JPH08100853A - 可変容量型の斜板式油圧装置 - Google Patents
可変容量型の斜板式油圧装置Info
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- JPH08100853A JPH08100853A JP7270140A JP27014095A JPH08100853A JP H08100853 A JPH08100853 A JP H08100853A JP 7270140 A JP7270140 A JP 7270140A JP 27014095 A JP27014095 A JP 27014095A JP H08100853 A JPH08100853 A JP H08100853A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変容量型の斜板式油圧装置において、斜板
ホルダに調心機能を与えて、その傾動をスムーズに行わ
せること、並びに斜板ホルダを変速制御装置により直接
傾動させ得るようにして装置のコンパクト化及び構造の
簡素化を図ること。 【解決手段】 斜板ホルダ22及び斜板アンカ23の対
向当接面を、シリンダ17の回転軸線とトラニオン軸線
O2 との交点を中心とする球面f1 ,f2 に形成し、斜
板ホルダ22の、トラニオン軸線O2 から遠く離隔した
周縁部に、変速制御装置を連結する連結腕25を突設す
る。
ホルダに調心機能を与えて、その傾動をスムーズに行わ
せること、並びに斜板ホルダを変速制御装置により直接
傾動させ得るようにして装置のコンパクト化及び構造の
簡素化を図ること。 【解決手段】 斜板ホルダ22及び斜板アンカ23の対
向当接面を、シリンダ17の回転軸線とトラニオン軸線
O2 との交点を中心とする球面f1 ,f2 に形成し、斜
板ホルダ22の、トラニオン軸線O2 から遠く離隔した
周縁部に、変速制御装置を連結する連結腕25を突設す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプや油圧
モータに適用される斜板式油圧装置、特に、回転軸線周
りに回転可能であり、その回転軸線を囲んで環状に配列
された複数のシリンダ孔を有するシリンダと、上記シリ
ンダ孔に嵌装される複数のプランジャと、これらプラン
ジャの外端に前面を当接させる斜板と、この斜板の背面
をベアリングを介して支承して、前記回転軸線と直交す
るトラニオン軸線周りに傾動可能に配設される斜板ホル
ダと、この斜板ホルダを支持する固定の斜板アンカとか
らなる可変容量型の斜板式油圧装置の改良に関する。
モータに適用される斜板式油圧装置、特に、回転軸線周
りに回転可能であり、その回転軸線を囲んで環状に配列
された複数のシリンダ孔を有するシリンダと、上記シリ
ンダ孔に嵌装される複数のプランジャと、これらプラン
ジャの外端に前面を当接させる斜板と、この斜板の背面
をベアリングを介して支承して、前記回転軸線と直交す
るトラニオン軸線周りに傾動可能に配設される斜板ホル
ダと、この斜板ホルダを支持する固定の斜板アンカとか
らなる可変容量型の斜板式油圧装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かゝる油圧装置では、斜板ホルダ
及び斜板アンカの対向面を、トラニオン軸線を中心とす
る円筒面に形成すると共に、斜板ホルダの両端に、トラ
ニオン軸線上で斜板アンカに回転自在に支承されるトラ
ニオン軸を突設し、このトラニオン軸の外端に変速制御
装置により作動される変速レバーをセレーション結合し
たものが知られている(例えば特開昭61−15305
7号公報参照)。
及び斜板アンカの対向面を、トラニオン軸線を中心とす
る円筒面に形成すると共に、斜板ホルダの両端に、トラ
ニオン軸線上で斜板アンカに回転自在に支承されるトラ
ニオン軸を突設し、このトラニオン軸の外端に変速制御
装置により作動される変速レバーをセレーション結合し
たものが知られている(例えば特開昭61−15305
7号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧装置では、
各プランジャから斜板に作用する編荷重により斜板ホル
ダ及び斜板アンカの相互間に側圧が発生し、斜板ホルダ
の回動抵抗を増大させる欠点がある。またトラニオン軸
に変速レバーを取付ける必要から、トラニオン軸を長く
形成しなければならず、その結果、トラニオン軸方向に
装置が大型化するという欠点もある。
各プランジャから斜板に作用する編荷重により斜板ホル
ダ及び斜板アンカの相互間に側圧が発生し、斜板ホルダ
の回動抵抗を増大させる欠点がある。またトラニオン軸
に変速レバーを取付ける必要から、トラニオン軸を長く
形成しなければならず、その結果、トラニオン軸方向に
装置が大型化するという欠点もある。
【0004】本発明は、そのような欠点を全て解消した
前記斜板式油圧装置を提供することを目的とする。
前記斜板式油圧装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、斜板ホルダ及び斜板アンカの対向面を、
シリンダの回転軸線及びトラニオン軸線の交点を中心と
する球面に形成し、斜板ホルダの、トラニオン軸線から
遠く離隔する周縁部に該斜板ホルダを傾動させる変速制
御装置を連結したことを第1の特徴とする。
に、本発明は、斜板ホルダ及び斜板アンカの対向面を、
シリンダの回転軸線及びトラニオン軸線の交点を中心と
する球面に形成し、斜板ホルダの、トラニオン軸線から
遠く離隔する周縁部に該斜板ホルダを傾動させる変速制
御装置を連結したことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、斜板ホ
ルダの、トラニオン軸線に近接した周縁部にトラニオン
軸線上に延びるトラニオン軸を突設し、このトラニオン
軸を回転自在に係合する凹部を斜板アンカに形成したこ
とを第2の特徴とする。
ルダの、トラニオン軸線に近接した周縁部にトラニオン
軸線上に延びるトラニオン軸を突設し、このトラニオン
軸を回転自在に係合する凹部を斜板アンカに形成したこ
とを第2の特徴とする。
【0007】さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加
えて、シリンダに、斜板、斜板ホルダ及び斜板アンカを
貫通する出力軸を一体的に連結し、斜板アンカをこの出
力軸にベアリングを介して軸方向移動不能に連結すると
共に、ケーシングに回転不能に連結したことを第3の特
徴とする。
えて、シリンダに、斜板、斜板ホルダ及び斜板アンカを
貫通する出力軸を一体的に連結し、斜板アンカをこの出
力軸にベアリングを介して軸方向移動不能に連結すると
共に、ケーシングに回転不能に連結したことを第3の特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基いて以下に説明する。
に示す本発明の実施例に基いて以下に説明する。
【0009】先ず図1において、自動二輪車用のパワー
ユニットUは、エンジンE及び静油圧式無段変速機Tと
からなっており、エンジンEのクランク軸1及び無段変
速機Tは共通のケーシング4に収容されて支持される。
ユニットUは、エンジンE及び静油圧式無段変速機Tと
からなっており、エンジンEのクランク軸1及び無段変
速機Tは共通のケーシング4に収容されて支持される。
【0010】無段変速機Tは、ケーシング4の中間壁に
ボールベアリング6を介して回転自在に支承される入力
筒軸5及びこれに囲繞される出力軸31を有し、これら
はクランク軸1と平行に配置される。クランク軸1は1
次伝動装置R1 及び1次トルクダンパD1 を介して入力
筒軸5を駆動し、出力軸31は2次伝動装置R2 、2次
トルクダンパD2 及びプロペラ軸3を介して自動二輪車
の後輪(図示せず)を駆動する。
ボールベアリング6を介して回転自在に支承される入力
筒軸5及びこれに囲繞される出力軸31を有し、これら
はクランク軸1と平行に配置される。クランク軸1は1
次伝動装置R1 及び1次トルクダンパD1 を介して入力
筒軸5を駆動し、出力軸31は2次伝動装置R2 、2次
トルクダンパD2 及びプロペラ軸3を介して自動二輪車
の後輪(図示せず)を駆動する。
【0011】第2及び図3において、前記無段変速機T
は定容量型の斜板式油圧ポンプP及び可変容量型の斜板
式油圧モータMからなっており、その斜板式油圧モータ
Mに本発明が適用される。
は定容量型の斜板式油圧ポンプP及び可変容量型の斜板
式油圧モータMからなっており、その斜板式油圧モータ
Mに本発明が適用される。
【0012】油圧ポンプPは、前記入力筒軸5の内周壁
にボールベアリング11を介して相対回転自在に支承さ
れるポンプシリンダ7と、このポンプシリンダ7にその
回転軸線を囲むように設けられた環状配列の多数且つ奇
数のシリンダ孔8,8…にそれぞれ摺合される多数のポ
ンププランジャ9,9…と、これらポンププランジャ
9,9…の外端に前面を当接させるポンプ斜板10とか
ら構成され、このポンプ斜板10は、これをポンプシリ
ンダ7の軸線と直交する仮想トラニオン軸線O1を中心
にしてポンプシリンダ7の軸線に対し一定角度傾斜させ
た状態に保持すべく、アンギュラコンタクトベアリング
12及びラジアルボールベアリング13を介して、入力
筒軸5に一体に形成されたポンプ斜板ホルダ5aに回転
自在に支承される。
にボールベアリング11を介して相対回転自在に支承さ
れるポンプシリンダ7と、このポンプシリンダ7にその
回転軸線を囲むように設けられた環状配列の多数且つ奇
数のシリンダ孔8,8…にそれぞれ摺合される多数のポ
ンププランジャ9,9…と、これらポンププランジャ
9,9…の外端に前面を当接させるポンプ斜板10とか
ら構成され、このポンプ斜板10は、これをポンプシリ
ンダ7の軸線と直交する仮想トラニオン軸線O1を中心
にしてポンプシリンダ7の軸線に対し一定角度傾斜させ
た状態に保持すべく、アンギュラコンタクトベアリング
12及びラジアルボールベアリング13を介して、入力
筒軸5に一体に形成されたポンプ斜板ホルダ5aに回転
自在に支承される。
【0013】その際、ポンプ斜板10の背面にはアンギ
ュラコンタクトベアリング12の内側軌道溝12iが、
またその外周面にはラジアルボールベアリング13の内
側軌道溝13iがそれぞれ形成され、こうしてポンプ斜
板10は両ベアリング12,13の共通のインナレース
体に構成される。一方、両ベアリング12,13の外側
軌道溝12o,13oは、ポンプ斜板ホルダ5aに個別
に嵌装されるアウタレース体35,36にそれぞれ形成
される。上記アンギュラコンタクトベアリング12はポ
ンプ斜板10から軸方向荷重を受けると、内、外側軌道
溝12i,12oと協働してポンプ斜板10に調心作用
を与える。
ュラコンタクトベアリング12の内側軌道溝12iが、
またその外周面にはラジアルボールベアリング13の内
側軌道溝13iがそれぞれ形成され、こうしてポンプ斜
板10は両ベアリング12,13の共通のインナレース
体に構成される。一方、両ベアリング12,13の外側
軌道溝12o,13oは、ポンプ斜板ホルダ5aに個別
に嵌装されるアウタレース体35,36にそれぞれ形成
される。上記アンギュラコンタクトベアリング12はポ
ンプ斜板10から軸方向荷重を受けると、内、外側軌道
溝12i,12oと協働してポンプ斜板10に調心作用
を与える。
【0014】而して、ポンプ斜板10は、入力筒軸5の
回転時、ポンププランジャ9,9…に往復動を与えて吸
入及び吐出行程を繰返させることができる。
回転時、ポンププランジャ9,9…に往復動を与えて吸
入及び吐出行程を繰返させることができる。
【0015】一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ7
と同軸上でその左方に配置されるモータシリンダ17
と、このモータシリンダ17にその回転軸線を囲むよう
に設けられた環状配列の多数且つ奇数のシリンダ孔1
8,18…にそれぞれ摺合される多数のモータプランジ
ャ19,19…と、これらモータプランジャ19,19
…の外端に前面を当接させるモータ斜板20と、このモ
ータ斜板20をアンギュラコンタクトベアリング14及
びラジアルボールベアリング15を介して支承するモー
タ斜板ホルダ22と、更にこのモータ斜板ホルダ22の
背面を支承するモータ斜板アンカ23とから構成され、
このモータ斜板アンカ23は、モータシリンダ17の軸
線と直交するトラニオン軸線O2 周りにモータ斜板ホル
ダ22の傾動を案内する。
と同軸上でその左方に配置されるモータシリンダ17
と、このモータシリンダ17にその回転軸線を囲むよう
に設けられた環状配列の多数且つ奇数のシリンダ孔1
8,18…にそれぞれ摺合される多数のモータプランジ
ャ19,19…と、これらモータプランジャ19,19
…の外端に前面を当接させるモータ斜板20と、このモ
ータ斜板20をアンギュラコンタクトベアリング14及
びラジアルボールベアリング15を介して支承するモー
タ斜板ホルダ22と、更にこのモータ斜板ホルダ22の
背面を支承するモータ斜板アンカ23とから構成され、
このモータ斜板アンカ23は、モータシリンダ17の軸
線と直交するトラニオン軸線O2 周りにモータ斜板ホル
ダ22の傾動を案内する。
【0016】その際、モータ斜板20の背面にはアンギ
ュラコンタクトベアリング14の内側軌道溝14iが、
またその外周面にはラジアルボールベアリング15の内
側軌道溝15iがそれぞれ形成され、こうしてモータ斜
板20は両ベアリング14,15の共通のインナレース
体に構成される。一方、アンギュラコンタクトベアリン
グ14の外側軌道溝14oは、モータ斜板ホルダ20に
形成され、ラジアルボールベアリング15の外側軌道溝
15oは、モータ斜板ホルダ22に嵌装されるアウタレ
ース37に形成される。上記アンギュラコンタクトベア
リング14は、モータ斜板20から軸方向荷重を受ける
と、内、外側軌道溝14i,14oと協働してモータ斜
板20に調心作用を与える。
ュラコンタクトベアリング14の内側軌道溝14iが、
またその外周面にはラジアルボールベアリング15の内
側軌道溝15iがそれぞれ形成され、こうしてモータ斜
板20は両ベアリング14,15の共通のインナレース
体に構成される。一方、アンギュラコンタクトベアリン
グ14の外側軌道溝14oは、モータ斜板ホルダ20に
形成され、ラジアルボールベアリング15の外側軌道溝
15oは、モータ斜板ホルダ22に嵌装されるアウタレ
ース37に形成される。上記アンギュラコンタクトベア
リング14は、モータ斜板20から軸方向荷重を受ける
と、内、外側軌道溝14i,14oと協働してモータ斜
板20に調心作用を与える。
【0017】この油圧モータMは、最大容量が前記油圧
ポンプPよりも大となるように、シリンダ孔18及びモ
ータプランジャ19が油圧ポンプPのそれよりも大径に
形成される。
ポンプPよりも大となるように、シリンダ孔18及びモ
ータプランジャ19が油圧ポンプPのそれよりも大径に
形成される。
【0018】図4に明示するように、互いに当接するモ
ータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ23の対向面
f1 ,f2 は、モータシリンダ17の軸線とトラニオン
軸線O2 との交点を中心とする球面に形成される。
ータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ23の対向面
f1 ,f2 は、モータシリンダ17の軸線とトラニオン
軸線O2 との交点を中心とする球面に形成される。
【0019】また、モータ斜板ホルダ22の、トラニオ
ン軸線O2 に近接した周縁部には、該軸線O2 上に配置
される一対の半円筒状トラニオン軸22a,22aが一
体に突設され、これらはモータ斜板アンカ23の両端部
に形成された一対の半円筒状凹部23a,23aに回転
自在に係合される。さらに、モータ斜板ホルダ22の、
トラニオン軸線O2 から遠く離隔した周縁部には、該軸
線O2 と直交する方向へ延びる短い連結腕25が一体に
突設され、これにモータ斜板20の傾斜角度を制御する
変速制御装置27が連結される。
ン軸線O2 に近接した周縁部には、該軸線O2 上に配置
される一対の半円筒状トラニオン軸22a,22aが一
体に突設され、これらはモータ斜板アンカ23の両端部
に形成された一対の半円筒状凹部23a,23aに回転
自在に係合される。さらに、モータ斜板ホルダ22の、
トラニオン軸線O2 から遠く離隔した周縁部には、該軸
線O2 と直交する方向へ延びる短い連結腕25が一体に
突設され、これにモータ斜板20の傾斜角度を制御する
変速制御装置27が連結される。
【0020】再び図2及び図3において、前記アンギュ
ラコンタクトベアリング14はモータ斜板ホルダ22と
協働してモータ斜板20に調心作用を与えるように構成
される。
ラコンタクトベアリング14はモータ斜板ホルダ22と
協働してモータ斜板20に調心作用を与えるように構成
される。
【0021】モータ斜板アンカ23は、その右端に連な
る筒状のシリンダホルダ24と共にケーシング4の左側
壁にボルト21で固着される(図1参照)。このシリン
ダホルダ24はボールベアリング26を介してモータシ
リンダ17の外周面を回転自在に支承する。
る筒状のシリンダホルダ24と共にケーシング4の左側
壁にボルト21で固着される(図1参照)。このシリン
ダホルダ24はボールベアリング26を介してモータシ
リンダ17の外周面を回転自在に支承する。
【0022】モータ斜板20は、モータシリンダ17の
軸線に対し直角となる直立位置と、或る角度で傾倒する
最大傾斜位置との間をモータ斜板ホルダ22の回動によ
って移動するようになっており、その傾斜状態では、モ
ータシリンダ17の回転に伴いモータプランジャ19,
19…に往復動を与えて膨脹及び収縮行程を繰返させる
ことができる。
軸線に対し直角となる直立位置と、或る角度で傾倒する
最大傾斜位置との間をモータ斜板ホルダ22の回動によ
って移動するようになっており、その傾斜状態では、モ
ータシリンダ17の回転に伴いモータプランジャ19,
19…に往復動を与えて膨脹及び収縮行程を繰返させる
ことができる。
【0023】ポンプシリンダ7及びモータシリンダ17
は相互に一体に結合されてシリンダブロックBを構成
し、このシリンダブロックBの中心部には出力軸31を
貫通させる。そして、この出力軸31の外周に形成され
たフランジ31aをモータシリンダ17の外端に衝合
し、また同外周に係止されたストッパ環28にポンプシ
リンダ7の外端を衝合すると共に、シリンダブロックB
(図示例ではモータシリンダ17)を出力軸31にスプ
ライン嵌合することにより、シリンダブロックBは出力
軸31に固着される。
は相互に一体に結合されてシリンダブロックBを構成
し、このシリンダブロックBの中心部には出力軸31を
貫通させる。そして、この出力軸31の外周に形成され
たフランジ31aをモータシリンダ17の外端に衝合
し、また同外周に係止されたストッパ環28にポンプシ
リンダ7の外端を衝合すると共に、シリンダブロックB
(図示例ではモータシリンダ17)を出力軸31にスプ
ライン嵌合することにより、シリンダブロックBは出力
軸31に固着される。
【0024】出力軸31の右端部はポンプ斜板10を貫
通して入力筒軸5の外方まで延び、そしてポンプ斜板1
0の外方でアンギュラコンタクトベアリング29を介し
て入力筒軸5に回転自在に支承される。
通して入力筒軸5の外方まで延び、そしてポンプ斜板1
0の外方でアンギュラコンタクトベアリング29を介し
て入力筒軸5に回転自在に支承される。
【0025】出力軸31の左端部はモータ斜板20、モ
ータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ23を貫通す
るように延び、そしてアンギュラコンタクトベアリング
30を介してモータ斜板アンカ23に回転自在に支承さ
れる。
ータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ23を貫通す
るように延び、そしてアンギュラコンタクトベアリング
30を介してモータ斜板アンカ23に回転自在に支承さ
れる。
【0026】こうして無段変速機Tは、入力筒軸5から
出力軸31までの構成部材が1個の組立体に組立てら
れ、その入力筒軸5及び出力軸31は、各右端部におい
て、前記1次トルクダンパD1 の出力部材及び前記2次
トルクダンパD2 の入力部材にそれぞれスプライン結合
される。
出力軸31までの構成部材が1個の組立体に組立てら
れ、その入力筒軸5及び出力軸31は、各右端部におい
て、前記1次トルクダンパD1 の出力部材及び前記2次
トルクダンパD2 の入力部材にそれぞれスプライン結合
される。
【0027】ポンプ斜板10をポンプシリンダ7と同期
的に回転させるために、ポンプ斜板10には、対応する
ポンププランジャ9の球状端部9aが係合する球状凹部
10aが形成される。
的に回転させるために、ポンプ斜板10には、対応する
ポンププランジャ9の球状端部9aが係合する球状凹部
10aが形成される。
【0028】また、モータ斜板20をモータシリンダ1
7と同期的に回転させるために、モータ斜板20には、
対応するモータプランジャ19の球状端部19aが係合
する球状凹部20aが形成される。
7と同期的に回転させるために、モータ斜板20には、
対応するモータプランジャ19の球状端部19aが係合
する球状凹部20aが形成される。
【0029】前記球状凹部10a,20aは、いずれも
対応する前記球状端部9a,19aの半径より大なる半
径をもって形成されていて、如何なる位置においても球
状端部9a,19aとの係合状態が確保されるようにな
っている。
対応する前記球状端部9a,19aの半径より大なる半
径をもって形成されていて、如何なる位置においても球
状端部9a,19aとの係合状態が確保されるようにな
っている。
【0030】図2,図3及び図5において、シリンダブ
ロックBには、ポンプシリンダ7のシリンダ孔8,8…
群とモータシリンダ17のシリンダ孔18,18…群と
の間において、出力軸31を中心にして同心に並ぶ環状
の内側油路52及び外側油路53と、両油路52,53
間の環状隔壁及び外側油路53の外周壁を放射状に貫通
する、シリンダ孔8,8…及び18,18…とそれぞれ
同数の第1弁孔54,54…及び第2弁孔55,55…
と、相隣るシリンダ孔8,8…及び第1弁孔54,54
…を相互に連通するポンプポートa,a…と、相隣るシ
リンダ孔18,18…及び第2弁孔55,55…を相互
に連通する多数のモータポートb,b…とが設けられ
る。
ロックBには、ポンプシリンダ7のシリンダ孔8,8…
群とモータシリンダ17のシリンダ孔18,18…群と
の間において、出力軸31を中心にして同心に並ぶ環状
の内側油路52及び外側油路53と、両油路52,53
間の環状隔壁及び外側油路53の外周壁を放射状に貫通
する、シリンダ孔8,8…及び18,18…とそれぞれ
同数の第1弁孔54,54…及び第2弁孔55,55…
と、相隣るシリンダ孔8,8…及び第1弁孔54,54
…を相互に連通するポンプポートa,a…と、相隣るシ
リンダ孔18,18…及び第2弁孔55,55…を相互
に連通する多数のモータポートb,b…とが設けられ
る。
【0031】前記内側油路52は、シリンダブロックB
の内周面に環状溝として形成され、その開放面は出力軸
31の外周面により閉じられる。
の内周面に環状溝として形成され、その開放面は出力軸
31の外周面により閉じられる。
【0032】前記第1弁孔54,54…にはスプール型
の第1分配弁61,61…が、また前記第2弁孔55,
55…には同じくスプール型の第2分配弁62,62…
がそれぞれ摺合される。そして、第1分配弁61,61
…の外端にはそれを囲む第1偏心輪63が、また第2分
配弁62,62…の外端にはそれらを囲む第2偏心輪6
4がそれぞれボールベアリング65,66を介して係合
され、それらの係合を強制するために、第1分配弁6
1,61…の外端部は第1偏心輪63と同心関係の第1
強制輪67により相互に連結され、また第2分配弁6
2,62…の外端部は第2偏心輪62,62…と同心関
係の第2強制輪68により相互に連結される。
の第1分配弁61,61…が、また前記第2弁孔55,
55…には同じくスプール型の第2分配弁62,62…
がそれぞれ摺合される。そして、第1分配弁61,61
…の外端にはそれを囲む第1偏心輪63が、また第2分
配弁62,62…の外端にはそれらを囲む第2偏心輪6
4がそれぞれボールベアリング65,66を介して係合
され、それらの係合を強制するために、第1分配弁6
1,61…の外端部は第1偏心輪63と同心関係の第1
強制輪67により相互に連結され、また第2分配弁6
2,62…の外端部は第2偏心輪62,62…と同心関
係の第2強制輪68により相互に連結される。
【0033】第1偏心輪63は、入力筒軸5の内端に一
体に連設され、図5に示すように仮想トラニオン軸線O
1 に沿って出力軸31の中心から所定距離ε1 偏心した
位置に配置される。
体に連設され、図5に示すように仮想トラニオン軸線O
1 に沿って出力軸31の中心から所定距離ε1 偏心した
位置に配置される。
【0034】而して、入力筒軸5とポンプシリンダ7間
に相対回転が生じると、各第1分配弁61は、第1偏心
輪63により第1弁孔54において偏心量ε1 の2倍の
距離をストロークとしてポンプシリンダ7の半径方向内
方位置及び外方位置間を往復動される。そして、図5に
示すように、油圧ポンプPの吐出領域Dでは、第1分配
弁61は前記内方位置側を移動して、対応するポンプポ
ートaを外側油路53に連通すると共に内側油路52と
不通にし、吐出行程中のポンププランジャ9によりシリ
ンダ孔8から外側油路53へ作動油が圧送され、また吸
入領域Sでは、第1分配弁61は前記外方位置側を移動
して、対応するポンプポートaを内側油路52に連通す
ると共に外側油路53と不通にし、吸入行程中のポンプ
プランジャ9により内側油路52からシリンダ孔8に作
動油が吸入される。
に相対回転が生じると、各第1分配弁61は、第1偏心
輪63により第1弁孔54において偏心量ε1 の2倍の
距離をストロークとしてポンプシリンダ7の半径方向内
方位置及び外方位置間を往復動される。そして、図5に
示すように、油圧ポンプPの吐出領域Dでは、第1分配
弁61は前記内方位置側を移動して、対応するポンプポ
ートaを外側油路53に連通すると共に内側油路52と
不通にし、吐出行程中のポンププランジャ9によりシリ
ンダ孔8から外側油路53へ作動油が圧送され、また吸
入領域Sでは、第1分配弁61は前記外方位置側を移動
して、対応するポンプポートaを内側油路52に連通す
ると共に外側油路53と不通にし、吸入行程中のポンプ
プランジャ9により内側油路52からシリンダ孔8に作
動油が吸入される。
【0035】前記第2偏心輪64は、図3,図6ないし
図8に示すように、前記シリンダホルダ24に出力軸3
1と平行な枢軸32を介してクラッチオン位置n、クラ
ッチオフ位置f及びロックアップ位置lの3位置間を揺
動し得るように連結される。そして第2偏心輪64は、
クラッチオン位置nでは、トラニオン軸線O2 に沿って
出力軸31の中心から所定距離ε2 偏心した位置を占め
(図6)またクラッチオフ位置fでは出力軸31の中心
から上記偏心量ε2 よりも大なる距離ε3 偏心した位置
を占める(図7)。またロックアップ位置lでは出力軸
31との同心位置を占める(図8)。
図8に示すように、前記シリンダホルダ24に出力軸3
1と平行な枢軸32を介してクラッチオン位置n、クラ
ッチオフ位置f及びロックアップ位置lの3位置間を揺
動し得るように連結される。そして第2偏心輪64は、
クラッチオン位置nでは、トラニオン軸線O2 に沿って
出力軸31の中心から所定距離ε2 偏心した位置を占め
(図6)またクラッチオフ位置fでは出力軸31の中心
から上記偏心量ε2 よりも大なる距離ε3 偏心した位置
を占める(図7)。またロックアップ位置lでは出力軸
31との同心位置を占める(図8)。
【0036】第2偏心輪64は、前記枢軸32と反対側
の周壁に外方へ突出する耳片33を一体に有し、これに
第2偏心輪64を前記3位置へ制御するための偏心輪制
御装置34が連結される。偏心輪制御装置34について
は後述する。
の周壁に外方へ突出する耳片33を一体に有し、これに
第2偏心輪64を前記3位置へ制御するための偏心輪制
御装置34が連結される。偏心輪制御装置34について
は後述する。
【0037】而して、モータシリンダ17が回転してい
るとき、第2偏心輪64を図6のようにクラッチオン位
置nにシフトすると、各第2分配弁62は、第2偏心輪
64により、第2弁孔55において偏心量ε2 の2倍の
距離をストロークとしてモータシリンダ17の半径方向
内方位置及び外方位置間を往復動される。そして、油圧
モータMの膨脹領域Exでは、第2分配弁62は前記内
方位置側を移動して、対応するモータポートbを外側油
路53に連通すると共に内側油路52を不通にし、外側
油路53から膨脹行程中のモータプランジャ19のシリ
ンダ孔18に高圧の作動油が供給され、また収縮領域S
hでは、第2分配弁62は前記外方位置側を移動して、
対応するモータポートbを内側油路52に連通すると共
に外側油路53と不通にし、収縮行程中のモータプラン
ジャ19のシリンダ孔18から内側油路52へ作動油が
排出される。
るとき、第2偏心輪64を図6のようにクラッチオン位
置nにシフトすると、各第2分配弁62は、第2偏心輪
64により、第2弁孔55において偏心量ε2 の2倍の
距離をストロークとしてモータシリンダ17の半径方向
内方位置及び外方位置間を往復動される。そして、油圧
モータMの膨脹領域Exでは、第2分配弁62は前記内
方位置側を移動して、対応するモータポートbを外側油
路53に連通すると共に内側油路52を不通にし、外側
油路53から膨脹行程中のモータプランジャ19のシリ
ンダ孔18に高圧の作動油が供給され、また収縮領域S
hでは、第2分配弁62は前記外方位置側を移動して、
対応するモータポートbを内側油路52に連通すると共
に外側油路53と不通にし、収縮行程中のモータプラン
ジャ19のシリンダ孔18から内側油路52へ作動油が
排出される。
【0038】また、第2偏心輪64を図7のようにクラ
ッチオフ位置fにシフトすると、各第2分配弁62は、
第2偏心輪64により、第2弁孔55において偏心量ε
3 の2倍の距離をストロークとしてモータシリンダ17
の半径方向内方位置及び外方位置間を往復動され、その
内方及び外方位置では、第2分配弁62は外側油路53
をシリンダブロックB外に開放するようになっている。
ッチオフ位置fにシフトすると、各第2分配弁62は、
第2偏心輪64により、第2弁孔55において偏心量ε
3 の2倍の距離をストロークとしてモータシリンダ17
の半径方向内方位置及び外方位置間を往復動され、その
内方及び外方位置では、第2分配弁62は外側油路53
をシリンダブロックB外に開放するようになっている。
【0039】また第2偏心輪64を図8のようにロック
アップ位置lにシフトすると、全ての第2分配弁62,
62…は一斉に対応するモータポートb,b…を閉鎖す
る。
アップ位置lにシフトすると、全ての第2分配弁62,
62…は一斉に対応するモータポートb,b…を閉鎖す
る。
【0040】上記構成において、第2偏心輪64をクラ
ッチオン位置nに保持した状態でエンジンEにより油圧
ポンプPの入力筒軸5を回転駆動すると、ポンプ斜板1
0によりポンププランジャ9,9…に吐出及び吸入行程
が交互に与えられる。
ッチオン位置nに保持した状態でエンジンEにより油圧
ポンプPの入力筒軸5を回転駆動すると、ポンプ斜板1
0によりポンププランジャ9,9…に吐出及び吸入行程
が交互に与えられる。
【0041】そしてポンププランジャ9は、吐出領域D
を通過する間、シリンダ孔8から外側油路53に作動油
を圧送し、また吸入領域Sを通過する間、内側油路52
からシリンダ孔8に作動油を吸入する。
を通過する間、シリンダ孔8から外側油路53に作動油
を圧送し、また吸入領域Sを通過する間、内側油路52
からシリンダ孔8に作動油を吸入する。
【0042】外側油路53に送られた高圧の作動油は、
油圧モータMの膨脹領域Exに存するモータプランジャ
19のシリンダ孔18に供給される一方、収縮領域Sh
に存するモータプランジャ19によりそのシリンダ孔1
8から内側油路52へ作動油が排出される。
油圧モータMの膨脹領域Exに存するモータプランジャ
19のシリンダ孔18に供給される一方、収縮領域Sh
に存するモータプランジャ19によりそのシリンダ孔1
8から内側油路52へ作動油が排出される。
【0043】この間に、ポンプシリンダ7が吐出行程の
ポンププランジャ9を介してポンプ斜板10から受ける
反動トルクと、モータシリンダ17が膨脹行程のモータ
プランジャ19を介してモータ斜板20から受ける反動
トルクとの和によって、シリンダブロックBは回転さ
れ、その回転トルクは出力軸31から2次減速装置3へ
伝達される。
ポンププランジャ9を介してポンプ斜板10から受ける
反動トルクと、モータシリンダ17が膨脹行程のモータ
プランジャ19を介してモータ斜板20から受ける反動
トルクとの和によって、シリンダブロックBは回転さ
れ、その回転トルクは出力軸31から2次減速装置3へ
伝達される。
【0044】この場合、入力筒軸5に対する出力軸31
の変速比は次式によって与えられる。
の変速比は次式によって与えられる。
【0045】
【数1】
【0046】したがって、油圧モータMの容量を最大値
から零に変えれば、変速比を最大値(ロー状態)から1
(トップ状態)まで変えることができる。しかも、その
油圧モータMの容量はモータプランジャ19のストロー
クにより決定されるので、モータ斜板20の傾倒位置か
ら直立位置まで傾動させることにより変速比を最大値か
ら1まで無段階に制御することができる。
から零に変えれば、変速比を最大値(ロー状態)から1
(トップ状態)まで変えることができる。しかも、その
油圧モータMの容量はモータプランジャ19のストロー
クにより決定されるので、モータ斜板20の傾倒位置か
ら直立位置まで傾動させることにより変速比を最大値か
ら1まで無段階に制御することができる。
【0047】変速機Tの作動中、ポンプ斜板10はポン
ププランジャ9,9…群から、またモータ斜板20はモ
ータプランジャ19,19…群からそれぞれ反対方向の
スラスト荷重を受けるが、ポンプ斜板10が受けるスラ
スト荷重はアンギュラコンタクトベアリング12、入力
筒軸5及びアンギュラコンタクトベアリング29を介し
て出力軸31に支承され、またモータ斜板20が受ける
スラスト荷重はアンギュラコンタクトベアリング14、
モータ斜板ホルダ22、モータ斜板アンカ23及びアン
ギュラコンタクトベアリング30を介して出力軸31に
支承される。したがって、上記スラスト荷重は、出力軸
31に引張応力を生じさせるだけで、該軸31を支持す
るケーシング4には全く作用しない。
ププランジャ9,9…群から、またモータ斜板20はモ
ータプランジャ19,19…群からそれぞれ反対方向の
スラスト荷重を受けるが、ポンプ斜板10が受けるスラ
スト荷重はアンギュラコンタクトベアリング12、入力
筒軸5及びアンギュラコンタクトベアリング29を介し
て出力軸31に支承され、またモータ斜板20が受ける
スラスト荷重はアンギュラコンタクトベアリング14、
モータ斜板ホルダ22、モータ斜板アンカ23及びアン
ギュラコンタクトベアリング30を介して出力軸31に
支承される。したがって、上記スラスト荷重は、出力軸
31に引張応力を生じさせるだけで、該軸31を支持す
るケーシング4には全く作用しない。
【0048】この場合、モータ斜板ホルダ22及びモー
タ斜板アンカ23は、モータシリンダ17の軸線とトラ
ニオン軸線O2 との交点を中心とする球面f1 ,f2 を
対向させているので、これら球面の相互作用によりモー
タ斜板ホルダ22は調心機能を発揮する。その結果、変
速制御装置27が連結腕25を押し引きすることによ
り、モータ斜板ホルダ22は、トラニオン軸線O2 周り
にスムーズに回動し得、モータ斜板20の傾斜角度を容
易に制御することができる。しかも、モータ斜板ホルダ
22のトラニオン軸22aとモータ斜板アンカ23の凹
部23aとの係合により、モータ斜板ホルダ22の、ト
ラニオン軸線O2 周りの傾動以外の妄動が阻止される。
タ斜板アンカ23は、モータシリンダ17の軸線とトラ
ニオン軸線O2 との交点を中心とする球面f1 ,f2 を
対向させているので、これら球面の相互作用によりモー
タ斜板ホルダ22は調心機能を発揮する。その結果、変
速制御装置27が連結腕25を押し引きすることによ
り、モータ斜板ホルダ22は、トラニオン軸線O2 周り
にスムーズに回動し得、モータ斜板20の傾斜角度を容
易に制御することができる。しかも、モータ斜板ホルダ
22のトラニオン軸22aとモータ斜板アンカ23の凹
部23aとの係合により、モータ斜板ホルダ22の、ト
ラニオン軸線O2 周りの傾動以外の妄動が阻止される。
【0049】しかも、変速制御装置27と連結する連結
腕25は、モータ斜板ホルダ22のトラニオン軸線O2
から遠く離隔した周縁部に突設されるので、トラニオン
軸22aに変速レバーを取付ける必要がなく、その分、
トラニオン軸22aを短く形成できて、油圧モータMの
トラニオン軸線O2 方向でのコンパクト化を図ることが
できると共に、部品点数が削除される。
腕25は、モータ斜板ホルダ22のトラニオン軸線O2
から遠く離隔した周縁部に突設されるので、トラニオン
軸22aに変速レバーを取付ける必要がなく、その分、
トラニオン軸22aを短く形成できて、油圧モータMの
トラニオン軸線O2 方向でのコンパクト化を図ることが
できると共に、部品点数が削除される。
【0050】また、油圧ポンプP及び油圧モータMにお
いて、各斜板10,20は、アンギュラコンタクトベア
リング12,14により、前後から調心作用を受け、更
に外周をラジアルボールベアリング13,15で支承さ
れるため、如何なる傾斜状態でもシリンダブロックBの
回転軸線上の所定位置、即ちトラニオン軸線O1 ,O 2
位置に正確に保持される。
いて、各斜板10,20は、アンギュラコンタクトベア
リング12,14により、前後から調心作用を受け、更
に外周をラジアルボールベアリング13,15で支承さ
れるため、如何なる傾斜状態でもシリンダブロックBの
回転軸線上の所定位置、即ちトラニオン軸線O1 ,O 2
位置に正確に保持される。
【0051】したがって、各プランジャ9,19の球状
端部9a,19aは、対応する斜板10,20の球状凹
部9a,19aに常に正常に係合するため、各プランジ
ャ9,19が対応する斜板10,20から受けるサイド
スラストが確実に減少し、各プランジャ9,19の摺動
抵抗の増大を抑えることができる。また、各斜板10,
20とシリンダブロックBとの同期回転により各プラン
ジャ9,19と対応する斜板10,20との当接部の摩
耗を防ぐことができる。さらに、各斜板10,20の前
記所定位置への保持のために、対応するアンギュラコン
タクトベアリング12,14に対して従来のようなばね
による大なる軸方向荷重を加える必要もないので、これ
らベアリング12,14の荷重負担を軽減し、耐久性を
高めることができる。
端部9a,19aは、対応する斜板10,20の球状凹
部9a,19aに常に正常に係合するため、各プランジ
ャ9,19が対応する斜板10,20から受けるサイド
スラストが確実に減少し、各プランジャ9,19の摺動
抵抗の増大を抑えることができる。また、各斜板10,
20とシリンダブロックBとの同期回転により各プラン
ジャ9,19と対応する斜板10,20との当接部の摩
耗を防ぐことができる。さらに、各斜板10,20の前
記所定位置への保持のために、対応するアンギュラコン
タクトベアリング12,14に対して従来のようなばね
による大なる軸方向荷重を加える必要もないので、これ
らベアリング12,14の荷重負担を軽減し、耐久性を
高めることができる。
【0052】次に、第2偏心輪64をクラッチオフ位置
fへシフトすれば、第2分配弁62により高圧の外側油
路53がシリンダブロックB外に開放されるので、油圧
モータMには高圧の作動油が供給されなくなり、油圧ポ
ンプPから油圧モータMへの動力伝達は遮断される。即
ち、所謂クラッチオフ状態が得られる。
fへシフトすれば、第2分配弁62により高圧の外側油
路53がシリンダブロックB外に開放されるので、油圧
モータMには高圧の作動油が供給されなくなり、油圧ポ
ンプPから油圧モータMへの動力伝達は遮断される。即
ち、所謂クラッチオフ状態が得られる。
【0053】また、モータ斜板20の直立時、即ちトッ
プ状態を得たとき、第2偏心輪64をロックアップ位置
lへシフトすれば、全第2分配弁64が一斉に対応する
モータポートbを閉鎖するので、油圧モータMは高圧の
外側油路53及び低圧の内側油路52から絶縁され、油
圧モータMからの油圧の漏洩が減少する。また外側油路
53が油圧モータMと絶縁されたことから、外側油路5
3を含む高圧系の容積が減少することになり、作動油に
気泡が多少とも混入していてもその高圧系の作動油の非
圧縮性が向上する。以上によりトップ状態での伝動効率
の向上がもたらされる。
プ状態を得たとき、第2偏心輪64をロックアップ位置
lへシフトすれば、全第2分配弁64が一斉に対応する
モータポートbを閉鎖するので、油圧モータMは高圧の
外側油路53及び低圧の内側油路52から絶縁され、油
圧モータMからの油圧の漏洩が減少する。また外側油路
53が油圧モータMと絶縁されたことから、外側油路5
3を含む高圧系の容積が減少することになり、作動油に
気泡が多少とも混入していてもその高圧系の作動油の非
圧縮性が向上する。以上によりトップ状態での伝動効率
の向上がもたらされる。
【0054】次に内,外側油路52,53への作動油の
補給機構について図9ないし図11により説明する。
補給機構について図9ないし図11により説明する。
【0055】出力軸31の左端部に対向するケーシング
4の左端壁には、内外2重の導油管40,41か支持板
42,43をそれぞれ介して取付けられ、これら導油管
40,41の先端は出力軸31の左端部に相対回転自在
且つ油密に嵌入される。ケーシング4の左端壁には、補
給ポンプ44から吐出される油を外側の導油管41に導
びく供給油路45と、内側の導油管40から排出される
油を油溜46に導びく戻し油路47とが設けられる。戻
し油路47の途中にはオイルクーラ48が介装される。
4の左端壁には、内外2重の導油管40,41か支持板
42,43をそれぞれ介して取付けられ、これら導油管
40,41の先端は出力軸31の左端部に相対回転自在
且つ油密に嵌入される。ケーシング4の左端壁には、補
給ポンプ44から吐出される油を外側の導油管41に導
びく供給油路45と、内側の導油管40から排出される
油を油溜46に導びく戻し油路47とが設けられる。戻
し油路47の途中にはオイルクーラ48が介装される。
【0056】出力軸31の左端部に形成された円筒状弁
室49の両端壁には、出力軸31の軸線と平行な一対の
第1及び第2弁筒501 ,502 が橋架され、これら第
1及び第2弁筒501 ,502 とそれぞれ連通する低圧
油路56及び高圧油路57が出力軸31に穿設される。
室49の両端壁には、出力軸31の軸線と平行な一対の
第1及び第2弁筒501 ,502 が橋架され、これら第
1及び第2弁筒501 ,502 とそれぞれ連通する低圧
油路56及び高圧油路57が出力軸31に穿設される。
【0057】図2及び図3に示すように、上記低圧油路
56は横孔58を介して前記内側油路52に接続され、
高圧油路57は横孔59、環状油路60及び斜孔69を
介して前記外側油路53に接続される。
56は横孔58を介して前記内側油路52に接続され、
高圧油路57は横孔59、環状油路60及び斜孔69を
介して前記外側油路53に接続される。
【0058】図9ないし図11に戻り、第1及び第2弁
筒501 ,502 はそれぞれ中間部に第1及び第2逆止
弁711 ,712 を収容した小室721 ,722 を有す
る。これら小室721 ,722 の左端壁には対応する逆
止弁711 ,712 によって開閉される弁孔731 ,7
32 が穿設されており、これら弁孔731 ,732 は、
弁室49の左端壁から突出する短管741 ,742 に連
なり、また両短管74 1 ,742 は通孔821 ,822
を介して外側導油管41に連通する。
筒501 ,502 はそれぞれ中間部に第1及び第2逆止
弁711 ,712 を収容した小室721 ,722 を有す
る。これら小室721 ,722 の左端壁には対応する逆
止弁711 ,712 によって開閉される弁孔731 ,7
32 が穿設されており、これら弁孔731 ,732 は、
弁室49の左端壁から突出する短管741 ,742 に連
なり、また両短管74 1 ,742 は通孔821 ,822
を介して外側導油管41に連通する。
【0059】而して、無段変速機Tの通常の運転状態で
は、内側及び外側油路52,53の圧力、即ち低圧及び
高圧油路56,57の圧力により第1,第2逆止弁71
1 ,712 は弁孔731 ,732 を閉じて低圧及び高圧
油路56,57から短管74 1 ,742 への作動油の逆
流を阻止するが、油圧ポンプP及び油圧モータM間の油
圧閉回路からの漏油により低圧油路56または高圧油路
57が補給ポンプ44の吐出圧より低下すると、第1逆
止弁711 または第2逆止弁712 が開くので、補給ポ
ンプ44の吐出油が短管741 または742 を通して低
圧油路56または高圧油路57へ補給される。
は、内側及び外側油路52,53の圧力、即ち低圧及び
高圧油路56,57の圧力により第1,第2逆止弁71
1 ,712 は弁孔731 ,732 を閉じて低圧及び高圧
油路56,57から短管74 1 ,742 への作動油の逆
流を阻止するが、油圧ポンプP及び油圧モータM間の油
圧閉回路からの漏油により低圧油路56または高圧油路
57が補給ポンプ44の吐出圧より低下すると、第1逆
止弁711 または第2逆止弁712 が開くので、補給ポ
ンプ44の吐出油が短管741 または742 を通して低
圧油路56または高圧油路57へ補給される。
【0060】前記弁室49には、両弁筒501 ,502
の外周面に嵌合する一対の摺動孔751 ,752 を持っ
たクラッチ弁76が収容される。各弁筒501 ,502
の外周面は、中間の段部771 ,772 を境として左側
半部が小径、右側半部が大径になっており、これに対応
して摺動孔751 ,752 の内周面も左側半部が小径、
右側半部が大径になっている。各摺動孔751 ,752
の中間部には各弁筒501 ,502 の段部771 ,77
2 が臨む環状の受圧室781 ,782 が形成され、これ
ら受圧室781 ,782 は前記低圧及び高圧油路56,
57とそれぞれ常時連通している。
の外周面に嵌合する一対の摺動孔751 ,752 を持っ
たクラッチ弁76が収容される。各弁筒501 ,502
の外周面は、中間の段部771 ,772 を境として左側
半部が小径、右側半部が大径になっており、これに対応
して摺動孔751 ,752 の内周面も左側半部が小径、
右側半部が大径になっている。各摺動孔751 ,752
の中間部には各弁筒501 ,502 の段部771 ,77
2 が臨む環状の受圧室781 ,782 が形成され、これ
ら受圧室781 ,782 は前記低圧及び高圧油路56,
57とそれぞれ常時連通している。
【0061】クラッチ弁76は、弁室49の右端壁に当
接するクラッチオン位置と同左端壁に当接するクラッチ
オフ位置との間を移動し得るもので、低圧及び高圧油路
56,57を弁室49に連通すべく弁筒501 ,502
に設けた第1弁孔791 ,792 、並びに前記受圧室7
81 ,782 を弁筒501 ,502 と短管741 ,74
2 との間の逃し油室811 ,812 に連通すべく弁筒5
01 ,502 に設けた第2弁孔801 ,802 がこのク
ラッチ弁76によって開閉される。即ち、第1,第2弁
孔791 ,792 ;801 ,802 は、いずれもクラッ
チ弁76のクラッチオン位置で閉じられ、クラッチオフ
位置で開かれるようになっている。
接するクラッチオン位置と同左端壁に当接するクラッチ
オフ位置との間を移動し得るもので、低圧及び高圧油路
56,57を弁室49に連通すべく弁筒501 ,502
に設けた第1弁孔791 ,792 、並びに前記受圧室7
81 ,782 を弁筒501 ,502 と短管741 ,74
2 との間の逃し油室811 ,812 に連通すべく弁筒5
01 ,502 に設けた第2弁孔801 ,802 がこのク
ラッチ弁76によって開閉される。即ち、第1,第2弁
孔791 ,792 ;801 ,802 は、いずれもクラッ
チ弁76のクラッチオン位置で閉じられ、クラッチオフ
位置で開かれるようになっている。
【0062】上記逃し油室811 ,812 は二叉通孔8
3を介して内側導油管40と連通し、また弁室49は二
本の通孔84を介して外側導油管41と連通する。
3を介して内側導油管40と連通し、また弁室49は二
本の通孔84を介して外側導油管41と連通する。
【0063】弁室49の左端壁には、それを貫通する一
対の作動杆85,85が摺動自在に支承される。これら
作動杆85,85は、クラッチ弁76の右端部に形成さ
れた一対の鍔76a,76aと対向し、これらの間に第
1調圧ばね86及びそれを囲繞する第2調圧ばね87が
配設される。第1調圧ばね86はクラッチ弁76を常に
クラッチオン位置の方向へ付勢すべく常時作動の状態に
セットされるが、第2調圧ばね87は、作動杆85,8
5が左動限界から所定距離右動するまでは作動しないよ
うに自由長を設定されている。したがって、両調圧ばね
86,87の総合セット荷重は、図17に示すように作
動杆85の右動に伴い2段階の変化特性を示し、後半が
急勾配となる。
対の作動杆85,85が摺動自在に支承される。これら
作動杆85,85は、クラッチ弁76の右端部に形成さ
れた一対の鍔76a,76aと対向し、これらの間に第
1調圧ばね86及びそれを囲繞する第2調圧ばね87が
配設される。第1調圧ばね86はクラッチ弁76を常に
クラッチオン位置の方向へ付勢すべく常時作動の状態に
セットされるが、第2調圧ばね87は、作動杆85,8
5が左動限界から所定距離右動するまでは作動しないよ
うに自由長を設定されている。したがって、両調圧ばね
86,87の総合セット荷重は、図17に示すように作
動杆85の右動に伴い2段階の変化特性を示し、後半が
急勾配となる。
【0064】両作動杆85,85の外端には、前記支持
板43に突設された案内筒88に摺動自在に支承された
作動環89がレリーズベアリング90を介して連接され
る。この作動環89は後述するクラッチ制御装置91に
より作動される。
板43に突設された案内筒88に摺動自在に支承された
作動環89がレリーズベアリング90を介して連接され
る。この作動環89は後述するクラッチ制御装置91に
より作動される。
【0065】而して、無段変速機Tの巡航、加速運転時
には外側油路53即ち高圧油路57が高圧に、減速運転
時には内側油路52即ち低圧油路56が高圧になるの
で、クラッチ弁76の受圧室781 ,782 のいずれか
一方には常に高圧が作用する。ところでクラッチ弁76
の各摺動孔751 ,752 の前,後半部には前述のよう
な直径の差が与えられているので、受圧室781 ,78
2 の左端壁の受圧面は同右端壁のそれより大であり、そ
の結果、クラッチ弁76には上記高圧により左方即ちク
ラッチオフ方向への推力が加わる。この推力が第1調圧
ばね86、または第1及び第2調圧ばね86,87によ
る右方即ちクラッチオン方向への押圧力より大であれ
ば、クラッチ弁76はクラッチオン位置を保ち、小であ
ればクラッチオフ位置へ向って移動する。
には外側油路53即ち高圧油路57が高圧に、減速運転
時には内側油路52即ち低圧油路56が高圧になるの
で、クラッチ弁76の受圧室781 ,782 のいずれか
一方には常に高圧が作用する。ところでクラッチ弁76
の各摺動孔751 ,752 の前,後半部には前述のよう
な直径の差が与えられているので、受圧室781 ,78
2 の左端壁の受圧面は同右端壁のそれより大であり、そ
の結果、クラッチ弁76には上記高圧により左方即ちク
ラッチオフ方向への推力が加わる。この推力が第1調圧
ばね86、または第1及び第2調圧ばね86,87によ
る右方即ちクラッチオン方向への押圧力より大であれ
ば、クラッチ弁76はクラッチオン位置を保ち、小であ
ればクラッチオフ位置へ向って移動する。
【0066】そして、クラッチ弁76のクラッチオン位
置では、第1及び第2弁孔791 ,792 ;801 ,8
02 は閉じられるので、低圧及び高圧油路56,57
は、相互短絡も逃し油室811 ,812 との連通も阻止
されるが、クラッチ弁76がクラッチオフ位置に向って
移動すると、第1及び第2弁孔791 ,792 ;8
01,802 は開かれ、その開度に応じて両油路56,
57間での油圧の短絡、及び各油路56,57から逃し
油室811 ,812 への油圧の漏洩が生じ、油圧ポンプ
P及び油圧モータM間の動力伝達が緩和若しくは遮断さ
れる。
置では、第1及び第2弁孔791 ,792 ;801 ,8
02 は閉じられるので、低圧及び高圧油路56,57
は、相互短絡も逃し油室811 ,812 との連通も阻止
されるが、クラッチ弁76がクラッチオフ位置に向って
移動すると、第1及び第2弁孔791 ,792 ;8
01,802 は開かれ、その開度に応じて両油路56,
57間での油圧の短絡、及び各油路56,57から逃し
油室811 ,812 への油圧の漏洩が生じ、油圧ポンプ
P及び油圧モータM間の動力伝達が緩和若しくは遮断さ
れる。
【0067】したがって、作動環89をクラッチオン方
向へシフトして両調圧ばね86,87に最大のセット荷
重を加えた状態では、無段変速機Tに過大な正負荷また
は逆負荷が加わると、高圧油路57または低圧油路56
に発生する過大油圧によりクラッチ弁76がクラッチオ
フ方向へ変位してその油圧を解放し、過大負荷の伝達を
緩和することができる。
向へシフトして両調圧ばね86,87に最大のセット荷
重を加えた状態では、無段変速機Tに過大な正負荷また
は逆負荷が加わると、高圧油路57または低圧油路56
に発生する過大油圧によりクラッチ弁76がクラッチオ
フ方向へ変位してその油圧を解放し、過大負荷の伝達を
緩和することができる。
【0068】また作動環89をクラッチオフ方向へシフ
トして第2調圧ばね87を遊ばせると共に第1調圧ばね
86のセット荷重を最小にした状態では、高圧油路57
または低圧油路56の油圧により直ちにクラッチオフ方
向へ変位してクラッチオフ状態を得ることができる。さ
らに第2調圧ばね87を遊ばせた状態で作動環89の中
間位置を調節すれば、半クラッチ状態を微妙に調節する
ことができる。
トして第2調圧ばね87を遊ばせると共に第1調圧ばね
86のセット荷重を最小にした状態では、高圧油路57
または低圧油路56の油圧により直ちにクラッチオフ方
向へ変位してクラッチオフ状態を得ることができる。さ
らに第2調圧ばね87を遊ばせた状態で作動環89の中
間位置を調節すれば、半クラッチ状態を微妙に調節する
ことができる。
【0069】このように作動環89の変位により調圧ば
ね86,87のセット荷重の調節によりクラッチ弁76
の開弁圧力を調節するものであるから、温度変化による
作動油の粘性変化があっても、作動環89の操作により
常に安定したクラッチ制御を行なうことができる。
ね86,87のセット荷重の調節によりクラッチ弁76
の開弁圧力を調節するものであるから、温度変化による
作動油の粘性変化があっても、作動環89の操作により
常に安定したクラッチ制御を行なうことができる。
【0070】尚、調圧ばねは、これを不等ピッチ型に構
成すれば、一本でも上記と同様のばね特性を得ることが
できる。
成すれば、一本でも上記と同様のばね特性を得ることが
できる。
【0071】図3及び図10において出力軸31には、
また、弁室49に直接開口する2本の潤滑油路93,9
3が穿設され、この両油路93,93は、下流側で一本
の潤滑油路94と接続する。これら油路93,94は複
数のオリフィス95,95…を介して出力軸31周りの
潤滑部と連通する。したがって、無段変速機Tの運転
中、補給ポンプ44から外側導油管41へ送られた油の
一部は弁室49を介して潤滑油路93,94にも分配さ
れ、さらに複数のオリフィス95,95…へ分配されて
各潤滑部に供給される。その際、潤滑部への給油量はオ
リフィス95により制限されるので、外側導油管41か
ら低圧油路56または高圧油路57への作動油の補給に
支障を来たすことはない。
また、弁室49に直接開口する2本の潤滑油路93,9
3が穿設され、この両油路93,93は、下流側で一本
の潤滑油路94と接続する。これら油路93,94は複
数のオリフィス95,95…を介して出力軸31周りの
潤滑部と連通する。したがって、無段変速機Tの運転
中、補給ポンプ44から外側導油管41へ送られた油の
一部は弁室49を介して潤滑油路93,94にも分配さ
れ、さらに複数のオリフィス95,95…へ分配されて
各潤滑部に供給される。その際、潤滑部への給油量はオ
リフィス95により制限されるので、外側導油管41か
ら低圧油路56または高圧油路57への作動油の補給に
支障を来たすことはない。
【0072】次に図12により変速制御装置27、偏心
輪制御装置34及びクラッチ制御装置91について説明
する。
輪制御装置34及びクラッチ制御装置91について説明
する。
【0073】先ず変速制御装置27から始める。
【0074】前記モータ斜板ホルダ22の連結腕25は
リンク100を介して変速ピストン101のピストンロ
ッド101aに連結される。この変速ピストン101は
ケーシング4に固設される油圧シリンダ102に収容さ
れ、この油圧シリンダ102内を右動すると斜板ホルダ
22を介してモータ斜板20をロー側へ傾倒させ、また
左動するとモータ斜板20をトップ側へ起立させること
ができる。
リンク100を介して変速ピストン101のピストンロ
ッド101aに連結される。この変速ピストン101は
ケーシング4に固設される油圧シリンダ102に収容さ
れ、この油圧シリンダ102内を右動すると斜板ホルダ
22を介してモータ斜板20をロー側へ傾倒させ、また
左動するとモータ斜板20をトップ側へ起立させること
ができる。
【0075】油圧シリンダ102の内部は変速ピストン
101により左側の第1作動室1031 と右側の第2作
動室1032 とに区画され、これら作動室1031 ,1
03 2 に変速弁104が接続される。
101により左側の第1作動室1031 と右側の第2作
動室1032 とに区画され、これら作動室1031 ,1
03 2 に変速弁104が接続される。
【0076】変速弁104は、ケーシング4に固設され
るシリンダ状の弁函105と、この弁函105内に摺動
自在に収容される左右一対の外側スプール弁1061 ,
1062 と、これら外側スプール弁1061 ,1062
内に摺動自在に嵌合されると共に弁函105の両端壁を
貫通する左右一対の内側スプール弁1071 ,107 2
と、右外側スプール弁1062 を左方へ付勢する外側ば
ね108と、両内側スプール弁1071 ,1072 を離
反方向へ付勢する内側ばね109とから構成され、外側
ばね108には内側ばね109よりも大なるセット荷重
が与えられる。
るシリンダ状の弁函105と、この弁函105内に摺動
自在に収容される左右一対の外側スプール弁1061 ,
1062 と、これら外側スプール弁1061 ,1062
内に摺動自在に嵌合されると共に弁函105の両端壁を
貫通する左右一対の内側スプール弁1071 ,107 2
と、右外側スプール弁1062 を左方へ付勢する外側ば
ね108と、両内側スプール弁1071 ,1072 を離
反方向へ付勢する内側ばね109とから構成され、外側
ばね108には内側ばね109よりも大なるセット荷重
が与えられる。
【0077】弁函105は、前記第1及び第2作動室1
031 ,1032 にそれそれ連通する第1及び第2出力
ポート1101 、1102 を一側に有すると共に、左右
一対の入力ポート1111 ,1112 、左右一対の制御
ポート1121 ,1122 及び左右一対の排出ポート1
131 ,1132 を他側に有する。
031 ,1032 にそれそれ連通する第1及び第2出力
ポート1101 、1102 を一側に有すると共に、左右
一対の入力ポート1111 ,1112 、左右一対の制御
ポート1121 ,1122 及び左右一対の排出ポート1
131 ,1132 を他側に有する。
【0078】入力ポート1111 ,1112 には油圧ポ
ンプ114の吐出口が接続され、制御ポート1121 ,
1122 には第1電磁弁1151 を介して前記補給ポン
プ44の吐出口が接続される。また排出ポート11
31 ,1132 には第2電磁弁1152 を介して補給ポ
ンプ44の吐出口が接続される一方、第3電磁弁115
3を介して油溜46と連通される。
ンプ114の吐出口が接続され、制御ポート1121 ,
1122 には第1電磁弁1151 を介して前記補給ポン
プ44の吐出口が接続される。また排出ポート11
31 ,1132 には第2電磁弁1152 を介して補給ポ
ンプ44の吐出口が接続される一方、第3電磁弁115
3を介して油溜46と連通される。
【0079】第1電磁弁1151 の入口にはオリフィス
1161 が設けられ、このオリフィス1161 より小径
のオリフィス1162 が第2電磁弁1152 の入口に設
けられる。
1161 が設けられ、このオリフィス1161 より小径
のオリフィス1162 が第2電磁弁1152 の入口に設
けられる。
【0080】補給ポンプ44は油溜46から油を吸上
げ、油圧ポンプ114は補給ポンプ44の吐出油を吸入
する。補給ポンプ44の吐出圧は、第1リリーフ弁11
71 により、無段変速機Tへの作動油の補給や、内,外
側スプール弁1071 、107 2 ;1061 ,1062
等の作動に適した圧力、例えば12kg/cm2 に調整さ
れ、また油圧ポンプ114の吐出圧は第2リリーフ弁1
172 により変速ピストン101等の作動に適した圧
力、例えば35kg/cm2 に調整される。
げ、油圧ポンプ114は補給ポンプ44の吐出油を吸入
する。補給ポンプ44の吐出圧は、第1リリーフ弁11
71 により、無段変速機Tへの作動油の補給や、内,外
側スプール弁1071 、107 2 ;1061 ,1062
等の作動に適した圧力、例えば12kg/cm2 に調整さ
れ、また油圧ポンプ114の吐出圧は第2リリーフ弁1
172 により変速ピストン101等の作動に適した圧
力、例えば35kg/cm2 に調整される。
【0081】補給ポンプ44及び油圧ポンプ114は、
図1に示すように、エンジンEのクランク軸1の端部に
連結され、該軸1から同時に駆動される。
図1に示すように、エンジンEのクランク軸1の端部に
連結され、該軸1から同時に駆動される。
【0082】第1ないし第3電磁弁1151 〜1153
はいずれも常開型であり、変速に際して次表のように制
御される。
はいずれも常開型であり、変速に際して次表のように制
御される。
【0083】
【表1】
【0084】而して、上表Iの状態では、図13に示す
ように補給ポンプ44の吐出圧が第1電磁弁1151 を
経て右外側スプール弁1062 の右端面に作用し、また
該弁1062 のオリフィス1182 を通って右内側スプ
ール弁1072 の右端面にも作用する。その結果、右外
側及び内側スプール弁1062 ,1072 は左外側及び
内側スプール弁1061 ,1072 にそれぞれ衝合する
まで左動し、第1入,出力ポート1111 ,1101 間
を連通させると共に、第2出力ポート1022を油溜4
6に連通させるので、油圧ポンプ114の吐出圧が油室
シリンダ102の第1作動室1031 に導入され、その
油圧を受けて変速ピストン101は右動し、モータ斜板
20をロー側へ傾倒させていく。
ように補給ポンプ44の吐出圧が第1電磁弁1151 を
経て右外側スプール弁1062 の右端面に作用し、また
該弁1062 のオリフィス1182 を通って右内側スプ
ール弁1072 の右端面にも作用する。その結果、右外
側及び内側スプール弁1062 ,1072 は左外側及び
内側スプール弁1061 ,1072 にそれぞれ衝合する
まで左動し、第1入,出力ポート1111 ,1101 間
を連通させると共に、第2出力ポート1022を油溜4
6に連通させるので、油圧ポンプ114の吐出圧が油室
シリンダ102の第1作動室1031 に導入され、その
油圧を受けて変速ピストン101は右動し、モータ斜板
20をロー側へ傾倒させていく。
【0085】また変速ピストン101の右動途中で上表
IIの状態にすると、図14に示すように、右内側スプー
ル弁1072 の右端面に作用していた油圧が該弁のリー
クオリフィス1192 を通して油溜46に放出され、そ
れに伴い内側ばね109の反発力により右内側スプール
弁1072 は右動し、リークオリフィス1192 が右外
側スプール弁1062 により閉じられたところで停止す
る。かくして右内側スプール弁1062 は、油圧シリン
ダ102の第2作動室1032 と油溜46との連通を遮
断するので、変速ピストン101を右動途中に停止させ
ることができる。
IIの状態にすると、図14に示すように、右内側スプー
ル弁1072 の右端面に作用していた油圧が該弁のリー
クオリフィス1192 を通して油溜46に放出され、そ
れに伴い内側ばね109の反発力により右内側スプール
弁1072 は右動し、リークオリフィス1192 が右外
側スプール弁1062 により閉じられたところで停止す
る。かくして右内側スプール弁1062 は、油圧シリン
ダ102の第2作動室1032 と油溜46との連通を遮
断するので、変速ピストン101を右動途中に停止させ
ることができる。
【0086】次に上表III の状態にすると、図15に示
すように、補給ポンプ44の吐出圧が第2電磁弁115
2 を経て左外側スプール弁1061 の左端面に作用し、
また該弁1061 のオリフィス1181 を経て左内側ス
プール弁1071 の左端面にも作用する。その結果、左
外側及び内側スプール弁1061 ,1071 は右外側及
び内側スプール弁1062 ,1072 と共に右動限まで
移動し、第2入,出力ポート1112 ,1102 間を連
通させると共に、第1出力ポート1101 を油溜46に
連通させるので、油圧ポンプ114の吐出圧が油圧シリ
ンダ102の第2作動室1032 に導入され、その油圧
を受けて変速ピストン101は左動し、モータ斜板20
をトップ側へ起立させていく。
すように、補給ポンプ44の吐出圧が第2電磁弁115
2 を経て左外側スプール弁1061 の左端面に作用し、
また該弁1061 のオリフィス1181 を経て左内側ス
プール弁1071 の左端面にも作用する。その結果、左
外側及び内側スプール弁1061 ,1071 は右外側及
び内側スプール弁1062 ,1072 と共に右動限まで
移動し、第2入,出力ポート1112 ,1102 間を連
通させると共に、第1出力ポート1101 を油溜46に
連通させるので、油圧ポンプ114の吐出圧が油圧シリ
ンダ102の第2作動室1032 に導入され、その油圧
を受けて変速ピストン101は左動し、モータ斜板20
をトップ側へ起立させていく。
【0087】無段変速機Tの運転中に、第1〜第3電磁
弁1151 〜1153 の電気系統が故障すると、これら
電磁弁はすべて通電を断たれ、開くようになっている
(上表IVの状態)。この場合は図16に示すように、補
給ポンプ44の吐出圧が第1及び第2電磁弁1151 ,
1152 の両方を通過するが、第2電磁弁1152 入口
のオリフィス1162 は第1電磁弁1151 入口のオリ
フィス1161 よりも絞られているため、オリフィス1
161 を通過した油圧は右外側及び内側スプール弁10
62 ,1072 の右端面を押圧するが、オリフィス11
62 を通過した油圧は直ちに第3電磁弁1153 を通っ
て油溜44に解放される。その結果、右外側及び内側ス
プール弁1062 ,1072 は左外側及び内側スプール
弁1061,1062 と共に左動限まで移動し、第1
入,出力ポート1111 ,1101 間を連通させると共
に、第2出力ポート1102 を油溜46に連通させるの
で、油圧ポンプ114の吐出圧が油圧シリンダ102の
第1作動室1031 に導入され、変速ピストン101を
右動させ、モータ斜板20をロー側へ傾倒させる。した
がって、電気系統の故障によるも、車両の発進が不能に
なることを回避できる。
弁1151 〜1153 の電気系統が故障すると、これら
電磁弁はすべて通電を断たれ、開くようになっている
(上表IVの状態)。この場合は図16に示すように、補
給ポンプ44の吐出圧が第1及び第2電磁弁1151 ,
1152 の両方を通過するが、第2電磁弁1152 入口
のオリフィス1162 は第1電磁弁1151 入口のオリ
フィス1161 よりも絞られているため、オリフィス1
161 を通過した油圧は右外側及び内側スプール弁10
62 ,1072 の右端面を押圧するが、オリフィス11
62 を通過した油圧は直ちに第3電磁弁1153 を通っ
て油溜44に解放される。その結果、右外側及び内側ス
プール弁1062 ,1072 は左外側及び内側スプール
弁1061,1062 と共に左動限まで移動し、第1
入,出力ポート1111 ,1101 間を連通させると共
に、第2出力ポート1102 を油溜46に連通させるの
で、油圧ポンプ114の吐出圧が油圧シリンダ102の
第1作動室1031 に導入され、変速ピストン101を
右動させ、モータ斜板20をロー側へ傾倒させる。した
がって、電気系統の故障によるも、車両の発進が不能に
なることを回避できる。
【0088】エンジンEの運転を停止させた場合は、補
給ポンプ44及び油圧ポンプ114の作動も停止し、第
1〜第3電磁弁1151 〜1153 はすべて開き状態と
なり、変速弁104は図12の状態になる。即ち、第1
及び第2出力ポート1101,1102 は内側スプール
弁1071 ,1072 によりそれぞれ閉じられるため、
変速ピストン101はそのときの位置に留まる。
給ポンプ44及び油圧ポンプ114の作動も停止し、第
1〜第3電磁弁1151 〜1153 はすべて開き状態と
なり、変速弁104は図12の状態になる。即ち、第1
及び第2出力ポート1101,1102 は内側スプール
弁1071 ,1072 によりそれぞれ閉じられるため、
変速ピストン101はそのときの位置に留まる。
【0089】次に偏心輪制御装置34について説明す
る。
る。
【0090】図12において、該装置34は、ケーシン
グ4に固設された装置本体120と、この装置本体12
0のシリンダ孔121に嵌装されて所定ストローク摺動
し得るシリンダ122と、このシリンダ122内に嵌装
されて所定ストローク摺動し得るピストン123とを備
え、このピストン123の右端面から突出するピストン
ロッド123aの先端が前記第2偏心輪64の耳片33
に連結される。
グ4に固設された装置本体120と、この装置本体12
0のシリンダ孔121に嵌装されて所定ストローク摺動
し得るシリンダ122と、このシリンダ122内に嵌装
されて所定ストローク摺動し得るピストン123とを備
え、このピストン123の右端面から突出するピストン
ロッド123aの先端が前記第2偏心輪64の耳片33
に連結される。
【0091】シリンダ122の摺動ストロークは、シリ
ンダ122の左端面及び右端面が装置本体120に固着
されたストッパ壁124,125にそれぞれ当接するこ
とにより規制される。またピストン123の摺動ストロ
ークは、ピストン123の左端面及び右端面がシリンダ
122に固着された端壁126,127にそれぞれ当接
することにより規制される。そして、シリンダ122を
右動限に保持してピストン123を左動限まで操作する
と、前記第2偏心輪64をクラッチオン位置nに制御す
ることができ、またシリンダ122を右動限のまゝでピ
ストン123を右動限まで操作すると、前記第2偏心輪
64をロックアップ位置lに制御することができ、また
シリンダ122及びピストン123を共に左動限まで操
作すると、前記第2偏心輪64をクラッチオフ位置fに
制御することができる。
ンダ122の左端面及び右端面が装置本体120に固着
されたストッパ壁124,125にそれぞれ当接するこ
とにより規制される。またピストン123の摺動ストロ
ークは、ピストン123の左端面及び右端面がシリンダ
122に固着された端壁126,127にそれぞれ当接
することにより規制される。そして、シリンダ122を
右動限に保持してピストン123を左動限まで操作する
と、前記第2偏心輪64をクラッチオン位置nに制御す
ることができ、またシリンダ122を右動限のまゝでピ
ストン123を右動限まで操作すると、前記第2偏心輪
64をロックアップ位置lに制御することができ、また
シリンダ122及びピストン123を共に左動限まで操
作すると、前記第2偏心輪64をクラッチオフ位置fに
制御することができる。
【0092】シリンダ122は戻しばね128により右
方へ付勢され、ピストン123はシリンダ122内にお
いて戻しばね129により左方へ付勢される。
方へ付勢され、ピストン123はシリンダ122内にお
いて戻しばね129により左方へ付勢される。
【0093】シリンダ122の一端には、これを操作す
るための操作腕130が固着され、この操作腕130が
図示しない手動式クラッチ操作装置または自動クラッチ
操作装置に連結される。
るための操作腕130が固着され、この操作腕130が
図示しない手動式クラッチ操作装置または自動クラッチ
操作装置に連結される。
【0094】シリンダ121内はピストン123により
左方の第1作動室1311 と右方の第2室1312 とに
区画され、これらの室1311 ,1312 に連なる第1
及び第2ポート1321 ,1322 がシリンダ122の
一側壁に穿設される。
左方の第1作動室1311 と右方の第2室1312 とに
区画され、これらの室1311 ,1312 に連なる第1
及び第2ポート1321 ,1322 がシリンダ122の
一側壁に穿設される。
【0095】装置本体120には左右一対の第1及び第
2入口ポート1331 ,1332 と、左右一対の第1及
び第2出口ポート1341 ,1342 とが設けられ、シ
リンダ122の右動限位置では第1及び第2ポート13
21 ,1322 が第1及び第2入口ポート1321 ,1
322 とそれぞれ連通し、シリンダ122の左動限位置
では第1及び第2ポート1321 ,1322 が第1及び
第2出口ポート134 1 ,1342 とそれぞれ連通する
ようになっている。
2入口ポート1331 ,1332 と、左右一対の第1及
び第2出口ポート1341 ,1342 とが設けられ、シ
リンダ122の右動限位置では第1及び第2ポート13
21 ,1322 が第1及び第2入口ポート1321 ,1
322 とそれぞれ連通し、シリンダ122の左動限位置
では第1及び第2ポート1321 ,1322 が第1及び
第2出口ポート134 1 ,1342 とそれぞれ連通する
ようになっている。
【0096】第1入口ポート1331 は前記補給ポンプ
44の吐出口に常時連通し、第2入口ポート1332 は
第4電磁弁1154 を介して補給ポンプ44の吐出口に
連通する一方、第5電磁弁1155 を介して油溜46に
連通する。また第1及び第2出口ポート1341 ,13
42 は油溜46と連通する。
44の吐出口に常時連通し、第2入口ポート1332 は
第4電磁弁1154 を介して補給ポンプ44の吐出口に
連通する一方、第5電磁弁1155 を介して油溜46に
連通する。また第1及び第2出口ポート1341 ,13
42 は油溜46と連通する。
【0097】而して、シリンダ122を右動限に保持し
た状態で図12に示すように第4電磁弁1154 を閉
じ、第5電磁弁1155 を開けば、補給ポンプ44の吐
出圧が第2作動室1312 に導入され、第1作動室13
11 の油が油溜46へ排出されるので、ピストン123
は左動して、前記第2偏心輪64をクラッチオン位置n
に制御する。
た状態で図12に示すように第4電磁弁1154 を閉
じ、第5電磁弁1155 を開けば、補給ポンプ44の吐
出圧が第2作動室1312 に導入され、第1作動室13
11 の油が油溜46へ排出されるので、ピストン123
は左動して、前記第2偏心輪64をクラッチオン位置n
に制御する。
【0098】この状態から操作腕130によりシリンダ
122を左動限まで操作すると、補給ポンプ44から第
2左動室1312 の導入油圧によりピストン123はシ
リンダ122に追従作動し、前記第2偏心輪64をクラ
ッチオフ位置fに制御する。
122を左動限まで操作すると、補給ポンプ44から第
2左動室1312 の導入油圧によりピストン123はシ
リンダ122に追従作動し、前記第2偏心輪64をクラ
ッチオフ位置fに制御する。
【0099】シリンダ122を右動限に保持した状態で
第4電磁弁1154 を開くと共に、第5電磁弁1155
を閉じると、補給ポンプ44の吐出圧が第1,第2両作
動室1311 ,1312 に導入され、ピストン123の
両端面を押圧するが、ピストン123の左端面は右端面
よりも、ピストンロッド123aの断面積分だけ広いの
で、その受圧面積差に働く油圧によりピストン123は
右動し、前記第2偏心輪64をロックアップ位置lに制
御する。
第4電磁弁1154 を開くと共に、第5電磁弁1155
を閉じると、補給ポンプ44の吐出圧が第1,第2両作
動室1311 ,1312 に導入され、ピストン123の
両端面を押圧するが、ピストン123の左端面は右端面
よりも、ピストンロッド123aの断面積分だけ広いの
で、その受圧面積差に働く油圧によりピストン123は
右動し、前記第2偏心輪64をロックアップ位置lに制
御する。
【0100】最後にクラッチ制御装置91について説明
する。該装置91は、ケーシング4に固設される油圧シ
リンダ140と、この油圧シリンダ140内に嵌装され
て所定ストロークを摺動し得るピストン141とを備
え、このピストン141の左端面から突出するピストン
ロッド141aに前記作動環89を操作するフォーク部
材142が固着される。そして、ピストン141の右動
によって前記調圧ばね86,87のセット荷重を増加さ
せるようになっている。
する。該装置91は、ケーシング4に固設される油圧シ
リンダ140と、この油圧シリンダ140内に嵌装され
て所定ストロークを摺動し得るピストン141とを備
え、このピストン141の左端面から突出するピストン
ロッド141aに前記作動環89を操作するフォーク部
材142が固着される。そして、ピストン141の右動
によって前記調圧ばね86,87のセット荷重を増加さ
せるようになっている。
【0101】油圧シリンダ140内はピストン141に
より左方の第1作動室1431 と右方の第2作動室14
32 とに区画され、これら第1,第2作動室1431 ,
1432 に連なる第1及び第2ポート1441 ,144
2 が油圧シリンダ140の一側壁に穿設される。第1ポ
ート1441 は前記補給ポンプ44の吐出口に連通し、
第2ポート1442 は第6電磁弁1156 を介して補給
ポンプ44の吐出口に連通する一方、第7電磁弁115
7 を介して油溜46とも連通する。
より左方の第1作動室1431 と右方の第2作動室14
32 とに区画され、これら第1,第2作動室1431 ,
1432 に連なる第1及び第2ポート1441 ,144
2 が油圧シリンダ140の一側壁に穿設される。第1ポ
ート1441 は前記補給ポンプ44の吐出口に連通し、
第2ポート1442 は第6電磁弁1156 を介して補給
ポンプ44の吐出口に連通する一方、第7電磁弁115
7 を介して油溜46とも連通する。
【0102】而して、図12に示すように第6電磁弁1
156 を開くと共に、第7電磁弁1157 を閉じれば、
補給ポンプ44の吐出圧が両作動室1431 ,1432
に導入され、ピストン141の両端面に作用するが、ピ
ストン141の左端面は右端面よりもピストンロッド1
41aの断面積分だけ広いので、それらの面積差に働く
油圧によりピストン141は右動し、前記調圧ばね8
6,87のセット荷重を増加させる。
156 を開くと共に、第7電磁弁1157 を閉じれば、
補給ポンプ44の吐出圧が両作動室1431 ,1432
に導入され、ピストン141の両端面に作用するが、ピ
ストン141の左端面は右端面よりもピストンロッド1
41aの断面積分だけ広いので、それらの面積差に働く
油圧によりピストン141は右動し、前記調圧ばね8
6,87のセット荷重を増加させる。
【0103】また上記と反対に、第6電磁弁1156 を
閉じると共に第7電磁弁1157 を開くと、補給ポンプ
44の吐出圧は第1作動室1431 にのみ導入され、第
2作動室1432 は油溜46に開放されるので、ピスト
ン141は右動し、前記調圧ばね86,87のセット荷
重を減少させる。
閉じると共に第7電磁弁1157 を開くと、補給ポンプ
44の吐出圧は第1作動室1431 にのみ導入され、第
2作動室1432 は油溜46に開放されるので、ピスト
ン141は右動し、前記調圧ばね86,87のセット荷
重を減少させる。
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、斜板ホルダ及び斜板アンカの対向面を、シリンダの
回転軸線及びトラニオン軸線の交点を中心とする球面に
形成し、斜板ホルダの、トラニオン軸線から遠く離隔す
る周縁部に該斜板ホルダを傾動させる変速制御装置を連
結したので、プランジャ群から斜板に作用する偏荷重に
よるも、斜板ホルダの調心作用により、斜板ホルダ及び
斜板アンカの相互間に側圧が発生するのを防止すること
ができ、常に斜板ホルダを軽快に回動して油圧装置の容
量を容易に制御することができる。しかも斜板ホルダの
周縁部に変速制御装置を連結したことから、変速レバー
が不要となり、装置のトラニオン軸線方向のコンパクト
化と部品点数の削減を同時に達成することができる。
ば、斜板ホルダ及び斜板アンカの対向面を、シリンダの
回転軸線及びトラニオン軸線の交点を中心とする球面に
形成し、斜板ホルダの、トラニオン軸線から遠く離隔す
る周縁部に該斜板ホルダを傾動させる変速制御装置を連
結したので、プランジャ群から斜板に作用する偏荷重に
よるも、斜板ホルダの調心作用により、斜板ホルダ及び
斜板アンカの相互間に側圧が発生するのを防止すること
ができ、常に斜板ホルダを軽快に回動して油圧装置の容
量を容易に制御することができる。しかも斜板ホルダの
周縁部に変速制御装置を連結したことから、変速レバー
が不要となり、装置のトラニオン軸線方向のコンパクト
化と部品点数の削減を同時に達成することができる。
【0105】また本発明の第2の特徴によれば、斜板ホ
ルダの、トラニオン軸線に近接した周縁部にトラニオン
軸線上に延びるトラニオン軸を突設し、このトラニオン
軸を回転自在に係合する凹部を斜板アンカに形成したの
で、トラニオン軸と凹部との係合により、斜板ホルダの
トラニオン軸線周りの傾動以外の妄動を防止できると共
に、斜板ホルダ及び斜板アンカの組立を極めて容易に行
うことができる。
ルダの、トラニオン軸線に近接した周縁部にトラニオン
軸線上に延びるトラニオン軸を突設し、このトラニオン
軸を回転自在に係合する凹部を斜板アンカに形成したの
で、トラニオン軸と凹部との係合により、斜板ホルダの
トラニオン軸線周りの傾動以外の妄動を防止できると共
に、斜板ホルダ及び斜板アンカの組立を極めて容易に行
うことができる。
【0106】さらに本発明の第3の特徴によれば、シリ
ンダに、斜板、斜板ホルダ及び斜板アンカを貫通する出
力軸を一体的に連結し、斜板アンカをこの出力軸にベア
リングを介して軸方向移動不能に連結すると共に、ケー
シングに回転不能に連結したので、プランジャ群から斜
板に及ぼすスラスト荷重を全てシリンダ及び出力軸間で
負担させることができ、これによりケーシングをスラス
ト荷重から解放して、その薄肉化、延いては軽量、小型
化を図ることができる。
ンダに、斜板、斜板ホルダ及び斜板アンカを貫通する出
力軸を一体的に連結し、斜板アンカをこの出力軸にベア
リングを介して軸方向移動不能に連結すると共に、ケー
シングに回転不能に連結したので、プランジャ群から斜
板に及ぼすスラスト荷重を全てシリンダ及び出力軸間で
負担させることができ、これによりケーシングをスラス
ト荷重から解放して、その薄肉化、延いては軽量、小型
化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る静油圧式無段変速機を
備えた自動二輪車用パワーユニットの平面図
備えた自動二輪車用パワーユニットの平面図
【図2】上記無段変速機の縦断面図
【図3】図2のIII −III 線断面図
【図4】上記無段変速機の要部の分解斜視図
【図5】図3のV−V線断面図
【図6】図3のVI−VI線断面図
【図7】図6に対応した作動説明図
【図8】図6に対応した作動説明図
【図9】図2のIX部拡大図
【図10】図9のX−X線断面図
【図11】図9のXI−XI線断面図
【図12】前記無段変速機の変速制御装置、偏心輪制御
装置及びクラッチ制御装置の縦断面図
装置及びクラッチ制御装置の縦断面図
【図13】上記変速制御装置における変速弁の作動説明
図
図
【図14】上記変速制御装置における変速弁の作動説明
図
図
【図15】上記変速制御装置における変速弁の作動説明
図
図
【図16】上記変速制御装置における変速弁の作動説明
図
図
【図17】調圧ばねの特性線図
f1 ,f2 球面 M 油圧装置としての油圧モータ 14 ベアリング 17 シリンダとしてのモータシリンダ 18 シリンダ孔 19 プランジャとしてのモータプランジャ 20 斜板としてのモータ斜板 22 斜板ホルダとしてのモータ斜板ホルダ 22a トラニオン軸 23 斜板アンカとしてのモータ斜板アンカ 23a 凹部 27 変速制御装置 30 ベアリング 31 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 正 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山崎 勝実 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 吉田 圭宏 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中村 一彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸線周りに回転可能であり、その回
転軸線を囲んで環状に配列された複数のシリンダ孔(1
8)を有するシリンダ(17)と、上記シリンダ孔(1
8)に嵌装される複数のプランジャ(19)と、これら
プランジャ(19)の外端に前面を当接させる斜板(2
0)と、この斜板(20)の背面をベアリング(14)
を介して支承して、前記回転軸線と直交するトラニオン
軸線(O2 )周りに傾動可能に配設される斜板ホルダ
(22)と、この斜板ホルダ(22)を支持する固定の
斜板アンカ(23)とからなる可変容量型の斜板式油圧
装置において、 斜板ホルダ(22)及び斜板アンカ(23)の対向面
を、シリンダ(17)の回転軸線及びトラニオン軸線
(O2 )の交点を中心とする球面(f1 ,f2 )に形成
し、斜板ホルダ(22)の、トラニオン軸線(O2 )か
ら遠く離隔する周縁部に該斜板ホルダ(22)を傾動さ
せる変速制御装置(27)を連結したことを特徴とす
る、可変容量型の斜板式油圧装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 斜板ホルダ(22)の、トラニオン軸線(O2 )に近接
した周縁部にトラニオン軸線(O2 )上に延びるトラニ
オン軸(22a)を突設し、このトラニオン軸(22
a)を回転自在に係合する凹部(23a)を斜板アンカ
(23)に形成したことを特徴とする、可変容量型の斜
板式油圧装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 シリンダ(17)に、斜板(20)、斜板ホルダ(2
2)及び斜板アンカ(23)を貫通する出力軸(31)
を一体的に連結し、斜板アンカ(23)をこの出力軸
(31)にベアリング(30)を介して軸方向移動不能
に連結すると共に、ケーシング(4)に回転不能に連結
したことを特徴とする、可変容量型の斜板式油圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270140A JP2704866B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 可変容量型の斜板式油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270140A JP2704866B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 可変容量型の斜板式油圧装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6248140A Division JP2813960B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 斜板式油圧装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100853A true JPH08100853A (ja) | 1996-04-16 |
| JP2704866B2 JP2704866B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=17482109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7270140A Expired - Fee Related JP2704866B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 可変容量型の斜板式油圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2704866B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196476A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Honda Motor Co Ltd | トルクダンパを備える車両 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5773266A (en) * | 1980-10-23 | 1982-05-07 | Honda Motor Co Ltd | Oil-hydraulic stepless speed changer |
| JPS61153057A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 静油圧式無段変速機 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7270140A patent/JP2704866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5773266A (en) * | 1980-10-23 | 1982-05-07 | Honda Motor Co Ltd | Oil-hydraulic stepless speed changer |
| JPS61153057A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 静油圧式無段変速機 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196476A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Honda Motor Co Ltd | トルクダンパを備える車両 |
| ES2376617A1 (es) * | 2008-02-20 | 2012-03-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehículo provisto de amortiguador de par. |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2704866B2 (ja) | 1998-01-26 |
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