JPS6220292B2 - - Google Patents
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- JPS6220292B2 JPS6220292B2 JP20510381A JP20510381A JPS6220292B2 JP S6220292 B2 JPS6220292 B2 JP S6220292B2 JP 20510381 A JP20510381 A JP 20510381A JP 20510381 A JP20510381 A JP 20510381A JP S6220292 B2 JPS6220292 B2 JP S6220292B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔本発明の技術分野〕
本発明は複合糸に関する。さらに詳しくは芯部
に短繊維成分、鞘部に連続糸条成分を配してなる
複合糸およびその製造方法に関する。
に短繊維成分、鞘部に連続糸条成分を配してなる
複合糸およびその製造方法に関する。
従来、芯鞘構造の複合糸技術としては同種ある
いは異種の粗糸をそれぞれ異なる速度で供給せし
める方法としてフロントトツプローラとフロント
ボトムシヤフト系内で詳トツプローラもしくはボ
トムシヤフトに工夫をこらしたもの、あるいはフ
ロントローラ形状をコーンとなし異速度供給せし
める方法が知られている。さらに芯鞘構造にせし
めるため収縮繊維と非収縮繊維の2成分を用い熱
処理により該構造の糸を得る方法もよく知られて
いる。
いは異種の粗糸をそれぞれ異なる速度で供給せし
める方法としてフロントトツプローラとフロント
ボトムシヤフト系内で詳トツプローラもしくはボ
トムシヤフトに工夫をこらしたもの、あるいはフ
ロントローラ形状をコーンとなし異速度供給せし
める方法が知られている。さらに芯鞘構造にせし
めるため収縮繊維と非収縮繊維の2成分を用い熱
処理により該構造の糸を得る方法もよく知られて
いる。
しかしながら、これらの方法では被覆性の満足
な芯鞘構造の2層複合糸が得られないばかりか、
装置が繁雑で、品質管理、保全管理も大変で安定
的な生産を期待することはできないものであつ
た。
な芯鞘構造の2層複合糸が得られないばかりか、
装置が繁雑で、品質管理、保全管理も大変で安定
的な生産を期待することはできないものであつ
た。
また他の公知例としては、特開昭53−122829号
公報等のように電気開繊をする方法もまたよく知
られている。しかしこの方法はフイラメントとス
テープル繊維の混合を行なうことを目的としてい
るもので、フイラメントを外層に巻きつけようと
する思想は開示されていない。
公報等のように電気開繊をする方法もまたよく知
られている。しかしこの方法はフイラメントとス
テープル繊維の混合を行なうことを目的としてい
るもので、フイラメントを外層に巻きつけようと
する思想は開示されていない。
以上のとおり従来例の技術は、フイラメントを
ドラフトゾーンの最終フロントローラ以前にステ
ープル繊維束に合体させるものがほとんどであ
り、これではフイラメントとステープルが撚掛け
によりマイグレートして混繊してしまうか、又は
フイラメントを外層に出そうとすると施撚による
締め付けが発生して良好な複合糸とすることはで
きなかつたのである。
ドラフトゾーンの最終フロントローラ以前にステ
ープル繊維束に合体させるものがほとんどであ
り、これではフイラメントとステープルが撚掛け
によりマイグレートして混繊してしまうか、又は
フイラメントを外層に出そうとすると施撚による
締め付けが発生して良好な複合糸とすることはで
きなかつたのである。
本発明者らはかかる従来技術の改善を目的に鋭
意検討した結果本発明に到達したものである。す
なわち本発明の目的は、芯部の短繊維成分に連続
糸条が均一かつ強固に被覆された複合糸を提供す
ること、およびかかる優れた複合糸を簡便な方法
で安定的に得ることを提供するものである。
意検討した結果本発明に到達したものである。す
なわち本発明の目的は、芯部の短繊維成分に連続
糸条が均一かつ強固に被覆された複合糸を提供す
ること、およびかかる優れた複合糸を簡便な方法
で安定的に得ることを提供するものである。
上記目的を達成させるため本発明は次の構成か
らなる。
らなる。
「(1) 連続糸条成分と短繊維成分とからなる複合
糸において、 A 該複合糸の中心部には短繊維成分、外層部
には連続糸条が配置し、 B 少なくとも外層部の連続糸条は短繊維成分
の回りに実撚一体化状態に捲回し、しかも該
複合糸を解撚したとき、複合糸の単位長さ当
り連続糸条の方が短繊維成分の長さより1.02
〜2.0倍長く、 C 外層部を構成する連続糸条の被覆率が80%
以上であり、 D 複合糸全体としては断面形状が略円形でか
つ糸側面の形状がストレート状である ことを特徴とする複合糸。
糸において、 A 該複合糸の中心部には短繊維成分、外層部
には連続糸条が配置し、 B 少なくとも外層部の連続糸条は短繊維成分
の回りに実撚一体化状態に捲回し、しかも該
複合糸を解撚したとき、複合糸の単位長さ当
り連続糸条の方が短繊維成分の長さより1.02
〜2.0倍長く、 C 外層部を構成する連続糸条の被覆率が80%
以上であり、 D 複合糸全体としては断面形状が略円形でか
つ糸側面の形状がストレート状である ことを特徴とする複合糸。
(2) 連続糸条と短繊維成分とからなる複合糸を製
造するに際し、ドラフト機構を有する精紡機の
フロントトツプローラを段付ローラとせしめ、
該段付ローラの小径部とフロントボトムシヤフ
トから段付ローラの大径部と第2のトツプロー
ラから連続糸条を送り出し、両者を合体させ、
短繊維成分の回りに連続糸条を巻きつかせつつ
施撚することを特徴とする複合糸の製造方
法。」 本発明においては連続糸条とはフイラメント糸
紡績糸等の連続糸条を示す。好ましくはフイラメ
ント糸とするのがよい。これは内層に存在させる
短繊維と異なつた性質を有するフイラメント糸の
方が、複合糸として好ましい特性を有するからで
ある。また連続糸条の素材は天然繊維の絹、半合
成、合成繊維からなる公知の糸条でよく、あらか
じめケン縮加工された糸条やネン糸糸条であつて
も良いことはいうまでもない。短繊維成分とは
綿、絹、羊毛(含む獣毛)麻等に代表される天然
繊維羊合成、合成繊維からなる公知の短繊維であ
つてこれら単独またはそれぞれを混紡したものを
いう。本発明の連続糸条と短繊維成分の複合比率
はいくらでもよいが、好ましくは10:90〜90:10
(重量比)であつて、更に好ましくは20:80〜
70:30(重量比)である。連続糸条もしくは短繊
維成分のいずれかの複合率が10%以下になるとバ
ランスが悪くなり好ましくない。
造するに際し、ドラフト機構を有する精紡機の
フロントトツプローラを段付ローラとせしめ、
該段付ローラの小径部とフロントボトムシヤフ
トから段付ローラの大径部と第2のトツプロー
ラから連続糸条を送り出し、両者を合体させ、
短繊維成分の回りに連続糸条を巻きつかせつつ
施撚することを特徴とする複合糸の製造方
法。」 本発明においては連続糸条とはフイラメント糸
紡績糸等の連続糸条を示す。好ましくはフイラメ
ント糸とするのがよい。これは内層に存在させる
短繊維と異なつた性質を有するフイラメント糸の
方が、複合糸として好ましい特性を有するからで
ある。また連続糸条の素材は天然繊維の絹、半合
成、合成繊維からなる公知の糸条でよく、あらか
じめケン縮加工された糸条やネン糸糸条であつて
も良いことはいうまでもない。短繊維成分とは
綿、絹、羊毛(含む獣毛)麻等に代表される天然
繊維羊合成、合成繊維からなる公知の短繊維であ
つてこれら単独またはそれぞれを混紡したものを
いう。本発明の連続糸条と短繊維成分の複合比率
はいくらでもよいが、好ましくは10:90〜90:10
(重量比)であつて、更に好ましくは20:80〜
70:30(重量比)である。連続糸条もしくは短繊
維成分のいずれかの複合率が10%以下になるとバ
ランスが悪くなり好ましくない。
次に本発明の複合糸を図面を用いて説明する。
第3図及び第4図は本発明の複合糸の断面図と側
面図を示すもので、本発明の複合糸においては、
糸の断面をとつた場合その断面中心位置(中心
点)には実質的に常に短繊維成分5が配置されて
いるものである。そして該短繊維成分の周囲にま
とわりつくように連続糸条10が配置されてい
て、該連続糸条10は該短繊維成分5の回りに実
撚で捲回しており一体化されている。そして、該
連続糸条が、糸断面中心位置に配置されることは
実際上ほとんどない。そして該複合糸を解撚した
とき、複合糸の単位長さ当り連続糸条の方が短繊
維成分より1.02〜2.0倍長いことが必要である。
すなわち該複合糸の単位長さ当り、連続糸条の方
が1.02〜2.0倍長く巻きついていることになる。
また本発明の複合糸は、外層部を構成する連続糸
条10の被覆率は80%以上のものである。かかる
被覆率の好ましい値は90%以上であり、その理由
は芯部の短繊維糸条5を完全に被覆している方が
染色後において均一な色調の布帛を得ることがで
き、高品位な被覆糸とすることができるからであ
る。被覆率が80%未満では被覆が不十分なことか
らムラが増加して好ましくない。更に本発明にお
いては、複合糸は全体として断面形状が略円形で
あることが必要である。糸が円形であるとふくら
み感を増すばかりでなく、集束一体性がよく、耐
しごき性や均一性がよくなるからである。また同
様な理由から糸側面の形状もストレート状である
ことが必要である。
第3図及び第4図は本発明の複合糸の断面図と側
面図を示すもので、本発明の複合糸においては、
糸の断面をとつた場合その断面中心位置(中心
点)には実質的に常に短繊維成分5が配置されて
いるものである。そして該短繊維成分の周囲にま
とわりつくように連続糸条10が配置されてい
て、該連続糸条10は該短繊維成分5の回りに実
撚で捲回しており一体化されている。そして、該
連続糸条が、糸断面中心位置に配置されることは
実際上ほとんどない。そして該複合糸を解撚した
とき、複合糸の単位長さ当り連続糸条の方が短繊
維成分より1.02〜2.0倍長いことが必要である。
すなわち該複合糸の単位長さ当り、連続糸条の方
が1.02〜2.0倍長く巻きついていることになる。
また本発明の複合糸は、外層部を構成する連続糸
条10の被覆率は80%以上のものである。かかる
被覆率の好ましい値は90%以上であり、その理由
は芯部の短繊維糸条5を完全に被覆している方が
染色後において均一な色調の布帛を得ることがで
き、高品位な被覆糸とすることができるからであ
る。被覆率が80%未満では被覆が不十分なことか
らムラが増加して好ましくない。更に本発明にお
いては、複合糸は全体として断面形状が略円形で
あることが必要である。糸が円形であるとふくら
み感を増すばかりでなく、集束一体性がよく、耐
しごき性や均一性がよくなるからである。また同
様な理由から糸側面の形状もストレート状である
ことが必要である。
なお第3図、第4図の本発明糸は、内層と外層
の繊維層に剥離が生じるものではなく、一体化し
た複合糸である。
の繊維層に剥離が生じるものではなく、一体化し
た複合糸である。
また第5図、第6図は従来品の複合糸であり、
従来糸の場合、連続糸条と短繊維フリースとが同
時に撚込まれるため糸側面(第6図)から明らか
な様に、モク調となる。しかも施撚作用に依つて
該両成分は互いに締めつける力が大であるため波
状形態を呈す。これに対し、本発明のものは該両
成分の撚込みに際し、予め連続糸条を短繊維成分
より早目に送込むため施撚に依る該両成分の締め
つけ力の関係は連続糸条<短繊維成分(連続糸条
の施撚時の張力は、0.1g/d以下好ましくは0
〜0.05g/d)となり、第4図に見る様にほぼス
トレート状になる。これは連続糸条を構成する
個々の単繊維が施撚時前記締めつけ力の影響をほ
とんど受けないため、短繊維束の外周面上で帯状
(リボン状)に無理なく配置するからである。
従来糸の場合、連続糸条と短繊維フリースとが同
時に撚込まれるため糸側面(第6図)から明らか
な様に、モク調となる。しかも施撚作用に依つて
該両成分は互いに締めつける力が大であるため波
状形態を呈す。これに対し、本発明のものは該両
成分の撚込みに際し、予め連続糸条を短繊維成分
より早目に送込むため施撚に依る該両成分の締め
つけ力の関係は連続糸条<短繊維成分(連続糸条
の施撚時の張力は、0.1g/d以下好ましくは0
〜0.05g/d)となり、第4図に見る様にほぼス
トレート状になる。これは連続糸条を構成する
個々の単繊維が施撚時前記締めつけ力の影響をほ
とんど受けないため、短繊維束の外周面上で帯状
(リボン状)に無理なく配置するからである。
本発明において、糸側面の形状がストレート状
であるとは、通常のリング紡績糸の側面形状と匹
敵するような側面形状のストレートさ(凹凸さ)
であることを言い、一般の強撚、甘撚リング糸が
有するような程度の多少の凹凸はあつてもよいも
のである。なお、従来の、2成分を同速度で供給
して芯鞘構造被覆糸を得るような技術では、得ら
れる複合糸の側面形状は、せいぜい第5,6図に
示したようなものでリング紡績糸の双糸と匹敵す
るような凹凸の特に激しい側面形状であつたもの
である。
であるとは、通常のリング紡績糸の側面形状と匹
敵するような側面形状のストレートさ(凹凸さ)
であることを言い、一般の強撚、甘撚リング糸が
有するような程度の多少の凹凸はあつてもよいも
のである。なお、従来の、2成分を同速度で供給
して芯鞘構造被覆糸を得るような技術では、得ら
れる複合糸の側面形状は、せいぜい第5,6図に
示したようなものでリング紡績糸の双糸と匹敵す
るような凹凸の特に激しい側面形状であつたもの
である。
次に本発明の製造方法について図面を用いて説
明する。
明する。
第1図および第2図は本発明方法の一実施態様
を示すものである。まず、粗糸1をガイド2を通
過させ、バツクローラ3,3′とフロントトツプ
ローラの小径部7aとフロントシヤフト8間で所
望のドラフトを与え、短繊維フリース5とする。
一方連続糸条10はフロントトツプローラの大径
部7bと第2のフロントトツプ9の把持部より送
り出す。そして前記短繊維糸条5の回りに連続糸
条10を巻き付かせつつ、これら両成分に施撚を
して複合糸を得るものである。ここで、施撚機構
としては、リング精紡機もしくはリング撚糸機を
用いることができる。施撚は実ヨリが必要であ
り、特にリング紡績法が最も好ましい。操作が容
易であることによる。
を示すものである。まず、粗糸1をガイド2を通
過させ、バツクローラ3,3′とフロントトツプ
ローラの小径部7aとフロントシヤフト8間で所
望のドラフトを与え、短繊維フリース5とする。
一方連続糸条10はフロントトツプローラの大径
部7bと第2のフロントトツプ9の把持部より送
り出す。そして前記短繊維糸条5の回りに連続糸
条10を巻き付かせつつ、これら両成分に施撚を
して複合糸を得るものである。ここで、施撚機構
としては、リング精紡機もしくはリング撚糸機を
用いることができる。施撚は実ヨリが必要であ
り、特にリング紡績法が最も好ましい。操作が容
易であることによる。
連続糸条の供給速度は、短繊維糸条の供給速度
より1.02〜2.0倍速い方が好ましい。こうするこ
とにより前記連続糸条は短繊維糸条に比べてオー
バーフイードされるので、短繊維糸条の回りに均
一に巻きつきつつ被覆される。連続糸条の供給倍
率が1.02未満では短繊維糸条の露見割合が高くな
り好ましくなく、また2.0倍を越える値では被覆
部の連続糸条がたるみを生じて好ましくない。も
つとも前記オーバーフイード率1.02〜2.0倍の範
囲は通常の生糸マルチフイラメント、ウーリー加
工糸、ブレリア加工糸、交絡糸、スチームジエツ
ト捲縮糸、紡績糸条の連続糸条の場合に適用でき
るものであり、連続糸条が極端に細デニール糸の
場合で、強撚状に巻回させる場合は5.0倍程度ま
で使用することができる。
より1.02〜2.0倍速い方が好ましい。こうするこ
とにより前記連続糸条は短繊維糸条に比べてオー
バーフイードされるので、短繊維糸条の回りに均
一に巻きつきつつ被覆される。連続糸条の供給倍
率が1.02未満では短繊維糸条の露見割合が高くな
り好ましくなく、また2.0倍を越える値では被覆
部の連続糸条がたるみを生じて好ましくない。も
つとも前記オーバーフイード率1.02〜2.0倍の範
囲は通常の生糸マルチフイラメント、ウーリー加
工糸、ブレリア加工糸、交絡糸、スチームジエツ
ト捲縮糸、紡績糸条の連続糸条の場合に適用でき
るものであり、連続糸条が極端に細デニール糸の
場合で、強撚状に巻回させる場合は5.0倍程度ま
で使用することができる。
第1図、第2図を用いて更に説明をすると、
4,4′はエプロン、6はコレクター、11は連
続糸条の張力調整装置、12はヤーンガイド、1
3は第2のフロントトツプローラ9の加圧装置、
17は複合糸、14はスネールガイド、15はト
ラベラガイド、16は巻取りボビンを示す。な
お、第2図においては、図面中央寄り側に連続糸
条を供給して両端側に短繊維束フリースを供給す
るニツプ機構を示しているが、具体的な装置の配
置構成については必ずしもこれに限定されず、図
示したものとは逆の図面中央寄り側に短繊維束フ
リースを供給して両端側に連続糸条を供給するよ
うなニツプ機構としてもよく、また一方、一対ず
つでなく、全ニツプ機構の左右関係が常に同じで
あるようにしてもよく、更に、単錘ずつ別個に独
立しているニツプ機構としてもよい。
4,4′はエプロン、6はコレクター、11は連
続糸条の張力調整装置、12はヤーンガイド、1
3は第2のフロントトツプローラ9の加圧装置、
17は複合糸、14はスネールガイド、15はト
ラベラガイド、16は巻取りボビンを示す。な
お、第2図においては、図面中央寄り側に連続糸
条を供給して両端側に短繊維束フリースを供給す
るニツプ機構を示しているが、具体的な装置の配
置構成については必ずしもこれに限定されず、図
示したものとは逆の図面中央寄り側に短繊維束フ
リースを供給して両端側に連続糸条を供給するよ
うなニツプ機構としてもよく、また一方、一対ず
つでなく、全ニツプ機構の左右関係が常に同じで
あるようにしてもよく、更に、単錘ずつ別個に独
立しているニツプ機構としてもよい。
更に本発明方法においては、連続糸条10と短
繊維束フリース5の合体点は、短繊維束フリース
のニツプ点より3〜20mm程度が好ましい。この程
度であれば被覆性は向上する。また前記フロント
トツプローラの小径部7aと大径部7bの円周比
は、大径部の方が小径部より2〜100%大きい方
が好ましい。また小径部7a、大径部7b各々の
ローラ幅は少なくとも5mm以上ある方がよい。こ
れは糸道が少々ずれてもニツプ点からはずれにく
くなるためである。
繊維束フリース5の合体点は、短繊維束フリース
のニツプ点より3〜20mm程度が好ましい。この程
度であれば被覆性は向上する。また前記フロント
トツプローラの小径部7aと大径部7bの円周比
は、大径部の方が小径部より2〜100%大きい方
が好ましい。また小径部7a、大径部7b各々の
ローラ幅は少なくとも5mm以上ある方がよい。こ
れは糸道が少々ずれてもニツプ点からはずれにく
くなるためである。
本発明は通常のネン糸機や意匠ネン糸機への適
用が可能である。
用が可能である。
またウーリー糸とかポリウレタン糸等の弾性を
有する糸を連続糸条として用いるときは、緊張
し、伸長させつつ供給することもできる。
有する糸を連続糸条として用いるときは、緊張
し、伸長させつつ供給することもできる。
また芯成分に制電性、吸水性等の特異な機能性
を有する繊維を用いてもよく、かかる場合は特異
な機能性を有する複合糸が得られる。
を有する繊維を用いてもよく、かかる場合は特異
な機能性を有する複合糸が得られる。
更に、本発明の原理を利用すると2層糸以上の
多層糸、例えば段付ローラの段を3段にすると、
3層構造糸、4段にすると4層構造糸が得られ
る。
多層糸、例えば段付ローラの段を3段にすると、
3層構造糸、4段にすると4層構造糸が得られ
る。
本発明の複合糸は連続糸条と短繊維成分が一体
に実撚で撚合わされており、しかも断面形状は略
円形で、糸側面もストレート状であるので、棒糸
として汎用性を有する。すなわち染色ムラ+太さ
ムラ、凹凸ムラがなく均一に一体化されているこ
とによる。また連続糸条の風合の良さと、短繊維
紡績糸の風合の良さも兼備しており、従来にはな
かつた新しい用途への応用展開が可能となつた。
また糸強度が向上する他、短繊維成分の毛羽伏せ
効果も有し、摩擦性に優れた複合糸とすることも
できる。
に実撚で撚合わされており、しかも断面形状は略
円形で、糸側面もストレート状であるので、棒糸
として汎用性を有する。すなわち染色ムラ+太さ
ムラ、凹凸ムラがなく均一に一体化されているこ
とによる。また連続糸条の風合の良さと、短繊維
紡績糸の風合の良さも兼備しており、従来にはな
かつた新しい用途への応用展開が可能となつた。
また糸強度が向上する他、短繊維成分の毛羽伏せ
効果も有し、摩擦性に優れた複合糸とすることも
できる。
次に本発明方法は、ドラフトゾーンの最終ニツ
プ点直後において連続糸条と短繊維成分とを合体
かつ撚合せするので、両成分に無理な力がかから
ず、安定して一体複合化ができる。また装置は安
価で、生産効率もよく、コストを安く作ることが
できる。
プ点直後において連続糸条と短繊維成分とを合体
かつ撚合せするので、両成分に無理な力がかから
ず、安定して一体複合化ができる。また装置は安
価で、生産効率もよく、コストを安く作ることが
できる。
次に実施例を用いて本発明を説明する。
実施例中、VAは短繊維の供給速度を、VBは連
続糸条の供給速度を示す。
続糸条の供給速度を示す。
また、本発明において、連続糸条の被覆率は下
記のようにして求めるものである。
記のようにして求めるものである。
すなわち、第7図に示した糸側面モデル図にお
いて、連続糸条10の露見部分ABCD、短繊維成
分5の露見部分CDEFとして、該ABCD部分の面
積とCDEF部分の面積を求めて、次式、連続糸条
の被覆率={(面積ABCD)/(面積ABCD+
CDEF)}×100(%)より求めるものである。な
お、上記の算出を行なうに当つては、糸側面を拡
大写真に撮影し、少なくとも20ターンの捲回をし
ている糸長さ分について面積を求めて被覆率を算
出し、それを5回行なつて(N数:5)、その平
均値を求めるものである。
いて、連続糸条10の露見部分ABCD、短繊維成
分5の露見部分CDEFとして、該ABCD部分の面
積とCDEF部分の面積を求めて、次式、連続糸条
の被覆率={(面積ABCD)/(面積ABCD+
CDEF)}×100(%)より求めるものである。な
お、上記の算出を行なうに当つては、糸側面を拡
大写真に撮影し、少なくとも20ターンの捲回をし
ている糸長さ分について面積を求めて被覆率を算
出し、それを5回行なつて(N数:5)、その平
均値を求めるものである。
実施例 1
ポリエチレンテレフタレート(以下ポリエステ
ルと略す。)からなる150D−48filのウーリー糸と
ポリエステルステープル3d×89mmV(V:バリ
アブルカツト)を用い第1図、第2図のプロセス
で、VA=0.93VBで合体しNm=30(Nm:メート
ル番手)を紡出した。ヨリ係数をK=65〔T=K
√,T:ヨリ数(T/m),K:ヨリ係数、
Nm:メートル番手〕とした。なお、フイラメン
トと短繊維の混率はそれぞれ66.7%,33.3%であ
つた。
ルと略す。)からなる150D−48filのウーリー糸と
ポリエステルステープル3d×89mmV(V:バリ
アブルカツト)を用い第1図、第2図のプロセス
で、VA=0.93VBで合体しNm=30(Nm:メート
ル番手)を紡出した。ヨリ係数をK=65〔T=K
√,T:ヨリ数(T/m),K:ヨリ係数、
Nm:メートル番手〕とした。なお、フイラメン
トと短繊維の混率はそれぞれ66.7%,33.3%であ
つた。
この単糸を双糸加工(ヨリ方向はTヨリの逆方
向でヨリ数はTヨリ数の95%)し4/2〓ツイルの
織物を得た。該織物は原綿強度5.2g/dを使つ
たにもかかわらず、抗ピル性(ICI法10hrで5−
4級)に優れ表面品位良好にして腰、張り、ボリ
ユームに富み、しかも適度の伸縮性を有するウー
ルライク風合と加工糸のもつシヤリ味が表現され
た麻ライク風合がミツクスした製品となつた。
向でヨリ数はTヨリ数の95%)し4/2〓ツイルの
織物を得た。該織物は原綿強度5.2g/dを使つ
たにもかかわらず、抗ピル性(ICI法10hrで5−
4級)に優れ表面品位良好にして腰、張り、ボリ
ユームに富み、しかも適度の伸縮性を有するウー
ルライク風合と加工糸のもつシヤリ味が表現され
た麻ライク風合がミツクスした製品となつた。
なお本実施例の複合糸はフイラメント糸の方が
短繊維成分より1.075倍長かつた。また、この複
合糸における連続糸条の被覆率は97%であつた。
短繊維成分より1.075倍長かつた。また、この複
合糸における連続糸条の被覆率は97%であつた。
実施例 2
フイラメント成分:150D,30filポリエステル
ウーリ糸(53.3%) 短繊維成分:(1)分散可染型抗ピルポリエステル原
綿3d×76mm(23.35%) (2)常圧カチオン可染型抗ピルポリエ
ステル原綿4d×76mm(23.35%) の2成分を用い、第1図、第2図のプロセスを用
いてVA=0.95VBの速度関係で供給しNm=1/32
の複合糸を得た。またヨリ条件はK=70とした。
この複合糸を双糸加工(Tヨリ方向の逆方向でヨ
リ数はTヨリ数の100%)して2/2〓のツイルを得
た。製品品位は秋冬用厚地織物として優れてお
り、しかもカチオン染料で染色したことにより緻
密な霜降となつた。また抗ピル性もICI法、10hr
で5級ときわめて良好であつた。ウオツシユアン
ドウエア性にも優れ、腰、張り、保温性に富みし
かもシヤリ感を有する製品となつた。なお本実施
例の複合糸はフイラメント糸の方が短繊維成分よ
り1.053倍長かつた。また、この複合糸における
連続糸条の被覆率は94%であつた。
ウーリ糸(53.3%) 短繊維成分:(1)分散可染型抗ピルポリエステル原
綿3d×76mm(23.35%) (2)常圧カチオン可染型抗ピルポリエ
ステル原綿4d×76mm(23.35%) の2成分を用い、第1図、第2図のプロセスを用
いてVA=0.95VBの速度関係で供給しNm=1/32
の複合糸を得た。またヨリ条件はK=70とした。
この複合糸を双糸加工(Tヨリ方向の逆方向でヨ
リ数はTヨリ数の100%)して2/2〓のツイルを得
た。製品品位は秋冬用厚地織物として優れてお
り、しかもカチオン染料で染色したことにより緻
密な霜降となつた。また抗ピル性もICI法、10hr
で5級ときわめて良好であつた。ウオツシユアン
ドウエア性にも優れ、腰、張り、保温性に富みし
かもシヤリ感を有する製品となつた。なお本実施
例の複合糸はフイラメント糸の方が短繊維成分よ
り1.053倍長かつた。また、この複合糸における
連続糸条の被覆率は94%であつた。
実施例 3
ポリエチレンテレフタレート450D−30filのウ
ーリ糸と木綿のカードスライバからなる粗糸を用
い、第1図、第2図のプロセスを用いてVA=
0.93VBの速度関係で合体しNec=7S(Nec:英国
式綿番手)を紡出した。ヨリ条件はK=3.9〔T
=K√T:ヨリ数(T/inch)K:ヨリ係
数)とした。
ーリ糸と木綿のカードスライバからなる粗糸を用
い、第1図、第2図のプロセスを用いてVA=
0.93VBの速度関係で合体しNec=7S(Nec:英国
式綿番手)を紡出した。ヨリ条件はK=3.9〔T
=K√T:ヨリ数(T/inch)K:ヨリ係
数)とした。
紡出糸の混紡率はフイラメント成分59.0%、短
繊維成分41.0%であつた。本実施例で得た糸条を
1/2〓ツイルのデニムを作成した。得られた製品
は綿100%の風合を呈し、かつ適度な伸縮性を有
したデニムであつた。本実施例の複合糸はフイラ
メント糸の方が短繊維糸条より1.075倍長かつ
た。また、この複合糸における連続糸条の被覆率
は96%であつた。
繊維成分41.0%であつた。本実施例で得た糸条を
1/2〓ツイルのデニムを作成した。得られた製品
は綿100%の風合を呈し、かつ適度な伸縮性を有
したデニムであつた。本実施例の複合糸はフイラ
メント糸の方が短繊維糸条より1.075倍長かつ
た。また、この複合糸における連続糸条の被覆率
は96%であつた。
比較実施例
第1図、第2図の装置において、段付ローラを
使用せず、単一の円周を有するフロントトツプロ
ーラに短繊維フリースとフイラメント糸を供給し
た以外は実施例1と同条件で複合糸を得た。従つ
てフイラメント糸と短繊維成分の供給速度差はな
くして等長で実撚したものである。
使用せず、単一の円周を有するフロントトツプロ
ーラに短繊維フリースとフイラメント糸を供給し
た以外は実施例1と同条件で複合糸を得た。従つ
てフイラメント糸と短繊維成分の供給速度差はな
くして等長で実撚したものである。
得られた複合糸は第5図、第6図に示すとおり
であり、フイラメント糸が短繊維成分を締めつけ
た形状となり、外観は凹凸となつた。この程度で
あると染色後ムラが目立ち、品質的には本発明品
に比べ相当劣るものであつた。なお、この複合糸
における連続糸条の被覆率は74%であつた。
であり、フイラメント糸が短繊維成分を締めつけ
た形状となり、外観は凹凸となつた。この程度で
あると染色後ムラが目立ち、品質的には本発明品
に比べ相当劣るものであつた。なお、この複合糸
における連続糸条の被覆率は74%であつた。
第1図は本発明を実施する場合の1実施態様を
示す側面図、第2図は第1図の合体部における正
面図、第3図は本発明で得た複合糸の横断面モデ
ル拡大図、第4図は第3図の側面モデル拡大図で
ある。第5図は従来のコアスパン糸の断面モデル
拡大図である。第6図は従来のコアスパン糸の側
面モデル拡大図を示す。第7図は連続糸条の被覆
率の算出方法を説明するためのものであり、糸側
面を表わすモデル図である。 1:粗糸、5:短繊維成分、7a:フロントト
ツプローラの小径部、7b:フロントトツプロー
ラの大径部、8:フロントボトムシヤフト、9:
第2のフロントトツプローラ、10:連続糸条、
11:張力装置、13:加圧装置、15:トラベ
ラ、17:複合糸。
示す側面図、第2図は第1図の合体部における正
面図、第3図は本発明で得た複合糸の横断面モデ
ル拡大図、第4図は第3図の側面モデル拡大図で
ある。第5図は従来のコアスパン糸の断面モデル
拡大図である。第6図は従来のコアスパン糸の側
面モデル拡大図を示す。第7図は連続糸条の被覆
率の算出方法を説明するためのものであり、糸側
面を表わすモデル図である。 1:粗糸、5:短繊維成分、7a:フロントト
ツプローラの小径部、7b:フロントトツプロー
ラの大径部、8:フロントボトムシヤフト、9:
第2のフロントトツプローラ、10:連続糸条、
11:張力装置、13:加圧装置、15:トラベ
ラ、17:複合糸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 連続糸条成分と短繊維成分とからなる複合糸
において、 A 該複合糸の中心部には短繊維成分、外層部に
は連続糸条が配置し、 B 少なくとも外層部の連続糸条は短繊維成分の
回りに実撚一体化状態に捲回し、しかも該複合
糸を解撚したとき、複合糸の単位長さ当りにお
いて連続糸条の方が短繊維成分の長さより1.02
〜2.0倍長く、 C 外層部を構成する連続糸条の被覆率が80%以
上であり、 D 複合糸全体としては断面形状が略円形でかつ
糸側面の形状がストレート状であることを特徴
とする複合糸。 2 連続糸条がフイラメントであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の複合糸。 3 連続糸条成分と短繊維成分とからなる複合糸
を製造するに際し、ドラフト機構を有する精紡機
のフロントトツプローラを段付ローラとせしめ、
該段付ローラの小径部とフロントボトムシヤフト
からドラフトされた短繊維束を紡出させ、一方前
記段付ローラの大径部と第2のトツプローラから
連続糸条を送り出し、両者を合体させ、短繊維成
分の回りに連続糸条を巻きつかせつつ施撚するこ
とを特徴とする複合糸の製造方法。 4 精紡機がリング紡績機であることを特徴とす
る特許請求の範囲第3項記載の複合糸の製造方
法。 5 連続糸条の供給速度を、短繊維成分の供給速
度より1.02〜2.0倍速くすることを特徴とする特
許請求の範囲第3項記載の複合糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20510381A JPS58109649A (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 複合系およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20510381A JPS58109649A (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 複合系およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58109649A JPS58109649A (ja) | 1983-06-30 |
| JPS6220292B2 true JPS6220292B2 (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=16501461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20510381A Granted JPS58109649A (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 複合系およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58109649A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61187383U (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-21 | ||
| JP5701275B2 (ja) * | 2012-11-26 | 2015-04-15 | 日本毛織株式会社 | 長短複合紡績糸及びその製造方法並びにこれを用いた布帛と衣料用繊維製品 |
| JP5964776B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-08-03 | 日本毛織株式会社 | 衣料用編地 |
-
1981
- 1981-12-21 JP JP20510381A patent/JPS58109649A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58109649A (ja) | 1983-06-30 |
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