JPH08100096A - 室温硬化性組成物 - Google Patents

室温硬化性組成物

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JPH08100096A
JPH08100096A JP23782194A JP23782194A JPH08100096A JP H08100096 A JPH08100096 A JP H08100096A JP 23782194 A JP23782194 A JP 23782194A JP 23782194 A JP23782194 A JP 23782194A JP H08100096 A JPH08100096 A JP H08100096A
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molecular weight
plasticizer
weight
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JP23782194A
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Akihiko Asakawa
昭彦 浅川
Shunichi Kodama
俊一 児玉
Mikio Yokota
幹男 横田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】側鎖の末端が架橋反応性基であり、その側鎖の
鎖を形成する原子数が10以上である、側鎖を有する含
フッ素共重合体(a)および数平均分子量が500〜1
5,000の高分子量可塑剤(b)を含有し、(a)1
00重量部に対する(b)の含有割合が1〜150重量
部であることを特徴とする室温硬化性組成物。 【効果】この室温硬化性組成物は、耐久性、耐候性およ
び非汚染性を損なうことなく、伸縮性、作業性を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床材、塗膜防水材、シ
ーリング材の用途に用いる室温硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シーリング材やコーティング
材分野においては、伸縮性に優れ、かつ耐候性にも優
れ、さらに常温での硬化が可能な樹脂の開発がなされて
きた。シーリング材を例にとると伸縮性のない油性コー
キング材から、弾性系であるウレタン系、ポリスルフィ
ド系へと発展し、さらに耐候性の良いシリコーン系が開
発されたが、低分子量シリコーンオイルによる汚染性が
著しいという欠点があった。そこで骨格はポリアルキレ
ンオキシドで、架橋部位にのみシロキサン結合を持つ変
性シリコーン等も開発されているが、耐候性等が不充分
なケースも生じ充分な解決とは言い難い。
【0003】これらの問題を解決するために、側鎖の末
端が架橋反応性基であり、その側鎖の鎖を形成する原子
数が10以上である、側鎖を有する含フッ素共重合体が
開発されている(特開平1−297410号公報)が、
伸縮性、耐候性等の諸物性には優れるももの、その作業
性に問題があり、柔軟性も充分とは言い難い。
【0004】そのシーリング材の作業性と硬化物の柔軟
性を改善するために可塑材を添加すると、そのブリード
アウトのためにシーラントの自己汚染や、目地周辺の汚
染等の問題があり、耐候性も悪い。作業性を良くするた
めに溶剤を添加しても、硬化物が硬く、さらに耐久性が
悪くなる。したがって、伸縮性と耐候性と非汚染性を充
分に克服している可塑剤がないというのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の前述の欠点の解消にある。すなわち、耐久性、耐
候性および非汚染性を維持しながらシーリング剤の作業
性、その硬化物の柔軟性を向上させた組成物の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、側鎖の末端が
架橋反応性基であり、その側鎖の鎖を形成する原子数が
10以上である、側鎖を有する含フッ素共重合体(a)
および数平均分子量が500〜15,000の高分子量
可塑剤(b)を含有し、(a)100重量部に対する
(b)の含有割合が1〜150重量部であることを特徴
とする室温硬化性組成物である。
【0007】上記含フッ素共重合体としては、フルオロ
オレフィンに基づく重合単位(1)を20〜70モル
%、側鎖の末端が架橋反応性基である側鎖を有する重合
単位(2)を1〜80モル%の割合で含有し、全重合単
位に対し重合単位(1)および重合単位(2)の合計が
30モル%以上の割合で含まれ、数平均分子量が1,0
00〜50,000の含フッ素共重合体が好ましい。
【0008】上記フルオロオレフィンとしては、テトラ
フルオロエチレン、トリフルオロエチレン、クロロトリ
フルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、
ヘキサフルオロプロピレンなどの炭素数2〜6、特に炭
素数2〜4のフルオロオレフィンが好ましい。なかで
も、テトラフルオロエチレンやクロロトリフルオロエチ
レン等の、水素が完全にハロゲンに置換されているパー
ハロオレフィンが最も好ましい。
【0009】フルオロオレフィンに基づく重合単位
(1)が20モル%より少ないと、充分な耐候性が発揮
されず、長期使用において汚れなどが著しくなることが
ある。フルオロオレフィンに基づく重合単位(1)が7
0モル%より大きいと、良好な弾性が得られなくなった
り、他の材料との密着性が得られなくなる。特に、フル
オロオレフィンに基づく重合単位を30〜60モル%含
有するものが好ましい。
【0010】側鎖の末端が架橋反応性基である側鎖を有
する重合単位(2)におけるこの側鎖は10個の原子か
ら形成されることが好ましく、より好ましくは少なくと
も3個のエーテル結合を有するポリオキシアルキレン鎖
をから形成される。さらにこの側鎖は、3〜50個のエ
ーテル結合を有することが好ましく、またこの側鎖を含
む重合単位(2)は含フッ素共重合体中に1〜80モル
%の割合で含有されることが好ましい。
【0011】本発明における含フッ素共重合体は、上記
特定の側鎖が含まれているため、良好な弾性を有する弾
性体となり得る。特にこの側鎖の末端が架橋反応性基で
あるので、側鎖末端の架橋反応性基に基づいて橋かけ構
造が形成された硬化物は、その特定の橋かけ構造により
特に優れた弾性が発揮されるものと考えられる。
【0012】本発明における含フッ素共重合体の、エー
テル結合を有する側鎖としてはポリオキシプロピレン
鎖、ポリオキシエチレン鎖等のような、エーテル結合お
よび炭素−炭素結合だけからなるポリオキシアルキレン
側鎖が好ましい。しかし、エーテル結合に加えてさら
に、アミノ結合などの他の結合を含むものでもよい。
【0013】側鎖中のエーテル結合の数が3より小さい
と、好ましい弾性体が得られ難い。好ましくは、エーテ
ル結合の数が10以上の側鎖が用いられる。側鎖中のエ
ーテル結合の数が多いほど、良好な弾性を有する弾性体
が得られるが、あまり長くなると耐候性、耐汚染性が低
下する。通常は、エーテル結合の数で50以下、さらに
好ましくは40以下が採用される。
【0014】またエーテル結合間は、通常メチレン基、
エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン
基で構成される。エーテル結合間の炭素数の小さいもの
は親水性が高いため、含フッ素共重合体またはその架橋
物の耐水性が低下することがある。たとえば、側鎖に対
して高い割合でポリオキシエチレン鎖を有するポリオキ
シアルキレン側鎖は、耐水性が不充分となりやすい。エ
ーテル結合間の炭素数の大きいものは、合成が難しいな
どの問題があり、通常は採用されない。好ましくは、オ
キシエチレン基、オキシプロピレン基、等の炭素数2〜
6程度のオキシアルキレン基が採用される。
【0015】このオキシアルキレン基は、炭素に結合し
た水素の一部ないし全部がフッ素、塩素等のハロゲン原
子、アルキル基、アリール基などの置換基で置換された
ものでもよい。特に、シーラントなどの用途に適する良
好な弾性体を得るためには、エーテル結合の数が10以
上のものが好ましい。最も好ましいのは、ポリオキシプ
ロピレン鎖、ポリ(オキシエチレン、オキシプロピレ
ン)鎖(ただし、オキシエチレン鎖の割合が50重量%
以下)、ポリオキシテトラメチレン鎖等からなり、かつ
エーテル結合数10〜40の側鎖である。
【0016】前述の通り、この側鎖末端は硬化性部位と
して作用する架橋反応性基を含む。かかる架橋反応性基
としては、水酸基、アミノ基、アミド基、メルカプト基
等の活性水素基、エポキシ基、活性ハロゲン含有基、加
水分解性シリル基、イソシアネート基等が含まれる。好
ましい架橋反応性基は、水酸基、アミノ基、エポキシ
基、またはイソシアネート基である。重合体中の全ての
側鎖末端に架橋反応性基を有する必要はないが、好まし
くは全ての側鎖末端に架橋反応性基を有する。
【0017】この特定の側鎖を含む重合単位は、1〜8
0モル%の割合で含まれている。この特定の側鎖を含む
重合単位の含有割合があまりに少ないと、良好な弾性体
とならない、または弾性体を得られなくなることがあ
る。特に、特定の側鎖を含む重合単位が5〜30モル%
の割合で含まれる含フッ素共重合体が好ましい。
【0018】上述の含フッ素共重合体は、上記フルオロ
オレフィンに基づく重合単位および特定の側鎖を含む重
合単位の他に、別の重合単位が含まれていてもよい。別
の重合単位とは、フルオロオレフィンと共重合し得る単
量体に基づく重合単位であり、ビニル系、アリル系、ア
クリロイル系、メタクリロイル系などのエチレン性不飽
和化合物に基づく重合単位が挙げられる。
【0019】具体的には、アルキルビニルエーテル、ヒ
ドロキシアルキルビニルエーテル、フルオロアルキルビ
ニルエーテル、アルキルビニルエステル、アリルビニル
エーテル、アリルビニルエステル、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルなどがある。
【0020】これらの単量体が適宜共重合されることに
より、特定の側鎖を有する重合単位間に多くの重合単位
が含まれるようになり、より効果的に弾性が発揮される
ため好ましい。
【0021】かかる含フッ素共重合体は、数平均分子量
が50,000程度以下のものが好ましい。分子量の大
きすぎるものは、シーラント施工時の作業性が優れな
い。特にシーラント用は、分子量の大きなものは作業性
がきわめて悪い。分子量15,000以下、特に10,
000以下のものが好ましい。分子量の下限は特に限定
されず、通常は1,000以上、好ましくは2,000
以上が採用される。
【0022】本発明における含フッ素共重合体は、シー
ラント、弾性塗料等のベースとして好ましく採用でき
る。本発明における高分子量可塑剤を前述の含フッ素共
重合体とともにシーラントとして使用した場合、高分子
量可塑剤と含フッ素共重合体の相互作用により、作業性
が他のポリウレタンシーラント、変成シリコンシーラン
ト等とともに使用した場合に比べ格段に向上する。
【0023】この高分子量可塑剤は、本発明の室温硬化
性組成物の粘度やスランプ性、この組成物からの硬化物
の特性である引張強度、伸度などの機械的特性を調整
し、従来広く用いられている低分子可塑剤を使用した場
合に比較して、硬化物からの可塑剤のブリードが抑えら
れ、それによる硬化物の自己汚染、および周辺汚染を抑
えることができる。
【0024】かかる高分子量可塑剤としては、ポリオキ
シアルキレン鎖、ポリエステル鎖、アルキレン鎖、ポリ
スルフィド鎖、ポリブタジエン鎖およびポリイソブチレ
ン鎖から選ばれる、一種もしくは数種の鎖を有する化合
物が好適である。なかでも数平均分子量500〜15,
000のものが好適である。
【0025】分子量が500以下のものは、ブリードア
ウトによる周辺汚染を引き起こす。分子量が15,00
0以上になると可塑剤としての効果が得られにくい。数
平均分子量が1,000〜10,000のものがより好
ましい。また分子内の反応性基の少ないもの、好ましく
は全ての反応性基が不活性になるよう封鎖されたもの
が、含フッ素共重合体との架橋反応によるシーラントの
伸度の低下を引き起こさない点から好ましい。末端封鎖
手段としては、たとえば末端水酸基をアルキルエステル
化、アルキルエーテル化でアルキル化したものが好まし
い。
【0026】高分子量可塑剤のうち、ポリオキシアルキ
レン鎖、ポリエステルテル鎖からなる化合物、特にポリ
オキシアルキレン鎖からなる高分子量可塑剤が、含フッ
素共重合体と良く相溶し、可塑剤のブリードを起こさな
い点から好ましい。さらにポリオキシアルキレン鎖から
なる化合物は、硬化性組成物の粘度低減効果に優れてお
り、また硬化物の低弾性率化、高伸度化等の点からも好
ましい。
【0027】このようなポリオキシアルキレン鎖からな
る化合物の具体例としては、ポリオキシプロピレンジオ
ール、ポリオキシエチレンジオール、ポリ(オキシプロ
ピレン、オキシエチレン)ジオールなどの片末端、好ま
しくは両末端の水酸基がエステル結合、ウレタン結合、
尿素結合、アミド結合等を介して、アルキル基などで封
鎖されているものが挙げられる。
【0028】これらのうち、ウレタン結合を介して末端
の水酸基が封鎖されたものは、他の結合を介したものに
比べ、その耐候性が優れるので好ましい。3官能以上の
ポリオキシアルキレンポリオールや、その全末端封鎖
物、部分末端封鎖物も使用できる。これらの高分子可塑
剤は単独で使用してもよく、2種類以上併用してもよ
い。これらの可塑剤は、含フッ素共重合体製造時に溶剤
などとして配合しておいてもよい。
【0029】前記高分子量可塑剤の使用量は、含フッ素
共重合体100重量部に対して、可塑剤1〜150重量
部、特には5〜100重量部、が好ましい。高分子量可
塑剤が少ないと、硬化物の柔軟性の付与や、作業性の向
上といった効果が発現しなくなり、多くなると硬化物の
機械的強度が不足する。
【0030】本発明の組成物は、良好な弾性を有する硬
化物を与えるため、シーラント、弾性塗料などのベース
として好ましく採用できる。シーラントとして好ましく
は、硬化剤(c)を使用する。硬化剤には、含フッ素共
重合体の架橋反応性基と反応して、橋かけ結合を形成す
る化合物や、含フッ素共重合体の架橋反応性基同志の反
応を促進する化合物等が含まれる。水酸基等、イソシア
ネート基と反応性の架橋反応性基を有する含フッ素共重
合体に対して、ポリイソシアネート化合物が硬化剤とし
て用いられる。ポリイソシアネート化合物としては、ポ
リオール変性イソシアネート化合物が良好な弾性を有す
る硬化物を与えるため好ましい。
【0031】硬化剤として用いられるポリオール変成ポ
リイソシアネート化合物は、ポリオール化合物とポリイ
ソシアネート化合物との反応物のうち、末端にイソシア
ネート基を有するものである。ポリオールとしては、一
般にウレタンの製造に用いられる種々の多価アルコー
ル、ポリオキシアルキレンポリオール、ポリエステルポ
リオール、さらにはポリマーポリオールが挙げられる。
このうち、ポリオキシアルキレンポリオールが好まし
い。
【0032】ポリオキシアルキレンポリオールとは、た
とえば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシド、テロラヒドロフラン等のアルキレンオキ
シドの1種もしくは2種以上を、2個以上の活性水素を
有する化合物に付加重合させた生成物である。好ましく
は、プロピレンオキシドを付加重合させた化合物が用い
られる。
【0033】硬化剤(c)として用いられる、ポリイソ
シアネート化合物、または上記ポリオール変成ポリイソ
シアネート化合物の原料として用いられるポリイソシア
ネート化合物としては、通常のウレタン樹脂の製造に用
いられる化合物が例示される。具体的には、下記のもの
が挙げられる。これらのポリイソシアナート化合物は、
1種単独でも、2種以上を併用してもよい。
【0034】2,4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
−4,4−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジ
イソシアネート、およびこれらに水添した化合物、エチ
レンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、
テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1−メチ
ル−2,6−ジイソシアネートシクロヘキサン、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート等。
【0035】無黄変のポリイソシアナート化合物を選ぶ
ことが変色が少なく好ましい。無黄変のポリイソシアネ
ート化合物としては、脂肪族あるいは脂環族のポリイソ
シアネート化合物が好ましく、ヘキサメチレンジイソシ
アネートが特に好ましい。硬化剤としてポリイソシアナ
ート化合物を採用する場合、含フッ素共重合体の硬化性
部位は、活性水素含有基、特に水酸基が反応性に優れる
ため好ましい。
【0036】前記硬化剤の使用量は、含フッ素共重合体
100重量部に対して硬化剤0.1〜300重量部、特
には10〜200重量部、が好ましい。硬化剤が少ない
と硬化物の柔軟性が低下し、多くなると硬化物の機械的
強度、耐候性が不足する。
【0037】硬化触媒としては、たとえば有機鉛化合
物、有機錫化合物が用いられ、具体的にはオクチル酸
鉛、ジブチル錫ジラウレート等がある。これらの使用量
は、含フッ素共重合体100重量部に対して0.01〜
5重量部、特には0.1〜3重量部、が好ましい。硬化
触媒が少ないと硬化物の硬化が進まなくなり、多くなる
と硬化速度が速くなり作業性に問題が生じる。
【0038】シーラントとして使用する場合には通常、
充填材(d)とともに用いられる。充填材としてはフュ
ームシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸お
よびカーボンブラックのような補強性充填材、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、
クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベン
トナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒ
マシ油およびシラスバルーンのような充填材、合成繊
維、ガラス繊維およびフィラメントのような繊維状充填
材が使用できる。
【0039】充填材の配合割合は、(a)含フッ素共重
合体、(b)高分子量可塑剤、(c)硬化剤の合計10
0重量部に対し、5〜200重量部が好ましい。これら
充填材は、1種類のみで使用してもよいし、2種類以上
混合使用してもよい。
【0040】本発明の組成物には、他の成分として光安
定剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、レベリング剤などが添
加配合されていてもよい。
【0041】
【実施例】
[ポリオキシアルキレン鎖を有するビニルエーテルの合
成]ヒドロキシブチルビニルエーテル312g、水酸化
カリウム(濃度95%)15gを内容量5.5Lのステ
ンレス製撹拌機付き耐圧反応器に仕込みプロピレンオキ
シド(以下、POと略す)を徐々に添加し、3kg/c
2 、110℃で反応を行った。得られた液体を合成マ
グネシアで精製して、「ポリオキシアルキレン鎖を有す
るビニルエーテル」(以下、POVEと略す)を得た。
POVEのPO付加モル数は30であった。
【0042】[含フッ素共重合体の合成]内容量0.5
5Lのステンレス製撹拌機付き耐圧反応器に、キシレン
112g、エタノール112g、炭酸カリウム1.6g
およびアゾビスイソブチロニトリル0.5gを仕込み、
クロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEと略す)
65g、エチルビニルエーテル(以下、EVEと略す)
30g、および合成例1のPOVE180gの組成の単
量体を重合せしめた。
【0043】重合は、CTFEを除く単量体を仕込んだ
後、液体窒素により溶残空気を除去した。続いてCTF
Eを導入し、徐々に昇温した。温度を65℃に維持し、
撹拌下で10時間重合反応を続けた後、反応器を水冷し
て重合を停止した。反応器を室温まで冷却した後、未反
応単量体を抜き出し、反応器を解放した。重合溶液をろ
過した後、エバポレータで溶剤を除去し、含フッ素共重
合体を得た。得られた含フッ素共重合体は水酸基価28
(KOHmg/g)、数平均分子量6,000、ガラス
転移温度は−68(℃)であった。
【0044】[可塑剤Aの合成]ポリオキシプロピレン
グリコール(直鎖状、Mn =2,000)とヘキサメチ
レンジイソシアネートを反応させ、両末端の水酸基をイ
ソシアネートに変成した。ポリオキシプロピレングリコ
ールの水酸基が完全にイソシアネート基に変成されたこ
とは、赤外線吸収スペクトルで1350cm-1の2級水
酸基の吸収がなくなったことで確認した。
【0045】得られた化合物をメタノールと反応させ、
ポリオキシプロピレン化合物の両末端イソシアネート基
をアルキル化させた。末端のイソシアナネート基が完全
にアルキル化されたことは、赤外線吸収スペクトルで2
400cm-1のイソシアネート基の吸収がなくなったこ
とで確認した。得られた化合物を可塑剤Aと呼ぶ。
【0046】[可塑剤Bの合成]ポリオキシプロピレン
グリコール(直鎖状、Mn =3,000)と酢酸を反応
させ、両末端の水酸基がアルキル化されたポリオキシプ
ロピレン化合物を得た。ポリオキシプロピレングリコー
ルの水酸基が完全にアルキル化されたことは、赤外線吸
収スペクトルで1350cm-1の2級水酸基の吸収がな
くなったことで確認した。得られた化合物を可塑剤Bと
呼ぶ。
【0047】[可塑剤Cの合成]ポリカプロラクトンポ
リオール(Mn =2,000)を可塑剤Aの合成と同様
の方法で末端水酸基をアルキル化した。水酸基が完全に
アルキル化されたことは、赤外線吸収スペクトルにより
確認した。得られた化合物を可塑剤Cと呼ぶ。
【0048】[例1〜4]表1に示す重量割合で、上記
合成で得られた含フッ素共重合体に、酸化チタン、炭酸
カルシウム、硬化触媒(オクチル酸鉛)、光安定剤(チ
ヌビンB5353、日本チバガイキー社製)、さらに上
記合成で得られた各可塑剤を加えて混練後、硬化剤であ
るポリオール変成ポリイソシアナート、すなわち、ポリ
オキシプロピレングリコール(Mn =3,000)の水
酸基をヘキサメチレンジイソシアネートによりイソシア
ネート基に変成したもの、を混合した。なお、例4で用
いた可塑剤Dはポリオキシプロピレングリコール(Mn
=2,000)である。
【0049】この組成物を、シーリング材施工で一般的
に使用されているコーキングガンに吸い込み、スレート
板で作製した目地に充填、仕上げを行い、その際の作業
性を調べた。また、この組成物を用いて、JIS−A5
758に準じたH型試験片を作成し、所定の養生後、引
張試験[M50(kg/cm2 )]、耐久試験[1003
0]を行った(耐久試験後、試験体に異常が見られな
い:○、小さなクラックが発生:△、ひび割れや被着体
からの剥離が発生:×)。
【0050】屋外の暴露試験では、結晶化ガラス(20
cm×20cm)4枚で目地幅2cmとした十文字目地
に試験体を充填硬化させ、6ヶ月屋外暴露した後周辺汚
染性としてガラス上の汚れ(結晶化ガラスに汚染が見ら
れないもの:○、目地周辺の結晶化ガラスに可塑剤のし
み出しがあるもの:△、結晶化ガラス全面に汚れの広が
ったもの:×)、自己汚染性として試験体の汚れ(汚れ
が水拭きにより落ちるもの:○、水拭きによっても落ち
にくいもの:△、可塑剤のブリードアウトによる汚れ:
×)を観察評価した。
【0051】促進耐候性試験は、サンシャインウェザー
メータで3,000時間、厚さ5mmのフィルムを照射
した後の表面状態を観察した(全く変化がない:◎、表
面が変質する:○、小さなクラックが生じる:△、表面
に亀裂が生じる:×)。
【0052】[例5(比較例)]可塑剤を添加せずに、
例1と同様の配合で同様に試験を行った。
【0053】[例6(比較例)]可塑剤としてフタル酸
ジオクチル(DOP)を使用し、例1と同様に試験を行
った。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の室温硬化性組成物は、耐久性、
耐候性および非汚染性を損なうことなく、伸縮性、作業
性を向上させるという効果が認められる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖の末端が架橋反応性基であり、その側
    鎖の鎖を形成する原子数が10以上である、側鎖を有す
    る含フッ素共重合体(a)および数平均分子量が500
    〜15,000の高分子量可塑剤(b)を含有し、
    (a)100重量部に対する(b)の含有割合が1〜1
    50重量部であることを特徴とする室温硬化性組成物。
  2. 【請求項2】高分子量可塑剤がポリオキシアルキレン
    鎖、ポリエステル鎖、アルキレン鎖、ポリスルフィド
    鎖、ポリブタジエン鎖およびポリイソブチレン鎖から選
    ばれる鎖を有する化合物である請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】高分子量可塑剤が反応性基を持たない可塑
    剤である請求項1または2の組成物。
  4. 【請求項4】含フッ素共重合体(a)100重量部に対
    して、さらに硬化剤(c)0.1〜200重量部を含有
    する請求項1、2または3の組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517776A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド イソブチレン型モノマーの交互コポリマーを含有する水系フィルム形成組成物
JP2005517789A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド イソブチレンのコポリマーを含有する水系組成物

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