JPH081017B2 - 複合糸 - Google Patents
複合糸Info
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- JPH081017B2 JPH081017B2 JP1108150A JP10815089A JPH081017B2 JP H081017 B2 JPH081017 B2 JP H081017B2 JP 1108150 A JP1108150 A JP 1108150A JP 10815089 A JP10815089 A JP 10815089A JP H081017 B2 JPH081017 B2 JP H081017B2
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- short fiber
- fiber component
- continuous
- composite
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- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
- D02G3/36—Cored or coated yarns or threads
- D02G3/367—Cored or coated yarns or threads using a drawing frame
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は複合糸に関する。さらに詳しくは芯部に連続
糸条、鞘部に短繊維成分を配してなる複合糸に関する。
糸条、鞘部に短繊維成分を配してなる複合糸に関する。
従来、芯鞘構造の複合糸技術としては同種あるいは異
種の粗糸をそれぞれ異なる速度で供給せしめる方法とし
てフロントトップローラとフロントボトムシャフトに工
夫をこらしたもの、あるいはフロントローラ形状をコー
ンとなし異速度供給せしめる方法が知られている。さら
に芯鞘構造にせしめるため収縮繊維と非収縮繊維の2成
分を用い熱処理により該構造の糸を得る方法もよく知ら
れている。
種の粗糸をそれぞれ異なる速度で供給せしめる方法とし
てフロントトップローラとフロントボトムシャフトに工
夫をこらしたもの、あるいはフロントローラ形状をコー
ンとなし異速度供給せしめる方法が知られている。さら
に芯鞘構造にせしめるため収縮繊維と非収縮繊維の2成
分を用い熱処理により該構造の糸を得る方法もよく知ら
れている。
しかしながら、これらの方法では被覆性の満足な芯鞘
構造の2層複合糸が得られないばかりか、装置が繁雑
で、品質管理、工程管理、保全管理も大変で安定的な生
産を期待することはできないものであった。
構造の2層複合糸が得られないばかりか、装置が繁雑
で、品質管理、工程管理、保全管理も大変で安定的な生
産を期待することはできないものであった。
本発明者らはかかる従来技術の改善を目的に鋭意検討
した結果本発明に到達したものである。
した結果本発明に到達したものである。
すなわち本発明の目的は、芯部の連続糸条に短繊維成
分が均一かつ強固に被覆された複合糸を提供するもので
ある。
分が均一かつ強固に被覆された複合糸を提供するもので
ある。
かかる本発明の目的は、 連続糸条と短繊維成分とからなる複合糸において、 A.該複合糸の中心部には連続糸条、外周部には短繊維成
分が中心部の連続糸条よりも2〜40%オーバーフイード
状態に配置され、 B.連続糸条と短繊維成分の混合比率が10:90〜70:30であ
って少なくとも外層部の短繊維成分は連続糸条の回りに
実撚状に捲回し、かつ、中心部の前記連続糸条は該捲回
方向と同一撚方向の実撚を有し、しかも短繊維成分を構
成する単繊維は前記実撚方向にほぼ平行に配列してお
り、 C.外層部を構成する短繊維成分の被覆率が80%以上、 であることを特徴とする複合糸とすることにより達成さ
れる。
分が中心部の連続糸条よりも2〜40%オーバーフイード
状態に配置され、 B.連続糸条と短繊維成分の混合比率が10:90〜70:30であ
って少なくとも外層部の短繊維成分は連続糸条の回りに
実撚状に捲回し、かつ、中心部の前記連続糸条は該捲回
方向と同一撚方向の実撚を有し、しかも短繊維成分を構
成する単繊維は前記実撚方向にほぼ平行に配列してお
り、 C.外層部を構成する短繊維成分の被覆率が80%以上、 であることを特徴とする複合糸とすることにより達成さ
れる。
本発明においては、連続糸条には生糸マルチフィラメ
ント糸、ウーリー加工糸、ブレリヤ加工糸等のフィラメ
ント糸条を用いることができる。これは外層に被覆する
短繊維と異なった性質を有するフィラメント糸の方が、
複合糸として好ましい特性を発現するからである。合成
繊維フィラメント糸は、延伸糸、半延伸、もしくは、延
伸部と半延伸部あるいは未延伸部が混在したもの等を、
適宜所望に応じて使用することができる。また連続糸条
の素材は天然繊維の絹、半合成、合成繊維からなる公知
の糸条でよく、あらかじめケン縮加工された糸条であっ
ても良いことはいうまでもない。短繊維成分とは綿、
絹、羊毛(含む獣毛)、麻等に代表される天然繊維、半
合成、合成繊維からなる公知の短繊維であって、これら
単独またはそれぞれを混紡したものををいう。本発明の
連続糸条と短繊維成分の複合比率は10:90〜90:10(重量
比)であって好ましくは20:80〜70:30(重量比)であ
る。連続糸条もしくは短繊維成分のいずれかの複合率が
10%以下となるとバランスが悪くなり好ましくない。
ント糸、ウーリー加工糸、ブレリヤ加工糸等のフィラメ
ント糸条を用いることができる。これは外層に被覆する
短繊維と異なった性質を有するフィラメント糸の方が、
複合糸として好ましい特性を発現するからである。合成
繊維フィラメント糸は、延伸糸、半延伸、もしくは、延
伸部と半延伸部あるいは未延伸部が混在したもの等を、
適宜所望に応じて使用することができる。また連続糸条
の素材は天然繊維の絹、半合成、合成繊維からなる公知
の糸条でよく、あらかじめケン縮加工された糸条であっ
ても良いことはいうまでもない。短繊維成分とは綿、
絹、羊毛(含む獣毛)、麻等に代表される天然繊維、半
合成、合成繊維からなる公知の短繊維であって、これら
単独またはそれぞれを混紡したものををいう。本発明の
連続糸条と短繊維成分の複合比率は10:90〜90:10(重量
比)であって好ましくは20:80〜70:30(重量比)であ
る。連続糸条もしくは短繊維成分のいずれかの複合率が
10%以下となるとバランスが悪くなり好ましくない。
次に本発明の複合糸を図面を用いて説明する。第3図
及び第4図は本発明の複合糸の断面図と側面図を示すも
ので、連続糸条10は複合糸の中心部に配置され、外層部
には短繊維成分5が配置されているのである。そして短
繊維成分5は連続糸条10の回りに実撚で捲回し、しかも
短繊維成分5を構成する短繊維は前記実撚方向にほぼ平
行に配列されている。更に外層部を構成する短繊維成分
5の被覆率は80%以上として形成されているものであ
る。かかる被覆率の好ましい値は90%以上であり、その
理由は芯部の連続糸条10を完全に被覆している方が染色
後において均一な色調の布帛を得ることができ、高品質
な被覆糸とすることができるからである。被覆率が80%
未満ではかかる理由からムラが増加して好ましくない。
及び第4図は本発明の複合糸の断面図と側面図を示すも
ので、連続糸条10は複合糸の中心部に配置され、外層部
には短繊維成分5が配置されているのである。そして短
繊維成分5は連続糸条10の回りに実撚で捲回し、しかも
短繊維成分5を構成する短繊維は前記実撚方向にほぼ平
行に配列されている。更に外層部を構成する短繊維成分
5の被覆率は80%以上として形成されているものであ
る。かかる被覆率の好ましい値は90%以上であり、その
理由は芯部の連続糸条10を完全に被覆している方が染色
後において均一な色調の布帛を得ることができ、高品質
な被覆糸とすることができるからである。被覆率が80%
未満ではかかる理由からムラが増加して好ましくない。
本発明の複合糸における大きな特徴は、外層部の短繊
維成分が連続糸条の回りに実撚状に捲回していて、かつ
中心部の連続糸条は該捲回方向と同一撚方向の実撚を有
している点であり、このように中心の連続糸条が撚を有
していることにより、中心層に外周層を形成すべき繊維
が入り込むことが少なく、2層の明確で良好な層分化が
達成できるものである。したがって、前述被覆率の高さ
(80%以上)と相俟って、両成分の複合目的を所期のね
らい通りに確実に達成することができることになる。す
なわち、外周、中心層のそれぞれを形成すべき繊維に、
特定の各繊維を使用せんとするときそれら繊維を外周、
中心層のそれぞれに特に配置させた効果を十分に得るこ
とができるのである。特に、本発明の複合糸では、外層
部の短繊維成分を構成る単繊維は実撚方向にほぼ平行に
配列されているので、本来は中心繊維層に該繊維が入り
込みやすいのであるが、上述のように、中心の連続糸条
が撚を有していることにより、2層の明確な層分化が得
られるのであり、同時にまた、糸、製品の品質、品質も
極めて良好なものとなるのである。
維成分が連続糸条の回りに実撚状に捲回していて、かつ
中心部の連続糸条は該捲回方向と同一撚方向の実撚を有
している点であり、このように中心の連続糸条が撚を有
していることにより、中心層に外周層を形成すべき繊維
が入り込むことが少なく、2層の明確で良好な層分化が
達成できるものである。したがって、前述被覆率の高さ
(80%以上)と相俟って、両成分の複合目的を所期のね
らい通りに確実に達成することができることになる。す
なわち、外周、中心層のそれぞれを形成すべき繊維に、
特定の各繊維を使用せんとするときそれら繊維を外周、
中心層のそれぞれに特に配置させた効果を十分に得るこ
とができるのである。特に、本発明の複合糸では、外層
部の短繊維成分を構成る単繊維は実撚方向にほぼ平行に
配列されているので、本来は中心繊維層に該繊維が入り
込みやすいのであるが、上述のように、中心の連続糸条
が撚を有していることにより、2層の明確な層分化が得
られるのであり、同時にまた、糸、製品の品質、品質も
極めて良好なものとなるのである。
なお、本発明糸においては2層の明確な層分化が得ら
れるとは言っても、それは繊維の分布、配置上のこと
で、中心層と外周層の繊維層に剥離が容易に生じやすい
というような意味ではなく、あくまでも本発明系は良好
に一体化された複合糸である。
れるとは言っても、それは繊維の分布、配置上のこと
で、中心層と外周層の繊維層に剥離が容易に生じやすい
というような意味ではなく、あくまでも本発明系は良好
に一体化された複合糸である。
また第5図、第6図は従来品の複合糸であり、連続糸
条10を完全に芯部に持ってくることは難しく、常に外層
に出てしまうものであった。このため連続糸条10と短繊
維成分5とは、どちらかというとサイドバイサイド状に
複合するため、連続糸条はどうしても外層部に露見し、
品位を上げることはできなかった。
条10を完全に芯部に持ってくることは難しく、常に外層
に出てしまうものであった。このため連続糸条10と短繊
維成分5とは、どちらかというとサイドバイサイド状に
複合するため、連続糸条はどうしても外層部に露見し、
品位を上げることはできなかった。
次に本発明の複合糸の製造方法について図面を用いて
説明する。
説明する。
第1図および第2図は本発明に係る複合糸の製造方法
の一実施態様を示すものである。まず粗糸1をガイド2
を経てバックローラ3,3′に供給し、バックローラ3,3′
とフロントトップローラの大径部7aとフロントシャフト
8間で所望のドラフトを与え、短繊維フリース5とす
る。一方、連続糸条10はフロントトップローラの小径部
7bと第2のフロントトップローラ9の把持部より送り出
す。そして該連続糸条10の回りに短繊維フリース5を巻
き付かせつつ施撚するものである。施撚は実撚とするも
のである。本発明においては、この実撚で施撚すること
により被覆がきれいとなり、また実際上、リング精紡機
を使用する場合は実撚が使いやすいからである。
の一実施態様を示すものである。まず粗糸1をガイド2
を経てバックローラ3,3′に供給し、バックローラ3,3′
とフロントトップローラの大径部7aとフロントシャフト
8間で所望のドラフトを与え、短繊維フリース5とす
る。一方、連続糸条10はフロントトップローラの小径部
7bと第2のフロントトップローラ9の把持部より送り出
す。そして該連続糸条10の回りに短繊維フリース5を巻
き付かせつつ施撚するものである。施撚は実撚とするも
のである。本発明においては、この実撚で施撚すること
により被覆がきれいとなり、また実際上、リング精紡機
を使用する場合は実撚が使いやすいからである。
短繊維の供給速度は、連続糸条の供給速度より2〜40
%速くするものである。こうすることにより前記フリー
ス5は連続糸条に比べてオーバーフィードされるので、
連続糸条の回りに均一に巻きつきつつ被覆される。2%
未満では連続糸条の露見割合が高くなり好ましくなく、
また40%を越える値では被覆部の短繊維成分がたるみを
生じて好ましくない。かかるオーバーフィード率2〜40
%の範囲は通常の生糸マルチフィラメント、ウーリー加
工糸、ブレリヤ加工糸、交絡糸、スチームジェット捲縮
糸のいずれの連続糸条の場合にも採用できる。
%速くするものである。こうすることにより前記フリー
ス5は連続糸条に比べてオーバーフィードされるので、
連続糸条の回りに均一に巻きつきつつ被覆される。2%
未満では連続糸条の露見割合が高くなり好ましくなく、
また40%を越える値では被覆部の短繊維成分がたるみを
生じて好ましくない。かかるオーバーフィード率2〜40
%の範囲は通常の生糸マルチフィラメント、ウーリー加
工糸、ブレリヤ加工糸、交絡糸、スチームジェット捲縮
糸のいずれの連続糸条の場合にも採用できる。
第1図、第2図を用いて更に説明すると、4,4′はエ
プロン、6はコレクター、11は連続糸条の張力調整装
置、12はヤーンガイド、13は第2のフロントトップロー
ラ9の加圧装置、17は複合糸、14はスネールガイド、15
はトラベラガイド、16は巻取りボビンを示す。なお第2
図において中央側に連続糸条を供給し、一方、両サイド
には短繊維束フリースを供給するニップ機構を図示した
が、具体的な装置の配置構成については必ずしもこれに
限定されず、図示したものとは逆の、図面中央寄り側に
短繊維束フリースを供給して両サイドには連続糸条を供
給するようなニップ機構としてもよく、また一方、一対
ずつでなく前ニップ機構の左右関係が常に同じであるよ
うにしてもよく、更に、単錘ずつ別個に独立しているニ
ップ機構としてもよい。
プロン、6はコレクター、11は連続糸条の張力調整装
置、12はヤーンガイド、13は第2のフロントトップロー
ラ9の加圧装置、17は複合糸、14はスネールガイド、15
はトラベラガイド、16は巻取りボビンを示す。なお第2
図において中央側に連続糸条を供給し、一方、両サイド
には短繊維束フリースを供給するニップ機構を図示した
が、具体的な装置の配置構成については必ずしもこれに
限定されず、図示したものとは逆の、図面中央寄り側に
短繊維束フリースを供給して両サイドには連続糸条を供
給するようなニップ機構としてもよく、また一方、一対
ずつでなく前ニップ機構の左右関係が常に同じであるよ
うにしてもよく、更に、単錘ずつ別個に独立しているニ
ップ機構としてもよい。
更に本方法においては、連続糸条10と短繊維束フリー
ス5の合体点は、短繊維束フリースのニップ点より3〜
20mm程度が好ましい。この程度であれば被覆性は向上す
る。
ス5の合体点は、短繊維束フリースのニップ点より3〜
20mm程度が好ましい。この程度であれば被覆性は向上す
る。
次に装置について説明する。本発明に係る複合糸の製
造装置は、前述した第1図と第2図の説明箇所に説明し
たとおりである。すなわちドラフト機構を有する精紡機
のフロントトップローラを大径部7aと小径部7bの段付け
ローラとし、各々ニップ点を設け、ドラフト部を通過し
たフリースは前記大径部7aとフロントシャフト8とのニ
ップ点を通過して供給し、一方連続右糸条10は前記小径
部7bと第2のフロントトップローラ9とのニップ点を通
して供給するように配置されてある。そして前記フロン
トトップローラの大径部7aと小径部7bの円周比は、大径
部の方が小径部より2〜40%大きい方が好ましい。また
大径部7a、小径部7b各々のローラ幅は少なくとも5mm以
上ある方がよい。これは糸道が少々ずれてもニップ点か
らはずれにくくなるためである。
造装置は、前述した第1図と第2図の説明箇所に説明し
たとおりである。すなわちドラフト機構を有する精紡機
のフロントトップローラを大径部7aと小径部7bの段付け
ローラとし、各々ニップ点を設け、ドラフト部を通過し
たフリースは前記大径部7aとフロントシャフト8とのニ
ップ点を通過して供給し、一方連続右糸条10は前記小径
部7bと第2のフロントトップローラ9とのニップ点を通
して供給するように配置されてある。そして前記フロン
トトップローラの大径部7aと小径部7bの円周比は、大径
部の方が小径部より2〜40%大きい方が好ましい。また
大径部7a、小径部7b各々のローラ幅は少なくとも5mm以
上ある方がよい。これは糸道が少々ずれてもニップ点か
らはずれにくくなるためである。
また芯成分に制電性、吸水性等の特異な機能性を有す
る複合糸が得られる。
る複合糸が得られる。
更に、本発明の原理を利用すると2層糸以上の多層
糸、例えば段付ローラの段を3段にすると、3層構造
糸、4段にすると4層構造糸が得られる。
糸、例えば段付ローラの段を3段にすると、3層構造
糸、4段にすると4層構造糸が得られる。
なお、本発明において、被覆率は次のようにして求め
るものである。
るものである。
すなわち、少なくとも複合糸長さ0.5m分について糸側
面拡大写真を撮影し(該複合糸長さ0.5m分当りの、撮影
枚数、拡大倍率は、測定のしやすい任意のものとしてよ
い)、該写真上での、糸全表面積および短繊維成分の被
覆面積をそれぞれ判断し求め、該値より、 被覆率(%)={(短繊維成分の被覆面積) ×100}/(糸全表面積) を算出し求めるものである。そして、これを5ケ所の糸
部分について行ない、これらの平均値を該糸における短
繊維成分の被覆率とするものである。
面拡大写真を撮影し(該複合糸長さ0.5m分当りの、撮影
枚数、拡大倍率は、測定のしやすい任意のものとしてよ
い)、該写真上での、糸全表面積および短繊維成分の被
覆面積をそれぞれ判断し求め、該値より、 被覆率(%)={(短繊維成分の被覆面積) ×100}/(糸全表面積) を算出し求めるものである。そして、これを5ケ所の糸
部分について行ない、これらの平均値を該糸における短
繊維成分の被覆率とするものである。
次に実施例について述べる。
実施例1 ポリエチレンテレフタートからなる100D−48filのウ
ーリポリエステル糸と抗ピル性ポリエステルステープル
3d×89mmV(V:バリアブルカット)を用い、第1図、第
2図の装置を用いて複合紡績糸を得た。なお短繊維束フ
リースの供給速度を、フイラメントの供給速度より7%
オーバーフイードし、紡績糸番手Nm=1/30(Nm:メート
ル番手)とした。
ーリポリエステル糸と抗ピル性ポリエステルステープル
3d×89mmV(V:バリアブルカット)を用い、第1図、第
2図の装置を用いて複合紡績糸を得た。なお短繊維束フ
リースの供給速度を、フイラメントの供給速度より7%
オーバーフイードし、紡績糸番手Nm=1/30(Nm:メート
ル番手)とした。
さらに、ヨリ係数 T:ヨリ数(T/m)、K:ヨリ係数、Nm:メートル番手〕とし
た。なお、フィラメントと短繊維の混率はそれぞれ33.
3:66.7(重量比)であった。また短繊維を構成する短繊
維は、短繊維束の実燃方向にほぼ平行であった。この単
糸を双糸加工(ヨリ方向は下ヨリの逆方向で、ヨリ数は
下ヨリ数の95%)し、 ツイルの織物を得た。該織物は抗ピル性(ICI法10hrで
5−4級)に優れ、表面品位良好にして、腰、張り、ボ
リュームに富み、しかも適度の伸縮性を有するウールラ
イクな製品となった。更に染色後外層成分のポリエステ
ルテープルの被覆率を測定したところ約99%の良好な値
を示した。
た。なお、フィラメントと短繊維の混率はそれぞれ33.
3:66.7(重量比)であった。また短繊維を構成する短繊
維は、短繊維束の実燃方向にほぼ平行であった。この単
糸を双糸加工(ヨリ方向は下ヨリの逆方向で、ヨリ数は
下ヨリ数の95%)し、 ツイルの織物を得た。該織物は抗ピル性(ICI法10hrで
5−4級)に優れ、表面品位良好にして、腰、張り、ボ
リュームに富み、しかも適度の伸縮性を有するウールラ
イクな製品となった。更に染色後外層成分のポリエステ
ルテープルの被覆率を測定したところ約99%の良好な値
を示した。
実施例2 実施例1と同一の装置を用いてフィラメント成分:75D
−24filウーリポリエステル糸(26重量%)、短繊維成
分:(1)分散可染型抗ピルポリエステル原綿3d×76mm
(37重量%)、(2)常圧カチオン可染型抗ピルポリエ
ステル原綿4d×76mm(37重量%)の2成分を用い、短繊
維成分を5%オーバーフィードし、Nm=1/32の複合糸を
得た。
−24filウーリポリエステル糸(26重量%)、短繊維成
分:(1)分散可染型抗ピルポリエステル原綿3d×76mm
(37重量%)、(2)常圧カチオン可染型抗ピルポリエ
ステル原綿4d×76mm(37重量%)の2成分を用い、短繊
維成分を5%オーバーフィードし、Nm=1/32の複合糸を
得た。
またヨリ条件は、K=95とした。この複合糸は被覆率
は98%であり、またステープルの単繊維は短繊維束のヨ
リ方向にほぼ平行であった。この複合糸を双糸加工(下
ヨリ方向の逆方向でヨリ数は下ヨリ数の100%)して ツイルを得た。製品品位は秋・冬用厚地織物として優れ
ており、しかもカオチン染料で染色したことによりコナ
レ良好な霜降りとなった。また抗ピル性もICI法、10hr
で5−4級と極めて良好であった。ウォッシュ・アンド
・ウェア性にも優れ、腰、張り、保温性に富んだ製品と
なった。
は98%であり、またステープルの単繊維は短繊維束のヨ
リ方向にほぼ平行であった。この複合糸を双糸加工(下
ヨリ方向の逆方向でヨリ数は下ヨリ数の100%)して ツイルを得た。製品品位は秋・冬用厚地織物として優れ
ており、しかもカオチン染料で染色したことによりコナ
レ良好な霜降りとなった。また抗ピル性もICI法、10hr
で5−4級と極めて良好であった。ウォッシュ・アンド
・ウェア性にも優れ、腰、張り、保温性に富んだ製品と
なった。
実施例3 実施例1と同様な条件で、ポリアミドからなる110D−
24filのモデイファイド糸をフィラメント成分とし、ポ
リアクリロニトリルからなる抗ピルタイプの3d×89V(7
0重量%)とメリノ種の#58、ウール30重量%からなる
粗糸を短繊維成分とし、該短繊維のフリースと前記フィ
ラメントを、短繊維フリースが10%オーバーフィードと
なる速度関係で合体せしめ、Nm=1/24を紡出した。この
時のヨリ係数はK=70であった。またフィラメント成分
と短繊維成分の混率はそれぞれ29.3重量%、70.7重量%
であった。得られた複合糸の被覆率は94%であった。該
複合糸を16Gの靴下編機で靴下を作ったところ、編目の
通った風合良好な品位となった。しかもバルキー性、保
温性のある製品を得た。
24filのモデイファイド糸をフィラメント成分とし、ポ
リアクリロニトリルからなる抗ピルタイプの3d×89V(7
0重量%)とメリノ種の#58、ウール30重量%からなる
粗糸を短繊維成分とし、該短繊維のフリースと前記フィ
ラメントを、短繊維フリースが10%オーバーフィードと
なる速度関係で合体せしめ、Nm=1/24を紡出した。この
時のヨリ係数はK=70であった。またフィラメント成分
と短繊維成分の混率はそれぞれ29.3重量%、70.7重量%
であった。得られた複合糸の被覆率は94%であった。該
複合糸を16Gの靴下編機で靴下を作ったところ、編目の
通った風合良好な品位となった。しかもバルキー性、保
温性のある製品を得た。
実施例4 実施例1と同じ方法でポリエチレンテレフタレート15
0D−30fil、ウーリ糸と米綿のカードスライバからなる
粗糸を用いて、米綿フリースの供給速度をウーリ糸より
7%オーバーフィードし合体し、Nec=7S(Nec:英国式
綿番手)を紡出した。ヨリ条件は T:ヨリ数(T/inch)K:ヨリ係数)とした。紡出糸の混紡
率はフィラメント成分19.7%、短繊維成分80.3%であっ
た。この複合糸の被覆率は99.5%であった。また米綿の
単繊維は短繊維束のヨリ方向にほぼ配列していた。本実
施例で得た糸条を ツイルのデニムを作成した。得られた製品は綿100%の
風合を呈し、かつ適度な伸縮性を有したデニムであっ
た。
0D−30fil、ウーリ糸と米綿のカードスライバからなる
粗糸を用いて、米綿フリースの供給速度をウーリ糸より
7%オーバーフィードし合体し、Nec=7S(Nec:英国式
綿番手)を紡出した。ヨリ条件は T:ヨリ数(T/inch)K:ヨリ係数)とした。紡出糸の混紡
率はフィラメント成分19.7%、短繊維成分80.3%であっ
た。この複合糸の被覆率は99.5%であった。また米綿の
単繊維は短繊維束のヨリ方向にほぼ配列していた。本実
施例で得た糸条を ツイルのデニムを作成した。得られた製品は綿100%の
風合を呈し、かつ適度な伸縮性を有したデニムであっ
た。
実施例5 実施例4と同一素材を用い、米綿フリースのオーバー
フィード率を2.3%とした以外は実施例4と同一条件で
複合糸を紡出した。この結果得られた複合糸の被覆率は
83%であり、芯部のフィラメント糸が露見しているとこ
ろが17%あった。なお、フィラメントと短繊維の混率は
それぞれ19.8重量%、80.2重量%であった。この糸条は
実施例4の糸条に比べて劣るものであるが、従来の複合
糸より好ましいものであった。
フィード率を2.3%とした以外は実施例4と同一条件で
複合糸を紡出した。この結果得られた複合糸の被覆率は
83%であり、芯部のフィラメント糸が露見しているとこ
ろが17%あった。なお、フィラメントと短繊維の混率は
それぞれ19.8重量%、80.2重量%であった。この糸条は
実施例4の糸条に比べて劣るものであるが、従来の複合
糸より好ましいものであった。
比較実施例1 実施例5において米綿フリースのオーバーフィード率
を1.8%とした以外は実施例5と同じ条件で複合糸を紡
出した。得られた複合糸は被覆率78%であり、従来品と
同程度であった。
を1.8%とした以外は実施例5と同じ条件で複合糸を紡
出した。得られた複合糸は被覆率78%であり、従来品と
同程度であった。
なお、フィラメントと短繊維の混率はそれぞれ19.9重
量%、80.1重量%であった。
量%、80.1重量%であった。
一方、米綿フリースのオーバーフィード率を41%にし
て紡出したところ、米綿フリースがたるみ被覆性の極め
て悪い複合糸しか得られなかった。
て紡出したところ、米綿フリースがたるみ被覆性の極め
て悪い複合糸しか得られなかった。
なお、フィラメントと短繊維の混率はそれぞれ19.8重
量%、80.2重量%であった。
量%、80.2重量%であった。
比較実施例2 第1図、第2図の段付ローラを使用せず、ローラ7aの
みのフロントトップローラを用い、一方フィラメントは
フロントトップローラ7aの上流側へテンションをかけて
供給した。素材その他は実施例5と同様とした。得られ
た複合糸は第5図、第6図に示すとおりとなり、被覆率
は77%であった。
みのフロントトップローラを用い、一方フィラメントは
フロントトップローラ7aの上流側へテンションをかけて
供給した。素材その他は実施例5と同様とした。得られ
た複合糸は第5図、第6図に示すとおりとなり、被覆率
は77%であった。
なお、フィラメントと短繊維の混率はそれぞれ19.8重
量%、80.2重量%であった。
量%、80.2重量%であった。
第1図は本発明に係る複合糸の製造装置の1実施態様を
示す側面図、第2図は第1図の合体部における正面図、
第3図は本発明に係る複合糸の横断面モデル拡大図、第
4図は第3図の側面モデル拡大図である。第5図は従来
のコアスパン糸の側面モデル拡大図であり、第6図は第
5図の側面図を示す。 1:粗糸、5:短繊維成分、7a:フロントトップローラの大
径部、7b:フロントトップローラの小径部、8:フロント
ボトムシャフト、9:第2のフロントトップローラ、10:
フィラメント、11:張力装置、13:加圧装置、15:トラベ
ラ、17:複合糸
示す側面図、第2図は第1図の合体部における正面図、
第3図は本発明に係る複合糸の横断面モデル拡大図、第
4図は第3図の側面モデル拡大図である。第5図は従来
のコアスパン糸の側面モデル拡大図であり、第6図は第
5図の側面図を示す。 1:粗糸、5:短繊維成分、7a:フロントトップローラの大
径部、7b:フロントトップローラの小径部、8:フロント
ボトムシャフト、9:第2のフロントトップローラ、10:
フィラメント、11:張力装置、13:加圧装置、15:トラベ
ラ、17:複合糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−12820(JP,A) 特公 昭50−31221(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】連続糸条と短繊維成分とからなる複合糸に
おいて、 A.該複合糸の中心部には連続糸条、外周部には短繊維成
分が中心部の連続糸条よりも2〜40%オーバーフイード
状態に配置され、 B.連続糸条と短繊維成分の混合比率が10:90〜70:30であ
って少なくとも外層部の短繊維成分は連続糸条の回りに
実撚状に捲回し、かつ、中心部の前記連続糸条は該捲回
方向と同一撚方向の実撚を有し、しかも短繊維成分を構
成する単繊維は前記実撚方向にほぼ平行に配列してお
り、 C.外層部を構成する短繊維成分の被覆率が80%以上、 であることを特徴とする複合糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1108150A JPH081017B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 複合糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1108150A JPH081017B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 複合糸 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20345881A Division JPS58109648A (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | 複合糸の製造方法と装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0214034A JPH0214034A (ja) | 1990-01-18 |
| JPH081017B2 true JPH081017B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14477214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1108150A Expired - Lifetime JPH081017B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 複合糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081017B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007332472A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Unitika Textiles Ltd | 複重層糸及びその製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008280626A (ja) | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Invista Technologies Sarl | スパンデックスおよび硬質糸を含む弾性布地の製造方法 |
| JP2009203557A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Fujibo Holdings Inc | 吸汗速乾性編地 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031221A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-27 | ||
| JPS5512820A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-29 | Toyobo Co Ltd | Production of core yarn |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP1108150A patent/JPH081017B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007332472A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Unitika Textiles Ltd | 複重層糸及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0214034A (ja) | 1990-01-18 |
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