられている。この 判別装置47は、そのトレイTが異品種のものであれば無条件で下流側に流すよ うにロータリーソレノイド23を作動させるものとしてよい。そのほか本実施例 の循環路8は、図1に示したように最も下流側のリザーブライン3であるHライ ン3hから空ボビン直送路7までの間にも延長されており、必要なトレイTが実 ボビン直送路6或いは各リザーブライン3a…3hで万一取り込まれなかったと きに、循環路8を経由させて導入を再トライできるようになっている。
【0016】 また実ボビン直送路6及びリザーブライン3a…3hと連結路9との連結部( 合流箇所)には、図4に示すようにストッパを兼ねた切り出し装置27とトレイ センサー(近接センサー)26とが設けられ、さらに各リザーブライン3a…3 hの搬送下流端にはボビンBの有無を検出するためのボビンセンサー(光電セン サー)28が併設されている。切り出し装置27は、垂直軸29に上下に間隔を 隔てて回転自在に設けられた二枚の水平プレート30,31と、各水平プレート 30,31の二箇所の角部に支持されたローラ32,33,34,35と、これ らプレート30,31を適宜揺動させるためのロータリーソレノイド36とで構 成されている。二枚の水平プレート30,31は軸部(図示せず)を介して一体 的に形成され、上位の水平プレート30がロータリソレノイド36の回転出力軸 37に取り付けられたレバー38により押されて回転することで、下位の水平プ レート31が回転し、そのローラ34,35がトレイTの周縁面に係合するよう になっている。このローラ34,35は、対向するトレイTの前方と後方とにそ れぞれ位置され、前方のローラ34がトレイTに当接することでその移動を阻む と共に、揺動されて離間したときにそのトレイTの移動を許容し、後方のローラ 35が後続のトレイTの前進を阻んで、先頭のトレイTのみを平ベルト25から 連結路9の丸ベルト24に渡すようになっている。すなわちロータリーソレノイ ド36が上位水平プレート30を揺動させて下位水平プレート31を所定の角度 だけ回転させることで、順次トレイTを切り出すようになっている。この切り出 し装置27は、空トレイ直送路7の先頭位置にも設けられている。またボビンセ ンサー28は、トレイTに挿立されたボビンBに向けて保持され、ボビンの有無 を判別するようになっている。なおこれら切り出し装置27及びセンサー26, 28は、バイパスライン46上の実ボビン挿着装置14の位置にも設けられてい る。
【0017】 さらに連結路9とワインダ2の実ボビン搬入路11との連結部(分岐箇所)に は、トンネルゲート39が設けられている。図9に示すようにこのトンネルゲー ト39は、L字状に折り曲げられた板65で成り、連結路9を斜交して跨ぐよう に片側の上ガイド板61に立ち上げられ、他端はボルトロッド66にて支持され ている。すなわち板65の斜交する部分が搬送面よりも適宜上方に位置されて、 搬送されてきたトレイTが実ボビンB1 を挿立させたものであれば側部67がそ の糸層68に係合して実ボビン搬入路11に導き、空トレイT0 であればそのま ま通過させて空トレイ直送路7へと搬送させるようになっている。そして空ボビ ン排出路12の途中には、ワインダ2から排出されたボビン(トレイT)がいず れの品種のものであるかを識別するための識別装置49が設けられている。
【0018】 なお空トレイ直送路7の上流側端部とリザーブライン3a…3hとはバイパス されておらず、すなわち連結路9は循環路となっておらず、ワインダ2の空ボビ ン排出路12から排出された空トレイT0 は、空トレイ直送路7のみに入るよう になっている。
【0019】 この他ワインダ2及び精紡機1には、図2に示したように空ボビン返却機構4 0が備えられている。この空ボビン返却機構40は、空ボビン排出路12の途中 に設けられた空ボビン抜取り装置41と、抜取り装置41の上部から精紡機1側 に略水平に伸びた空ボビン搬送ガイド42と、空ボビン搬送ガイド42の末端下 方に設けられたボビンボックス43と、ボビンボックス43の下方に設けられた 空ボビン挿着装置44とで成る。
【0020】 図10に示すように、空ボビン抜取り装置41は、縦に伸びた中間フレーム7 1及びその上下に接続された上下フレーム72,73と、上下フレーム72,7 3にそれぞれ設けられた上下プーリ74,75と、これら上下プーリ74,75 間に掛け渡された無端ベルト76と、無端ベルト76の搬送面に対向して連続的 に五枚設けられたボビン押接ガイド板77,78,79,80,81と、上フレ ーム72に連結されたシュート部82とにより主として構成されている。
【0021】 上プーリ74にはモータ(図示せず)の出力軸83が連結され、無端ベルト7 6を図中反時計回りに循環駆動させるようになっている。下プーリ75は、下フ レーム73に上端が枢支された可動板84の下端に軸支されている。ボビン押接 ガイド板77…81にはそれぞれ一対のリンク85,86が設けられ、無端ベル ト76の搬送面と平行に離反接近するように形成されている。そしてボビン押接 ガイド板77…81が、リンク85,86に備えられたスプリング(図示せず) により接近方向に付勢されることで、無端ベルト76と協動して空ボビンB0 を 上方に移送するようになっている。なお中間位置のボビン押接ガイド板79を下 方で支持するリンク86は、中間フレーム71に設けられたロータリーソレノイ ド87に、リンク端を適宜遊嵌保持する作動板88を介して連結されている。そ して抜き取られたボビンBが、最も下位のボビン押接ガイド板81に設けられた フィーラ(図示せず)により残糸付きボビンであると検知されたときに、ロータ リーソレノイド87の作動により展開して、この位置まで搬送されてきた残糸付 きボビンを開放し中間シュート(図示せず)へ排出するようになっている。
【0022】 また最も下位のボビン押接ガイド板81には、上端が下フレーム73に枢支さ れた可動ガイド板89が取り付けられ、この可動ガイド板89の下端に、下プー リ75と対向するようにローラ90が軸支されている。そして下フレーム73に は出力軸91にレバー92を連結させたロータリーソレノイド93が設けられ、 レバー92の両端に枢支されたロッド94,95の先端が可動ガイド板89及び 下プーリ75の可動板84にそれぞれ連結されている。すなわちロータリーソレ ノイド93の回転駆動により可動ガイド板89及び可動板84が開閉し、トレイ Tに挿立されたボビンBを適宜挟んで抜き取るようになっている。
【0023】 シュート部82は、斜め下方に且つ精紡機側(図10の紙面垂直方向)に適宜 伸びた下板96を有し、上フレーム72の位置まで搬送されて上プーリ74から 離れたボビンBを下板96に沿って滑らせ、シュート端97に接続する空ボビン 搬送ガイド42のコンベア98上に落とすようになっている。なおこのシュート 部82には途中に分岐部99が形成されており、単品種のボビンであるときは先 端側のシュート端97のみを使用し、二品種のボビンなど搬送先が異なる場合は 分岐部99に備えられた揺動板(図示せず)の開閉により二箇所のシュート端を 選択的に使用できるようになっている。
【0024】 そして上フレーム72にはセパレータ100 が設けられ、ボビンB0 の向きを変 えてシュートできるようになっている。このセパレータ100 は嘴状に形成され、 基端が上フレーム72に設けられたロータリソレノイド103 の出力軸に支持され ている。ロータリーソレノイド103 は、セパレータ100 を、その先端がシュート 部82に向かう上部通路開放位置と、先端がボビン押接ガイド板77の側に向か う上部通路閉鎖位置とに揺動位置させるように形成されている。すなわちセパレ ータ100 が上部通路を開けておくと、搬送されてきたボビンB0 が起立した姿勢 のままでボビン押接ガイド板77から離れることで尻部を下にして滑り落ちて行 き、上部通路を閉鎖すると頭部がセパレータ100 に沿うように回転転倒すること で、頭部を下にして落下するようになっている。
【0025】 この他、上フレーム72にはボビンB0 が上部通路に向かって起立するのを導 く固定ガイド板(図示せず)と、ボビンB0 が上方に運ばれてくるのをボビン押 接ガイド板77の離反により感知してロータリーソレノイド103 を作動させる近 接センサー(図示せず)とが設けられている。なおこのロータリーソレノイド10 3 の作動は、空ボビン排出路12に設けられたトレイセンサー26の感知により 行うようにしてもよい。さらにシュート部82の側板には、転倒するときのボビ ンB0 の頭部を案内する円弧状の固定ガイド板105 と、ボビンB0 の通過を確認 するための光電センサー(図示せず)とが設けられている。
【0026】 この空ボビン抜取り装置41によって、上フレーム72まで引き上げられた空 ボビンB0 は、例えばセパレータ100 が一本のボビンB0 通過毎に揺動されるこ とで、前後逆で順次空ボビン搬送ガイド42により精紡機1側に搬送され、ボビ ンボックス43内では頭部BT 及び尻部BE が交互に向いた状態でスペース効率 よく一時保管される。そして空ボビン挿着装置44により、尻部BE を下にして トランスポートバンド10a,10bのペグ48に挿着されることになる。なお 、空ボビン排出路12の空ボビン抜取り装置41の位置には、上述したトレイセ ンサー26の他、切り出し装置27が設けられている。
【0027】 次に、上記構成における搬送制御を説明する。このボビン搬送装置には、図1 1に示すボビン搬送を行うためのコントローラ(図示せず)が備えられている。 すなわち、玉揚されてトランスポートバンド10a,10bに挿立された実ボビ ンB1 を連続して払い出すようにして、ワインダ2の要求に応じて実ボビンB 1 を供給するのと並行して、予め空トレイT0 をストックしておいたリザーブコ ンベア3が残りを受け入れて順次ストックしていく。そして実ボビンB1 の払出 しが終わった段階で、リザーブコンベア3は空トレイT0 が全て実ボビンB1 を 挿立させたトレイT1 に置き換わった状態となり、その後の空ボビン返却機構4 0による空ボビン返却と並行して、ストックしていた実ボビンB1 をワインダ2 に順次供給すると共に、排出された空トレイT0 を受け入れるものとする。従っ てリザーブコンベア3の必要ストック容量REは、次式で表わされる。
【0028】 RE=(空ボビンリターン時間/紡出時間)×精紡機錘数×a … ここに、紡出時間は糸の番手、管糸重量等の条件により決まるものであり、空 ボビンリターン時間は精紡機1の能力、錘数により変化する。なおaは、余裕時 間を考慮した常数(例えばa=1.1 )である。このようにリザーブコンベア3の 容量(リザーブライン3a…3hの長さ及び本数)を決めることで、リザーブコ ンベア3を必要最小限の規模とすることができる。
【0029】 次に本実施例の作用を説明する。
【0030】 最初に、各リザーブライン3a…3hに所定数の空トレイT0 をストックさせ ておき、空トレイ直送路7にも適宜数の空トレイT0 が待機している状態とする 。またワインダ2は実ボビンB1 を巻き終り、ノッティング停止で待機中である 。この状態で精紡機1の玉揚が終了すると、玉揚完了信号を出し、ワインダ2は 運転を開始する。同時にトランスポートバンド10a,10bにより実ボビンB 1 がワインダ2側に移送されると共に、空トレイ直送路7から空トレイT0 が 切り出されて、循環路8により実ボビン挿着装置14のシュート15の真下まで 移送される。このとき、移送されてきた空トレイT0 がY1 品種のものであれば 、一方のトランスポートバンド10aに備えられた判別装置47によってバイパ スライン46に取り込まれ、Y2 品種のものであればそのまま主搬送ライン45 を通って他方のトランスポートバンド10bの判別装置47によってそのバイパ スライン46に取り込まれる。そして実ボビンB1 がシュート15の上部開口近 傍に有り、空トレイT0 が待機しているという条件で、各々のトランスポートバ ンド10a,10bが1 ピッチ駆動され、交互に或いは並行して実ボビンB1 を 払い出す。その実ボビンB1 はシュート15を通って落下し、空トレイT0 に挿 着される。この挿着は連続的に行われる。一方のトランスポートバンド10aで 挿着された実ボビンB1 のトレイTは、循環路8を流され、Y1 品種側の実ボビ ン直送路6が満杯でないときはこの直送路6に送り込まれる。実ボビン直送路6 が満杯のときは、A〜Dライン3a…3dに流される。初期の段階では実ボビン 直送路6が空いているので、この直送路6へ連続して送られる。またY2 品種の 実ボビンも同様にしてY2 品種側の実ボビン直送路6へ送られる。
【0031】 この間にも、ワインダ2側では各ワインディングユニットでワインダ2内に待 機していた実ボビンB1 の巻き返しが行われる。したがって、各ワインディング ユニットから順次空ボビンB0 (残糸付きの場合もある)の載ったトレイTが払 い出され、このトレイTは空ボビン排出路12上のボビン抜取り装置41に送ら れ、この抜取り装置41で空ボビンB0 が抜き取られて空トレイT0 となって空 トレイ直送路7へ排出される。この空トレイT0 の排出は、ボビン抜取り装置4 1の下流側に設けられた識別センサー49で確認される。すなわちワインダ2か ら空トレイT0 が一個排出されると、該当する品種の実ボビンB1 が実ボビン直 送路6から一個払い出され、連結路9のトンネルゲート39で実ボビン搬入路1 1へ向けられて、この搬入路11へ送り込まれる。なお、実ボビン直送路6にト レイT1 (実ボビンB1 )がないとき(実ボビン直送路6の先頭のセンサー26 により検知される)には、リザーブライン3a…3hから実ボビンB1 が切り出 されるようになっているが、後述するようにリザーブライン3a…3h上の空ト レイT0 を実トレイT1 に入れ換え終わるまでは実ボビン直送路6に実トレイT 1 が存在するので、それまでは実ボビン直送路6から実ボビンB1 が払い出され る。なお、空トレイ直送路7の上流端にこの直送路7が満杯であることを確認す るためのセンサーを設けて、このセンサーにより満杯が確認されると、ボビン抜 取り装置41の位置で空トレイT0 の排出を止めるようにしてもよい。
【0032】 空トレイ直送路7にあった空トレイT0 は、連続した実ボビン払出しにより次 々と実ボビンB1 が挿着される。このため、空トレイT0 のワインダからの排出 量よりも空トレイ直送路7から送り出される量が上回り、空トレイT0 が不足す る状態となる。この状態が空トレイ直送路7の途中に設けられたトレイセンサー 26により感知されると、リザーブライン3a…3hにストックされていた空ト レイT0 が、Aライン3a側及びEライン3e側から交互に或いはランダムに順 次切り出され、連結路9のトンネルゲート39をくぐり抜けて空トレイ直送路7 に送り込まれる。一方実ボビン直送路6では、ワインダ2が必要とする実ボビン B1 の量よりも、連続して送り込まれる実ボビンB1 の量が上回るので、やがて 満杯となる。この満杯を上流端のトレイセンサー26が感知すると、ガイド装置 20が作動し、空トレイT0 の排出により空きができているAライン3a及びE ライン3eへと送り込まれる。以降、リザーブコンベア3では、空トレイT0 の 切り出しと実ボビンB1 の受け入れがAライン3aからDライン3dまで、また Eライン3eからHライン3hまで順次行われる(Aライン3a及びEライン3 eから順に空トレイT0 と実トレイT1 との入れ換えが完了していく)。またワ インダ2のボビン抜取り装置41で抜き取られた空ボビンB0 は、空ボビン搬送 機構40により精紡機1側に送られ、ボビンボックス43に一旦保管される。
【0033】 やがてリザーブコンベア3は実ボビンB1 で満たされる状態となり、実ボビン の全量払出しが完了する。払い出しが完了すると、空ボビンB0 の返却が行われ る。すなわち払出しが終わったトランスポートバンド10a,10bは払い出し 方向Lと逆の方向Mに駆動され、空いたペグ48に空ボビン挿着装置44により 空ボビンB0 が挿着されていく。空ボビンB0 が挿着されている時間帯にもワイ ンダ2は運転を継続している。このためワインダ2からは空トレイT0 が排出さ れ続け、ワインダ2へ実ボビンB1 が供給され続ける。この結果、実ボビン直送 路6には実ボビンB1 がなくなる。実ボビンB1 がなくなったことが先頭のトレ イセンサー26により感知されると、Aライン3a及びEライン3e側からそれ ぞれ該当する品種の実ボビンB1 を切り出して実ボビン搬入路11に送り込む。 一方、ワインダ2から排出された空トレイT0 は、空トレイ直送路7に入り、さ らに循環路8(主搬送ライン45)を経由して、品種ごとに振り分けられて実ボ ビンB1 が切り出されて空きができたリザーブライン3a…3hに順次送り込ま れる。そしてリザーブライン3a…3hに実ボビンB1 が無くなると、ワインダ 2の運転を一旦停止する。このとき玉揚に要する量の空ボビンB0 はすでに精紡 機1側に移送し終わっており、ボビンボックス43内の空ボビンB0 の挿着が終 了することで、玉揚可能となり、精紡機1の紡出終了を待つ。
【0034】 このように、精紡機1とワインダ2との間にバッファとしてのリザーブコンベ ア3を設けて、精紡機1側から払い出される実ボビンB1 のうち、精紡機1側か らの実ボビン払い出し速度とワインダ2の処理速度により生ずる余剰ボビンをリ ザーブコンベア3にストックすると共に、ストックした実ボビンB1 を、払出し が完了した後、空ボビンB0 のトランスポートバンド10a,10bへの挿着期 間中にワインダ2に順次供給するようにしたので、実ボビンB1 の払出しを早め に行わせることでトランスポートバンド10a,10bを空ボビンB0 の挿着期 間を残して空の状態にし、空ボビンB0 の挿着とワインダ2の運転とを並行して 行わせることができる。すなわちワインダ2の処理能力と精紡機の生産能力とを 略1: 1の能力としてもほとんどタイムラグがなく、ボビン搬送の自動化に際し てワインダ錘数を増加させる必要がない。またワインダ2と精紡機1とを連携さ せて制御する必要がなく、別個に運転制御するラインであっても大きな変更なく 容易に適用できる。すなわち極めて汎用性に富むボビン搬送装置が達成される。
【0035】 また循環路8にバイパスライン46を形成して、各トランスポートバンド10 a,10bの実ボビン払い出しを並行して行い得るようにしたので、異品種の互 いの実ボビン供給動作に影響されることなく円滑に且つ迅速に払い出すことがで き、実ボビン供給の応答性向上が達成される。
【0036】 さらに本実施例にあっては、実ボビン直送路6及び空トレイ直送路7をリザー ブライン3a…3hに併設したので、実ボビンB1 の払い出し開始後速やかにワ インダ2に供給できると共に、空ボビンB0 の排出及び実ボビンB1 受け入れを 円滑にできる。
【0037】 そして循環路8を閉ループ状に形成したので、搬送速度を上げること等により リザーブライン3a…3hにトレイTが取り込まれないことがあっても再トライ することができる。すなわち必要とするリザーブライン3a…3hに適確にトレ イTをストックすることができ、搬送速度を上げることが可能となる。
【0038】 さらにリザーブコンベア3を覆うカバー5を設けたので、ワインダ2と精紡機 1との間の通行が容易にできると共に、実ボビンB1 や搬送駆動系などへの風綿 の付着を防ぐことができる。
【0039】 また本実施例にあってはリザーブコンベア3を床上に設置するものとしたが、 リザーブライン3a…3h及び直送路6,7を立上り部を有した捻りコンベアに よりゲート状に構成して、台車の横断通行等も可能な空間を確保するようにして もよい。
【0040】
以上要するに本考案によれば、実ボビンの払い出しを速く行うためにワインダ の錘数を増やさなくともよくなる。このため、ワインダの錘数を少なくでき、ワ インダの稼動効率を上げることができる。また精紡機とワインダとの間に大容量 のバッファ(リザーバー)を設けたので、従来の直結タイプのように精紡機、ワ インダ間で電気信号のやりとりを行う必要がなく、精紡機およびワインダが互い に制約を受けなくなり、それぞれ単独で制御できるようになる。既設の精紡機と ワインダとを大幅に変更しなくとも改良できる。そして他の品種の実ボビン供給 動作に影響されることなく円滑に且つ迅速に払い出すことができ、実ボビン供給 の応答性向上が達成される。
【図1】本考案に係わるボビン搬送装置の一実施例を示
した平面図である。
した平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の搬送系を示した平面図である。
【図4】図2のカバーを示した斜視図である。
【図5】図2の循環路及び連結路の要部を示した側断面
図である。
図である。
【図6】図2の循環路及び連結路の他の要部を示した側
断面図である。
断面図である。
【図7】図1の要部を示した平面図である。
【図8】図1の他の要部を示した平面図である。
【図9】図1のトンネルゲートを示した斜視図である。
【図10】図2の空ボビン抜取り装置を示した側面図で
ある。
ある。
【図11】図1の作用を説明するためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
1 精紡機 2 ワインダ 3 リザーブコンベア(リザーバー) 10a,10b トランスポートバンド(実ボビン払い
出しライン) 45 主搬送ライン 46 バイパスライン B1 実ボビン B0 空ボビン
出しライン) 45 主搬送ライン 46 バイパスライン B1 実ボビン B0 空ボビン
Claims (1)
- 【請求項1】 精紡機とワインダとの間に精紡機から払
い出したボビンをストックするリザーバーを設け、上記
精紡機の実ボビン払い出しラインに、主搬送ラインから
分岐した該当品種専用のバイパスラインを形成したこと
を特徴とするボビン搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3876893U JPH079868U (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ボビン搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3876893U JPH079868U (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ボビン搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079868U true JPH079868U (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=12534478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3876893U Pending JPH079868U (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | ボビン搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079868U (ja) |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP3876893U patent/JPH079868U/ja active Pending
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